JPH0815770B2 - 板ガラス/突板裏打シート/板ガラス積層品、板ガラス/両面突板貼りシート/板ガラス積層品及び板ガラス/突板裏打シート/基材積層品 - Google Patents

板ガラス/突板裏打シート/板ガラス積層品、板ガラス/両面突板貼りシート/板ガラス積層品及び板ガラス/突板裏打シート/基材積層品

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JPH0815770B2
JPH0815770B2 JP5187493A JP18749393A JPH0815770B2 JP H0815770 B2 JPH0815770 B2 JP H0815770B2 JP 5187493 A JP5187493 A JP 5187493A JP 18749393 A JP18749393 A JP 18749393A JP H0815770 B2 JPH0815770 B2 JP H0815770B2
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寛 三俣
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な化粧材であり、
家具調度品や事務用品として有用な板ガラス/突板裏打
シート/板ガラス積層品、板ガラス/両面突板貼りシー
ト/板ガラス積層品及び板ガラス/突板裏打シート/基
材積層品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より表裏面が透明な化粧材として、
例えば図6に示すような、銘木の突板14(化粧単板)
を例えばアクリル樹脂製の透明シート13の内部に埋設
した化粧材12が開発、利用されている。しかし、この
種の化粧材12は、一般に樹脂の性質上、表裏面の光沢
や艶に欠ける他、光や熱に対して劣化し易く、耐候性や
耐熱性等が不十分であるという欠点を有していた。ま
た、この化粧材12は、従来より、所定厚の突板14を
浅底容器内の溶融樹脂の中へ埋め入れ、その後樹脂を固
化させる方法により通常製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この製法で
は、突板14が化粧材12の表裏面15a,15bに対
して完全に平行に位置するように化粧材12を作ること
が極めて困難であり、その上製造工程において突板14
の埋入れ時空気が溶融樹脂中にまきこまれ易く、この結
果気泡16がそのまま残ったまま樹脂が固化し、気泡欠
陥のある化粧材製品が得られることが多かった。化粧材
中に気泡が残存することは、化粧材の意匠的価値を著し
く低くならしめるだけでなく、その耐久性にも悪影響を
与える。
【0004】また、突板貼り化粧板の高級仕上げのため
の表面塗装としてポリウレタン樹脂やポリエステル樹脂
での塗装が行なわれている。この塗装は、溶融樹脂を該
化粧板表面上で固化させて、樹脂層を積層することによ
りなされる。しかし、樹脂はその性質上光沢や艶に欠け
るため、得られた化粧板は突板表面の木理を鮮明に視認
することができるものではなかった。また樹脂は、光や
熱に対して劣化しやすい欠点も有する。さらに、この樹
脂層を一様の厚さに及び表面を滑らかに積層することは
非常に困難である。これは樹脂層の厚さが増すにつれ、
さらに困難となる。
【0005】一方、家具調度品の中にはガラス板を調度
品表面の突板の上に重ね置いたものが従来より製造、販
売されている。しかし、このような家具調度品は、ガラ
ス板と突板が密着しておらず、ガラス板を通じて突板表
面の木理を必ずしも鮮明に視認することができるもので
はなかった。
【0006】また、一般にガラス板と突板との密着を図
るには、接着剤を両者の間に介在させてそれらを圧着す
ることが考えられる。しかしながら、突板は本来微視的
には多孔質で空気含有量の多いものであるため、これを
ただ単にガラス板と重ね圧着して一の積層体にすると、
突板内部の空気が不十分にしか抜け出ず、気泡がガラス
板と突板との間に残存する場合がある。かかる気泡の残
存は、上記積層体の意匠的価値を低下せしめるだけでな
く、加熱されたときガラス板と突板との剥離が起きる
等、耐久性の点においても問題を与える。とりわけ、突
板の両側についてガラス板を積層した場合には、気泡の
残存が顕著となり、上記の問題がより重大となる。
【0007】また、ガラス板と突板の密着のために液状
接着剤を使用した場合には、それは多量の溶剤を含むも
のであるため、長期間の後、白化の現象、即ち溶剤が揮
発してガラス板を曇らせ突板の木理が白く濁ったように
見えるという現象が起きることが多く、意匠的価値の経
時的な低下という面が問題となる。その上、溶剤の残存
はガラス板と突板との剥離を促し、耐久性を悪化ならし
める。
【0008】さらに、突板は、一般に着色することによ
り高級化が図られる。しかし、突板は天然木の非常に薄
いシート材であるため、これ自体に直接着色することに
は相当の困難を伴う。
【0009】本発明は、上記の実情を考慮してなされた
もので、その第一の目的は、上記した従来の種々の問題
点を解消し、突板の木理をより鮮明に視認することがで
き、かつ、気泡の発生が無くまた溶剤の残存が実質上無
く白化が起きない等、意匠的価値が高くしかもその価値
を経時的に維持でき、また耐久性、耐候性にも優れ、さ
らに着色の容易な突板を表裏面に対して平行に配置でき
るところの板ガラス/突板裏打シート/板ガラス積層品
を提供することにある。
【0010】また、本発明の第二の目的は、上記と同様
の特性を有し、しかも両面より突板の木理を著しく鮮明
に視認することが可能な板ガラス/両面突板貼りシート
/板ガラス積層品を提供することにある。
【0011】さらに、本発明の第三の目的は、突板の木
理を著しく鮮明に視認することができかつ突板に対して
平行な表面を有する等、上記の積層品の場合と同様の特
性を有し、従来品に無い特有の格調を有する板ガラス/
突板裏打シート/基材積層品を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による板ガラス/
突板裏打シート/板ガラス積層品は、2枚の板ガラス
を、突板に裏打材が貼着されてなる突板裏打シートの表
裏両側に夫々接着性フィルムを介して配置し、積層成形
してなることを特徴とする新規な化粧材である。
【0013】また、本発明による板ガラス/両面突板貼
りシート/板ガラス積層品は、2枚の板ガラスを、2枚
の突板が基布の両面側に貼り合わせ成形してなる両面突
板貼りシートの両側に夫々接着性フィルムを介して配置
し、積層成形してなることを特徴とする新規な化粧材で
ある。
【0014】さらに、本発明による板ガラス/突板裏打
シート/基材積層品は、板ガラスを、突板に裏打材が貼
着されてなる突板裏打シートの突板面側に接着性フィル
ムを介して配置するとともに、基材を前記突板裏打シー
トの裏打材面側に接着性フィルムまたは液状接着剤を介
して配置し、積層成形してなることを特徴とする新規な
化粧材である。
【0015】本発明で用いる板ガラスは、均一の厚さを
有し表面及び裏面が平行に保たれた板状のガラスであれ
ばよく、従来より使用されている普通板ガラス、強化板
ガラス、及び磨き板ガラス等を本発明に適用することが
できる。また、板ガラスは、0.5ないし10mm厚のも
のが適当である。また、板ガラスは、接着性フィルムと
の接着性を経時的に良好に保つために、積層前に予め適
当なプライマーで処理したものを適用するとよい。プラ
イマーは、透明性が高くかつ密着性が良好なもの程より
好ましい。
【0016】また、本発明においては、突板に裏打材が
貼着されてなる突板裏打シートが利用される。突板自体
を採用すると、板ガラスとの積層品の製造過程において
熱圧締の際、突板の破損が生じ、商品価値を失うからで
ある。すなわち、板ガラスと突板との高い密着状態を作
り出すためには、接着剤が突板の内部に十分に浸透し、
突板内部の気泡を系外に除去する必要があり、このため
には、積層一体化のための熱圧締を下記に述べるような
相当強い圧力、温度条件の下で行なう必要がある。しか
しながら、かかる条件の下では、突板は、何ら紙等で裏
打ちされていないと、軟化した使用接着剤の流動しよう
とする圧力によって、いくつかの細片に分割されてしま
うという破損欠陥が頻繁に起きることとなる。その上、
突板裏打シートは突板自体と比較して、取り扱い時の突
板の破損の防止並びに突板のあばれ(波打ち現象)防止
の面でも有利である。そこで、本発明では、突板自体を
採用せず、これに裏打材を貼着した突板裏打シートを使
用するとしたのである。突板及び裏打材としては、従来
よりの慣用のものでよい。具体的には、突板は各種の天
然銘木、例えば、檜、楢、楠、欅、栃の木、キハダ、シ
オジ、タブノキ、アカダモ等の国産材、チーク、ローズ
ウッド、マホガニー、バーズアイメープル、ウォールナ
ット、ゼブラウッド、コクタン、アボディラ、ダオ、サ
テンウッド、ブラジリアンローズ等の輸入材を、例えば
0.1ないし0.6mm厚程度に一定厚に切削したもの
が利用される。使用突板は、含水率が約12%以下のも
のが好ましく、板厚が厚いもの程低含水である方がより
望ましい。また、裏打材料には、例えば不織布、和紙、
クラフト紙、樹脂含浸紙、布、フェルト、植毛、プラス
チック等のシート状物であり、これらのうち透明なもの
がより好ましい。裏打材は、材質、目的によって異なる
が、通常秤量20ないし200g/m程度のものが用
いられる。突板と裏打材の接着は、熱硬化性または熱可
塑性接着剤を用いてホットプレス法により行なわれる
が、接着剤は透明なものが好ましい。
【0017】また、本発明においては、2枚の突板が基
布の両面側に貼り合わせ成形してなる両面突板貼りシー
トが使用される。両面突板貼りシートは、普通、2枚の
突板の間に接着性フィルムや予め接着剤を両面に塗付し
た基布を配置し、ホットプレス法により成形することに
より、製造される。基布には例えば紙、不織布、布、プ
ラスチックフィルム等がある。また突板としては上記の
ものが用いられる。
【0018】前記の突板裏打シートまたは両面突板貼り
シートの利用により、突板のあばれ(波打ち現象)の抑
止及び取り扱い時の突板破損の防止が図られる。また、
突板に対して着色を施す場合、突板裏打シートまたは両
面突板貼りシートの形であればロールコータ等へ容易に
通すことができる。
【0019】本発明に用いる基材は、特に限定されない
が例えば木質系の普通合板、ファイバーボードやパーテ
ィクルボードのような特殊合板、金属板またはプラスチ
ック板等が挙げられる。
【0020】さらに、本発明に用いる接着性フィルム
は、成形により突板裏打シートまたは両面突板貼りシー
トと板ガラスまたは基材とを接着せしめる能力を有する
材料であればよく、突板裏打シートと基材との接着には
透明のものを使用する必要はないが、それ以外の接着に
は透明のものを使用する。接着性フィルムの材質として
は、例えば、透明なものではポリオレフィン、アイオノ
マー、ナイロン−12等が、不透明なものではフェノー
ル樹脂等が挙げられる。また、該フィルムの厚さは、突
板の種類やフィルムの接着能等によって異なるが、約3
0〜160μであるのが好ましい。本発明において特に
好ましい接着性フィルムとしては、ポリオレフィン、ア
イオノマーおよびナイロン−12系接着性フィルムより
なる群から選択される。この群の接着性フィルムを使用
すると、プレス成形において接着剤が突板の内部に十分
に浸透して突板内部の気泡を系外に排除し、これによ
り、板ガラスと突板裏打シートとを密着せしめることが
でき、従って、かかる密着によって、上記積層品につい
て板ガラスを通して内部の突板の木理意匠を大変鮮明で
かつ深み(重厚感)のあるものとして視認できるものと
することができる。かかる意匠は、単に板ガラスを突板
の上に載せ重ねたものでは到底得られないものである。
しかるに、かかる群以外の接着剤を使用しても、得られ
る積層品は、内部の突板の木理意匠を鮮明で深み(重厚
感)のあるものとして視認することができるものとはな
らない。一般に、ゴム系接着剤等の従来の木材用接着剤
を使用した場合には、接着剤が突板の内部に不十分にし
か浸透せず、熱圧締の過程を経ても突板内部の空気の排
除が不完全であるため、得られる積層品は、突板の木理
がぼやけて見え、ただ単に板ガラスを突板の上に載せた
だけの状態であるかのごとき意匠としかならない。
【0021】本発明の板ガラス/突板裏打シート/板ガ
ラス積層品、板ガラス/両面突板貼りシート/板ガラス
積層品及び板ガラス、突板積層品は、夫々プレス圧力を
成形中一定に維持したまま、ホットプレス成形を行ない
続いてコールドプレス成形を行なう方法、いわばホット
・コールド平プレス法により確実に製造することができ
る。
【0022】突板裏打シート並びに両面突板貼りシート
を利用しそしてこれらシートと板ガラスとの積層体をプ
レス圧締により接着一体化する製法を採用することによ
り、板ガラスの割れや突板の破損等の不都合が起きるこ
となく、本発明の積層品を製造できる。その上、これら
シートの利用により、例えば長さ2000〜3000m
m、幅500〜2000mmの大面積積層品を製造できる
という利点がある。
【0023】また、本発明の板ガラス/突板裏打シート
/基材積層品は、前記の板ガラス/突板積層品と基材と
をコールドプレス成形を行なう方法及び突板裏打シート
と基材とをホットプレス成形またはコールドプレス成形
し予め突板/基材積層品を製造し、次に板ガラスと突板
/基材積層品とをホットプレス成形を行なう方法がある
が、前者の方法が積層品の反りが発生しにくく、板ガラ
スへの残留応力も少ないため好ましい。
【0024】
【作用】板ガラスは、アクリル樹脂等と比較して、透明
性および光の反射特性に関して格段に優れている。本発
明の積層品は、この板ガラスと突板裏打シート等とを接
着性フィルムの採用により密着させたもの(接着剤が突
板の内部に十分に浸透することにより突板内部の気泡を
系外に排除したもの)であり、ガラスの光学的性質によ
り突板の木理(板目、柾目等)を一層明瞭にかつ鮮明に
映し出すことができ、よって、従来の類似化粧材には全
く無い特有の木目調及び色調を看者に与える。即ち、内
部の突板の木理意匠を、単に板ガラスを突板の上に載せ
重ねた物品では到底得られないところの大変鮮明でかつ
深み(重厚感)のある意匠として視認することができる
ものである。
【0025】その上、本発明では、板ガラス及び突板裏
打シートの他に接着性フィルムを利用したことにより、
即ち全て均一厚の材料を使用したことにより、突板裏打
シートが積層品の表面とも裏面とも夫々平行になり、従
って一定厚の平行積層品が得られる。
【0026】しかも、接着性フィルムの表面の平滑さ故
に、圧着成形の際、空気が該フィルムと突板または板ガ
ラスとの間に殆ど残存せず、たとえ残存しても容易に外
方へ追い出され、よって残存気泡の発生が無い。この点
は、一般の液状接着剤を使用した場合には接着剤表面の
凹凸によっては気泡の残存が起きる場合があることとは
対照的に異なる。従って、意匠的価値が大変高い積層品
が得られ、また、気泡の存在によって積層品の圧着強度
が低下し、耐久性が悪くなることも無い。
【0027】その上、接着性フィルムは、一般の液状接
着剤とは異なり、溶剤を実質的に含有していない材料で
あるので、本発明の積層品は、製作後長期間経過して
も、白化の現象が起きず、意匠的価値が経時的にも維持
されうる。また、本積層品は、残存溶剤による耐久性の
低下も起きない。
【0028】また、本発明の積層品で、突板裏打シート
を使用したことにより、突板単位の外観的な欠点例えば
割れ、抜け節等の補修が可能となる。すなわち、割れの
場合は、割れた部分をつなぎ合せて裏打材料に接着する
ことにより補修ができ、また抜け節の場合は、パテを埋
めることにより補修ができる。また突板裏打シートはロ
ールコータに容易に通すことができ、突板を着色するこ
とが可能となり、突板の高級化を図ることができる。
【0029】また、本発明の積層品で、両面突板貼りシ
ートを使用したことにより、突板裏打シートと同様に突
板の補修及び突板に対する着色が可能である。さらにこ
れを用いた板ガラス/両面突板貼りシート/板ガラス積
層品は、その両面より突板の木理を著しく鮮明に視認す
ることを可能とする。
【0030】さらに本発明の積層品で両外面を板ガラス
としたことにより、端部の周囲をシールすることがで
き、このシールにより水分や酸素を完全に遮断できる。
このため水分の移動による突板の割れ等による劣化や酸
素供給による変色を遅延させることを可能とする。
【0031】
【実施例】次に実施例において本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれに限定されない。
【0032】実施例1 図1に示す実施例1の積層品1は、2枚の板ガラス2,
2(2mm厚の普通板ガラス)を突板裏打シート3の両側
に夫々ポリアミド系接着性フィルム4,4(厚さ80
μ)を介して配置し積層成形されてなる。突板裏打シー
ト3は、突板として楠の0.25mm厚の単板を用い、こ
れを酢酸ビニル系接着剤の塗布した不織布(主原料パル
プ、ポリプロピレン繊維)にホットプレス成形〔プレス
温度110℃、プレス圧力8kg/cm2、およびプレス時間
2分の条件〕により貼着したものである。
【0033】次に、積層品1の製造過程を説明すると、
まず、各板ガラス2を洗浄して表面の油分やほこり等を
取り除き各接着面に予めシラン系のプライマーを塗布乾
燥する。次いで、突板裏打シート3の両側表面に夫々、
接着性フィルム4,4及び板ガラス2,2を順次重ね積
層し、次に、この積層体をホットプレス機内に収め、2
mm厚のペーパークッションを該積層体とプレス機の熱板
との間に差し込んで、プレス温度130℃、プレス圧力
7kg/cm2、プレス時間10分の条件で加熱圧縮し、続い
て、同じプレス圧力を維持して圧締したまま数分間冷却
し25℃まで下がった時点でプレス圧力を解除し、その
後、成形された積層品1を取り出す。
【0034】得られた積層品1は、仕上がりが大変良好
であり、楠の木目、節理を鮮明に視認することができ、
従来のポリウレタン樹脂やポリエステル樹脂を突板の表
面に被覆した化粧材では得られない、深みのある重厚な
格調を有する製品であった。その上積層品1の厚さは均
一でありしかも突板裏打シート3は積層品の表裏面と平
行に保たれていた。また、積層品1では、製作時におい
て気泡の残存が確認されず、しかも、長期間の使用の後
も、残存溶剤の揮発によるところの白化の現象が起き
ず、さらに、板ガラス2と突板裏打シート3との剥離も
起きなかった。その上、積層品1においては、突板裏打
シート3の採用により、積層一体化のための熱圧締の過
程において、突板が細かく割れてしまうような破損の事
態が起きない。
【0035】参考例1 図2に示す参考例1の積層品5は、接着性フィルム4,
4の代わりに液状接着剤6,6(アクリル系エマルジョ
ン接着剤)が適用されたものである点を除き、実施例1
と同様の層構成をなす板ガラス/突板裏打シート/板ガ
ラス積層品である。
【0036】この積層品5は、まず清浄にした板ガラス
2の表面に、液状接着剤6(アクリル系エマルジョン接
着剤、粘度2200cp(30℃)、固形分50%)を湿
潤坪量140g/m2(乾燥坪量70g/m2)の塗布量にて均
一に吹付塗布し、続いて2枚の該板ガラス2,2を突板
裏打シート3の両側に重ね積層し、次に、この積層体を
ホットプレス機内にペーパークッションと共に収め、ホ
ット・コールドプレス成形し、具体的にはプレス温度1
25℃、プレス圧力8kg/cm2、プレス時間8分の条件で
加熱圧縮し、続いて同じプレス圧力で圧締を60℃に冷
却されるまで続け、その後プレス圧力を解除し、成形さ
れた積層品1を取り出すことにより、製作される。接着
剤6は、低粘度でかつ流動性に富むものが好ましく、ま
たその塗布量は固形分で30〜150g/m2であるとよ
い。
【0037】接着剤を大変均一に塗布することができた
場合においてのみ、積層品中の残存気泡の発生を無くす
ことができ、参考例の積層品5は、残存気泡の存在がと
きどき認められる点を除き、実施例1のものと同等の仕
上がり具合および美観を有するものであった。
【0038】実施例2 図3に示す実施例2の積層品7は、突板裏打シート3の
代わりに両面突板貼りシート8を配置したことを除き、
実施例1と同様の層構成をなす板ガラス/両面突板貼り
シート/板ガラス積層品である。この両面突板貼りシー
ト8は、簿葉紙(坪量30g/m2)の両面に酢酸ビニル系
接着剤を塗布し、この両側に突板としての楠の0.25
mm厚単位を配置しホットプレス成形〔プレス温度110
℃、プレス圧力8kg/cm2、及びプレス時間2分の条件〕
により貼着したものである。積層品7の製造のためのプ
レス成形の条件は実施例1と同じである。
【0039】得られた積層品7は、実施例1のものと同
様に、仕上がりが良好で、気泡の発生もなく、また経時
的に白化が起きず、さらに積層品全体が均一の厚さを有
していた。しかもこの積層品7は、その両面より突板の
木理を大変鮮明に視認することができるもので、利用範
囲がより広い化粧材である。
【0040】参考例2 図4に示す参考例2の積層品9は、突板裏打シート3の
突板側表面に2mm厚の普通板ガラス2をポリアミド系の
接着フィルム4(厚さ80μ)を介して配置し積層成形し
たものである。突板裏打シート3は、0.25mm厚の楠
の突板を酢酸ビニル系接着剤を塗布した2mm厚のフェル
トにホットプレス成形〔プレス温度110℃、プレス圧
力8kg/cm2、及びプレス時間2分の条件〕により貼着し
たものである。積層品9の製造のためのプレス成形の条
件は実施例1と同じである。
【0041】得られた積層品9は、実施例1のものと同
様に、仕上がりが良好で、突板の木理を大変鮮明に視認
することができ、従来化粧材には無い深みのある重厚な
格調を有するものであった。気泡の発生やガラスの破損
等も全く生じていなかった。
【0042】実施例3 図5に示す実施例3の積層品10は、2mm厚の普通板ガ
ラス2を突板裏打シート3の突板側に接着性フィルム4
を介して配置し、そして9mm厚の普通合板の基材11を
該突板裏打シート3の裏打材側に水性高分子−イソシア
ネート系の液状接着剤6を介して配置し、積層成形した
ものである。
【0043】この製造方法を説明すると、基材11の片
面に液状接着剤6を塗布し、その上に実施例4で得た板
ガラス/突板裏打シート積層品9を載せ、この積層体を
プレス機内に収め、2mm厚のペーパークッションを該積
層体とプレス機の熱板との間に差し込んで、プレス温度
常温、プレス圧力5kg/cm2、プレス時間30分の条件で
コールドプレスする。
【0044】このように得られた積層品10は、仕上が
りが良好であり、積層品9の突板の木理の鮮明さを失っ
ておらず、気泡の発生やガラスの破損及び基材の破損も
全く生じていなかった。
【0045】試験例 −試験の目的− 表面割れに対する耐性に関して、本発明の板ガラス/突
板裏打シート積層品と従来の突板貼り化粧板を比較す
る。 −試験材料− 以下の板ガラス/突板裏打シート積層品Aと突板貼り化
粧板Bとを製作し、本試験に供することとした。 a)板ガラス/突板裏打シート積層品A 1)構成 板ガラス/接着性フィルム/突板裏打シートの積層構造
体である。 2)各要素の材質 板ガラス :2mm厚の汎用板ガラス 接着性フィルム:160μm厚さのナイロン−12系接
着性フィルム 突板裏打シート:0.2mm厚のゼブラウッド単板を
0.12mm厚のラテックス含浸紙により裏打ちしたも
の(ウレタン系熱硬化型接着剤 使用)。 3)製造法 板ガラス/接着性フィルム/突板裏打シートの積層体を
130℃、4kg/cm2、10分間の条件で熱圧締し、そし
て続いて室温にまで冷却されるまで同プレス圧力を維持
し、その後圧力を解除し、積層品をプレス機より取り出
す。 b)突板貼り化粧板B 1)構成 塗料被膜/突板/接着剤/和紙/接着剤/合板の積層構
造体である。 2)各要素の材質 塗料 :アミノアルキッド樹脂塗料 突板 :0.2mm厚のゼブラウッド単板 接着剤:アミノ架橋型合成ゴムラテックス熱硬化性接着
剤 合板 :3.7mm厚ラワン合板 3)製造法 まず、熱圧締により和紙/接着剤/合板の積層体を作
る。接着剤の塗布量は、8g/900cm2 であり、圧締
の条件は110℃×2分×6kg/cm2である。次に、熱圧
締により突板/接着剤/上記積層体の構成よりなる積層
体を作る。接着剤の塗布量は10g/900cm2 であ
る。圧締の条件は上記と同じである。そして、サンダー
により突板の表面を研磨した後、ロールコータを用いて
上記塗料の塗装を行なう。 −試験の方法− 板ガラス/突板裏打シート積層品Aと突板貼り化粧板B
とについて、表面割れの促進試験を以下の手順に従い行
なう。 試料を40℃の水中に2時間の間浸漬し、続いて試料
を40℃にて4時間の間乾燥する。 上記の過程を1サイクルとし、合計5サイクル繰り
返す。 −表面割れの評価− 促進試験後の試料の表面を10mm方眼の目に区分し、
次いで区分された各目内の発生した表面割れの数をそれ
ぞれ計測し、そして、各目当りの表面割れ数の平均値を
算出することにより、表面割れの発生頻度を評価するこ
ととした。尚、表面割れの数のカウントは、各目につい
てそれぞれ独立して行なった。 −試験の結果− 板ガラス/突板裏打シート積層品Aについては表面割れ
が全く認められず(表面割れ数の平均値:0)、かつ突
板の木理を試験前の積層品と劣ることなく鮮明に視認す
ることができた。一方、突板貼り化粧板Bについては表
面割れ数の平均値:7.89本であり、多数の表面割れ
の発生が認められた。 −結論− 本発明の積層品では、従来化粧板で重大な問題とされて
いる表面割れの欠陥が起きないという効果をも奏する。
【0046】
【発明の効果】本発明の板ガラス/突板裏打シート/板
ガラス積層品は、突板裏打シートを板ガラスで挟んでい
るために、従来の類似化粧材に比較して、突板の木理を
より一層鮮明に視認することができる。即ち、従来品
(単に板ガラスを突板の上に載せ重ねた製品を含む。)
には無い特有の格調や趣きを有する。しかも、かかる特
性は、板ガラスが光や熱に侵され難いため、持続する。
また、この積層品は、その端部の周囲をシールすること
ができ、このシールにより突板への水分及び酸素等が遮
断され、突板の劣化及び変色を大巾に遅延させることが
できる。さらに突板裏打シートの使用により、破損しや
すい突板の補修が可能となり、また突板に対する着色を
容易にした。さらに、本発明の積層品は突板貼り化粧板
とは異なり、表面割れの欠陥も生じないという効果をも
奏する。
【0047】本発明の板ガラス/両面突板貼りシート/
板ガラス積層品は、両面突板貼りシートを板ガラスで挟
んでいるために、積層品の両面より突板の木理を著しく
鮮明に視認することができ、この積層品の利用範囲は一
層広いものとなる。また、上記に述べた諸効果に関し
て、この積層品が上記の積層品と同様の性能を有するこ
とはいうまでもない。例えば、この積層品は、その端部
の周囲のシールにより突板の劣化及び変色を遅延させる
ことができ、両面突板貼りシートの使用により突板の補
修及び着色が可能になる。
【0048】本発明の板ガラス/突板裏打シート/基材
積層品は、基材上に板ガラス及び突板(または突板裏打
シート)を積層したものであるため、積層品の表面は滑
らかで突板に対して平行であり、突板の木理を著しく鮮
明に視認することができる。またこの特性は板ガラスが
光や熱に侵され難いため持続する。また、上記に述べた
諸効果に関して、この積層品が上記の積層品と同様の性
能を有することはいうまでもない。さらに、この積層品
は、予め板ガラス/突板積層品を製造し、しかる後に基
材に対し積層できる。このため、家具調度品や家屋の壁
等を基材とし、これに該板ガラス/突板積層品を積層成
形することにより、該基材が装飾された積層品を容易に
得ることができる。
【0049】さらに、以上3種の本発明の積層品は全
て、板ガラス、突板裏打シートおよび接着性フィルムを
用いたものとしたことにより、気泡の発生が無くまた溶
剤の残存が実質上無く白化が起きない等、意匠的価値が
高くしかもその価値を経時的に維持でき、また気泡、溶
剤による悪影響も起きないため耐久性、耐候性にも優れ
ており、さらに、製作時の突板の割れ等の不都合も起き
ないという優れた特徴を有する。その上、本発明の積層
品は着色の容易な突板を表裏面に対して平行に配置でき
るという利点をも有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の板ガラス/突板裏打シート
/板ガラス積層品を示す断面図である。
【図2】参考例1の板ガラス/突板裏打シート/板ガラ
ス積層品を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例2の板ガラス/両面突板貼りシ
ート/板ガラス積層品を示す断面図である。
【図4】参考例2の板ガラス/突板裏打シート積層品を
示す断面図である。
【図5】本発明の実施例3の板ガラス/突板裏打シート
/基材積層品を示す断面図である。
【図6】従来の化粧材を示す断面図である。
【符号の説明】
1,5 板ガラス/突板裏打シート/板ガラス積層品 2 板ガラス 3 突板裏打シート 4 接着性フィルム 6 液状接着剤 7 板ガラス/両面突板貼りシート/板ガラス積層品 8 両面突板貼りシート 9 板ガラス/突板裏打シート積層品 10 板ガラス/突板裏打シート/基材積層品 11 基材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の板ガラスを、突板に裏打材が貼着
    されてなる突板裏打シートの表裏両側に夫々接着性フィ
    ルムを介して配置し、積層成形してなることを特徴とす
    る板ガラス/突板裏打シート/板ガラス積層品。
  2. 【請求項2】 2枚の板ガラスを、2枚の突板が基布の
    両面側に貼り合わせ成形してなる両面突板貼りシートの
    両側に夫々接着性フィルムを介して配置し、積層成形し
    てなることを特徴とする板ガラス/両面突板貼りシート
    /板ガラス積層品。
  3. 【請求項3】 板ガラスを、突板に裏打材が貼着されて
    なる突板裏打シートの突板面側に接着性フィルムを介し
    て配置するとともに、基材を前記突板裏打シートの裏打
    材面側に接着性フィルムまたは液状接着剤を介して配置
    し、積層成形してなることを特徴とする板ガラス/突板
    裏打シート/基材積層品。
JP5187493A 1986-10-21 1993-06-30 板ガラス/突板裏打シート/板ガラス積層品、板ガラス/両面突板貼りシート/板ガラス積層品及び板ガラス/突板裏打シート/基材積層品 Expired - Lifetime JPH0815770B2 (ja)

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