JPH08157112A - ウェブ巻取装置および巻取方法 - Google Patents

ウェブ巻取装置および巻取方法

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JPH08157112A
JPH08157112A JP2766495A JP2766495A JPH08157112A JP H08157112 A JPH08157112 A JP H08157112A JP 2766495 A JP2766495 A JP 2766495A JP 2766495 A JP2766495 A JP 2766495A JP H08157112 A JPH08157112 A JP H08157112A
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JP
Japan
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web
winding
accumulator
paper
roll paper
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Application number
JP2766495A
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English (en)
Inventor
Koji Yamakawa
晃司 山川
Tsuneo Nagashima
常夫 長島
Masayuki Sakamoto
正行 坂本
Ryoichi Kishi
良一 岸
Hajime Yagi
肇 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyodo Printing Co Ltd
Original Assignee
Kyodo Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 連続して供給されるロール紙等のウェブを停
止させること無く巻取軸に巻き取ることができるウェブ
巻取装置と巻取方法。 【構成】 ロール紙Pを巻き取る紙管の切替えに先だっ
て紙管90bに一端が接着されたリードペーパー91b
の他端を貼着機構70に吸着保持するとともに第2のア
キュムレータ36により所定の長さを蓄積し、また、ニ
ップ機構50によりロール紙Pを挟着し、第1のアキュ
ムレータ40により蓄積する。ロール紙Pのニップ機構
50による挟着部分より後方部分を切断し、第2のアキ
ュムレータ36に蓄積されたロール紙Pの切断端を貼着
機構70に垂下させ、リードペーパー91bに貼合し、
紙管90bに後続のロール紙Pを巻き取り、以下、同様
にロール紙Pを走行を停止させること無く巻き取るよう
に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、紙やプラスチックシ
ート等のウェブを巻き取るウェブ巻取装置および巻取方
法に係り、詳しくは、2つの巻取軸を選択的に切り換
え、連続して供給されるウェブを走行を停止させること
無く巻き取ることができるようにしたウェブ巻取装置と
巻取方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のウェブ巻取装置としては、特公昭
61−28573号公報および特公平2−2774号公
報等に記載されたものが知られる。例えば、特公平2−
2774号公報には、搬送されるウェブに両面接着テー
プを貼付する貼付機構と、ウェブを両面接着テープ接着
領域の先頭縁部で切断する切断機構と、切断機構により
切断された後続のウェブの先導部を保持部材により保持
して案内し、ウェブ上の両面接着テープ片を新たな巻芯
の表面に接着せしめる保持案内機構とを備えるウェブ巻
取装置が記載される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特公平2−2774号公報に記載のようなターレット
式のウェブ巻取装置にあっては、走行中のウェブに対し
て両面接着テープを貼付するため、貼付の失敗が生じや
すく、信頼性に欠けるという問題があった。
【0004】また、上述した特公平2−2774号公報
のウェブ巻取装置は、切断機構で切断されたウェブの端
部を保持部材により保持して新たな巻芯まで移送しなけ
ればならず、巻芯へのウェブ最大巻径と保持部材の移動
軌跡長さとが密接に関連し、巻芯へのウェブ最大巻径が
保持部材の移動軌跡長さによって制限されるという問題
がある。すなわち、このようなウェブ巻取装置は、巻芯
のウェブ最大巻径を大きくするにはターレットアームを
長くし、保持部材の移動軌跡を長くする等の対策が不可
欠で、装置の複雑化と大型化を招くという問題を生じ、
また特公昭61−28573号公報記載のウェブ巻取装
置では、巻芯のウェブ最大巻径を相当の径に維持して保
持部材の移動軌跡長さを短くするには、ターレットアー
ムを長くするとともに、ウェブ巻取時の巻芯を移動させ
る対策が不可欠で、やはり装置の大型化や複雑化を招く
という問題を生じる。この発明は、上記従来の問題に鑑
みてなされたもので、高い信頼性が得られ、かつ、装置
の複雑化、大型化を招くこと無く1つの巻芯に十分な量
のウェブを巻き付けることができるウェブ巻取装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、2つの巻取軸を並列配置
し、連続的に供給されるウェブを前記巻取軸に交互に巻
き取るウェブ巻取装置において、走行するウェブを蓄積
保持する第1のアキュムレータと、該第1のアキュムレ
ータのウェブ走行方向後方に設けられ、巻取軸切替時に
ウェブを挟着して拘束するウェブニップ機構と、該ウェ
ブニップ機構のウェブ走行方向後方に設けられ、所定長
さのウェブを蓄積する第2のアキュムレータと、該第2
のアキュムレータのウェブ走行方向後方に設けられ、ウ
ェブを切断するカッタ機構と、リードペーパー端部を吸
着保持するとともに、前記カッタ機構により切断された
ウェブ端部と前記リードペーパー端部とを挟圧して該リ
ードペーパー端部の接着部にウェブを貼着する貼着機構
と、を備える。
【0006】特に、請求項1記載の発明にかかるウェブ
巻取装置は、前記アキュムレータが、固定フレームに複
数のローラを支持するとともに、前記固定フレームの上
方に可動フレームを昇降可能に設け、該可動フレームに
複数のローラを支持し、該可動フレームのローラと前記
固定フレームのローラとの間にウェブを掛装してなる態
様(請求項2)に構成することができる。
【0007】また、請求項3記載の発明は、2つの巻取
軸を並列配置し、連続的に供給されるウェブを前記巻取
軸に交互に巻き取るウェブ巻取装置において、走行する
ウェブを蓄積保持するアキュムレータと、該アキュムレ
ータのウェブ走行方向後方に設けられ、巻取軸切替時に
ウェブを挟着して拘束するウェブニップ機構と、該ウェ
ブニップ機構のウェブ走行方向後方に前記巻取軸から引
き出されたリードペーパー端部を吸着保持可能に配設さ
れ、前記ウェブと前記リードペーパー端部とを挟圧して
該リードペーパー端部の接着部にウェブを貼着する貼着
機構と、該貼着機構のウェブ走行方向後方にウェブを切
断可能に配設されたカッタ機構と、を備える。
【0008】特に、請求項3記載の発明にかかるウェブ
巻取装置は、前記カッタ機構が、前記両巻取軸に至る2
つのウェブ走行経路間に配置されたカッタ受部材と、前
記2つのウェブ走行経路の外側にそれぞれ配置された一
対のカッタ部材と、該一対のカッタ部材を駆動するアク
チュエータとを備える態様(請求項4)に構成すること
ができる。
【0009】そして、請求項1および請求項3記載の発
明にかかるウェブ巻取装置は、前記ウェブの前記第1の
アキュムレータ(アキュムレータ)より走行方向前方側
部分の張力を検出し、巻取軸切換時に該張力を一定とす
るように前記第1のアキュムレータ(アキュムレータ)
を制御する態様(請求項5)に構成することができる。
【0010】また、請求項6記載の発明は、2つの巻取
軸を並列配置し、該2つの巻取軸に至るウェブ走行経路
に第1のアキュムレータ、ウェブニップ機構、第2のア
キュムレータ、カッタ機構および貼着機構を走行方向直
列に配置し、連続的に供給されるウェブを前記巻取軸の
一方に選択的に巻き取るウェブ巻取方法であって、リー
ドペーパーの一端を2つの巻取軸の一方に取り付けられ
た紙管に接着し、ウェブと貼合可能な接着部が先端に形
成されたリードペーパーの他端部を前記貼着機構に吸着
保持し、前記巻取軸の切換時には、前記ニップ機構によ
りウェブを拘束して前記カッタ機構によりウェブを切断
し、次いで、前記第2のアキュムレータに蓄積されたウ
ェブを前記貼着機構に垂下させ、該垂下したウェブ切断
端と前記リードペーパーの接着部とを前記貼着機構によ
り挟圧してウェブ切断端を前記リードペーパーの接着部
に貼着するようにした。
【0011】さらに、請求項7記載の発明は、2つの巻
取軸を並列配置し、該2つの巻取軸に至るウェブ走行経
路にウェブニップ機構、貼着機構およびカッタ機構を走
行方向直列に配置し、連続的に供給されるウェブを前記
巻取軸の一方に選択的に巻き取るウェブ巻取方法であっ
て、リードペーパーの一端を2つの巻取軸の一方に取り
付けられた紙管に接着し、ウェブと貼合可能な接着部が
先端に形成されたリードペーパーの他端部を前記貼着機
構に吸着保持し、前記巻取軸の切換時には、前記ニップ
機構によりウェブを拘束し、前記ニップ機構がウェブを
拘束した状態で前記貼着機構により前記ウェブと前記リ
ードペーパーの他端部の接着部とを接着すると同時に前
記ウェブを前記カッタ機構により切断するようにした。
【0012】
【作用】請求項1記載のウェブ巻取装置によれば、非巻
取状態の巻取軸から延出するリードペーパーの端部を貼
着機構に吸着保持し、巻取軸の切換時には、ニップ機構
によりウェブを拘束し、ニップ機構の走行方向前方に供
給されるウェブを第1のアキュムレータに蓄積し、ま
た、ニップ機構の走行方向後方側でカッタ機構によりウ
ェブを切断するとともに、第2のアキュムレータに蓄積
されたウェブを放出してウェブの切断端を貼着機構に導
き、貼着機構によりウェブをリードーペーパー端部の接
着部と接着することで新たな巻取軸によるウェブの巻取
が行える。このため、ウェブ切断端を移動させる保持部
材や巻取軸を移動させる機構を設けること無く、ウェブ
の先端部分がリードペーパーの接着部と接着させるまで
の移動距離を短くでき、また、巻取軸へのウェブ最大巻
径が貼着機構の位置等で制約を受けることもなく、装置
の大型化や複雑化を招くこと無く巻取軸に十分な量のウ
ェブを巻き取ることができる。
【0013】請求項3記載のウェブ巻取装置によれば、
請求項1のウェブ巻取装置と同様に、非巻取状態の巻取
軸から延出するリードペーパーの端部を貼着機構に吸着
保持し、巻取軸の切換時には、ニップ機構によりウェブ
を拘束し、ニップ機構の走行方向前方に供給されるウェ
ブをアキュムレータに蓄積し、また、ニップ機構の走行
方向後方側でカッタ機構によりウェブを切断するととも
に、切断機構よりもウェブ走行方向前方側のウェブを貼
着機構によりリードーペーパー端部の接着部と接着する
ことで新たな巻取軸によるウェブの巻取が行える。この
ため、ウェブ切断端を移動させる保持部材や巻取軸を移
動させる機構を設けること無く、ウェブの先端部分がリ
ードペーパーの接着部と接着させるまでの移動距離を短
くでき、また、巻取軸へのウェブ最大巻径が貼着機構の
位置等で制約を受けることもなく、装置の大型化や複雑
化を招くこと無く巻取軸に十分な量のウェブを巻き取る
ことができる。
【0014】そして、請求項2記載のウェブ巻取装置
は、第1のアキュムレータを、固定フレームに設けられ
た複数のロールと、可動ロールに設けられた複数のロー
ルとの間にウェブを掛装し、可動フレームを固定フレー
ムに対して昇降させてウェブを蓄積するように構成した
ため、大型化すること無く大量のウェブを蓄積でき、ウ
ェブの走行を長時間停止させることも可能で、巻取軸の
切り替えを確実に行うことができる。また、請求項4記
載のウェブ巻取装置は、一対のカッタ部材をアクチュエ
ータにより選択的に駆動することで各巻取軸に至るウェ
ブを切断でき、カッタ機構の構造の簡素化と小型化が図
れる。
【0015】さらに、請求項5記載のウェブ巻取装置
は、請求項1のウェブ巻取装置では第1のアキュムレー
タより走行方向前方部分のウェブの張力、請求項3のウ
ェブ巻取装置ではアキュムレータより走行方向前方部分
のウェブの張力を一定とするように第1のアキュムレー
タ(アキュムレータ)を制御するため、前段の装置、例
えば、印刷装置等に悪影響を及ぼすこと無く巻取軸の切
替えを行える。
【0016】また、請求項6記載のウェブ巻取方法によ
れば、ニップ機構によりウェブを拘束してカッタ機構に
より切断した後に第2のアキュムレータに蓄積されたウ
ェブを貼着機構に垂下させ、この垂下したウェブ切断端
をリードペーパーの接着部に貼着することで巻取軸が切
り換えられ、さらに、請求項7記載のウェブ巻取方法に
よれば、ニップ機構によりウェブを拘束した状態でウェ
ブを切断すると同時に貼着機構に保持されたリードペー
パーの接着部をウェブに接着することで巻取軸が切り換
えられる。このため、請求項1,3のウェブ巻取装置と
同様に、簡単な構成で巻取軸に十分なウェブを効率的に
巻き取ることができる。特に、請求項7のウェブ巻取方
法は、ニップ機構によりウェブの拘束時間を極短時間と
することでアキュムレータを不要とでき、ウェブの巻取
の効率化、装置の小型化が促進される。
【0017】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1から図8は請求項1と請求項7の発明の一
実施例に係るウェブ巻取装置をロール紙の給紙、印刷お
よび巻取に適用して示し、図1が給紙装置と印刷装置を
含む全体模式図、図2および図3がそれぞれ異なる作動
状態におけるウェブ巻取装置の正面図、図4、図5、図
6、図7および図8が同ウェブ巻取装置の作動を時系列
的に示す要部拡大正面図である。
【0018】図1において、1は給紙装置、2は印刷装
置、3はウェブ巻取装置を示す。給紙装置1は、巻取軸
に巻取保持されたロール紙(ウェブ)Pが複数箇所(本
実施例では2か所)に装着され、これらロール紙Pを順
次引き出して自動継ぎ機構11により連続状態に継ぎ、
また、この自動継ぎ機構11において継ぎ部分に継ぎ目
識別用のテープT(図4等参照)を貼着し、この連続し
たロール紙Pをダンサー機構12を介して印刷装置2に
供給する。印刷装置2は、給紙装置1から連続して供給
されるロール紙Pに印刷を施し、ウェブ巻取装置3に送
り出す。なお、上述した給紙装置1および印刷装置2は
周知のものを採用できるため、その詳細な説明と図示を
割愛する。
【0019】ウェブ巻取装置3は、図2,3に示すよう
に、複数のローラ31によりロール紙走行路32が形成
され、このロール紙走行路32の終端に2本の駆動軸3
3a,33b(図4等参照)が配置される。駆動軸(巻
取軸)33a,33bはそれぞれ、紙管90a,90b
が着脱自在に装着され、クラッチ等を介して図示しない
モータ等と連結されて選択的に駆動される。図4等に詳
示されるように、非巻取状態の紙管90bにはそれぞれ
所定長さのリードペーパー91bが取り付けられ、この
リードペーパー91bの一面一端に両面接着テープ(接
着部)92bが接着される。なお、述べるまでもない
が、巻取状態の紙管90aにも両面接着テープ92aを
有するリードペーパー91aが設けられるが、ロール紙
Pを巻き取った状態では図示されない。
【0020】ロール紙走行路32には、印刷装置2から
駆動軸33a,33bへ向かう走行方向前方にダンサー
ローラ34、第1のアキュムレータ40、エッジコント
ローラ35、ニップ機構50、第2のアキュムレータ3
6、カッタ機構60および貼着機構70が直列に配置さ
れている。詳細な説明は割愛するが、ローラ31は、1
つ(31aで特定する)が図外のモータ等で駆動される
アウトフィードローラとして、2つ(31b,31cで
特定する)がロール紙Pの張力を検出するテンションピ
ックアップローラとして、2つ(31d,31eで特定
する)がモータ等で駆動される送りローラとして、他が
ガイドローラとして構成される。ただし、送りローラ3
1d,31eは、通常はフリーのガイドローラとして機
能し、巻取軸切換時にロール紙Pを送り出す場合にのみ
駆動される。
【0021】なお、図中、38はロール紙Pに貼着され
た継ぎ目のテープTを検出するセンサであり、このセン
サ38および上述したテンションピックアップローラ3
1b,31cは図外のコントローラに接続される。詳細
な説明は割愛するが、コントローラは、巻取軸切換時は
テンションピックアップローラ31cの検出信号に基づ
きロール紙Pの張力が一定となるように第1のアキュム
レータ40を制御し、また、センサ38の出力に基づき
ニップ機構50、第2のアキュムレータ36、カッタ機
構60および貼着機構70を制御し、通常運転時はテン
ションピックアップローラ31cの検出信号に基づき巻
取軸の巻取強さを調節している。
【0022】ダンサーローラ34は、シリンダ型ダンパ
34aの作動ロッド先端にローラ34bを回転自在に取
り付けて構成され、このローラ34bにロール紙Pが係
合する。周知のように、このダンサーローラ34は、巻
取軸停止後の初期段階で作動ロッドのシリンダボディか
らの突出長さが走行するロール紙Pの張力に応じ変化し
てローラ34bをロール紙P表面と直角な方向に変位さ
せ、ロール紙Pの張力を一定に保持する。
【0023】第1のアキュムレータ40は、固定フレー
ムに複数のローラ41を、また、固定フレームに対して
昇降可能な可動フレーム49に複数のローラ42を回転
自在に設け、可動フレーム49を図外のアクチュエータ
と昇降駆動可能に連結して構成される。固定フレームの
ローラ41と可動フレームのローラ42との間にはそれ
ぞれロール紙Pが波形状に走行可能に掛装され、アクチ
ュエータが上述したコントローラに接続される。この第
1のアキュムレータ40は、上述したように、巻取軸切
換時において、アクチュエータ、すなわち、可動フレー
ム49のローラ42の上昇速度がテンションピックアッ
プローラ31cの検出信号に基づき印刷装置2から送出
されるロール紙Pの張力を一定にするようにコントロー
ラによって制御され、ローラ41,42間に可動フレー
ム49の上昇高さに応じた量のロール紙Pを蓄積(保
留)する。
【0024】エッジコントローラ35は、周知のよう
に、平行な二本のガイドロール等から構成され、周知の
ようにロール紙Pの位置を一定に矯正、保持する。ニッ
プ機構50は、図4〜図8に詳示されるように、走行す
るロール紙Pの一面側に固定ホルダ51を、他面側にエ
アシリンダ52を配置してなり、エアシリンダ52が前
述したコントローラと接続されて制御される。固定ホル
ダ51のロール紙Pと対向する面にはウレタンゴム等の
弾性材からなるニップ材53が固着され、また、エアシ
リンダ52には作動ロッドの先端にホルダ54が取り付
けられ、このホルダ54のロール紙Pと対向する面に上
記ニップ材と同様のニップ材55が固着されている。こ
のニップ機構50は、エアシリンダ52がセンサ38の
検出信号に基づきコントローラにより制御され、センサ
38の直下に識別用のテープTが到達すると所定時間経
過後にエアシリンダ52が作動してロール紙Pをニップ
材53,55間に挟圧、拘束する(図5参照)。
【0025】第2のアキュムレータ36は、ロール紙P
の一面側にエアシリンダ36aを作動ロッドがロール紙
Pと直交するように配置し、このエアシリンダ36aの
作動ロッド先端にローラ36bを回転自在かつロール紙
Pと係合可能に取り付けて構成される。この第2のアキ
ュムレータ36は、エアシリンダ36aの作動ロッドの
突出作動でカッタ機構60と貼着機構70との間の距離
に略等しい長さのロール紙Pを蓄積する。後述するよう
に、この第2のアキュムレータ36は、エアシリンダ3
6aがコントローラにより制御され、上述したニップ機
構50がロール紙Pを拘束する前においてエアシリンダ
36aの作動ロッドが突出作動して上述した長さのロー
ル紙Pを蓄積し、カッタ機構60がロール紙Pを切断す
るとエアシリンダ36aの作動ロッドが没入作動して蓄
積されたロール紙Pを下方に向けて垂下させる(放出作
動)。
【0026】カッタ機構60は、図4等に詳示するよう
に、走行するロール紙Pの一面側にカッタ受け部材61
を固設し、ロール紙Pの他面側に作動ロッドがロール紙
Pと直交するようにエアシリンダ62を配設し、このエ
アシリンダ62の作動ロッド先端にカッタ刃63が固着
されたカッタホルダ64を取り付けて構成される。この
カッタ機構60は、エアシリンダ62がコントローラに
より制御され、後に詳述するように、上述したニップ機
構50がロール紙Pを拘束した後(あるいは、同時)に
エアシリンダ62が作動してロール紙Pを切断する。
【0027】貼着機構70は、ロール紙Pの表裏両側に
それぞれ作動ロッドがロール紙Pと直交するようにエア
シリンダ71L,71Rを配設し、これらエアシリンダ
71L,71Rの作動ロッド先端にそれぞれ真空箱72
L,72Rを取り付けて構成される。真空箱72L,7
2Rは、それぞれ、内部に図外の負圧源と制御バルブを
介して連絡された真空室72aが画成され、ロール紙P
と対向する面に真空室72aに連通した吸着孔72bが
形成されている。この貼着機構70は、エアシリンダ7
1L,71Rおよび制御バルブがコントローラにより制
御され、非巻取状態の紙管90a,90bから延出する
リードペーパー91a,91bの一端を真空箱72L,
72Rの吸着孔72a,72bで吸着保持し、紙管90
a,90bの切替え時にはカッタ機構60で切断された
ロール紙Pの端部をリードペーパー91a,91bに両
面接着テープ92a,92bで貼着する。
【0028】すなわち、後に詳述するが、図4の図示状
態で説明すれば、貼着機構70は、一方の紙管90aに
ロール紙Pを巻き取っている状態では一方の真空箱72
Rの真空室72aに負圧を導入して他方の紙管90bか
ら延出するリードペーパー91bの一端の両面接着テー
プ92b貼合面と反対面を真空箱72Rの吸着孔72b
に吸着保持し、紙管90bへの切替え時には第2のアキ
ュムレータ36の放出作動し、ロール紙P切断部が真空
箱72前に達した後に各エアシリンダ71L,71Rを
真空箱72L,72Rの対向面が密着するように作動さ
せ、これら真空箱72L,72R間で切断されたロール
紙Pの端部とリードペーパー91bとを挟圧してロール
紙Pの端部をリードペーパー91bに両面接着テープ9
2bで貼着する。
【0029】この実施例にあっては、給紙装置1が複数
巻のローラ紙Pを順次引き出し、これら各巻のローラ紙
Pの始端と終端とを継いで継ぎ目に識別用のテープTを
貼着し、ロール紙Pを連続した状態で印刷装置2に供給
する。そして、印刷装置2は、ロール紙Pに連続印刷を
行い、印刷済のロール紙Pをウェブ巻取装置3に送り出
す。
【0030】ここで、図2に示すように、アウトフィー
ドローラ31aが印刷装置2から出るロール紙Pを第1
のアキュムレータ40に向けて送り出し、一方の紙管
(90aを例示)にロール紙Pを巻き取っている場合に
おいては、駆動軸33aが回転駆動されて紙管90aと
一体に回転し、ロール紙Pはローラ41,42間をほぼ
直線的にすり抜け走行路32を経て更にローラ31d,
31eを経て送り出される。そして、この状態において
は第1のアキュムレータ40の下動フレーム49は下降
状態にあり、図4に示すように、第2のアキュムレータ
36は作動ロッドを伸長させてロール紙Pを所定長さ蓄
積し、また、非巻取状態の紙管90bのリードペーパー
91bが貼着機構70に引き出され、このリードペーパ
ー91bの一端が先端の両面接着テープ92bをロール
紙Pと対向する状態で真空箱72Rの吸着孔72bに真
空室72aの負圧により吸着保持される。
【0031】一方、ロール紙Pの継ぎ目の識別用テープ
Tがセンサ38の直下に到達してセンサ38がテープT
を検出すると、図5に示すように、先ず、ニップ機構5
0が作動し、駆動軸33aが回転を停止する。また、ほ
ぼ同時(あるいは、後)にカッタ機構60が作動する。
すなわち、ニップ機構50は、エアシリンダ52が伸長
作動し、ニップ材53,55間にロール紙Pを挟着して
拘束し、また、カッタ機構60はエアシリンダ62を伸
長作動させてロール紙Pを切断する。また、この時、切
断された後側のロール紙Pはニップ機構50により挟着
された部分で走行を停止するが、図3に示すように、ロ
ール紙Pの張力をテンションピックアップローラ31c
により検出し、これらテンションピックアップローラ3
1cの検出信号に基づきロール紙Pの張力が一定となる
ように第1のアキュムレータ40を制御する。したがっ
て、印刷装置2においては支障無く印刷を行うことがで
き、印刷の連続性が確保され、損紙も少なくできる。
【0032】続いて、図6に示すように、第2のアキュ
ムレータ36がエアシリンダ36aを縮小作動させ、第
2のアキュムレータ36に蓄積されたロール紙Pが送り
ローラ31d,31eにより送り出される。そして、送
りローラ31d,31eの回転数に対応した所定時間
(ロール紙Pの接続された端部が貼着機構70の真空箱
72L,72R間に垂下するまでの時間と対応)が経過
した後、あるいは、ロール紙Pの接続された端部が貼着
機構70の真空箱72L,72R間に垂下したことがセ
ンサーにより検出されると、図7に示すように、貼着機
構70はエアシリンダ71L,71Rを接近するように
伸長作動させる。
【0033】ここで、貼着機構70は、真空箱72Rに
吸着孔72bの負圧によって予め非巻取状態の紙管90
bのリードペーパー91bが吸着保持されているため、
エアシリンダ71L,71Rの伸長作動で真空箱72
L,72R間にロール紙Pの接続された端部とリードペ
ーパー91bとを挟圧し、ロール紙Pの端部がリードペ
ーパー91bの先端に両面接着テープ92bによって貼
合される。その後、図8に示すように、駆動軸33bが
駆動されて後続のロール紙Pは他方の紙管90bに巻き
取られる。そして、駆動軸33aからロール紙Pが巻き
取られた紙管90aが取り外され、この駆動軸33aに
リードペーパー91aが設けられた新たな紙管90aを
装着し、以下、同様にしてロール紙Pを順次紙管90
a,90bに連続して巻き取る。
【0034】上述したように、この実施例によれば、ロ
ール紙Pを巻き取る紙管90a,90bの切替えに先だ
って予め非巻取状態の紙管90bに取り付けられたリー
ドペーパー91bを貼着機構70に吸着保持するととも
に第2のアキュムレータ36により所定の長さを蓄積し
ておき、ロール紙Pの継ぎ部を示すテープTが検出され
るとニップ機構50によりロール紙Pを挟着するととも
に、第1のアキュムレータ40により印刷部2から排出
されたロール紙Pを保留している間に挟着部分より走行
方向後方部分をカッタ機構60により切断し、次いで、
第2のアキュムレータ36に蓄積された後続のロール紙
Pを放出して貼着機構70に垂下させ、この後続のロー
ル紙Pを非巻取状態の紙管90bのリードペーパー91
bに両面接着テープ92bで貼合し、紙管90bに後続
のロール紙Pを巻き取る。このため、簡単な構造で連続
的に供給されるロール紙Pを走行を停止させることなく
順次紙管90を切り替えて巻き取ることができ、また、
紙管90へのロール紙Pの巻径を大きくできるようにな
る。
【0035】なお、上述した実施例では、送りローラ3
1d,31eをカッタ機構60と貼着機構70との間に
設けるが、後続のロール紙Pを自重により垂下させるこ
とも可能であり、本発明は送りローラ31d,31eを
設けること無く達成できることは述べるまでもない。
【0036】図9はこの請求項3と請求項8の発明の一
実施例にかかるウェブ巻取装置を示す要部の正面図であ
る。なお、上述した実施例と同一の部分には同一の番号
を付して図示と一部の説明を省略する。
【0037】この実施例は、上述した実施例における第
2のアキュムレータ36を廃するとともに、貼着機構7
0のロール紙走行方向後方に貼着機構70とカッタ機構
80とをウェブ走行方向後方に向かって直列に設けたも
のである。同図に示すように、カッタ機構80は、1つ
のカッタ受け部材81の両側にそれぞれエアシリンダ8
2L,82Rを作動ロッドが対向するように配し、これ
らエアシリンダ82L,82Rの作動ロッドにそれぞれ
カッタ刃83L,83Rが固着されたカッタホルダ84
L,84Rを取り付けて構成される。
【0038】カッタ受け部材81は、貼着機構70から
ローラ31を経て一方の駆動軸33aの紙管90aに至
る一方のロール紙走行経路(図9中ではロール紙Pによ
り表される)と、貼着機構70からローラ31を経て他
方の駆動軸33bの紙管90bに至る他方のロール紙走
行経路(図9中ではリードペーパー91bで表される)
との間に固設される。エアシリンダ82L,82Rは、
上述した実施例のカッタ機構60と同様に、図外のコン
トローラにより制御され、ニップ機構50がロール紙P
を拘束した時にカッタ刃83L,83Rをカッタ受け部
材81に向け前進駆動してロール紙Pを切断する。
【0039】この実施例にあっても、図9の図示状態で
説明すれば、一方の駆動軸33aの紙管90aにロール
紙Pを巻き取っている状態では他方の駆動軸33bに装
着された紙管90bから延びるリードペーパー91bの
端部が両面接着テープ92bをロール紙Pと対向するよ
うに貼着機構70に吸着保持されている。そして、駆動
軸33a,33bの切り換え時、すなわち、センサ38
がロール紙Pの継ぎ目識別用テープTを検出すると、ニ
ップ機構50がエアシリンダ52を伸長作動させてニッ
プ材53,55間にロール紙Pを挟着固定し、また、ア
キュムレータ40が印刷装置2から連続して供給される
ロール紙Pを蓄積する。
【0040】続いて、ニップ機構50によるロール紙P
の拘束と同時、あるいは、この後に、貼着機構70がエ
アシリンダ71L,71Rを接近するように駆動して駆
動軸33aの紙管90aに連なるロール紙Pを真空箱7
2L,72R間で挟圧するためリードペーパー91bと
ロール紙Pは接着され、また同時に、カッタ機構80が
エアシリンダ82Lによりカッタ刃83Lをカッタ受け
部材81に向け前進駆動して上記ロール紙Pをロール紙
Pとの接着部下部で切断する。このため、後続のロール
紙Pは駆動軸33bの紙管90bのリードペーパー91
bと連続して駆動軸33bの回転で紙管90bに巻き取
られ、紙管90aに連なるロール紙Pは自然落下する。
そして、駆動軸33aからロール紙Pの巻取が完了した
紙管90aを取外し、駆動軸33aにリードペーパー9
1aを有する新たな紙管90aを装着する。
【0041】上述のように、この実施例にあっても、印
刷装置2からのロール紙Pの送出を停止させること無く
駆動軸33a,33bの切替えを行え、また、その構造
も複雑化することが無く、紙管90a,90bへのロー
ル紙Pの巻径も大きくできる。特に、この実施例は、貼
着機構70とカッタ機構80とを同時に作動させること
でニップ機構50による拘束を極短時間、すなわち、ニ
ップ機構50によるロール紙Pの走行停止を瞬時とで
き、上述した実施例における第1のアキュムレータ40
を廃止することもでき、装置のより小型化が図れ、ま
た、ロール紙Pの巻取を効率的に行える。
【0042】なお、上述した各実施例ではウェブとして
ロール紙Pを例示するが、樹脂のシートやフィルム、ま
た、布等にも適用できる。また、上述した各実施例で
は、ロール紙Pの継ぎ目にテープTを貼着し、このテー
プTをセンサ38で検出するが、紙管90への巻径を検
出し、この巻径が所定になった場合に同様の操作を行う
ように構成することも可能である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のウ
ェブ巻取装置によれば、非巻取状態の巻取軸から延出す
るリードペーパーの端部を貼着機構に吸着保持し、巻取
軸の切換時には、ニップ機構によりウェブを拘束し、ニ
ップ機構の走行方向前方に供給されるウェブを第1のア
キュムレータに蓄積し、また、ニップ機構の走行方向後
方側で一方の巻取軸に連なるウェブをカッタ機構により
切断するとともに、第2のアキュムレータに蓄積された
ウェブを放出してウェブの切断端を貼着機構に導き、貼
着機構によりウェブを他方の巻取軸から延びるリードー
ペーパー端部の接着部と接着することで他方の巻取軸に
よるウェブの巻取が行える。このため、ウェブ切断端を
移動させる保持部材や巻取軸を移動させる機構を設ける
こと無く、ウェブの先端部分がリードペーパーの接着部
と接着させるまでの移動距離を短くでき、また、巻取軸
へのウェブ最大巻径が貼着機構の位置等で制約を受ける
こともなく、装置の大型化や複雑化を招くこと無く巻取
軸に十分な量のウェブを巻き取ることができる。
【0044】そして、請求項2記載のウェブ巻取装置
は、請求項1のウェブ巻取装置において、第1のアキュ
ムレータを、固定フレームに設けられた複数のロール
と、可動ロールに設けられた複数のロールとの間にウェ
ブを掛装し、可動フレームを固定フレームに対して昇降
させてウェブを蓄積するように構成したため、大型化す
ること無く大量のウェブを蓄積でき、ウェブの走行を長
時間停止させることも可能で、巻取軸の切り替えを確実
に行うことができる。
【0045】また、請求項3記載のウェブ巻取装置も、
巻取軸の切換時には、ニップ機構によりウェブを拘束
し、ニップ機構の走行方向前方に供給されるウェブをア
キュムレータに蓄積し、また、ニップ機構の走行方向後
方側でカッタ機構によりウェブを切断するとともに、切
断機構よりもウェブ走行方向前方側のウェブを貼着機構
によりリードーペーパー端部の接着部と接着することで
新たな巻取軸によるウェブの巻取が行える。このため、
ウェブ切断端を移動させる保持部材や巻取軸を移動させ
る機構を設けること無く、ウェブの先端部分がリードペ
ーパーの接着部と接着させるまでの移動距離を短くで
き、また、巻取軸へのウェブ最大巻径が貼着機構の位置
等で制約を受けることもなく、装置の大型化や複雑化を
招くこと無く巻取軸に十分な量のウェブを巻き取ること
ができる。
【0046】そして、請求項4記載のウェブ巻取装置
は、請求項3のウェブ巻取装置において、一対のカッタ
部材をアクチュエータにより選択的に駆動することで各
巻取軸に至るウェブを切断でき、カッタ機構の構造の簡
素化と小型化が図れる。
【0047】さらに、請求項5記載のウェブ巻取装置
は、アキュムレータ(請求項1では第1のアキュムレー
タ)より走行方向前方側のウェブの張力を一定とするよ
うにアキュムレータを制御するため、前段の装置、例え
ば、印刷装置等に悪影響を及ぼすこと無く巻取軸の切替
えを行える。
【0048】また、請求項6記載のウェブ巻取方法によ
れば、ニップ機構によりウェブを拘束してカッタ機構に
より切断した後第2のアキュムレータに蓄積されたウェ
ブを貼着機構に垂下させ、この垂下したウェブ切断端を
リードペーパーの接着部に貼着することで巻取軸が切り
換えられ、さらに、請求項7記載のウェブ巻取方法によ
れば、ニップ機構によりウェブを拘束した状態でウェブ
を切断すると同時に貼着機構に保持されたリードペーパ
ーの接着部をウェブに接着することで巻取軸が切り換え
られ、巻取軸が切り替えられる。このため、請求項1,
3のウェブ巻取装置と同様に簡単な構成で巻取軸に十分
なウェブを効率的に巻き取ることができる。特に、請求
項7記載のウェブ巻取方法は、ニップ機構によるウェブ
の拘束時間を短くすることでアキュムレータを廃止でき
るため、装置の小型化と、巻取の効率化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるウェブ巻取装置を
前工程の印刷装置と給紙装置とともに示す模式図であ
る。
【図2】同ウェブ巻取装置の模式正面図である。
【図3】同ウェブ巻取装置の図2と異なる状態における
模式正面図である。
【図4】同ウェブ巻取装置の要部を拡大した模式正面図
である。
【図5】同要部の図4に続く状態の模式正面図である。
【図6】同要部の図5に続く状態の模式正面図である。
【図7】同要部の図6に続く状態の模式正面図である。
【図8】同要部の図7に続く状態の模式正面図である。
【図9】この発明の他の実施例にかかるウェブ巻取装置
の要部の拡大正面図である。
【符号の説明】
1 給紙装置 2 印刷装置 3 ウェブ巻取装置 31b,31c テンションピックアップローラ 32 ロール紙走行路 36 第2のアキュムレータ 38 センサ 40 第1のアキュムレータ 50 ニップ機構 60 カッタ機構 70 貼着機構 72L,72R 真空箱 80 カッタ機構 81 カッタ受け部材 82L,82R エアシリンダ 83L,83R カッタ刃 84L,84R カッタホルダ 90a,90b 紙管(巻取軸) 91a,91b リードペーパー 92a,92b 両面接着テープ(接着部) P ロール紙(ウェブ) T 識別用テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸 良一 東京都文京区小石川4丁目14番12号 共同 印刷株式会社内 (72)発明者 八木 肇 東京都文京区小石川4丁目14番12号 共同 印刷株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの巻取軸を並列配置し、連続的に供
    給されるウェブを前記巻取軸に交互に巻き取るウェブ巻
    取装置において、 走行するウェブを蓄積保持する第1のアキュムレータ
    と、該第1のアキュムレータのウェブ走行方向後方に設
    けられ、巻取軸切替時にウェブを挟着して拘束するウェ
    ブニップ機構と、該ウェブニップ機構のウェブ走行方向
    後方に設けられ、所定長さのウェブを蓄積する第2のア
    キュムレータと、該第2のアキュムレータのウェブ走行
    方向後方に設けられ、ウェブを切断するカッタ機構と、
    リードペーパー端部を吸着保持するとともに、前記カッ
    タ機構により切断されたウェブ端部と前記リードペーパ
    ー端部とを挟圧して該リードペーパー端部の接着部にウ
    ェブを貼着する貼着機構と、を備えることを特徴とする
    ウェブ巻取装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のアキュムレータは、固定フレ
    ームに複数のローラを支持するとともに、前記固定フレ
    ームの上方に可動フレームを昇降可能に設け、該可動フ
    レームに複数のローラを支持し、該可動フレームのロー
    ラと前記固定フレームのローラとの間にウェブを掛装し
    てなる請求項1記載のウェブ巻取装置。
  3. 【請求項3】 2つの巻取軸を並列配置し、連続的に供
    給されるウェブを前記巻取軸に交互に巻き取るウェブ巻
    取装置において、 走行するウェブを蓄積保持するアキュムレータと、該ア
    キュムレータのウェブ走行方向後方に設けられ、巻取軸
    切替時にウェブを挟着して拘束するウェブニップ機構
    と、該ウェブニップ機構のウェブ走行方向後方に前記巻
    取軸から引き出されたリードペーパー端部を吸着保持可
    能に配設され、前記ウェブと前記リードペーパー端部と
    を挟圧して該リードペーパー端部の接着部にウェブを貼
    着する貼着機構と、該貼着機構のウェブ走行方向後方に
    ウェブを切断可能に配設されたカッタ機構と、を備える
    ことを特徴とするウェブ巻取装置。
  4. 【請求項4】 前記カッタ機構が、前記両巻取軸に至る
    2つのウェブ走行経路間に配置されたカッタ受部材と、
    前記2つのウェブ走行経路の外側にそれぞれ配置された
    一対のカッタ部材と、該一対のカッタ部材を駆動するア
    クチュエータとを備える請求項3記載のウェブ巻取装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ウェブの前記アキュムレータより走
    行方向前方側部分の張力を検出し、巻取軸切換時に該張
    力を一定とするように前記アキュムレータを制御するよ
    うにした請求項1乃至請求項4記載のウェブ巻取装置。
  6. 【請求項6】 2つの巻取軸を並列配置し、該2つの巻
    取軸に至るウェブ走行経路に第1のアキュムレータ、ウ
    ェブニップ機構、第2のアキュムレータ、カッタ機構お
    よび貼着機構を走行方向直列に配置し、連続的に供給さ
    れるウェブを前記巻取軸の一方に選択的に巻き取るウェ
    ブ巻取方法であって、 リードペーパーの一端を2つの巻取軸の一方に取り付け
    られた紙管に接着し、ウェブと貼合可能な接着部が先端
    に形成されたリードペーパーの他端部を前記貼着機構に
    吸着保持し、前記巻取軸の切換時には、前記ニップ機構
    によりウェブを拘束して前記カッタ機構によりウェブを
    切断し、次いで、前記第2のアキュムレータに蓄積され
    たウェブを前記貼着機構に垂下させ、該垂下したウェブ
    切断端と前記リードペーパーの接着部とを前記貼着機構
    により挟圧してウェブ切断端を前記リードペーパーの接
    着部に貼着するようにしたことを特徴とするウェブ巻取
    方法。
  7. 【請求項7】 2つの巻取軸を並列配置し、該2つの巻
    取軸に至るウェブ走行経路にウェブニップ機構、貼着機
    構およびカッタ機構を走行方向直列に配置し、連続的に
    供給されるウェブを前記巻取軸の一方に選択的に巻き取
    るウェブ巻取方法であって、 リードペーパーの一端を2つの巻取軸の一方に取り付け
    られた紙管に接着し、ウェブと貼合可能な接着部が先端
    に形成されたリードペーパーの他端部を前記貼着機構に
    吸着保持し、前記巻取軸の切換時には、前記ニップ機構
    によりウェブを拘束し、前記ニップ機構がウェブを拘束
    した状態で前記貼着機構により前記ウェブと前記リード
    ペーパーの他端部の接着部とを接着すると同時に前記ウ
    ェブを前記カッタ機構により切断するようにしたことを
    特徴とするウェブ巻取方法。
JP2766495A 1994-10-06 1995-01-25 ウェブ巻取装置および巻取方法 Pending JPH08157112A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7264193B2 (en) 2003-09-19 2007-09-04 Fujifilm Corporation, Ltd. Changeover device and method for changing over winding of web
JP2016130175A (ja) * 2012-05-23 2016-07-21 株式会社ニコン 基板処理方法、および基板の切断又は接合装置
WO2024001033A1 (zh) * 2022-07-01 2024-01-04 无锡先导智能装备股份有限公司 一种自动换卷设备

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