JPH0815634B2 - 外装材の成形機および外装材の成形方法 - Google Patents
外装材の成形機および外装材の成形方法Info
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- JPH0815634B2 JPH0815634B2 JP5440794A JP5440794A JPH0815634B2 JP H0815634 B2 JPH0815634 B2 JP H0815634B2 JP 5440794 A JP5440794 A JP 5440794A JP 5440794 A JP5440794 A JP 5440794A JP H0815634 B2 JPH0815634 B2 JP H0815634B2
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- molding
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば建築物の曲面す
る屋根や外壁の敷設に際して用いられる、主として縦葺
するテーパー状の外装材を容易に成形することができる
外装材の成形機および外装材の成形方法に関する。
る屋根や外壁の敷設に際して用いられる、主として縦葺
するテーパー状の外装材を容易に成形することができる
外装材の成形機および外装材の成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ドーム形状や円錐形状等の曲
面屋根に外装材を敷設する場合には、通常一方端が他方
端よりも小さい略矩形状、所謂テーパー状の外装材が用
いられている。そして、上記テーパー状の外装材の成形
方法としては、テーパー状に切断された板材の左右側縁
を片側づつ別々に片持ちの成形機で成形したり、ベンダ
ーで折り曲げ加工する方法が採られていた。
面屋根に外装材を敷設する場合には、通常一方端が他方
端よりも小さい略矩形状、所謂テーパー状の外装材が用
いられている。そして、上記テーパー状の外装材の成形
方法としては、テーパー状に切断された板材の左右側縁
を片側づつ別々に片持ちの成形機で成形したり、ベンダ
ーで折り曲げ加工する方法が採られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の成
形方法は、外装材の片側づつの成形を行なうので、著し
い手間と時間とを要するので極めて生産性が悪いという
問題があった。
形方法は、外装材の片側づつの成形を行なうので、著し
い手間と時間とを要するので極めて生産性が悪いという
問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、上下一対の成形ローラーを有するロール
スタンドが1段以上備えられたロールスタンドユニット
を、成形用素材の進行方向に沿うように成形機ベースに
2基以上配置してなる成形機にあって、上記ロールスタ
ンドユニットは、成形用素材の複数の直進端部を成形可
能な少なくとも1基の固定式ロールスタンドユニット
と、横方向に移動可能で、且つ上下一対のスリットカッ
ターを備え、しかも成形用素材の複数の斜行端部を成形
可能な移動式ロールスタンドユニットと、からなり、移
動式ロールスタンドユニットを成形用素材の進行状態に
対応させて横方向に移動制御させ、スリットカッターで
成形用素材の平坦部分を切断するとともに切断により形
成された斜行端部を成形することを特徴とする外装材の
成形機、および成形方法に関するものである。
されたもので、上下一対の成形ローラーを有するロール
スタンドが1段以上備えられたロールスタンドユニット
を、成形用素材の進行方向に沿うように成形機ベースに
2基以上配置してなる成形機にあって、上記ロールスタ
ンドユニットは、成形用素材の複数の直進端部を成形可
能な少なくとも1基の固定式ロールスタンドユニット
と、横方向に移動可能で、且つ上下一対のスリットカッ
ターを備え、しかも成形用素材の複数の斜行端部を成形
可能な移動式ロールスタンドユニットと、からなり、移
動式ロールスタンドユニットを成形用素材の進行状態に
対応させて横方向に移動制御させ、スリットカッターで
成形用素材の平坦部分を切断するとともに切断により形
成された斜行端部を成形することを特徴とする外装材の
成形機、および成形方法に関するものである。
【0005】
【実施例】以下に本発明を図面の実施例に基づいて説明
する。
する。
【0006】本発明の成形機は概略すると、上下一対の
成形ローラー11を有するロールスタンド1が1段以上
備えられたロールスタンドユニット2a,2bを、成形
用素材Aの進行方向に沿うようにして成形機ベース3に
2基以上配置してなる。そして、上記ロールスタンドユ
ニット2a,2bは、成形用素材Aの複数の直進端部
B,Bを成形可能な少なくとも1基の固定式ロールスタ
ンドユニット2aと、横方向に移動可能で、且つ上下一
対のスリットカッター16を備え、しかも成形用素材A
の複数の斜行端部C,Cを成形可能な移動式ロールスタ
ンドユニット2bと、からなる。
成形ローラー11を有するロールスタンド1が1段以上
備えられたロールスタンドユニット2a,2bを、成形
用素材Aの進行方向に沿うようにして成形機ベース3に
2基以上配置してなる。そして、上記ロールスタンドユ
ニット2a,2bは、成形用素材Aの複数の直進端部
B,Bを成形可能な少なくとも1基の固定式ロールスタ
ンドユニット2aと、横方向に移動可能で、且つ上下一
対のスリットカッター16を備え、しかも成形用素材A
の複数の斜行端部C,Cを成形可能な移動式ロールスタ
ンドユニット2bと、からなる。
【0007】図示実施例では上記固定式ロールスタンド
ユニット2aは、略筐状の枠体21aに3段のロールス
タンド11 〜13 (手前側から順に11 ,12 …とし
た。他の符号についても同様である。)が備えられる構
成である。そして、各ロールスタンド11 〜13 にはそ
れぞれ上下一対の回転軸121 〜123 が回転可能に取
付けられている。この回転軸121 〜123 には、成形
用素材Aの複数の直進端部B,Bを成形可能な各種形状
の成形ローラー111 〜113 が一体に取付けられてい
る。また、各回転軸121 〜123 は、直接、或いは歯
車13a及びチェーン等の回転伝達具14aを介して駆
動モーター15aに連結されているので、この駆動モー
ター15aの駆動により一連状に回転するように構成さ
れている。尚、図示実施例では成形ローラー111 〜1
13 を各回転軸121 〜123 の左右側端に対称状に配
して成形用素材Aの複数の直進端部B,Bを成形可能と
した構成であるが、例えば一側端のみに成形ローラー
(11)を配した回転軸(12)と、他側端のみに成形
ローラー(11)を配した回転軸(12)とを交互に配
設させてもよく、特に限定するものではない。
ユニット2aは、略筐状の枠体21aに3段のロールス
タンド11 〜13 (手前側から順に11 ,12 …とし
た。他の符号についても同様である。)が備えられる構
成である。そして、各ロールスタンド11 〜13 にはそ
れぞれ上下一対の回転軸121 〜123 が回転可能に取
付けられている。この回転軸121 〜123 には、成形
用素材Aの複数の直進端部B,Bを成形可能な各種形状
の成形ローラー111 〜113 が一体に取付けられてい
る。また、各回転軸121 〜123 は、直接、或いは歯
車13a及びチェーン等の回転伝達具14aを介して駆
動モーター15aに連結されているので、この駆動モー
ター15aの駆動により一連状に回転するように構成さ
れている。尚、図示実施例では成形ローラー111 〜1
13 を各回転軸121 〜123 の左右側端に対称状に配
して成形用素材Aの複数の直進端部B,Bを成形可能と
した構成であるが、例えば一側端のみに成形ローラー
(11)を配した回転軸(12)と、他側端のみに成形
ローラー(11)を配した回転軸(12)とを交互に配
設させてもよく、特に限定するものではない。
【0008】一方、移動式ロールスタンドユニット2b
は、略筐状の枠体21bに4段のロールスタンド14 〜
17 が備えられる構成である。そして、前記固定式ロー
ルスタンドユニット2aと同様に各ロールスタンド14
〜17 にはそれぞれ上下一対の回転軸124 〜127 が
回転可能に取付けられ、各回転軸124 〜127 は直接
或いは歯車13b及びチェーン等の回転伝達具14bを
介して駆動モーター15bに連結されて一連状に回転す
る。また、成形用素材Aの進行方向の出口側に配された
3段のロールスタンド1の回転軸125 〜127 には成
形用素材Aの複数の斜行端部C,Cを成形可能な各種形
状の成形ローラー115 〜117 が一体に取付けられて
いるのであるが、上記斜行端部C,Cは、成形用素材A
の進行方向の入口側のロールスタンド14 の回転軸12
4 に取付けられた上下一対のスリットカッター16での
切断により形成される。尚、図示実施例では成形ローラ
ー115 〜117 を左右に成形面を有する対称状に成形
して成形用素材Aの複数の斜行端部C,Cを成形可能と
した構成であるが、例えば一方面のみを成形可能な成形
ローラー(11)と、他方面のみを成形可能な成形ロー
ラー(11)とを背中合わせ状に配設させても上記一個
の成形ローラー115 〜117 の代用としてもよく、特
に限定するものではない。
は、略筐状の枠体21bに4段のロールスタンド14 〜
17 が備えられる構成である。そして、前記固定式ロー
ルスタンドユニット2aと同様に各ロールスタンド14
〜17 にはそれぞれ上下一対の回転軸124 〜127 が
回転可能に取付けられ、各回転軸124 〜127 は直接
或いは歯車13b及びチェーン等の回転伝達具14bを
介して駆動モーター15bに連結されて一連状に回転す
る。また、成形用素材Aの進行方向の出口側に配された
3段のロールスタンド1の回転軸125 〜127 には成
形用素材Aの複数の斜行端部C,Cを成形可能な各種形
状の成形ローラー115 〜117 が一体に取付けられて
いるのであるが、上記斜行端部C,Cは、成形用素材A
の進行方向の入口側のロールスタンド14 の回転軸12
4 に取付けられた上下一対のスリットカッター16での
切断により形成される。尚、図示実施例では成形ローラ
ー115 〜117 を左右に成形面を有する対称状に成形
して成形用素材Aの複数の斜行端部C,Cを成形可能と
した構成であるが、例えば一方面のみを成形可能な成形
ローラー(11)と、他方面のみを成形可能な成形ロー
ラー(11)とを背中合わせ状に配設させても上記一個
の成形ローラー115 〜117 の代用としてもよく、特
に限定するものではない。
【0009】さらに、上記移動式ロールスタンドユニッ
ト2bは、図示実施例では略平板状のスライドベース4
の上面に固定され、該スライドベース4が成形機ベース
3に対して横方向に移動可能であり、総じて移動式ロー
ルスタンドユニット2bは成形機ベース3に対して横方
向に移動可能に構成されている。即ち、成形機ベース3
の後方部分(成形用素材Aの進行方向から見て)には、
横方向のスライドレール31,31が取付けられ、図示
しないスライド駆動モーター及び減速機と接続されて回
転可能な駆動スクリュー軸32が上記スライドレール3
1,31の間に平行状に取付けられている。スライドベ
ース4は、下面前方及び下面後方に横方向の溝を有する
嵌合部41,41が設けられ、下面略中央に軸受42が
横方向に配設されている。そして、上記スライドベース
4の嵌合部41,41は、成形機ベース3のスライドレ
ール31,31に嵌合し、軸受42は駆動スクリュー軸
32を嵌挿させるので、スライドベース4は駆動スクリ
ュー軸32の回転により横方向に移動可能である。この
スライドベース4の上面に、前記移動式ロールスタンド
ユニット2bが一体状に固定されているので、移動式ロ
ールスタンドユニット2bは図示しないスライド駆動モ
ーター及び減速機の制御により成形機ベース3に対し横
方向に移動可能である。
ト2bは、図示実施例では略平板状のスライドベース4
の上面に固定され、該スライドベース4が成形機ベース
3に対して横方向に移動可能であり、総じて移動式ロー
ルスタンドユニット2bは成形機ベース3に対して横方
向に移動可能に構成されている。即ち、成形機ベース3
の後方部分(成形用素材Aの進行方向から見て)には、
横方向のスライドレール31,31が取付けられ、図示
しないスライド駆動モーター及び減速機と接続されて回
転可能な駆動スクリュー軸32が上記スライドレール3
1,31の間に平行状に取付けられている。スライドベ
ース4は、下面前方及び下面後方に横方向の溝を有する
嵌合部41,41が設けられ、下面略中央に軸受42が
横方向に配設されている。そして、上記スライドベース
4の嵌合部41,41は、成形機ベース3のスライドレ
ール31,31に嵌合し、軸受42は駆動スクリュー軸
32を嵌挿させるので、スライドベース4は駆動スクリ
ュー軸32の回転により横方向に移動可能である。この
スライドベース4の上面に、前記移動式ロールスタンド
ユニット2bが一体状に固定されているので、移動式ロ
ールスタンドユニット2bは図示しないスライド駆動モ
ーター及び減速機の制御により成形機ベース3に対し横
方向に移動可能である。
【0010】また、成形機ベース3の手前側には入口ガ
イドテーブル5が設けられると共に、該入口ガイドテー
ブル5の中程には長さ計測ロール51及び送り込みロー
ル52が上下に対向状に配設されている。そして、予め
周長が規定された長さ計測ロール51の回転数をその端
部に配したロータリーエンコーダー53で計測し、送入
された成形用素材Aの進行量が測定される。測定された
進行量は図示しない制御機構に導入され、その進行量に
対応する所定の割合が設定され、前記駆動スクリュー軸
32に接続した図示しないスライド駆動モーター及び減
速機が制御される。したがって、成形用素材Aの進行状
態(量)に対応させて移動式ロールスタンドユニット2
bを横方向に移動制御させることができる。
イドテーブル5が設けられると共に、該入口ガイドテー
ブル5の中程には長さ計測ロール51及び送り込みロー
ル52が上下に対向状に配設されている。そして、予め
周長が規定された長さ計測ロール51の回転数をその端
部に配したロータリーエンコーダー53で計測し、送入
された成形用素材Aの進行量が測定される。測定された
進行量は図示しない制御機構に導入され、その進行量に
対応する所定の割合が設定され、前記駆動スクリュー軸
32に接続した図示しないスライド駆動モーター及び減
速機が制御される。したがって、成形用素材Aの進行状
態(量)に対応させて移動式ロールスタンドユニット2
bを横方向に移動制御させることができる。
【0011】上記構成の成形機を用いた成形方法を以下
に説明する。図示実施例では、成形用素材Aとして矩形
状の金属板材等を適用し、二部材の外装材を成形する例
を示す。まず、成形用素材Aを入口ガイドテーブル5に
臨ませ、長さ計測ロール51及び送り込みロール52の
間に進行させると、両ロール51,52が成形用素材A
を当接支持して固定式ロールスタンドユニット2aの手
前側へ送り込む。
に説明する。図示実施例では、成形用素材Aとして矩形
状の金属板材等を適用し、二部材の外装材を成形する例
を示す。まず、成形用素材Aを入口ガイドテーブル5に
臨ませ、長さ計測ロール51及び送り込みロール52の
間に進行させると、両ロール51,52が成形用素材A
を当接支持して固定式ロールスタンドユニット2aの手
前側へ送り込む。
【0012】成形用素材Aの進行先端は、固定式ロール
スタンドユニット2aの最前列の成形ローラー111 ,
111 により直進端部B,Bが折り曲げられることにな
る。尚、上記成形用素材Aの直進端部B,Bとは図示実
施例では左右側縁である。そして、成形用素材Aの進行
に伴って直進端部B,Bは直進するのであるが、固定式
ロールスタンドユニット2aの二列目及び最後列の成形
ローラー112 ,113 によって順次深く折り曲げ加工
が施される。こうして、直進端部(左右側縁)B,Bを
成形した折曲部D,Dが形成される。
スタンドユニット2aの最前列の成形ローラー111 ,
111 により直進端部B,Bが折り曲げられることにな
る。尚、上記成形用素材Aの直進端部B,Bとは図示実
施例では左右側縁である。そして、成形用素材Aの進行
に伴って直進端部B,Bは直進するのであるが、固定式
ロールスタンドユニット2aの二列目及び最後列の成形
ローラー112 ,113 によって順次深く折り曲げ加工
が施される。こうして、直進端部(左右側縁)B,Bを
成形した折曲部D,Dが形成される。
【0013】続いて成形用素材Aは、移動式ロールスタ
ンドユニット2bの最前列のスリットカッター16によ
り平坦部分が切断されるのであるが、移動式ロールスタ
ンドユニット2bは前記のように成形用素材Aの進行状
態に対応させて次第に横方向に移動制御されるので、そ
れに伴ってスリットカッター16も横方向に移動して平
坦部分をテーパー状に切断し、斜行する切断端部、即ち
斜行端部C,Cが形成される。切断により生じた斜行端
部C,Cは、3列にわたって配された成形ローラー11
5 〜117 …により連続的に折り曲げ加工される。こう
して、斜行端部C,Cを成形した折曲部E,Eが形成さ
れる。したがって、それぞれ折曲部D,Eを有する二枚
の外装材F,Gが成形される。
ンドユニット2bの最前列のスリットカッター16によ
り平坦部分が切断されるのであるが、移動式ロールスタ
ンドユニット2bは前記のように成形用素材Aの進行状
態に対応させて次第に横方向に移動制御されるので、そ
れに伴ってスリットカッター16も横方向に移動して平
坦部分をテーパー状に切断し、斜行する切断端部、即ち
斜行端部C,Cが形成される。切断により生じた斜行端
部C,Cは、3列にわたって配された成形ローラー11
5 〜117 …により連続的に折り曲げ加工される。こう
して、斜行端部C,Cを成形した折曲部E,Eが形成さ
れる。したがって、それぞれ折曲部D,Eを有する二枚
の外装材F,Gが成形される。
【0014】このように本発明の成形機では、一枚の成
形用素材Aから二枚の外装材F,Gを一度の工程で成形
することができるので、極めて生産性に優れている。特
に二枚の外装材(F,G)の働き幅が同一になるように
成形すれば、より一層生産性に優れたものとなる。勿
論、外装材(F,G)を必ずしも同一の働き幅にする必
要はなく、この場合にも外装材(F,G)は同一のテー
パー角度を有するため、流れ方向への重ねが容易に行な
えるものとなる。
形用素材Aから二枚の外装材F,Gを一度の工程で成形
することができるので、極めて生産性に優れている。特
に二枚の外装材(F,G)の働き幅が同一になるように
成形すれば、より一層生産性に優れたものとなる。勿
論、外装材(F,G)を必ずしも同一の働き幅にする必
要はなく、この場合にも外装材(F,G)は同一のテー
パー角度を有するため、流れ方向への重ねが容易に行な
えるものとなる。
【0015】また、移動式ロールスタンドユニット2b
では切断により形成される複数の斜行端部C,Cを成形
するので、端材を発生させることなく成形を行なうこと
ができるので、経済性に優れるたものとなる。
では切断により形成される複数の斜行端部C,Cを成形
するので、端材を発生させることなく成形を行なうこと
ができるので、経済性に優れるたものとなる。
【0016】さらに、図示実施例では移動式ロールスタ
ンドユニット2bをスライドベース4を介して成形機ベ
ース3に対し横方向に移動可能に配置したので、スライ
ドベース4に対して移動式ロールスタンドユニット2b
を任意の角度で取付可能にすることができる。この場
合、成形用素材Aのテーパー角度に沿うように対向部分
3を形成することができ、種々のテーパー角度の成形用
素材Aの成形に適応させることができる。尚、スライド
ベース4自体を設けることなく移動式ロールスタンドユ
ニット2bを直接成形機ベース3に配するようにしても
良い。この場合、例えば前記スライドベース4の下面に
設けた嵌合部41や軸受42のような構成を移動式ロー
ルスタンドユニット2bの下面に付設すれば良い。
ンドユニット2bをスライドベース4を介して成形機ベ
ース3に対し横方向に移動可能に配置したので、スライ
ドベース4に対して移動式ロールスタンドユニット2b
を任意の角度で取付可能にすることができる。この場
合、成形用素材Aのテーパー角度に沿うように対向部分
3を形成することができ、種々のテーパー角度の成形用
素材Aの成形に適応させることができる。尚、スライド
ベース4自体を設けることなく移動式ロールスタンドユ
ニット2bを直接成形機ベース3に配するようにしても
良い。この場合、例えば前記スライドベース4の下面に
設けた嵌合部41や軸受42のような構成を移動式ロー
ルスタンドユニット2bの下面に付設すれば良い。
【0017】尚、図示しないが各ロールスタンド(1)
をそれぞれ個別に筐状枠体内に収納し、これらの集合体
よりロールスタンドユニット(2a,2b)が構成され
るようにしても良い。また、図示実施例では、単に成形
用素材Aの直進端部B,B及び斜行端部C,Cを略垂直
状に折曲させるような成形ローラー111 〜113 ,1
15 〜117 …としたが、特に限定するものではない。
即ち、成形ローラー(11)として適宜な形状を選択す
ることにより、例えば嵌合、重合、掛合等の係合可能な
形状を成形するようにしても良い。
をそれぞれ個別に筐状枠体内に収納し、これらの集合体
よりロールスタンドユニット(2a,2b)が構成され
るようにしても良い。また、図示実施例では、単に成形
用素材Aの直進端部B,B及び斜行端部C,Cを略垂直
状に折曲させるような成形ローラー111 〜113 ,1
15 〜117 …としたが、特に限定するものではない。
即ち、成形ローラー(11)として適宜な形状を選択す
ることにより、例えば嵌合、重合、掛合等の係合可能な
形状を成形するようにしても良い。
【0018】さらに、本発明の成形機では前記のように
一枚の成形用素材Aから二枚の外装材F,Gを成形でき
るのであるが、この成形機に固定式ロールスタンドユニ
ット2aの成形ローラー111 ,111 間隔より幅狭な
成形用素材Aを適用することも可能である。この場合、
例えば固定式ロールスタンドユニット2aの左側の成形
ローラー111 〜113 に沿って上記幅狭な成形用素材
Aを進行させると、右側の成形ローラー111 〜113
は成形に関与しないことになり、同様に移動式ロールス
タンドユニット2bにおいても成形ローラー115 〜1
17 の左半のみを用いるようにすると、単一の外装材を
成形することも可能である。
一枚の成形用素材Aから二枚の外装材F,Gを成形でき
るのであるが、この成形機に固定式ロールスタンドユニ
ット2aの成形ローラー111 ,111 間隔より幅狭な
成形用素材Aを適用することも可能である。この場合、
例えば固定式ロールスタンドユニット2aの左側の成形
ローラー111 〜113 に沿って上記幅狭な成形用素材
Aを進行させると、右側の成形ローラー111 〜113
は成形に関与しないことになり、同様に移動式ロールス
タンドユニット2bにおいても成形ローラー115 〜1
17 の左半のみを用いるようにすると、単一の外装材を
成形することも可能である。
【0019】以上本発明を図面の実施例に基づいて説明
したが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限りどの
ようにでも実施することができる。例えば前記実施例で
は成形用素材Aの進行方向の入口側に固定式ロールスタ
ンドユニット2aを配して出口側に移動式ロールスタン
ドユニット2bを配したのであるが、成形用素材Aの進
行方向の入口側に移動式ロールスタンドユニット2bを
配して出口側に固定式ロールスタンドユニット2aを配
するようにしてもよい。尚、この場合、固定式ロールス
タンドユニット2aにより成形される直進端部B,B
は、移動式ロールスタンドユニット2bのスリットカッ
ター16により成形用素材Aが先に切断されるのである
から、切断されて左側に位置する成形用素材の左側縁
と、切断されて右側に位置する成形用素材の右側縁と、
になる。このように固定式ロールスタンドユニット2a
と移動式ロールスタンドユニット2bとの配置順序は限
定するものではなく適宜に設定することができる。
したが、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限りどの
ようにでも実施することができる。例えば前記実施例で
は成形用素材Aの進行方向の入口側に固定式ロールスタ
ンドユニット2aを配して出口側に移動式ロールスタン
ドユニット2bを配したのであるが、成形用素材Aの進
行方向の入口側に移動式ロールスタンドユニット2bを
配して出口側に固定式ロールスタンドユニット2aを配
するようにしてもよい。尚、この場合、固定式ロールス
タンドユニット2aにより成形される直進端部B,B
は、移動式ロールスタンドユニット2bのスリットカッ
ター16により成形用素材Aが先に切断されるのである
から、切断されて左側に位置する成形用素材の左側縁
と、切断されて右側に位置する成形用素材の右側縁と、
になる。このように固定式ロールスタンドユニット2a
と移動式ロールスタンドユニット2bとの配置順序は限
定するものではなく適宜に設定することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明の成形機は、
曲面屋根等に用いられるテーパー状の二枚の外装材を一
枚の成形用素材から一度の工程で成形することができる
ので、極めて生産性に優れている。また、特に二枚の外
装材の働き幅が同一になるように成形すれば、さらに生
産性に優れる。
曲面屋根等に用いられるテーパー状の二枚の外装材を一
枚の成形用素材から一度の工程で成形することができる
ので、極めて生産性に優れている。また、特に二枚の外
装材の働き幅が同一になるように成形すれば、さらに生
産性に優れる。
【0021】また、移動式ロールスタンドユニットが成
形機ベースに対し横方向に移動可能なスライドベースに
任意の角度で取付けられた成形機では、用いられる成形
用素材のテーパー角度に応じてロールスタンドユニット
の取付角度を変更するだけで良いので、種々の成形用素
材に速やかに対応することができ、任意のテーパー角度
を設定することができる。
形機ベースに対し横方向に移動可能なスライドベースに
任意の角度で取付けられた成形機では、用いられる成形
用素材のテーパー角度に応じてロールスタンドユニット
の取付角度を変更するだけで良いので、種々の成形用素
材に速やかに対応することができ、任意のテーパー角度
を設定することができる。
【図1】一実施例の成形機を用いた成形直後の状態を示
す要部の平面図である。
す要部の平面図である。
【図2】図1のI−I線における断面図である。
【図3】図1の成形機を用いた成形途中の状態を示す要
部の平面図である。
部の平面図である。
1 ロールスタンド 11 成形ローラー 16 スリットカッター 2a 固定式ロールスタンドユニット 2b 移動式ロールスタンドユニット 3 成形機ベース A 成形用素材 B 直進端部 C 斜行端部
Claims (3)
- 【請求項1】 上下一対の成形ローラーを有するロール
スタンドが1段以上備えられたロールスタンドユニット
を、成形用素材の進行方向に沿うように成形機ベースに
2基以上配置してなる成形機にあって、 上記ロールスタンドユニットは、成形用素材の複数の直
進端部を成形可能な少なくとも1基の固定式ロールスタ
ンドユニットと、横方向に移動可能で、且つ上下一対の
スリットカッターを備え、しかも成形用素材の複数の斜
行端部を成形可能な移動式ロールスタンドユニットと、
からなり、 移動式ロールスタンドユニットを成形用素材の進行状態
に対応させて横方向に移動制御させ、スリットカッター
で成形用素材の平坦部分を切断するとともに切断により
形成された斜行端部を成形することを特徴とする外装材
の成形機。 - 【請求項2】 移動式ロールスタンドユニットは、成形
機ベースに対し横方向に移動可能なスライドベースに任
意の角度で取付けられたことを特徴とする請求項1に記
載の外装材の成形機。 - 【請求項3】 上下一対の成形ローラーを有するロール
スタンドが1段以上備えられたロールスタンドユニット
を、成形用素材の進行方向に沿うように成形機ベースに
2基以上配置してなり、上記ロールスタンドユニット
は、成形用素材の複数の直進端部を成形可能な少なくと
も1基の固定式ロールスタンドユニットと、横方向に移
動可能で、且つ上下一対のスリットカッターを備え、し
かも成形用素材の複数の斜行端部を成形可能な移動式ロ
ールスタンドユニットとからなる成形機により、 移動式ロールスタンドユニットを成形用素材の進行状態
に対応させて横方向に移動制御させ、スリットカッター
で成形用素材の平坦部分を切断するとともに切断により
形成された斜行端部を成形するようにしたことを特徴す
る外装材の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5440794A JPH0815634B2 (ja) | 1994-03-01 | 1994-03-01 | 外装材の成形機および外装材の成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5440794A JPH0815634B2 (ja) | 1994-03-01 | 1994-03-01 | 外装材の成形機および外装材の成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07236928A JPH07236928A (ja) | 1995-09-12 |
JPH0815634B2 true JPH0815634B2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=12969856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5440794A Expired - Fee Related JPH0815634B2 (ja) | 1994-03-01 | 1994-03-01 | 外装材の成形機および外装材の成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0815634B2 (ja) |
-
1994
- 1994-03-01 JP JP5440794A patent/JPH0815634B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07236928A (ja) | 1995-09-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |