JPH08155795A - 組付品の組付面精度検出方法 - Google Patents

組付品の組付面精度検出方法

Info

Publication number
JPH08155795A
JPH08155795A JP30802594A JP30802594A JPH08155795A JP H08155795 A JPH08155795 A JP H08155795A JP 30802594 A JP30802594 A JP 30802594A JP 30802594 A JP30802594 A JP 30802594A JP H08155795 A JPH08155795 A JP H08155795A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drill
accuracy
hole
counterbore
assembling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP30802594A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3410570B2 (ja
Inventor
Hideji Matsuura
秀次 松浦
Tsukasa Ishigaki
司 石垣
Takeshi Kira
武之 吉良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP30802594A priority Critical patent/JP3410570B2/ja
Publication of JPH08155795A publication Critical patent/JPH08155795A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3410570B2 publication Critical patent/JP3410570B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オイルパンの組付面の面精度の検出方法にお
いて、ボルト孔の加工と同時に精度を検出し、信頼性の
向上と、工数の簡略化と、設備費用の低廉化を図る。 【構成】 鋳造したオイルパンWのフランジ部Wfにボ
ルト孔を穿孔する際、ザグリ刃付きドリル6にて組付面
a側から加工し、この加工送りに際しては、ザグリ刃6
bが正常な組付面aの僅か手前で停止するようティーチ
ングして加工する。そして、ドリル孔hのみ加工されれ
ば面精度良好、ドリル孔hの外側にザグリ孔Hが加工さ
れると面精度不良と判定する。また、ザグリ孔Hが形成
されている場合、ザグリ深さを測定して歪み傾向を解析
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両用エンジン
の構成部品であるオイルパンの組付面の精度を検出する
方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用エンジンのシリンダブロッ
ク下方には潤滑油をプールするオイルパンが取り付けら
れるが、このオイルパンは鋳造で成形されることがあ
る。そして、このようなオイルパンの取付面は製品の合
わせ面であるため精度を持たせる必要があり、取付面の
精度を確認する方法として抜き取り検査が多用されてい
る。すなわち、例えばランダムに抜き取った製品Wを図
4に示すような歪み測定治具51にセットし、製品Wの
組付面Wa上に複数の歪み測定センサ52…を当接させ
て夫々の箇所の面歪みを測定し、データ処理装置53で
面精度を判定するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
方法は測定に工数がかかるとともに歪み測定治具等の高
価な設備を要し、しかもすべての製品をチェックするこ
とが困難であるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、組付面に組付用孔を穿孔するドリルにザグリ
刃を設け、このザグリ刃付きドリルの加工送りに際して
は、ザグリ刃が正常な組付面の僅か手前で停止するよう
ティーチングして加工し、加工孔にザグリ加工が施され
ているか否かによって面精度の合否を判定するようにし
た。また、ザグリ加工が施されている場合、ザグリ深さ
を測定して歪み傾向を解析するようにした。
【0005】
【作用】鋳造した組付品の組付面に精度不良がある場
合、当該組付品は製品価値がなく廃棄等処分が行われ
る。そこで、取付面に元来必要な取付用孔を加工する
際、ザグリ刃付きドリルで加工すると、面精度が正常で
あればザグリ加工は施されず加工孔がそのまま取付用孔
として利用でき、面精度が不良で正常面より突出してい
ればザグリ加工が施され一目で判別できる。そして、こ
のような加工を全製品に対して行えば、信頼性の高い面
精度判定を効率的に行うことができる。また、ザグリ加
工が施されたらザグリ深さで歪み傾向を解析し、必要な
対策を講じる。
【0006】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1はザグリ刃付きドリルによる加
工状態図であり、(A)が面精度正常時、(B)が面精
度不良時、図2は車両用エンジンの構成部品であるオイ
ルパンを鋳造する金型の縦断面図、図3は金型から取り
出したオイルパンの斜視図である。本発明の組付品の組
付面精度検出方法は、車両用エンジンの構成部品である
オイルパンの取付面の精度を検出する方法として適用さ
れ、このオイルパンは図2に示すような金型で鋳造され
る。
【0007】すなわち、この鋳造金型1は雄型に設けら
れた雄型中子2と、雌型に設けられた雌型中子3を備
え、両中子2、3によってキャビティ4を形成するとと
もに、このキャビティ4内に湯口5からアルミ合金の溶
湯を注湯するようにしている。そして、このような金型
1で鋳造されたアルミ合金製のオイルパンW鋳造品は、
図3に示すように、潤滑油をプールするためのカップ部
Wcと、カップ開口側に形成されたフランジ部Wfを備
え、周辺に形成された湯口部Wy等の不要部は爾後のト
リミングで切除するようにしている。また、フランジ部
Wfの開口面側が取付面aとされ、不図示のシリンダブ
ロックに取り付ける際の合わせ面として構成されるとと
もに、カップ部Wc内には長手方向に所定間隔置きに複
数のリブWr…が突設されている。
【0008】また、取付面aは製品の型合わせ面である
ため面精度を必要とするが、通常、取付面aには抜勾配
抵抗とか凝固収縮によって歪みが発生するため、鋳造
後、取付面aの切削加工が行われるのが一般である。し
かし、本案では鋳造だけで精度を保持し、切削加工を省
略するため、図1に示す前記雄型中子2を更に第1〜第
3分割中子2a〜2cに分割し、特に精度を要する取付
面aを第2分割中子2bにて専用に成形し、精度保持が
悪くなったような時に第2分割中子2bだけを安価且つ
簡易に交換、或いは補修できるようにしている。そし
て、第3分割中子2cには、前記リブWr成形用のスリ
ット溝s…を設け、このスリット溝s…によってリブ成
形キャビティを形成するとともに、前記第2分割中子2
bには周方向に沿って凸条部tを設け、この凸条部tに
よって取付面aにOリング装着用の溝m(図3)を形成
するようにしている。
【0009】ところで、このようなオイルパンWのフラ
ンジ部Wfには、シリンダブロックに取り付ける際のボ
ルト孔を周方向に沿って複数形成する必要があり、従来
からこのようなボルト孔は鋳造後のドリル加工等によっ
て穿孔している。また、前記取付面aの面精度は、従来
は抜き取り検査等によって歪み測定装置等で合否を点検
していた。このため、工程数が多く、しかも全製品を点
検することが困難であり、本案では図1に示すようなザ
グリ刃付きドリル6でボルト孔を穿設加工することで穿
孔工程と精度検査を兼ねて行うようにし、工程数の削減
を図っている。
【0010】すなわち、このザグリ刃付きドリル6は、
ドリル6aの先端部から所定の長さ分奥まった箇所に大
径のザグリ刃6bを備えており、このザグリ刃付きドリ
ル6で取付面a側からNC加工を行うようにするととも
に、取付面aの精度が正常な場合に、(A)に示すよう
に、ザグリ刃6bが取付面aから僅か手前になった時点
で加工送りを停止するようにティーチングして加工す
る。そして、取付面aが所望の面精度の範囲を越えて前
方に突出すると、ザグリ刃6bが取付面aに当接するよ
うにしている。因みに、ドリル6a長は、加工送りを停
止した時点でフランジ部Wfに貫通孔を形成することの
できるよう充分な長さに設定している。
【0011】このため、以上のようなザグリ刃付きドリ
ル6にて、全てのオイルパンWのフランジ部Wfをドリ
ル加工すると、取付面aの精度が良好な場合は、(A)
の下方図に示すフランジ部底面図のようにドリル孔hの
みが形成され、これに反して取付面a精度が不良で許容
範囲を越えて取付面aが前方に突出している場合は、
(B)に示すように、ザグリ刃6bが取付面aに当接し
て必要なドリル孔hの外側に大径のザグリ孔Hも一緒に
形成される。つまり、これをドリル加工面側から見れ
ば、面精度不良のものには大径のザグリ孔Hが形成され
ており、面精度の合否が直ちに判定できる。そして、ザ
グリ加工が行われた不良品については廃棄処分等の措置
が採られる。
【0012】尚、本案では取付面aが正規の位置から前
方に突出している場合は即座に合否が判定できるが、後
方に窪んでいる場合は判定できないという難点はある
が、金型鋳造で精度が問題となる大部分は金型摩耗に起
因するものであり、この金型摩耗に起因する場合は鋳造
品の取付面aが突出するケースが多いことを考えれば、
本案の有用性は高いものと言える。
【0013】また、面精度の不良な箇所に複数のボルト
孔を加工した場合、各々のザグリ孔H…の加工深さを測
定すれば、面の歪み傾向等を解析することが可能であ
り、適切な対策を講じるための手段として活用できる。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明の組付面精度検出方
法は、組付用孔を穿孔するドリルにザグリ刃を設け、面
精度が所要の範囲を越えるとザグリ刃が取付面に当接す
るようにしているため、従来のような抜き取り検査でな
く全製品に対して簡易に検査を行うことができ、しかも
歪み測定治具等の高価な設備を必要としない。しかも、
通常の作業系列の一環である取付用孔の加工で面精度を
検査するため、効率的である。また、ザグリ加工が施さ
れた場合、ザグリ深さを測定して必要な対策を講じれ
ば、早期に適切な処置が採れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ザグリ刃付きドリルによる加工状態図であり、
(A)が面精度正常時、(B)が面精度不良時で、且つ
夫々の下方の図はフランジ部の底面図
【図2】車両用エンジンの構成部品であるオイルパンを
鋳造する金型の縦断面図
【図3】金型から取り出したオイルパンの斜視図
【図4】従来の面精度検査に用いられる歪み測定治具の
構成例図
【符号の説明】
6…ザグリ刃付きドリル、6a…ドリル、6b…ザグリ
刃、H…ザグリ孔、W…オイルパン、a…取付面、h…
ドリル孔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳造した組付品の組付面精度を検出する
    方法において、前記組付面に組付用孔を穿孔するドリル
    にザグリ刃を設け、このザグリ刃付きドリルの加工送り
    に際しては、前記ザグリ刃が正常な組付面の僅か手前で
    停止するようティーチングして加工し、加工孔にザグリ
    加工が施されているか否かによって面精度の合否を判定
    するとともに、ザグリ加工が施されている場合、ザグリ
    深さを測定して歪み傾向を解析することを特徴とする組
    付品の組付面精度検出方法。
JP30802594A 1994-12-12 1994-12-12 組付品の組付面精度の良否判定方法 Expired - Fee Related JP3410570B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30802594A JP3410570B2 (ja) 1994-12-12 1994-12-12 組付品の組付面精度の良否判定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30802594A JP3410570B2 (ja) 1994-12-12 1994-12-12 組付品の組付面精度の良否判定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08155795A true JPH08155795A (ja) 1996-06-18
JP3410570B2 JP3410570B2 (ja) 2003-05-26

Family

ID=17975990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30802594A Expired - Fee Related JP3410570B2 (ja) 1994-12-12 1994-12-12 組付品の組付面精度の良否判定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3410570B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103900435A (zh) * 2013-12-20 2014-07-02 浙江吉利控股集团有限公司 发动机油底壳检具及使用该检具的油压强度测定方法
CN104534960A (zh) * 2014-12-05 2015-04-22 芜湖莫森泰克汽车科技有限公司 一种汽车天窗框架检具
CN105157529A (zh) * 2015-04-30 2015-12-16 芜湖莫森泰克汽车科技有限公司 齿扇齿顶圆间隙检具
CN109807687A (zh) * 2018-12-24 2019-05-28 西安航天动力机械有限公司 用于检测圆锥面上外部件位置的工装

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103900435A (zh) * 2013-12-20 2014-07-02 浙江吉利控股集团有限公司 发动机油底壳检具及使用该检具的油压强度测定方法
CN104534960A (zh) * 2014-12-05 2015-04-22 芜湖莫森泰克汽车科技有限公司 一种汽车天窗框架检具
CN105157529A (zh) * 2015-04-30 2015-12-16 芜湖莫森泰克汽车科技有限公司 齿扇齿顶圆间隙检具
CN109807687A (zh) * 2018-12-24 2019-05-28 西安航天动力机械有限公司 用于检测圆锥面上外部件位置的工装
CN109807687B (zh) * 2018-12-24 2020-08-18 西安航天动力机械有限公司 用于检测圆锥面上外部件位置的工装

Also Published As

Publication number Publication date
JP3410570B2 (ja) 2003-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080156451A1 (en) Die casting process incorporating computerized pattern recognition techniques
US4847964A (en) Method of producing a crown for an articulated piston
EP1906282A2 (en) Device for estimating machining dimension of machine tool
US20080045391A1 (en) Working machine
WO1992009865A1 (fr) Procede de controle de mesures dimensionnelles de pieces de fonderie
EP4024150A1 (en) Automatic determination method for quality state of self-piercing riveting process
JPH08155795A (ja) 組付品の組付面精度検出方法
US20230211448A1 (en) Method for checking at least one subregion of a component and checking device for checking at least one subregion of a component
KR100208823B1 (ko) 실린더 블록 오일주입구의 가공 여부 확인용 지그
Kayabaşi et al. On-line surface roughness prediction by using a probabilistic approach for end-milling
CN213396833U (zh) 一种小型焊接结构件快速精准检测装置
CN218964684U (zh) 一种防断裂数控车床用内铣刀
CN219074090U (zh) 汽车管道托架专用冷冲孔工装
CN218341483U (zh) 白车身钣金件试制模检复合工装
EP4063070B1 (en) Machining fixture and method of using the same
CN115808108A (zh) 一种电嘴空间尺寸快速测量装置及方法
CN116408387A (zh) 汽车管道托架专用冷冲孔工装及加工检验方法
JPS61193816A (ja) モ−ルド金型
JP2536838Y2 (ja) カムシャフト
CN109514350B (zh) 一种用于机箱的检具和使用检具检测机箱的方法
CN111136339A (zh) 一种高精零件的压铸模具制造工艺
JPH0112919Y2 (ja)
JPH04101493A (ja) 印刷配線板の製造方法
EP4410457A1 (de) Werkzeugmaschine und haltevorrichtung zur felgenbearbeitung
Jennings Dimensional Measurement Analysis Reduces Rework and Scrap in Casting and Tooling

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030307

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees