JPH08155739A - ロール自動加工システム - Google Patents

ロール自動加工システム

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JPH08155739A
JPH08155739A JP29709494A JP29709494A JPH08155739A JP H08155739 A JPH08155739 A JP H08155739A JP 29709494 A JP29709494 A JP 29709494A JP 29709494 A JP29709494 A JP 29709494A JP H08155739 A JPH08155739 A JP H08155739A
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JP
Japan
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grinding
roll
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caliber
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JP29709494A
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English (en)
Inventor
Hiromi Aramaki
広美 荒巻
Kiichi Kawabata
喜一 川端
Masatoshi Sasaki
雅敏 佐々木
Hideo Iwama
秀男 岩間
Masahiro Hirai
昌宏 平井
Muneo Takahashi
宗男 高橋
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HIKARI KIKAI SEISAKUSHO KK
Nippon Steel Corp
Sumitomo Electric Igetaroy Co Ltd
Original Assignee
HIKARI KIKAI SEISAKUSHO KK
Nippon Steel Corp
Sumitomo Electric Igetaroy Co Ltd
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Publication date
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  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロールストックコンベア、外周研削とカリバ
ー研削の同時加工する研削加工機本体、両者を連続運搬
するハンドリングロボットにより構成して、高能率のロ
ール加工を可能とし省人化を図る。 【構成】 内径の異なる数種類のロールを複数セットで
きるストックコンベアの搬送ラインに配置された該搬送
ラインの取り込み位置にあるロールをワークハンドによ
り取込む機能と、ロールに所望の加工を施す竪型の主軸
にワークガイドにより組込みできるアーバー機能と、砥
石軸と主軸の位置を予めコンピュータに登録しておきロ
ールの寸法に応じて移動量を計算する機能と、その主軸
がロールの外周研削とカリバー研削を行う共通の位置に
あり、同時に電解研削後機械研削し、研削量に応じて分
割研削を行う機能をもったロール自動加工システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、仕上げNTミルに使用
される超硬ロールのロール加工において、ロール交換、
ロール加工、ロール洗浄等の自動化を行うロール自動加
工システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロール加工は、バッチ作業のため一人当
たりの加工能率が低く、要員的にも多人数を要している
のが実態である。具体的には下記の作業を行っていた。
【0003】外周研削用砥石を横型のNC(数値制御の
意味)付き電解研削に取り付け、予めロール寸法を測定
しておき、アーバーを用いてロールをセットし、研削条
件を入力し所要削量加工した後、ロール寸法を再度測定
し寸法確認する。次に、カリバー研削用砥石を横型のN
C付き電解研削に取り付け、同様にカリバー加工を行
う。加工を完了したロールは、ロール洗浄を行う。以上
の作業をロールセット単位にその都度行っていた。この
ため、ロール交換、ロール加工、ロール洗浄等の自動化
を行うロール自動加工システムの確立が必要となった。
【0004】特開平5−154747号には、搬送ライ
ンを挟んで対向した一対のワーク取り込み機構について
記載されている。この方法は、連続的に流れる機械部品
を一対のワーク取り込み機により取り込み複数の加工を
行うものであり、本発明のように、数種類のロールを複
数セットする機構なり、搬送ラインの元の位置にセット
する機能はなく、搬送ラインの共通化を図っただけのも
のである。
【0005】また、特開平1−281835号には、加
工物に対して2台の横軸の工作機械を対向配置した自動
同芯補正装置について記載されている。この方法は、加
工物の両端にあるボーリング穴等の加工の同芯度を高め
るため、加工物を載置しているフロアプレート若しくは
取付具等に検出器を配設し、2台の横軸の工作機械が各
々検出器の位置を計測しこの位置を基準として加工する
ものである。この方式は本、発明のように主軸がロール
の外周研削とカリバー研削を同時に行うように2台の竪
型加工装置を対向配置しているのとは目的が異なるもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の作業としては、
下記の作業をロールセット単位毎にその都度行ってい
た。外周研削用砥石を横型のNC付き電解研削に取り付
け、予めロール寸法を測定しておき、アーバーを用いて
ロールをセットし、研削条件を入力し所要削量加工した
後、ロール寸法を再度測定し寸法確認する。次に、カリ
バー研削用砥石を横型のNC付き電解研削に取り付け、
同様にカリバー加工を行う。加工を完了したらロール洗
浄を行う。
【0007】それぞれの加工は、バッチ作業のため一人
当たりの加工能率が低く、複数の条件の異なる加工をす
るため複数の横型のNC付き電解研削が必要となり、要
員的にも多人数を要することとなっていた。このため、
ロール交換、ロール加工、ロール洗浄等の自動化を行う
ロール自動加工システムの確立が望まれていた。
【0008】本発明は、このような従来技術に鑑みなさ
れたもので、高能率のロール加工を可能とし省人化を図
ることが可能なロール自動加工システムを提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は以下の構成を要
旨とする。その1は、内径の異なる数種類のロールを複
数セットできるストックコンベアの搬送ラインに配置さ
れた該搬送ラインの取り込み位置にあるロールをワーク
ハンドにより取込む機能と、ロールに所望の加工を施す
竪型の主軸にワークガイドにより組込みできるアーバー
機能と、砥石軸と主軸の位置を予めコンピュータに登録
しておき各ロールの加工寸法に応じて移動量を計算する
機能と、その主軸がロールの外周研削とカリバー研削を
行うことができる共通の位置にあり、竪型の外周研削装
置と竪型のカリバー研削装置により同時あるいは個別に
電解研削したのち機械研削し、研削量に応じて分割研削
を行う機能を持つことを特徴とするロール自動加工シス
テム。
【0010】その2は、ロール加工完了後、オンライン
でロール洗浄する機能とそのロールをストックコンベア
の搬送ラインの元の位置にセットできることを特徴とす
るロール自動加工システム。その3は、ロール加工によ
り発生する熱により生ずる研削装置のベットと加工軸と
の熱膨脹量をリニアスケールにより測定し、ロール研削
前に熱膨脹量を研削量に逐次補正する機能と、冷却また
はヒートアップにより電解液の液温を一定に制御するこ
とを特徴とするロール自動加工システム。その4は、室
温にも追従し、ロール研削前に熱膨脹量を研削量に逐次
補正する機能をもったロール自動加工システム。その5
は、ロールを連続して加工するため、複数のロール加工
条件を予めコンピュータに登録しておき、加工数量と削
量を必要都度コンピュータに伝達することを特徴とした
ロール自動加工システム。その6は、砥石形状測定装置
により、砥石磨耗量と上下位置量を予め測定しておき砥
石形状に合わせた加工原点補正を行うことを特徴とした
ロール自動加工システム。その7は、各ロールの加工寸
法形状を加工前に自動測定し、その測定データを基に加
工を行うことを特徴としたロール自動加工システム。
【0011】
【作用】次に図面に基づいて詳細に説明する。 (1)ストックコンベア、洗浄関係 図1、図2に示すように、最初にストックコンベア2
の搬送ラインにセットされたロール1を、研削加工機1
6により供給指令を受け取ることにより自動で研削加工
機16の主軸台3に供給する。
【0012】ロールストック量は、1日当たりの最大
処理量の分確保することにした。ストックされた状態の
ロール1がすぐ識別できるよう、平面配置とした。ま
た、図5に示すように、内径の異なる数種類のロールを
複数セットできるよう、竹の子型の受け座22を考案し
た。
【0013】図2に示すように、ストックコンベア2
と研削加工機16間の移動のハンドリング手段として、
ロール着脱用のつまみ機能と移動機能をもったハンドリ
ングロボット15を設け、数種類のロールをマニプレー
タで対応できるよう、油圧式のつまみ方式を考案した。
【0014】研削加工機16前面での作業スペース
や、洗浄装置スペース上、ストックコンベア2と研削加
工機16間の距離が長くなること等のためロボットイメ
ージでは大型で高価なためトラバーサ方式を考案した。
【0015】ロール入替え指令を受け取ることによ
り、研削完了ロールを主軸台3より取り外し、図10に
示すような洗浄装置11に移動し、次のロール1を主軸
台3に供給する。
【0016】洗浄装置11に移動したロール1は、次
のロール1を研削中に水とエアにより洗浄、水切りをし
てストックコンベア2の元の位置にロール1を格納す
る。
【0017】ロール取り外し指令を受け取ることによ
り研削完了ロールを取り出し、洗浄終了後ストックコン
ベア2の元の位置にロール1を格納する。
【0018】(2)研削加工関係 ストックコンベア2より供給されたロール1を図3に
示すようなロール押さえワークガイド6と、図4に示す
ような油圧コレット式主軸アーバー機能により自動で高
い精度でチャッキングができる。主軸固定側にテーパー
軸を設け、このテーパー軸との嵌め合い部分(縦のスリ
ットを設けラジアル方向に膨らむように考慮されてい
る)を油圧にて摺動させることにより、ロール1を完全
に主軸台3に固定できる。
【0019】加工原点合わせは、砥石軸の待機点(原
点)と主軸間の距離を把握しNCに入力しておき、加工
寸法に対して必要な移動量を計算させて動作させる原点
基準の移動量計算方式としている。上記に伴い、砥石形
状の測定が予め必要となることから、砥石形状測定装置
により砥石磨耗量・砥石セット位置(上下位置量)の測
定を行う。
【0020】ロール加工条件は、数百種類あり、その
誤動作をなくすること、入力条件を簡便にするため同一
属性のロール毎に必要なデータを入力したフロッピーを
作成し、加工ロールに応じて必要な加工数量と削量をフ
ロッピーからコンピュータに伝達するようにした。
【0021】ストックコンベア2にセットしたときコ
ンピュータに入力されたロール1の研削データを元に電
解研削による粗研削と、機械研削による仕上げ研削とに
分けて連続研削加工を行う。
【0022】粗研削については、研削時間の短縮と研
削砥石の負荷軽減とによりランニングコスト低減のため
電解電源装置を外周、カリバー用の2台を使用して、外
周、カリバーの同時研削加工を行う。この時の研削回数
は、ロールにより決められた一回の研削量で全研削量を
平均化して自動的に一番効率のよい研削を行う。また、
研削速度についてはロールによる標準研削速度に対して
電解研削加工電流と、研削砥石負荷の研削条件を設定す
ることによりセンサーからの研削情報をリアルタイムで
取り込み、その条件により最適な研削条件で、自動研削
運転を行う。
【0023】研削加工順序については、仕上がり面の
精度を向上させるため全ての粗研削を終了した後に外
周、カリバー研削の順に機械研削仕上げを行う。また、
加工時間短縮のために外周、カリバー研削の同時研削が
可能である。従来は、外周とカリバーを別々に研削して
いたために外周とカリバーの境目に電解肌が残り圧延時
に形状崩れが発生しやすかったが、上記により改善され
た。
【0024】(3)熱膨脹量補正関係 図9に示すように外周砥石軸とカリバー砥石軸の切り
込み軸に組み込まれたリニアスケール35により、研削
加工機械の熱膨脹による伸縮量を測定し、そのデータを
数値化してコンピュータに個々に取り込む。
【0025】粗研削加工開始毎に外周砥石軸、カリバ
ー砥石軸の熱膨脹測定をしたデータをロール研削データ
に個々に加算をして安定した研削を行う。
【0026】仕上げ研削加工前にもに外周砥石軸、カ
リバー砥石軸の熱膨脹測定をし、そのデータを仕上げ研
削データに個々に加算をして高精度に仕上げ研削加工を
行う。
【0027】(4)研削液関係 熱膨脹による研削機械の加工精度変化を最小限に押さ
えるため、図8に示すように研削液タンク12にパイプ
ヒータ30と冷却装置29を組み込んで研削液の温度管
理をすると共に、常時研削機械16にこの研削液を循環
させ、研削液と機械本体の温度差を少なくして研削機械
本体16の熱膨脹を抑制する。
【0028】熱膨脹による研削機械の影響は、その設
置場所の諸条件に左右されることから研削液の温度管理
方法は、液温一定制御方式と室温追従制御方式の2つの
機能を有し設定条件により選択使用する。
【0029】加工する順番について以下説明する。尚、
詳細なロール加工フローチャートは、図13〜図16に
示した。 (1)加工する事前準備として、以下の作業を行う。 これから使用するカリバー砥石17を図7の砥石形状
測定装置により砥石磨耗量と上下量を測定する。 加工するロールの種類および加工する数、削量の情報
をコンピュータ端末よりフロッピーに入力しておき研削
加工機16の制御装置のコンピュータに、その情報を読
込ませておく。 図3に示すように竪型のカリバー研削装置4の軸にカ
リバー砥石17を組込み、竪型の外周研削装置5の軸に
平砥石18を組込む。 図1に示すようにストックコンベア2に加工するロー
ル1を上下1セット毎に加工順に並べる。 研削加工機16の制御装置の操作盤8より、カリバー
砥石17の砥石磨耗量と上下位置量を入力する。 加工条件を確認後、自動運転を起動させる。
【0030】(2)ストックコンベア2のロール1を研
削加工機16からの供給指令により、ワークハンド7に
より研削加工機16の主軸台3にワークガイド6により
組み込み、カリバー砥石軸17、ロール1のカリバー位
置にカリバー砥石17を移動する。
【0031】(3)カリバー1本目位置決めおよび外周
位置決め後、熱膨脹を図9に示すようなリニアスケール
35により測定し補正する。カリバー研削装置4のカリ
バー砥石17および外周研削装置5の平砥石18の同時
電解研削加工を開始する。削量大の時は、削量を分け
た、いわゆる分割研削にする。電解研削完了後、機械研
削を行う。カリバー2本目以降も同様なことを繰り返
す。
【0032】以上により加工完了したら、主軸台3の回
転を止めロール1をワークハンド7により図10に示す
ような洗浄装置11に運搬する。洗浄している間に次の
ロールの加工に入る。洗浄完了したらストックコンベア
2の元の位置に戻す。上記のことをストックコンベア2
にある加工ロールがなくなるまで繰り返したのち完了と
する。
【0033】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1に本
発明の実施例の研削加工機の平面図、図2にその正面図
を示す。図1および図2において、8インチロール19
aおよび6インチロール19bを複数配列可能なストッ
クコンベア2、ストックコンベア2と主軸台3の間をロ
ール運搬するハンドリングロボット15のワークハンド
7、また加工後のロール洗浄を行う洗浄装置11、ロー
ル1の外周研削とカリバー研削の同時研削が可能な主軸
台3と、その主軸台3を中心として対向配置された竪型
のカリバー研削装置4と竪型の外周研削装置5が図示の
如く配設されている。ストックコンベア2によりロール
交換の連続処理化、ハンドリングロボット15によりス
トッカと研削加工機16との連続処理化を可能としてい
る。また、外周研削とカリバー研削の同時研削により加
工時間の短縮を図っており高能率の加工が可能となる。
【0034】図3は、研削加工機の側面図であり、主軸
台3を中心として竪型のカリバー研削装置4と竪型の外
周研削装置5が対向配置されていることがわかる。
【0035】図4は、主軸台3に8インチロール19a
および6インチロール19bをチャッキングした例であ
り、主軸固定側にテーパーを設け、このテーパーとの嵌
め合い部分を油圧にて摺動させ固定する。
【0036】図5は、8インチロール19aおよび6イ
ンチロール19bをひとつのストックコンベア2に並べ
ることが可能なように、竹の子式受け座22によりセッ
トした側面図である。
【0037】図6は、竪型のカリバー研削装置4の軸に
取り付けられたカリバー砥石17により、主軸台3にセ
ットされたロール1のカリバー41を加工している側面
図である。ロール1のカリバー位置の寸法、幅・外径寸
法等は、あらかじめ、情報をフロッピーにより研削加工
機の制御装置に読み込ませており、カリバー研削装置4
の砥石軸の待機点(原点)と主軸間との距離を把握し、
加工寸法に対して必要な移動量を計算させる方式なの
で、カリバー1本目とカリバー2本目の位置に間違いな
く移動し加工を行うことができる。
【0038】図7は、砥石形状測定装置であり、カリバ
ー砥石17の砥石の磨耗量および砥石の上下量を測定す
る装置である。カリバー砥石17をセットした後、投影
機24に貼り付けたカリバー形状図面に照明装置23に
より写し出されたカリバー砥石17の先端を左右ハンド
ル27aおよび上下ハンドル27bにより合わせること
により、ダイヤルゲージ26が動きリニアスケール2軸
カウンター25に、砥石の磨耗量および砥石の上下量が
表示される。この数値は当該のカリバー砥石17をカリ
バー研削装置4の砥石軸にセットした後、ロール加工前
に研削加工機の操作盤8のパネルより入力しておく。
【0039】図8は、研削液の温度制御装置であり、研
削加工することで、研削液の温度が上昇する。また、加
工する前とか冬場は研削液の温度が低いことがある。こ
れらにより、研削機械の加工精度の変化があるため、そ
の変化を最小限にする必要があり、電解液の液温を一定
(常温)にするため研削液タンク12に冷却装置29と
パイプヒーター30を組み込んで研削液の温度管理を行
う。
【0040】図9は、熱膨脹補正のため砥石軸の切り込
み軸に組み込まれたリニアスケール35により研削加工
機本体16の熱膨脹による伸縮量を測定してそのデータ
を数値化(数値はカウンタ34に表示される)してコン
ピュータに取り込む。
【0041】図10は、洗浄装置11を示し、ロール加
工後、ストックコンベア2と主軸台3の間をロール運搬
するハンドリングロボット15のワークハンド7によ
り、主軸台3からロール1を洗浄装置11の中に入れ、
洗浄水39とエアパージ38により、ロール表面の汚れ
を除去し、ドレン40より排出する。
【0042】図11は、6インチロール19bの例であ
り、図12は、8インチロール19aの例である。カリ
バー数は2個か4個程度が普通である。ロールのカリバ
ー位置・幅寸法等の数値は、あらかじめ研削加工機本体
16のコンピュータに登録されている。加工タイミング
にどのロールを加工するかフロッピーからデータを読み
込ませる。
【0043】上記により、ロール加工の連続加工が可能
となり、加工精度も安定したものが可能となった。
【0044】
【発明の効果】以上に述べた本発明によれば、内径の異
なる数種類のロールの連続加工が可能となり、最初のロ
ール種類・加工数・削量の設計値の読み込み、ロールの
ストックコンベアへの配列以外は自動化されることとな
り、加工時間帯の無人化が可能となった。オペレータ
は、連続加工の時間帯には他の作業ができ、操作も簡単
になった。また、ロールハンドリングの自動化、ロール
の外周・カリバーの同時研削により加工能率を著しく向
上させることが可能となった。更に、熱膨脹補正、液温
管理等により加工精度の安定化が図られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の研削加工機の平面図。
【図2】本発明の実施例の研削加工機の正面図。
【図3】本発明の実施例の研削加工機の側面図。
【図4】主軸台にロールチャッキングした時の斜視図。
【図5】ストックコンベアにロールをセットした時の斜
視図。
【図6】カリバー加工図。
【図7】砥石形状測定装置の構成図。
【図8】研削液の温度制御装置の構成図。
【図9】熱膨脹補正のためのリニアスケール取り付け
図。
【図10】洗浄装置の構成図。
【図11】6インチロールの形状の説明図。
【図12】8インチロールの形状の説明図。
【図13】本発明のロール加工のフローチャートの第1
番目を示す。
【図14】図13に続くフローチャートの第2番目を示
す。
【図15】図14に続くフローチャートの第3番目を示
す。
【図16】図15に続くフローチャートの第4番目を示
す。
【図17】図16に続くフローチャートの第5番目を示
す。
【符号の説明】
1 ロール 2 ストックコ
ンベア 3 主軸台 4 カリバー研
削装置 5 外周研削装置 6 ワークガイ
ド 7 ワークハンド 8 操作盤 9 フレーム 10 遠心分離機 11 洗浄装置 12 電解液タン
ク 13 油圧ユニット 14 ドア 15 ハンドリングロボット 16 研削加工機 17 カリバー砥石 18 平砥石 19a 8インチロール 19b 6インチロ
ール 20 コレット 21 フランジ 22 竹の子式受け座 23 照明装置 24 投影機 25 リニアスケ
ール2軸カウンター 26 ダイヤルゲージ 27 ハンドル 28 電解液槽 29 冷却装置 30 パイプヒータ 31 クーリング
ポンプ 32 ミストコレクタ 33 温度センサ
ー 34 カウンタ 35 リニアスケ
ール 36 ケーブルベアー 37 低収縮素材 38 エアーパージ 39 洗浄水 40 ドレン 41 カリバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川端 喜一 岩手県釜石市鈴子町23−15 新日本製鐵株 式会社釜石製鐡所内 (72)発明者 佐々木 雅敏 岩手県釜石市鈴子町23−15 新日本製鐵株 式会社釜石製鐡所内 (72)発明者 岩間 秀男 岩手県釜石市鈴子町23−15 新日本製鐵株 式会社釜石製鐡所内 (72)発明者 平井 昌宏 静岡県富士市永田町1丁目29番地 住友電 工イゲタロイ株式会社富士営業所内 (72)発明者 高橋 宗男 三重県津市一身田中野八番ノ壹 株式会社 光機械製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内径の異なる数種類のロールを複数セッ
    トできるストックコンベアの搬送ラインに配置された該
    搬送ラインの取り込み位置にあるロールをワークハンド
    により取込む機能と、ロールに所望の加工を施す竪型の
    主軸にワークガイドにより組込みできるアーバー機能
    と、砥石軸と主軸の位置を予めコンピュータに登録して
    おき各ロールの加工寸法に応じて移動量を計算する機能
    と、その主軸がロールの外周研削とカリバー研削を行う
    ことができる共通の位置にあり、竪型の外周研削装置と
    竪型のカリバー研削装置により同時あるいは個別に電解
    研削したのち機械研削し、研削量に応じて分割研削を行
    う機能を持つことを特徴とするロール自動加工システ
    ム。
  2. 【請求項2】 ロール加工完了後、オンラインでロール
    洗浄する機能とそのロールをストックコンベアの搬送ラ
    インの元の位置にセットできることを特徴とする請求項
    1記載のロール自動加工システム。
  3. 【請求項3】 ロール加工により発生する熱により生ず
    る研削装置のベットと加工軸との熱膨脹量をリニアスケ
    ールにより測定し、ロール研削前に熱膨脹量を研削量に
    逐次補正する機能と、冷却またはヒートアップにより電
    解液の液温を一定に制御することを特徴とする請求項1
    又は2記載のロール自動加工システム。
  4. 【請求項4】 室温にも追従し、ロール研削前に熱膨脹
    量を研削量に逐次補正する機能をもった請求項1〜3の
    いずれか1項記載のロール自動加工システム。
  5. 【請求項5】 ロールを連続して加工するため、複数の
    ロール加工条件を予めコンピュータに登録しておき、加
    工数量と削量を必要都度コンピュータに伝達することを
    特徴とした請求項1〜4のいずれか1項記載のロール自
    動加工システム。
  6. 【請求項6】 砥石形状測定装置により、砥石磨耗量と
    上下位置量を予め測定しておき、砥石形状に合わせた加
    工原点補正を行うことを特徴とした請求項1〜5のいず
    れか1項記載のロール自動加工システム。
  7. 【請求項7】 各ロールの加工寸法形状を加工前に自動
    測定し、その測定データを基に請求項1〜6のいずれか
    1項記載の加工を行うことを特徴としたロール自動加工
    システム。
JP29709494A 1994-11-30 1994-11-30 ロール自動加工システム Withdrawn JPH08155739A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002096250A (ja) * 2000-09-20 2002-04-02 Sony Miyuujitsuku Entertainment:Kk スクリーン印刷用スキージの自動研磨装置
JP2016064458A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 株式会社ワークス 自動研削加工装置
CN107088795A (zh) * 2017-03-13 2017-08-25 浙江杰克机床有限公司 一种全自动外圆磨床

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