JPH08155686A

JPH08155686A - 空き缶自動潰圧回収装置

Info

Publication number: JPH08155686A
Application number: JP28059893A
Authority: JP
Inventors: Sadamasa Nagasawa; 沢貞正長
Original assignee: Eihou Lease Kk
Current assignee: Eihou Lease Kk
Priority date: 1993-10-13
Filing date: 1993-10-13
Publication date: 1996-06-18

Abstract

(57)【要約】【目的】各種空き缶を潰圧してコンパクト化すると共
に、鉄製缶とアルミニウム製缶とを自動的に分別して回
収することができる空き缶自動潰圧回収装置を提供す
る。【構成】シャッター機構、プレス機構、空き缶収納ド
ラム、振分け板、および必要に応じて並設されるされる
コイン供給機構とからなり、空き缶投入部内に配設した
鉄・アルミニウム感知センサーで、鉄製缶・アルミニウ
ム製缶投入時だけ、各部が順次作動する如く油圧モータ
ーをシーケンス制御して切り替え作動するようにしたこ
とを特徴とする空き缶自動潰圧回収装置。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の目的】この発明は、各種空き缶を潰圧してコン
パクト化すると共に、鉄製缶とアルミニウム製缶とを自
動的に分別して回収することができる空き缶自動潰圧回
収装置に関するものであり、特にその潰圧機構と誤作動
防止機構とにおいて従前までに実現されたことのない新
規な構造が組み込まれて成る空き缶自動潰圧回収装置を
提供しようとするものである。

【０００２】

【従来技術】ジュースやウーロン茶等の趣向飲料から、
ビールやチューハイ等といったアルコール飲料まで、そ
の取り扱いの簡便さが受け、缶入り飲料の形態で消費さ
れる量は飛躍的な伸び率を示して来ているが、この傾向
の一翼を担ってきたのが街角の至る所に設置されている
自動販売機であり、日本全国何処に出掛けて行っても、
正に２４時間体制でこの自動販売機からのサービスを間
違いなく受けることできる状況となっている。この缶入
り飲料の大量消費に付随して社会問題化しているのが空
き缶の処理対策の問題である。自動販売機のそばには空
き缶入れが必ず併置されているにも拘らず、心無い人々
の行為で道路端の草むらや空き地等には無数の空き缶が
捨て去られ、美観を損なう大きな原因の一つとなってし
まっている。

【０００３】一方、資源の有効利用の見地から、古紙や
ペットボトル、発泡スチロール製のトレイ等といった使
い古し資材の回収、再利用の運動と同様、この空き缶の
回収、再利用の動きも、ここに来て以前にも増して真剣
に取り上げられ始めている。これは、上記した美観上か
らの要請だけではなく、資源の枯渇化、特にアルミニウ
ム資源の枯渇化の問題が大きく影響しているものと思わ
れる。飲料容器としてのアルミニウム材は、軽量で成形
製の良さから、今ではスチール缶に迫る勢いで消費され
ているにも拘らず、空き缶の回収率の悪さと、回収され
たものもスチール缶に混在して回収されしまうという回
収形態の問題とから、再利用される割合が極めて低くな
ってしまっているのが現状であり、したがって、今後の
課題は、単に空き缶の回収という長年の悲願に加え、再
利用し易い形態での回収という新たな対策を踏まえたも
のとならざるを得ない。しかし、今のところ、この課題
に十分対応し切れる機械、装置の実用化がなされている
とはいえない状況下にある。

【０００４】この発明では、上記のような状況に鑑み、
これら空き缶を消費者が積極的に回収協力し易いように
すると共に、鉄製缶とアルミニウム製缶とが自動的に潰
圧分別されて回収できるようにする装置の開発、研究に
取り組んできた結果、遂に以下において詳述するとおり
の、極めて実用的且つ経済的な構造からなる空き缶自動
潰圧分別回収装置の実現化に成功したものであり、代表
的な実施例と共に、その構成の詳細を順を追って説示し
ていくことにする。

【０００５】

【発明の構成】この発明を代表する実施例として図面に
示すものからも明白に理解されるように、この発明は、
空き缶の連続投入を制御するシャッター機構、空き缶を
その軸線方向に潰圧してしまうプレス機構、空き缶を順
次プレス機構に供給する空き缶収納ドラム、鉄製缶・ア
ルミニウム製缶を分別回収する振分け板、および必要に
応じて並設されるされるコイン供給機構とからなり、空
き缶投入部内に配設した鉄・アルミニウム感知センサー
で、鉄製缶・アルミニウム製缶投入時だけ、各部が順次
作動する如く油圧モーターをシーケンス制御して切り替
え作動するようにした構成を基本とするものである。

【０００６】シャッター機構は、油圧モーターで作動す
るシリンダーの進退により、空き缶投入部から投げ入れ
られる各種サイズの空き缶を、１個ずつ通過させる機能
を果たすものであり、その直前に配されている鉄・アル
ミニウム感知センサーが鉄・アルミニウム何れかを感知
したその感知信号でのみシャッター板を開作動するよ
う、そのシリンダーを進退させるシリンダーが組み合わ
された構造から成るものである。このシャッター板配設
位置は、何種類かのサイズの異なる空き缶に対してもシ
ャッター機能を果たし得る最適な位置が選択されていな
ければならない。

【０００７】プレス機構は、後述する空き缶収納ドラム
の空洞部に収容されて所定位置まで送られてきた空き缶
を、その軸線方向に潰圧してしまうシリンダーおよびピ
ストンを有し、そのシリンダーおよびピストンは、空き
缶収納ドラムの複数個の空洞部の中、既に空き缶を収容
してしまっている空洞部の何れか１つの空洞部に合致し
た位置に配され、その軸線上を貫通状に進退できる構造
に組み合わされており、上記したシャッター機構同様、
鉄・アルミニウム感知センサーが鉄・アルミニウム何れ
かを感知したその感知信号で作動する油圧モーターの切
り替え作動で起動し、略５秒前後の往復動でプレス工程
を完了できるようタイミング方式で作動するようにす
る。

【０００８】空き缶収納ドラムは、空き缶投入部からシ
ャッター機構に制御されて１缶ずつ落下してくる空き缶
を、同心円上に設けた複数個の空洞部に順次収容し、そ
れらの空き缶を１つずつプレス機構に供給する機能を果
たすもので、間歇回転動をする過程で、複数個の空洞部
の中の１つが、その中心軸を常に空き缶投入部からの空
き缶移動軸に合致させるよう規制された間歇回転動が実
施されるよう形成されていなければならない。この間歇
回転動は、空き缶収納ドラムの底部側に設けた空き缶確
認センサーの作用により、ラチェットギアを定期的に回
動させる構造等で実現され、この間歇回転動の最中に
は、当然シャッター機構、プレス機構等は停止状態とな
るよう設定されていなければならない。

【０００９】なお、この空き缶収納ドラムは、その外周
をカバーで覆われ、上下にガイドプレートで隠蔽した構
造とされる。したがって、上方側のガイドプレートに
は、空き缶投入部からの空き缶が、間歇回転動してきた
空き缶収納ドラムの空き空洞部に入れる剥り抜き孔と、
プレス機構のピストンが所定の空洞部軸線上を出入りす
る剥り抜き孔とが形成されている必要があり、また、下
方側のガイドプレートには、プレス機構のピストンが空
洞部軸線上を出入りした後、更にシリンダー底部の潰圧
部まで進退できる剥り抜き孔が一つだけ形成された構造
とされていなければならない。

【００１０】振分け板は、上記したプレス機構シリンダ
ー底部の潰圧部下方に形成されている潰圧缶吐出し口の
真下に位置させた潰圧缶放出口内に配され、その口の半
分を選択的に閉鎖にできる構造に形成されて鉄製缶・ア
ルミニウム製缶を正確に分別回収できるよう機能するも
のであり、鉄・アルミニウム感知センサーで判別された
順位で空き缶収納ドラムの空洞部ない空き缶の材質が記
憶され、その信号に従ってその振分け方向が決定され、
油圧モーターの切り替えによって油圧機構が作動するよ
うな構造に形成される。

【００１１】コイン供給機構は、必要に応じて上記した
空き缶投入部近傍に並設されるものであり、硬貨あるい
は換金用のメダルといったコイン所定枚数をストックし
ておき、鉄・アルミニウム感知センサーで空き缶を感知
した後の適当な段階に、１枚ずつ受取り口にコインを供
給するような構造に形成され、消費者が進んで空き缶回
収に協力できる体制を兼ね備えた装置とする場合等に採
用することを狙いとするものである。この供給機構もシ
ーケンス制御されていて、油圧モーターの切り替えによ
りコインの送り出しが成されるようにする。以下では、
図面に示すこの発明を代表する実施例について詳述し、
この発明の基本的な技術的思想の理解のための一助とす
るものである。

【００１２】

【実施例１】図１の内部を透視的に表示した側面図、図
２の一部を破断した状態の正面図、図３の主要部だけを
表示した斜視図、および、図４のシーケンス制御の回路
図に示されているこの発明を代表する実施例として示す
ものは、底部に高さ調整用のアジャスターＦ２を配して
なる箱状の骨格枠体Ｆの内部に、空き缶投入部１から誘
導管４、空き缶収納ドラム５、プレス機構６、振分け板
７の組み込まれた潰圧缶放出口７２までが、空き缶をそ
の自重で自然に移動できる勾配の約３０度程度背面側に
傾斜させた構造に配されてなる事例となっている。

【００１３】先ず、骨格枠体Ｆの全面パネル所定高さ位
置に、開閉蓋１１付きの空き缶投入部１が、略３０度程
の下り勾配で形成され、開閉蓋１１から各種サイズの空
き缶を収容できるだけの奥まった位置に、空き缶の連続
投入を制御するシャッター機構２が配され、それを作動
する油圧機構部２１に連動させる。空き缶投入部１の下
方延長線上には、誘導管４が同じ傾斜で接続されてい
て、空き缶収納ドラム５上端側の上部ガイドプレート５
５に接続している。上部ガイドプレート５５、下部ガイ
ドプレート５４およびカバー５６に囲まれた内部には、
油圧機構部５１にラチェットギア５２を介して接続され
た空き缶収納ドラム５が組み込まれている。

【００１４】この空き缶収納ドラム５は、図３の斜視図
に示されているように、同ドラム５の回転軸芯を中心と
した円周上に６個の空洞部５３，５３，……が設けら
れ、その真上の位置に相当する空洞部５３が、先の誘導
管４の下端、上部ガイドプレート５５の剥り抜き孔の一
つに合致させ、誘導管４の軸芯と該空洞部５３のそれと
が合致する配置となるよう規制された構造としている。
空き缶収納ドラム５の最も下方に位置する空洞部５３の
軸芯に合致させて、空き缶をその軸線方向に潰圧してし
まうプレス機構６が配され、空き缶潰圧部となるシリン
ダー６２は、その中間部側面上方に空き缶収納ドラム５
の同空洞部５３を取り込むような組み合せ構造に配さ
れ、ピストン（図示せず）は、同空洞部５３の軸芯にそ
のロッド軸芯を合致させた進退を、油圧機構部６１の作
動によって実現し、同空洞部５３内に収容されていた空
き缶を、シリンダー６２底部に押し付け、潰圧できる構
造に形成されている。

【００１５】プレス機構６のシリンダー６２底部側面下
方には、潰圧された状態の缶だけが通過できる吐き出し
口（図示せず）が形成されていて、その直下には潰圧缶
放出口７２が形成され、吐き出されてくる潰圧缶の材質
に対応して、その内部に組み込まれている振分け板７
が、油圧機構部７１の作動で選択にその向きを変え、潰
圧缶放出口７２の半分を閉鎖状となし、その下方に出し
入れ自在とした鉄製缶回収籠、アルミニウム缶回収籠９
の何れかに、材質別に正しく且つ自動的に分別、回収さ
れるようにしている。

【００１６】コイン供給機構８は、図２の正面図、およ
び図３の斜視図等から確認できるように、空き缶投入部
１に連続する各部に邪魔にならない位置で、全面パネル
Ｆ４に形成した小窓からコインが確認できる構造で、適
宜高さ位置にコイン提供口８３が配され、コインストッ
カー８２の下部に組み合わされた押出し板８４が、空き
缶投入部１の鉄・アルミニウム感知センサーで空き缶で
あることを確認した信号で作動する如くした油圧機構部
８１により水平動して、コインストッカー８２内に用意
されているコインを押し出し、コイン提供口８３にコイ
ンを一枚ずつ送り出す構造となるようにして形成されて
おり、消費者が空き缶を処理することによって直ちに換
金されることがすぐ理解されるように配慮した構造の装
置を実現している。図中、Ｆ１は、この発明の装置を移
動させるための吊上げ用リング、Ｆ３は、広告パネルを
夫々示している。

【００１７】

【作用効果】以上のような構成からなるこの発明の空き
缶自動潰圧回収装置は、鉄・アルミニウム感知センサー
で、鉄製缶・アルミニウム製缶投入時だけ、各部が順次
作動する如く油圧モーターをシーケンス制御して切り替
え作動するようにしたものであり、その作動順位を図式
的に示していくと、次のとおりとなる。先ず空き缶が投入される。 → 鉄・アルミニウム感知
センサーで鉄材とアルミニウム材だけを感知して油圧モ
ーターＭを作動させる。 → プログラマブルコント
ローラ（ＰＣ）の指令でシャッター機構２の油圧機構部
２１のソレノイドが作動してシャッターが開作動し、空
き缶が誘導管４へ滑り落ちる。

【００１８】→ 空き缶収納ドラム５の空洞部５３，５
３，……の中、誘導管４下端に合致した位置の空洞部５
３に空き缶が投入される。＝平行して、コイン供給機構
８のソレノイドが切り替わり、油圧機構部８１の作動で
コイン一枚をコイン提供口８３に押し出す。 → 空き
缶収納ドラム５の空洞部５３内の空き缶が、同所に組み
込まれた確認センサーで確認された信号を受け、空き缶
収納ドラム５用のソレノイドが切り替わり、同油圧機構
部５１でラチェットギア５２を１歯だけ回動させ、空き
缶収納ドラム５の次の空の空洞部５３を誘導管４下端に
位置させる。

【００１９】→ 空き缶収納ドラム５の間歇回動終了後
のタイミングでプレス機構６用のソレノイドに切り替わ
り、その油圧機構部６１の作動でピストンが空き缶を同
シリンダー６２内で潰圧してしまう。＝それと略平行し
て振分け板７用の油圧機構部７１のソレノイドも合わせ
て切り替わり、鉄・アルミニウム感知センサーで先に感
知した材質に応じて振分け板７を回動させ、潰圧缶を定
められた側の回収籠９側に分別する。以上のシーケンス制御の回路が、図４の回路図に示され
ている。

【００２０】このように、この発明の空き缶自動潰圧回
収装置は、投入された物が鉄製あるいはアルミニウム製
の缶であることを確認した時だけに鉄・アルミニウム感
知センサーが作用してＰＣに信号を送り、シーケンス制
御されたとおりの順序でシャッター機構以下の各部機構
を作動させるようにした構造に形成し、鉄・アルミニウ
ム以外の異物を不用意に取り込むことがなく、しかも、
複数個の缶が連続して投入される事態や、悪戯される事
態に十分対応できるものとなっている上、確実に鉄製空
き缶とアルミニウム製空き缶とを分別、回収することを
可能にする上、空き缶をその軸線方向に圧縮してしまう
構造として、その形が極めて小形化されると共に、取り
扱いし易くなるため、資源の再利用に極めて好都合にな
るという秀れた特徴を発揮できるものとなっている。

【００２１】特に、この発明を代表する実施例に示すも
のは、構造も簡潔で比較的安価に提供可能である上、故
障もし難く、しかもコイン供給機構も組み込まれた構造
のものとしてあり、消費者が進んで空き缶の回収に協力
的になり易いものとしていることから、自動販売機の側
や観光地の休憩所等に併置して使用して実効を上げる装
置として格好のものになるという特徴を有している。叙
上の如く、この発明の空き缶自動潰圧回収装置は、その
秀れた構造により、所期の目的を確実に達成し得るもの
なっていて、美観の維持と資源の再利用という社会的命
題に確実に応えうるものになることが予想される。

【図面の簡単な説明】

図面は、この発明の代表的な実施例に基ずくものであ
る。

【図１】内部を透視的に表示した側面図である。

【図２】一部を破断した状態の正面図である。

【図３】主要部だけを表示した斜視図である。

【図４】シーケンス制御の回路図に一部を省略したも
のの平面図である。

【符号の説明】

１空き缶投入部１１同開閉蓋２シャッター機構２１同油圧機構部３鉄・アルミニウム関知センサー４誘導管５空き缶収納ドラム５１同油圧機構部５２同ラチェットギア５３同空洞部５４同下方ガイドプレート５５同上方ガイドプレート５６同カバー６プレス機構６１同油圧機構部６２同シリンダー７振分け板７１同油圧機構部７２同潰圧缶放出口８コイン供給機構９回収籠Ｆ骨格枠体Ｍ油圧モーター

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】空き缶の連続投入を制御するシャッター
機構、空き缶をその軸線方向に潰圧してしまうプレス機
構、空き缶を順次プレス機構に供給する空き缶収納ドラ
ム、鉄製缶・アルミニウム製缶を分別回収する振分け
板、および必要に応じて並設されるされるコイン供給機
構とからなり、空き缶投入部内に配設した鉄・アルミニ
ウム感知センサーで、鉄製缶・アルミニウム製缶投入時
だけ、各部が順次作動する如く油圧モーターをシーケン
ス制御して切り替え作動するようにしたことを特徴とす
る空き缶自動潰圧回収装置。
【請求項２】空き缶投入部から斜め下方に向けて誘導
管を配し、該誘導管の上端側で空き缶投入部入口から各
種空き缶の長さに対応できるだけの間隔を置いた位置に
シャッター機構を組み込み、該シャッター機構の直前に
は鉄・アルミニウム感知センサーを配する一方、誘導管
の下端には、各種サイズの空き缶に対応できる空洞部を
同心円上に複数個形成した空き缶収納ドラムが、それら
複数個の空洞部の中の１の空洞部軸芯を常に誘導管の軸
芯に合致した間歇回転動をなし得る如く規制して配さ
れ、該空き缶収納ドラムに対し、油圧式プレス機構が、
そのピストン軸芯を先の誘導管に合致している空洞部以
外の空洞部の中の１の空洞部軸芯に合致する位置に規制
して配され、且つ、油圧式プレス機構の潰圧缶放出口の
下方には、鉄製缶とアルミニウム製缶とを振り分ける分
別機構が配される如くなし、鉄・アルミニウム感知セン
サーからの感知信号をプログラマブルコントローラに入
力して油圧モーターを切り替え自在に作動させ、シャッ
ター機構の開作動、プレス機構の起動、空き缶収納ドラ
ムの間歇回転動、および鉄製缶・アルミニウム製缶分別
用振分け板の反転作動を順次シーケンス制御する如くし
たことを特徴とする空き缶自動潰圧回収装置。
【請求項３】空き缶投入部から斜め下方に向けて誘導
管を配し、該誘導管の上端側で空き缶投入部入口から各
種空き缶の長さに対応できるだけの間隔を置いた位置に
シャッター機構を組み込み、該シャッター機構の直前に
は鉄・アルミニウム感知センサーを配する一方、誘導管
の下端には、各種サイズの空き缶に対応できる空洞部を
同心円上に複数個形成した空き缶収納ドラムが、それら
複数個の空洞部の中の１の空洞部軸芯を常に誘導管の軸
芯に合致した間歇回転動をなし得る如く規制して配さ
れ、該空き缶収納ドラムに対し、油圧式プレス機構が、
そのピストン軸芯を先の誘導管に合致している空洞部以
外の空洞部の中の１の空洞部軸芯に合致する位置に規制
して配され、且つ、油圧式プレス機構の潰圧缶放出口の
下方には、鉄製缶とアルミニウム製缶とを振り分ける分
別機構が配されると共に、空き缶投入部側近傍適所には
コイン提供機構が組み込まれる如くなし、鉄・アルミニ
ウム感知センサーからの感知信号をプログラマブルコン
トローラ（ＰＣ）に入力して油圧モーターを切り替え自
在に作動させ、シャッター機構の開作動、、コイン供給
機構からのコイン放出作動、プレス機構の起動、空き缶
収納ドラムの間歇回転動、および鉄製缶・アルミニウム
製缶分別用振分け板の反転作動を順次シーケンス制御す
る如くしたことを特徴とする空き缶自動潰圧回収装置。
【請求項４】空き缶投入部入り口には開閉蓋が組み合
わされ、該開閉蓋の閉状態でのみ、鉄・アルミニウム感
知センサーとが作動状態となり、該鉄・アルミニウム感
知センサーからの感知信号にだけシャッター機構の開作
動スイッチを連動する如くしてなる、請求項１、２また
は３の何れかに記載された空き缶自動潰圧回収装置。