JPH08155048A - 爆発装置および消火弾 - Google Patents

爆発装置および消火弾

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JPH08155048A
JPH08155048A JP30610794A JP30610794A JPH08155048A JP H08155048 A JPH08155048 A JP H08155048A JP 30610794 A JP30610794 A JP 30610794A JP 30610794 A JP30610794 A JP 30610794A JP H08155048 A JPH08155048 A JP H08155048A
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explosive
precursor
explosives
explosion
ignition
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正剛 岩倉
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豊巳 井口
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Hosoya Fireworks Co Ltd
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HOSOYA KAKO KK
Hosoya Fireworks Co Ltd
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    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62CFIRE-FIGHTING
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 この発明の爆発装置は、爆薬前駆体を別々に
収容し、爆発必要時にはそれらを混合することにより爆
薬を形成し、着火手段により前記爆薬を爆発させるよう
に形成してなり、この発明の消火弾は、前記爆発装置の
周囲に消火剤を装填してなる。 【効果】 火薬類取締法の適用対象外、運搬・取扱容
易、爆発の危険無し、火薬庫等の設備での保存不要、使
用前に関係官庁の許認可不要、効率的に消火可能等の高
性能の消火弾を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は爆発装置および消火弾
に関し、さらに詳しくは、製造、貯蔵、輸送および消費
の各段階において火薬類取締法の適用対象外であり、運
搬や取扱が容易で爆発の危険が無く、保存の際に火薬庫
等の特別な設備が不要で、事前に関係官庁の許認可等を
得ることなく取り扱うことができ、しかも目的の場所で
確実に爆発を起こすことができる爆発装置およびこの爆
発装置を利用して効率良く消火剤を散布することができ
る消火弾に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、消
防車による消火を行うことができないような山林、森
林、高層ビル、未開拓地等に火災が発生した場合には、
ヘリコプターや小型飛行機により消火剤を空中から火災
現場に向けて散布していた。しかし、この場合、散布さ
れた消火剤は、ヘリコプターや小型飛行機のプロペラや
ファン等によって生じる気流や上空の気流によって広範
囲に拡散してしまう。このため、消火するのに十分な量
の消火剤を火災現場に散布するには、膨大な量の消火剤
を空中から散布しなければならない。したがって、効率
良く短時間でかつ経済的に消火を行うことができないと
いう問題があった。
【0003】そこで、近時、消火剤と火薬類とを搭載し
てなる消火剤散布装置が提案されている。この消火剤散
布装置を目的の火災現場に向けてヘリコプターや小型飛
行機から投下し、搭載した火薬類を空中で爆発させる
と、消火剤を散布することができる。
【0004】しかしながら、この消火剤散布装置には以
下のような問題がある。すなわち、搭載する火薬類は、
火薬類取締法による取締りの対象である。このため、前
記火薬類は、火薬類製造所で製造した後、法定の規格に
適合した火薬庫内に保管しなければならない。火薬庫を
建設するためには十分な保安距離を確保する必要があ
り、狭い日本の国土でそれを確保することは困難な場合
が多い。したがって、多くの場合、既に建設された火薬
庫を利用しなければならないが、現存の火薬庫の数には
制限があり、大量の消火剤散布装置を製造しても保管す
る火薬庫がないという問題がある。
【0005】また、火薬類は、火薬類取締法の規定によ
り、運搬および使用に際して事前に関係官庁の許認可等
を得る必要がある。ところが、消火剤散布装置は通常、
緊急時に使用するので、事前に許認可等を得ることは極
めて困難である。この場合、消火剤散布装置を製造して
も、これを有効に利用することができない。また、火災
が発生してから前記許認可を得るものとすると、許認可
制度の常として直ちに許認可を得ることができるという
訳ではないから、火災の被害を最小にすることができな
いという問題がある。一方、たとえ許認可等を得ること
ができたとしても、火薬庫まで消火剤散布装置を取りに
行かなければならず、迅速な消火活動を行うことができ
ない。
【0006】さらに、前記消火剤散布装置には、消火剤
を散布するために必要とされる強力な爆発力を生じ得る
火薬類が搭載されているが、誤操作等により何時この火
薬類が爆発するかも知れず、極めて危険が大きいという
問題がある。このため、火薬類の取り扱いに熟練した者
しか前記消火剤散布装置を使用することができない。し
たがって、以上のような問題がなく、運搬や取り扱いが
容易な消火剤散布装置の開発が望まれている。
【0007】この発明は、従来における前記問題を解決
することを目的とする。この発明は、製造、貯蔵、輸送
および消費の各段階において火薬類取締法の適用対象外
であり、運搬や取扱が容易で爆発の危険が無く、保存の
際に火薬庫等の特別な設備が不要で、事前に関係官庁の
許認可等を得ることなく取り扱うことができ、しかも目
的の場所に効率良く消火剤を散布することができる消火
弾を提供することを目的とする。
【0008】
【前記課題を解決する手段】前記課題を解決するための
この発明の第1の態様は、爆薬を調製する爆薬調製手段
および前記爆薬調製手段により調製された爆薬を爆発さ
せる着火手段を備えてなることを特徴とする爆発装置で
あり、この発明の第2の態様は、前記第1の態様におい
て、前記爆薬調製手段が、爆薬用第1前駆体と、前記爆
薬用第1前駆体に混合されることにより爆薬を形成する
少なくとも一種の爆薬用前駆体と、前記爆薬用第1前駆
体および前記爆薬用前駆体を常時は隔絶し、爆発必要時
に前記爆発用第1前駆体と前記爆薬用前駆体とを混合さ
せて爆薬を形成する混合手段とを備えてなる爆発装置で
あり、この発明の第3の態様は、前記第1の態様または
第2の態様における爆発装置と、前記爆薬の爆発によっ
て散布される消火剤とを備えてなることを特徴とする消
火弾であり、この発明の第4の態様は、筒体と、前記筒
体の中に収容される爆薬第1前駆体と、前記爆薬第1前
駆体に混合されることにより爆薬を形成する少なくとも
一種の爆薬用前駆体と、爆薬用第1前駆体および前記爆
薬用前駆体を常時は隔絶する隔絶部材と、爆発必要時
に、前記隔絶部材による爆薬用第1前駆体と爆薬前駆体
との隔絶状態を解消してこれらの混合状態を現出する混
合部材と、混合状態の現出により形成された爆薬に点火
してこれを爆発させる点火手段と、前記爆薬の爆発によ
り放出される消火剤とを備えてなることを特徴とする消
火弾であり、この発明の第5の態様は、前記第4の態様
において、前記隔絶部材は、前記筒体とで、爆発第1前
駆体を収容する第1収容室および爆発前駆体を収容する
第2収容室を形成してなり、前記混合部材は、前記隔絶
部材に結合されてなり、かつ前記隔絶部材を急速移動す
ることにより第1収容室内の爆薬第1前駆体と第2収容
室内の爆薬前駆体とを混合可能に形成してなり、前記点
火手段は、前記隔絶部材の急速移動に連動して爆薬を点
火可能とする消火弾である。
【0009】
【作用】前記第1の態様においては、爆薬調製手段によ
り爆発装置内で爆薬を調製する。爆薬調製によって爆薬
が調製されるのであるから、爆薬調製前においては、爆
薬は存在しない。むしろ爆薬調製のための爆薬前駆体が
存在する。したがって、この爆発装置は、爆薬調製前に
は爆薬が存在しないのであるから、極めて安全である。
したがって、常時は爆薬を内蔵していないので、この爆
発装置に関し、製造、貯蔵、輸送および消費の各段階に
おいて火薬類取締法の適用対象外であり、運搬や取扱が
容易で爆発の危険が無く、保存の際に火薬庫等の特別な
設備が不要で、事前に関係官庁の許認可等を得ることな
く取り扱うことができる。
【0010】爆薬調製手段により爆発装置内で爆薬が調
製されたならば、着火手段により爆薬に点火して爆薬を
爆発させる。
【0011】前記第2の態様においては、爆薬用第1前
駆体と爆薬用前駆体とが常時は隔絶された状態で爆発装
置内に収容されている。そして、爆発させようとすると
き、すなわち爆発必要時には、混合手段を駆動すること
により、それまで隔絶されていた爆薬用第1前駆体と爆
薬用前駆体とを混合する。これら爆薬用第1前駆体と爆
薬用前駆体とが混合されて爆薬が調製される。その後、
着火手段を起動することにより、爆薬を爆発させる。
【0012】この態様においても、爆発用第1前駆体お
よび爆薬用前駆体はいずれもそれ自体は火薬ないし爆薬
ではないから、この爆発装置に関し、製造、貯蔵、輸送
および消費の各段階において火薬類取締法の適用対象外
であり、運搬や取扱が容易で爆発の危険が無く、保存の
際に火薬庫等の特別な設備が不要で、事前に関係官庁の
許認可等を得ることなく取り扱うことができる。
【0013】前記第1の態様および第2の態様に係る爆
発装置は、爆薬を爆発させる各種の装置、たとえば消火
弾、雪崩誘発弾、砲弾、ロケット弾、機雷、地雷、ある
いは打揚げ花火等に適用されることができる。
【0014】第3の態様および第4の態様においては、
前記第1の態様または第2の態様の爆発装置と消火剤と
を備えているので、前記第1の態様または第2の態様に
おいて爆薬が爆発することにより消火剤が散布される。
この第3の態様における消火弾においては、爆発用第1
前駆体および爆薬用前駆体はいずれもそれ自体は火薬な
いし爆薬ではないから、この爆発装置に関し、製造、貯
蔵、輸送および消費の各段階において火薬類取締法の適
用対象外であり、運搬や取扱が容易で爆発の危険が無
く、保存の際に火薬庫等の特別な設備が不要で、事前に
関係官庁の許認可等を得ることなく取り扱うことができ
る。
【0015】第5の態様においては、筒体の内部におい
て、爆薬第1前駆体と爆薬前駆体とが隔絶部材で常時隔
絶されている。したがって、爆薬第1前駆体と爆薬前駆
体とが混合による爆薬を形成せずに、安全な状態で存在
する。この消火弾は、製造、貯蔵、輸送および消費の各
段階において火薬類取締法の適用対象外であり、運搬や
取扱が容易で爆発の危険が無く、保存の際に火薬庫等の
特別な設備が不要で、事前に関係官庁の許認可等を得る
ことなく取り扱うことができる。爆発必要時において
は、隔絶部材に結合された混合部材を駆動することによ
り、隔絶部材を急速移動し、これによって爆薬第1前駆
体と爆薬前駆体との隔絶状態を解消して、爆薬第1前駆
体と爆薬前駆体とを混合することにより爆薬を形成す
る。そして、点火手段により爆薬を起爆することによ
り、消火剤を飛散させる。
【0016】
【実施例】
(実施例)以下、この発明の爆発装置を備えてなるとこ
ろの、この発明の消火弾の実施例につき図面を参照しな
がら説明する。図1は、この発明の消火弾の一例を示す
断面概略説明図である。
【0017】図1に示す消火弾1は、容器2と消火剤3
と爆発装置5とを有してなる。
【0018】前記容器2は円筒形状の箱体である。この
容器2は、この実施例ではボール紙製である。
【0019】前記消火剤3は、この実施例では粉末の重
曹である。この消火剤3は前記容器2の内部に充填され
る。消火剤の充填量は、例えばこの消火弾1の規模に応
じて、適宜に決定される。
【0020】前記爆発装置5は、筒体6と、底体7と、
点火装置11と、仕切り体8と、爆薬第1前駆体10a
および爆薬前駆体10bと、引き抜き紐15と、引き抜
き体16とを有してなる。この爆発装置5は、この実施
例では前記容器2の内部中央であって、容器2の内部に
充填された消火剤3中に埋め込まれた状態となって、収
容されている。
【0021】前記筒体6は円筒形状の箱体である。この
筒体6は、この実施例ではボール紙製である。この筒体
6内の一端側(図1においては下端側)には、底体受け
部6aが形成されている。
【0022】前記底体7は円板形状の部材である。この
底体7は、この実施例ではプラスチック製である。底体
受け部6aは有底円筒体をなし、その開口端に底体7が
配置される。前記筒体6内における、前記底体受け部6
aおよび前記底体7により画成されてなる空間が、点火
装置室9cである。
【0023】前記点火装置11は、点火装置室9c内に
配置される。この点火装置11は、図4に示すように、
適宜の容器内に着火薬を装填してなる着火薬装填部12
と適宜の容器に延時薬を装填してなる延時薬装填部13
と適宜の容器内に点火薬を装填してなる点火薬装填部1
4とを有する。
【0024】さらに詳述すると、延時薬装填部13は両
端を開口する例えば円筒形の容器13a内に例えば赤テ
ル系の延時薬13bを装填してなる。着火薬装填部12
は、延時薬装填部13における容器13aの開口部と連
結された開口部を有する例えば有底円筒形の容器12a
内に、赤テル系の着火薬12bを装填してなる。この着
火薬装填部12における容器12aには、着火薬12b
の燃焼時に発生するガスを放出するためのガス抜き穴1
2cが設けられている。このガス抜き穴12cは、閉鎖
部材12dたとえばスズ箔で閉鎖されている。点火薬装
填部14は、着火薬装填部12の容器12aにおける閉
塞端部、すなわち延時薬装填部13を装着する開口部と
は反対側に位置する閉塞端部において、前記容器12a
の閉塞端から外部に突出するように配置された容器14
a内に、例えばマッチヘッドなどの点火薬14bを装填
してなる。
【0025】この点火装置11においては、一端を引き
抜き紐15の端部に結合し、他端を前記点火薬装填部1
4を貫通し、着火薬装填部14の内部に配置してなる摩
擦線14cが設けられている。この摩擦線14cの着火
薬装填部12における他端には、例えば赤リン、ガラス
粉およびみじん粉を含有する擦り薬14dが塗布されて
なる。
【0026】なお、この実施例においては延時薬として
赤テル系延時薬が使用されるが、延時薬としてそれ自体
公知の他の化合物ないし混合物を使用することができ、
例えば、二酸化バリウム、四酸酸化鉛、過マンガン酸カ
リウム、重クロム酸鉛等の酸化剤と金属、合金、非金属
などの還元剤との組み合わせを挙げることができる。ま
た、着火剤として赤テル系が使用されるが、着火薬とし
てそれ自体公知の他の化合物ないし混合物、例えば黒色
小粒薬等を使用することができる。点火薬としては、例
えばロダン化鉛と塩素酸カリウムとの混合物等を使用す
ることができる。
【0027】前記仕切り体8は、仕切り板8aと蓋板8
bとを有する。前記仕切り板8aは、その短辺の長さが
前記筒体6の内径と同じ長さである長方形状の板材であ
る。前記蓋板8bは、その直径が前記筒体6の内径より
も短い長さの直径である円板部材である。前記仕切り板
8aにおける前記短辺の属する一端面は、前記蓋板8b
における任意の一直径上に一体的に接合される。この仕
切り体8は、この実施例ではプラスチック製である。こ
の仕切り体8は、前記底体7と前記仕切り板8aとが接
する状態で前記筒体6内に立設される。前記筒体6内に
おける、前記底体7および前記仕切り体8により画成さ
れてなる2つの空間が、第一填薬室9aおよび第二填薬
室9bである。
【0028】前記爆薬第1前駆体10aは、この実施例
では過塩素酸カリウム(KClO4)である。この爆薬
第1前駆体10aは、前記第一填薬室9a内に充填され
る。前記爆薬前駆体10bは、この実施例ではアルミニ
ウム粉および三硫化アンチモンである。この爆薬前駆体
10bは、前記第二填薬室10b内に充填される。
【0029】前記引抜ひも15は、この実施例では合成
樹脂製のひもである。この引抜ひも15は、前記点火装
置11と前記底体7と前記仕切り体8とをこの順に、か
つ弛みのある状態で連結している。この引抜ひも15の
一端部は、前記筒体6の一端面をおよび前記容器2の一
端面を貫通して外部に露出している。この引抜ひも15
の他端は、前記点火装置11における摩擦線14cに結
合されている。なお、この引抜ひも15は、前記蓋板8
bにおける中心部を貫通した状態で、かつ前記蓋板8b
と一体的に固定された状態で前記仕切り体8と連結され
ている。また、この引抜ひも15は、前記底体7におけ
る中心部を貫通した状態で、かつ前記底体7と一体的に
固定された状態で前記底体7と連結されている。
【0030】前記引抜体16は、この実施例ではパラシ
ュート装置である。このパラシュート装置は、遠隔操作
で所望の時間に作動させることができる。この引抜体1
6は、前記引抜ひも15における、前記容器2の外部に
露出した側の端部に接続される。
【0031】以下、この実施例の消火弾の作用につき図
面を参照しながら説明する。図2は、図1に示す消火弾
の作動状態を示す断面概略説明図である。
【0032】まず、前記消火弾1を飛行機やヘリコプタ
ーに搭載し、山林、森林、高層ビル等の火災現場に向か
う。火災現場付近の上空から前記消火弾1を投下する。
前記消火弾1が適当な高さまで落下したときに遠隔操作
により前記引抜体16を作動させる。これによりパラシ
ュート装置のパラシュートが開く。すると、前記消火弾
1は、前記パラシュートが受ける空気抵抗により、投下
初期の落下速度よりもはるかに遅い速度で火災現場に向
かって落下する。
【0033】このとき、前記引抜ひも15は、前記消火
弾1が落下する方向において、その落下する向きとは逆
向きに働く引抜力によって引っ張られる。前記引抜ひも
15における、前記引抜体16と前記仕切り体8とを連
結する部分が緊張状態になる。前記仕切り体8が、前記
引抜力により、前記引抜力の働く方向に前記筒体6内を
移動する。前記引抜ひも15における、前記仕切り体8
と前記底体7とを連結する部分が緊張状態になる。前記
底体7が、前記引抜力により、前記引抜力の働く方向に
前記筒体6内を移動する。
【0034】前記底体7が前記筒体6内における前記底
体受け部6aから急速に離脱すると、点火装置室9c内
が急速に減圧状態になるので、底体7と筒体6の内周面
との隙間から前記点火装置室9c内に向かって、前記爆
薬第1前駆体10aおよび前記爆薬前駆体10bが急速
に落下し、流入する。この流入により、前記爆薬第1前
駆体10aおよび爆薬前駆体10bが混合され、爆薬
(火薬類)17が調製される。
【0035】さらに前記引抜力により、前記底体7が、
前記引抜力の働く方向に前記筒体6内を移動すると、前
記引抜ひも15の端部に結合された摩擦線14cも急速
に引き抜かれ、摩擦線14cの先端部が点火薬14b内
を急速に通過する。摩擦線14cの先端部に塗布された
擦り薬14dと点火薬14bとの摩擦により点火薬14
bが発火する。
【0036】前記発火により、前記着火薬12bが瞬間
的に燃焼する。前記着火薬12bの燃焼により、前記延
時薬13bが燃焼する。なお、前記延時薬13bの燃焼
時間は、前記消火剤3を散布するのに適当な高さに前記
消火弾1が到達するまでの時間分に調整されている。前
記延時薬13bの燃焼面が、着火薬装填部12側の開口
部から容器13aの他端開口部に至ると、調製された爆
薬を着火し、爆薬が爆発的に燃焼する。
【0037】爆薬の燃焼により前記筒体6が破裂する。
さらにこれに伴い、前記容器2が破裂し、前記消火剤3
が飛散する。その結果、前記消火剤3が火災現場に向け
て散布される。前記消火剤3は、損失なくそのほとんど
が火災現場に散布される。
【0038】以上の消火弾1によると、以下のような技
術的効果を奏する。すなわち、この消火弾1は、爆薬そ
のものではない爆薬第1前駆体10aおよび爆薬前駆体
10bのみを収容しているので、火薬類取締法の適用対
象とはならない。この消火弾1は、運搬や取扱が容易で
あり、爆発の危険が無い。また、保存の際に火薬庫等の
特別な設備が不要であり、事前に関係官庁の許認可等を
得ることなく取り扱うことができる。さらに、この消火
弾1は、上空の気流等の影響を受けずに、しかも目的の
場所に効率良く消火剤3を散布することができる。
【0039】(変形例)なお、この発明は前記実施例に
何ら限定されるものではなく、目的に応じて適宜に変更
を加えることができる。たとえば、前記容器2として
は、前記消火剤3および前記爆発装置5を収容すること
ができれば良く、その形状、大きさ等については特に制
限はない。容器の形状としては、前記実施例における円
筒形状のみならず、角柱形状、立方体形状、直方体形
状、球形状、円錐台形状、逆円錐台形状、ひょうたん形
状、円錐形状、逆円錐形状、角錐形状、逆角錐形状など
を挙げることができる。これらの中でも円筒形状、角柱
形状、立方体形状、直方体形状、逆円錐台形状などが運
搬、収納等に簡便であるので好ましい。
【0040】なお、前記容器2を前記消火剤3専用の容
器として用いても良い。この場合、前記爆発装置5は、
前記消火剤3を内部に充填した容器2と並列あるいは縦
列に固定される。
【0041】また、前記容器2の材質としては、運搬や
収納等の取扱いの際に容易に壊れず、かつ前記放出薬1
7の爆発の際に容易に破裂し得る材質であれば特に制限
はなく、目的に応じて適宜選択することができ、前記実
施例におけるボール紙等の紙のみならず、プラスチッ
ク、布、セラミックスなどを挙げることができる。これ
らの中でもボール紙等の紙、プラスチックおよび布が好
ましい。前記紙および布は粉末消火剤に好適であり、前
記プラスチックは粉末消火剤および液体消火剤に好適で
ある。
【0042】前記消火剤3としては、粉末消火剤、液体
消火剤などを挙げることができる。前記粉末消火剤とし
ては、たとえば重曹、トリプロ燐酸(STP)、第1燐
酸アンモニウム(MAP)、第2燐酸アンモニウム(D
AP)、硼酸、硼酸塩などを挙げることができる。前記
液体消火剤としては、たとえば前記粉末消火剤の水溶
液、トリプロ燐酸とカルボキシメチルセルースナトリウ
ム塩(CMC)あるいはぬれ水とを含有する水溶剤、第
1燐酸アンモニウムとカルボキシメチルセルースナトリ
ウム塩(CMC)あるいはぬれ水とを含有する水溶剤、
第2燐酸アンモニウムとカルボキシメチルセルースナト
リウム塩(CMC)あるいはぬれ水とを含有する水溶剤
などを挙げることができる。これらの中でも、粉末消火
剤が好ましい。
【0043】前記爆発装置5としては、爆薬第1前駆体
と爆薬前駆体とを混合することにより爆薬17を調整
し、これを爆発させることにより、それ自身破裂し、前
記消火剤3を散布することができる機能を有していれば
良く、特に制限なく目的に応じて適宜に選択することが
できる。たとえば、前記筒体6、前記底体7、前記点火
装置11、前記仕切り体8、前記爆薬第1前駆体10a
および前記爆薬前駆体10bに、以下のような変形を加
えることができる。
【0044】前記筒体6の形状および材質としては、前
記容器2の形状および材質と同様のものを挙げることが
できる。前記筒体6における底体受け部材6aとして
は、前記底体7を載置し、前記筒体6と前記底体7とに
より前記点火装置11を収容する空間を画成することが
できる構造であれば特に制限はなく、前記実施例におけ
る底体受け部6aのみならず、たとえば図5に示す、断
面が三角形である構造の底体受け部6aを挙げることが
できる。
【0045】前記底体7としては、前記底体受け部6a
上に載置することができ、かつ前記引抜ひも15による
引抜力によって前記筒体6内を移動することができる機
能を有していれば特に制限はなく、前記実施例における
底体7のみならず、たとえば図3や図5に示す底体7を
挙げることができる。
【0046】図3に示す底体7は、円板部材7aと4枚
のインペラー7bとを有してなる。前記インペラー7b
は板状部材である。前記インペラー7bは、前記円板部
材7aの板面と前記インペラー7bの板面とが直交する
ように、前記円板部材7aの周側面上に等しい間隔で一
体的に接合される。図3に示す底体7を用いる場合、前
記筒体6内を移動する際に前記底体7が回転するように
設計しておくのが好ましい。この場合、前記爆薬第1前
駆体10aおよび前記爆薬前駆体10bの混合が効率的
に行われる。なお、この底体7において、前記インペラ
ー7bを設ける代わりに、前記円板部材7aの周側面に
螺旋状の溝を形成しておくのも良い。この場合、前記底
体7の移動に伴い、前記爆薬第1前駆体10aおよび前
記爆薬前駆体10bは、前記溝に沿って回転しながら落
下するので、効率的にこれらの混合を行うことができ
る。
【0047】図5に示す底体7は逆円錐形状の部材であ
る。この底体7と図5に示す断面が三角形である構造の
底体受け部6aとを用いた場合、以下の点で有利であ
る。すなわち、この底体7が前記底体受け部6aから離
れた際に生じる狭小の隙間から、広い点火装置室9cに
向かって、前記爆薬第1前駆体10aおよび前記爆薬前
駆体10bが落下し、流入するので、効率良く混合を行
うことができる。
【0048】前記点火装置11としては、所望の時期に
発火させることができ、適当な時間燃焼し続けた後、前
記爆薬17に点火することができる機能を有していれば
良い。たとえば前記引抜ひも15の引抜力によって前記
爆薬17に点火する方式の外、手動で点火する方式、遠
隔操作で自動的に点火する方式、着地の衝撃で点火する
方式であっても良い。
【0049】前記実施例における点火装置11の場合、
前記着火薬装填部12は、急速に燃焼し、前記爆薬17
に点火することができる機能を有していれば特に制限は
ない。前記延時薬装填部13は、所望の時間だけ燃焼を
続けることができる機能つまり延時機能を有していれば
特に制限はない。前記点火薬装填部14は、前記引抜ひ
も15の引抜力によって発火することができる機能を有
していれば特に制限はない。
【0050】前記仕切り体8としては、前記筒体6内に
配置された際に前記底体7と共に前記第一填薬室9aお
よび前記第二填薬室9bを画成することができ、かつ前
記引抜ひも15による引抜力によって筒体6内を移動す
ることができる機能を有していれば特に制限はない。た
とえば前記仕切り板8aの代わりに、前記筒体6の内径
よりも短い直径を有する筒体を用いることもできる。前
記仕切り体8は、前記筒体6および前記底体7の形状、
大きさ等に応じて、適宜ににその形状、材質等を選択す
ることができる。前記仕切り体8の材質としては、たと
えば前記容器2の材質と同じものを挙げることができ
る。その中でも、ボール紙等の紙、プラスチックなどが
好ましい。
【0051】前記爆薬第1前駆体10aとしては、前記
爆薬前駆体10bと混合されて爆薬17を調製し得る物
質であれば特に制限はなく、前記実施例における過塩素
酸カリウム(KClO4 )の外、たとえば硝酸カリウム
(KNO3 )、硝酸ナトリウム(NaNO3 )、硝酸ア
ンモニウム(NH4 NO3 )、塩素酸カリウム(KCl
3 )、過塩素酸アンモニウム(NH4 ClO4 )など
を挙げることができる。
【0052】前記爆薬前駆体10bとしては、前記爆薬
第1前駆体10aと混合されて爆薬17を調製し得る物
質であれば特に制限はなく、前記実施例におけるアルミ
ニウム粉および三硫化アンチモンの外、たとえばアルミ
ニウム粉、マグネシウム粉、硫黄、木炭、樹脂、けいか
ん石(As22 )、松根ピッチ、セルラック、小麦
粉、アルミニウム粉および二二合金、アルミニウムおよ
び硫黄などを挙げることができる。
【0053】前記爆薬17における、前記爆薬第1前駆
体10aと前記爆薬前駆体10bとの量比としては、通
常爆薬第1前駆体10aが50〜90重量%であり、爆
薬前駆体10bが50〜10重量%であり、好ましくは
爆薬第1前駆体10aが60〜80重量%であり、爆薬
前駆体10bが40〜20重量%である。
【0054】前記引抜ひも15としては、前記引抜体1
6の作用による上方への引抜力を前記点火装置11、前
記底体7および前記仕切り体8の伝達することができる
機能を有していれば特に制限はなく、前記実施例におけ
る合成樹脂製ひもの外、ロープ、テープなどを挙げるこ
とができる。
【0055】この引抜ひも15は、前記実施例のように
1本のみを用いてもよく、あるいは2本以上を用いても
良い。前記2本以上を用いる場合としては、たとえば図
5のように、前記引抜体16と前記仕切り体8とを連結
する仕切り体引抜ひも15aと、前記底体7に結合さ
れ、かつ前記点火装置11における前記点火薬14b中
を貫通する摩擦線15bとを用いる例などを挙げること
ができる。
【0056】前記引抜体16としては、所望の時期に前
記引抜ひも15を引き抜くことができる機能を有してい
れば良く、前記実施例におけるパラシュート装置の外、
たとえば前記引抜ひも15の一端に接続されたおもり
を、上空に向かって発射することができる発射手段など
を挙げることができる。なお、前記パラシュート装置の
場合、遠隔操作で作動する方式の外、投下と同時に作動
する方式、一定時間経過後に作動する方式などであって
も良い。
【0057】以上の消火弾の変形例においても前記実施
例の消火弾と同様の技術的効果が奏される。
【0058】この発明の爆発装置は、前記消火弾に適用
することができるのみならず、雪崩誘発弾、砲弾、ロケ
ット弾、機雷、地雷等にも適用することができる。
【0059】
【発明の効果】この発明によると、前記従来における問
題を解決することができる。また、この発明によると、
製造、貯蔵、輸送および消費の各段階において火薬類取
締法の適用対象外であり、運搬や取扱が容易で爆発の危
険が無く、保存の際に火薬庫等の特別な設備が不要で、
事前に関係官庁の許認可等を得ることなく取り扱うこと
ができる爆発装置を提供することができる。また、この
発明によると、製造、貯蔵、輸送および消費の各段階に
おいて火薬類取締法の適用対象外であり、運搬や取扱が
容易で爆発の危険が無く、保存の際に火薬庫等の特別な
設備が不要で、事前に関係官庁の許認可等を得ることな
く取り扱うことができ、しかも目的の場所に効率良く消
火剤を散布することができる消火弾を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明における消火弾の一実施例を
示す断面概略説明図である。
【図2】図2は、図1に示す消火弾の作動状態を説明す
るための断面概略説明図である。
【図3】図3は、この発明の消火弾における底体の一例
を示す断面概略説明図である。
【図4】図4は、この発明の消火弾における点火装置の
一例を示す断面概略説明図である。
【図5】図5は、この発明の消火弾における爆発装置の
一例を示す断面概略説明図である。
【符号の説明】
1・・・消火弾、2・・・容器、3・・・消火剤、5・
・・爆発装置、6・・・筒体、6a・・・底体受け部、
7・・・底体、7a・・・円板部材、7b・・・インペ
ラー、8・・・仕切り体、8a・・・仕切り板、8b・
・・蓋板、9a・・・第一填薬室、9b・・・第二填薬
室、9c・・・点火装置室、10a・・・爆薬第1前駆
体、10b・・・爆薬前駆体、11・・・点火装置、1
2・・・着火薬装填部、12a・・・容器、12b・・
・着火薬、13・・・延時薬装填部、13a・・・容
器、13b・・・延時薬、14・・・点火薬装填部、1
4a・・・容器、14b・・・点火薬、14c・・・摩
擦線、14d・・・擦り薬、15・・・引抜ひも、15
a・・・仕切り体引抜ひも、15b・・・摩擦線、16
・・・引抜体、17・・・放出薬、

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 爆薬を調製する爆薬調製手段および前記
    爆薬調製手段により調製された爆薬を爆発させる着火手
    段を備えてなることを特徴とする爆発装置。
  2. 【請求項2】 前記爆薬調製手段が、爆薬用第1前駆体
    と、前記爆薬用第1前駆体に混合されることにより爆薬
    を形成する少なくとも一種の爆薬用前駆体と、前記爆薬
    用第1前駆体および前記爆薬用前駆体を常時は隔絶し、
    爆発必要時に前記爆発用第1前駆体と前記爆薬用前駆体
    とを混合させて爆薬を形成する混合手段とを備えてなる
    前記請求項1に記載の爆発装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または2に記載の爆発装置
    と、前記爆薬の爆発によって散布される消火剤とを備え
    てなることを特徴とする消火弾。
  4. 【請求項4】 筒体と、前記筒体の中に収容される爆薬
    第1前駆体と、前記爆薬第1前駆体に混合されることに
    より爆薬を形成する少なくとも一種の爆薬用前駆体と、
    爆薬用第1前駆体および前記爆薬用前駆体を常時は隔絶
    する隔絶部材と、爆発必要時に、前記隔絶部材による爆
    薬用第1前駆体と爆薬前駆体との隔絶状態を解消してこ
    れらの混合状態を現出する混合部材と、混合状態の現出
    により形成された爆薬に点火してこれを爆発させる点火
    手段と、前記爆薬の爆発により放出される消火剤とを備
    えてなることを特徴とする消火弾。
  5. 【請求項5】 前記隔絶部材は、前記筒体とで、爆発第
    1前駆体を収容する第1収容室および爆発前駆体を収容
    する第2収容室を形成してなり、前記混合部材は、前記
    隔絶部材に結合されてなり、かつ前記隔絶部材を急速移
    動することにより第1収容室内の爆薬第1前駆体と第2
    収容室内の爆薬前駆体とを混合可能に形成してなり、前
    記点火手段は、前記隔絶部材の急速移動に連動して爆薬
    を点火可能とする前記請求項4に記載の消火弾。
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