JPH08154905A - 血圧測定カフおよびその固定具 - Google Patents
血圧測定カフおよびその固定具Info
- Publication number
- JPH08154905A JPH08154905A JP6302537A JP30253794A JPH08154905A JP H08154905 A JPH08154905 A JP H08154905A JP 6302537 A JP6302537 A JP 6302537A JP 30253794 A JP30253794 A JP 30253794A JP H08154905 A JPH08154905 A JP H08154905A
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- JP
- Japan
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- blood pressure
- pressure measurement
- cuff
- measurement
- measuring
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 患者を血圧測定の束縛から開放することがで
き、かつ、正確な血圧測定が可能である血圧測定カフお
よびその固定具を提供すること。 【構成】 血圧測定カフが固定されたベルト10をフッ
ク11によりベットなどに取り付けた後、圧力隔壁1の
内径が最適になるようにマジックテープ5の接合位置を
調節する。血圧測定時において、外層空気室4はダクト
7を介して供給される空気により膨張し圧力隔壁1を円
筒形に変形させる。被血圧測定者は圧力隔壁に血圧測定
部位を挿入し、血圧測定の準備が整うとダクト6を介し
て測定用サック2,3に空気が供給され血圧測定を行
う。血圧測定が終了すると、測定用サック2,3からダ
クト6を介して空気が排出され、続いて、ダクト7を介
して外層空気室4から空気が排出される。
き、かつ、正確な血圧測定が可能である血圧測定カフお
よびその固定具を提供すること。 【構成】 血圧測定カフが固定されたベルト10をフッ
ク11によりベットなどに取り付けた後、圧力隔壁1の
内径が最適になるようにマジックテープ5の接合位置を
調節する。血圧測定時において、外層空気室4はダクト
7を介して供給される空気により膨張し圧力隔壁1を円
筒形に変形させる。被血圧測定者は圧力隔壁に血圧測定
部位を挿入し、血圧測定の準備が整うとダクト6を介し
て測定用サック2,3に空気が供給され血圧測定を行
う。血圧測定が終了すると、測定用サック2,3からダ
クト6を介して空気が排出され、続いて、ダクト7を介
して外層空気室4から空気が排出される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動血圧計に用いて
好適な血圧測定カフおよびその固定具に関する。
好適な血圧測定カフおよびその固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より血圧を測定する器具として、上
腕や指などの血圧測定部位に装着するカフと、カフを制
御する装置本体とから構成されている血圧測定装置など
が一般に使用されている。この種の血圧測定装置を用い
た血圧測定方法の一つとして昇圧測定方法がある。昇圧
測定方法は、カフ圧を160〜300mmHgまで段階
的に昇圧し、各段階の一定圧の測定期間において脈波の
変化を検出し、得られた結果から最高血圧、最低血圧、
平均血圧および脈拍数を求める方法である。この昇圧測
定方法は圧力を徐々に印加して行くので、血圧測定部位
への負担が少なく、かつ、測定時間が短かいという利点
がある。また、他の血圧測定方法としては、カフ圧を一
定値まで上昇させた後、徐々に減圧しながら各段階にお
ける一定圧の測定期間で脈波を検出する血圧測定方法も
知られているが、原理的には上述した昇圧測定方法と同
じである。さらに、最近では上述したカフを自動的に加
圧および減圧させて血圧を測定する自動血圧計などがあ
る。
腕や指などの血圧測定部位に装着するカフと、カフを制
御する装置本体とから構成されている血圧測定装置など
が一般に使用されている。この種の血圧測定装置を用い
た血圧測定方法の一つとして昇圧測定方法がある。昇圧
測定方法は、カフ圧を160〜300mmHgまで段階
的に昇圧し、各段階の一定圧の測定期間において脈波の
変化を検出し、得られた結果から最高血圧、最低血圧、
平均血圧および脈拍数を求める方法である。この昇圧測
定方法は圧力を徐々に印加して行くので、血圧測定部位
への負担が少なく、かつ、測定時間が短かいという利点
がある。また、他の血圧測定方法としては、カフ圧を一
定値まで上昇させた後、徐々に減圧しながら各段階にお
ける一定圧の測定期間で脈波を検出する血圧測定方法も
知られているが、原理的には上述した昇圧測定方法と同
じである。さらに、最近では上述したカフを自動的に加
圧および減圧させて血圧を測定する自動血圧計などがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した自
動血圧計を使用して、例えば透析中の患者の血圧監視を
行う場合、患者は4〜6時間要する透析の間、上腕など
の血圧測定部位にカフを巻き続けなくてはならない。こ
のため、患者の血圧測定部位は長時間圧迫されることに
なり、患者に肉体的、精神的なストレスを与えていた。
動血圧計を使用して、例えば透析中の患者の血圧監視を
行う場合、患者は4〜6時間要する透析の間、上腕など
の血圧測定部位にカフを巻き続けなくてはならない。こ
のため、患者の血圧測定部位は長時間圧迫されることに
なり、患者に肉体的、精神的なストレスを与えていた。
【0004】この発明は以上のような事情に鑑み、患者
の血圧を監視する際、患者に与える肉体的、精神的スト
レスを軽減し、かつ、正確な血圧測定が可能な血圧測定
カフおよびその固定具を提供することを目的としてい
る。
の血圧を監視する際、患者に与える肉体的、精神的スト
レスを軽減し、かつ、正確な血圧測定が可能な血圧測定
カフおよびその固定具を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
血圧を測定する際に上腕や指などの血圧測定部位に装着
する血圧測定カフにおいて、前記血圧測定部位を空気圧
によって圧閉する測定用サックと、前記測定用サックの
外周に設けられた筒状の圧力隔壁と、前記圧力隔壁の外
周面に位置し、外部より供給または排出される空気によ
って膨張または収縮する外層空気室とを有してなり、前
記外層空気室が血圧測定時に膨張することにより、非血
圧測定時において平坦な状態になっている前記圧力隔壁
を、円筒形に変形させることを特徴とする血圧測定カフ
である。
血圧を測定する際に上腕や指などの血圧測定部位に装着
する血圧測定カフにおいて、前記血圧測定部位を空気圧
によって圧閉する測定用サックと、前記測定用サックの
外周に設けられた筒状の圧力隔壁と、前記圧力隔壁の外
周面に位置し、外部より供給または排出される空気によ
って膨張または収縮する外層空気室とを有してなり、前
記外層空気室が血圧測定時に膨張することにより、非血
圧測定時において平坦な状態になっている前記圧力隔壁
を、円筒形に変形させることを特徴とする血圧測定カフ
である。
【0006】請求項2記載の発明は、前記測定用サック
が重層構造をなし、血圧測定時においてジャバラ状に膨
張することを特徴とする請求項1記載の血圧測定カフで
ある。請求項3記載の発明は、前記圧力隔壁が前記血圧
測定部位に合わせて内径が調節可能な構造を有すること
を特徴とする請求項1記載の血圧測定カフである。請求
項4記載の発明は、請求項1乃至3記載の血圧測定カフ
を固定するための固定具であって、伸縮性を有する素材
からなるベルトと、前記ベルトの長さを調節することが
できる構造を有するフックとを具備することを特徴とす
る固定具である。
が重層構造をなし、血圧測定時においてジャバラ状に膨
張することを特徴とする請求項1記載の血圧測定カフで
ある。請求項3記載の発明は、前記圧力隔壁が前記血圧
測定部位に合わせて内径が調節可能な構造を有すること
を特徴とする請求項1記載の血圧測定カフである。請求
項4記載の発明は、請求項1乃至3記載の血圧測定カフ
を固定するための固定具であって、伸縮性を有する素材
からなるベルトと、前記ベルトの長さを調節することが
できる構造を有するフックとを具備することを特徴とす
る固定具である。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明による血圧測定カフにおい
ては、平坦な状態にある圧力隔壁を、血圧測定時におい
て外層空気室が膨張することにより円筒形に変形させ、
血圧測定が終了すると上記外層空気室が収縮して圧力隔
壁を再度平坦な状態に戻すので、非血圧測定時において
血圧測定カフが患者に与える圧迫感を軽減し、かつ、血
圧測定カフの着脱が容易になる。請求項2記載の発明に
よる血圧測定カフにおいては、測定用サックが重層構造
をなし、血圧測定時においてジャバラ状に膨張するの
で、血圧測定部位を十分に圧閉することができ、正確な
血圧測定を行うことができる。
ては、平坦な状態にある圧力隔壁を、血圧測定時におい
て外層空気室が膨張することにより円筒形に変形させ、
血圧測定が終了すると上記外層空気室が収縮して圧力隔
壁を再度平坦な状態に戻すので、非血圧測定時において
血圧測定カフが患者に与える圧迫感を軽減し、かつ、血
圧測定カフの着脱が容易になる。請求項2記載の発明に
よる血圧測定カフにおいては、測定用サックが重層構造
をなし、血圧測定時においてジャバラ状に膨張するの
で、血圧測定部位を十分に圧閉することができ、正確な
血圧測定を行うことができる。
【0008】請求項3記載の発明による血圧測定カフに
おいては、圧力隔壁の内径が血圧測定部位に合わせて調
節可能なので、様々な血圧測定部位に対応した血圧測定
が可能となる。請求項4記載の発明による固定具におい
ては、患者が上述した血圧測定カフの着脱を行う際、血
圧測定カフがずれても自然に元の位置に戻り、また、血
圧測定中は血圧測定部位の動きにある程度追従するの
で、血圧測定を行う患者に対して束縛感を和らげること
ができる。また、ベルトの長さを調節できるフックを有
しているので、様々な場所に簡単に取り付けることがで
きる。
おいては、圧力隔壁の内径が血圧測定部位に合わせて調
節可能なので、様々な血圧測定部位に対応した血圧測定
が可能となる。請求項4記載の発明による固定具におい
ては、患者が上述した血圧測定カフの着脱を行う際、血
圧測定カフがずれても自然に元の位置に戻り、また、血
圧測定中は血圧測定部位の動きにある程度追従するの
で、血圧測定を行う患者に対して束縛感を和らげること
ができる。また、ベルトの長さを調節できるフックを有
しているので、様々な場所に簡単に取り付けることがで
きる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
について説明する。図1はこの発明の一実施例による血
圧測定カフの構成を示す斜視図である。図2および図3
はは図1における左端面A−A’部分の拡大図である。
図4は本実施例における血圧測定カフの展開図であり、
(a)は図1において外周面から見た展開図、(b)は
図1において内周面から見た展開図である。図6は上述
した血圧測定用カフを固定する固定具の構成を示す斜視
図である。
について説明する。図1はこの発明の一実施例による血
圧測定カフの構成を示す斜視図である。図2および図3
はは図1における左端面A−A’部分の拡大図である。
図4は本実施例における血圧測定カフの展開図であり、
(a)は図1において外周面から見た展開図、(b)は
図1において内周面から見た展開図である。図6は上述
した血圧測定用カフを固定する固定具の構成を示す斜視
図である。
【0010】これらの図において、1は圧力隔壁であ
り、非圧縮性の布(ジャージ地)で出来ており、大気圧
以上の圧力を外部に逃さないようになっている。2およ
び3は測定用サックであり、これらは図2に示すように
圧力隔壁1の内周面において重層構造をなしている。ま
た、ダクト6を介して図示せぬ血圧測定装置により供給
または排出される空気によって膨張または収縮する。
り、非圧縮性の布(ジャージ地)で出来ており、大気圧
以上の圧力を外部に逃さないようになっている。2およ
び3は測定用サックであり、これらは図2に示すように
圧力隔壁1の内周面において重層構造をなしている。ま
た、ダクト6を介して図示せぬ血圧測定装置により供給
または排出される空気によって膨張または収縮する。
【0011】4は外層空気室であり、空気室4−1,4
−2,…,4−nからなり、圧力隔壁1の外周面に貼り
付けられている。また、上述した各空気室は図4(a)
に示すように各々つながっており、ダクト7を介して図
示せぬ血圧測定装置により供給または排気される空気に
よって各々の空気室は膨張し、収縮する。5はマジック
テープであり、圧力隔壁1の両端に取り付けられてい
る。また、両端のマジックテープ5は通常接合され、全
体が図5に示すように平坦な状態になっている。
−2,…,4−nからなり、圧力隔壁1の外周面に貼り
付けられている。また、上述した各空気室は図4(a)
に示すように各々つながっており、ダクト7を介して図
示せぬ血圧測定装置により供給または排気される空気に
よって各々の空気室は膨張し、収縮する。5はマジック
テープであり、圧力隔壁1の両端に取り付けられてい
る。また、両端のマジックテープ5は通常接合され、全
体が図5に示すように平坦な状態になっている。
【0012】図6の10はベルトであり、ゴムなどの伸
縮性のある素材でできている。11はフックであり、ベ
ルト10の長さを調整することができ、ベットなどのエ
ッジに引掛けてベルト10を取り付けることができる構
造になっている。また、ベルト10には上述した血圧測
定カフが取り付けられている。
縮性のある素材でできている。11はフックであり、ベ
ルト10の長さを調整することができ、ベットなどのエ
ッジに引掛けてベルト10を取り付けることができる構
造になっている。また、ベルト10には上述した血圧測
定カフが取り付けられている。
【0013】次に上述した血圧測定カフの動作について
説明する。まず、本実施例による血圧測定カフが固定さ
れたベルト10を、フック11により図6に示すように
ベットのエッジに引掛ける。この時、ベットの長さに合
わせてフック11でベルト10の長さを適度に調節す
る。また、互いに接合しているマジックテープ5を一旦
外し、圧力隔壁1の内径が患者の血圧測定部位をスムー
スに通すことができる最適な内径となるように、マジッ
クテープ5の接合位置を調節する。
説明する。まず、本実施例による血圧測定カフが固定さ
れたベルト10を、フック11により図6に示すように
ベットのエッジに引掛ける。この時、ベットの長さに合
わせてフック11でベルト10の長さを適度に調節す
る。また、互いに接合しているマジックテープ5を一旦
外し、圧力隔壁1の内径が患者の血圧測定部位をスムー
スに通すことができる最適な内径となるように、マジッ
クテープ5の接合位置を調節する。
【0014】次に図示せぬ血圧測定装置において予め設
定した血圧測定時間になると、図示せぬ血圧測定装置
は、ダクト7を介して外層空気室4へ空気を供給する。
空気室4−1,4−2,…,4−nの各々が100mm
Hg程度の空気圧になると、外層空気室4表面の張力に
よって平常時は図5に示すように平坦な状態にある血圧
測定カフが、図1に示すように円筒形に変形する。
定した血圧測定時間になると、図示せぬ血圧測定装置
は、ダクト7を介して外層空気室4へ空気を供給する。
空気室4−1,4−2,…,4−nの各々が100mm
Hg程度の空気圧になると、外層空気室4表面の張力に
よって平常時は図5に示すように平坦な状態にある血圧
測定カフが、図1に示すように円筒形に変形する。
【0015】次に円筒形になった血圧測定カフに被血圧
測定者が血圧測定部位(ここでは腕とする)を挿入す
る。この時上述した血圧測定カフは、伸縮性を有するベ
ルト10に固定されているので、被血圧測定者が腕を挿
入する動作に追従して動くことができる。このため、被
血圧測定者は無理なく血圧測定用カフに腕を挿入するこ
とができる。
測定者が血圧測定部位(ここでは腕とする)を挿入す
る。この時上述した血圧測定カフは、伸縮性を有するベ
ルト10に固定されているので、被血圧測定者が腕を挿
入する動作に追従して動くことができる。このため、被
血圧測定者は無理なく血圧測定用カフに腕を挿入するこ
とができる。
【0016】血圧測定を行う準備が整うと、血圧測定装
置からダクト6を介して測定用サック2,3へ空気が供
給される。この時、測定用サック2,3は図2に示すよ
うに圧力隔壁1の内周面において重層構造をなし、ダク
ト6を介して供給される空気により図3に示すようにジ
ャバラ状に膨張する。このため、圧力隔壁1と血圧測定
部位との間に多少の隙間がある場合でも、十分に血圧測
定部位を圧閉することができるので、正確な血圧測定を
行うことができる。
置からダクト6を介して測定用サック2,3へ空気が供
給される。この時、測定用サック2,3は図2に示すよ
うに圧力隔壁1の内周面において重層構造をなし、ダク
ト6を介して供給される空気により図3に示すようにジ
ャバラ状に膨張する。このため、圧力隔壁1と血圧測定
部位との間に多少の隙間がある場合でも、十分に血圧測
定部位を圧閉することができるので、正確な血圧測定を
行うことができる。
【0017】血圧測定が終了すると、血圧測定装置はダ
クト6を介して測定用サック2,3の空気を排出し、続
いてダクト7を介して圧力隔壁1から空気を排出して、
血圧測定カフを再度図5に示すような平坦な状態に戻
す。また、被血圧測定者が血圧測定カフから腕を抜き出
す時は、挿入時と同様に被血圧測定者が腕を抜き出す動
作に合わせて血圧測定用カフが動くので、被血圧測定者
は無理なく腕を抜き出すことができる。
クト6を介して測定用サック2,3の空気を排出し、続
いてダクト7を介して圧力隔壁1から空気を排出して、
血圧測定カフを再度図5に示すような平坦な状態に戻
す。また、被血圧測定者が血圧測定カフから腕を抜き出
す時は、挿入時と同様に被血圧測定者が腕を抜き出す動
作に合わせて血圧測定用カフが動くので、被血圧測定者
は無理なく腕を抜き出すことができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、外層空気室が非血圧測定時において平坦な
状態になっている圧力隔壁を、血圧測定時に膨張して円
筒形に変形させるので、非血圧測定時において血圧測定
カフが被血圧測定者に与える圧迫感を軽減し、かつ、血
圧測定カフの着脱が容易になるばかりでなく、血圧測定
を行う患者に与える肉体的、精神的ストレスを少なくに
することができる。
明によれば、外層空気室が非血圧測定時において平坦な
状態になっている圧力隔壁を、血圧測定時に膨張して円
筒形に変形させるので、非血圧測定時において血圧測定
カフが被血圧測定者に与える圧迫感を軽減し、かつ、血
圧測定カフの着脱が容易になるばかりでなく、血圧測定
を行う患者に与える肉体的、精神的ストレスを少なくに
することができる。
【0019】請求項2記載の発明によれば、測定用サッ
クが重層構造をなし、血圧測定時においてジャバラ状に
膨張するので、圧力隔壁と血圧測定部位との間に多少の
隙間がある場合でも、血圧測定部位を十分に圧閉するこ
とができ、正確な血圧測定を行うことができる。請求項
3記載の発明によれば、圧力隔壁の内径が血圧測定部位
に合わせて調節可能な構造を有するので、様々な血圧測
定部位に対応した血圧測定が可能となる。
クが重層構造をなし、血圧測定時においてジャバラ状に
膨張するので、圧力隔壁と血圧測定部位との間に多少の
隙間がある場合でも、血圧測定部位を十分に圧閉するこ
とができ、正確な血圧測定を行うことができる。請求項
3記載の発明によれば、圧力隔壁の内径が血圧測定部位
に合わせて調節可能な構造を有するので、様々な血圧測
定部位に対応した血圧測定が可能となる。
【0020】請求項4記載の発明によれば、請求項1乃
至3記載の血圧測定カフを固定するための固定具が伸縮
性を有する素材からなるベルトと、このベルトの長さを
調節できるフックとを有するので、血圧測定時における
血圧測定部位の動きに対してある程度血圧測定カフが追
従して動き、被血圧測定者に対して束縛感を和らげるこ
とができるばかりでなく、様々な場所に簡単に取り付け
ることができる。
至3記載の血圧測定カフを固定するための固定具が伸縮
性を有する素材からなるベルトと、このベルトの長さを
調節できるフックとを有するので、血圧測定時における
血圧測定部位の動きに対してある程度血圧測定カフが追
従して動き、被血圧測定者に対して束縛感を和らげるこ
とができるばかりでなく、様々な場所に簡単に取り付け
ることができる。
【図1】 この発明の一実施例による血圧測定カフの構
成を示す斜視図である。
成を示す斜視図である。
【図2】 図1における左端面A−A’の拡大図であ
る。(測定用サック収縮時)
る。(測定用サック収縮時)
【図3】 同拡大図である。(測定用サック膨張時)
【図4】 この発明の一実施例による血圧測定カフを展
開した状態を示す図であり、(a)は上記血圧測定カフ
の外周面から見た展開図、(b)は上記血圧測定カフの
内周面から見た展開図である。
開した状態を示す図であり、(a)は上記血圧測定カフ
の外周面から見た展開図、(b)は上記血圧測定カフの
内周面から見た展開図である。
【図5】 同血圧測定カフの平常時における状態を示す
断面図である。
断面図である。
【図6】 同血圧測定カフを固定する固定具の構成を示
す示す斜視図である。
す示す斜視図である。
1……圧力隔壁、2,3……測定用サック、4……外層
空気室、5……マジックテープ、6,7……ダクト、1
0……ベルト、11……フック
空気室、5……マジックテープ、6,7……ダクト、1
0……ベルト、11……フック
Claims (4)
- 【請求項1】 血圧を測定する際に上腕や指などの血圧
測定部位に装着する血圧測定カフにおいて、 前記血圧測定部位を空気圧によって圧閉する測定用サッ
クと、 前記測定用サックの外周に設けられた筒状の圧力隔壁
と、 前記圧力隔壁の外周面に位置し、外部より供給または排
出される空気によって膨張または収縮する外層空気室と
を有してなり、 前記外層空気室が血圧測定時に膨張することにより、非
血圧測定時において平坦な状態になっている前記圧力隔
壁を、円筒形に変形させることを特徴とする血圧測定カ
フ。 - 【請求項2】 前記測定用サックは、重層構造をなし、
血圧測定時においてジャバラ状に膨張することを特徴と
する請求項1記載の血圧測定カフ。 - 【請求項3】 前記圧力隔壁は、前記血圧測定部位に合
わせて内径が調節可能な構造を有することを特徴とする
請求項1記載の血圧測定カフ。 - 【請求項4】 請求項1乃至3記載の血圧測定カフを固
定するための固定具であって、伸縮性を有する素材から
なるベルトと、 前記ベルトの長さを調節することができる構造を有する
フックとを具備することを特徴とする固定具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30253794A JP3532271B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 血圧測定カフおよびその固定具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30253794A JP3532271B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 血圧測定カフおよびその固定具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08154905A true JPH08154905A (ja) | 1996-06-18 |
JP3532271B2 JP3532271B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=17910169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30253794A Expired - Fee Related JP3532271B2 (ja) | 1994-12-06 | 1994-12-06 | 血圧測定カフおよびその固定具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3532271B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1566143A3 (en) * | 2004-02-18 | 2005-11-23 | Omron Healthcare Co., Ltd. | Device for securing living body by pressing |
JP2011072414A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Terumo Corp | 電子血圧計 |
JP2011083428A (ja) * | 2009-10-15 | 2011-04-28 | Terumo Corp | 電子血圧計 |
-
1994
- 1994-12-06 JP JP30253794A patent/JP3532271B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1566143A3 (en) * | 2004-02-18 | 2005-11-23 | Omron Healthcare Co., Ltd. | Device for securing living body by pressing |
US7153270B2 (en) | 2004-02-18 | 2006-12-26 | Omron Healthcare Co., Ltd. | Device for securing living body by pressing |
JP2011072414A (ja) * | 2009-09-29 | 2011-04-14 | Terumo Corp | 電子血圧計 |
JP2011083428A (ja) * | 2009-10-15 | 2011-04-28 | Terumo Corp | 電子血圧計 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3532271B2 (ja) | 2004-05-31 |
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