JPH08154163A - 通信システム及びファクシミリ装置 - Google Patents

通信システム及びファクシミリ装置

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Publication number
JPH08154163A
JPH08154163A JP6292871A JP29287194A JPH08154163A JP H08154163 A JPH08154163 A JP H08154163A JP 6292871 A JP6292871 A JP 6292871A JP 29287194 A JP29287194 A JP 29287194A JP H08154163 A JPH08154163 A JP H08154163A
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JP
Japan
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ocr
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area
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Application number
JP6292871A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Negishi
龍一 根岸
Kiyonori Sekiguchi
清典 関口
Koichi Nagoshi
孝一 名越
Hiroshi Sasa
博司 佐々
Kiyohiko Honda
清彦 本田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ファクシミリ端末側でOCR認識を行い、こ
の認識結果をセンターに送信するような通信システムに
おいて、ファクシミリ端末側には大容量のメモリを備え
ることなく、複数種のOCRシートを利用することがで
き、さらに、OCRシートの変更も容易に行うことがで
きる通信システムを提供することを目的とする。 【構成】 OCRシートを読取ってOCR認識処理を行
うOCR−FAX装置1と、OCR−FAX装置1から
送信されたOCR認識情報を受信し、所定の処理を実行
するOCRセンター装置2とを備えた通信システムであ
って、OCR−FAX装置1は少なくとも2つの領域を
有するICカード19を備え、ICカード19の一方の
領域にはOCR認識プログラムを予め格納し、他方の領
域には前記OCRシートのフォーマット情報を格納し、
該フォーマット情報はOCRセンター装置2からの送信
により随時書換え可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、端末でOCRシートの
記入情報を認識し、この結果をセンターに向けて送信す
るようなファクシミリ装置に関し、特に、複数種類のO
CRシートの認識を行うことができるファクシミリ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】注文内容を電話や手書き文書にしてファ
クシミリ送信し、受注センター側で、これらの注文デー
タをキーボードによりホストコンピュータに入力して受
注処理することが行われているが、この入力処理に人手
がかかるうえに、誤りも発生するため、ファクシミリ送
信されたイメージデータを文字認識処理によりホストコ
ンピュータで取り扱うコードデータに変更して処理する
方法が採用されている。この場合、OCRシートに注文
の品物をコード表示あるいは品物名で直接記載し、その
数量等を数字で記載してファクシミリ送信する。受注セ
ンターには文字認識装置が設けられ、ファクシミリ送信
されたイメージ情報を認識してコードデータに変換し、
ホストコンピュータに入力する。
【0003】文字認識装置は現在の技術では100%の
精度で文字を認識することができない。つまり、誤認識
をする確率を含んでおり、受注センターの文字認識装置
からは誤認識したデータを含むコードデータがホストコ
ンピュータに入力されることになる。ホストコンピュー
タではこの認識したコードデータをイメージデータ(フ
ァクシミリデータ)に変換して発注側へファクシミリ送
信し確認させる。発注側では返信されてきたデータをチ
ェックし、誤りがあれば発注センターへ誤りの訂正を要
求する。発注センターではこれらの訂正を人手、あるい
は訂正用紙記入により処理してホストコンピュータへ修
正入力を行っていた。これらの処理は、発注側および受
信センター側の双方において大きな負担となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このためファクシミリ
端末側でOCR帳票用紙に注文事項を記入し、端末側で
文字認識をし、その認識結果をセンターに送信するよう
な方式の開発が進められている。この場合、実際にOC
R認識を実行するための基本処理プログラムと、OCR
シートの手書き文字領域を検出する等のOCRシートフ
ォーマット情報とをファクシミリ端末側に備えていなけ
ればならない。ここで、OCRシートによって発注処理
等を行う利用形態においては1種類のOCRシートのみ
を利用するばかりでなく、多くの発注処理等に合せて複
数種のOCRシートが利用されている。また、そのOC
Rシートも発注の形態に合せて種々変更される可能性も
ある。しかしながら、ファクシミリ端末側にOCR認識
を行う場合、上記基本処理プログラムの他に複数のOC
Rシートフォーマット情報を格納させておかなければな
らず、複数種のOCRシートを認識可能にするためには
ファクシミリ端末に大容量のメモリを備えさせなければ
ならなかった。また、OCRシートフォーマット情報の
書換えも各ファクシミリ端末毎に行わなければならず、
OCRシートの変更については実質上対応することが不
可能であった。
【0005】本発明は上記従来の目的を達成するために
為されたものあり、ファクシミリ端末側でOCR認識を
行い、この認識結果をセンターに送信するような通信シ
ステムにおいて、ファクシミリ端末側には大容量のメモ
リを備えることなく、複数種のOCRシートを利用する
ことができ、さらに、OCRシートの変更も容易に行う
ことができる通信システムを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、OCRシートを読取ってOCR認識処理を
行うファクシミリ装置と、該ファクシミリ装置から送信
されたOCR認識情報を受信し、所定の処理を実行する
センターとを備えた通信システムであって、前記ファク
シミリ装置は少なくとも2つの領域を有する記憶部を備
え、該記憶部の一方の領域にはOCR認識プログラムを
予め格納し、他方の領域には前記OCRシートのフォー
マット情報を格納し、該フォーマット情報は前記センタ
ーからの送信により随時書換え可能にしたものである。
【0007】また、複数種類のOCRシートでも変更可
能に利用できることを目的として、本発明では、数種の
OCRシートに対してOCR認識処理可能なファクシミ
リ装置と、該ファクシミリ装置から送信されたOCR認
識情報を受信し、所定の処理を実行するセンターとを備
えた通信システムであって、前記ファクシミリ装置は、
少なくとも2つの領域を有する記憶部を備え、該記憶部
の一方の領域にはOCR認識プログラムを予め格納し、
他方の領域には複数種のOCRシートの各フォーマット
情報と各OCRシートに共通なOCRシート認識情報と
を格納し、前記フォーマット情報及び前記OCRシート
認識情報は前記センターからの送信により随時書換え可
能にしたものである。
【0008】さらに、ファクシミリ装置側でOCR認識
結果を確認することを目的として、本発明ではファクシ
ミリ装置に表示部を備え、記憶部にOCR認識した結果
を所定の文字パターンに変換するコード変換テーブルを
有し、前記表示部に所定の文字パターンから成る認識結
果を表示させるものである。
【0009】さらに、上記のセンターからのフォーマッ
ト情報に受信に際して、効率的な受信処理を行うことを
目的として、ファクシミリ装置にOCRシートを読取る
読取手段と、ROM領域とEEPROM領域とRAM領
域とを有し該ROM領域にOCR認識プログラムを該E
EPROM領域にOCRシートのフォーマット情報をそ
れぞれ格納した記憶手段と、前記OCR認識プログラム
及び前記フォーマット情報を利用して前記OCRシート
の手書き文字を抽出してOCR認識する手段と、センタ
ーから送信された前記フォーマット情報を前記SRAM
領域に格納させ、全てのフォーマット情報が前記SRA
M領域に格納された後に前記フォーマット情報を前記E
EPROM領域に転送する手段とを備えたものである。
【0010】
【作用】本発明は上記構成により、OCRシートが変更
に対しても、その度にセンターからOCRシートフォー
マット情報を送信するために、容易にOCRシートの変
更に対応することが可能となる。また、OCRシートフ
ォーマット情報を格納していないOCRシートを認識す
る場合においても、センターからフォーマット情報を送
信すればよく、それほど大容量のメモリをファクシミリ
端末側に備えなくても多種類のOCRシートを利用する
ことができる。さらに、ファクシミリ装置のメモリの構
成において、複数の領域に分割し、受信動作中時にはあ
る領域(RAM領域)に格納し、その後正常に受信され
たことを確認して、別の領域(EEPROM領域)にフ
ォーマット情報を転送するようにしたために効率的なフ
ォーマット情報の受信処理を行えることが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0012】図1はファクシミリ機能とOCR認識機能
を有するOCR−FAX装置と、回線を介して接続され
たOCRセンター装置からなる通信システムを表す。O
CR−FAX装置1(端末装置)は、イメージデータを
送受信するファクシミリ通信機能と、キャラクタデータ
や各種コマンドデータを送受信するデータ通信機能とを
備える。操作面にはディスプレー3が設けられ、OCR
認識結果等を表示し、この表示に誤りがある場合、訂正
キー4で修正する。ファクションキー5は表示、印刷、
送信等の動作の切り換えなどを行う。回線で結ばれたO
CRセンター装置2(センター装置)にはファクシミリ
通信機能、データ通信機能を有するホストコンピュータ
があり、OCR−FAX装置1から送られてくる伝票の
集計、OCR認識情報および帳票フォーマットのデータ
を各OCR−FAX装置1にダウンロードし、帳票のイ
メージ情報をファクシミリモデムにより送信する。OC
R−FAX装置1は発注者側の営業所や事業所に設置さ
れ、受注センターにはOCRセンター装置2が設置され
ている。
【0013】図2はOCR−FAX装置の構成を示すブ
ロック図である。CPUユニット11は全体を制御し、
各部に接続されている。操作部12はオペレータがキー
ボード等により指示を与えるもので、OCR認識結果の
修正、送信指示、画面への表示、印刷の指示等を行う。
時刻発生回路13は発信時刻、帳票の作成時刻などに時
刻表示を行う時に必要な時刻情報を供給する。通信制御
部14はデータによりファクシミリモデム、データモデ
ム(PCモデム)を選択して送受信を行う。符号処理部
15はファクシミリデータの送信データを圧縮し、受信
時には受信データを伸張する。PC通信処理部16はコ
ードデータの送受信の処理を行う。スキャナ制御部17
はファクシミリ原稿やOCRシートの読み取りを行うス
キャナを制御する。切換器18は符号処理部15、PC
通信処理部16、スキャナ制御部17の入出力の切り換
えを行う。
【0014】メモリ制御部20は入出力するデータの制
御、メモリの制御を行う。ICカード19は、本装置の
メモリを拡張するものであり、OCR認識に必要な情報
を記憶する。OCR認識情報としてはOCR認識プログ
ラムとOCR帳票の構成を表すOCR帳票情報とがあ
り、OCR認識プログラムは各OCR帳票に対して共通
の基本的プログラムと各OCR帳票ごとの特有な部分を
表す従属的プログラムより構成されている。OCRセン
ター装置2からOCR認識情報をダウンロードする場
合、OCR認識プログラムについては、基本的部分も含
めて全て送信する場合と、基本的な部分はICカード1
9に予め格納しておき、従属的プログラムのみ送信する
場合とがある。この従属的プログラムは基本部分と共に
ICカード19に格納される。なお、ICカードは電源
を切ると(ICカードを抜くと)記憶が消減するSRA
M部と、電源がなくても記憶を保持する不揮発性のフラ
ッシュメモリおよびEEPROMより構成され、OCR
認識プログラム等はフラッシュメモリに格納される。
【0015】ページメモリ21はスキャナで読み取った
データを格納しOCR認識処理した認識データを格納す
る。文字認識処理部22はICカード19のOCR認識
プログラムをロードし、ページメモリ21に格納された
スキャナで読み取ったOCRシートのデータを読み出
し、認識処理をした後、メモリ21に格納する。フォー
マットデータ格納部23はOCRセンター装置2からダ
ウンロードされたOCR帳票情報を格納する。帳票用紙
作成部24はOCR帳票情報に基づいてOCRシートを
印刷するためのデータを作成する。
【0016】文字発生部25はコードデータを表示した
り印刷する場合のパターンを発生する。表示制御部26
はOCR認識されたデータをOCR帳票情報に従い表示
メモリ27上にビットマップに展開し、ディスプレー2
8に表示する。記録制御部29はOCR認識されたデー
タをOCR帳票情報に従い記録メモリ30上にビットマ
ップに展開し、記録部31で印刷する。また帳票用紙作
成部24の作成データに基づきOCRシートを記録部3
1で印刷する。
【0017】図3は本実施例で利用されるOCRシート
の一例を示す図である。本実施例ではある商品を発注す
る場合に利用されるOCRシート及びこれを認識した結
果を表示する場合について説明する。図3において、発
注コードは発注者を特定するデータであり、発注者は自
己に割り当てられているコードをOCRシートに記載す
る。発注月日はOCRシートを認識してセンターに送信
した日時である。商品コードは発注する商品を示し、そ
の右欄の数字は各商品の発注数量を示す。なお、OCR
シート上の各数字は発注者が手書き入力したものであ
る。ここで、図示から明らかなように各手書き文字には
発注コード、商品コードのように手書き文字のみでは何
を表しているか把握できないものと発注月日、数量のよ
うに手書き文字のみで把握できるものがある。本発明で
はこれらの種類に応じて認識結果である各手書き文字を
表示している。
【0018】図4にOCR認識した結果をファクシミリ
装置のディスプレー3に表示させた例を示す。図4から
明らかなように発注コードの欄として固定文字列(発注
コード)、実際の認識データ(12356)、認識結果
(コード変換)を変換した文字列(M電気・目黒)が表
示される。また、発注月日の欄として固定文字列(発注
月日及び月、日)、認識データ(10及び25)が表示
される。さらに、発注データとして固定文字列(商品コ
ード、商品名、注文数)、認識データ(0101、01
02・・・5、9、・・・)、認識結果を変換した文字
列(テレビ、ラジオ等)が表示される。このように、単
に認識結果である手書き文字列を表示するのみではな
く、OCRシート上の題目(固定文字列)及び認識結果
を変換した文字列を同時に、しかも各手書き文字に対応
させて表示しているため、送信者は表示データによりそ
の認識結果を瞬時に確認することが可能になる。なお、
各手書き文字の認識結果については他の文字列と区別し
やすいように識別符号を付加させて表示している。本実
施例では()の中に認識結果を表示している。
【0019】図5(a)、(b)はフォーマットデータ
格納部23内のコード変換テーブルを示す図である。図
5(a)では発注者の名称を表示させるために利用され
る。例えば、OCRシート上に手書き文字が ”123
56”認識された場合、これに対応する文字列である
「M電気・目黒」が生成され、ディスプレィ3に表示さ
れる。また、図5(b)は商品の名称を表示するために
利用される。これも上記と同様に、例えば手書き文字が
”0101”と認識された場合には文字列「テレビ」
が生成され、ディスプレィ3に表示される。
【0020】図6は表示フォーマット情報の一例を示
す。このフォーマット情報はフォーマットデータ格納部
23内に格納されているものである。固定文字列の領域
には各々固定文字列の表示開始位置、データ表示種別、
固定文字列へのオフセットがそれぞれ格納されている。
各情報の内容は以下の通りである。 (1)固定文字列の表示開始位置・・・ディスプレー3
上の位置を示す。 (2)データ表示種別 ・・・送信前の認識さ
れたデータによるものであるか、センターからの返送に
よるものであるかの種別を示す(センターからの返送に
ついては後述する)。 (3)固定文字列のオフセット ・・・固定文字列が格
納されているメモリの位置を示す。
【0021】また、認識データの領域の領域にも固定文
字列と同様にデータ列の表示開始位置、データ表示種
別、データ列のオフセットが格納されているが、その他
に付加コード(本実施例ではカッコ)及びコード変換の
有無を示す情報が格納されている。ここで、コード変換
なしと示されるものはOCRシート上の発注月日及び数
量のように手書き文字より所定の文字列を生成しないも
のであり、コード変換ありと示されるものはOCRシー
ト上の発注コード及び商品コードのように「M電気・目
黒」、「テレビ」等、所定の文字列を生成する必要のあ
るものである。コード変換ありと示されているものには
図5に示されたコード変換表を特定する情報と変換され
た文字列の表示開始位置を示す情報が付加されている。
このように、本実施例では認識データにおいてコード変
換するものとしないものとを同一のの領域に格納し、コ
ード変換有無の情報のみによりこれらを区別し文字列を
生成しているため、フォーマット情報の作成が容易とな
る。なお、この表示フォーマット情報はセンターからの
ダウンロードにより変更可能である。この場合、一旦I
Cカードに格納されて、その後、フォーマットデータ格
納部23に転送される。
【0022】次に、認識結果をファクシミリ装置のディ
スプレー3に表示させる動作について説明する。図7は
この動作を具体的に実行するフロー図を示す。まず、認
識データに対応する表示フォーマット情報をメモリ制御
部20がフォーマットデータ格納部23より読み出す
(ST1)。そして、表示フォーマット情報に基づいて
固定文字列を順番にメモリ21に展開する(ST2)。
なお、予め各固定文字列はメモリ21内の別の領域に格
納されている。すなわち、この処理により図4の「発注
コード」、「発注月日」等の固定文字列がメモリ21の
所定位置に展開される。固定文字列の展開が終了したら
(ST3)、次に認識されたデータを読み出す(ST
4)。なお、認識されたデータについてもメモリ21の
別の領域に格納されている。そして、認識データについ
ても上記と同様に表示フォーマット情報に基づいて固定
文字列を展開したメモリ21内の所定領域に合成する
(ST5)。この認識データには付加文字であるカッコ
が合成される(ST6)。次に生成した認識データにコ
ード変換があるか否かを判別し(ST7)、ある場合に
はコード変換に使用する格納コード対応表を用いて所定
の文字列に変換し、メモリ21内で固定文字列等と合成
する(ST8、ST9、ST10)。全ての認識データ
のメモリ21への合成処理が終了したら(ST11)、
これを表示メモリ27に展開し(ST12、ST1
3)、ディスプレー3に表示する(ST14、ST1
5)。
【0023】なお、以上の動作はファクシミリ装置のデ
ィスプレー3を利用して認識結果を表示させたものであ
るが、ディスプレー3を有さないファクシミリ装置でも
記録部を利用して記録紙に認識結果を記録せしめること
も可能である。この場合でも、基本的な動作は同一であ
るが、印刷フォーマット情報を有する必要がある。認識
結果を印刷させる動作を図8に示す。この場合において
も、まずメモリに固定文字列から生成、その後、認識デ
ータを展開する。また、認識データをコード変換し、所
定の文字列を生成する方法も図7で説明した方法と同様
である。
【0024】以上の説明はOCR認識結果を表示させる
際の表示フォーマット情報について、センターからの送
信動作及び表示パターンについてであるが、次にOCR
シートのフォーマット情報について説明する。本実施例
ではOCRシートのフォーマット情報をファクシミリ端
末側の利用者が選択できるようにファクシミリ端末のデ
ィスプレ−上にその案内データを表示させるようにして
いる。図9はその表示例を示す図である。この案内情報
を確認して、利用者は使用するOCRシートに対応する
フォーマット情報を選択することができる。なお、本実
施例では、この選択によりOCRシートフォーマット情
報のみではなく、表示フォーマット情報及び印刷フォー
マット情報をもセンターから送信される。
【0025】図10にセンターからファクシミリ装置へ
フォーマット情報を送信する場合の通信シーケンス図を
示す。図10において、まずAでファクシミリ端末から
センターに発呼し、接続する。接続が確認された後にB
でフォーマット情報の送信要求を行う。そして、Cで送
信権をセンターに切り換える。一方、センターではCの
信号を受信したことにより、Dで選択項目情報の送信を
これから行うことを通知し、Eで選択項目情報を送信す
る。ファクシミリ端末側ではFで選択項目情報を画面に
表示し(図9で示した例)、オペレータによって選択さ
れた項目番号を送信する。
【0026】センターにてGで送信権を端末に切り換え
て、Hでフォーマット情報の送信要求をセンターに向け
て行う。Iでさらに、送信権をセンターに切り換えて、
Jでこれよりフォーマット情報の送信を行う旨を通知す
る。フォーマット情報の送信は以下の順序で行う。つま
り、Lで端末毎に固定されたフォーマット情報を送信す
る。具体的な例としてはOCRシートの検出に利用され
るフォーマット情報である。これは、読取った原稿の中
からOCRシートを識別するために利用されるもので、
たとえ複数種類のOCRシートを認識することができて
も、端末毎にこのフォーマット情報は固定となってい
る。次に、Kでダウンロード(送信中)中の端末毎に固
定のフォーマット情報をICカード内のSRAMへ格納
する。Mで選択された各種フォーマット情報を送信す
る。なお、ここで言うフォーマット情報は利用者が選択
したフォーマット情報である。Nでダウンロード中フォ
ーマット情報を上記固定の場合と同様にSRAMへ格
納する。Oで次に複数のフォーマット情報が選択された
場合にはフォーマット情報を送信する。Pでダウンロ
ード中フォーマット情報を上記と同様にSRAMへ格
納する。Qで送信権を端末側に切り換えて、Rで回線切
断を行う。
【0027】通信が正常終了したならばSでファクシミ
リ端末ではSRAMからEEPROMへ受信した各種フ
ォーマット情報を転送する。このような順序でICカー
ド上に各種フォーマット情報を書き込むものであるが、
これは書き込み速度が早いSRAMを受信時に利用し
て、送信時間を短くさせたものである。回線切断後にS
RAMからEEPROMにフォーマット情報を転送して
いるために回線接続の時間が短く済み、通信料金が削減
できる効果がある。
【0028】図11(a)はICカード19のメモリー
構成を示し、図11(b)はフォーマット情報の格納状
態を示す。これらの図から明らかなように、ICカード
19は3つの記憶領域で構成され、それぞれROM領
域、EEPROM領域、SRAM領域から成る。フォー
マット情報の格納は以下の領域を用いて行う。すなわ
ち、ROMには認識や通信等を行う基本プログラムを格
納する。EEPROMには主にフォーマット情報を格納
する。SRAMは認識用のイメージデータや認識結果の
格納に使用する他、ダウンロードしているフォーマット
情報を一時格納し、ダウンロードが正常に終了した場
合、EEPROMのフォーマット情報格納領域に転送す
る。
【0029】図12はOCRシートとフォーマット情報
の関連を示す図である。端末毎のデータ、これはOCR
シートであるか否かを示す情報(具体的にはそれのシー
ト上の位置データ等)であるが、複数のOCRシートを
認識する際に共通に使用される。フォーマット情報はO
CRシートと一対一に対応している。すなわち、各OC
Rシートを認識するときにはそのOCRシートに対応す
るフォーマット情報を選択し、認識処理に使用されるも
のである。フォーマット情報は複数のコード変換テーブ
ルを使用する。これは、認識結果を表示あるいは印刷す
る際に、送信者にとって理解容易にさせるために認識し
た数値情報が何を示すものあるか明らかにするために文
字パターンを発生するものであるが、この文字パターン
を発生のためにコード変換テーブルが用いられる。これ
は図5(a)、図5(b)で示したものである。なお、
図12から明らかなように、コード変換テーブルは複数
のフォーマット情報に対して共通に使用されるようにし
ている。もっとも、コード変換テーブルを共通に利用で
きるフォーマット情報に限られるが、これにより、コー
ド変換テーブルの記憶容量を削減することができる。な
お、図13にOCRシートのフォーマット情報の一実施
例を示す。基本的には、公知のOCRシートフォーマッ
ト情報の構成と略同一である。図13において、131
はOCRシートにおける各行に対応する情報であり、タ
イミングマークの行に対応するタイミングマーク情報テ
ーブルと認識する文字行に対応する情報とにより構成さ
れる。132はタイミングマーク情報テーブルを具体的
に示したものであり、マークの検出領域に関する情報と
各タイミングマークの検出座標で構成される。133は
各行に対応する情報を具体的に示したものであり、各行
内のブロック毎に構成される。なお、各ブロックに関す
る情報はOMR/OCRの判別、認識対象の大きさ、個
数等で構成される。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、OCRシートが変更に対しても、その度にセンター
からOCRシートフォーマット情報を送信するために、
容易にOCRシートの変更に対応することができる。ま
た、OCRシートフォーマット情報を格納していないO
CRシートを認識する場合においても、センターからフ
ォーマット情報を送信すればよく、それほど大容量のメ
モリをファクシミリ端末側に備えなくても多種類のOC
Rシートを利用することができる。さらに、ファクシミ
リ装置のメモリの構成において、複数の領域に分割し、
受信動作中時にはある領域(RAM領域)に格納し、そ
の後正常に受信されたことを確認して、別の領域(EE
PROM領域)にフォーマット情報を転送するようにし
たために効率的なフォーマット情報の受信処理を行える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリ端末とセンター装置からなる通信
システムを示す図
【図2】本発明によるファクシミリ装置の構成を示すブ
ロック図
【図3】OCRシートの例を示す図
【図4】認識結果の表示例を示す図
【図5】(a)発注コードの変換テーブルを示す図 (b)商品コードの変換テーブルを示す図
【図6】表示フォーマット情報を示す図
【図7】認識結果を表示するための動作フロー図
【図8】認識結果を印刷するための動作フロー図
【図9】センターから返送データを受信する動作を示す
通信シーケンス図
【図10】フォーマット情報の通信を示すシーケンス図
【図11】(a)ICカード19の領域を示す図 (b)ICカード19の各領域におけるフォーマット情
報の格納状態を示す図
【図12】OCRシートとフォーマット情報の関連を示
す図
【図13】OCRシートのフォーマット情報を示す図
【符号の説明】
1 OCR−FAX装置 2 OCRセンター装置 11 CPUユニット 14 通信制御部 15 符号処理部 16 PC通信処理部 17 スキャナ制御部 18 切換器 19 ICカード 20 メモリ制御部 21 ページメモリ 22 文字認識処理部 23 フォーマットデータ格納部 25 文字発生部 31 記録部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々 博司 東京都目黒区下目黒2丁目3番8号 松下 電送株式会社内 (72)発明者 本田 清彦 東京都目黒区下目黒2丁目3番8号 松下 電送株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 OCRシートを読取ってOCR認識処理
    を行うファクシミリ装置と、該ファクシミリ装置から送
    信されたOCR認識情報を受信し、所定の処理を実行す
    るセンターとを備えた通信システムであって、前記ファ
    クシミリ装置は少なくとも2つの領域を有する記憶部を
    備え、該記憶部の一方の領域にはOCR認識プログラム
    を予め格納し、他方の領域には前記OCRシートのフォ
    ーマット情報を格納し、該フォーマット情報は前記セン
    ターからの送信により随時書換え可能であることを特徴
    とする通信システム。
  2. 【請求項2】 センターから送信されるフォーマット情
    報はファクシミリ装置から選択可能であることを特徴と
    する請求項1記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 複数種のOCRシートに対してOCR認
    識処理可能なファクシミリ装置と、該ファクシミリ装置
    から送信されたOCR認識情報を受信し、所定の処理を
    実行するセンターとを備えた通信システムであって、前
    記ファクシミリ装置は、少なくとも2つの領域を有する
    記憶部を備え、該記憶部の一方の領域にはOCR認識プ
    ログラムを予め格納し、他方の領域には複数種のOCR
    シートの各フォーマット情報と各OCRシートに共通な
    OCRシート認識情報とを格納し、前記フォーマット情
    報及び前記OCRシート認識情報は前記センターからの
    送信により随時書換え可能であることを特徴とする通信
    システム。
  4. 【請求項4】 ファクシミリ装置に表示部を備え、記憶
    部にOCR認識した結果を所定の文字パターンに変換す
    るコード変換テーブルを有し、前記表示部に所定の文字
    パターンから成る認識結果を表示させたことを特徴とす
    る請求項3記載の通信システム。
  5. 【請求項5】 コード変換テーブルは少なくとも複数種
    のOCRシートの認識結果を表示する際に共通に利用さ
    れることを特徴とする請求項4記載の通信システム。
  6. 【請求項6】 OCRシートを読取る読取手段と、RO
    M領域とEEPROM領域とRAM領域とを有し該RO
    M領域にOCR認識プログラムを該EEPROM領域に
    OCRシートのフォーマット情報をそれぞれ格納した記
    憶手段と、前記OCR認識プログラム及び前記フォーマ
    ット情報を利用して前記OCRシートの手書き文字を抽
    出してOCR認識する手段と、センターから送信された
    前記フォーマット情報を前記RAM領域に格納させ、全
    てのフォーマット情報が前記RAM領域に格納された後
    に前記フォーマット情報を前記EEPROM領域に転送
    する手段とを具備したファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 OCRシートを読取ったデータ及びOC
    R認識した結果のコードデータをSRAM領域に一時格
    納させることを特徴とする請求項6記載のファクシミリ
    装置。
JP6292871A 1994-09-26 1994-11-28 通信システム及びファクシミリ装置 Pending JPH08154163A (ja)

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US08/463,539 US5671067A (en) 1994-09-26 1995-06-05 Facsimile apparatus for optically recognizing characters and transmitting the recognized characters and communication system for transmitting the recognized characters between a terminal and a center

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002074267A (ja) * 2000-09-04 2002-03-15 Fujitsu Kiden Ltd 画像認識装置及び画像認識装置のプログラムのダウンロード方法
US7440617B2 (en) 1997-12-19 2008-10-21 Canon Kabushiki Kaisha Communication system and control method thereof, and computer-readable memory

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