JPH08153570A - 発熱体 - Google Patents
発熱体Info
- Publication number
- JPH08153570A JPH08153570A JP32151694A JP32151694A JPH08153570A JP H08153570 A JPH08153570 A JP H08153570A JP 32151694 A JP32151694 A JP 32151694A JP 32151694 A JP32151694 A JP 32151694A JP H08153570 A JPH08153570 A JP H08153570A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat emitting
- resistance wires
- heating element
- emitting body
- bodies
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Surface Heating Bodies (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 被加熱部に必要とする加熱容量に応じて、容
易に抵抗線の本数を変更することができる低コストの加
熱体を提供する。 【構成】 1本又は2本以上の抵抗線1を絶縁弾性体2
内に埋設した発熱体において、互に嵌合可能な嵌合部
5、6を側部に形成し、複数の発熱体をその幅方向に嵌
合連設可能とする。
易に抵抗線の本数を変更することができる低コストの加
熱体を提供する。 【構成】 1本又は2本以上の抵抗線1を絶縁弾性体2
内に埋設した発熱体において、互に嵌合可能な嵌合部
5、6を側部に形成し、複数の発熱体をその幅方向に嵌
合連設可能とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コード状又はベルト状
の発熱体に関し、家電製品、住宅設備、産業機器等の分
野において被加熱体に巻き付けて使用するコード状又は
ベルト状発熱体、例えば、エアコンのコンプレッサーの
保温に使用するのに適したコード状又はベルト状の発熱
体に関する。
の発熱体に関し、家電製品、住宅設備、産業機器等の分
野において被加熱体に巻き付けて使用するコード状又は
ベルト状発熱体、例えば、エアコンのコンプレッサーの
保温に使用するのに適したコード状又はベルト状の発熱
体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、被加熱体に巻き付けて使用する発
熱体としては、1本の抵抗線からなるコード状発熱体、
抵抗線を一往復させて絶縁弾性体に埋設したベルト状発
熱体が用いられている。
熱体としては、1本の抵抗線からなるコード状発熱体、
抵抗線を一往復させて絶縁弾性体に埋設したベルト状発
熱体が用いられている。
【0003】例えば、業務用エアコンのコンプレッサー
は、効率よく熱交換を行なわせるため、冷媒の保温が必
要となり、その保温のためにこれらのコード状、ベルト
状発熱体が用いられている。
は、効率よく熱交換を行なわせるため、冷媒の保温が必
要となり、その保温のためにこれらのコード状、ベルト
状発熱体が用いられている。
【0004】エアコンのコンプレッサーは、従来、縦型
が主流をなしており、かかる縦型コンプレッサーでは、
冷媒がコンプレッサー下部に溜まるため、上記発熱体を
コンプレッサー下部に巻き付けて、冷媒を保温すればよ
かった。
が主流をなしており、かかる縦型コンプレッサーでは、
冷媒がコンプレッサー下部に溜まるため、上記発熱体を
コンプレッサー下部に巻き付けて、冷媒を保温すればよ
かった。
【0005】ところが近年、横型のコンプレッサーが用
いられるようになり、この横型コンプレッサーに上記発
熱体を巻き付けて使用すると、コンプレッサーの周方向
全体を加熱することになり、冷媒が溜まっている下側で
は、熱量不足となり、逆に冷媒が存在しない上側では無
用な加熱を行ってエネルギーの損失をきたす結果とな
る。
いられるようになり、この横型コンプレッサーに上記発
熱体を巻き付けて使用すると、コンプレッサーの周方向
全体を加熱することになり、冷媒が溜まっている下側で
は、熱量不足となり、逆に冷媒が存在しない上側では無
用な加熱を行ってエネルギーの損失をきたす結果とな
る。
【0006】そこで、発熱抵抗線の本数を増やして、発
熱体の加熱容量を高め、この発熱体を横型コンプレッサ
ーの下側だけに取り付ける方法及び1本の抵抗線からな
るコード状発熱体を横型コンプレッサーの下側だけに往
復させて取り付ける方法などが考えられるが、前者の場
合は、抵抗線の本数が多くなるにつれて、絶縁弾性体の
押出被覆が困難となるうえ、被加熱部で要求される加熱
容量に応じて、抵抗線の本数が異なるベルト状発熱体を
作っておかなければならず、品種が多くなりすぎて、コ
スト高につながる。
熱体の加熱容量を高め、この発熱体を横型コンプレッサ
ーの下側だけに取り付ける方法及び1本の抵抗線からな
るコード状発熱体を横型コンプレッサーの下側だけに往
復させて取り付ける方法などが考えられるが、前者の場
合は、抵抗線の本数が多くなるにつれて、絶縁弾性体の
押出被覆が困難となるうえ、被加熱部で要求される加熱
容量に応じて、抵抗線の本数が異なるベルト状発熱体を
作っておかなければならず、品種が多くなりすぎて、コ
スト高につながる。
【0007】また、後者の場合は、取り付け作業が繁雑
であり、特に狭い場所での作業は困難であり、更には、
固定する際に、コード状発熱体に折れや重なりが生じ、
温度分布が不均一になったり、異常加熱により抵抗線が
断線したりするという問題が起こる。
であり、特に狭い場所での作業は困難であり、更には、
固定する際に、コード状発熱体に折れや重なりが生じ、
温度分布が不均一になったり、異常加熱により抵抗線が
断線したりするという問題が起こる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、上
記従来の問題点を解消し、被加熱部に必要とする加熱容
量に応じて、容易に抵抗線の本数を変更することができ
る低コストの加熱体を提供することを課題とするもので
ある。
記従来の問題点を解消し、被加熱部に必要とする加熱容
量に応じて、容易に抵抗線の本数を変更することができ
る低コストの加熱体を提供することを課題とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく種々検討を重ねた結果、基本となる発熱体を
あらかじめ作っておき、この基本発熱体を必要に応じて
組み合わせることにより加熱容量を増加させることを着
想し、本発明を完成するに至った。
解決すべく種々検討を重ねた結果、基本となる発熱体を
あらかじめ作っておき、この基本発熱体を必要に応じて
組み合わせることにより加熱容量を増加させることを着
想し、本発明を完成するに至った。
【0010】即ち、本発明は、1本又は2本以上の抵抗
線を絶縁弾性体内に埋設した発熱体において、互に嵌合
可能な嵌合部を側部に形成し、複数の発熱体をその幅方
向に嵌合連設可能としたことを特徴とする発熱体であ
る。
線を絶縁弾性体内に埋設した発熱体において、互に嵌合
可能な嵌合部を側部に形成し、複数の発熱体をその幅方
向に嵌合連設可能としたことを特徴とする発熱体であ
る。
【0011】
【作用】本発明の加熱体によれば、基本となる一種類の
発熱体をあらかじめ作っておき、それを嵌合連設するこ
とにより、抵抗数の本数を増やして発熱容量を高めるこ
とができるため、抵抗線本数が異なる種々の発熱体を作
る必要がなく、加熱を必要とする部分のみを十分に加熱
することのできる加熱体を、低コストで提供することが
できる。
発熱体をあらかじめ作っておき、それを嵌合連設するこ
とにより、抵抗数の本数を増やして発熱容量を高めるこ
とができるため、抵抗線本数が異なる種々の発熱体を作
る必要がなく、加熱を必要とする部分のみを十分に加熱
することのできる加熱体を、低コストで提供することが
できる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。図1は、本発明の発熱体を2個嵌合連設した
状態を示す平面図、図2はそのA−A線矢視断面図であ
り、1は抵抗線、2は絶縁弾性体、3、3′はリード
線、4、4′はモールド部、5は嵌合部(雄部)、6は
嵌合部(雌部)である。
説明する。図1は、本発明の発熱体を2個嵌合連設した
状態を示す平面図、図2はそのA−A線矢視断面図であ
り、1は抵抗線、2は絶縁弾性体、3、3′はリード
線、4、4′はモールド部、5は嵌合部(雄部)、6は
嵌合部(雌部)である。
【0013】抵抗線1は、従来から発熱体に用いられて
いるものを使用することができ、例えば、ニクロム線、
銅・ニッケル線、ニッケル線、鉄・クロム線などを挙げ
ることができ、特に、ニクロム線、銅・ニッケル線が好
ましく用いられる。
いるものを使用することができ、例えば、ニクロム線、
銅・ニッケル線、ニッケル線、鉄・クロム線などを挙げ
ることができ、特に、ニクロム線、銅・ニッケル線が好
ましく用いられる。
【0014】また、絶縁弾性体2も、従来から発熱体に
用いられているものを使用することができ、シリコーン
ゴム、フッ素ゴム、クロロプレンゴム等が例示される
が、特に、耐熱性、加工性に優れたシリコーンゴムが好
ましく用いられる。
用いられているものを使用することができ、シリコーン
ゴム、フッ素ゴム、クロロプレンゴム等が例示される
が、特に、耐熱性、加工性に優れたシリコーンゴムが好
ましく用いられる。
【0015】抵抗線1の本数は、あまり多くなりすぎる
と、発熱容量の微調整が困難となり、しかも製造(絶縁
弾性体の押出被覆)が難しくなるので、通常は、1本又
は2本が、適当である。
と、発熱容量の微調整が困難となり、しかも製造(絶縁
弾性体の押出被覆)が難しくなるので、通常は、1本又
は2本が、適当である。
【0016】抵抗線1が1本の場合は、発熱体の幅が3
〜30mm程度、抵抗線1が2本の場合は、抵抗線ピッ
チが約3〜40mmで、発熱体の幅が6〜50mm程度
となる。
〜30mm程度、抵抗線1が2本の場合は、抵抗線ピッ
チが約3〜40mmで、発熱体の幅が6〜50mm程度
となる。
【0017】複数の発熱体は、嵌合部(雄部)5と嵌合
部(雌部)6とを嵌合させて、その幅方向に連設する。
この場合、嵌合部5、6の形状は互に嵌合できる形状で
あれば任意であり、例えば、図3に示すようなカギ形の
雄部5と雌部6の組合せでもよい。
部(雌部)6とを嵌合させて、その幅方向に連設する。
この場合、嵌合部5、6の形状は互に嵌合できる形状で
あれば任意であり、例えば、図3に示すようなカギ形の
雄部5と雌部6の組合せでもよい。
【0018】更に、発熱体を2個だけ連設する場合に
は、図4に示すように嵌合部5、6は発熱体のそれぞれ
片側にのみ設ければよく、図2に示すように各発熱体の
両側に嵌合部5、6を設けることは、必ずしも必要でな
い。
は、図4に示すように嵌合部5、6は発熱体のそれぞれ
片側にのみ設ければよく、図2に示すように各発熱体の
両側に嵌合部5、6を設けることは、必ずしも必要でな
い。
【0019】本発明の発熱体を製造するには、まず、所
定本数の抵抗線1を絶縁弾性体2内に埋設した状態で一
体押出成形する。次いで、長手方向に任意の長さに切断
して、隣接する抵抗線1の切断端同志を図1のC1 の位
置で接続して1本とする。
定本数の抵抗線1を絶縁弾性体2内に埋設した状態で一
体押出成形する。次いで、長手方向に任意の長さに切断
して、隣接する抵抗線1の切断端同志を図1のC1 の位
置で接続して1本とする。
【0020】このようにして製造した本発明の発熱体を
その幅方向に連設するには、複数の発熱体を嵌合部5、
6で嵌合し、両方の発熱体の隣接する抵抗線1の端部同
志を図1のC2 の位置で接続する。その後、接続部
C1 、C2 、C3 をモールドし、抵抗線1の両端にリー
ド線3、3′を取り付ける。
その幅方向に連設するには、複数の発熱体を嵌合部5、
6で嵌合し、両方の発熱体の隣接する抵抗線1の端部同
志を図1のC2 の位置で接続する。その後、接続部
C1 、C2 、C3 をモールドし、抵抗線1の両端にリー
ド線3、3′を取り付ける。
【0021】抵抗線1の本数、発熱体の長さ等は、その
使用目的に応じて適宜変更することができる。なお、本
発明の発熱体は、嵌合連設せずに1個だけで使用するこ
とも可能である。
使用目的に応じて適宜変更することができる。なお、本
発明の発熱体は、嵌合連設せずに1個だけで使用するこ
とも可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明の発熱体によれば、被加熱部に必
要とする加熱容量に応じて、容易に抵抗線の本数を変更
することができ、抵抗線の本数の異なる種々の発熱体を
作っておく必要がなく、低コストの加熱体を提供するこ
とができる。
要とする加熱容量に応じて、容易に抵抗線の本数を変更
することができ、抵抗線の本数の異なる種々の発熱体を
作っておく必要がなく、低コストの加熱体を提供するこ
とができる。
【図1】本発明の発熱体の連設状態を示す平面図であ
る。
る。
【図2】図1のA−A線矢視断面図である。
【図3】本発明の発熱体の他の例を示す断面図である。
【図4】本発明の発熱体の更に他の例を示す断面図であ
る。
る。
1 抵抗線 2 絶縁弾性体 5、6 嵌合部
Claims (1)
- 【請求項1】 1本又は2本以上の抵抗線を絶縁弾性体
内に埋設した発熱体において、互に嵌合可能な嵌合部を
側部に形成し、複数の発熱体をその幅方向に嵌合連設可
能としたことを特徴とする発熱体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32151694A JPH08153570A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 発熱体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32151694A JPH08153570A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 発熱体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08153570A true JPH08153570A (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=18133448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32151694A Pending JPH08153570A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 発熱体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08153570A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102010021968A1 (de) * | 2010-05-28 | 2011-12-01 | Eichenauer Heizelemente Gmbh & Co. Kg | Flächenheizeinrichtung zum Beheizen eines Behältnisses und Heizanordnung |
JP2013536699A (ja) * | 2010-08-31 | 2013-09-26 | ジェメラ・リミテッド | ヘアスタイリング器具 |
-
1994
- 1994-11-29 JP JP32151694A patent/JPH08153570A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102010021968A1 (de) * | 2010-05-28 | 2011-12-01 | Eichenauer Heizelemente Gmbh & Co. Kg | Flächenheizeinrichtung zum Beheizen eines Behältnisses und Heizanordnung |
JP2013536699A (ja) * | 2010-08-31 | 2013-09-26 | ジェメラ・リミテッド | ヘアスタイリング器具 |
US9808061B2 (en) | 2010-08-31 | 2017-11-07 | Jemella Ltd. | Hair styling appliance |
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