JPH08153497A - ボタン形アルカリ電池 - Google Patents

ボタン形アルカリ電池

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JPH08153497A
JPH08153497A JP7030805A JP3080595A JPH08153497A JP H08153497 A JPH08153497 A JP H08153497A JP 7030805 A JP7030805 A JP 7030805A JP 3080595 A JP3080595 A JP 3080595A JP H08153497 A JPH08153497 A JP H08153497A
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gasket
electrode cup
battery
cup
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典重 山口
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    • H01M50/10Primary casings; Jackets or wrappings
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐漏液特性を改善したボタン型アルカリ電池
を提供することを目的とする。 【構成】 負極カップ3とガスケット6を備えるボタン
型アルカリ電池において、この負極カップ3が折り返し
部7を有し、この折り返し部7が電池中央側に5〜20
度傾いているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば電子腕時計、電子
卓上計算機等の小型電子機器に使用されるボタン形アル
カリ電池に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ボタン形アルカリ電池は、電子腕
時計や電子卓上計算機等小型電子機器の発達に伴い、益
々需要が高まってきている。こうした中、ボタン形アル
カリ電池の性能としては、之等小型電子機器の低消費電
流化に伴い長寿命化が要求され、また、之等小型電子機
器の高機能化に伴い大電流化も要求されている。
【0003】従来、ボタン形アルカリ電池は図10,図
11及び図12に示すように正極端子を兼ねた正極缶1
に正極合剤2,負極端子を兼ねた負極カップ3に負極合
剤4及びアルカリ電解液を充填した後、セパレータ5を
介在させ、ガスケット6を介して正極缶1と負極カップ
3を保持した状態で正極缶1の開口縁部をしぼる如くし
たものである。
【0004】この従来例の図10例はガスケット6の突
起部9の上端部角部のみが負極カップ3の内側面と垂直
方向で接する構造の例であり、この図11例はガスケッ
ト6の突起部9の上端部側面が負極カップ3の内側面と
垂直方向で接する構造の例であり、また図12例はこの
ガスケット6に突起部9を設けないで、負極カップ3の
内側面とはガスケット6が当接しない構造の例である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来の電池のしぼ
る工程において、耐漏液特性を確保するため、電池の径
方向のしぼり量を大きくしてガスケット6の圧縮を高め
ようとすると、ガスケット6の負極カップ3への圧縮力
が強くなり、負極カップ3の折り返し底部7aが電池中
央側に変形することがあった。この折り返し底部7aの
変形により、耐漏液性を維持するのに必要なガスケット
6の圧縮が得られなくなり、電池の耐漏液性の低下を招
くという不都合があった。
【0006】また、この電池をしぼる工程において、負
極カップ3の容積に対し、負極合剤4の容積を5〜15
%少なくしなければ、負極カップ3とガスケット6との
間に負極活物質粒子が噛込まれたり、電解液が侵入した
りして、耐漏液性を低下させる虞れがあった。一方、負
極カップ3の容積に対し、負極合剤4の容積を少なくす
ると電池の電流特性が低下する不都合があった。
【0007】この対策として、ガスケット6の内側端面
が負極カップ3の段部の内側に接触するように立ち上が
る突起部9を設けたり(図10,図11)、負極カップ
3とガスケット6とを一体化したりしていた。
【0008】前者はガスケット6の突起部9と負極カッ
プ3の内側との接触が強い場合、電池をしぼる工程にお
いて、負極カップ3とガスケット6との間への負極活物
質粒子や電解液の侵入を阻止し、耐漏液性を向上させ
る。然しながら、この突起部9が負極カップ3を外側に
押し返すことにもなり、負極と正極とのコンタクトの妨
げとなる。よって電池の電流特性の低下を招くことにな
る。
【0009】また、ガスケット6の突起部9と負極カッ
プ3の内側との接触が弱い場合、電流特性は低下しない
が、負極カップ3とガスケット6との間への負極活物質
粒子や電解液の侵入阻止能力は劣り、耐漏液性は低下す
る。よってガスケット6の突起部9と負極カップ3の内
側との接触が強くもなく弱くもなくしなければならない
が、これまで、このような電池構造を設計するのは困難
であった。
【0010】また後者は電池をしぼるとき、径方向に
も、しぼりの力がかかり、一体化した負極カップ3とガ
スケット6との間に隙間を生じ、この隙間へ、負極活物
質粒子や電解液の侵入が起こり耐漏液性が低下する不都
合があった。
【0011】本発明は斯かる点に鑑み、耐漏液性及び電
流特性に優れたボタン形アルカリ電池を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明ボタン形アルカリ
電池は負極カップとガスケットとを備えるボタン形アル
カリ電池において、この負極カップが折り返し部を有
し、この折り返し部がこの電池中央側に5〜20度傾い
ているものである。
【0013】また本発明ボタン形アルカリ電池は負極カ
ップとガスケットとを備えるボタン形アルカリ電池にお
いて、このガスケットの形状が断面J字状で、このガス
ケットの内側端面がこの負極カップの内側面に接触する
ように立ち上がる突起部を有し、この突起部の上端面が
この負極カップの内側面と接するようにしたものであ
る。
【0014】
【作用】本発明によれば負極カップの折り返し部を電池
中央側に5〜20度傾けるようにしたので、電池のしぼ
り工程で生じる折り返し底部の電池中央側への変形を少
なくすることができ、負極カップの折り返し部の変形に
伴うガスケットの圧縮率低下を防止でき、耐漏液性を改
善でき、またこの電池のしぼり工程において、負極カッ
プの変形量が小さいので、この負極カップの板厚を薄く
することができ、よって負極カップの内容積を大きく
し、その分だけ電気容量を大きくできる。
【0015】また本発明によればガスケットの突起部の
上端面が負極カップの内側面に接するようにしたので、
接触が強すぎたり、弱すぎたりせず、耐漏液性及び電流
特性に優れたボタン形アルカリ電池を得ることができ、
またガスケットの突起部の上端面が負極カップの内側面
に接するようにしたのでこのガスケットの突起部の高さ
にバラツキがあっても、このバラツキに影響されること
なく、接触の強さを一定に保つことができる。
【0016】
【実施例】以下図1〜図4を参照して本発明ボタン形ア
ルカリ電池の実施例につき説明しよう。この図1〜図4
例は本発明を外径が6.8mm、高さが2.1mmの酸
化銀電池に適用した例である。図1において、1は所定
厚のステンレススチール板にニッケルメッキを施した正
極端子を兼ねた正極缶を示し、この正極缶1内に酸化銀
を主成分とする合剤を加圧成型した正極合剤2を充填す
る。
【0017】また、3は所定厚の銅,ステンレススチー
ル及びニッケルの3層クラッド板よりなる負極端子を兼
ねた負極カップを示す。本例においては図1に示す如く
この負極カップ3の外周部に沿って段差部を形成すると
共に外周に沿って折り返し部7を設ける。
【0018】この負極カップ3内に水銀でアマルガム化
した亜鉛粉末にアルカリ電解液とゲル化剤を加えた負極
合剤4を充填する。
【0019】その後セパレータ5を正極合剤2と負極合
剤4との間に介在させると共に負極カップ3の外周の折
り返し部7を覆う如く配したナイロン製の断面J字形状
のガスケット6を介して、正極缶1上に負極カップ3を
保持した状態で、この正極缶1の開口縁部をしぼって、
この正極缶1と負極カップ3とを合体する如くする。
【0020】このセパレータ5は不織布、セロファン及
びポリエチレンをグラフト重合した膜の3層から構成す
る如くする。
【0021】本例においては、負極カップ3の折り返し
部7の電池中央側に傾いた角度θ(図1,図2参照)を
5度〜20度とする如くする。この角度θを5度〜20
度としたのは下記の理由による。
【0022】この負極カップ3の折り返し部7の角度θ
を0度(従来の負極カップ3の例図10,図11,図1
2参照。)、1度,5度,10度,15度,20度及び
25度とし、上述同様に作製した酸化銀電池を各々50
個づつ用意し、耐漏液性の試験を行った。
【0023】この耐漏液性の試験としては、電池製造か
ら温度45℃、湿度93%の保存条件で100日,12
0日,140日及び160日保存後、各50個の電池に
つき漏液の発生を評価した。この漏液の判定は顕微鏡で
10倍に拡大し目視で行った。この耐漏液性評価の結果
は表1に示す通りであった。
【0024】
【表1】
【0025】この表1より明らかな如く負極カップ3の
折り返し部7の電池中央側に対する角度θが5度〜20
度のものは耐漏液性が良好であることが確認された。
【0026】次に上述の負極カップ3の折り返し部7の
強度を確認するため、電池のしぼり工程前後での負極カ
ップ3の外径の変形量を測定した。その結果を表2に示
す。尚、負極カップの変形量は電池をしぼる前の負極カ
ップ外径から、しぼった後の負極カップ外径を引いた値
とし、測定数各5個でその平均値を表2に記した。
【0027】
【表2】
【0028】表2より明らかな如く、負極カップ3の折
り返し部7の角度θが5度〜20度のものは耐変形度が
強く、この負極カップ3の板厚を薄くしても電池のしぼ
り工程での負極カップ3の外径変形量が小さいことが確
認された。
【0029】また本例においては、負極カップ3の折り
返し底部7aの両端7a1 ,7a2(図1,図3参照)
が半径0.03〜0.10mmの円弧状とする。この折
り返し底部7aの両端7a1 ,7a2 を半径0.03〜
0.10mmとしたのは下記の理由による。
【0030】この負極カップ3の折り返し底部7aの両
端7a1 ,7a2 の円弧状半径を0.03mm,0.0
5mm,0.10mm及び0.15mmとし、上述と同
様に作製した酸化銀電池を各々50個づつ用意し、耐漏
液性の試験を行った。
【0031】この耐漏液性の試験としては電池製造から
温度45℃、湿度93%の保存条件で100日,120
日,140日及び160日保存後各50個の電池につき
て漏液の発生を評価した。この漏液の測定は顕微鏡で1
0倍に拡大し目視で行った。
【0032】尚、この試験に使用した電池の負極カップ
3の折り返し部7の電池中央側に対する角度θは10度
とした。この耐漏液性評価の結果は表3に示す通りであ
った。
【0033】
【表3】
【0034】この表3より明らかな如く、負極カップ3
の折り返し底部7aの両端7a1 ,7a2 を小さな円弧
状にすることで耐漏液性が向上することが確認された。
尚この円弧状の半径を0.03mm以下としたときには
バリを発生するという不都合がある。
【0035】また本例においては、負極カップ3の折り
返し部7の先端7bが負極カップ3の内側段差部8(図
1,図4参照)より上側とする。この折り返し部7の先
端7bを負極カップ3の内側段差部8より上側としたの
は下記の理由による。
【0036】この負極カップ3の折り返し部7の先端7
bを負極カップ3の内側段差部8より上側、内側段差部
8と同じ及び内側段差部8より下側とし、上述同様に作
製した酸化銀電池を各々50個づつ用意し、耐漏液性の
試験を行った。
【0037】この耐漏液性の試験としては電池製造から
温度45℃、湿度93%の保存条件で、100日,12
0日,140日及び160日保存後各50個の電池につ
き漏液の発生を評価した。この漏液の判定は顕微鏡で1
0倍に拡大し目視で行った。
【0038】尚この試験に使用した電池の負極カップ3
の折り返し部7の電池中央側に対する角度θは10度と
した。この耐漏液性評価の結果は表4に示す通りであっ
た。
【0039】
【表4】 この表4より明らかな如く、負極カップ3の折り返し部
7の先端7bが内側段差部8より上側にすることによ
り、耐漏液性が向上することが確認された。
【0040】また本例においては電池の径方向のしぼり
量を0.05〜0.30mmとする。この電池の径方向
のしぼり量を0.05〜0.30mmとしたのは下記の
理由による。
【0041】この電池の径方向のしぼり量を0.03m
m,0.05mm,0.10mm,0.20mm,0.
30mm及び0.40mmとし、上述同様に作製した酸
化銀電池を各々50個づつ用意し、耐漏液性の試験を行
った。
【0042】この耐漏液性の試験としては上述と同様に
電池製造から温度45℃、湿度93%の保存条件で、1
00日,120日,140日及び160日保存後各50
個の電池につき漏液の発生を評価した。この漏液の判定
は顕微鏡で10倍に拡大し目視で行った。
【0043】尚この試験に使用した電池の負極カップ3
の折り返し部7の電池中央側に対する角度θは10度と
した。この耐漏液性評価の結果は表5に示す通りであっ
た。
【0044】
【表5】 この表5より明らかな如く、電池の径方向のしぼり量を
0.05〜0.30mmとすることで、耐漏液性が向上
することが確認された。即ちこの電池の径方向のしぼり
量が0.05mm以下では耐漏液性を向上させるのに十
分なガスケット6の径方向の圧縮率が得られず、また、
0.30mm以上では負極カップ3の折り返し部7の変
形に伴うガスケット6の圧縮率低下を招くことがある。
【0045】また本例においては、図1に示すボタン形
アルカリ電池のガスケット6を以下に示す如く構成す
る。
【0046】本例においては、図1,図5に示す如く、
ガスケット6は例えばナイロン製で、その形状が断面J
字状で、ガスケット6の内側端面6aがこの負極カップ
3の内側面3aに接触するように立ち上がる突起部9を
有し、この突起部9の上端面(内側端面)6aがこの負
極カップ3の内側面3aと接するようにする。これは下
記の理由による。
【0047】本例によるガスケット6を使用した図1に
示す如き酸化銀電池と、図10,図11,図12に示す
如き従来のガスケットを使用した酸化銀電池との耐漏液
特性及び電流特性の比較を行った。この結果を表6及び
表7に示す。
【0048】この耐漏液特性の試験としては電池製造か
ら温度45℃、湿度93%の保存条件で、80日,10
0日,120日,140日及び160日保存後、各50
個の電池につき漏液の発生を評価した。この漏液の判定
は顕微鏡で10倍に拡大し目視で行った。この耐漏液性
評価の結果は表6に示す通りであった。
【0049】
【表6】
【0050】この表6より明らかな如く本例によるガス
ケットを使用した酸化銀電池は、従来の図11,図12
に示す如き酸化銀電池に比較し、耐漏液特性が良好であ
ることが確認された。
【0051】また電流特性としては、温度−10℃、負
荷抵抗2KΩで5秒間の最低電圧(閉路電圧)を各放電
深度別に測定した。この結果を表7に示す、尚測定数は
各20個で、その平均値をこの表7に記した。
【0052】
【表7】
【0053】この表7より明らかな如く、本例によるガ
スケットを使用した酸化銀電池は従来の図10及び図1
2に示す如き酸化銀電池に比較し、電流特性が良好であ
ることが確認された。
【0054】この結果より本例によるガスケット6を使
用した酸化銀電池はガスケット6の突起部9の上端面6
aが負極カップ3の内側面3aに接する構成のため、こ
の接触が強すぎたり、弱すぎたりすることがなく、耐漏
液性及び電流特性に優れたものを得ることができる。
【0055】また本例によればガスケット6の突起部9
の上端面6aが負極カップ3の内側面3aに接する構成
のため、この突起部9の高さのバラツキに影響されるこ
となく、この突起部9の上端部6aと負極カップ3の内
側面3aとの接触の強さを一定に保つことができる。
【0056】また本例によれば、このガスケット6の突
起部9の上端部外側6aを図1,図5に示す如く断面円
弧状とし、この断面円弧状の部分6aが、この負極カッ
プ3の内側面3aと接するようにする。この突起部9の
上端部外側6aを断面円弧状とするのは以下の理由によ
る。
【0057】このガスケット6の突起部9の上端部外側
6aを図5実線で示す如く、断面円弧状とした場合と図
5破線で示す如く、断面角状とした場合の耐漏液特性及
び電流特性の比較を行った。この結果を表8及び表9に
示す。
【0058】この耐漏液特性の試験は上述同様に電池製
造から、温度45℃、湿度93%の保存条件で、80
日,100日,120日,140日及び160日保存
後、各50個の電池につき漏液の発生を評価した。この
漏液の判定は顕微鏡で10倍に拡大し目視で行った。こ
の耐漏液性の評価の結果は表8に示す通りであった。
【0059】
【表8】
【0060】また、電流特性としては、上述同様に温度
−10℃、負荷抵抗2KΩで5秒間の最低電圧(閉路電
圧)を各放電深度別に測定した。この測定数は各20個
でその平均値を表に記した。
【0061】
【表9】
【0062】この表8及び表9より、明らかな如く、こ
のガスケット6の突起部9の上端部外側を断面円弧状と
することで、耐漏液特性には差が見られないが、電流特
性が向上することが確認された。
【0063】また、本例においては、図1,図6に示す
如く、このガスケット6の突起部9の上部のこの負極カ
ップ3の中央部側への傾きθ1 を1〜20度とする。こ
のガスケット6の突起部9の上部をこの負極カップ3の
中央部側に1〜20度傾かせる理由は下記による。
【0064】このガスケット6の突起部9の上部を負極
カップ3の中央部側に、傾きなし,傾き1度,傾き5
度,傾き10度,傾き15度及び傾き20度の酸化銀電
池を上述同様にして作製し、各々の耐漏液特性及び電流
特性の評価を行った。
【0065】この耐漏液特性の試験としては、電池製造
から温度45℃、湿度93%の保存条件で、80日,1
00日,120日,140日及び160日保存後、各5
0個の電池につき漏液の発生を評価した。この漏液の評
価は顕微鏡で10倍に拡大し、目視で行った。この耐漏
液性評価の結果は表10に示す通りであった。
【0066】
【表10】
【0067】また、電流特性としては、上述同様に温度
−10℃,負荷抵抗2KΩで5秒間の最低電圧(閉路電
圧)を各放電深度別に測定した。この測定数は各20個
でその平均値を表に記した。
【0068】
【表11】
【0069】この表10,表11より、ガスケット6の
突起部9の上部を負荷カップ3の中央部側に1〜20度
傾かせることで、耐漏液特性を低下させることなく、電
流特性が向上することが確認された。
【0070】この場合、ガスケット6の突起部9の上端
部外側を断面円弧状とすること及びこのガスケット6の
突起部9の上部を負極カップ3の中央部側に1〜20度
傾かせることにより、電池をかしめる工程において、こ
の突起部9が内側に倒れやすくなるため、負極カップ3
とガスケット6との間への負極活物質粒子や電解液の侵
入を阻止できる接触を保ちながら負極カップ3を外側に
押し返すことにならず、負極と正極とのコンタクトを阻
害しない。よって耐漏液性及び電流特性に優れた酸化銀
電池を得ることができる。
【0071】また本例においては、図1,図7に示す如
く、ガスケット6の負極カップ3の中央部側の底面を水
平面に対して5〜30度の角度θ2 の傾斜面とする。こ
のガスケット6の負極カップ3の中央側の底面を水平面
に対して5〜30度の角度の傾斜面としたのは下記の理
由による。
【0072】このガスケット6の負極カップ3の中央部
側の底面の水平面に対する角度θ2(以下カット角度と
いう)を、0度,5度,10度,20度及び30度の酸
化銀電池を上述同様にして作製し、各々の耐漏液特性及
び電流特性の評価を行った。
【0073】この耐漏液特性の試験としては、電池製造
から温度45℃,湿度93%の保存条件で、80日,1
00日,120日,140日及び160日保存後、各5
0個の電池につき漏液の発生を評価した。この漏液の判
定は顕微鏡で10倍に拡大し、目視で行った。この耐漏
液性評価の結果は表12に示す通りであった。
【0074】
【表12】
【0075】また、電流特性としては、上述同様に温度
−10℃、負荷抵抗2KΩで5秒間の最低電圧(閉路電
圧)を各放電深度別に測定した。この測定数は各20個
で、その平均値を表に記した。
【0076】
【表13】
【0077】この表12及び表13より明らかな如く、
ガスケット6の内側の底面を5〜30度の角度でカット
することで、耐漏液特性を低下することなく、電流特性
が向上することが確認された。
【0078】このガスケット6の負極カップ3の中央部
側の底面を水平面に対して、5〜30度の傾斜面とする
ことにより、このガスケット6の突起部9が負極カップ
3の中央部側に倒れやすくなるため、負極カップ3とガ
スケット6との間への負極活物質粒子や電解液の侵入を
阻止できる接触を保ちながら負極カップ3を外側に押し
返すことにならず負極と正極とのコンタクトを阻害しな
い。よって耐漏液性及び電流特性に優れた酸化銀電池を
得ることができる。
【0079】またガスケット6の内側底面を5〜30度
の角度でカットすることにより、それだけ正極及び負極
間の反応極面積を大きくすることができるため、電流特
性に優れた酸化銀電池を得ることができる。
【0080】以上述べた如く本例によれば負極カップ3
の折り返し部7を電池中央側に5〜20度傾けるように
したので電池のしぼり工程で生じる折り返し底部7aの
電池中央側への変形を少なくすることができ、負極カッ
プ折り返し部7の変形に伴うガスケット6の圧縮率低下
を防止でき耐漏液性を改善でき、またこの電池のしぼり
工程において、負極カップ3の変形量が小さいので、負
極カップ3の板厚を薄くすることができ、よって負極カ
ップ3の内容積を大きくし、その分だけ電気容量を大き
くできる利益がある。
【0081】また本例によれば折り返し底部7aの両端
7a1 ,7a2 が半径0.03〜0.10mmの円弧状
にしたので、この折り返し底部7aの平らな面積が広く
なり、この為に正極合剤2が崩れにくくなると共にこの
折り返し底部7aの平らな部分を長くすることにより負
極カップ3とガスケット6との接触断面距離が長くなり
耐漏液性が改善される利益がある。
【0082】また、本例によれば負極カップ3の折り返
し部7の先端7bが負極カップ3の内側の段差部8より
上側となる如くしたので負極カップ3とガスケット6の
接触断面距離を長くすることができ、耐漏液性が向上す
る利益がある。
【0083】また本例によれば電池の径方向に0.05
〜0.30mmしぼるようにしたのでガスケット6の径
方向の圧縮を高め、耐漏液性を向上することができる利
益がある。
【0084】また、本例によればガスケット6の突起部
9の上端面6aが負極カップ3の内側面3aに接する構
成となっているので、この接触が強すぎたり、弱すぎた
りすることがなく、耐漏液性及び電流特性に優れたもの
を得ることができる。
【0085】また本例によれはガスケット6の突起部9
の上端面6aが負極カップ3の内側面3aに接する構成
のため、この突起部9の高さのバラツキに影響されるこ
となく、この突起部9の上端部6aと負極カップ3の内
側面3aとの接触の強さを一定に保つことができる利益
がある。
【0086】また本例によれば、ガスケット6の突起部
9の上端部外側を断面円弧状とすること及びこのガスケ
ット6の突起部9の上部を負極カップ3の中央部側に1
〜20度傾かせることにより、電池をかしめる工程にお
いて、この突起部9が内側に倒れやすくなるため、負極
カップ3とガスケット6との間への負極活物質粒子や電
解液の侵入を阻止できる接触を保ちながら負極カップ3
を外側に押し返すことにならず、負極と正極とのコンタ
クトを阻害しない。よって耐漏液性及び電流特性に優れ
た酸化銀電池を得ることができる利益がある。
【0087】また本例によれば、ガスケット6の負極カ
ップ3の中央部側の底面を水平面に対して5〜30度の
傾斜面としているので、このガスケット6の突起部9が
負極カップ3の中央部側に倒れやすくなり、負極カップ
3とガスケット6との間への負極活物質粒子や電解液の
侵入を阻止できる接触を保ちながら負極カップ3を外側
に押し返すことにならず負極と正極とのコンタクトを阻
害しない。よって耐漏液性及び電流特性に優れた酸化銀
電池を得ることができる利益がある。
【0088】また本例によれば、ガスケット6の内側底
面を5〜30度の角度でカットすることにより、それだ
け正極及び負極間の反応極面積を大きくすることができ
るため、電流特性に優れた電池を得ることができる利益
がある。
【0089】次に図1に示す如く、負極カップ3に折り
返し部7を設け、この折り返し部7を電池中央側に5〜
20度傾ける(以下本例による負極カップという)と共
にガスケット6の形状が断面J字状で、このガスケット
6の内側端面がこの負極カップ3の内側面に接触するよ
うに立ち上がる突起部9を有し、この突起部9の上端面
6aがこの負極カップ3の内側面3aと接する(以下本
例によるガスケットという)ようにした酸化銀電池(本
例による負極カップ及び本例によるガスケットを共に使
用した電池、以下図1の電池という。)と、図8に示す
如く、負極カップ3に折り返し部7を電池中央側に5〜
20度傾けるが、ガスケット6に突起部9を設けない酸
化銀電池(本例による負極カップを使用した電池、以下
図8の電池という。)と、図9に示す如く負極カップ3
の折り返し部7に電池中央側への傾きがないが、ガスケ
ット6の形状が断面J字状で、このガスケット6の内側
端面がこの負極カップ3の内側面に接触するように立ち
上がる突起部9を有し、この突起部9の上端面6aがこ
の負極カップ3の内側面3aと接するようにした酸化銀
電池(本例によるガスケットを使用した電池、以下図9
の電池という。)との耐漏液特性と電流特性との比較を
行った。
【0090】この耐漏液特性の試験としては、電池製造
から温度45℃,湿度93%の保存条件で、100日,
120日,140日,160日及び180日保存後、各
50個の電池につき、漏液の発生を評価した。この漏液
の判定は顕微鏡で10倍に拡大し、目視で行った。この
耐漏液評価の結果は表14に示す通りであった。
【0091】
【表14】
【0092】この表14より、図1の電池(本例による
負極カップ及び本例によるガスケットを共に使用した電
池)は図8の電池(本例による負極カップのみを使用し
た電池)及び図9の電池(本例によるガスケットのみを
使用した電池)に比較し、耐漏液特性が良好であること
が確認された。
【0093】また、電流特性としては上述同様に温度−
10℃,負荷抵抗2KΩで5秒間の最低電圧(閉路電
圧)を各放電深度別に測定した。この電流特性の測定結
果は表15に示す通りであった。この測定数は各20個
でその平均値を表に記した。
【0094】
【表15】
【0095】この表15より明らかな如く、図1の電池
は、図8の電池及び図9の電池に比較し、電流特性が良
好であることが確認された。
【0096】この表14及び表15より、本例による負
極カップ、本例によるガスケットを使用した電池は耐漏
液特性及び電流特性が向上することが確認され、また本
例による負極カップ及びガスケットを共に使用した電池
は、より耐漏液特性及び電流特性が向上することが確認
された。
【0097】尚、上述実施例は本発明を酸化銀電池に適
用した例につき述べたが、本発明をその他のボタン型ア
ルカリ電池に適用できることは勿論である。また、本発
明は上述実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱すること
なく、その他種々の構成が採り得ることは勿論である。
【0098】
【発明の効果】本発明によれば負極カップ3の折り返し
部7を電池中央側に5〜20度傾けるようにしたので電
池のしぼり工程で生じる折り返し底部7aの電池中央側
への変形を少なくすることができ、負極カップ折り返し
部7の変形に伴うガスケット6の圧縮率低下を防止でき
耐漏液性を改善でき、またこの電池のしぼり工程におい
て、負極カップ3の変形量が小さいので、負極カップ3
の板厚を薄くすることができ、よって負極カップ3の内
容積を大きくし、その分だけ電気容量を大きくできる利
益がある。
【0099】また本発明によれば折り返し底部7aの両
端7a1 ,7a2 が半径0.03〜0.10mmの円弧
状にしたので、この折り返し底部7aの平らな面積が広
くなり、この為に正極合剤2が崩れにくくなると共にこ
の折り返し底部7aの平らな部分を長くすることにより
負極カップ3とガスケット6との接触断面距離が長くな
り耐漏液性が改善される利益がある。
【0100】また、本発明によれば負極カップ3の折り
返し部7の先端7bが負極カップ3の内側の段差部8よ
り上側となる如くしたので負極カップ3とガスケット6
の接触断面距離を長くすることができ耐漏液性が向上す
る。
【0101】また本発明によれば電池の径方向に0.0
5〜0.30mmしぼるようにしたのでガスケット6の
径方向の圧縮を高め、耐漏液性を向上することができ
る。
【0102】また、本発明によればガスケット6の突起
部9の上端面6aが負極カップ3の内側面3aに接する
構成となっているので、この接触が強すぎたり、弱すぎ
たりすることがなく、耐漏液性及び電流特性に優れたも
のを得ることができる。
【0103】また本発明によればガスケット6の突起部
9の上端面6aが負極カップ3の内側面3aに接する構
成のため、この突起部9の高さのバラツキに影響される
ことなく、この突起部9の上端部6aと負極カップ3の
内側面3aとの接触の強さを一定に保つことができる利
益がある。
【0104】また本発明によれば、ガスケット6の突起
部9の上端部外側を断面円弧状とすること及びこのガス
ケット6の突起部9を負極カップ3の中央部側に1〜2
0度傾かせることにより、電池をかしめる工程におい
て、この突起部9が内側に倒れやすくなるため、負極カ
ップ3とガスケット6との間への負極活物質粒子や電解
液の侵入を阻止できる接触を保ちながら負極カップ3を
外側に押し返すことにならず、負極と正極とのコンタク
トを阻害しない。よって耐漏液性及び電流特性に優れた
ボタン形アルカリ電池を得ることができる利益がある。
【0105】また本発明によれば、ガスケット6の負極
カップ3の中央部側の底面を水平面に対して5〜30度
の傾斜面としているので、このガスケット6の突起部9
が負極カップ3の中央部側に倒れやすくなり、負極カッ
プ3とガスケット6との間への負極活物質粒子や電解液
の侵入を阻止できる接触を保ちながら負極カップ3を外
側に押し返すことにならず負極と正極とのコンタクトを
阻害しない。よって耐漏液性及び電流特性に優れたボタ
ン形アルカリ電池を得ることができる利益がある。
【0106】また、本発明によれば、ガスケット6の内
側底面を5〜30度の角度でカットすることにより、そ
れだけ正極及び負極間の反応極面積を大きくすることが
できるため、電流特性に優れた電池を得ることができる
利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ボタン形アルカリ電池の一実施例を示す
断面図である。
【図2】本発明の要部の例を示す切欠断面図である。
【図3】本発明の要部の例を示す切欠断面図である。
【図4】本発明の要部の例を示す切欠断面図である。
【図5】本発明の要部の例を示す切欠断面図である。
【図6】本発明の要部の例を示す切欠断面図である。
【図7】本発明の要部の例を示す切欠断面図である。
【図8】本発明ボタン形アルカリ電池の他の実施例を示
す断面図である。
【図9】本発明ボタン形アルカリ電池の他の実施例を示
す断面図である。
【図10】従来のボタン形アルカリ電池の例を示す断面
図である。
【図11】従来のボタン形アルカリ電池の例を示す断面
図である。
【図12】従来のボタン形アルカリ電池の例を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 正極缶 2 正極合剤 3 負極カップ 3a 内側面 4 負極合剤 5 セパレータ 6 ガスケット 6a 上端面 7 折り返し部 7a 折り返し底部 7b 折り返し先端 8 内側段差部 9 突起部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負極カップとガスケットとを備えるボタ
    ン形アルカリ電池において、前記負極カップが折り返し
    部を有し、この折り返し部が電池中央側に5〜20度傾
    いていることを特徴とするボタン形アルカリ電池。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のボタン形アルカリ電池に
    おいて、前記負極カップの折り返し底部の両端が半径
    0.03〜0.10mmの円弧状になっていることを特
    徴とするボタン形アルカリ電池。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のボタン形アルカリ電池に
    おいて、前記負極カップの折り返し部の先端が前記負極
    カップの内側の段差部より上側であることを特徴とする
    ボタン形アルカリ電池。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のボタン形アルカリ電池に
    おいて、電池の径方向のしぼり量が0.05〜0.30
    mmであることを特徴とするボタン形アルカリ電池。
  5. 【請求項5】 負極カップとガスケットとを備えるボタ
    ン形アルカリ電池において、前記ガスケットの形状が断
    面J字状で前記ガスケットの内側端面が、前記負極カッ
    プの内側面に接触するように立ち上がる突起部を有し、
    この突起部の上端面が前記負極カップの内側面と接する
    ようにしたことを特徴とするボタン形アルカリ電池。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のボタン形アルカリ電池に
    おいて、前記ガスケットの突起部の上端部外側を断面円
    弧状とし、該断面円弧状の部分が前記負極カップの内側
    面と接するようにしたことを特徴とするボタン形アルカ
    リ電池。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のボタン形アルカリ電池に
    おいて、前記ガスケットの突起部をカップの中央部側に
    1〜20度傾かせることを特徴とするボタン形アルカリ
    電池。
  8. 【請求項8】 請求項5記載のボタン形アルカリ電池に
    おいて、前記ガスケットの前記負極カップの中央部側の
    底面を水平面に対して5〜30度の角度の傾斜面とした
    ことを特徴とするボタン形アルカリ電池。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のボタン形アルカリ電池に
    おいて、前記ガスケットの形状が断面J字状で、前記ガ
    スケットの内側端面が前記負極カップの内側面に接触す
    るように立ち上がる突起部を有し、この突起部の上端面
    が前記負極カップの内側面と接するようにしたことを特
    徴とするボタン形アルカリ電池。
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