JPH08153170A - 非接触式icカードのリード/ライト装置 - Google Patents
非接触式icカードのリード/ライト装置Info
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- JPH08153170A JPH08153170A JP6295202A JP29520294A JPH08153170A JP H08153170 A JPH08153170 A JP H08153170A JP 6295202 A JP6295202 A JP 6295202A JP 29520294 A JP29520294 A JP 29520294A JP H08153170 A JPH08153170 A JP H08153170A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 非接触式ICカードを自己保持可能で、しか
も屋外での使用に耐え得る、耐環境性に優れたリード/
ライト装置を提供する。 【構成】 電子回路基板20の片側面20aにのみ電子
部品を組み付けて、静電結合によりICカード2との間
でデータ通信を行なうためのための回路を構成し、これ
をロウアケース22の開口部22bに載置してロウアケ
ース22内に電子部品を収納する。基板20の裏側面2
0a全体及びその周囲のロウアケース22には表面シー
ト24を貼り付け、ロウアケース22の開口部22bを
閉塞し、更にその上に、ICカード2をスライド挿入し
てデータ通信可能な位置に位置決めする略コ字状のアッ
パケース26を設ける。また、アッパケース26には、
水抜き穴26e,fを形成する。この結果、ロウアケー
ス22内部の防水性・防塵性を確保できると共に、IC
カード2の装着時の操作性を向上できる。
も屋外での使用に耐え得る、耐環境性に優れたリード/
ライト装置を提供する。 【構成】 電子回路基板20の片側面20aにのみ電子
部品を組み付けて、静電結合によりICカード2との間
でデータ通信を行なうためのための回路を構成し、これ
をロウアケース22の開口部22bに載置してロウアケ
ース22内に電子部品を収納する。基板20の裏側面2
0a全体及びその周囲のロウアケース22には表面シー
ト24を貼り付け、ロウアケース22の開口部22bを
閉塞し、更にその上に、ICカード2をスライド挿入し
てデータ通信可能な位置に位置決めする略コ字状のアッ
パケース26を設ける。また、アッパケース26には、
水抜き穴26e,fを形成する。この結果、ロウアケー
ス22内部の防水性・防塵性を確保できると共に、IC
カード2の装着時の操作性を向上できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非接触式ICカードと
の間でデータ通信を行ない、該ICカードからの情報の
読出し及び該ICカードへの情報の書込みを行なうリー
ド/ライト装置に関する。
の間でデータ通信を行ない、該ICカードからの情報の
読出し及び該ICカードへの情報の書込みを行なうリー
ド/ライト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、データの読み書きが可能なI
Cカードの一つとして、データ通信用の送受信プレート
を備え、この送受信プレートとリード/ライト装置側の
カードインタフェースとの静電結合によりデータ通信を
行なうように構成された非接触式ICカードが知られて
いる。この種のICカードは、データを読み書きするた
めの電気的接点を設ける必要がなく、静電気による内部
回路の破壊,ゴミや水の付着に伴う接触不良といった電
気的接点を有するICカードが有する各種問題を解決で
き、ICカードの信頼性を高めることができる。
Cカードの一つとして、データ通信用の送受信プレート
を備え、この送受信プレートとリード/ライト装置側の
カードインタフェースとの静電結合によりデータ通信を
行なうように構成された非接触式ICカードが知られて
いる。この種のICカードは、データを読み書きするた
めの電気的接点を設ける必要がなく、静電気による内部
回路の破壊,ゴミや水の付着に伴う接触不良といった電
気的接点を有するICカードが有する各種問題を解決で
き、ICカードの信頼性を高めることができる。
【0003】ところで、こうした非接触式ICカードに
対して情報の読み書きを行なう従来のリード/ライト装
置においては、ICカードとのデータ通信を行なうため
のカードインタフェースが装置内部に収納されており、
所定の挿入口から装置内部にICカードを差し込むこと
により、カードインタフェースを介してデータ通信、延
いては情報の読み書きがなされるように構成されてい
た。
対して情報の読み書きを行なう従来のリード/ライト装
置においては、ICカードとのデータ通信を行なうため
のカードインタフェースが装置内部に収納されており、
所定の挿入口から装置内部にICカードを差し込むこと
により、カードインタフェースを介してデータ通信、延
いては情報の読み書きがなされるように構成されてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来のリー
ド/ライト装置においては、挿入口にたまったほこりや
水等が装置内部に入り込んで、データの読み書きが正常
に実行できなくなるので、屋外での使用は困難であっ
た。また、屋外で使用しなくても、挿入口にガム等の異
物が押し込まれて、ICカードを挿入できなくなるとい
う問題があった。
ド/ライト装置においては、挿入口にたまったほこりや
水等が装置内部に入り込んで、データの読み書きが正常
に実行できなくなるので、屋外での使用は困難であっ
た。また、屋外で使用しなくても、挿入口にガム等の異
物が押し込まれて、ICカードを挿入できなくなるとい
う問題があった。
【0005】またこの種のリード/ライト装置には、挿
入口に挿入されたICカードをローラ等の搬送手段を介
して装置内部のカードインタフェース位置まで搬送する
ように構成されたものも知られているが、この種の装置
にあっては、ICカードの搬送のための機構部品が挿入
口にたまったほこりや水等によって動作しなくなり、一
旦装置内に取り込んだICカードを排出できなくなると
いった問題もある。
入口に挿入されたICカードをローラ等の搬送手段を介
して装置内部のカードインタフェース位置まで搬送する
ように構成されたものも知られているが、この種の装置
にあっては、ICカードの搬送のための機構部品が挿入
口にたまったほこりや水等によって動作しなくなり、一
旦装置内に取り込んだICカードを排出できなくなると
いった問題もある。
【0006】一方、こうした問題を解決するために、本
願出願人は、カードインタフェースをケースの一部とし
て装置の外壁部分に形成し、使用者が、ICカードを手
で持ってカードインタフェースに当接させることによ
り、ICカードに対する情報の読み書きが可能になるリ
ード/ライト装置を提案した。この提案の装置によれ
ば、カードインタフェースがケースの一部として装置の
外壁部分に形成されているため、従来装置のような挿入
口を形成する必要がなく、またカードインタフェース部
分にほこりや水が付着しても容易に除去できるため、I
Cカードに対する情報の読み書きを外部環境に影響され
ずに良好に実行できる。
願出願人は、カードインタフェースをケースの一部とし
て装置の外壁部分に形成し、使用者が、ICカードを手
で持ってカードインタフェースに当接させることによ
り、ICカードに対する情報の読み書きが可能になるリ
ード/ライト装置を提案した。この提案の装置によれ
ば、カードインタフェースがケースの一部として装置の
外壁部分に形成されているため、従来装置のような挿入
口を形成する必要がなく、またカードインタフェース部
分にほこりや水が付着しても容易に除去できるため、I
Cカードに対する情報の読み書きを外部環境に影響され
ずに良好に実行できる。
【0007】しかしこの提案のリード/ライト装置は、
いわゆる手持ち式のものであるため、ICカードに対す
る情報の読み書きを行なうアクセス期間中には、ICカ
ードを手で保持し続けなければならない。このため、上
記提案のリード/ライト装置は、ICカードへのアクセ
ス期間が短いシステムには適用可能であるが、例えば長
時間使用される装置に組込まれて、その装置の使用中に
ICカードに対する情報の読み書きが頻繁に行なわれ
る、アクセス期間の長いシステムへの適用は困難であっ
た。
いわゆる手持ち式のものであるため、ICカードに対す
る情報の読み書きを行なうアクセス期間中には、ICカ
ードを手で保持し続けなければならない。このため、上
記提案のリード/ライト装置は、ICカードへのアクセ
ス期間が短いシステムには適用可能であるが、例えば長
時間使用される装置に組込まれて、その装置の使用中に
ICカードに対する情報の読み書きが頻繁に行なわれ
る、アクセス期間の長いシステムへの適用は困難であっ
た。
【0008】従って、このようなアクセス期間が長いシ
ステムでは、ICカードを装置内部に取り込んで情報の
読み書きを行なう従来のリード/ライト装置を使用する
しかなく、このようなシステムにおいて、ICカードを
屋外で利用できるようにするのは困難であった。
ステムでは、ICカードを装置内部に取り込んで情報の
読み書きを行なう従来のリード/ライト装置を使用する
しかなく、このようなシステムにおいて、ICカードを
屋外で利用できるようにするのは困難であった。
【0009】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、非接触式ICカードを自己保持可能で、しか
も耐環境性に優れたリード/ライト装置を提供すること
を目的としている。
のであり、非接触式ICカードを自己保持可能で、しか
も耐環境性に優れたリード/ライト装置を提供すること
を目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めになされた請求項1に記載の発明は、静電結合により
外部装置との間でデータ通信を行なうための送受信プレ
ート、及び、該送受信プレートを介して外部装置との間
でデータ通信を行ない通信結果を所定の記憶部に格納す
る通信制御手段、を少なくとも内蔵した非接触式ICカ
ードとの間でデータ通信を行ない、該ICカードからの
情報の読出し及び該ICカードへの情報の書込みを行な
うリード/ライト装置であって、上記ICカードの送受
信プレートとの静電結合によりデータ通信を行なうため
のカードインタフェース,及び該カードインタフェース
を介して上記ICカードとの間でデータ通信を行なう通
信制御手段を、片側面に組付けられた電子部品と共に構
成し、裏側面は平板状に形成された電子回路基板と、外
部装置への固定に利用され、上記電子回路基板に組付け
られた電子部品を収納する収納部、及び、該収納部に上
記電子部品を収納した状態で上記電子回路基板の周縁を
載置可能な開口部を有するロウアケースと、該ロウアケ
ースの開口部に上記電子回路基板を載置して上記電子部
品を上記ロウアケースに収納した状態で、上記電子回路
基板の裏側面全面及び該電子回路基板周囲の上記ロウア
ケースの開口部に貼り付けられた、非導電性材料からな
る表面シートと、該表面シートを挟んで上記ロウアケー
スに固定され、上記ICカードを、上記表面シートの上
記カードインタフェースとの対応位置に位置決め固定す
るアッパケースと、を備え、上記アッパケースは、上記
ICカードの両端に夫々係合して、上記ICカードを上
記表面シートのシート面に沿って上記対応位置までスラ
イド挿入可能に案内する一対のガイド部と、該ガイド部
に沿ってスライド挿入された上記ICカードの挿入方向
端縁に当接されて、該ICカードを上記対応位置に位置
決めする位置決め部とにより略コ字状に形成されている
ことを特徴とする。
めになされた請求項1に記載の発明は、静電結合により
外部装置との間でデータ通信を行なうための送受信プレ
ート、及び、該送受信プレートを介して外部装置との間
でデータ通信を行ない通信結果を所定の記憶部に格納す
る通信制御手段、を少なくとも内蔵した非接触式ICカ
ードとの間でデータ通信を行ない、該ICカードからの
情報の読出し及び該ICカードへの情報の書込みを行な
うリード/ライト装置であって、上記ICカードの送受
信プレートとの静電結合によりデータ通信を行なうため
のカードインタフェース,及び該カードインタフェース
を介して上記ICカードとの間でデータ通信を行なう通
信制御手段を、片側面に組付けられた電子部品と共に構
成し、裏側面は平板状に形成された電子回路基板と、外
部装置への固定に利用され、上記電子回路基板に組付け
られた電子部品を収納する収納部、及び、該収納部に上
記電子部品を収納した状態で上記電子回路基板の周縁を
載置可能な開口部を有するロウアケースと、該ロウアケ
ースの開口部に上記電子回路基板を載置して上記電子部
品を上記ロウアケースに収納した状態で、上記電子回路
基板の裏側面全面及び該電子回路基板周囲の上記ロウア
ケースの開口部に貼り付けられた、非導電性材料からな
る表面シートと、該表面シートを挟んで上記ロウアケー
スに固定され、上記ICカードを、上記表面シートの上
記カードインタフェースとの対応位置に位置決め固定す
るアッパケースと、を備え、上記アッパケースは、上記
ICカードの両端に夫々係合して、上記ICカードを上
記表面シートのシート面に沿って上記対応位置までスラ
イド挿入可能に案内する一対のガイド部と、該ガイド部
に沿ってスライド挿入された上記ICカードの挿入方向
端縁に当接されて、該ICカードを上記対応位置に位置
決めする位置決め部とにより略コ字状に形成されている
ことを特徴とする。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の非接触式ICカードのリード/ライト装置にお
いて、上記アッパケースには、上記表面シートとの当接
部の一部に、切欠きによる水抜き穴が形成されており、
上記表面シートに付着した水を外部に排出することを特
徴とする。
に記載の非接触式ICカードのリード/ライト装置にお
いて、上記アッパケースには、上記表面シートとの当接
部の一部に、切欠きによる水抜き穴が形成されており、
上記表面シートに付着した水を外部に排出することを特
徴とする。
【0012】次に、請求項3に記載の発明は、請求項1
又は請求項2に記載の非接触式ICカードのリードライ
ト装置において、上記ロウアケースの上記開口部と対向
する壁面に、当該装置が固定される外部装置と上記電子
回路基板との電気的接続を行なうための接続線を挿通す
る挿通孔が形成されていることを特徴とする。
又は請求項2に記載の非接触式ICカードのリードライ
ト装置において、上記ロウアケースの上記開口部と対向
する壁面に、当該装置が固定される外部装置と上記電子
回路基板との電気的接続を行なうための接続線を挿通す
る挿通孔が形成されていることを特徴とする。
【0013】一方、請求項4に記載の発明は、請求項1
〜請求項3のいずれか記載の非接触式ICカードのリー
ド/ライト装置において、上記ロウアケースを介して当
該装置を外部装置に固定した際、上記表面シートのシー
ト面と外部装置の壁面とのなす角度が上記ICカードの
挿入が容易な所定角度となるよう、上記ロウアケースの
外部装置への固定部を上記開口部に対して所定角度で傾
斜させたことを特徴とする。
〜請求項3のいずれか記載の非接触式ICカードのリー
ド/ライト装置において、上記ロウアケースを介して当
該装置を外部装置に固定した際、上記表面シートのシー
ト面と外部装置の壁面とのなす角度が上記ICカードの
挿入が容易な所定角度となるよう、上記ロウアケースの
外部装置への固定部を上記開口部に対して所定角度で傾
斜させたことを特徴とする。
【0014】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
〜請求項4のいずれか記載の非接触式ICカードのリー
ド/ライト装置において、上記表面シートに、上記IC
カードの挿入方向を表わす案内表示を形成してなること
を特徴とする。また更に、請求項6に記載の発明は、請
求項1〜請求項5のいずれか記載の非接触式ICカード
のリード/ライト装置において、上記一対のガイド部の
開放端にて挟まれる上記ロウアケース,電子回路基板,
及び表面シートの端部中央には、上記ICカードの挿入
方向に沿って、上記ICカードの引抜きを容易にするた
めの凹部が形成されていることを特徴とする。
〜請求項4のいずれか記載の非接触式ICカードのリー
ド/ライト装置において、上記表面シートに、上記IC
カードの挿入方向を表わす案内表示を形成してなること
を特徴とする。また更に、請求項6に記載の発明は、請
求項1〜請求項5のいずれか記載の非接触式ICカード
のリード/ライト装置において、上記一対のガイド部の
開放端にて挟まれる上記ロウアケース,電子回路基板,
及び表面シートの端部中央には、上記ICカードの挿入
方向に沿って、上記ICカードの引抜きを容易にするた
めの凹部が形成されていることを特徴とする。
【0015】
【作用及び発明の効果】請求項1に記載の非接触式IC
カードのリード/ライト装置においては、カードインタ
フェース及び通信制御手段が、電子部品とこれが片側面
に組付けられる電子回路基板とにより形成されている。
そして、電子回路基板に組付けられた電子部品は、電子
回路基板の電子部品側の片側面をロウアケース側に向け
て、電子回路基板周囲をロウアケースの開口部に載置す
ることにより、ロウアケースの収納部に収納される。
カードのリード/ライト装置においては、カードインタ
フェース及び通信制御手段が、電子部品とこれが片側面
に組付けられる電子回路基板とにより形成されている。
そして、電子回路基板に組付けられた電子部品は、電子
回路基板の電子部品側の片側面をロウアケース側に向け
て、電子回路基板周囲をロウアケースの開口部に載置す
ることにより、ロウアケースの収納部に収納される。
【0016】また電子部品は電子回路基板の片側面にの
み組付けられ、電子回路基板の裏側面は平板状に形成さ
れているため、電子部品を収納部に収納した際、ロウア
ケースの開口部は、電子回路基板にて閉塞されると共
に、その表面は平板状になる。そして、この平板状にな
ったロウアケースの開口部には、電子回路基板の裏側面
全面及びその周囲を覆うように、非導電性材料からなる
表面シートが貼り付けられる。
み組付けられ、電子回路基板の裏側面は平板状に形成さ
れているため、電子部品を収納部に収納した際、ロウア
ケースの開口部は、電子回路基板にて閉塞されると共
に、その表面は平板状になる。そして、この平板状にな
ったロウアケースの開口部には、電子回路基板の裏側面
全面及びその周囲を覆うように、非導電性材料からなる
表面シートが貼り付けられる。
【0017】このため、ロウアケースの開口部から収納
部に水やほこりが侵入することがなく、ロウアケース内
部の防水性・防塵性を確保し、耐環境性を向上できる。
またこのように、ロウアケースの開口部からのほこりや
水の侵入は、表面シートによって防止でき、従来より一
般に使用されているパッキン等のシール部材を別途設け
る必要がないため、極めて簡単な構造にて、耐環境性を
向上でき、安価に実現できる。
部に水やほこりが侵入することがなく、ロウアケース内
部の防水性・防塵性を確保し、耐環境性を向上できる。
またこのように、ロウアケースの開口部からのほこりや
水の侵入は、表面シートによって防止でき、従来より一
般に使用されているパッキン等のシール部材を別途設け
る必要がないため、極めて簡単な構造にて、耐環境性を
向上でき、安価に実現できる。
【0018】一方、表面シートに覆われたロウアケース
の開口部には、電子回路基板に形成されたカードインタ
フェースとの対応位置に非接触式ICカードを位置決め
固定するためのアッパケースが固定される。このアッパ
ケースは、ICカードの両端に係合して、ICカード
を、表面シートのシート面に沿ってカードインタフェー
スとの対応位置までスライド挿入可能に案内する一対の
ガイド部と、スライド挿入されたICカードをインタフ
ェースとの対応位置にて位置決めする位置決め部とによ
り略コ字状に形成されている。
の開口部には、電子回路基板に形成されたカードインタ
フェースとの対応位置に非接触式ICカードを位置決め
固定するためのアッパケースが固定される。このアッパ
ケースは、ICカードの両端に係合して、ICカード
を、表面シートのシート面に沿ってカードインタフェー
スとの対応位置までスライド挿入可能に案内する一対の
ガイド部と、スライド挿入されたICカードをインタフ
ェースとの対応位置にて位置決めする位置決め部とによ
り略コ字状に形成されている。
【0019】このため、使用者は、そのガイド部の開放
端側からICカードを差込み、表面シートに沿ってスラ
イドさせるだけで、ICカードをカードインタフェース
との対応位置に配設することができる。また、この状態
では、ICカードの両端がガイド部と係合しているた
め、その位置で手を離してもICカードがリード/ライ
ト装置から外れることはない。従って、ICカードとの
データ通信を長時間或いは繰返し頻繁に行なう場合であ
っても、使用者は、ICカードを当該装置に装着してお
くだけでよく、外壁にカードインタフェースを形成した
だけの装置に比べて、操作性を向上できる。
端側からICカードを差込み、表面シートに沿ってスラ
イドさせるだけで、ICカードをカードインタフェース
との対応位置に配設することができる。また、この状態
では、ICカードの両端がガイド部と係合しているた
め、その位置で手を離してもICカードがリード/ライ
ト装置から外れることはない。従って、ICカードとの
データ通信を長時間或いは繰返し頻繁に行なう場合であ
っても、使用者は、ICカードを当該装置に装着してお
くだけでよく、外壁にカードインタフェースを形成した
だけの装置に比べて、操作性を向上できる。
【0020】また、請求項2に記載のリード/ライト装
置においては、アッパケースと表面シートとの間に、表
面シートのシート面に付着した水を外部に排出するため
の水抜き穴が形成されている。そのため、当該装置を屋
外に配置しても、表面シートとアッパケースとの間に水
が溜り、その溜った水がロウアケース内部に侵入するよ
うなこともない。従って、本発明のリード/ライト装置
によれば、ICカードを保持可能であるにもかかわら
ず、耐環境性を充分確保できる。
置においては、アッパケースと表面シートとの間に、表
面シートのシート面に付着した水を外部に排出するため
の水抜き穴が形成されている。そのため、当該装置を屋
外に配置しても、表面シートとアッパケースとの間に水
が溜り、その溜った水がロウアケース内部に侵入するよ
うなこともない。従って、本発明のリード/ライト装置
によれば、ICカードを保持可能であるにもかかわら
ず、耐環境性を充分確保できる。
【0021】次に、請求項3に記載のリードライト装置
においては、ロウアケースの開口部と対向する壁面に、
当該装置が固定される外部装置と電子回路基板との電気
的接続を行なうための接続線を挿通する挿通孔が形成さ
れている。このため、当該装置を外部装置に固定する際
には、この挿通孔が形成されたロウアケースの裏側面を
外部装置に当接するようにすれば、外部装置との電気的
接続を容易に行なうことができる。また、この挿通孔
は、外部装置側に開口するため、信号線引き出しのため
の挿通孔からロウアケース内に水やほこりが侵入するこ
ともなく、装置の耐環境性を確保できる。
においては、ロウアケースの開口部と対向する壁面に、
当該装置が固定される外部装置と電子回路基板との電気
的接続を行なうための接続線を挿通する挿通孔が形成さ
れている。このため、当該装置を外部装置に固定する際
には、この挿通孔が形成されたロウアケースの裏側面を
外部装置に当接するようにすれば、外部装置との電気的
接続を容易に行なうことができる。また、この挿通孔
は、外部装置側に開口するため、信号線引き出しのため
の挿通孔からロウアケース内に水やほこりが侵入するこ
ともなく、装置の耐環境性を確保できる。
【0022】一方、請求項4に記載のリード/ライト装
置においては、上記ロウアケースの外部装置への固定部
が、表面シートのシート面と外部装置の壁面とのなす角
度がICカードの挿入が容易な所定角度となるように、
開口部に対して所定角度で傾斜している。このため、当
該装置をロウアケースを介してそのまま外部装置に固定
するだけで、ICカードを当該装置に装着したりICカ
ードを抜き取る際の操作性を向上でき、操作性を向上す
るために、特別な固定部品を使用する必要はない。
置においては、上記ロウアケースの外部装置への固定部
が、表面シートのシート面と外部装置の壁面とのなす角
度がICカードの挿入が容易な所定角度となるように、
開口部に対して所定角度で傾斜している。このため、当
該装置をロウアケースを介してそのまま外部装置に固定
するだけで、ICカードを当該装置に装着したりICカ
ードを抜き取る際の操作性を向上でき、操作性を向上す
るために、特別な固定部品を使用する必要はない。
【0023】また、請求項5に記載のリード/ライト装
置においては、表面シートに、ICカードの挿入方向を
表わす案内表示が形成されているため、使用者はICカ
ードを誤って挿入することはなく、操作性をより向上す
ることができる。また更に、請求項6に記載のリード/
ライト装置においては、一対のガイド部の開放端にて挟
まれるロウアケース,電子回路基板,及び表面シートの
端部中央、換言すれば、これら各部のICカードの挿入
口側端部中央には、凹部が形成されている。このためI
Cカードをガイド部から引き抜く際に、この凹部に指を
差し込むことができ、ICカードの引抜きを容易に行な
うことができる。
置においては、表面シートに、ICカードの挿入方向を
表わす案内表示が形成されているため、使用者はICカ
ードを誤って挿入することはなく、操作性をより向上す
ることができる。また更に、請求項6に記載のリード/
ライト装置においては、一対のガイド部の開放端にて挟
まれるロウアケース,電子回路基板,及び表面シートの
端部中央、換言すれば、これら各部のICカードの挿入
口側端部中央には、凹部が形成されている。このためI
Cカードをガイド部から引き抜く際に、この凹部に指を
差し込むことができ、ICカードの引抜きを容易に行な
うことができる。
【0024】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。なお、以下の説明において、図1及び図2は本実施
例の非接触式ICカードのリード/ライト装置(以下、
カードリーダという)10の構造を表わす説明図であ
り、図1(a)はその正面図、図1(b)は図1(a)
に示すA−A断面図、図2(a)はその上面図、図2
(b)は図1(a)に示すB−B断面図、図2(c)は
その底面図である。
る。なお、以下の説明において、図1及び図2は本実施
例の非接触式ICカードのリード/ライト装置(以下、
カードリーダという)10の構造を表わす説明図であ
り、図1(a)はその正面図、図1(b)は図1(a)
に示すA−A断面図、図2(a)はその上面図、図2
(b)は図1(a)に示すB−B断面図、図2(c)は
その底面図である。
【0025】本実施例のカードリーダ10は、ゴルフ練
習場の玉出し機やガソリンスタンドの給油機等、屋外に
設置された外部装置30(図3(b)参照)に取り付け
られて、これを利用する使用者の各種情報(識別コー
ド,料金支払方法等)をICカード2から読み出し、そ
の読み出した情報を外部装置30に出力すると共に、I
Cカード2に当該装置の利用状況等を書込むためのもの
であり、図1に示す如く、片側面20aにのみ電子部品
(図示せず)が組付けられ、裏側面20bが平板状にな
った電子回路基板20と、電子回路基板20を、その裏
側面20bを外側にして保持するロウアケース22と、
電子回路基板20の裏側面20b全体及びその周囲のロ
ウアケース22に貼り付けられた非導電性の合成樹脂か
らなる表面シート24と、表面シート24を挟んでロウ
アケース22に固定されたアッパケース26とから構成
されている。
習場の玉出し機やガソリンスタンドの給油機等、屋外に
設置された外部装置30(図3(b)参照)に取り付け
られて、これを利用する使用者の各種情報(識別コー
ド,料金支払方法等)をICカード2から読み出し、そ
の読み出した情報を外部装置30に出力すると共に、I
Cカード2に当該装置の利用状況等を書込むためのもの
であり、図1に示す如く、片側面20aにのみ電子部品
(図示せず)が組付けられ、裏側面20bが平板状にな
った電子回路基板20と、電子回路基板20を、その裏
側面20bを外側にして保持するロウアケース22と、
電子回路基板20の裏側面20b全体及びその周囲のロ
ウアケース22に貼り付けられた非導電性の合成樹脂か
らなる表面シート24と、表面シート24を挟んでロウ
アケース22に固定されたアッパケース26とから構成
されている。
【0026】電子回路基板20は、ICカード2への給
電,ICカード2とのデータ通信,このデータ通信より
得られた情報の外部装置30への出力等を行なうための
ものであり、こうした動作を実現する電子回路を、片側
面20aに組付けられた電子部品と、裏側面20bに形
成されたプリント配線パターンとにより構成している。
電,ICカード2とのデータ通信,このデータ通信より
得られた情報の外部装置30への出力等を行なうための
ものであり、こうした動作を実現する電子回路を、片側
面20aに組付けられた電子部品と、裏側面20bに形
成されたプリント配線パターンとにより構成している。
【0027】すなわち、本実施例のカードリーダ10が
情報の読み書きを行なう非接触式のICカード2は、図
4に示す如く、静電結合によりカードリーダ10との間
でデータ通信を行なうための通信用のプレート2P1〜2
P4,この4個のプレート2P1〜2P4のうち、受信用のプ
レート2P1,2P2を介してカードリーダ10からの送信
データを読み取ると共に、送信用のプレート2P3,2P4
を介してカードリーダ10に所定のデータを送信する通
信回路4、電磁結合によりカードリーダ10から電源供
給を受ける受電コイル2L、受電コイル2Lに誘起され
た電圧により内部回路に電源供給を行なう電源回路6、
及び、各種情報が格納されたE2 PROMを内蔵し、通
信回路4及びプレート2P1〜2P4を介してカードリーダ
10との間でデータ通信を行なうと共に、必要に応じて
E2 ROMにデータを書込む、通信制御手段としての1
チップのマイクロコンピュータ8から構成されており、
通信用のプレート2P1〜2P4及び受電コイル2Lは、予
め設定された所定の位置に形成されている。
情報の読み書きを行なう非接触式のICカード2は、図
4に示す如く、静電結合によりカードリーダ10との間
でデータ通信を行なうための通信用のプレート2P1〜2
P4,この4個のプレート2P1〜2P4のうち、受信用のプ
レート2P1,2P2を介してカードリーダ10からの送信
データを読み取ると共に、送信用のプレート2P3,2P4
を介してカードリーダ10に所定のデータを送信する通
信回路4、電磁結合によりカードリーダ10から電源供
給を受ける受電コイル2L、受電コイル2Lに誘起され
た電圧により内部回路に電源供給を行なう電源回路6、
及び、各種情報が格納されたE2 PROMを内蔵し、通
信回路4及びプレート2P1〜2P4を介してカードリーダ
10との間でデータ通信を行なうと共に、必要に応じて
E2 ROMにデータを書込む、通信制御手段としての1
チップのマイクロコンピュータ8から構成されており、
通信用のプレート2P1〜2P4及び受電コイル2Lは、予
め設定された所定の位置に形成されている。
【0028】このため、図4に示すように、電子回路基
板20の裏側面20bには、プリント配線パターンによ
り、ICカード2の受電コイル2L及びプレート2P1〜
2P4に対応して、受電コイル2Lとの電磁結合によりI
Cカード2に給電を行なうための給電コイル10L、及
び、各プレート2P1〜2P4との静電結合によりICカー
ド2とデータ通信を行なうためのプレート10P1〜10
P4からなるカードインタフェースが形成され、更に、片
側面20aには、4個のプレート10P1〜10P4のう
ち、送信用のプレート10P1,10P2を介してICカー
ド2に送信データを送信すると共に、受信用のプレート
10P3,10P4を介してICカード2からの送信データ
を読み取る通信回路12、給電コイル10Lの電流経路
を周期的に導通・遮断することにより給電コイル10L
に交番電流を流すスイッチング用のトランジスタTR
1、玉出し機等の外部装置30にICカード2から読み
取った情報を送信したり、外部装置30からの指令信号
を入出力するためのインタフェース14、給電コイル1
0Lの通電制御,ICカード2とのデータ通信,外部装
置30とのデータ通信等、各種制御を実行するCPU,
ROM,RAM等からなる通信制御手段としてのマイク
ロコンピュータ16、及び、外部直流電源を受けて、上
記各部に電源供給を行なうための直流定電圧(例えば、
DC5V)を生成する電源回路18、を構成する電子部
品が組付けられている。
板20の裏側面20bには、プリント配線パターンによ
り、ICカード2の受電コイル2L及びプレート2P1〜
2P4に対応して、受電コイル2Lとの電磁結合によりI
Cカード2に給電を行なうための給電コイル10L、及
び、各プレート2P1〜2P4との静電結合によりICカー
ド2とデータ通信を行なうためのプレート10P1〜10
P4からなるカードインタフェースが形成され、更に、片
側面20aには、4個のプレート10P1〜10P4のう
ち、送信用のプレート10P1,10P2を介してICカー
ド2に送信データを送信すると共に、受信用のプレート
10P3,10P4を介してICカード2からの送信データ
を読み取る通信回路12、給電コイル10Lの電流経路
を周期的に導通・遮断することにより給電コイル10L
に交番電流を流すスイッチング用のトランジスタTR
1、玉出し機等の外部装置30にICカード2から読み
取った情報を送信したり、外部装置30からの指令信号
を入出力するためのインタフェース14、給電コイル1
0Lの通電制御,ICカード2とのデータ通信,外部装
置30とのデータ通信等、各種制御を実行するCPU,
ROM,RAM等からなる通信制御手段としてのマイク
ロコンピュータ16、及び、外部直流電源を受けて、上
記各部に電源供給を行なうための直流定電圧(例えば、
DC5V)を生成する電源回路18、を構成する電子部
品が組付けられている。
【0029】一方、図1及び図2に示す如く、ロウアケ
ース22は、片側面が開口した箱状に形成されており、
その内部は、電子回路基板20の片側面20aに組付け
られた電子部品の収納部22aとして機能する。つま
り、ロウアケース22の開口部22bには、電子回路基
板20と略同形状で、電子回路基板20の周縁を載置す
るための載置部22cが形成されており、この載置部2
2cに電子回路基板20を載置することにより、電子回
路基板20の片側面20aに組付けられた電子部品をロ
ウアケース22内に収納できる。
ース22は、片側面が開口した箱状に形成されており、
その内部は、電子回路基板20の片側面20aに組付け
られた電子部品の収納部22aとして機能する。つま
り、ロウアケース22の開口部22bには、電子回路基
板20と略同形状で、電子回路基板20の周縁を載置す
るための載置部22cが形成されており、この載置部2
2cに電子回路基板20を載置することにより、電子回
路基板20の片側面20aに組付けられた電子部品をロ
ウアケース22内に収納できる。
【0030】なお、この載置部22cは、ロウアケース
22の開口部22b側外壁面から電子回路基板20の板
厚分だけ収納部22a側に入り込んでおり、電子回路基
板20を載置した際には、電子回路基板20が開口部2
2bに位置決めれ、しかもロウアケース22の開口部2
2b側は、その外壁面と電子回路基板20の裏側面20
bとにより平板状となる。
22の開口部22b側外壁面から電子回路基板20の板
厚分だけ収納部22a側に入り込んでおり、電子回路基
板20を載置した際には、電子回路基板20が開口部2
2bに位置決めれ、しかもロウアケース22の開口部2
2b側は、その外壁面と電子回路基板20の裏側面20
bとにより平板状となる。
【0031】また、ロウアケース22の開口部22b側
は、収納部22aを形成する側壁から周囲に張り出して
おり、その上部中央には、ICカード2を手で持ってカ
ードリーダ10に装着したりカードリーダ10から引抜
く際に、操作の邪魔にならないようにするための凹部2
2dが形成されている。なお、電子回路基板20にも、
ロウアケース22側の凹部22dに対応した凹部20c
が形成されている。
は、収納部22aを形成する側壁から周囲に張り出して
おり、その上部中央には、ICカード2を手で持ってカ
ードリーダ10に装着したりカードリーダ10から引抜
く際に、操作の邪魔にならないようにするための凹部2
2dが形成されている。なお、電子回路基板20にも、
ロウアケース22側の凹部22dに対応した凹部20c
が形成されている。
【0032】また、このロウアケース22は、図3に示
すように当該カードリーダ10を外部装置30に固定す
るのにも利用され、電子回路基板20により閉塞される
開口部22bとは反対側壁面には、電子回路基板20に
形成されたインタフェース14及び電源回路18と外部
装置30とを接続する通信及び電源供給用の信号線S
(図3参照)を挿通するための挿通孔22eが形成さ
れ、更に、その4隅には、当該カードリーダ10を外部
装置30にねじ止め固定するためのねじ部22fが形成
されている。
すように当該カードリーダ10を外部装置30に固定す
るのにも利用され、電子回路基板20により閉塞される
開口部22bとは反対側壁面には、電子回路基板20に
形成されたインタフェース14及び電源回路18と外部
装置30とを接続する通信及び電源供給用の信号線S
(図3参照)を挿通するための挿通孔22eが形成さ
れ、更に、その4隅には、当該カードリーダ10を外部
装置30にねじ止め固定するためのねじ部22fが形成
されている。
【0033】そして、このように挿通孔22e及びねじ
部22fが形成され、カードリーダ10の固定部となる
ロウアケース22の裏側面22gは、開口部22b側の
壁面に対して、上下方向に所定角度で傾斜している。こ
れは、図3(b)に示す如く、カードリーダ10を外部
装置30に固定した際、外部装置30の外壁面とカード
リーダ10の前面との距離が、カードリーダ10の上方
程大きくなって、カードリーダ10にその上方からIC
カード2を装着する際の操作をし易くするためである。
部22fが形成され、カードリーダ10の固定部となる
ロウアケース22の裏側面22gは、開口部22b側の
壁面に対して、上下方向に所定角度で傾斜している。こ
れは、図3(b)に示す如く、カードリーダ10を外部
装置30に固定した際、外部装置30の外壁面とカード
リーダ10の前面との距離が、カードリーダ10の上方
程大きくなって、カードリーダ10にその上方からIC
カード2を装着する際の操作をし易くするためである。
【0034】次に、図1に示す如く、表面シート24
は、ロウアケース22の開口部22b側と略同形状で、
それより若干小さく形成されている。そして、この表面
シート24は、裏面全体に貼着された両面テープを介し
て、ロウアケース22の開口部22b側に貼り付けられ
る。この結果、ロウアケース22の載置部22cに載置
された電子回路基板20は、この表面シート24によっ
てロウアケース22にしっかりと固定され、しかもロウ
アケース22の開口部22bは、電子回路基板20によ
り閉塞されるだけでなく、この表面シート24により防
水性及び防塵性が確保される。
は、ロウアケース22の開口部22b側と略同形状で、
それより若干小さく形成されている。そして、この表面
シート24は、裏面全体に貼着された両面テープを介し
て、ロウアケース22の開口部22b側に貼り付けられ
る。この結果、ロウアケース22の載置部22cに載置
された電子回路基板20は、この表面シート24によっ
てロウアケース22にしっかりと固定され、しかもロウ
アケース22の開口部22bは、電子回路基板20によ
り閉塞されるだけでなく、この表面シート24により防
水性及び防塵性が確保される。
【0035】なお、ロウアケース22の開口部22b側
壁面には、この表面シート24を貼着した際に、表面シ
ート24により段差ができることのないよう、予め表面
シート24装着用の微小な段差22hが形成されてい
る。また、表面シート24には、ロウアケース22の開
口部22b側形状に合わせて、その上部中央には凹部2
4aが形成されており、更に、そのシート面には、この
凹部24a側からICカード2を差し込むことを表わす
文字(CARD)と矢印(↓)とからなる案内表示が印
刷されている。
壁面には、この表面シート24を貼着した際に、表面シ
ート24により段差ができることのないよう、予め表面
シート24装着用の微小な段差22hが形成されてい
る。また、表面シート24には、ロウアケース22の開
口部22b側形状に合わせて、その上部中央には凹部2
4aが形成されており、更に、そのシート面には、この
凹部24a側からICカード2を差し込むことを表わす
文字(CARD)と矢印(↓)とからなる案内表示が印
刷されている。
【0036】次に、アッパケース26は、ICカード2
を、カードリーダ10の上方側から表面シート24のシ
ート面に沿ってスライド挿入可能に案内すると共に、I
Cカード2に形成された通信用のプレート2P1〜2P4及
び受電コイル2Lと電子回路基板20に形成されたプレ
ート10P1〜10P4及び給電コイル10Lとが互いに対
向して、ICカード2とカードリーダ10との間のデー
タ通信及びICカード2への電源供給を実行可能な位置
に、位置決め固定するためのものである。
を、カードリーダ10の上方側から表面シート24のシ
ート面に沿ってスライド挿入可能に案内すると共に、I
Cカード2に形成された通信用のプレート2P1〜2P4及
び受電コイル2Lと電子回路基板20に形成されたプレ
ート10P1〜10P4及び給電コイル10Lとが互いに対
向して、ICカード2とカードリーダ10との間のデー
タ通信及びICカード2への電源供給を実行可能な位置
に、位置決め固定するためのものである。
【0037】このアッパケース26の外形は、ロウアケ
ース22と略同じであり、その中央をカードリーダ10
の上端側に開口させることにより、略コ字状に形成され
ている。そして、互いに対向する左右一対の内側両端縁
は、ICカード2の短手方向長さより若干小さい間隔に
形成されており、図2(b)に示す如く、これら両端縁
には、表面シート24に当接されて、ICカード2の幅
方向の移動を阻止する案内壁26aと、この案内壁26
aより内側に形成され、ICカード2の両端のカード面
に夫々係合して、ICカード2を表面シート24上に保
持する係合突起26bとからなるガイド部が形成されて
いる。また、これら左右一対の内側両端縁は、上記各凹
部20c,22d,24aを挟むカードリーダ10の上
端側では、その間隔が大きくなるように左右両側に大き
く開かれている。なお、これはICカード2をガイド部
に挿入し易くするためである。
ース22と略同じであり、その中央をカードリーダ10
の上端側に開口させることにより、略コ字状に形成され
ている。そして、互いに対向する左右一対の内側両端縁
は、ICカード2の短手方向長さより若干小さい間隔に
形成されており、図2(b)に示す如く、これら両端縁
には、表面シート24に当接されて、ICカード2の幅
方向の移動を阻止する案内壁26aと、この案内壁26
aより内側に形成され、ICカード2の両端のカード面
に夫々係合して、ICカード2を表面シート24上に保
持する係合突起26bとからなるガイド部が形成されて
いる。また、これら左右一対の内側両端縁は、上記各凹
部20c,22d,24aを挟むカードリーダ10の上
端側では、その間隔が大きくなるように左右両側に大き
く開かれている。なお、これはICカード2をガイド部
に挿入し易くするためである。
【0038】一方、アッパケース26の左右のガイド部
を接続する開口側下方端縁には、表面シート24に当接
されて、ガイド部に挿入されたICカード2の長手方向
の移動を阻止(換言すれば位置決め)する位置決め部2
6cが形成されている。そして、この位置決め部26c
中央には、ICカード2の長手方向一端のカード面に係
合して、ICカード2を表面シート24のシート面に当
接させる突起26dが突設されており、更に、位置決め
部26cの表面シート24側先端には、表面シート24
との間で、表面シート24のシート面に付着した水を外
部に排出するための水抜き穴を形成する、多数の切欠き
26eが形成されている。
を接続する開口側下方端縁には、表面シート24に当接
されて、ガイド部に挿入されたICカード2の長手方向
の移動を阻止(換言すれば位置決め)する位置決め部2
6cが形成されている。そして、この位置決め部26c
中央には、ICカード2の長手方向一端のカード面に係
合して、ICカード2を表面シート24のシート面に当
接させる突起26dが突設されており、更に、位置決め
部26cの表面シート24側先端には、表面シート24
との間で、表面シート24のシート面に付着した水を外
部に排出するための水抜き穴を形成する、多数の切欠き
26eが形成されている。
【0039】また、アッパケース26は、案内壁26a
と位置決め部26cとにより形成される開口により、表
面シート24を、ICカード2を電子回路基板20上に
配設させるのに要する領域だけ外部に露出させるが、そ
の周囲では、図3(a)に示す如く、ロウアケース22
にねじ32により固定される。この結果、電子回路基板
20は、表面シート24だけでなく、このアッパケース
26によってもロウアケース22に固定されることにな
る。また、図1(b)に示す如く、アッパケース26の
下端部には、上記切欠き26eと表面シート24とによ
り形成される水抜き穴から侵入してきた水を外に排出す
るための、多数の水抜き穴26fが縦長に形成されてい
る。
と位置決め部26cとにより形成される開口により、表
面シート24を、ICカード2を電子回路基板20上に
配設させるのに要する領域だけ外部に露出させるが、そ
の周囲では、図3(a)に示す如く、ロウアケース22
にねじ32により固定される。この結果、電子回路基板
20は、表面シート24だけでなく、このアッパケース
26によってもロウアケース22に固定されることにな
る。また、図1(b)に示す如く、アッパケース26の
下端部には、上記切欠き26eと表面シート24とによ
り形成される水抜き穴から侵入してきた水を外に排出す
るための、多数の水抜き穴26fが縦長に形成されてい
る。
【0040】以上説明したように、本実施例のカードリ
ーダ10においては、電子回路基板20をロウアケース
22の開口部22bに形成された載置部22cに載置し
て、その裏側面20a全体及びその周囲のロウアケース
22に、表面シート24を貼り付けることによって、ロ
ウアケース22の開口部22bを閉塞するようにされて
いる。このため、表面シート24により、ロウアケース
22の開口部22bから水やほこりが侵入するのを防止
して、カードリーダ10の防水性・防塵性を確保するこ
とができ、しかも、防水性・防塵性を確保するするため
に従来より一般に使用されているパッキン等のシール部
材を別途設ける必要がないため、安価に実現できる。
ーダ10においては、電子回路基板20をロウアケース
22の開口部22bに形成された載置部22cに載置し
て、その裏側面20a全体及びその周囲のロウアケース
22に、表面シート24を貼り付けることによって、ロ
ウアケース22の開口部22bを閉塞するようにされて
いる。このため、表面シート24により、ロウアケース
22の開口部22bから水やほこりが侵入するのを防止
して、カードリーダ10の防水性・防塵性を確保するこ
とができ、しかも、防水性・防塵性を確保するするため
に従来より一般に使用されているパッキン等のシール部
材を別途設ける必要がないため、安価に実現できる。
【0041】また、カードリーダ10にICカード2を
装着する際には、ICカード2の先端を手で持ち、カー
ドリーダ10の上方からアッパケース26に形成された
ガイド部に沿って挿入するだけでよい。そして、ICカ
ード2の他端がアッパケース26の位置決め部26cに
当接した位置で手を離せば、ICカード2はアッパケー
ス26の左右の係合突起26bと下端の突起26dとに
よりその位置に保持される。このため、使用者は、IC
カード2をカードリーダ10に装着した後、カードリー
ダ10から離れることができ、ICカード2へのアクセ
ス期間が長いシステムでも問題なく使用できる。
装着する際には、ICカード2の先端を手で持ち、カー
ドリーダ10の上方からアッパケース26に形成された
ガイド部に沿って挿入するだけでよい。そして、ICカ
ード2の他端がアッパケース26の位置決め部26cに
当接した位置で手を離せば、ICカード2はアッパケー
ス26の左右の係合突起26bと下端の突起26dとに
よりその位置に保持される。このため、使用者は、IC
カード2をカードリーダ10に装着した後、カードリー
ダ10から離れることができ、ICカード2へのアクセ
ス期間が長いシステムでも問題なく使用できる。
【0042】またICカード2のカードリーダ10への
着脱は、使用者がICカード2を手で持って行なうが、
ICカード2が挿入されるロウアケース22の上部中央
には凹部22dが形成され、表面シート24及び電子回
路基板20にもこれに応じて凹部24a,20cが形成
されているため、ICカード2のカードリーダ10への
着脱時にロウアケース22等が邪魔になることはなく、
その着脱操作を容易に行なうことができる。
着脱は、使用者がICカード2を手で持って行なうが、
ICカード2が挿入されるロウアケース22の上部中央
には凹部22dが形成され、表面シート24及び電子回
路基板20にもこれに応じて凹部24a,20cが形成
されているため、ICカード2のカードリーダ10への
着脱時にロウアケース22等が邪魔になることはなく、
その着脱操作を容易に行なうことができる。
【0043】また更に、カードリーダ10を外部装置3
0に固定する際には、図3(b)に示す如く、外部装置
30の外壁に、ロウアケース22の裏側面22gから挿
通孔22eを介して外部に引き出された信号線Sを挿通
するための挿通孔30a、及びロウアケース22に形成
されたねじ部22fに対応したねじ孔30bを穿設し、
信号線Sを挿通孔30aに通し、ねじ34をねじ孔30
bに通して、ねじ34によりねじ部22fを締め付け固
定すればよく、外部装置30に簡単に固定できる。
0に固定する際には、図3(b)に示す如く、外部装置
30の外壁に、ロウアケース22の裏側面22gから挿
通孔22eを介して外部に引き出された信号線Sを挿通
するための挿通孔30a、及びロウアケース22に形成
されたねじ部22fに対応したねじ孔30bを穿設し、
信号線Sを挿通孔30aに通し、ねじ34をねじ孔30
bに通して、ねじ34によりねじ部22fを締め付け固
定すればよく、外部装置30に簡単に固定できる。
【0044】そして、ロウアケース22の裏側面22g
は、開口部22b側の壁面に対して傾斜しており、外部
装置30に固定した際には、カードリーダ10が前傾状
態となるので、ICカード2の着脱をより簡単に行なう
ことができる。なお、図3(a)において、符号38
は、挿通孔22eから引き出した信号線Sを外部装置3
0側に引き出し過ぎないように、挿通孔22eから引き
出した信号線Sをロウアケース22の裏側面22gに固
定するためのクランプであり、ロウアケース22にはこ
のクランプ38を通すための孔も穿設されている。
は、開口部22b側の壁面に対して傾斜しており、外部
装置30に固定した際には、カードリーダ10が前傾状
態となるので、ICカード2の着脱をより簡単に行なう
ことができる。なお、図3(a)において、符号38
は、挿通孔22eから引き出した信号線Sを外部装置3
0側に引き出し過ぎないように、挿通孔22eから引き
出した信号線Sをロウアケース22の裏側面22gに固
定するためのクランプであり、ロウアケース22にはこ
のクランプ38を通すための孔も穿設されている。
【0045】一方、アッパケース26には、ICカード
2の装着時の案内及び位置決めを行なうための案内壁2
6aや位置決め部26c等だけでなく、表面シート24
に付着した水を排出するための切欠き26e及び水抜き
穴26fが形成されているため、表面シート24とアッ
パケース26との間に水が溜り、その溜った水がロウア
ケース22内部に侵入するのを防止することができる。
2の装着時の案内及び位置決めを行なうための案内壁2
6aや位置決め部26c等だけでなく、表面シート24
に付着した水を排出するための切欠き26e及び水抜き
穴26fが形成されているため、表面シート24とアッ
パケース26との間に水が溜り、その溜った水がロウア
ケース22内部に侵入するのを防止することができる。
【0046】従って、本実施例のカードリーダ10によ
れば、耐環境性を充分確保できる。なお、水抜き穴26
fは、アッパケース26の下端に縦長に形成されている
ため、外環上も違和感を与えることもない。また表面シ
ート24のICカード2の装着部分は外部に露出してい
るため、表面シート24が汚れたり、表面シート24と
アッパケース26との境界部分にゴミが溜った場合で
も、汚れやゴミを簡単に除去することができ、ICカー
ド2に対する情報の読み書きを常に良好に行なうことが
できる。
れば、耐環境性を充分確保できる。なお、水抜き穴26
fは、アッパケース26の下端に縦長に形成されている
ため、外環上も違和感を与えることもない。また表面シ
ート24のICカード2の装着部分は外部に露出してい
るため、表面シート24が汚れたり、表面シート24と
アッパケース26との境界部分にゴミが溜った場合で
も、汚れやゴミを簡単に除去することができ、ICカー
ド2に対する情報の読み書きを常に良好に行なうことが
できる。
【0047】また更に、表面シート24には、ICカー
ド2の挿入方向を表わす案内表示が印刷されているた
め、使用者はICカード2を誤って差し込むのを防止で
き、これによっても操作性を向上できる。以上、本発明
の一実施例について説明したが、本発明は、こうした実
施例に限定されるものではなく、種々の態様を取ること
ができる。例えば、本発明では、ICカード2をその長
手方向にスライド挿入することにより、ICカード2を
装着できるカードリーダ10について説明したが、ロウ
アケース22やアッパケース26の形状を変更して、I
Cカード2をその短手方向にスライドさせることによ
り、ICカード2を装着できるように構成してもよい。
また、本実施例では、カードリーダ10を外部装置30
に前傾して装着するために、ロウアケース22の裏側面
22gを開口部22b側に対して傾斜させたが、これら
各部を平行に形成してもよい。そして、この場合、前傾
固定用の固定部材を使用したり、外部装置30のカード
リーダ固定部分を予め傾斜させておくことにより、カー
ドリーダを外部装置30に前傾して固定することができ
る。
ド2の挿入方向を表わす案内表示が印刷されているた
め、使用者はICカード2を誤って差し込むのを防止で
き、これによっても操作性を向上できる。以上、本発明
の一実施例について説明したが、本発明は、こうした実
施例に限定されるものではなく、種々の態様を取ること
ができる。例えば、本発明では、ICカード2をその長
手方向にスライド挿入することにより、ICカード2を
装着できるカードリーダ10について説明したが、ロウ
アケース22やアッパケース26の形状を変更して、I
Cカード2をその短手方向にスライドさせることによ
り、ICカード2を装着できるように構成してもよい。
また、本実施例では、カードリーダ10を外部装置30
に前傾して装着するために、ロウアケース22の裏側面
22gを開口部22b側に対して傾斜させたが、これら
各部を平行に形成してもよい。そして、この場合、前傾
固定用の固定部材を使用したり、外部装置30のカード
リーダ固定部分を予め傾斜させておくことにより、カー
ドリーダを外部装置30に前傾して固定することができ
る。
【図1】 実施例のカードリーダ全体の構造を表わし、
(a)はその正面図、(b)はそのA−A断面図であ
る。
(a)はその正面図、(b)はそのA−A断面図であ
る。
【図2】 実施例のカードリーダを上下方向から見た状
態を表わし、(a)はその上面図、(b)は図1(a)
に示すB−B断面図、(c)はその底面図である。
態を表わし、(a)はその上面図、(b)は図1(a)
に示すB−B断面図、(c)はその底面図である。
【図3】 実施例のカードリーダの外部装置への取付け
構造を表わす説明図である。
構造を表わす説明図である。
【図4】 実施例のカードリーダとこれに装着されるI
Cカードの回路構成を表わすブロック図である。
Cカードの回路構成を表わすブロック図である。
2…ICカード 2L…受電コイル 2P1〜2P4…
プレート 10…カードリーダ 10P1〜10P4…プレート
10L…給電コイル 12…通信回路 14…インタフェース 16…マ
イクロコンピュータ 18…電源回路 20…電子回路基板 22…ロウ
アケース 22a…収納部 22b…開口部 22c…載置部
22e…挿通孔 24…表面シート 26…アッパケース 26a…
案内壁 26b…係合突起 26c…位置決め部 26e…
切欠き 26f…水抜き穴 20c,22d,24a…凹部
30…外部装置
プレート 10…カードリーダ 10P1〜10P4…プレート
10L…給電コイル 12…通信回路 14…インタフェース 16…マ
イクロコンピュータ 18…電源回路 20…電子回路基板 22…ロウ
アケース 22a…収納部 22b…開口部 22c…載置部
22e…挿通孔 24…表面シート 26…アッパケース 26a…
案内壁 26b…係合突起 26c…位置決め部 26e…
切欠き 26f…水抜き穴 20c,22d,24a…凹部
30…外部装置
Claims (6)
- 【請求項1】 静電結合により外部装置との間でデータ
通信を行なうための送受信プレート、及び、該送受信プ
レートを介して外部装置との間でデータ通信を行ない通
信結果を所定の記憶部に格納する通信制御手段、を少な
くとも内蔵した非接触式ICカードとの間でデータ通信
を行ない、該ICカードからの情報の読出し及び該IC
カードへの情報の書込みを行なうリード/ライト装置で
あって、 上記ICカードの送受信プレートとの静電結合によりデ
ータ通信を行なうためのカードインタフェース,及び該
カードインタフェースを介して上記ICカードとの間で
データ通信を行なう通信制御手段を、片側面に組付けら
れた電子部品と共に構成し、裏側面は平板状に形成され
た電子回路基板と、 外部装置への固定に利用され、上記電子回路基板に組付
けられた電子部品を収納する収納部、及び、該収納部に
上記電子部品を収納した状態で上記電子回路基板の周縁
を載置可能な開口部を有するロウアケースと、 該ロウアケースの開口部に上記電子回路基板を載置して
上記電子部品を上記ロウアケースに収納した状態で、上
記電子回路基板の裏側面全面及び該電子回路基板周囲の
上記ロウアケースの開口部に貼り付けられた、非導電性
材料からなる表面シートと、 該表面シートを挟んで上記ロウアケースに固定され、上
記ICカードを、上記表面シートの上記カードインタフ
ェースとの対応位置に位置決め固定するアッパケース
と、 を備え、上記アッパケースは、上記ICカードの両端に
夫々係合して、上記ICカードを上記表面シートのシー
ト面に沿って上記対応位置までスライド挿入可能に案内
する一対のガイド部と、該ガイド部に沿ってスライド挿
入された上記ICカードの挿入方向端縁に当接されて、
該ICカードを上記対応位置に位置決めする位置決め部
とにより略コ字状に形成されていることを特徴とする非
接触式ICカードのリード/ライト装置。 - 【請求項2】 上記アッパケースには、上記表面シート
との当接部の一部に、切欠きによる水抜き穴が形成され
ており、上記表面シートに付着した水を外部に排出する
ことを特徴とする請求項1に記載の非接触式ICカード
のリードライト装置。 - 【請求項3】 上記ロウアケースの上記開口部と対向す
る壁面に、当該装置が固定される外部装置と上記電子回
路基板との電気的接続を行なうための接続線を挿通する
挿通孔が形成されていることを特徴とする請求項1又は
請求項2に記載の非接触式ICカードのリード/ライト
装置。 - 【請求項4】 上記ロウアケースを介して当該装置を外
部装置に固定した際、上記表面シートのシート面と外部
装置の壁面とのなす角度が上記ICカードの挿入が容易
な所定角度となるよう、上記ロウアケースの外部装置へ
の固定部を上記開口部に対して所定角度で傾斜させたこ
とを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか記載の非
接触式ICカードのリード/ライト装置。 - 【請求項5】 上記表面シートに、上記ICカードの挿
入方向を表わす案内表示を形成してなることを特徴とす
る請求項1〜請求項4のいずれか記載の非接触式ICカ
ードのリード/ライト装置。 - 【請求項6】 上記一対のガイド部の開放端にて挟まれ
る上記ロウアケース,電子回路基板,及び表面シートの
端部中央には、上記ICカードの挿入方向に沿って、上
記ICカードの引抜きを容易にするための凹部が形成さ
れていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれ
かに記載の非接触式ICカードのリード/ライト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6295202A JPH08153170A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 非接触式icカードのリード/ライト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6295202A JPH08153170A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 非接触式icカードのリード/ライト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08153170A true JPH08153170A (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=17817527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6295202A Pending JPH08153170A (ja) | 1994-11-29 | 1994-11-29 | 非接触式icカードのリード/ライト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08153170A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002251593A (ja) * | 2001-02-22 | 2002-09-06 | Toppan Forms Co Ltd | 非接触型icカード及びその使用方法 |
JP2003030600A (ja) * | 2001-07-12 | 2003-01-31 | Denso Corp | Icカードリーダ,icカードリーダ本体及びカードホルダ |
JP2007334750A (ja) * | 2006-06-16 | 2007-12-27 | Miwa Lock Co Ltd | カードリーダーユニット及びその製造方法 |
JP2013214202A (ja) * | 2012-04-02 | 2013-10-17 | Toyo Networks & System Integration Co Ltd | Icカード用リーダライタ |
-
1994
- 1994-11-29 JP JP6295202A patent/JPH08153170A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002251593A (ja) * | 2001-02-22 | 2002-09-06 | Toppan Forms Co Ltd | 非接触型icカード及びその使用方法 |
JP4677108B2 (ja) * | 2001-02-22 | 2011-04-27 | トッパン・フォームズ株式会社 | 非接触型icカード及びその使用方法 |
JP2003030600A (ja) * | 2001-07-12 | 2003-01-31 | Denso Corp | Icカードリーダ,icカードリーダ本体及びカードホルダ |
JP2007334750A (ja) * | 2006-06-16 | 2007-12-27 | Miwa Lock Co Ltd | カードリーダーユニット及びその製造方法 |
JP2013214202A (ja) * | 2012-04-02 | 2013-10-17 | Toyo Networks & System Integration Co Ltd | Icカード用リーダライタ |
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