JPH08152919A - 流量又は圧力制御システムの弁診断方法及び弁制御方法 - Google Patents

流量又は圧力制御システムの弁診断方法及び弁制御方法

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JPH08152919A
JPH08152919A JP31922694A JP31922694A JPH08152919A JP H08152919 A JPH08152919 A JP H08152919A JP 31922694 A JP31922694 A JP 31922694A JP 31922694 A JP31922694 A JP 31922694A JP H08152919 A JPH08152919 A JP H08152919A
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valve
control
control valve
flow rate
opening
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JP31922694A
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English (en)
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Kenichiro Numano
研一郎 沼野
Etsuyo Majima
悦代 真島
Toshio Miwa
俊夫 三輪
Kazuo Chokai
和夫 鳥海
Shigeo Takita
茂雄 滝田
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Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 各制御弁の容量が少なくて済み、制御系の構
成が簡単で、且つハンチング等の制御系が不安定になる
恐れのない流量又は圧力制御システムの弁診断方法及び
弁制御方法を提供する。 【構成】 並列に設置された複数の制御弁11、12を
具備し、流体の流量や圧力範囲に応じて制御弁を制御す
る流量又は圧力制御システムにおいて、各制御弁の諸特
性、各制御弁が設置された配管上の損失特性から、予め
弁の最適制御範囲を差圧−流量−開度線図上に求めてお
き、差圧計と各制御弁の開度情報から決まる運転点が最
適制御範囲内に入っているか否かを診断する診断方法。
また、各制御弁の制御限界から求められる弁開度を検知
することにより、制御対象弁を順次切り換えて各制御弁
を制御する弁制御方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直列又は並列に設置さ
れた複数の制御弁を具備し、流量や圧力範囲に応じて制
御する制御弁を使い分けられる流量又は圧力制御システ
ムにおいて、各制御弁の運転状況を診断すると共に、プ
ロセス状態に応じて各制御弁を自動的に制御する流量又
は圧力制御システムの弁診断方法及び弁制御方法に関す
るものである。
【0002】
【従来技術】従来この種の技術としては特開昭58−9
7710号公報に開示された弁制御方法がある。該主・
副弁の切り換え点で主弁の制御可能範囲と副弁の制御可
能範囲を重複させ、主弁から副弁に切り換わるときと、
副弁から主弁に切り換わるときとで、切換え点を変える
ようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記弁制
御方法は下記のような問題点がある。 主弁又は副弁のいずれか一方を制御するときは他方を
全閉としているため、主弁及び副弁の容量を大きくする
必要がある。
【0004】系全体を損失係数ηでフィードバックさ
せており、その関数を特定することが困難であると同時
に損失係数ηを計算する高度な演算が必要となる。
【0005】切り換え開度上のハンチングは防げるも
のの、系全体を損失係数ηでフィードバックさせてお
り、尚ハンチングの可能性等、制御系が不安定になる恐
れがある。
【0006】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、各制御弁の容量が少なくて済み、制御系の構成が簡
単で、且つハンチング等の制御系が不安定になる恐れの
ない流量又は圧力制御システムの弁診断方法及び弁制御
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、並列に設置された複数の制御弁を具備し、流
体の流量や圧力範囲に応じてこれらの制御弁を制御する
流量又は圧力制御システムにおいて、各制御弁の諸特
性、各制御弁が設置された配管上の損失特性から、予め
弁の最適制御範囲を差圧−流量−開度線図上に求めてお
き、該流量又は圧力制御システムに取り付けられた差圧
計と各制御弁の開度情報から決まる運転点が前記最適制
御範囲内に入っているか否かを診断することを特徴とす
る。
【0008】また、並列に設置された複数の制御弁を具
備し、流体の流量や圧力範囲に応じてこれらの制御弁を
制御する流量又は圧力制御システムの弁制御方法におい
て、各制御弁の制御限界から求められる弁開度を検知す
ることにより、制御対象弁を順次切り換えることを特徴
とする。
【0009】また、並列に設置された複数の制御弁を具
備し、流体の流量や圧力範囲に応じてこれらの制御弁を
制御する流量又は圧力制御システムの弁制御方法におい
て、ある制御弁の制御範囲の最大限界から求められる設
定弁開度を検知することにより、他の制御弁をその制御
範囲を考慮しながら段階的に開又は閉動作することを特
徴とする。
【0010】また、並列に設置された複数の制御弁を具
備し、流体の流量や圧力範囲に応じてこれらの制御弁を
制御する流量又は圧力制御システムの弁制御方法におい
て、流量又は圧力制御システムの諸特性や前記複数の制
御弁の諸特性を加味し、複数制御弁の制御の受け持つ領
域を予め記憶し、該運転点から各制御弁の最適開度を演
算して求め、該最適開度で各制御弁を制御することを特
徴とする。
【0011】
【作用】本発明は上記構成を採用することにより、各弁
の諸特性、流量又は圧力制御システムに取り付けられた
差圧計と各制御弁の開度情報から決まる運転点が差圧−
流量−開度線図上の最適制御範囲内に入っているか否か
を診断することができる。
【0012】本発明の弁制御方法によれば、各制御弁の
容量を有効に利用し、簡単な構成で且つ安定した制御系
を構築できるから、例えば農業用水や上水道水における
分水施設において、時期的に流量変動が大きいと見込ま
れる場合には、口径の異なる複数台の制御弁を分岐配管
に並列に設置し、時期に応じて制御弁を切り換えて使用
するシステムの制御弁の最適な切り換え操作を自動化す
ることが可能となる。
【0013】また、逆浸透膜装置を用いる海水・淡水化
設備や高層建築の給水設備における動力回収装置におい
ては、動力回収タービンにペルトン水車や逆転ポンプを
使用することが多いが、これらの水車特性は固定なの
で、広い水量範囲に効率良く適用させるために、水車を
バイパスする配管と制御弁を設け水車入口弁のみなら
ず、該制御弁の両者を制御する場合がある。このような
場合に本発明の弁制御方法を採用すると制御弁の最適な
切り換え操作の自動化が可能となる。
【0014】また、水位変動の大きいダムからの揚水施
設において、ダム水位が高い時などには自然流下として
減圧弁で流量制御を行ない、水位の低い時にはポンプ加
圧に切り換えてポンプ吐出制御弁で流量制御を行なう必
要がある場合がある。この場合の弁切り換えに本発明の
弁制御方法を採用すると有効である。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の弁制御方法1を実施する流量又は
圧力制御システムの構成を示す図である。本流量又は圧
力制御システムは、主制御弁11と該主制御弁11に並
列に接続された副制御弁12を具備し、弁一次側より主
制御弁11及び副制御弁12を通って流れる流体はそれ
ぞれ負荷機器13、14を通って弁二次側へ流れる。
【0016】また、本流量又は圧力制御システムは各弁
の診断機能部15、各弁の最適切り換え制御機能部1
6、弁制御部17、18を具備し、弁制御部17は流量
制御機能部17−1及び弁開度制御機能部17−2を具
備し、弁制御部18は流量制御機能部18−1及び弁開
度制御機能部18−2を具備する。19は主制御弁11
及び副制御弁12に流れる液体流量を測定する流量計、
20は弁一次側の配管内圧を検出する圧力計、21は弁
二次側の配管内圧を検出する圧力計、22は圧力計21
の出力と圧力計22の出力から弁一次側の配管内圧と弁
二次側の配管内圧を検出する差圧計測部である。
【0017】流量計19で計測された弁一次側の流量の
測定信号は各弁の診断機能部15、各弁の最適切り換え
制御機能部16、弁制御部17の流量制御機能部17−
1にに入力される。また、差圧計測部22では、圧力計
20の出力と圧力計21の出力の差から弁一次側の配管
内圧と弁二次側の配管内圧の差圧を計測し、その計測差
圧信号を各弁の診断機能部15に入力する。
【0018】各弁の診断機能部15は流量計19からの
流量の測定信号及び差圧計測部22からの計測差圧信号
を基に、主制御弁11及び副制御弁12の特性(開度特
性、制御特性、キャビテーション特性等)、負荷機器1
3及び負荷機器14の損失特性、予め弁の最適制御範囲
を差圧−流量−開度線図上に求めておき(図2参照)、
主制御弁11及び副制御弁12の運転点が該最適範囲に
入るか否かを診断する。各弁の最適切り換え制御機能部
16は該診断結果に基づき、弁制御部17の弁開度制御
機能部17−2及び制御部18の弁開度制御機能部18
−2に信号を送り、主制御弁11及び副制御弁12の最
適切り換え制御を行なう。
【0019】上記構成の流量又は圧力制御システムにお
いて、先ず制御弁の制御可能範囲について説明する。図
2に示すように、流量−差圧線図において、一般に制御
弁の最適運転範囲(制御可能領域)は曲線OA、OB、
ABからなる3本の曲線で囲まれた領域となるが、各曲
線の求める方法を説明する。
【0020】曲線OAは制御可能な最小弁開度から決ま
る曲線で、制御弁以外の損失曲線で制御弁以外の損失曲
線(図2の曲線C)に最小弁開度における弁損失を差圧
DP方向に加えたものとなる。なお、制御弁の特性から
最小開度Zmin時の弁損失係数をζZminとすると、弁
損失HOAは下式となる。 HOA=ζZmin2/2g(Aq・m) ここで、v:制御弁内流速(m/sec)、g:重力加
速度(9.8m/sec2)なお、v=Q/(πD2
4)、Q:弁流量、D:口径(m)
【0021】曲線OBは制御可能な最大弁開度Zmax
から決まる曲線で、曲線OAと同様に求められる。最大
開度Zmax時の弁損失係数をζZmaxとして、弁損失H
OBは、 HOB=ζZmax2/2g(Aq・m) と表される。
【0022】曲線ABは制御弁のキャビテーション特性
から決まる曲線で、一般に制御弁には有害なキャビテー
ション発生の目安としてプロセス値から計算されるキャ
ビテーション係数K値が有る。 Kreq=(P2+10)/ΔH ここで、ΔH:弁損失(Aq・m)、P2:弁二次圧
(Aq・m) このKreqが、予め弁型式毎に示される許容値Kav
eより大きければ有害なキャビテーションの発生は無し
とする。Kreq≧Kaveを上式に代入して、 ΔH≦(P2+10)/Kave なお、Kaveは弁開度Zによって変わる場合も有る。
【0023】図2において、曲線Cは背圧を含む弁二次
側の損失曲線なので上式のP2の関係を示すことにな
る。従って、(P2+10)/Kaveが弁開度Zの時
に許される最大弁損失であり、これにP2を加えた曲線
Xが弁一次側の限界圧力を示す。制御可能開度Z毎に弁
開度特性から決まる曲線Dと、キャビテーションによる
弁一次限界圧力Xとの交点を求めて連ねた結果得られた
曲線が求める曲線ABとなる。
【0024】主制御弁11は弁開度制御機能部17−2
からの信号により、駆動部11−2で駆動され、その弁
開度は開度検出センサ11−3で検出され弁開度制御機
能部17−2及び各弁の最適切り換え制御機能部16に
フィードバックされる。また、副制御弁12は弁開度制
御機能部18−2からの信号により、駆動部12−2で
駆動され、その弁開度は開度検出センサ12−3で検出
され弁開度制御機能部18−2及び各弁の最適切り換え
制御機能部16にフィードバックされる。
【0025】図2は各制御弁(主制御弁11、副制御弁
12)毎の適正運転範囲と差圧−流量−開度の関係を示
す図である。曲線A−Oは弁制御可能最小開度から決ま
る曲線、曲線A−Bはキャビテーション限界から決まる
曲線、曲線B−0は弁制御可能最大開度から決まる曲線
であり、曲線A−O、曲線A−B及び曲線B−0で囲ま
れた範囲Gは制御弁適正動作範囲である。曲線Dはある
開度の時の弁損失特性であり、DP1はその時の差圧計
測部22で計測された差圧、P1は弁運転点、Q1は演
算される流量である。
【0026】各弁の診断機能部15は開度センサ11−
3、12−3からの各弁開度信号及び差圧計測部22か
らの計測差圧信号を基に、主制御弁11及び副制御弁1
2が主制御弁11及び副制御弁12の運転点が該最適範
囲Gに入るか否かを診断する。なお、図2に示す線図に
よれば、流量計19を用いずに、主制御弁11及び副制
御弁12の各弁を通過する流量を演算することも可能で
ある。また、主制御弁11及び副制御弁12の二次側が
自由水面に開放していれば、その水位と弁の一次圧から
差圧を計算してもよい。
【0027】図3は主制御弁11及び副制御弁12で流
量一定制御を行なう場合の各運転点を決める過程を示す
図である。ここでは、主制御弁11に最大流量を負担し
て、残りを副制御弁12で流すように割り振った例であ
る。同図において、曲線Eは主制御弁11が全開時の配
管特性、曲線Fは両弁全開時の配管特性を示す。G11
は主制御弁11の適正動作範囲、G12は副制御弁12
の適正動作範囲を示す。DP2は予備制御で求められた
必要差圧であり、Q2は制御流量目標値である。
【0028】なお、予備制御とは、本来の制御に先だっ
てプロセス特性を的確に把握するため行なうもので、一
方の弁を仮に設定された開度状態として他方の弁で予備
的に制御を行ない、最終的な合成運転点を見極めた上で
プロセスの目的に応じて各弁の最適配分開度を求め直
す。
【0029】制御弁切り換え制御方法には3つの方法が
ある。以下、各制御弁切り換え制御方法を説明する。
【0030】〔弁制御方法1〕この制御方法1は、主制
御弁11及び副制御弁12を流量一定制御や圧力一定制
御などプロセスの目的に応じた制御を行なっている際、
外乱などによるプロセスの変動に応じて弁開度を基に制
御対象とする制御弁(主制御弁11又は副制御弁12)
を順次切り換えるので、プロセスの変動に応じて主制御
弁11及び副制御弁12を開閉すると共に、制御対象の
制御弁(主制御弁11又は副制御弁12)を諸特性を加
味しながら最適に切り換えて行く。
【0031】例えば、水量の増加に応じて順次次の弁を
開いて行き、最初の制御弁(主制御弁11又は副制御弁
12)は全開状態として次の弁で制御を行なわせるので
ある。但し、一般に制御可能開度は全閉〜全開より狭い
範囲となるので、制御を他の制御弁(主制御弁11又は
副制御弁12)に受け渡す際には、若干開度を戻した
り、受け渡された制御弁の開度が充分に制限範囲に入っ
てから全開又は全閉にするなどの手順を踏むことにな
る。この制御方法は、制御範囲が大きく、容量の大きく
異なる主制御弁11と副制御弁12の組合せに特に有効
である。
【0032】〔弁制御方法2〕この制御方法は、上記制
御方法1のように制御対象となる制御弁(主制御弁11
又は副制御弁12)を順次切り換えるのではなく、制御
する制御弁はあくまで最初の制御弁(主制御弁11又は
副制御弁12)に固定しておき、プロセスの変動に応じ
て次の制御弁(主制御弁11又は副制御弁12)をその
制御可能な弁開度範囲において必要な開度だけ開いてバ
イパス量を加減し、最初の制御弁を最適な制御範囲に収
めるものである。
【0033】例えば、水量の増加に応じて順次次の制御
弁(主制御弁11又は副制御弁12)を必要開度だけ開
いて固定しておき、プロセスとして制御はあくまでも最
初の制御弁(主制御弁11又は副制御弁12)で行なわ
せる。但し、固定開度は、制御を行なう弁の開度と自ら
の弁の開度が適正な開度範囲に収まるように決定する。
この制御方法は、制御範囲が比較的小さく制御性の劣る
安価な制御弁と組合せられる場合に特に有効である。
【0034】〔弁制御方法3〕この制御方法は、上記制
御方法1、2のように流量や圧力などのプロセス情報に
よってフィードバック制御するのではなく、主制御弁1
1及び副制御弁12を含む配管系の特性から制御目標値
を実現するための弁開度を逆算し、各制御弁(主制御弁
11及び副制御弁12)を開度制御させるものである。
但し、配管特性を的確に把握するため、仮に設定された
開度状態で予め予備制御を行ない、最終的な運転点を見
極めた上でプロセスに応じた各制御弁(主制御弁11又
は副制御弁12)の最適配分水量を求め直す。
【0035】例えば、流量−制定制御を主制御弁11及
び副制御弁12の2台の制御弁で行なう際には、先ず一
方の制御弁(主制御弁11又は副制御弁12)を中間開
度に固定し他の弁で目的の流量を予備段階として行な
い、制御流量目標を実現するために必要な両弁の差圧を
求める。次に、この差圧と流量値で前記の各弁の診断機
能部15を用いて各制御弁(主制御弁11及び副制御弁
12)の最適な開度を逆算し、この開度を制御目標とし
て改めて両制御弁を開度制御する。この制御方法は、制
御流量目標値の設定変更など制御が大きく変化すると見
込まれる場合特に有効である。
【0036】以下、弁制御方法1乃至3を詳細に説明す
る。図4は弁制御方法1における主制御弁11と副制御
弁12の動作を示す図である。同図において、Zmは主
制御弁11の開度を、Zbは副制御弁12の開度をそれ
ぞれ示す。Zm3は主制御弁11の制御開度範囲の上限
を示し、Zm2は主制御弁11の開度をZm3からZm
2に絞るのに伴って生じる主制御弁11の減水量が、副
制御弁12を通過した場合、副制御弁12の開度Zbが
Zb1以上となる開度。Zm1は主制御弁11の開度が
Zm1になった時、副制御弁12の開度をZb2から全
閉にしても、主制御弁11の開度ZmがZm3以上とな
らない開度。
【0037】また、Zb1は副制御弁12の制限開度範
囲の下限を示し、Zb2は副制御弁12の開度ZbをZ
b1からZb2に開くのに伴って、主制御弁11の開度
が全開からZm3以下となる開度、Zb3は副制御弁1
2の開度がZb3となった時主制御弁11の開度Zmを
Zm2から全開にしても副制御弁12の開度ZbがZb
1以下とならない開度。
【0038】以下、弁制御方法1の動作を図5及び図7
に基づいて説明する。図5において、先ず副制御弁12
が全閉し(ステップST1)、主制御弁2の流量制御を
行なう(ステップST2)。主制御弁11の開度Zmが
Zm3以上かZm1以下かを判断し(ステップST
3)、Zm1以下の場合は後に詳述するように副制御弁
12の全閉処理を行ない(ステップST4)、前記ステ
ップST3に戻り、Zm3以上の場合は後に詳述するよ
うに主制御弁11を開度Zm2に固定し、副制御弁12
の流量制御処理を行なう(ステップST5)。
【0039】続いて副制御弁12の開度ZbがZb3以
上かZb1以下かを判断し(ステップST6)、Zb3
以上ある場合、主制御弁11を後に詳述するように全開
処理を行ない(ステップST7)、前記ステップST6
に戻り、Zb1以下の場合、後に詳述するように副制御
弁12をZb2に固定し、主制御弁11の流量制御を行
ない(ステップST8)、前記ステップST3に戻る。
【0040】図6(a)は前記ステップST3で主制御
弁11の開度ZmがZm3以上である場合、図6(b)
は主制御弁11の開度ZmがZm1以下の場合の処理の
流れを示す図である。主制御弁11の開度ZmがZm3
以上である場合、所定時間経過した後(ステップST1
1)、主制御弁11の流量制御を停止する(ステップS
T12)と、同時に副制御弁12の流量制御を開始する
(ステップST13)。前記ステップST12で主制御
弁11の流量制御を停止したら、次に主制御弁11を開
度Zm2まで閉じ(ステップST14)、続いて該主制
御弁11を開度Zm2で固定する。主制御弁11の開度
ZmがZm1以下である場合、所定時間経過した後(ス
テップST21)、副制御弁12を閉動作とし、全閉に
する(ステップST22、23)。
【0041】図7(a)は前記ステップST6におい
て、副制御弁12の開度ZbがZb1以下の場合、図7
(b)は副制御弁12の開度ZbがZb3以上の場合の
処理の流れを示す図である。副制御弁12の開度Zbが
Zb1以下の場合、所定時間経過した後(ステップST
31)、続いて副制御弁12の流量制御を停止する(ス
テップST32)と同時に、主制御弁11の流量制御を
開始する(ステップST33)。前記ステップST32
で副制御弁12の流量制御を停止した後、副制御弁12
の開度をZb2まで閉じ(ステップST34)、続いて
副制御弁12の開度をZb2で固定する(ステップST
35)。
【0042】また、副制御弁12の開度ZbがZb3以
上である場合、所定時間経過した後(ステップST4
1)、主制御弁42を全開とする(ステップST42、
43)。
【0043】次に弁制御方法2を図8及び図9を用いて
説明する。弁制御方法を実施する流量又は圧力制御シス
テムの構成は図1の弁制御部18の流量制御機能部18
−1が無いだけで他の構成は同一である。図8は制御弁
切り換え制御方法2における主制御弁11の開度Zm
1、Zm2、Zm3と副制御弁12の開閉動作を示す図
であり、図9は制御方法2の流れを示す図である。ここ
で、Zm3とZm1は主制御弁11の制御可能開度範囲
の上限と下限を示し、Zm2はZm1とZm3の間の開
度で、中央値等となる。
【0044】弁制御方法2は、主制御弁11の制御を開
始する(ステップST52)と共に、主制御弁11の開
度がZm3以上かZm1以下かを判断し(ステップST
53)、Zm3以上の場合(ステップST54)、所定
時間経過した後(ステップST55)、主制御弁11の
流量制御を継続し(ステップST57)、副制御弁12
を開度Zb1まで開く(ステップST58)。
【0045】続いて、所定時間経過した後(ステップS
T59)、主制御弁11の開度がZm2以下か否かを判
断し(ステップST60)、Zm2以下でない場合、Z
m2以下になるまで副制御弁12の開動作を行ない(ス
テップST61)、Zm2以下であったら所定時間経過
した後(ステップST62)、副制御弁12を停止し
(ステップST63)、前記ステップST53に戻る。
【0046】前記ステップST53において、主制御弁
11の開度Zmが主制御Zm1以下の場合(ステップS
T64)、所定時間経過した後(ステップST65)、
主制御弁11の流量制御を継続し(ステップST6
7)、副制御弁12の閉じ動作を行ない(ステップST
68)、続いて副制御弁12の開度がZb1以下か否か
を判断し(ステップST69)、Zb1以下の場合、副
制御弁12を全閉し(ステップST73)、前記ステッ
プST53に戻る。
【0047】前記ステップST69において副制御弁1
1の開度がZb1以下でない場合、続いて主制御弁11
の開度がZm2以上か否かを判断し、Zm2以上でない
場合前記ステップST68に戻り、Zm2以上の場合所
定時間経過した後(ステップST71)、副制御弁12
を停止し(ステップST72)、前記ステップST53
に戻る。
【0048】弁制御方法3を図3と図10を用いて説明
する。弁制御方法3を実施する流量又は圧力制御システ
ムの構成は図1と同一である。図10は制御弁切り換え
制御方法3の流れを示す図である。先ず、制御に先立っ
て制御流量目標値(図3のQ2を参照)Q2の設定変更
が行なわれる(ステップST80)。制御対象の制御弁
を選択し(ステップST82)、該選択された制御弁
(ここでは主制御弁11及び副制御弁12)の予備制御
の為の開度を、即ち主制御弁11の開度Zm及び副制御
弁12の開度Zbを演算して求める(ステップST8
1)。
【0049】続いて、該演算した上記弁開度Zm及びZ
bにより主制御弁11及び副制御弁12の開度制御を行
ない(ステップST83)、制御対象である主制御弁1
1又は副制御弁12による予備制御を行ない(ステップ
ST84)、所定時間経過した後(ステップST8
5)、差圧計測部22(図1参照)で計測された差圧値
を読み込む(ステップST86)と共に、主制御弁11
及び副制御弁12の最適線図(図3参照)を読み込み
(ステップST88)、これから、新運転点の検出と各
弁の最適開度を演算し、主制御弁11の最適開度Zmと
副制御弁12の最適開度Zbを求め、該最適開度Zm及
び最適開度Zbに基づいて主制御弁11及び副制御弁1
2の開度を制御する(ステップST89)。
【0050】並列に接続された2台の制御弁(主制御弁
11及び副制御弁12)で流量一定制御を行なう場合の
弁制御方法3の具体例を図2及び図3に基づいて説明す
る。この場合、プロセスの要求として一方の制御弁(主
制御弁11)での通過水量が制御可能開度範囲で最大と
することを制御目標の一つとする。
【0051】予備制御 流量一定目標値をQ2とし、この制御が達成された時の
弁差圧を予め検知するため、確実にQ2が流れるように
副制御弁12を大きめに開いて、主制御弁11のみで流
量制御を行なわせる。この時、両制御弁11,12の流
量分担は目標を無視しても良いので副制御弁12の開度
設定は、比較的容易である。こうして、検知された差圧
をDP2とする。
【0052】主制御弁11と副制御弁12の分担水量と
最適開度の決定 両制御弁の最適制御範囲が示された図2において、上記
予備制御で求められた運転点P0(DP2、Q2)を重
ね、P0の位置関係によって図11に従って、主制御弁
11と副制御弁12の両制御弁の分担流量を決定する。
【0053】図11において、先ず予備運転点P0が図
3における主制御弁11の領域G11の内側か外側かを
判断し(ステップST90)、内側の場合は副制御弁1
2を全閉として主制御弁11のみによる制御を行なう
(ステップST91)。主制御弁11の流量がQ2、主
制御弁11の差圧がDP2となった時(ステップST9
2)、この流量Qと差圧DP2から、図2(主制御弁1
1の線図)より主制御弁11の開度を逆算し(ステップ
ST93)、主制御弁11の開度を決定し副制御弁12
を全閉とする(ステップST94)。続いて両制御弁
(主制御弁11と副制御弁12)の開度制御を行なう。
【0054】また、前記ステップST90において、予
備運転点P0が主制御弁11の領域G11の外側にある
場合、主制御弁11と副制御弁12による制御を行なう
(ステップST95)。点Pと曲線E(主制御弁損失)
とから副制御弁12の流量Qbyを演算する(ステップ
ST96)。図2(副制御弁線図)に前記演算してQb
y、DP2の点を重ね、最適範囲G12の内側か外側か
を判断する(ステップST97)。最適範囲G12の内
側にある場合、図2より副制御弁12の開度を逆算して
求め(ステップST98)、副制御弁12の開度Zbを
逆算して求めた開度に決定し、主制御弁11を全開とす
る(ステップST99)。
【0055】前記ステップST97でQbyとDP2の
交点が最適範囲G12の外側(少水量側、G12の左
側)の場合、副制御弁12の流量Qbyを最小流量Qb
yminとし(Qby=Qbymin)、副制御弁12
の開度を逆算して求める(ステップST100)。主制
御弁11の流量をQ2−Qbyminとし、この値から
主制御弁11の開度を逆算して求め(ステップST10
1)、主制御弁11の開度を決定し、副制御弁12の開
度を最小とする(ステップST102)。続いて両制御
弁(主制御弁11と副制御弁12)の開度制御を行な
う。なお、ステップST97において、運転点がG12
の右側に逸脱する場合には、両弁で制御不能な領域であ
り、警報を発生する等して警告することになる。
【0056】上記実施例では並列に設置された主制御弁
11と副制御弁12の2台の場合を説明したが、図12
に示すように、3台以上の制御弁V1、V2、V3、・
・・・Vi・・・・Vnが並列に設置されている場合で
も、本発明の弁制御方法1は実施できる。図13はこの
場合の各制御弁の開度を示す図である。
【0057】図13において、Zib1は制御弁Viの
制御可能開度範囲の下限を示し、Zib2は制御弁Vi
の開度をZib1からZib2に開くのに伴って、制御
弁Vi−1の開度が全開からZi−1m3以下となる開
度、Zib3は制御弁Viの開度がZib3となった時
制御弁Vi−1の開度をZi−1m2から全開にしても
制御弁Viの開度がZib1以下とならない開度であ
る。各制御弁に対し開度m1,m2,m3と開度b1,
b2,b3を同時に設定する。上記複数の制御弁の中の
i番目(1≦i≦n)の制御弁Viに着目して、図5を
変形すると、図14に示すようになる。
【0058】図14は図12に示す複数の制御弁が並設
されたシステムにおける弁制御方法1の流れを示す図で
ある。図14において、先ず制御弁Viの弁開度Ziの
値がどうなっているかを調べ(ステップST110)、
弁開度ZiがZi<Zib1である場合、制御弁Vi−
1を制御し、制御弁Viを弁開度Zib2に固定する
(ステップS111)。弁開度ZiがZib3<Zi<
Zim1である場合、制御弁Viを制御し、制御弁Vi
−1を全開及び制御弁Vi+1を全閉とし(ステップS
112)、前記ステップST110に戻る。弁開度Zi
がZim3<Ziである場合、制御弁Vi+1を制御
し、制御弁Viを開度Zim2に固定する。
【0059】前記ステップST111に続いて制御弁V
i−1の弁開度Zi−1の値がどうなっているかを調べ
(ステップS114)、該弁開度Zi−1がZi−1<
Zi−1b1か、Zi−1b3<Zi−1<Zi−1m
1か、Zi−1m3<Zi−1かにより上記ステップS
T111乃至ST113の処理を行なう。即ち、ステッ
プST114においては、i=i−1と置き換えて、ス
テップST110に戻り、以下これを繰り返す。前記ス
テップST113に続いて制御弁Vi+1の弁開度Zi
+1の値がどうなっているかを調べ(ステップS11
5)、該弁開度Zi+1がZi+1<Zi+1b1か、
Zi+1b3<Zi+1<Zi+1m1か、Zi+1m
3<Zi+1かにより上記ステップST111乃至ST
113の処理を行なう。即ち、ステップST115にお
いて、i=i+1と置き換えて、ステップST110に
戻り、以下これを繰り返す。
【0060】弁制御方法2も、図15に示すように、1
台の主制御弁Vmに複数台の副制御弁V1、V2、・・
・、Vi−1、Vi、Vi+1、・・・Vn台を並設し
た場合も実施できる。図16は図15のシステムにおい
て弁制御方法を実施する場合の主制御弁Vmと副制御弁
Viの開度動作を示す図である。主制御弁Vmの弁開度
Zm1、Zm2、Zm3は図8の弁開度Zm1、Zm
2、Zm3に相当し、Zib1、Zib3は副制御弁V
iの制御可能開度の上下限値を示す。
【0061】図17は図15の示すシステムにおける弁
制御方法2の流れを示す図である。図17において、先
ず主制御弁Vmの弁開度ZmがZm3より大きいか、Z
m1より小さいか(Zm3<Zm<Zm1)を判断し
(ステップST120)、Zm>Zm3である場合、副
制御弁ViをZib1まで開く(ステップST12
1)、、続いて主制御弁Vmの弁開度ZmがZm2より
小さいか(Zm<Zm2)否を判断し(ステップST1
22)、Zm2より小さい場合副制御弁Viの開度制御
を停止する(ステップST123)。
【0062】前記ステップST122において、Zm2
より大きい場合は副制御弁Viを開動作とし(ステップ
ST124)、続いて副制御弁Viの開度ZiがZib
3より大きいか(Zi>Zib3)否かを判断し(ステ
ップST125)、小さい場合は前記ステップST12
2に戻り、大きい場合は副制御弁Viを全開とする(ス
テップST126)。続いて主制御弁Vmの弁開度Zm
がZm2より大きいか(Zm>Zm2)否を判断し(ス
テップST127)、大きい場合は前記ステップST1
23に移行し副制御弁Viの開度制御を停止し、小さい
場合は制御対象とする副制御弁Viを副制御Vi+1に
切り換えて(ステップST128)、前記ステップST
121からの弁開度制御を実行する。
【0063】一方、前記ステップST120において、
主制御弁Vmの弁開度ZmがZm1より小さい(Zm<
Zm1)場合、続いて副制御弁ViをZib3まで閉じ
る(ステップST130)。次に主制御弁Vmの弁開度
ZmがZm2より大きいか(Zm2<Zm)を判断し
(ステップST131)、大きい場合副制御弁Viの弁
開度制御を停止し(ステップST132)、小さい場合
は副制御弁Viを閉動作とする(ステップST13
3)。
【0064】続いて、副制御弁Viの弁開度ZiがZi
b1より小さいか(Zi<Zib1)を判断し(ステッ
プST134)、大きい場合は前記ステップST131
に戻り、小さい場合副制御弁Viを全閉とする(ステッ
プST135)。続いて、主制御弁Vmの弁開度Zmが
Zm2より大きいか(Zm2<Zm)を判断し(ステッ
プST136)、大きい場合前記ステップST132に
移行し副制御弁Viの開度制御を停止し、小さい場合は
制御対象とする副制御弁Viを副制御Vi−1に切り換
えて(ステップST137)、前記ステップST130
からの弁開度制御を実行する。
【0065】また、弁制御方法3においても、図12に
示すように、2台以上の複数の制御弁V1、V2、V
3、・・・・Vi・・・・Vnが並列に設置されている
場合、図3における構成線図を図18に示すように、制
御弁のn台分を合成すれば、そのままn台の制御弁を並
列に設置した場合に適用できる。
【0066】図11を例に説明する。図18で主制御弁
をV1、副制御弁をV2以降の合成された相等弁とすれ
ば、図11のステップST97で内側と判断された場
合、そのままスタートに戻し、次の制御弁V2の開度決
定を行なえば良い。更に、順次スタートに戻してゆけ
ば、V3以降の弁開度も決定される。一方、ある段階
(制御弁Viとする)で、ステップST97の外側と判
断された場合、ステップST100乃至ステップST1
02に従って制御弁Vi+1を最小開度、制御弁Vi+
2以降を全閉とすれば良い。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、上
記の機能を具備することにより下記のような優れた効果
が達成できる。 (1)流量や圧力範囲が複数の制御弁をまたがって変動
する場合にも、制御不能に陥ること無く、円滑に自動制
御が継続される。
【0068】(2)各制御弁の運転点を常に監視し、制
御特性やキャビテーション特性などが良好な範囲で運転
が行なわれるようにトータル制御されるので、制御弁の
寿命が延びると共に、有害な振動や騒音等の発生を最小
限に抑えることができる。又、最適範囲の決定要素に制
御弁単体の特性だけでなく、プロセス全体に及ぼす影響
も加味すれば全体プロセスの信頼性・操作性を向上させ
ることが可能となる(例えば、配管破裂時に予想される
急激な流量増加や圧力低下などを検知し緊急弁閉鎖を行
なう等)。
【0069】(3)上記に関連して、制御弁前後の差圧
と弁開度から流量を演算させることもできるので、高価
な流量計を設けずに個別流量を求められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弁制御方法を実施する流量又は圧力制
御システムの構成を示す図である。
【図2】1台の制御弁の流量−差圧線図である。
【図3】2台の制御弁を並列に設置した場合の流量−差
圧線図である。
【図4】本発明の弁制御方法1における主制御弁と副制
御弁の弁開度を説明する図である。
【図5】本発明の弁制御方法1の流れを示す図である。
【図6】本発明の弁制御方法1の流れを示す図である。
【図7】本発明の弁制御方法1の流れを示す図である。
【図8】本発明の弁制御方法2における主制御弁と副制
御弁の弁開度を説明する図である。
【図9】本発明の弁制御方法2の流れを示す図である。
【図10】本発明の弁制御方法3の流れを示す図であ
る。
【図11】本発明の弁制御方法3の流れを示す図であ
る。
【図12】複数台の制御弁を並列に設置したシステムの
概略構成を示す図である。
【図13】本発明の弁制御方法1における(制御弁が3
台以上設置されている場合)制御弁の弁開度を説明する
図である。
【図14】本発明の弁制御方法1の流れ(制御弁が3台
以上設置されている場合)を示す図である。
【図15】主制御弁に複数台の副制御弁を並列に設置し
たシステムの概略構成を示す図である。
【図16】本発明の弁制御方法2における(制御弁が3
台以上設置されている場合)主制御弁と副制御弁の弁開
度を説明する図である。
【図17】本発明の弁制御方法2の流れ(制御弁が3台
以上設置されている場合)を示す図である。
【図18】本発明の弁制御方法3における(制御弁が3
台以上設置されている場合)流量−差圧線図である。
【符号の説明】
11 主制御弁 12 副制御弁 13 負荷機器 14 負荷機器 15 各弁の診断機能部 16 各弁の最適切り換え制御機能部 17 弁制御部 17−1 流量制御機能部 17−2 弁開度制御機能部 18 弁制御部 18−1 流量制御機能部 18−2 弁開度制御機能部 19 流量計 20 圧力計 21 圧力計 22 差圧計測部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鳥海 和夫 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 滝田 茂雄 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列に設置された複数の制御弁を具備
    し、流体の流量や圧力範囲に応じてこれらの制御弁を制
    御する流量又は圧力制御システムにおいて、 前記各制御弁の諸特性、各制御弁が設置された配管上の
    損失特性から、予め制御弁の最適制御範囲を差圧−流量
    −開度線図上に求めておき、該流量又は圧力制御システ
    ムに取り付けられた差圧計と各制御弁の開度情報から決
    まる運転点が前記最適制御範囲内に入っているか否かを
    診断することを特徴とする流量又は圧力制御システムの
    弁診断方法。
  2. 【請求項2】 並列に設置された複数の制御弁を具備
    し、流体の流量や圧力範囲に応じてこれらの制御弁を制
    御する流量又は圧力制御システムの弁制御方法におい
    て、 前記各制御弁の制御限界から求められる弁開度を検知す
    ることにより、制御対象弁を順次切り換えることを特徴
    とする流量又は圧力制御システムの弁制御方法。
  3. 【請求項3】 並列に設置された複数の制御弁を具備
    し、流体の流量や圧力範囲に応じてこれらの制御弁を制
    御する流量又は圧力制御システムの弁制御方法におい
    て、 ある前記制御弁の制御範囲の最大限界から求められる設
    定弁開度を検知することにより、他の前記制御弁をその
    制御範囲を考慮しながら段階的に開又は閉動作すること
    を特徴とする流量又は圧力制御システムの弁制御方法。
  4. 【請求項4】 並列に設置された複数の制御弁を具備
    し、流体の流量や圧力範囲に応じてこれらの制御弁を制
    御する流量又は圧力制御システムの弁制御方法におい
    て、 前記流量又は圧力制御システムの緒特性や前記複数の制
    御弁の諸特性を加味し、前記複数制御弁の制御の受け持
    つ領域を予め記憶し、該運転点から各制御弁の最適開度
    を演算して求め、該最適開度で各制御弁を制御すること
    を特徴とする流量又は圧力制御システムの弁制御方法。
JP31922694A 1994-11-28 1994-11-28 流量又は圧力制御システムの弁診断方法及び弁制御方法 Pending JPH08152919A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013088946A (ja) * 2011-10-14 2013-05-13 Horiba Stec Co Ltd 流量制御装置、流量制御装置に用いられる診断装置及び診断用プログラム

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