JPH08152426A - 液体クロマトグラフィ装置 - Google Patents

液体クロマトグラフィ装置

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JPH08152426A
JPH08152426A JP8831995A JP8831995A JPH08152426A JP H08152426 A JPH08152426 A JP H08152426A JP 8831995 A JP8831995 A JP 8831995A JP 8831995 A JP8831995 A JP 8831995A JP H08152426 A JPH08152426 A JP H08152426A
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separation
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JP8831995A
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Osamu Shirota
修 城田
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/04Preparation or injection of sample to be analysed
    • G01N30/06Preparation
    • G01N30/08Preparation using an enricher

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  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は被測定試料を濃縮処理する濃縮用カラ
ムを具備する液体クロマトグラフィ装置に関し、測定効
率及び測定精度の向上を図ることを目的とする。 【構成】複数の濃縮用カラム30,31 と、溶媒に混在する
被測定試料を分離する分離カラム16と、被測定試料を溶
媒と共に濃縮用カラム30,31 或いは分離用カラム16に供
給する流路制御手段21,22,22a,14x と、分離用カラム16
で分離された被測定試料を分析処理する検出装置16とを
設けており、上記濃縮用カラム30,31 を複数本設けると
共に、この濃縮用カラム30,31 の内少なくともひとつが
が分離カラム16の内径寸法よりも大な夫々異なる内径寸
法を有する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体クロマトグラフィ装
置に係り、特に被測定試料を濃縮処理する濃縮用カラム
を具備する液体クロマトグラフィ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液体クロマトグラフィ装置は化学物質を
分離・定量する化学分析手段として広く使われている。
特に、内径が1〜2mmのセミミクロカラムを使った液
体クロマトグラフィ装置は高感度、高分解能および高精
度な分析結果を提供できる利点を有しており、活発な研
究がなされている。
【0003】図8は、従来における液体クロマトグラフ
ィ装置の一例を示している。同図に示される液体クロマ
トグラフィ装置は、オートサンプラー1と六方弁として
構成される6バルブ−スイッチングバルブ(以下、スイ
ッチングバルブという)2との間に一次分離を行う濃縮
用カラム3が配設されている。この濃縮用カラム3は、
内部にカラム充填剤が充填されており、この濃縮用カラ
ム3においてオートサンプラー4から供給される被測定
試料は濃縮される。
【0004】また、オートサンプラー1の内部には、被
測定試料をスイッチングバルブ2を介して分離用カラム
4に送り出すために、各種バルブ,シリンジ,及びこれ
らの構成要素と共に機能する他の構成要素が組み込まれ
た構成となっている。更に、ポンプ5A及びポンプ5B
は、スイッチングバルブ2と協働して被測定試料を濃縮
用カラム3,分離用カラム4及び検出器6に供給する被
測定試料供給システムを構成する。
【0005】図8に示される構成によれば、被測定試料
はポンプ5Aにより供給される溶媒(移動相A)と共に
オートサンプラー1から濃縮用カラム4に送られ濃縮処
理が行われる。そして、濃縮用カラム4において濃縮さ
れた被測定試料は、ポンプ5Bにより供給される溶媒
(移動相B)と共に分離処理を行うために分離用カラム
4に供給される。この際、移動相Aと移動相Bの切り換
えは、先に述べたスイッチングバルブ2により行われ
る。
【0006】搬送された被測定試料は分離用カラム4に
おいて分離され、検出器6において被測定試料に対して
所定の分析処理が行われる。また、上記構成とされた液
体クロマトグラフィ装置は、分析処理の制御を行うため
にコンピューターにより構成されるコントローラー7を
具備している。このコントローラー7は、オートサンプ
ラー1,スイッチングバルブ2,及びポンプ5A,5B
の駆動制御を行う。
【0007】続いて、コントローラー7の制御処理によ
り実施されるスイッチングバルブ2の切り換え動作につ
いて説明する。スイッチングバルブ2はコントローラー
7の制御処理により、液体クロマトグラフィ装置内に形
成される被測定試料の流路を第1の状態と第2の状態と
に切り換え処理を行う。
【0008】スイッチングバルブ2が第1の状態となっ
ている時、ポンプ5Aの発生するポンプ圧によりオート
サンプラー1から移動相Aと共に圧送される被測定試料
は、濃縮用カラム3を通過した後にスイッチングバルブ
2に供給され、更に被測定試料は図中実線で示されるラ
インに沿って図示されない廃液貯蔵槽に向け進んでゆ
く。この際、被測定試料に含まれる分析対象となる物質
のみが濃縮用カラム3に捕獲され濃縮処理される。ま
た、同時に移動相Bもポンプ5Bの発生するポンプ圧に
よりスイッチングバルブ2に供給され、図4に実線で示
すラインに沿って分離用カラム4及に向け流れる構成と
なっている。
【0009】一方、コントローラー7の制御処理により
スイッチングバルブ2が第2の状態となると、濃縮用カ
ラム3において濃縮された被測定試料は、分析を行うた
めに図8に破線で示すラインに沿って流れ分離用カラム
4に供給される。一方、ポンプ5Bから供給される移動
相Bは、図中破線で示されるラインに沿って図示しない
廃液貯蔵槽に流出される構成となっている。
【0010】ここで濃縮用カラム3に注目する。濃縮用
カラム3の内部にはカラム充填剤が充填されており、試
料溶液はこのカラム充填剤により濃縮処理が行われる。
従来、この濃縮用カラム3は液体クロマトグラフィ装置
に1個配設されたものが一般的であり、またその内径寸
法は上記のように1〜2mmのセミミクロカラムを使っ
たものが殆どであった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、濃縮用カラ
ムの内径寸法は、一般に用いられているセミミクロカラ
ム(内径寸法1〜2mm)よりも小さい方がより良好な
特性を示すことが知られている。ここで、内径が1mm
未満の小口径カラムをマイクロカラムと定義すると、こ
のマイクロカラムに関する文献は種々報告されている。
【0012】この文献としては、例えば(1)R.P.Scott,a
nd P.J.Kucera, "J.Chromatogr.,125(1978)271" 、(2)
T.Tsuda, and M.Novotny,"Anal.Chem.50(1978)632" 、
(3)D.Ishii,K.Asai,K.Hibi,T.Janokuchi,and M.J.Nagay
a,"J.Chromatogr.,124(1977)157"、(4)M.Novotny,"Ana
l.Chem.60(1988)500A等が挙げられる。
【0013】これら一連の報告では、マイクロカラムを
用いることの一般的な利点として、(1) 高理論段数、
(2) 濃度感応形検出器を用いた場合の濃縮効果による応
答の増大、(3) 質量分析計等の溶媒除去を要する機器へ
の接続の容易さ、(4) 溶媒消費量の節減等が挙げられて
いる。
【0014】しかるに、上記のように優れた利点を有す
るマイクロカラムを用いた液体クロマトグラフィ装置が
現在でも一般に用いられていない理由は、本発明者の考
察では、マイクロカラムを用いた液体クロマトグラフィ
装置では、保持時間の管理に不可欠な流量モードの流量
安定性が劣る点、またカラム安定性が汎用サイズのカラ
ム(セミミクロカラム)を用いた場合に比べて劣る点に
あると思われる。
【0015】また、いまひとつのマイクロカラムを用い
た液体クロマトグラフィ装置の根本的な問題として、分
析を行おうとする分析試料調製のディメンジョン(数十
から数百マイクロリッター)とマイクロカラムを用いた
液体クロマトグラフィ装置の試料注入量(数マイクロリ
ッター)とでディメンジョンの不一致がある。マイクロ
カラムを用いた液体クロマトグラフィ装置は微小の試料
注入量にて分析を行うが、試料溶液中の分析対象物の濃
度が極端に低い場合、調製された溶液の殆どを分析に供
したいという願望が測定者には生じる。しかるに、従来
構成のマイクロカラムを用いた液体クロマトグラフィ装
置では、この要望に答えることができなかった。
【0016】更に、前記した図8に示す液体クロマトグ
ラフィ装置において、分離用カラム4としてセミミクロ
カラム(内径が1〜2mm)を用いた場合と、マイクロ
カラム(内径が1mm未満)を用いた場合とにおける試
料溶液の流速について考察すると、分離用カラム4とし
てセミミクロカラムを用いた場合の流速は 1.0ml/m
in程度であるのに対し、マイクロカラムを用いた場合
には内径寸法が小さくなるため流速は最大で 0.2ml/
min程度と遅くする必要が生じる。
【0017】試料溶液の流速は、上記のように分離用カ
ラム4の径寸法が小さくなるほど遅くなる傾向を有す
る。従って、単に大径を有する濃縮用カラム3と小径を
有する分離用カラム4とを連通させた構成では測定に要
する時間が長くなり、効率的な測定処理を行うことがで
きなくなってしまう。
【0018】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、測定感度及び測定効率の向上を図った液体クロマ
トグラフィ装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明になる液体クロマトグラフィ装置では、溶媒
と共に供給される該被測定試料を濃縮処理する複数の濃
縮用カラムと、上記溶媒に混在する被測定試料を分離す
る分離用カラムと、ポンプから上記溶媒を供給されると
共に試料注入手段より被測定試料を供給され、この被測
定試料を溶媒と共に上記濃縮用カラム或いは分離用カラ
ムに供給する流路制御手段と、上記分離用カラムで分離
された被測定試料が供給されると共に、供給された該被
測定試料を分析処理する検出手段とを設けており、上記
濃縮用カラムを複数配設し、この複数の濃縮用カラムの
内少なくともひとつは分離用カラムの内径寸法よりも大
なる内径寸法を有する構成としたことを特徴とするもの
である。
【0020】
【作用】液体クロマトグラフィ装置を上記構成とするこ
とにより、被測定試料を種々の内径寸法を有する濃縮用
カラムにより濃縮処理を行うことが可能となる。このよ
うに、分離用カラムに被測定試料を導入する前におい
て、複数の濃縮用カラムへ被測定試料を導入て濃縮処理
を行うことにより、被測定試料の流速低下を最小限に留
めることが可能となり、測定時間の短縮を図ることが可
能となる。
【0021】また、複数の濃縮用カラムにより濃縮処理
が行われることにより、被測定試料の濃縮効率は向上す
る。このため、検出手段により行われる測定処理は最終
段の濃縮用カラムで濃縮された濃縮密度の高い被測定試
料にて行われるため、測定感度を向上させることができ
る。
【0022】更に、上記のように濃縮密度が向上するこ
とにより被測定試料の安定化を図ることができ、かつ上
記のように測定時間の短縮が図られるため、分離用カラ
ムとして内径寸法が1〜2mmのいわゆるセミミクロカ
ラムを用いることが可能となり、(1) 高理論段数、(2)
濃度感応形検出器を用いた場合の濃縮効果による応答の
増大、(3) 質量分析計等の溶媒除去を要する機器への接
続の容易さ、(4) 溶媒消費量の節減等のセミミクロカラ
ムを用いることによる効果を享受することができる。
【0023】
【実施例】次に本発明の実施例について図面と共に説明
する。図1乃至図3は、本発明の第1実施例である液体
クロマトグラフィ装置の全体構成図である。
【0024】液体クロマトグラフィ装置は複数の試料容
器21aを形成された試料保持部21を有し、各試料容
器21aには被測定試料が保持される。この各々の試料
容器21aは典型的には約200μlの容量を有してい
る。また、試料注入管22はロボット22aにより移動
自在に保持されており、ロボット22aの動作により試
料注入管22が位置P1 に移動され、続いて下降動作す
ることにより試料注入管22は複数ある試料容器21a
の内、選択された一つの試料容器21aに挿入される。
【0025】この試料注入管22は細管形状を有し、ま
たその材質は例えば腐食に強いステンレスが選定されて
いる。この試料注入管22は、ダイフロン,テフロン等
よりなる樹脂パイプ32及び継手15aを介してシリン
ジ15が接続されている。このシリンジ15は図示しな
いシリンジ駆動装置により駆動される構成とされてお
り、このシリンジ15が駆動されることにより選択され
た試料容器21aから試料注入管22に試料溶液30が
吸入される。
【0026】また、図中14で示すのは六方弁として構
成される第1の切り換えバルブであり、この第1の切り
換えバルブ14には第1の濃縮用カラム30(以下、M
Fカラムという),第2の濃縮用カラム31(以下、中
間カラム),試料注入管22の先端を受け入れる端部1
4x,試料溶液から被測定試料を分離する分離用カラム
16,第2の溶媒(移動相)を圧送するBポンプ11,
廃液を収集する廃液溜め18等が接続されている。
【0027】MFカラム30は、被測定試料と第1溶媒
(移動相)とが混在する試料溶液から被測定試料を分離
し濃縮する第1次分離処理を行うものである。このMF
カラム30は、その内径寸法が4mmと比較的大なる内
径寸法を有し、その長さは比較的短い10mmとされ、
更に内容積は200マイクロリットル程度とされてい
る。また、MFカラム30の内部には被測定試料を濃縮
するためのカラム充填剤が充填されている。
【0028】上記のように、第1次分離処理を行うカラ
ムとして上記のように短い寸法であるMFカラム30を
用いることにより、物質の定量を行うのに必要な論理段
数(分離効率の指標)は得られないものの、例えば繰り
返し供雑物の多い生体試料液を注入した際の圧力増加を
緩和する点で大きな効果を奏する。尚、MFカラム30
における溶媒(移動相溶媒)の流速は例えば0.5 〜1.0m
l/nin に設定されている。
【0029】また、中間カラム31は、MFカラム30
により第1次分離処理が行われた試料溶液から被測定試
料を更に分離し濃縮する第2次分離処理を行うものであ
る。この中間カラム30は、その内径寸法が2.0m
m,長さが35mmとされている。また、中間カラム3
0の内部にも被測定試料を濃縮するためのカラム充填剤
が充填されている。尚、中間カラム31における溶媒
(移動相)の流速は例えば0.25ml/ninに設定されてい
る。
【0030】また、後に詳述するように、MFカラム3
0と中間カラム31は、各カラム30,31が連通され
た状態において、試料溶液の流れ(Aポンプ25に付勢
された流れ)に対して上流側にMFカラム30が、下流
側に中間カラム31が配設されるよう構成されている。
また、上記説明から明らかなように、試料溶液の流れに
対して上流側に配設されたMFカラム30の内径寸法
は、試料溶液の流れに対して下流側に配設された中間カ
ラム31の内径寸法よりも大きくなるよう設定されてい
る。
【0031】また、端部14xは被測定試料の注入口と
なる部位であり、試料注入管22内に採取された被測定
試料は、試料注入管22を端部14x内に挿入し再びシ
リンジ15を操作することにより端部14x内に注入さ
れる。この際、試料注入管22はロボット22aにより
端部14xに対応した位置P 2 に水平移動され、続いて
鉛直方向に移動することにより端部14x内に挿入され
る。また、試料注入管22から注入された試料溶液は、
第1の切り換えバルブ14が図2及び図3に示される状
態の時にMFカラム30から中間カラム31内に順次供
給され、濃縮処理が行われる構成となっている。
【0032】分離用カラム16は試料溶液から被測定試
料を分離するものであり、この分離用カラム16で分離
された被測定試料は検出器17に搬送されて所定の測定
が行われる。分離用カラム16は、例えばその内径寸法
が1.0mm,長さが250mmとされたマイクロカラ
ムを用いている。また、分離用カラム16の内部には被
測定試料を溶媒から分離するためのカラム充填剤が充填
されている。
【0033】このように、分離用カラム16として内径
寸法が小さなマイクロカラムを用いることにより、本実
施例に係る液体クロマトグラフィ装置では、(1) 高理論
段数、(2) 濃度感応形検出器を用いた場合の濃縮効果に
よる応答の増大、(3) 質量分析計等の溶媒除去を要する
機器への接続の容易さ、(4) 溶媒消費量の節減等のマイ
クロカラム特有の効果を享受することができる。
【0034】上記構成とされた分離用カラム16は、第
1の切り換えバルブ14が図1に示される状態の時に中
間カラム31と接続される。中間カラム31と分離用カ
ラム31が連通された状態において、試料溶液の流れ
(Bポンプ11に付勢された流れ)に対して上流側に中
間カラム31が、下流側に分離用カラム16が配設され
るよう構成されている。
【0035】また、上記説明から明らかなように、試料
溶液の流れに対して上流側に配設された中間カラム31
の内径寸法は、試料溶液の流れに対して下流側に配設さ
れた分離用カラム16の内径寸法よりも大きくなるよう
設定されている。一方、本実施例に係る液体クロマトグ
ラフィ装置では、検出器17の試料出口に六方弁として
構成される第2の切り換えバルブ23が接続されてい
る。この第2の切り換えバルブ23は、分離用カラム1
6で分離され検出器17で検出された後排出される被分
離試料を、廃液溜め18と試料注入管22のいずれか一
方に選択的に供給する機能を奏する。図1及び図2に示
す状態では、検出器17から排出される被分離試料は矢
印で示すように廃液溜め18に送られる。
【0036】一方、被分離試料を試料注入管22に給送
する場合には、図3に示されるように、試料はシリンジ
15に設けられた継手15a中に形成された流路15b
を通って試料注入管22に供給される。流路15bは、
シリンジ15から供給された試料であろうとも、また第
2の切換バルブ23から供給された試料であろうとも、
いずれも前記試料注入管22に送られるようにT字型に
形成されている。
【0037】また、図中24で示すのは内部に第1の溶
媒(移動相溶媒)が装填された容器であり、この容器2
4に装填された第1の溶媒はAポンプ25により第2の
切換バルブ23を会して流路15b,試料注入管22に
供給させるよう構成されている。また、容器24に装填
された第1の溶媒は、分離用カラム16およびこれに協
働する配管系を洗浄する洗浄液としても機能する。
【0038】図1及び図2に示す状態では、第1の溶媒
は洗浄液として機能しており、この第1の溶媒は継手1
5aを経て試料注入管22に送られこれを洗浄する。試
料注入管22を洗浄する場合には、ロボット22aは針
22を位置P1 やP2 とは異なった廃液回収位置(図示
せず)に移動させる。
【0039】図3は、図1の装置において第2の切り換
えバルブ23が回動した状態を示している。図示の状態
では、検出器17から排出される被分離試料は矢印に沿
って第2の切換バルブ23を通過し、継手15a中の流
路15bを経て針22に送られる。一方、容器24から
の第1の溶媒は第2の切り換えバルブ23において阻止
される。
【0040】その結果、ロボット22aにより、試料注
入管22を試料保持部21上の適当な試料容器21aに
対応する位置に移動させることにより、検出器17から
排出された被分離試料を試料容器21a中に回収するこ
とが可能になる。続いて、上記構成とされた液体クロマ
トグラフィ装置の測定時における動作について説明す
る。
【0041】液体クロマトグラフィ装置を用いて試料分
析測定を行うには、先ず第1の切り換えバルブ14を図
1に示される状態に切り換えると共に、Aポンプ25を
起動する。また、試料注入管22を移動させて被測定試
料を採取すると共に、試料注入管22を端部14x内に
挿入する。これにより、被測定試料は容器24内に装填
されている第1の溶媒(移動相溶媒)と共にMFカラム
30に導入される。この際、Aポンプ25を制御するこ
とにより第1の溶媒の流量は0.5ml/min となるよう構成
されている。
【0042】前記したように、MFカラム30には被測
定試料を濃縮するためのカラム充填剤が充填されてい
る。このため、導入された被測定試料は、MFカラム3
0において被測定試料と第1溶媒とが混在する試料溶液
から被測定試料を分離し濃縮する。また、分離された第
1の溶媒は逐次廃液溜め18に排出される。これによ
り、MFカラム30には濃縮された被測定試料が蓄積さ
れた状態となる。以上が第1次分離の処理である。
【0043】上記のMFカラム30による第1次分離の
処理が終了すると、第1の切り換えバルブ14は図2に
示される状態に切り換えられる。この状態においても、
試料注入管22は端部14x内に挿入された状態を維持
しており、従って第1の溶媒はAポンプ25に付勢され
て端部14xを会してMFカラム30に流入する。この
際、Aポンプ25を制御することにより第1の溶媒の流
量は0.25ml/minとなるよう構成されている。
【0044】この図2に示される状態では、MFカラム
30は中間カラム31と直列状態に接続された構成とな
っているため、MFカラム30内に蓄積された被測定試
料は中間カラム31に流入し、この中間カラム31で再
び濃縮処理が行われる。即ち、中間カラム31 では、M
Fカラム30から流入する被測定試料と第1溶媒とが混
在する試料溶液から被測定試料を分離し濃縮する。ま
た、分離された第1の溶媒は逐次廃液溜め18に排出さ
れる。これにより、中間カラム31には濃縮された被測
定試料が蓄積された状態となる。以上が中間カラム31
による分離処理(中間分離処理という)である。
【0045】上記のように中間分離処理が終了すると、
第1の切り換えバルブ14を再び図1に示される状態に
切り換えると共に、Bポンプ26を起動する。これによ
り、Bポンプ26に接続された容器26内に装填されて
いる第2の溶媒(移動相溶媒)は中間カラム31に導入
される。この際、Aポンプ25を制御することにより第
2の溶媒の流量は0.1ml/min となるよう構成されてい
る。
【0046】この図1に示される状態では、中間カラム
31は分離用カラム16と直列状態に接続された構成と
なっているため、中間カラム31内に蓄積された被測定
試料は分離用カラム16に流入し、この分離用カラム1
6で試料溶液から被測定試料が分離される(本分離処理
という)。分離用カラム16で分離された被測定試料は
検出器17に送られ分析処理が行われる。
【0047】図4は、本発明の第2実施例である液体ク
ロマトグラフィ装置を示す全体構成図である。本実施例
に係る液体クロマトグラフィ装置は、図8を用いて説明
した従来構成の液体クロマトグラフィ装置と同様に、オ
ートサンプラー41、六方弁として構成される6バルブ
−スイッチングバルブ(以下、スイッチングバルブとい
う)42、第1の濃縮用カラム(以下、MFカラムとい
う)43、分離用カラム45、及び検出器46,ポンプ
47,48等を有した構成とされている。
【0048】また、本実施例に係る液体クロマトグラフ
ィ装置は、図8に示される従来構成の液体クロマトグラ
フィ装置に対し、第2の濃縮用カラム(以下、中間カラ
ムという)44が配設されていることを特徴とする。こ
の中間カラム44はスイッチングバルブ42の切り換え
動作により、後述するようにMFカラム43或いは分離
用カラム45と選択的に連通するよう構成されている。
【0049】また、MFカラム43は、例えばその内径
が1〜4mmであり、またその長さは10〜50mmで
あり比較的短い寸法とされている。この構成とすること
によ、MFカラム43は約200マイクロリットルの容
積を有することとなる。この容積を有するMFカラム4
3の内部には、被測定試料を濃縮するための充填物質が
詰められている。
【0050】上記のようにMFカラム43として短い寸
法のカラムを用いることにより、物質の定量を行うのに
必要な論理段数(分離効率の指数)は得られないもの
の、例えば繰り返し供雑物の多い生体試料液を注入した
際の圧力増加を緩和する点で大きな効果を奏する。尚、
MFカラム43における溶媒(移動相溶媒)の流量は例
えば0.5 〜1.0ml/min に設定されている。
【0051】また、中間カラム44は、MFカラム43
により第1次濃縮(分離)処理が行われた試料溶液を更
に分離し濃縮する第2次濃縮(分離)処理を行うもので
ある。この中間カラム44は、その内径寸法が2.0m
m,長さが35mmとされている。また、中間カラム4
4の内部にも被測定試料を濃縮するためのカラム充填剤
が充填されている。
【0052】また、MFカラム43と中間カラム44
は、各カラム43,44が連通された状態において、試
料溶液の流れに対して上流側にMFカラム43が、下流
側に中間カラム44が配設されるよう構成されている。
また、図4に示されるように、試料溶液の流れに対して
上流側に配設されたMFカラム43の内径寸法は、試料
溶液の流れに対して下流側に配設された中間カラム44
の内径寸法よりも大きくなるよう設定されている。
【0053】上記構成とすることにより、オートサンプ
ラー41から圧送された試料溶液は各コラム43,44
を順次通り、夫々において濃縮処理が行われる。各カラ
ム43,44において濃縮処理が終了すると、試料溶液
は抽出処理を行うため分離用カラム45に供給される。
この分離用カラム45は試料溶液から被測定試料を分離
するものであり、この分離カラム45で分離された被測
定試料は検出器46に搬送されて所定の測定が行われ
る。分離カラム45は、例えばその内径寸法が1.0m
m,長さが250mmとされたマイクロカラムを用いて
いる。
【0054】このように、分離コラム45としてマイク
ロカラム或いはセミマイクロカラムを用いた液体クロマ
トグフィ装置に複数(本実施例では2個)の濃縮用コラ
ム43,44を設け、また複数の濃縮用コラム43,4
4の内の少なくとも一つが分離コラム45に対して大き
な径寸法を有する構成とすることにより、優れた分析特
性を得ることができる。
【0055】続いて、上記構成とさたれ液体クロマトグ
フィ装置の動作について説明する。まず、スイッチング
バルブ42が図5(A)に示される状態にセットされて
いる場合の動作について説明する。この状態では、中間
カラム44は分離カラム45と連通した状態となってい
る。従って、オートサンプララー41により被測定試料
溶液は、MFカラム43に向け供給される。この際、ポ
ンプ47は移動相Aを流量0.5 〜1.0ml/min で圧送す
る。MFカラム43では、測定を行おうとする目標物質
のみが捕集され、測定に不要な他の混入物は補集される
ことなく通過する。
【0056】また図5(A)に示される状態では、移動
相Bは中間カラム44及びその先に接続された分離コラ
ム45に供給される。しかるに、この状態において目標
となる被測定物質が分析処理されることはない。一方、
図5(A)に示される状態において、目標となる被測定
物質がMFカラム43から溶け出し始めると、図示しな
いコントローラーの制御動作によりスイッチングバルブ
42は図5(B)に示される状態に切り替わる。
【0057】この状態において、MFカラム43におい
て一次的に濃縮処理された被測定物質は溶け出し、そし
て移動相Aにより中間カラム44に供給される。この中
間カラム44においても測定に不要な混入物質は通り抜
け、目標となる被測定物質のみの濃縮処理が行われる。
また、図5(B)に示される状態では、移動相Bは単に
分離コラム45を通過するのみであり、濃縮処理が行わ
れることはない。
【0058】上記処理が終わると、スイッチングバルブ
42は再び図5(A)に示される状態に戻る。この状態
において、中間カラム44で濃縮された被測定物質は、
中間カラム44から分離カラム45に向け移動してゆ
く。図5(A)から図5(B)へのスイッチングバルブ
42の切換操作において、中間カラム44に過剰な圧力
上昇が発生するのを避けるためにはポンプ25の流量を
変更することが必要である。そこで、本実施例において
は、中間カラム44として内径が1.0 〜4.0mm で長さが
50mm以下のものを用いることにより、0.1 〜0.5ml/min
という比較的高い流量を保持する構成とした。これによ
り、ポンプ47の流量減少に起因して生じる望ましくな
い分析時間の増大を有効に無くすことができ、よってク
ロマトグラフィ処理における処理時間の短縮を図ること
ができる。
【0059】図5(A)及び図5(B)に示される各状
態に切り換え処理を行う液体クロマトグラフィ装置にお
いて、上記流量はミクロ或いはセミミクロカラムの内径
により決めることができる。尚、図7は上記流量と分離
カラム45のカラム径との関係の一例を示している。
【0060】上記した図4に示す液体クロマトグラフィ
装置を使用することにより、各カラム43,44を用い
た被測定試料の濃縮処理が短縮され、よって大量の被測
定試料に対するマイクロカラム或いはセミマイクロカラ
ムを用いた分析処理を短時間で行うことが可能となり、
よって測定に要する時間を大幅に短縮することができ
る。
【0061】上記した第1実施例及び第2実施例に係る
液体クロマトグラフィ装置の構成説明において述べた一
連の動作を行うことにより、被測定試料に対する分析処
理が行われる。ここで、上記した各実施例に係る液体ク
ロマトグラフィ装置(以下、3カラムシステムという)
において分析処理を行うのに要する処理時間について、
従来の二つのカラムを用いて分析処理を行う構成の液体
クロマトグラフィ装置(以下、2カラムシステムとい
う。尚、図8参照)と対比して説明する。
【0062】3カラムシステムにおけるMFカラム3
0,43の溶媒(移動相A)の流量は前記のように約0.
5ml/min である。従って、MFカラム30,43で1分
間被測定試料の採取を行うと、続く中間カラム31,4
4には0.5ml の試料溶液が送られることとなる。中間カ
ラム31,44として、例えば内径寸法2.0mm,長
さ35mm,溶媒の流量0.25ml/minのものを用いると、
MFカラム30,43からの0.5ml の試料溶液の濃縮は
約2分で終了する。中間カラム31,44の死体積はこ
の場合0.06ml程度であるため、分離カラム16,45と
して内径1mmのものを用いた場合には、約1分強にて
分離カラム16,45への試料溶液の移動は完了する。
【0063】これに対し、2カラムシステムにおいて
は、濃縮用カラム3の構成は各実施例に係るMFカラム
30,43と略同様で溶媒(移動相A)の流量は前記の
ように0.5ml/min であるが、この濃縮用カラム3を直接
内径1mm程度の分離用カラム4に接続すると、分離用
カラム4の溶媒の流量が急激に低減する。このため、本
発明者の実験では濃縮用カラム3で濃縮された試料溶液
を全て分離するのに内径1mmのもので約10分,内径
が0.8mmのもので約25分の時間が必要となる。
【0064】よって、上記した第1及び第2実施例に係
る液体クロマトグラフィ装置(3カラムシステム)を用
いることにより、2カラムシステムに比べて7分から2
0分の測定時間の短縮を図ることができる。また、各実
施例に係る液体クロマトグラフィ装置(3カラムシステ
ム)では、分離用カラム16,45に流入する試料溶液
の容量は、中間カラム31,44の死体積に相当し、そ
の量は極小量となる。このことは、分離用カラム16,
45で行われる被測定試料の分離処理において分離用カ
ラム16,45の安定化に寄与することになる。
【0065】尚、本実施例に係る液体クロマトグラフィ
装置(3カラムシステム)では、溶媒(移動相)を2種
類用い、これに伴い溶媒を搬送付勢するために2台のポ
ンプ11,25,47,48を用いた構成としている。
このため、上記したMFカラム30,43により第1分
離処理を実行している時に、分離カラム16,45及び
中間カラム31,44に第2の溶媒(移動相B)を供給
することができるため、よって中間分離処理が終了後、
第1の切り換えバルブ14或いはスイッチングバルブ4
2が切り替わり本分離処理時に移行しても、分離カラム
16,45を早期に安定化させることができる。このよ
うに、分離カラム16,45を早期に安定化させること
ができることにより、ピーク波形の乱れがなくなり、感
度のよい分析結果を得ることができる。
【0066】更に、本実施例に係る液体クロマトグラフ
ィ装置(3カラムシステム)では、MFカラム30,4
3と分離カラム16,45とが直接接続されることがな
いため、MFカラム30,43は10MPaを越えるよ
うな圧力を測定の全工程において受けるようなことはな
い。
【0067】MFカラム30,43による一次分離処理
(濃縮処理)が適正に行われない場合、その後に実施さ
れる中間分離処理及び本分離処理が適正に行われても測
定感度は大きく低下する。また、MFカラム30,43
による一次分離処理は、MFカラム30,43に印加さ
れる圧力に影響され、印加圧力が大きい程分離精度が低
下することが知られている。従って、測定の全工程にお
いてMFカラム30,43に高圧力が印加されない構成
とすることにより、測定感度を向上させることができ
る。
【0068】図6は、上記した本実施例に係る液体クロ
マトグラフィ装置を用い、抗てんかん薬、カルマパゼピ
ンの分析を行った結果を示している。尚、測定条件は下
記の通りである。 (1)MFカラム30,43による第1次分離 カラム:カプセルパックMFカートリッジカラム(内径
4.0mm,長さ10mm) 移動相:0.1M リン酸緩衝液 (2)中間カラム31,44による中間分離 カラム:カプセルパック Phenyl(内径2.0mm,長
さ35mm) 移動相:0.1M リン酸緩衝液/アセトニトリル=8
5/15 (3)分離カラム16,45による本分離 カラム:カプセルパック Phenyl(内径1.5mm,長
さ250mm) 移動相:0.1M リン酸緩衝液/アセトニトリル=8
5/15 (4)操作プログラム ・0分→1.8分 バルブ状態:図1に示す状態 Aポンプ流量:0.5ml/min Bポンプ流量:0.1ml/min ・1.8分→12.0分 バルブ状態:図2に示す状態 Aポンプ流量:0.25ml/min Bポンプ流量:0.1ml/min ・12.0分移行 バルブ状態:図1に示す状態 Aポンプ流量:0.5ml/min Bポンプ流量:0.1ml/min (5)その他 ・検出:UV吸収 254nm ・温度:40℃ ・試料注入量:100μl 図6に示される結果より、血清中に添加した13ppb
の目的物(カルマパゼピン)が良好なS/N比をもって
観測されており、よって本実施例に係る液体クロマトグ
ラフィ装置の効果を実証することができた。
【0069】尚、上記した実施例においては、使用する
カラムとしてMFカラム30,43、中間カラム31,
44、分離カラム16,45の3個のカラムを使用する
実施例を示したが、カラムの数は3本に限定されるもの
ではなく、測定する被測定試料に応じて適宜カラム数を
設定してもよい。
【0070】また、複数の濃縮カラムの配列は必ずしも
大径のカラムから順に小径のカラムとなるよう配設する
必要はなく、濃縮効率に応じて適宜配列を選定すること
が可能である。更に、複数の濃縮カラムの径寸法は全て
異ならせる必要はなく、同一径の濃縮カラムを用いるこ
とも可能である。
【0071】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、被測定試料
を種々の内径寸法を有する濃縮用カラムにより濃縮処理
を行うことが可能となる。このように、分離用カラムに
被測定試料を導入する前において、複数の濃縮用カラム
へ被測定試料を導入て濃縮処理を行うことにより、被測
定試料の流速低下を最小限に留めることが可能となり、
測定時間の短縮を図ることが可能となる。
【0072】また、複数の濃縮用カラムにより濃縮処理
が行われることにより、被測定試料の濃縮効率は向上す
る。このため、検出手段により行われる測定処理は最終
段の濃縮用カラムで濃縮された濃縮密度の高い被測定試
料にて行われるため、測定感度を向上させることができ
る。
【0073】更に、上記のように濃縮密度が向上するこ
とにより被測定試料の安定化を図ることができ、かつ上
記のように測定時間の短縮が図られるため、分離用カラ
ムとして内径寸法が1〜2mmのいわゆるセミミクロカ
ラムを用いることが可能となり、(1) 高理論段数、(2)
濃度感応形検出器を用いた場合の濃縮効果による応答の
増大、(3) 質量分析計等の溶媒除去を要する機器への接
続の容易さ、(4) 溶媒消費量の節減等のセミミクロカラ
ムを用いることによる効果を享受することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である液体クロマトグラフ
ィ装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第1実施例である液体クロマトグラフ
ィ装置の動作を説明するための概略構成図である。
【図3】本発明の第1実施例である液体クロマトグラフ
ィ装置の動作を説明するための概略構成図である。
【図4】本発明の第2実施例である液体クロマトグラフ
ィ装置の概略構成図である。
【図5】本発明の第2実施例である液体クロマトグラフ
ィ装置の動作を説明するための図である。
【図6】本発明に係る液体クロマトグラフィ装置を用い
て行った測定結果の一例を示す図である。
【図7】カラム径と流量との関係を示す図である。
【図8】従来の液体クロマトグラフィ装置の概要を示す
図である。
【符号の説明】
11,25,47,48 ポンプ 14 第1の切り換えバルブ 14x 試料注入口 15 シリンジ 15a 継手 15b 流路 16,45 分離用カラム 17,46 検出器 18 廃液溜め 21 試料保持機構 21a 試料容器 22 試料注入管 23 第2の切り換えバルブ 30,43 MFカラム 31,44 中間カラム 41 オートサンプララー 42 スイッチングバルブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶媒と共に供給される該被測定試料を濃
    縮処理する複数の濃縮用カラムと、 該溶媒に混在する被測定試料を分離する分離用カラム
    と、 ポンプから該溶媒を供給されると共に試料注入手段より
    該被測定試料を供給され、該被測定試料を該溶媒と共に
    該濃縮用カラム或いは分離用カラムに供給する流路制御
    手段と、 該分離用カラムで分離された該被測定試料が供給される
    と共に、供給された該被測定試料を分析処理する検出手
    段とを設けており、 該濃縮用カラムを複数配設し、該複数の濃縮用カラムの
    内少なくともひとつは該分離用カラムの内径寸法よりも
    大なる内径寸法を有する構成としたことを特徴とする液
    体クロマトグラフィ装置。
JP8831995A 1994-09-30 1995-04-13 液体クロマトグラフィ装置 Pending JPH08152426A (ja)

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JP6-236576 1994-09-30
JP23657694 1994-09-30
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112295265A (zh) * 2019-08-01 2021-02-02 安捷伦科技有限公司 具有流体样品容留的样品分配
CN112295265B (zh) * 2019-08-01 2024-06-07 安捷伦科技有限公司 具有流体样品容留的样品分配

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112295265A (zh) * 2019-08-01 2021-02-02 安捷伦科技有限公司 具有流体样品容留的样品分配
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