JPH08151964A - 燃料蒸発ガス排出抑止装置の故障診断装置 - Google Patents

燃料蒸発ガス排出抑止装置の故障診断装置

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JPH08151964A
JPH08151964A JP776495A JP776495A JPH08151964A JP H08151964 A JPH08151964 A JP H08151964A JP 776495 A JP776495 A JP 776495A JP 776495 A JP776495 A JP 776495A JP H08151964 A JPH08151964 A JP H08151964A
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engine
purge
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diagnosis
load
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JP776495A
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Inventor
Takuya Matsumoto
卓也 松本
Toru Hashimoto
徹 橋本
Hitoshi Kamura
均 加村
Hidetsugu Kanao
英嗣 金尾
Mitsuhiro Miyake
光浩 三宅
Toshiro Nomura
俊郎 野村
Yasuhisa Yoshida
泰久 吉田
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン負荷の過大やその変化に起因する誤
診断を排除した燃料蒸発ガス排出抑止装置の故障診断装
置を提供する。 【構成】 ECU50は、エンジン1が暖機等が終了し
た所定の運転状態にあるときに、先ず、空燃比フィード
バック制御の積分項の平均値Iやエンジン回転速度NE
等を記憶した後、パージコントロールバルブ46を開放
駆動して吸気管9にパージエアを導入する。そして、パ
ージエア導入後に再び積分項の平均値Iやエンジン回転
速度NE 等を記憶し、それぞれにパージエア導入前後の
値の変化が殆ど検出されなかった場合には、パージコン
トロールバルブ46が故障であると診断する。そして、
内的エンジン負荷が大きかったり、あるいは、故障診断
中にスイッチ類51〜54から外的エンジン負荷の変化
情報が入力した場合、故障診断を中止して誤診断を防止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、燃料蒸発ガス排出抑止
装置の故障診断装置に関し、特にエンジン負荷の大きさ
やその変化に起因する誤診断を防止する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のエンジンや車体には、大気汚染
の防止等を図るべく、有害排出成分を処理するための種
々のデバイスが取付けられている。例えば、燃焼室から
はクランクケース内に未燃燃料成分(HC)を主成分と
するブローバイガスが漏出するが、これはブローバイガ
ス還流装置により吸気管に導入され、新気と共に燃焼さ
れる。そして、燃料タンク内で発生したガソリン蒸気、
すなわち、HCを主成分とする燃料蒸発ガス(以下、蒸
発ガスと略称)は、燃料蒸発ガス排出抑止装置を介して
吸気管に導入され、ブローバイガスと同様に新気と共に
燃焼される。
【0003】燃料蒸発ガス排出抑止装置は、蒸発ガスを
吸着する活性炭が充填されたキャニスタや多数の配管類
等から構成されている。キャニスタには、燃料タンクに
連通する導入ポートと、吸気管に連通する排出ポート
と、大気に開口したベントポートとが設けられている。
この種のキャニスタストーレッジ式の燃料蒸発ガス排出
抑止装置では、燃料タンク内の蒸発ガスをキャニスタに
導入して活性炭に吸着させる。そして、所定のエンジン
運転時に、吸気管負圧を排出ポートに作用させることに
より、ベントポートからキャニスタ内に大気(パージエ
ア)を導入し、このパージエアにより活性炭に吸着され
た蒸発ガスを離脱させてパージエアと共に吸気管内に導
入させる構造となっている。吸気管に導入された蒸発ガ
スは、混合気と共にエンジンの燃焼室内で燃焼し、これ
により大気への燃料蒸発ガスの放出が防止される。
【0004】尚、キャニスタストーレッジ式の処理シス
テムには、吸気管における蒸発ガスの導入孔を、スロッ
トルバルブよりも下流側に形成したものや、スロットル
バルブが全閉状態から所定開度以上開かれたときにスロ
ットルバルブの下流側に配されるような位置に形成した
もの等がある。ところで、パージエアには蒸発ガスが含
まれているため、これを無制限に吸気管に導入した場
合、混合気の空燃比が狂うことになる。特に、吸入空気
量の少ないアイドル運転時等にパージエアを導入した場
合、エンジンの回転速度や軸トルクが変動してドライバ
ビリティの悪化を生じる。そこで従来より、キャニスタ
と吸気管との間にパージコントロールバルブを介装し、
上述した所定のエンジン運転時に、パージエアをエンジ
ンに導入するようにしている。パージコントロールバル
ブとしては機械式と電気式があり、吸気負圧で作動する
機械式がコスト面から主流となっているが、性能面では
パージエアの導入・遮断を正確かつ任意に制御できる電
磁式が優れている。電磁式のパージコントロールバルブ
は、通常、スロットル開度や吸気流量等の運転情報に基
づき、エンジン制御ユニット(ECU)によりON・O
FF制御される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電磁式のパ
ージコントロールバルブを採用した燃料蒸発ガス排出抑
止装置にも、以下に述べる問題点があった。すなわち、
ECUとパージコントロールバルブとを接続する電線の
断線やコネクタの接触不良等が起こったり、パージコン
トロールバルブ内の弁体が何らかの原因で閉弁状態で固
着したり、あるいはパージエアの導入ポートや配管が詰
まったような場合、吸気管へのパージエアの導入が行え
なくなる。その結果、キャニスタ内で蒸発ガスが過飽和
状態となり、燃料タンクから更に供給された蒸発ガス
は、活性炭に吸着されることなく大気中に放出されてし
まう。ところが、蒸発ガスが大気に放出されるようにな
っても、当然のことながら、エンジンの運転には支障を
来さないため、運転者がこの故障に気付くことは殆どな
く、長期に亘って蒸発ガスが大気中に放出され続けるこ
とになる。
【0006】そこで、通常はパージエアが導入されない
アイドル運転時に、パージコントロールバルブを開放駆
動し、その際の運転状態の変化をみることによりパージ
コントロールバルブの故障や配管の詰まり等を診断する
方法が特開平3−286163号公報等で示唆されてい
る。例えば、パージエア導入時には、空燃比補正量の変
化(一般に、空燃比が変動するため、これを補償する方
向に変化する)が生じると共に、吸気量の増大によるエ
ンジン回転速度の上昇や、その上昇を妨げるISC(ア
イドルスピードコントローラ)の閉弁方向への作動が起
こるが、パージコントロールバルブが故障している場合
には、このような運転状態の変化は起こらない。したが
って、パージコントロールバルブの開放駆動時の運転状
態の変化を検出することにより、パージコントロールバ
ルブの故障等が診断できるのである。
【0007】ところが、このような故障診断方法を採っ
た場合にも、以下に述べる問題があった。すなわち、一
般に故障診断のためのパージエアの導入は運転状態の安
定するアイドル運転領域で行われるが、その際にエンジ
ン負荷が大きかったり、あるいは故障診断中にエンジン
負荷が変化した場合、上述した運転状態の変化を正しく
判別できず、誤診断を犯す虞があった。例えば、エンジ
ン負荷が大きい場合には、エンジンの発生トルクを増大
させるべく、全体の吸気量は低負荷時に比べて多くな
る。したがって、パージエア導入システムが正常に機能
していても、パージエアの導入が運転状態に与える影響
は当然に小さくなり、その変化量が所定の判定閾値を超
えずに故障と判定する虞があった。一方、運転者が自動
変速機をNレンジとDレンジとの間で切換えたり、エア
コン作動中にクーラコンプレッサのマグネットクラッチ
が断続した場合、エンジンに掛かる負荷が比較的大きく
変動し、エンジン回転速度が一時的に変化すると共に、
エンジン回転速度を一定に保つべく、ISCが開弁ある
いは閉弁方向に作動する。したがって、ISCは、パー
ジエアの導入により閉弁側に作動する一方で、エンジン
負荷により開弁側あるいは閉弁側に作動することにな
り、その開弁量に基づく故障判定は殆ど意味を持たなく
なってしまうのである。
【0008】本発明は、上記状況に鑑みなされたもの
で、エンジン負荷の大きさやその変化に起因する誤診断
を排除した燃料蒸発ガス排出抑止装置の故障診断装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の請求項
1では、車両に搭載されたエンジンの燃料供給系におけ
る燃料蒸発ガスを外気と共にパージエアとして吸気通路
に導入するためのパージ通路と、前記パージエアの導入
量を制御するパージ調整手段と、このパージ調整手段に
より前記パージエアの導入量を変化させたときの前記エ
ンジンの運転状態変化に基づき前記パージ調整手段の故
障診断を行う診断手段とを備えた燃料蒸発ガス排出抑止
装置の故障診断装置において、前記エンジンの負荷を検
出する負荷検出手段と、この負荷検出手段により当該エ
ンジンが所定の負荷状態にあると検出された場合には、
前記診断手段による前記故障診断を中止させる診断中止
手段とを備えたものを提案する。
【0010】また、本発明の請求項2では、請求項1の
故障診断装置において、前記エンジンの負荷は、前記エ
ンジンの一吸気行程あたりの吸入空気量であるものを提
案する。また、本発明の請求項3では、請求項1の故障
診断装置において、前記エンジンの負荷は、前記エンジ
ンの体積効率であるものを提案する。
【0011】また、本発明の請求項4では、請求項1の
故障診断装置において、前記エンジンの負荷は、前記エ
ンジンのアイドル運転時における吸気装置の作動量であ
るものを提案する。また、本発明の請求項5では、請求
項1の故障診断装置において、前記負荷検出手段は、前
記エンジンの負荷の大きさを検出するものであって、前
記診断中止手段は、前記負荷検出手段によって検出され
たエンジンの負荷が所定値より大きいときに、前記診断
手段による故障診断を中止させるものを提案する。
【0012】また、本発明の請求項6では、請求項1の
故障診断装置において、前記負荷検出手段は、前記エン
ジンの負荷の変化を検出するものであって、前記診断中
止手段は、前記負荷検出手段によってエンジンの負荷の
変化が検出されたときに、前記診断手段による前記故障
診断を中止させるものを提案する。また、本発明の請求
項7では、請求項6の故障診断装置において、前記車両
は自動変速機を備え、前記負荷検出手段は、当該自動変
速機の変速レンジの切換えの有無を検出するものであっ
て、前記診断中止手段は、前記負荷検出手段によって非
走行レンジと走行レンジとの間の切換えが検出されたと
きに、前記診断手段による故障診断を中止させるものを
提案する。
【0013】また、本発明の請求項8では、請求項6の
故障診断装置において、前記車両は空調装置を備え、前
記負荷検出手段は、この空調装置の作動状態変化の有無
を検出するものであって、前記診断中止手段は、前記負
荷検出手段によって当該空調装置の作動開始および作動
停止のいずれかが検出されたときに、前記診断手段によ
る故障診断を中止させるものを提案する。
【0014】また、本発明の請求項9では、請求項6の
故障診断装置において、前記負荷検出手段は、前記車両
に搭載された電気負荷の作動状態変化の有無を検出する
ものであって、前記診断中止手段は、前記負荷検出手段
によって当該電気負荷の作動状態変化が検出されたとき
に、前記診断手段による故障診断を中止させるものを提
案する。
【0015】また、本発明の請求項10では、請求項6
の故障診断装置において、前記車両は、前記エンジンに
よって駆動される油圧ポンプを備えたパワーステアリン
グ装置が搭載されるものであり、前記負荷検出手段は、
当該油圧ポンプの吐出圧変化の有無を検出するものであ
って、前記診断中止手段は、前記負荷検出手段によって
当該油圧ポンプの吐出圧変化が検出されたときに、前記
診断手段による故障診断を中止させるものを提案する。
【0016】また、本発明の請求項11では、請求項1
の故障診断装置において、前記エンジンは、前記エンジ
ンに吸入される混合気の空燃比を所定の値に維持する空
燃比制御手段を備え、前記パージ調整手段は、前記パー
ジ通路に設けられ開閉することにより前記パージエアの
流量を調整するパージ調整弁を備え、前記診断手段は、
前記空燃比制御手段による空燃比の補正量を検出する補
正量検出手段を備え、前記パージ調整弁を開閉したとき
に前記補正量検出手段によって検出された前記補正量の
変化に基づき前記故障診断を行うものを提案する。
【0017】また、本発明の請求項12では、請求項1
の故障診断装置において、前記エンジンは、その吸気通
路に設けられ、当該吸気通路を介して前記エンジンに吸
入される空気量を調整することにより、当該エンジンの
回転速度を略一定に維持する吸入空気量調整手段を備
え、前記パージ調整手段は、前記パージ通路に設けられ
開閉することにより前記パージエアの流量を調整するパ
ージ調整弁を備え、前記診断手段は、前記吸入空気量調
整手段の作動量を検出する作動量検出手段を備え、前記
パージ調整弁を開閉したときに前記作動量検出手段によ
って検出された前記作動量の変化に基づき前記故障診断
を行うものを提案する。
【0018】また、本発明の請求項13では、請求項1
の故障診断装置において、前記パージ調整手段は、前記
パージ通路に設けられ開閉することにより前記パージエ
アの流量を調整するパージ調整弁を備え、前記診断手段
は、前記エンジンの回転速度を検出する回転速度検出手
段を備え、前記パージ調整弁を開閉したときに前記回転
速度検出手段によって検出された前記回転速度の変化に
基づき前記故障診断を行うものを提案する。
【0019】また、本発明の請求項14では、請求項1
の故障診断装置において、前記診断中止手段は、前記診
断手段による前記診断を中止させた場合、故障診断を中
止してから所定時間が経過するまでの間は前記診断手段
による故障診断の開始を禁止するものを提案する。
【0020】
【作用】本発明の請求項1の故障診断装置では、例え
ば、エンジンがアイドル運転中に、強制的にパージ調整
手段を開放してパージエアを吸気通路に導入すると、パ
ージシステムが正常である場合には、空燃比を始め、回
転速度やISC作動量等、エンジンの運転状態が変化す
る。したがって、パージ調整手段を開放制御したにも拘
わらず、運転状態が変化しない場合等には、運転状態変
化検出手段の検出結果に基づき、故障診断手段がパージ
調整手段の故障を診断する。そして、エンジン負荷が所
定値を超えていたり、あるいは故障診断中にエンジン負
荷が変化した場合、診断手段による故障診断を中止す
る。
【0021】また、請求項2の故障診断装置では、エン
ジンの一吸気行程あたりの吸入空気量が所定値より多か
ったり、あるいは故障診断中に大きく変化した場合、診
断手段による故障診断を中止する。また、請求項3の故
障診断装置では、エンジンの体積効率が所定値より高か
ったり、あるいは故障診断中に大きく変化した場合、診
断手段による故障診断を中止する。
【0022】また、請求項4の故障診断装置では、IS
C等の吸気装置の開放量が所定値より大きかったり、あ
るいは故障診断中に大きく変化した場合、診断手段によ
る故障診断を中止する。また、請求項5の故障診断装置
では、エンジン負荷が所定値を超えていた場合には、診
断手段による故障診断を中止する。
【0023】また、請求項6の故障診断装置では、エン
ジン負荷が変化した場合には、診断手段による故障診断
を中止する。また、請求項7の故障診断装置では、例え
ば、Nレンジで故障診断中に、運転者がDレンジにシフ
トした場合、エンジン負荷の増大による誤診断を防止す
るべく、診断手段による故障診断を中止する。
【0024】また、請求項8の故障診断装置では、例え
ば、故障診断中に空調装置の作動開始あるいは作動停止
を検出した場合、エンジン負荷の増減による誤診断を防
止するべく、診断手段による故障診断を中止する。ま
た、請求項9の故障診断装置では、例えば、故障診断中
にオルタネータやヘッドランプ等の電気負荷の作動状態
が変化した場合、エンジン負荷の増減による誤診断を防
止するべく、診断手段による故障診断を中止する。
【0025】また、請求項10の故障診断装置では、例
えば、故障診断中に運転者が操舵を行って油圧ポンプの
吐出圧が増大した場合、エンジン負荷の増大による誤診
断を防止するべく、診断手段による故障診断を中止す
る。また、請求項11の故障診断装置では、アイドル運
転中にパージエアを導入すると、これに伴う空燃比変動
を補正するべく、空燃比補正量が変化する。したがっ
て、パージ調整手段を開放制御したにも拘わらず、空燃
比補正量が変化しない場合には、故障診断手段はパージ
システムが故障していると診断する。
【0026】また、請求項12の故障診断装置では、ア
イドル運転中にパージエアを導入すると、これに伴うエ
ンジン回転速度の変動を補正するべく、吸入空気量調整
手段が作動する。したがって、パージ調整手段を開放制
御したにも拘わらず、吸入空気量調整手段が作動しない
場合には、故障診断手段はパージシステムが故障してい
ると診断する。
【0027】また、請求項13の故障診断装置では、ア
イドル運転中にパージエアを導入すると、総吸気量の増
加に伴いエンジン回転速度が上昇する。したがって、パ
ージ調整手段を開放制御したにも拘わらず、エンジン回
転速度が上昇しない場合には、故障診断手段はパージシ
ステムが故障していると診断する。また、請求項14の
故障診断装置では、故障診断中に例えばエンジン負荷が
変化して故障診断を中止した場合、診断中止から所定時
間が経過するまでの間は診断の開始を禁止する。したが
って、頻繁にエンジン負荷が変化する運転状況では、パ
ージエアの導入を伴う故障診断のインターバルが長くな
り、エンジン回転速度の上昇やトルク変動の発生頻度が
低下する。
【0028】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明に係る燃料蒸
発ガス排出抑止装置の故障診断装置の一実施例を詳細に
説明する。図1は、燃料蒸発ガス排出抑止装置が取付け
られたエンジンの概略構成図であり、同図において符号
1は自動車用の直列4気筒ガソリンエンジン(以下、単
にエンジンと記す)を示す。エンジン1の吸気ポート2
には、各気筒毎に燃料噴射弁3が取り付けられた吸気マ
ニホールド4を介し、エアクリーナ5,カルマン渦式の
エアフローセンサ6,スロットルバルブ7,アイドル運
転時の吸入空気量調整手段であるISC(アイドルスピ
ードコントローラ)8等を具えた吸気管9が接続してい
る。尚、ISC8は、スロットルバルブ7をバイパスす
る空気通路と、この空気通路の流路面積を増減する弁体
と、この弁体を開閉駆動するステップモータ等からなっ
ており、後述するECU50により駆動制御される。
【0029】また、排気ポート20には、排気マニホー
ルド21を介し、空燃比検出手段であるO2 センサ2
2,三元触媒23,図示しないマフラー等を具えた排気
管24が接続している。更に、エンジン1には、エンジ
ン回転速度NE 等を検出するためのクランク角センサ2
5,冷却水温TW を検出する水温センサ26、スロット
ルバルブ7の開度θTHを検出するスロットルセンサ2
7,大気圧Ta を検出する大気圧センサ28,吸気温度
Ta を検出する吸気温センサ29等の各種センサが接続
している。図中、30は燃焼室31の上部に配設された
点火プラグであり、32は点火プラグ30に接続した点
火コイルである。
【0030】一方、吸気管9におけるスロットルバルブ
7の下流には、パージ通路であるパージパイプ40が接
続しており、キャニスタ41のパージポート42からパ
ージエアが導入される。キャニスタ41には、蒸発ガス
を吸着する活性炭が充填されると共に、図示しない燃料
タンクからの導入パイプ43が接続する導入ポート44
と、大気に開口したベントポート45とが形成されてい
る。また、パージパイプ40には、管路の連通・遮断を
行うための、電磁式常閉型のパージコントロールバルブ
46が設けられている。図中、47は計器盤等に取付け
られた警告灯であり、パージコントロールバルブ46の
故障時に運転者に警告を与える。
【0031】一方、車室内には、図示しない入出力装
置,多数の制御プログラムを内蔵した記憶装置(RO
M,RAM,BURAM等),中央処理装置(CP
U),タイマカウンタ等を具えた、ECU(エンジン制
御ユニット)50が設置されており、エンジン1の総合
的な制御を行う。ECU50の入力側には、上述した各
種センサ類からの検出情報が入力し、ECU50は、こ
れらの検出情報と制御マップ等から燃料噴射量や点火時
期等の最適値を演算して、燃料噴射弁3や点火コイル3
2等の他、ISC8やパージコントロールバルブ46の
駆動制御も行う。尚、ECU50は、クランク角センサ
25が検出したエンジン回転速度NE と目標エンジン回
転速度NTとの偏差を算出し、この偏差が所定偏差ΔN
内に収まるようにISC8をフィードバック制御して、
アイドル運転時におけるエンジン回転速度NE を略一定
に維持する。
【0032】図中、51〜54は、エンジン負荷信号を
ECU50に入力するスイッチ群であり、51は自動変
速機の変速レンジを検出するインヒビタスイッチ,52
はクーラコンプレッサのマグネットクラッチに接続する
クーラスイッチ,53は発電装置であるオルタネータの
発電状態を検出するチャージスイッチ,54はパワース
テアリングポンプの吐出圧を検出するP/Sスイッチで
ある。
【0033】以下、図2〜図6の制御フローチャートお
よび図7,図8のグラフを用いて、本実施例における制
御の手順を説明する。運転者がイグニッションキーをO
Nにしてエンジン1がスタートすると、ECU50は、
所定の制御インターバルで、図2〜図4のフローチャー
トに示した故障診断サブルーチンを繰り返し実行する。
【0034】このサブルーチンを開始すると、ECU5
0は先ず、ステップS1で正常フラグFOKが1であるか
否かを判定する。正常フラグFOKは、パージコントロー
ルバルブ46が正常に作動している場合には1を示し、
故障している場合には0を示すフラグであり、イグニッ
ションキーがONされた時点では0にリセットされてい
る。したがって、サブルーチンの開始直後には、ステッ
プS1の判定は否定(No )となり、ECU50は、ス
テップS2に進む。
【0035】ステップS2で、ECU50は、カウント
ダウンタイマT2の値が0か否かを判定する。カウント
ダウンタイマT2は、イグニッションキーがONされた
時点では0にセットされており、ECU50は、ステッ
プS3で上述した各種センサからの運転情報をRAMに
読み込む。次に、ECU50は、ステップS4におい
て、以下に述べるように、各種の入力信号に基づき内的
エンジン負荷が所定値より小さいか否かを判定する。す
なわち、エアフローセンサ6とクランク角センサ25と
の検出信号に基づき算出されたエンジン1の一吸気行程
あたりの吸入空気量A/Nが所定の閾値A/Nthより小
さいか否か、吸入空気量A/Nと気筒容積VS とに基づ
き算出された体積効率ηv が所定の閾値ηvth より小さ
いか否か、ISC8の開弁量すなわちバルブポジション
PV が所定の閾値PVth より小さいか否かを順次判定
し、少なくとも一つの判定がNoであった場合には、ス
テップS4の判定はNoとなる。そして、例えば、クー
ラコンプレッサやオルタネータ等の同時作動により内的
エンジン負荷が大きくなり、ステップS4の判定がNo
であった場合、ECU50は後述するステップS8に進
み、故障診断を中止する。
【0036】内的エンジン負荷が小さく、ステップS4
の判定がYes(肯定)であった場合、ECU50は次
に、ステップS5において、以下に述べるように、各種
の入力信号に基づき外的エンジン負荷に変化がなかった
か否かを判定する。すなわち、インヒビタスイッチ51
の信号から自動変速機の変速レンジが非走行レンジ(P
およびNレンジ)と走行レンジ(R,D,1および2レ
ンジ)との間で切換わったか否か、クーラスイッチ52
の信号からクーラコンプレッサのマグネットクラッチが
断続したか否か、チャージスイッチ53の信号からオル
タネータが非発電状態と発電状態との間で切換わったか
否か、P/Sスイッチ54の信号からパワーステアリン
グポンプの吐出圧が増減したが否かを順次判定し、いず
れか一つのエンジン負荷でも変化があった場合には、ス
テップS5の判定はNo となる。
【0037】外的エンジン負荷に変化がなく、ステップ
S5の判定がYesであったら、ECU50は、ステップ
S6において、次に現在の運転状態がパージコントロー
ルバルブ46の故障診断を行える条件を満たしているか
否かを判定する。すなわち、ECU50は、始動後に所
定時間(本実施例では、180秒)が経過しているこ
と、O2 センサ22による空燃比フィードバック制御が
開始されていること、ISC8が回転速度フィードバッ
ク制御されていること、水温WTが所定値(本実施例で
は、82℃)以上であること、アイドル運転中であるこ
と等を順次確認し、これらの条件が全て満たされている
場合にのみ、ステップS6の判定をYesとする。尚、故
障診断条件が満たされない場合には、パージコントロー
ルバルブ46は消勢され、吸気管9へのパージエアの導
入は行われていない。
【0038】エンジン始動直後には当然にステップS6
の判定がNo となるが、この場合には、ECU50は、
ステップS8で故障診断中フラグFFDを0にし、更にス
テップS9でカウントダウンタイマT2の値を所定の待
機時間TP(本実施例では、20秒)に設定した後、ス
タートに戻る。したがって、この時点以降のステップS
2の判定は、待機時間TPが経過するまではNo とな
り、ECU50は実質的な処理を行わない。尚、故障診
断中フラグFFDが0の場合には、ECU50は、ここに
述べないパージ制御サブルーチンによりパージコントロ
ールバルブ46を駆動制御し、パージエアの導入やその
中止を行う。
【0039】さて、ステップS2の判定がYesとなった
際に、内的エンジン負荷の過大や、外的エンジン負荷の
変動がなく、運転状態も安定し、ステップS4〜S6の
判定が全てYesとなった場合、ECU50は、ステップ
S10で故障診断中フラグFFDが1か否かを判定する。
この時点では故障診断中フラグFFDが0となっているた
め、ステップS10の判定はNo となり、ECU50は
図3のステップS12に進む。ステップS12で、EC
U50は、先ず、現在すなわちパージエア導入前におけ
る空燃比フィードバック制御の積分項Iの平均値IAVE
を算出し、これを第1積分値IA1としてROMに記憶す
る。尚、積分項Iは、下式に示したように、フィードバ
ック補正係数KFBの算出に用いられる制御補正量であ
り、図7に示したように、フィードバック制御中はO2
センサ22の出力電圧に応じて常に増減している。ま
た、下式中でPは比例項、ILRN は学習補正値である。
【0040】KFB=1.0 +P+I+ILRN ステップS12で第1積分値IA1の記憶を終えると、E
CU50は、ステップS14で現在のISC8の開弁量
すなわちバルブポジションPV を第1ポジションP1 と
してROMに記憶し、ステップS16で現在のエンジン
回転速度NE を第1回転速度N1 としてROMに記憶す
る。尚、パージエア導入前においては、バルブポジショ
ンPV は比較的大きく、エンジン回転速度NE は比較的
低い。
【0041】ステップS16で第1回転速度N1 の記憶
を終えると、ECU50は、ステップS18でタイマT
1を0にリセットしてカウントを開始する。次に、EC
U50は、ステップS20で故障診断中フラグFFDを1
とし、ステップS22でパージコントロールバルブ46
を付勢してパージエアの導入を開始してスタートに戻
る。
【0042】スタートに戻ったECU50は、今度はス
テップS10の判定がYesとなるため、図4のステップ
S24に進んでタイマT1の値が遅延時間TD を超えた
か否かを判定する。この遅延時間TD は、パージエアの
導入によりエンジン1の運転状態が変化するために要す
る時間であり、ステップS24の判定がNo である間は
そのままスタートに戻り、ステップS2での運転情報の
読み込み等を繰り返す。
【0043】遅延時間TD が経過してステップS24の
判定がYesになると、ECU50は、ステップS26で
現在すなわちパージエア導入後における空燃比フィード
バック制御の積分項Iの平均値IAVE を算出し、これを
第2積分値IA2としてROMに記憶する。尚、パージエ
アは、当然のことながら、その空燃比がキャニスタ41
への蒸発ガスの吸着量等により変動する。そして、パー
ジエアの空燃比が理論空燃比よりリッチである場合に
は、図7に実線で示したように積分項Iの値は減少し、
リーンである場合には逆に増加する。しかし、パージコ
ントロールバルブ46の故障によりパージエアの導入が
行われない場合には、図7に破線で示したように、積分
項Iの値は変化しない。
【0044】ステップS26で第2積分値IA2の記憶を
終えると、ECU50は、ステップS28で現在のIS
C8のバルブポジションPV を第2ポジションP2 とし
てROMに記憶し、ステップS30で現在のエンジン回
転速度NE を第2回転速度N2 としてROMに記憶す
る。尚、パージエア導入後においては、図8に示したよ
うに、バルブポジションPV はパージエアの導入量だけ
小さくなり。また、エンジン回転速度NE は一時的に上
昇した後、ISC8の回転速度フィードバック制御によ
り所定値に復帰する。また、パージコントロールバルブ
46の故障によりパージエアの導入が行われない場合に
は、図8に破線で示したように、バルブポジションPV
とエンジン回転速度NE とは共に変化しない。
【0045】次に、ECU50は、ステップS32で第
1積分値IA1と第2積分値IA2との偏差の絶対値(|I
A1−IA2|)を算出し、これが所定の閾値THI より小
さいか否かを判定する。積分値の偏差の絶対値は、リッ
チあるいはリーンなパージエアが正常に導入された場合
には有意な値となるが、パージコントロールバルブ46
の故障によりパージエアが全く導入されなかった場合に
は0となる。ところが、パージエアの空燃比が理論空燃
比にごく近い場合には、パージエアが正常に導入されて
も、積分項Iの値が殆ど変動しないため、積分値の偏差
はやはり0に近くなる。すなわち、積分値の偏差による
故障診断は絶対的なものではなく、パージコントロール
バルブ46が正常の場合にのみ確実な診断が行われるこ
とになる。
【0046】ステップS32での判定がYesであった場
合、ECU50は、ステップS34で第1ポジションP
1 と第2ポジションP2 との偏差(P1−P2)を算出
し、これが所定の閾値THP より小さいか否かを判定す
る。そして、この判定もYesであった場合、ECU50
は、ステップS36で第2回転速度N2 と第1回転速度
N1との偏差(N2−N1)を算出し、これが所定の閾値
THN より小さいか否かを判定する。
【0047】ステップS32,S34,S36の判定が
全てYes、すなわちステップS22でパージコントロー
ルバルブ46を付勢したにも拘わらず、パージエアの導
入による運転状態の変化が検出されなかった場合、EC
U50は、ステップS38で図5の故障時処理サブルー
チンを実行する。このサブルーチンを開始すると、EC
U50は、ステップS50で警告灯47を点灯して運転
者に注意を促し、ステップS52でダイアグノーシス用
の故障コードをROM内に記憶する。次に、ECU50
は、ステップS54でパージコントロールバルブ46を
消勢してパージエアの導入を停止し、ステップS56で
故障診断中フラグFFDを0とする。
【0048】しかる後、ECU50は、ステップS58
でカウントダウンタイマT2の値を待機時間TPに設定し
た後、故障診断サブルーチンに復帰する。これにより、
パージコントロールバルブ46が故障と判定した後は、
待機時間TPが経過するまでステップS2の判定がNo
となり、ECU50は実質的な故障診断を行わないこと
になる。これは、パージコントロールバルブが一旦故障
であると診断した場合には、一時的な作動不良や誤診断
等の可能性があるため、故障診断を継続して行うことに
対処したものである。すなわち、パージコントロールバ
ルブの故障時には、パージエアの導入と中止とが繰り返
されるため、待機時間TPを設けない場合、頻繁なトル
ク変動によるハンチングが生じるのである。
【0049】一方、当初からあるいはパージコントロー
ルバルブ46が一旦故障と診断された後に、パージエア
の導入による運転状態の変化が検出され、ステップS3
2,S34,S36の判定のいずれかがNo となった場
合、ECU50は、ステップS40で図6の正常時処理
サブルーチンを実行する。このサブルーチンを開始する
と、ECU50は、ステップS60で警告灯47を消灯
し、ステップS62でダイアグノーシス用の故障コード
をROM内から消去する。次に、ステップS64でパー
ジコントロールバルブ46を消勢してパージエアの導入
を停止し、ステップS66で故障診断中フラグFFDを0
とする。しかる後、ステップS68で正常フラグFOKを
1として、故障診断サブルーチンに復帰する。尚、この
時点以降はステップS1の判定がYesとなるため、EC
U50は、イグニッションキーがOFFになるまで、故
障診断サブルーチンでの実質的な処理は行わないことに
なる。
【0050】さて、本実施例では、内的エンジン負荷が
大きかったり、故障診断中に外的エンジン負荷が変化し
たり、あるいは運転条件が故障診断条件から外れ、ステ
ップS4〜S6の判定の少なくとも一つがNoとなった
場合、ECU50は、ステップS8で故障診断中フラグ
FFDを0にリセットして故障診断を中止すると共に、ス
テップS9でカウントダウンタイマT2の値を待機時間
TPに設定する。これにより、エンジン負荷の過大やエ
ンジン負荷の変化等による誤診断が確実に防止される一
方で、待機時間TPの間は実質的な故障診断は中止さ
れ、パージエアの導入と停止とが頻繁に繰り返されるこ
とに起因するトルク変動やドライバビリティの悪化等も
防止される。そして、待機時間TPが経過してステップ
S2の判定がYesになり、かつステップS4〜S6の判
定もYesとなった場合に、ECU50は、改めて新たな
故障判定を開始する。
【0051】本実施例では、上述した手順で故障診断を
行うようにしたため、エンジン負荷の過大時や、エンジ
ン負荷や運転状況が変化しやすい車庫入れ時や夜間走行
時等における、誤診断を確実に防止することが可能にな
る一方で、故障診断のインターバルが十分に長くなり、
パージエアの導入とその停止が頻繁に繰り返されること
に起因する乗心地やドライバビリティの悪化も防止され
るようになった。
【0052】以上で、具体的実施例の説明を終えるが、
本発明の態様はこの実施例に限るものではない。例え
ば、上記実施例では3種の内的エンジン負荷の大きさと
四種の外的エンジン負荷の変化に基づいて故障診断の中
止を決定したが、これらの組み合せ等は適宜変更可能で
ある。また、上記実施例ではパージエア導入前後におけ
る三種の運転状態に基づき、パージコントロールバルブ
の故障診断を行うようにしたが、二種以下あるいは四種
以上の運転状態に基づきこれを行ってもよい。また、上
記実施例とは逆に、継続的に行っていたパージエアの導
入を一時的に停止し、その際の運転状態の変化に基づき
故障診断を行うようにしてもよい。また、上記実施例で
は電気負荷としてオルタネータを挙げたが、他の電気負
荷、例えば、ヘッドランプやブレーキランプに代表され
る灯火類の他、パワーウインド,デフォガー等の作動状
態変化を検出して、故障診断の中止を行うようにしても
よい。更に、制御の具体的な手順についても、本発明の
主旨を逸脱しない範囲で変更することが可能である。
【0053】
【発明の効果】本発明の請求項1の故障診断装置によれ
ば、車両に搭載されたエンジンの燃料供給系における燃
料蒸発ガスを外気と共にパージエアとして吸気通路に導
入するためのパージ通路と、前記パージエアの導入量を
制御するパージ調整手段と、このパージ調整手段により
前記パージエアの導入量を変化させたときの前記エンジ
ンの運転状態変化に基づき前記パージ調整手段の故障診
断を行う診断手段とを備えた燃料蒸発ガス排出抑止装置
の故障診断装置において、前記エンジンの負荷を検出す
る負荷検出手段と、この負荷検出手段により当該エンジ
ンが所定の負荷状態にあると検出された場合には、前記
診断手段による前記故障診断を中止させる診断中止手段
とを備えるようにしたため、エンジン負荷の変化に起因
する誤診断が確実に防止される。
【0054】また、請求項2の故障診断装置によれば、
請求項1の故障診断装置において、前記エンジンの負荷
を前記エンジンの一吸気行程あたりの吸入空気量とした
ため、吸入空気量が所定値より多かったり、あるいは故
障診断中に大きく変化した場合、故障診断が中止されて
誤診断が防止される。また、請求項3の故障診断装置に
よれば、請求項1の故障診断装置において、前記エンジ
ンの負荷を前記エンジンの体積効率としたため、体積効
率が所定値より高かったり、あるいは故障診断中に大き
く変化した場合、故障診断が中止されて誤診断が防止さ
れる。
【0055】また、請求項4の故障診断装置によれば、
請求項1の故障診断装置において、前記エンジンの負荷
を前記エンジンのアイドル運転時における吸気装置の作
動量としたため、ISC等の吸気装置の開放量が所定値
より大きかったり、あるいは故障診断中に大きく変化し
た場合、故障診断が中止されて誤診断が防止される。ま
た、請求項5の故障診断装置によれば、請求項1の故障
診断装置において、前記負荷検出手段は、前記エンジン
の負荷の大きさを検出するものであって、前記診断中止
手段は、前記負荷検出手段によって検出されたエンジン
の負荷が所定値より大きいときに、前記診断手段による
故障診断を中止させるものとしたため、エンジン負荷が
所定値を超えていた場合には、故障診断が中止されて誤
診断が防止される。
【0056】また、請求項6の故障診断装置によれば、
請求項1の故障診断装置において、前記負荷検出手段
は、前記エンジンの負荷の変化を検出するものであっ
て、前記診断中止手段は、前記負荷検出手段によってエ
ンジンの負荷の変化が検出されたときに、前記診断手段
による前記故障診断を中止させるものとしたため、エン
ジン負荷が変化した場合には、故障診断が中止されて誤
診断が防止される。
【0057】また、請求項7の故障診断装置によれば、
請求項6の故障診断装置において、前記車両は自動変速
機を備え、前記負荷検出手段は、当該自動変速機の変速
レンジの切換えの有無を検出するものであって、前記診
断中止手段は、前記負荷検出手段によって非走行レンジ
と走行レンジとの間の切換えが検出されたときに、前記
診断手段による故障診断を中止させるものとしたため、
例えば、Nレンジで故障診断中に運転者がDレンジにシ
フトした場合等には故障診断が中止され、エンジン負荷
の増大による誤診断が防止される。
【0058】また、請求項8の故障診断装置によれば、
請求項6の故障診断装置において、前記車両は空調装置
を備え、前記負荷検出手段は、この空調装置の作動状態
変化の有無を検出するものであって、前記診断中止手段
は、前記負荷検出手段によって当該空調装置の作動開始
および作動停止のいずれかが検出されたときに、前記診
断手段による故障診断を中止させるものものとしたた
め、例えば、故障診断中に空調装置の作動開始あるいは
作動停止を検出した場合には故障診断が中止され、エン
ジン負荷の増減による誤診断が防止される。
【0059】また、請求項9の故障診断装置によれば、
請求項6の故障診断装置において、前記負荷検出手段
は、前記車両に搭載された電気負荷の作動状態変化の有
無を検出するものであって、前記診断中止手段は、前記
負荷検出手段によって当該電気負荷の作動状態変化が検
出されたときに、前記診断手段による故障診断を中止さ
せるものとしたため、例えば、故障診断中にオルタネー
タやヘッドランプ等の電気負荷の作動状態が変化した場
合には故障診断が中止され、エンジン負荷の増減による
誤診断が防止される。
【0060】また、請求項10の故障診断装置によれ
ば、請求項6の故障診断装置において、前記車両は、前
記エンジンによって駆動される油圧ポンプを備えたパワ
ーステアリング装置が搭載されるものであり、前記負荷
検出手段は、当該油圧ポンプの吐出圧変化の有無を検出
するものであって、前記診断中止手段は、前記負荷検出
手段によって当該油圧ポンプの吐出圧変化が検出された
ときに、前記診断手段による故障診断を中止させるもの
としたため、例えば、故障診断中に運転者が操舵を行っ
て油圧ポンプの吐出圧が増大した場合には故障診断が中
止され、エンジン負荷の増大による誤診断が防止され
る。
【0061】また、請求項11の故障診断装置によれ
ば、請求項1の故障診断装置において、前記エンジン
は、前記エンジンに吸入される混合気の空燃比を所定の
値に維持する空燃比制御手段を備え、前記パージ調整手
段は、前記パージ通路に設けられ開閉することにより前
記パージエアの流量を調整するパージ調整弁を備え、前
記診断手段は、前記空燃比制御手段による空燃比の補正
量を検出する補正量検出手段を備え、前記パージ調整弁
を開閉したときに前記補正量検出手段によって検出され
た前記補正量の変化に基づき前記故障診断を行うものと
したため、例えば、パージ調整手段を開放制御したにも
拘わらず、空燃比補正量が変化しない場合には、空燃比
補正量の変化が補正量検出手段によって検出されず、パ
ージシステムの故障が確実に診断される。
【0062】また、請求項12の故障診断装置によれ
ば、請求項1の故障診断装置において、前記エンジン
は、その吸気通路に設けられ、当該吸気通路を介して前
記エンジンに吸入される空気量を調整することにより、
当該エンジンの回転速度を略一定に維持する吸入空気量
調整手段を備え、前記パージ調整手段は、前記パージ通
路に設けられ開閉することにより前記パージエアの流量
を調整するパージ調整弁を備え、前記診断手段は、前記
吸入空気量調整手段の作動量を検出する作動量検出手段
を備え、前記パージ調整弁を開閉したときに前記作動量
検出手段によって検出された前記作動量の変化に基づき
前記故障診断を行うものとしたため、例えば、パージ調
整手段を開放制御したにも拘わらず、吸入空気量調整手
段の作動量が変化しない場合には、作動量検出手段によ
る作動量の変化が検出されず、パージシステムの故障が
確実に診断される。
【0063】また、請求項13の故障診断装置によれ
ば、請求項1の故障診断装置において、前記パージ調整
手段は、前記パージ通路に設けられ開閉することにより
前記パージエアの流量を調整するパージ調整弁を備え、
前記診断手段は、前記エンジンの回転速度を検出する回
転速度検出手段を備え、前記パージ調整弁を開閉したと
きに前記回転速度検出手段によって検出された前記回転
速度の変化に基づき前記故障診断を行うものとしたた
め、例えば、パージ調整手段を開放制御したにも拘わら
ず、エンジンの回転速度が変化しない場合には、回転速
度検出手段による回転速度の変化が検出されず、パージ
システムの故障が確実に診断される。
【0064】また、請求項14の故障診断装置によれ
ば、請求項1の故障診断装置において、前記診断中止手
段は、前記診断手段による前記診断を中止させた場合、
診断中止してから所定時間が経過するまでの間は前記診
断手段による前記診断の開始を禁止するようにしたた
め、頻繁にエンジン負荷が変化する運転状況では、パー
ジエアの導入を伴う故障診断のインターバルが長くな
り、乗心地やドライバビリティを悪化させるエンジン回
転速度の上昇やトルク変動の発生頻度が低下する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る故障診断装置を適用したエンジン
制御系の一実施例を示した概略構成図である。
【図2】故障診断サブルーチンの手順を示したフローチ
ャートである。
【図3】故障診断サブルーチンの手順を示したフローチ
ャートである。
【図4】故障診断サブルーチンの手順を示したフローチ
ャートである。
【図5】故障時処理サブルーチンの手順を示したフロー
チャートである。
【図6】正常時処理サブルーチンの手順を示したフロー
チャートである。
【図7】パージエアの導入前後における、空燃比フィー
ドバックの積分項の変化を示したグラフである。
【図8】パージエアの導入前後における、エンジン回転
速度とISCのバルブポジションとの変化を示したグラ
フである。
【符号の説明】
1 エンジン 6 エアフローセンサ 7 スロットルバルブ 8 ISC 9 吸気管 22 O2 センサ 23 三元触媒 24 排気管 25 クランク角センサ 27 スロットルセンサ 40 パージパイプ 41 キャニスタ 42 パージポート 43 導入パイプ 44 導入ポート 45 ベントポート 46 パージコントロールバルブ 47 警告灯 50 ECU 51 インヒビタスイッチ 52 クーラスイッチ 53 チャージスイッチ 54 パワーステアリングスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金尾 英嗣 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 三宅 光浩 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 野村 俊郎 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 (72)発明者 吉田 泰久 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されたエンジンの燃料供給系
    における燃料蒸発ガスを外気と共にパージエアとして吸
    気通路に導入するためのパージ通路と、前記パージエア
    の導入量を制御するパージ調整手段と、このパージ調整
    手段により前記パージエアの導入量を変化させたときの
    前記エンジンの運転状態変化に基づき前記パージ調整手
    段の故障診断を行う診断手段とを備えた燃料蒸発ガス排
    出抑止装置の故障診断装置において、 前記エンジンの負荷を検出する負荷検出手段と、 この負荷検出手段により当該エンジンが所定の負荷状態
    にあると検出された場合には、前記診断手段による前記
    故障診断を中止させる診断中止手段とを備えたことを特
    徴とする燃料蒸発ガス排出抑止装置の故障診断装置。
  2. 【請求項2】 前記エンジンの負荷は、前記エンジンの
    一吸気行程あたりの吸入空気量であることを特徴とす
    る、請求項1記載の燃料蒸発ガス排出抑止装置の故障診
    断装置。
  3. 【請求項3】 前記エンジンの負荷は、前記エンジンの
    体積効率であることを特徴とする、請求項1記載の燃料
    蒸発ガス排出抑止装置の故障診断装置。
  4. 【請求項4】 前記エンジンの負荷は、前記エンジンの
    アイドル運転時における吸気装置の作動量であることを
    特徴とする、請求項1記載の燃料蒸発ガス排出抑止装置
    の故障診断装置。
  5. 【請求項5】 前記負荷検出手段は、前記エンジンの負
    荷の大きさを検出するものであって、 前記診断中止手段は、前記負荷検出手段によって検出さ
    れたエンジンの負荷が所定値より大きいときに、前記診
    断手段による故障診断を中止させることを特徴とする、
    請求項1記載の燃料蒸発ガス排出抑止装置の故障診断装
    置。
  6. 【請求項6】 前記負荷検出手段は、前記エンジンの負
    荷の変化を検出するものであって、 前記診断中止手段は、前記負荷検出手段によってエンジ
    ンの負荷の変化が検出されたときに、前記診断手段によ
    る前記故障診断を中止させることを特徴とする、請求項
    1記載の燃料蒸発ガス排出抑止装置の故障診断装置。
  7. 【請求項7】 前記車両は自動変速機を備え、 前記負荷検出手段は、当該自動変速機の変速レンジの切
    換えの有無を検出するものであって、 前記診断中止手段は、前記負荷検出手段によって非走行
    レンジと走行レンジとの間の切換えが検出されたとき
    に、前記診断手段による故障診断を中止させることを特
    徴とする、請求項6記載の燃料蒸発ガス排出抑止装置の
    故障診断装置。
  8. 【請求項8】 前記車両は空調装置を備え、 前記負荷検出手段は、この空調装置の作動状態変化の有
    無を検出するものであって、 前記診断中止手段は、前記負荷検出手段によって当該空
    調装置の作動開始および作動停止のいずれかが検出され
    たときに、前記診断手段による故障診断を中止させるこ
    とを特徴とする、請求項6記載の燃料蒸発ガス排出抑止
    装置の故障診断装置。
  9. 【請求項9】 前記負荷検出手段は、前記車両に搭載さ
    れた電気負荷の作動状態変化の有無を検出するものであ
    って、 前記診断中止手段は、前記負荷検出手段によって当該電
    気負荷の作動状態変化が検出されたときに、前記診断手
    段による故障診断を中止させることを特徴とする、請求
    項6記載の燃料蒸発ガス排出抑止装置の故障診断装置。
  10. 【請求項10】 前記車両は、前記エンジンによって駆
    動される油圧ポンプを備えたパワーステアリング装置が
    搭載されるものであり、 前記負荷検出手段は、当該油圧ポンプの吐出圧変化の有
    無を検出するものであって、 前記診断中止手段は、前記負荷検出手段によって当該油
    圧ポンプの吐出圧変化が検出されたときに、前記診断手
    段による故障診断を中止させることを特徴とする、請求
    項6記載の燃料蒸発ガス排出抑止装置の故障診断装置。
  11. 【請求項11】 前記エンジンは、前記エンジンに吸入
    される混合気の空燃比を所定の値に維持する空燃比制御
    手段を備え、 前記パージ調整手段は、前記パージ通路に設けられ開閉
    することにより前記パージエアの流量を調整するパージ
    調整弁を備え、 前記診断手段は、前記空燃比制御手段による空燃比の補
    正量を検出する補正量検出手段を備え、 前記パージ調整弁を開閉したときに前記補正量検出手段
    によって検出された前記補正量の変化に基づき前記故障
    診断を行うことを特徴とする、請求項1記載の燃料蒸発
    ガス排出抑止装置の故障診断装置。
  12. 【請求項12】 前記エンジンは、その吸気通路に設け
    られ、当該吸気通路を介して前記エンジンに吸入される
    空気量を調整することにより、当該エンジンの回転速度
    を略一定に維持する吸入空気量調整手段を備え、 前記パージ調整手段は、前記パージ通路に設けられ開閉
    することにより前記パージエアの流量を調整するパージ
    調整弁を備え、 前記診断手段は、 前記吸入空気量調整手段の作動量を検出する作動量検出
    手段を備え、 前記パージ調整弁を開閉したときに前記作動量検出手段
    によって検出された前記作動量の変化に基づき前記故障
    診断を行うことを特徴とする、請求項1記載の燃料蒸発
    ガス排出抑止装置の故障診断装置。
  13. 【請求項13】 前記パージ調整手段は、前記パージ通
    路に設けられ開閉することにより前記パージエアの流量
    を調整するパージ調整弁を備え、 前記診断手段は、 前記エンジンの回転速度を検出する回転速度検出手段を
    備え、 前記パージ調整弁を開閉したときに前記回転速度検出手
    段によって検出された前記回転速度の変化に基づき前記
    故障診断を行うことを特徴とする、請求項1記載の燃料
    蒸発ガス排出抑止装置の故障診断装置。
  14. 【請求項14】 前記診断中止手段は、 前記診断手段による前記診断を中止させた場合、故障診
    断を中止してから所定時間が経過するまでの間は前記診
    断手段による故障診断の開始を禁止することを特徴とす
    る、請求項1記載の燃料蒸発ガス排出抑止装置の故障診
    断装置。
JP776495A 1994-09-30 1995-01-20 燃料蒸発ガス排出抑止装置の故障診断装置 Pending JPH08151964A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6567739B2 (en) * 2000-03-24 2003-05-20 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Control system and method of internal combustion engine, for suppressing load variation and improving self-diagnosis
CN114263550A (zh) * 2021-09-29 2022-04-01 联合汽车电子有限公司 一种混动车脱附诊断方法、装置、介质、监测器及车辆

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