JPH08151353A - 1−アミノ−5−ブロモナフタレンの製造方法 - Google Patents
1−アミノ−5−ブロモナフタレンの製造方法Info
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- JPH08151353A JPH08151353A JP6292773A JP29277394A JPH08151353A JP H08151353 A JPH08151353 A JP H08151353A JP 6292773 A JP6292773 A JP 6292773A JP 29277394 A JP29277394 A JP 29277394A JP H08151353 A JPH08151353 A JP H08151353A
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- JP
- Japan
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- bromonaphthalene
- nitro
- amino
- solvent
- catalyst
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
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- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 1−ニトロ−5−ブロモナフタレンを溶媒の
存在下、貴金属触媒を用いて水素添加することを特徴と
する1−アミノ−5−ブロモナフタレンの製造方法。 【効果】 合成原料また耐熱性高分子原料の中間体とし
て有用な1−アミノ−5−ブロモナフタレンを、高選択
率、高収率、高純度で得ることができる。
存在下、貴金属触媒を用いて水素添加することを特徴と
する1−アミノ−5−ブロモナフタレンの製造方法。 【効果】 合成原料また耐熱性高分子原料の中間体とし
て有用な1−アミノ−5−ブロモナフタレンを、高選択
率、高収率、高純度で得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は1−ニトロ−5−ブロモ
ナフタレンを溶媒の存在下、貴金属触媒 を用いて水素
添加することを特徴とする1−アミノ−5−ブロモナフ
タレンの製造方法に関する。
ナフタレンを溶媒の存在下、貴金属触媒 を用いて水素
添加することを特徴とする1−アミノ−5−ブロモナフ
タレンの製造方法に関する。
【0002】1−アミノ−5−ブロモナフタレンは合成
原料また耐熱性高分子原料の中間体となりうるものであ
り、これをアミノ化して得られる1,5−ジアミノナフ
タレンは染料中間体及び耐熱性高分子の原料として利用
される。また、この1,5−ジアミノナフタレンをホス
ゲン化して得られる1,5−ナフタレンジイソシアネー
トはウレタン重合体としてウレタンゴム、バルコラン系
ウレタン繊維あるいはスパンデックスとしても有用な化
合物である。
原料また耐熱性高分子原料の中間体となりうるものであ
り、これをアミノ化して得られる1,5−ジアミノナフ
タレンは染料中間体及び耐熱性高分子の原料として利用
される。また、この1,5−ジアミノナフタレンをホス
ゲン化して得られる1,5−ナフタレンジイソシアネー
トはウレタン重合体としてウレタンゴム、バルコラン系
ウレタン繊維あるいはスパンデックスとしても有用な化
合物である。
【0003】
【従来の技術】1−ニトロ−5−ブロモナフタレンを還
元して1−アミノ−5−ブロモナフタレンを製造する方
法としては以前に数件報告されている。例えば、還元触
媒としてスズを用いる方法(Ann.Chem.,22
2,297(1884))、塩化スズを用いる方法(C
hem.Ber.,35,2804(1902))、鉄
または亜鉛を用いる方法(Chem.Ber.,57,
50(1924))等があるが、いずれも収率が低く、
また副生物が多い等の問題点があった。
元して1−アミノ−5−ブロモナフタレンを製造する方
法としては以前に数件報告されている。例えば、還元触
媒としてスズを用いる方法(Ann.Chem.,22
2,297(1884))、塩化スズを用いる方法(C
hem.Ber.,35,2804(1902))、鉄
または亜鉛を用いる方法(Chem.Ber.,57,
50(1924))等があるが、いずれも収率が低く、
また副生物が多い等の問題点があった。
【0004】また、1−ニトロ−5−ブロモナフタレン
を水素添加して1−アミノ−5−ブロモナフタレンを得
る製造方法としては J.Amer.Chem.So
c.,68,1602,1605(1946)が知られ
ている。これは、ベンゼン溶媒中でラネーニッケル(以
下、Ni(R)と略する)を触媒として低圧で反応させ
る方法であるが、収率が84%と低く非効率的であっ
た。また、本発明者らはこの方法を追試した結果、ある
一定の原料濃度以上では反応が停止し、未反応の1−ニ
トロ−5−ブロモナフタレンが残るということを確認し
た。更に、反応条件によってはアゾまたはアゾキシ化合
物が多量に副生し、その結果、目的物の選択率及び収率
が低下することがわかった。
を水素添加して1−アミノ−5−ブロモナフタレンを得
る製造方法としては J.Amer.Chem.So
c.,68,1602,1605(1946)が知られ
ている。これは、ベンゼン溶媒中でラネーニッケル(以
下、Ni(R)と略する)を触媒として低圧で反応させ
る方法であるが、収率が84%と低く非効率的であっ
た。また、本発明者らはこの方法を追試した結果、ある
一定の原料濃度以上では反応が停止し、未反応の1−ニ
トロ−5−ブロモナフタレンが残るということを確認し
た。更に、反応条件によってはアゾまたはアゾキシ化合
物が多量に副生し、その結果、目的物の選択率及び収率
が低下することがわかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明方法は上述のよ
うな反応効率の低さによる目的物の収率の低下、副生物
の生成及び処理等の問題点を解決し、簡便で高選択性、
高収率で、高純度の1−アミノ−5−ブロモナフタレン
を製造することを目的とするものである。
うな反応効率の低さによる目的物の収率の低下、副生物
の生成及び処理等の問題点を解決し、簡便で高選択性、
高収率で、高純度の1−アミノ−5−ブロモナフタレン
を製造することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決すべく鋭意検討した結果、1−ニトロ−5−ブロモ
ナフタレンを水素添加する際発生する水と、用いる触媒
との溶解性等の関係が、選択性、収率に大きく影響する
という知見を得た。そこで、1−ニトロ−5−ブロモナ
フタレンを溶媒存在下、貴金属触媒を用いて水素添加し
たところ、高選択性、高収率で、更に高純度の1−アミ
ノ−5−ブロモナフタレンを製造できることを見い出
し、本発明を完成した。
解決すべく鋭意検討した結果、1−ニトロ−5−ブロモ
ナフタレンを水素添加する際発生する水と、用いる触媒
との溶解性等の関係が、選択性、収率に大きく影響する
という知見を得た。そこで、1−ニトロ−5−ブロモナ
フタレンを溶媒存在下、貴金属触媒を用いて水素添加し
たところ、高選択性、高収率で、更に高純度の1−アミ
ノ−5−ブロモナフタレンを製造できることを見い出
し、本発明を完成した。
【0007】即ち、本発明は1−ニトロ−5−ブロモナ
フタレンを溶媒の存在下、貴金属触媒を用いて水素添加
することを特徴とする1−アミノ−5−ブロモナフタレ
ンの製造方法を提供するものである。
フタレンを溶媒の存在下、貴金属触媒を用いて水素添加
することを特徴とする1−アミノ−5−ブロモナフタレ
ンの製造方法を提供するものである。
【0008】以下、本発明方法を詳細に説明する。本発
明方法は、原料の1−ニトロ−5−ブロモナフタレンを
溶媒の存在下、貴金属触媒を使用して反応器内で水素添
加させることにより実施される。
明方法は、原料の1−ニトロ−5−ブロモナフタレンを
溶媒の存在下、貴金属触媒を使用して反応器内で水素添
加させることにより実施される。
【0009】本発明に使用する出発原料の1−ニトロ−
5−ブロモナフタレンは、例えば1−ニトロナフタレン
のブロモ化等によって容易に得ることができる。
5−ブロモナフタレンは、例えば1−ニトロナフタレン
のブロモ化等によって容易に得ることができる。
【0010】本発明で用いる溶媒は特に制限されない
が、本反応に不活性で、反応条件下で液体または気体で
ある化合物ならば使用可能である。例として、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、アニリン、
フェノール、トルイジン、メタノール、エタノール、ブ
タノール、シクロヘキサノール、イソプロピルアルコー
ル、ジオキサン、水、酢酸等が挙げられる。その中でも
好ましい例としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、
更にそれらのアルキル、ハロゲン、アミノ等の官能基を
有した芳香族化合物を挙げることができる。
が、本反応に不活性で、反応条件下で液体または気体で
ある化合物ならば使用可能である。例として、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、アニリン、
フェノール、トルイジン、メタノール、エタノール、ブ
タノール、シクロヘキサノール、イソプロピルアルコー
ル、ジオキサン、水、酢酸等が挙げられる。その中でも
好ましい例としては、ベンゼン、トルエン、キシレン、
更にそれらのアルキル、ハロゲン、アミノ等の官能基を
有した芳香族化合物を挙げることができる。
【0011】本発明方法は溶媒を使用しなくても反応を
進行させることができるが、副生物が多量に生成するた
め実用的でない。溶媒を用いた方が副生物が少なく、反
応を円滑に操作できるので好ましい。
進行させることができるが、副生物が多量に生成するた
め実用的でない。溶媒を用いた方が副生物が少なく、反
応を円滑に操作できるので好ましい。
【0012】溶媒の使用量は通常、原料の1−ニトロ−
5−ブロモナフタレンに対し、0.1〜100重量比、
好ましくは1〜30重量比である。溶媒量が0.1重量
比未満では副生物が多くなる場合がある。
5−ブロモナフタレンに対し、0.1〜100重量比、
好ましくは1〜30重量比である。溶媒量が0.1重量
比未満では副生物が多くなる場合がある。
【0013】本発明方法で使用される貴金属触媒として
は、例として、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、白
金等が挙げられる。特に白金の使用は、副生物が少な
く、好ましい。使用可能な白金触媒としては水素添加触
媒として公知のものでよく、担体なしでもよいが、担体
を用いる方が実際的である。担体としては例えば、活性
炭、カーボンブラック、アルミナ、ケイソウ土などの公
知のものを用いることができる。担体に対する白金の濃
度は通常担体1000〜5重量部に対して白金1重量部
の範囲のものが使用され、好ましくは500〜10重量
部の範囲のものである。
は、例として、ルテニウム、ロジウム、パラジウム、白
金等が挙げられる。特に白金の使用は、副生物が少な
く、好ましい。使用可能な白金触媒としては水素添加触
媒として公知のものでよく、担体なしでもよいが、担体
を用いる方が実際的である。担体としては例えば、活性
炭、カーボンブラック、アルミナ、ケイソウ土などの公
知のものを用いることができる。担体に対する白金の濃
度は通常担体1000〜5重量部に対して白金1重量部
の範囲のものが使用され、好ましくは500〜10重量
部の範囲のものである。
【0014】白金触媒は、原料のニトロ化合物1重量部
当たり白金として1×10-7〜1×10-2重量部使用
し、好ましくは1×10-6〜1×10-3重量部用いる。
あまり多すぎると副生物が増加する傾向があり、あまり
少ないと反応が遅くなる可能性がある。
当たり白金として1×10-7〜1×10-2重量部使用
し、好ましくは1×10-6〜1×10-3重量部用いる。
あまり多すぎると副生物が増加する傾向があり、あまり
少ないと反応が遅くなる可能性がある。
【0015】また、白金にパラジウム、レニウム、ルテ
ニウム等の他の金属を加えた触媒でも良く、また助触媒
として鉄、コバルト、ニッケル、クロムなどを加えても
良い。
ニウム等の他の金属を加えた触媒でも良く、また助触媒
として鉄、コバルト、ニッケル、クロムなどを加えても
良い。
【0016】水素化反応は通常、20〜180℃で行わ
れるが、好ましくは50〜140℃の範囲で実施され
る。あまり低温では反応速度が低下し、反応効率の低下
を招く傾向がある。また、180℃以上では高温による
原料及び生成物の熱劣化でタール化が増加し、目的物の
収率が低下する場合がある。
れるが、好ましくは50〜140℃の範囲で実施され
る。あまり低温では反応速度が低下し、反応効率の低下
を招く傾向がある。また、180℃以上では高温による
原料及び生成物の熱劣化でタール化が増加し、目的物の
収率が低下する場合がある。
【0017】反応圧力は使用量及び反応温度により左右
されるが、一般には10〜10000KPa、好ましく
は100〜5000KPaの範囲で実施される。
されるが、一般には10〜10000KPa、好ましく
は100〜5000KPaの範囲で実施される。
【0018】反応時間は原料、触媒の使用量、反応方法
及び条件などで左右され、一概には決めることができな
いが、通常の条件下でのバッチ反応では1〜5時間で反
応が終了する。
及び条件などで左右され、一概には決めることができな
いが、通常の条件下でのバッチ反応では1〜5時間で反
応が終了する。
【0019】反応は原料、触媒、溶媒などを一括して反
応器に仕込む、いわゆるバッチ法、原料などの一部を間
欠的に仕込むセミバッチ法、原料等を連続的に仕込む連
続法のいずれでも実施することができる。
応器に仕込む、いわゆるバッチ法、原料などの一部を間
欠的に仕込むセミバッチ法、原料等を連続的に仕込む連
続法のいずれでも実施することができる。
【0020】
【実施例】以下、実施例により本発明方法をさらに詳し
く説明する。 実施例1 1−ニトロ−5−ブロモナフタレン8.0g、トルエン
68.8g及び5%Pt−C0.0354g(50%w
et品)を電磁撹拌機を備えた内容積360mlのSU
S製オートクレーブに仕込んだ。系内の空気を水素で置
換したのち、水素を3925KPaに圧入し撹拌しなが
ら120℃まで昇温し反応させた。反応中の圧力が19
60KPaに下がる毎に水素を3925KPaまで圧入
し、この操作を水素吸収が認められなくなるまで繰り返
した。反応時間は1時間であった。冷却後、反応器を開
放し、析出物を濾過、乾燥し、7.1gの結晶を得た。
この結晶は赤外吸収スペクトル、NMRスペクトルから
1−アミノ−5−ブロモナフタレンであることを確認し
た。また、触媒を分離したのちの生成物の組成はガスク
ロマトグラフィー及び液体クロマトグラフィーによる定
量分析の結果、1−アミノ−5−ブロモナフタレン99
%、5,5’−ジブロモ−[1,1’]アゾキシナフタ
レン0.8%であり、1−ニトロ−5−ブロモナフタレ
ンは認められなかった。結果を実施例1として表1に示
す。
く説明する。 実施例1 1−ニトロ−5−ブロモナフタレン8.0g、トルエン
68.8g及び5%Pt−C0.0354g(50%w
et品)を電磁撹拌機を備えた内容積360mlのSU
S製オートクレーブに仕込んだ。系内の空気を水素で置
換したのち、水素を3925KPaに圧入し撹拌しなが
ら120℃まで昇温し反応させた。反応中の圧力が19
60KPaに下がる毎に水素を3925KPaまで圧入
し、この操作を水素吸収が認められなくなるまで繰り返
した。反応時間は1時間であった。冷却後、反応器を開
放し、析出物を濾過、乾燥し、7.1gの結晶を得た。
この結晶は赤外吸収スペクトル、NMRスペクトルから
1−アミノ−5−ブロモナフタレンであることを確認し
た。また、触媒を分離したのちの生成物の組成はガスク
ロマトグラフィー及び液体クロマトグラフィーによる定
量分析の結果、1−アミノ−5−ブロモナフタレン99
%、5,5’−ジブロモ−[1,1’]アゾキシナフタ
レン0.8%であり、1−ニトロ−5−ブロモナフタレ
ンは認められなかった。結果を実施例1として表1に示
す。
【0021】実施例2 1−ニトロ−5−ブロモナフタレン24.0g、トルエ
ン137.6g、反応温度/時間を60℃/2hrに変
えた以外は実施例1と同様の操作をおこなった結果を実
施例2として表1に示す。
ン137.6g、反応温度/時間を60℃/2hrに変
えた以外は実施例1と同様の操作をおこなった結果を実
施例2として表1に示す。
【0022】実施例3 触媒として5%Pt−Cの代わりに 2% Pt−Al
2O3を用いた以外は実施例1と同様の操作をおこなった
結果を実施例3として表1に示す。
2O3を用いた以外は実施例1と同様の操作をおこなった
結果を実施例3として表1に示す。
【0023】実施例4 1−ニトロ−5−ブロモナフタレン32.0g、トルエ
ン275.2g、触媒として5%Pt−Cの代わりに2
%Pt−Al2O3を用いた以外は実施例2と同様の操作
をおこなった結果を実施例4として表1に示す。
ン275.2g、触媒として5%Pt−Cの代わりに2
%Pt−Al2O3を用いた以外は実施例2と同様の操作
をおこなった結果を実施例4として表1に示す。
【0024】実施例5 1−ニトロ−5−ブロモナフタレン4.0g、溶媒とし
てトルエンの代わりにベンゼン140.6gとした以外
は実施例1と同様の操作をおこなった結果を実施例5と
して表1に示す。
てトルエンの代わりにベンゼン140.6gとした以外
は実施例1と同様の操作をおこなった結果を実施例5と
して表1に示す。
【0025】実施例6 1−ニトロ−5−ブロモナフタレン16.0g、トルエ
ン32.0gとした以外は実施例2と同様の操作をおこ
なった結果を実施例6として表1に示す。
ン32.0gとした以外は実施例2と同様の操作をおこ
なった結果を実施例6として表1に示す。
【0026】実施例7 1−ニトロー5ーブロモナフタレン16.0g、溶媒と
してトルエンの代わりにベンゼン70.3gとした以外
は実施例3と同様の操作をおこなった結果を実施例7と
して表1に示す。
してトルエンの代わりにベンゼン70.3gとした以外
は実施例3と同様の操作をおこなった結果を実施例7と
して表1に示す。
【0027】比較例1 触媒として5%Pt−Cの代わりにNi(R)を用いた
以外は実施例1と同様の操作をおこなった結果を比較例
1として表2に示す。
以外は実施例1と同様の操作をおこなった結果を比較例
1として表2に示す。
【0028】比較例2 溶媒としてトルエンの代わりに無溶媒とし、1−ニトロ
−5−ブロモナフタレン16.0gとした以外は比較例
1と同様の操作をおこなった結果を比較例2として表2
に示す。
−5−ブロモナフタレン16.0gとした以外は比較例
1と同様の操作をおこなった結果を比較例2として表2
に示す。
【0029】
【表1】 1)1−ニトロ−5−ブロモナフタレンをBNNPと略
する。 2)%は、原料のBNNPに対する重量%を示す。 3)5,5’−ジブロモ−[1,1’]−アゾキシナフ
タレン及びその誘導体をアゾキシ化合物として記載し
た。
する。 2)%は、原料のBNNPに対する重量%を示す。 3)5,5’−ジブロモ−[1,1’]−アゾキシナフ
タレン及びその誘導体をアゾキシ化合物として記載し
た。
【0030】
【表2】 1)1−ニトロ−5−ブロモナフタレンをBNNPと略
する。 2)%は原料のBNNPに対する重量%を示す。 3)5,5’−ジブロモ−[1,1’]−アゾキシナフ
タレン及びその誘導体をアゾキシ化合物として記載し
た。
する。 2)%は原料のBNNPに対する重量%を示す。 3)5,5’−ジブロモ−[1,1’]−アゾキシナフ
タレン及びその誘導体をアゾキシ化合物として記載し
た。
【0031】
【発明の効果】本発明方法によれば、合成原料また耐熱
性高分子原料の中間体として有用な1−アミノ−5−ブ
ロモナフタレンを、高選択率、高収率、高純度で得るこ
とができる。
性高分子原料の中間体として有用な1−アミノ−5−ブ
ロモナフタレンを、高選択率、高収率、高純度で得るこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒田 一元 福岡県大牟田市浅牟田町30番地 三井東圧 化学株式会社内 (72)発明者 宮田 勝治 福岡県大牟田市浅牟田町30番地 三井東圧 化学株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 1−ニトロ−5−ブロモナフタレンを溶
媒の存在下、貴金属触媒を用いて水素添加することを特
徴とする1−アミノ−5−ブロモナフタレンの製造方
法。 - 【請求項2】 貴金属触媒が白金及びまたはその化合物
である請求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】 溶媒が芳香族化合物である請求項1記載
の製造方法。 - 【請求項4】 反応温度を20〜180℃で実施する請
求項1記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6292773A JPH08151353A (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 1−アミノ−5−ブロモナフタレンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6292773A JPH08151353A (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 1−アミノ−5−ブロモナフタレンの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08151353A true JPH08151353A (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=17786159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6292773A Pending JPH08151353A (ja) | 1994-11-28 | 1994-11-28 | 1−アミノ−5−ブロモナフタレンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08151353A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1342713A1 (de) * | 2002-03-05 | 2003-09-10 | Bayer Aktiengesellschaft | Verfahren zur Herstellung eines Dinitronaphthalin-Isomerengemisches mit hohem Anteil an 1,5-Dinitronaphtalin |
-
1994
- 1994-11-28 JP JP6292773A patent/JPH08151353A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1342713A1 (de) * | 2002-03-05 | 2003-09-10 | Bayer Aktiengesellschaft | Verfahren zur Herstellung eines Dinitronaphthalin-Isomerengemisches mit hohem Anteil an 1,5-Dinitronaphtalin |
US6737554B2 (en) | 2002-03-05 | 2004-05-18 | Bayer Aktiengesellschaft | Process for the production of a dinitronaphthalene isomer mixture with a high proportion of 1,5-dinitronaphthalene |
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