JPH08151234A - 透明導電膜付きガラス板およびそれを用いた透明タッチパネル - Google Patents

透明導電膜付きガラス板およびそれを用いた透明タッチパネル

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JPH08151234A
JPH08151234A JP29409694A JP29409694A JPH08151234A JP H08151234 A JPH08151234 A JP H08151234A JP 29409694 A JP29409694 A JP 29409694A JP 29409694 A JP29409694 A JP 29409694A JP H08151234 A JPH08151234 A JP H08151234A
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glass plate
conductive film
transparent conductive
layer
main component
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Masahiro Hirata
昌宏 平田
Taichi Fukuhara
太一 福原
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Nippon Sheet Glass Fine Co Ltd
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Nippon Sheet Glass Fine Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C17/00Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
    • C03C17/34Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions
    • C03C17/3411Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions with at least two coatings of inorganic materials
    • C03C17/3417Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with at least two coatings having different compositions with at least two coatings of inorganic materials all coatings being oxide coatings

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Surface Treatment Of Glass (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】文字の視認性が優れた透明タッチパネルおよび
それに用いられる透明導電膜付きガラス板を提供するこ
と。 【構成】ガラス板の一方の主表面にはシリカ以外の少な
くとも一成分が選択的に除去されてなる多孔質シリカ層
が形成され、ガラス板の他方の表面には最外側が主成分
が酸化錫である薄膜とする薄膜積層体からなる透明導電
膜が形成され、波長550nmでの透過率を93%以上
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は各種の入力機器に用いら
れる透明導電膜付きガラス板及び透明タッチパネルに関
する。
【0001】
【従来の技術】透明タッチパネルは、電卓、リモコン、
電話機、コピー機、電子手帳、制御機器、携帯端末機
器、ゲーム機器等の各種機器の入力手段として用いられ
る。従来、このような用途に用いられる透明導電膜付き
ガラス板及び透明タッチパネルとしては、ガラス板の一
方の表面に、酸化錫を主成分とする透明導電膜を形成し
た透明導電膜付きガラス板を用い、この透明導電膜付き
ガラス板を第1電極とし、透明導電性膜が設けられた可
撓性を有する透明フィルムを第2電極として、第1電極
と第2電極とを所定の空隙を設けて対向配置してなる透
明タッチパネルが知られている。
【0002】透明タッチパネルは、液晶ディスプレイな
どの表示体と一体化して用いられるが、近年情報通信分
野の拡大に伴い個人情報端末と呼ばれる携帯端末機器の
開発が広くなされている。この携帯端末機器では表示さ
れる情報量が従来のものと比べ飛躍的に増大しているた
め、精細な表示性能が強く求められる。
【0003】このような要求に対し、例えば、特公平5
−56265号公報に記載されているように、反射防止
能を有する透明導電性フィルムを使用することが知られ
ている。該フィルムを透明タッチパネルに適用すれば、
屋外などの明るい場所で携帯端末機器を使用する際の視
認性が向上する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た反射防止能を有する透明導電性フィルムは、直達光の
反射を抑える防眩能を有してはいるものの、可視光線透
過率が低下する。例えば、市販の透明導電性フィルムの
波長550nmでの透過率が86%であるのに対し、防
眩能が付与されたものは83%であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1の透明導電膜付きガラス板は、ソーダライムガ
ラス板の一方の主表面にはシリカ以外の少なくとも一成
分が選択的に除去されてなる多孔質シリカ層が形成さ
れ、該ガラス板の他方の表面には最外側が主成分が酸化
錫である薄膜とする薄膜の積層体からなる透明導電膜が
形成され、波長550nmでの透過率が93%以上とし
たことを特徴とする透明導電膜付きガラス板とした。
【0006】請求項2の透明タッチパネルは、請求項1
に記載の透明導電膜付きガラス板を第1電極とし、透明
導電性膜が設けられた可撓性を有する透明フィルムを第
2電極として、前記第1電極の透明導電膜と第2電極の
透明導電膜とを所定の空隙を設けて対向配置した。
【0007】以下に本発明を添付図面に基づいて説明す
る。図1は本発明に係る透明導電膜付きガラス板の模式
的構成図である。
【0008】この透明導電膜付きガラス板1は、ソーダ
ライムガラス板2の一方の表面にシリカ以外の少なくと
も一成分が選択的に除去されシリカの骨格層が残された
多孔質のシリカスケルトンからなる層3を形成し、この
ソーダライムガラス板2の他方の表面には、最外側が主
成分が酸化錫の薄膜である薄膜積層体からなる透明導電
膜4を形成してなる。
【0009】ここで、ソーダライムガラス板2として
は、フロートガラスなど、従来より透明導電膜付きガラ
ス板に用いられているものが用いられ、ガラス組成とし
ては重量%でSiO268〜72%、Al231〜2
%、CaO6〜12%、MgO1〜5%、R2O11〜
15%(アルカリ成分の合計)を主成分とするガラスが
用いることができる。
【0010】シリカ以外の少なくとも一成分が選択的に
除去されシリカの骨格層が残された多孔質のシリカスケ
ルトンからなる層3は、この層が形成されるガラス板表
面における光の反射を防止するために設けられる。多孔
質のシリカスケルトンからなる層3を形成する方法とし
ては、ガラス板を珪弗化水素酸のシリカ過飽和水溶液に
浸漬するエッチング法が好適である。この層の厚みは1
00nm程度とするのが好ましい。
【0011】最表面が酸化錫を主成分とする薄膜からな
る積層構造を有する透明導電膜4としては、酸化珪素を
主成分とする第1層、酸化錫を主成分とする第2層を順
次積層したもの(2層構造の透明導電膜)、酸化珪素を
主成分とする第1層、酸化チタンを主成分とする第2
層、酸化錫を主成分とする第3層を順次積層したもの
(3層構造の透明導電膜)、酸化珪素を主成分とする第
1層、酸化錫を主成分とする第2層、酸化珪素を主成分
とする第3層、酸化錫を主成分とする第4層を順次積層
したもの(4層構造の透明導電膜)、酸化珪素を主成分
とする第1層、酸化錫を主成分とする第2層、酸化チタ
ンを主成分とする第3層、酸化珪素を主成分とする第4
層、酸化錫を主成分とする第5層を順次積層したもの
(5層構造の透明導電膜)、あるいは多孔質のシリカス
ケルトンからなる第1層、酸化珪素を主成分とする第2
層、酸化錫を主成分とする第3層、酸化珪素を主成分と
する第4層、酸化錫を主成分とする第5層を順次積層し
たもの(5層膜)などがあげられる。
【0012】なお、この積層構造としては、屈折率の異
なる物質の薄膜を組み合わせることにより積層体として
の光学特性を調整するものであればいかなるものでも良
く、前記の組み合わせのみに限定されるものではない。
【0013】これらの積層構造を有する透明導電膜4を
形成する方法としては、生産性および膜特性の点から、
400〜600℃に加熱されたソーダライムガラス板2
の表面に原料ガスを供給して被膜を形成する常圧CVD
法が好ましい。
【0014】原料ガスとしては、モノシラン(Si
4)、モノブチル錫トリクロライド(C49SnC
3)や四塩化錫(SnCl4)の蒸気、チタンテトライ
ソプロポキシド(Ti[OCH(CH324)や四塩
化チタン(TiCl4)蒸気が好適である。これらの金
属化合物から金属酸化物薄膜を形成させる際には、酸素
や水蒸気などの酸化剤および、窒素などの不活性ガス、
膜特性を調整するための添加剤であるP,B,Sb,F
などの化合物ガスあるいは蒸気が併用される。
【作用】透明導電膜付きガラスにおいて、ソーダライム
ガラス板の一方の表面にシリカ以外の成分が選択的に除
去されシリカの骨格層が残された多孔質のシリカスケル
トンからなる層を形成し、かつ、該ソーダライムガラス
の他方の表面に最表面が酸化錫を主成分とする薄膜から
なる積層構造を有する透明導電膜を形成し、波長550
nmでの透過率を93%以上とすることにより視認性を
向上させた。
【0015】そして、この透明導電膜付きガラス板を用
いた本発明の透明タッチパネルによれば可視光透過特性
が向上し、精細な表示体と組み合わせても良好な視認性
を得ることができる。
【実施例】以下に、本発明の透明導電膜付きガラス板1
および透明タッチパネルの具体的実施例について説明す
る。 実施例1 大きさが300×320mm、厚みが1.1mmの波長
550nmにおける透過率が92%のフロートガラスを
洗浄、乾燥してガラス板(基板)とした。この基板の一
方の表面をマスクした後、0.05molのホウ酸およ
び0.008molの弗化カリウムを添加した濃度1.
25mol/lの珪弗化水素酸のシリカ飽和水溶液(5
リットル)に2時間浸漬し、取り出してマスクを除去
し、洗浄、乾燥することにより、基板の一方の表面にシ
リカ以外の成分が選択的に除去されシリカの骨格層が残
された多孔質のシリカスケルトンからなる層を形成し
た。ついで、基板の一方の表面にシリカスケルトンから
なる層が形成された基板を洗浄、乾燥して基体とした。
この基体を450℃に加熱し、基体のガラス面にSiH
4、N2、O2の調整されたガスを供給して、厚みが25
nmのSiO2を主成分とする第1層を成膜した。その
後、基板を500℃に加熱し、C49SnCl3の蒸
気、N2、O2、HFの蒸気、及び水蒸気の調整されたガ
スを供給して、第1層の膜表面に厚みが25nmのSn
2を主成分とする第2層を成膜した。
【0016】このようにして得られた、透明導電膜付き
ガラス板を徐冷し、試料とし、この試料の可視光透過率
を分光光度計により測定した。この測定結果を図2に実
線で示した。図2から分かるように、波長550nmで
の透過率は93%であった。
【0017】次に、上記の透明導電膜付きガラス板1を
用いて作製した透明タッチパネルについて図3を参照し
て説明する。この透明タッチパネル11は図3(a)に
示すように、透明導電膜付きガラス板を第1電極板12
とし、透明導電膜16が設けられた可撓性を有する透明
基体15を第2電極板13として、第1電極板12と第
2電極板13とを間隙形成部材であるスペーサ14を介
して所定の間隙、例えば約200μmをおいて対向配置
させてなる。なお、第2電極13の透明導電膜16が形
成された反対の表面に耐擦傷性、耐磨耗性を高めるため
シリコン樹脂系のハードコートを施してもよい。このタ
ッチパネルは波長550nmにおける透過率が82%で
あり、シリカ層を液晶表示装置側になるように設置して
用いると、文字表示が見やすく、かつ指紋などの付着汚
れが目立たなかった。
【0018】実施例2 実施例1と同様の基体を用い、基体を450℃に加熱
し、基体のガラス面にSiH4、N2、O2の調整された
ガスを供給して、厚みが25nmのSiO2を主成分と
する第1層を成膜した。その後、基体を500℃に加熱
し、Ti[OCH(CH324の蒸気、N2、O2の調
整されたガスを供給して第1層の膜表面に厚みが110
nmのTiO2を主成分とする第2層を成膜した。次に
基体を500℃に保ったまま、C49SnCl3の蒸
気、N2、O2および水蒸気の調整されたガスを供給して
第2層の膜表面に厚みが60nmのSnO2を主成分と
する第3層を成膜した。
【0019】このようにして得られた、透明導電膜付き
ガラス板を徐冷し、試料とした。この試料の可視光透過
率を分光光度計により測定したところ、波長550nm
での透過率は96%であった。
【0020】実施例3 実施例1と同様のガラス板を用い、ガラス板を450℃
に加熱し、ガラス表面にSiH4、N2、O2の調整され
たガスを供給して、厚みが25nmのSiO2を主成分
とする第1層を成膜した。その後、基体を500℃に加
熱し、C49SnCl3の蒸気、N2、O2および水蒸気
の調整されたガスを供給して第1層の膜表面に厚みが1
20nmのSnO2を主成分とする第2層を成膜した。
次に基体を500℃に保ったまま、上記と同様にして厚
みが30nmのSiO2を主成分とする第3層を成膜
し、次いで厚みが30nmのSnO2を主成分とする第
4層を成膜した。
【0021】このようにして得られた、透明導電膜付き
ガラス板を徐冷し、試料とした。この試料の可視光透過
率を分光光度計により測定したところ、波長550nm
での透過率は97%であった。
【0022】実施例4 実施例1と同様のガラス板を用い、ガラス板を450℃
に加熱し、ガラス表面にSiH4、N2、O2の調整され
たガスを供給して、厚みが25nmのSiO2を主成分
とする第1層を成膜した。その後、基体を500℃に加
熱し、C49SnCl3の蒸気、N2、O2および水蒸気
の調整されたガスを供給して第1層の膜表面に厚みが8
0nmのSnO2を主成分とする第2層を成膜した。次
に基体を500℃に保ったまま、Ti[OCH(C
324の蒸気、N2、O2の調整されたガスを供給し
て第2層の膜表面に厚みが20nmのTiO2を主成分
とする第3層を成膜した。その後、第3層表面に、上記
と同様にして、厚みが40nmのSiO2を主成分とす
る第4層を成膜した。最後に、C49SnCl3の蒸
気、CH3CHF2、N2、O2及び水蒸気の調整されたガ
スを供給して、第4層の膜表面に厚みが30nmのSn
2を主成分とする第5層を成膜した。
【0023】このようにして得られた、透明導電膜付き
ガラス板を徐冷し、試料とした。この試料の可視光透過
率を分光光度計により測定したところ、波長550nm
での透過率は97%であった。
【0024】実施例5 実施例1と同様のガラス板を0.05molのホウ酸お
よび0.008molの弗化カリウムを添加した濃度
1.25mol/lの珪弗化水素酸のシリカ飽和水溶液
(5リットル)に2時間浸漬し、取り出して洗浄、乾燥
することにより、ガラス板の両方の表面にシリカ以外の
成分が選択的に除去されシリカの骨格層が残された多孔
質のシリカスケルトンからなる層を形成した。ついで、
このガラス板を洗浄、乾燥した。このガラス板を450
℃に加熱し、任意に選んだ一方のシリカスケルトンから
なる第1層の表面にSiH4、N2、O2の調整されたガ
スを供給して、厚みが25nmのSiO2を主成分とす
る第2層を成膜した。その後、基体を500℃に加熱
し、C49SnCl3の蒸気、N2、O2および水蒸気の
調整されたガスを供給して第2層の膜表面に厚みが12
0nmのSnO2を主成分とする第3層を成膜した。次
に基体を500℃に保ったまま、上記と同様にして厚み
が30nmのSiO2を主成分とする第4層を成膜し、
次いで厚みが30nmのSnO2を主成分とする第5層
を成膜した。
【0025】このようにして得られた、透明導電膜付き
ガラス板を徐冷し、試料とした。この試料の可視光透過
率を分光光度計により測定したところ、波長550nm
での透過率は96%であった。
【0026】実施例6 実施例2〜5により作製したガラス板を用いて実施例1
と同じように透明タッチパネルを作製して、液晶表示装
置に取り付けたところ実施例1と同じように見やすい文
字表示が得られることが確認できた。 比較例1 大きさが300×320mm、厚みが1.1mmの波長
550nmにおける透過率が92%のフロートガラスを
洗浄、乾燥した。このガラス板の一方の表面に実施例1
と同様にSiO2を主成分とする第1層、SnO2を主成
分とする第2層を順次真空成膜法により成膜した。
【0027】このようにして得られた、透明導電膜付き
ガラス板を徐冷し、試料とし、この試料の可視光透過率
を分光光度計により測定した。この測定結果を図2に点
線で示した。同図からわかるように、波長550nmで
の透過率は90%であった。
【0028】比較例2 比較例1で作製したガラス板を用いて実施例1と同じよ
うにして透明タッチパネルを製作した。このパネルおよ
び実施例1で製作したパネルを新聞紙上において蛍光灯
下で比較したところ、比較例2のパネルの方が全体に暗
く、視認性が劣ることが確認できた。またこのパネルを
実施例1で用いた液晶示装置に取り付けたところ、表示
が精細になるほど実施例1との視認性の違いが大きくな
り、実施例1のパネルの視認性が優れていることが確認
された。
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば可
視光透過率が高く、波長550nmでの透過率が93%
以上の透明導電膜付きガラス板を得ることができる。そ
して、この透明導電膜付きガラス板を用いた本発明の透
明タッチパネルは、可視光線透過率が高く精細な表示に
対する視認性が向上すると同時に、ガラス表面が多孔質
になっているため、液晶表示装置との接着力が大きく長
年使用しても剥離が生じない。さらに、本発明の透明導
電膜付きガラス板は、その優れた光学特性を利用して面
発熱体や帯電防止ガラスなどにも好適に使用し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る透明導電膜付きガラスの模式的構
成図である。
【図2】本発明の一実施例及び比較例の可視光透過特性
を示す図である。
【図3】本発明に係る透明タッチパネルの模式的構成図
である。
【符号の説明】 1…透明導電膜付きガラス板、2…ガラス板、3…多孔
質のシリカスケルトンからなる層、4…最表面が酸化錫
を主成分とする薄膜からなる積層構造を有する透明導電
膜、11…透明タッチパネル、12…第1電極板、13
…第2電極板、14…スペーサ、15…基体、16…透
明導電膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01B 5/14 A H01H 13/70 D 4235−5G

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ソーダライムガラス板の一方の主表面には
    シリカ以外の少なくとも一成分が選択的に除去されてな
    る多孔質シリカ層が形成され、該ガラス板の他方の表面
    には最外側が主成分が酸化錫である薄膜とする薄膜の積
    層体からなる透明導電膜が形成され、波長550nmで
    の透過率が93%以上としたことを特徴とする透明導電
    膜付きガラス板。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の透明導電膜付きガラス板
    を第1電極とし、透明導電性膜が設けられた可撓性を有
    する透明フィルムを第2電極として、前記第1電極の透
    明導電膜と第2電極の透明導電膜とを所定の空隙を設け
    て対向配置してなることを特徴とする透明タッチパネ
    ル。
JP29409694A 1994-11-29 1994-11-29 透明導電膜付きガラス板およびそれを用いた透明タッチパネル Pending JPH08151234A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0820967A1 (en) * 1996-07-26 1998-01-28 Murakami Corporation Anti-fog element
JP2006268085A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Nippon Sheet Glass Co Ltd タッチパネル
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