JPH08150677A - 再帰反射ディスプレーフィルムおよびその製造方法 - Google Patents

再帰反射ディスプレーフィルムおよびその製造方法

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JPH08150677A
JPH08150677A JP6185278A JP18527894A JPH08150677A JP H08150677 A JPH08150677 A JP H08150677A JP 6185278 A JP6185278 A JP 6185278A JP 18527894 A JP18527894 A JP 18527894A JP H08150677 A JPH08150677 A JP H08150677A
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resin
layer
film
transparent
primer layer
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JP6185278A
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English (en)
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Toshimi Shimazu
俊美 嶋津
Yoshio Kashihara
良男 樫原
Toshinori Matsui
敏則 松井
Shogo Horide
省吾 堀出
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TOHO KAKEN KK
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TOHO KAKEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 太陽光や自動車のライトなどの照射による再
帰反射光で輝きが得られ、内部あるいは裏面からの照明
を省略することができ、大がかりな敷設工事を不要と
し、メンテナンスが簡略化でき、安全性よく、照明用の
電気代を不要とする看板あるいはディスプレー装置に使
用するディスプレーフィルムおよびその製造方法を提供
する。 【構成】 画像膜2を片面に有する光透過性フィルム素
材1の裏面3上に形成された透明粘着プライマー樹脂か
らなるプライマー層5と、該プライマー層上に形成され
た粒径が20〜100μmの透明球体6の層と、該透明
球体の間を充填しかつ透明球体の突出する球状面に副っ
て形成された無色透明粘着プライマー樹脂からなる中間
プライマー層7と、該中間プライマー層上に形成された
鏡面反射膜層9と、該鏡面反射膜層上に形成した保護バ
ッキング樹脂層10とからなることを特徴とする再帰反
射ディスプレーフィルムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、道路や空港や駅等の
各種看板、高速道路擁壁の装飾、ショーウィンドー内や
展示会等のディスプレー、バスや電車等の車体広告、若
しくは記念写真などに使用するディスプレーフィルムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、裏面から照明することによって表
面に輝きを与えた看板や内面から照射して表面に輝きを
与えたディスプレー装置、若しくは表面外部からライト
アップした看板があったが、これらの看板やディスプレ
ー装置は据え付け工事やメンテナンスが困難であった。
看板はその性質上高所への設置が多いのでなおさらであ
る。中でも照明内蔵式の看板やディスプレー装置は構造
が大掛かりで、部品点数が多く、そのため製造コストも
高く、またメンテナンスも更に困難なものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
看板あるいはディスプレー装置などの欠点を解消し、太
陽光や自動車のライトなどの照射による再帰反射光で十
分な輝きが得られ、このため内部あるいは裏面からの照
明を省略することができ、さらに大がかりな敷設工事を
不要とし、かつメンテナンスの簡略化が図れ、安全性も
よく、内部あるいは裏面からの照明のための電気代を不
要とする看板あるいはディスプレー装置に使用されるデ
ィスプレーフィルムおよびその製造方法を提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の手段は、画像膜を片面に有する光透過性フィ
ルム素材の裏面上に形成された無色透明粘着プライマー
クリヤー樹脂からなるプライマー層と、該プライマー層
上に形成された粒径が20〜100μm、好ましくは5
2〜63μmの透明球体の層と、該透明球体の間を充填
しかつ透明球体の突出する球状面に副って形成された無
色透明粘着プライマークリヤー樹脂からなる中間プライ
マー層と、該中間プライマー層上に形成された鏡面反射
膜層と、該鏡面反射膜層上に形成した保護バッキング樹
脂層とからなることを特徴とする再帰反射ディスプレー
フィルムである。
【0005】上記の中間プライマー層は、透明球体の粒
子径の略2/3の高さの間を充填しかつ透明球体の粒子
径の残りの略1/3の突出する球状面に副って形成され
た無色透明粘着プライマークリヤー樹脂からなる中間プ
ライマー層とする。上記の再帰反射ディスプレーフィル
ムにおいて、光透過性のフィルム素材の画像膜の表面上
にUVカットの入ったウレタン系樹脂、アクリル系樹
脂、フッ素系樹脂、シリコン系樹脂のいずれかからなる
表面保護膜を形成したことを特徴とする再帰反射ディス
プレーフィルムである。
【0006】さらに、上記の再帰反射ディスプレーフィ
ルムの製造方法として、画像膜を片面に有する光透過性
フィルム素材の裏面にプライマー層として無色透明粘着
プライマークリヤー樹脂を塗布し、該プライマー層上に
粒径が20〜100μm好ましくは52〜63μmの透
明球体の層を付着し、さらに該透明球体に中間プライマ
ー層として無色透明粘着プライマークリヤー樹脂を塗布
して透明球体間を充填しかつ透明球体の球状面に副う被
覆層を形成し、該中間プライマー層上に鏡面反射膜層を
形成し、該鏡面反射膜層上に保護バッキング樹脂層を形
成することを特徴とする再帰反射ディスプレーフィルム
の製造方法である。
【0007】無色透明粘着プライマークリヤー樹脂とし
て、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系
樹脂、フタル酸系樹脂、ラッカー系樹脂、フッ素系樹
脂、ビニール系樹脂、シリコン系樹脂、またはアクリル
系樹脂、特に透明度が高く黄変のないシリコン系樹脂、
ウレタン系樹脂、またはアクリル系樹脂のいずれかから
選択したクリヤー樹脂を塗布することを特徴とする再帰
反射ディスプレーフィルムの製造方法である。
【0008】中間プライマー層の形成として、無色透明
粘着プライマークリヤー樹脂を塗布して透明球体の粒子
径の略2/3の高さの間を充填しかつ透明球体の粒子径
の残りの略1/3の突出する球状面に副って被覆層を形
成することを特徴とする上記の再帰反射ディスプレーフ
ィルムの製造方法である。
【0009】鏡面反射膜層の形成は中間プライマー層の
上のアルミニウムを真空蒸着、アルミニウムの蒸着鍍金
フィルムを圧着あるいは銀引きにより形成することを特
徴とする上記の再帰反射ディスプレーフィルムの製造方
法である。
【0010】光透過性フィルム素材の画像膜の表面上に
保護膜としてUVカットの入ったウレタン系樹脂、アク
リル系樹脂、フッ素系樹脂、シリコン系樹脂のいずれか
から選択した樹脂層を被覆するることを特徴とする上記
の再帰反射ディスプレーフィルムの製造方法である。
【0011】
【作用】本発明の再帰反射ディスプレーフィルムは、画
像膜を片面に有する光透過性フィルム素材の裏面に透明
なプライマー層を介して透明球体層を設け、該透明球体
層の突出する球状面に副って塗膜の透明なプライマー層
を介して鏡面反射膜層を形成したので、画像膜を片面に
有する光透過性フィルム素材の画像膜側の表面から入射
した太陽光や自動車のライトなどは光透過性フィルム素
材や透明プライマー層や透明球体の境界で屈折し、分散
され、透明球体に入射した光は、その入射角度により透
明球体の境界で全反射するものもあるが、透明球体は透
明球体間に充填された中間プライマーの層から1/3程
度突出し、その底部の球状面に副って鏡面反射膜層が形
成されているので、入射光は鏡面反射膜層で確実に反射
されて再帰するので、結果的に光透過性フィルム素材の
画像膜を裏面から種々の方向に照射することとなり、光
の屈折、分散、あるいは透明球体のプリズム効果で画像
膜面を光り輝かせ、かつ画像の色彩を一層鮮明にする。
【0012】設置場所の関係で太陽光や自動車のライト
などが照射されない場合や常時輝きを得たい場合は、外
部からのライトアップを人工的に行えばより一層の効果
がある。その明るく深みのある輝きは、照明内蔵式の看
板に優るとも劣らないもので、従来の外部ライトアップ
による看板とは一線を画すものである。
【0013】また、本発明の再帰反射ディスプレーフィ
ルムは太陽光の下でも従来の写真では得られない立体感
のある輝いた画像面が得られるので、昼間でも夜間にラ
イトアップしたものに劣らない効果的な看板となる。
【0014】さらに室内光でも同様の効果が得られるの
で、外部看板だけでなく室内装飾用にも使用可能であ
る。もちろんライトアップすればより一層の効果が得ら
れるので、ショーウィンドーでのディスプレー等にも適
している。
【0015】また、本発明の再帰反射ディスプレーフィ
ルムは基本的にフィルム状であり、大型のものだけでな
く通常サイズの記念写真のようなものにも使用できる。
さらに厚みも薄く、曲げることができるので曲面にも貼
ることができ、様々な用途に使用可能である。
【0016】
【実施例】本発明の再帰反射ディスプレーフィルムの実
施例を図面を参照して説明する。図6に示す図は再帰反
射ディスプレーフィルムを模式的に示したもので、同図
において、再帰反射ディスプレーフィルムは、光透過性
フィルム素材1の片面に画像膜2を有する。画像膜2は
写真の影像が写しだされた乳剤からなる膜若しくはゼラ
チン質の透明膜に透光性の染料で印刷あるいは描いた画
像からなる膜であり、この画像膜2の表面4側から影像
あるいは画像は観られる。本実施例ではカラー写真の影
像からなる膜である。光透過性フィルム素材1の画像膜
2を有しない側すなわち裏面3上に厚さ10μmの無色
透明粘着プライマークリヤー樹脂からなるプライマー層
5が形成されている。この無色透明粘着プライマークリ
ヤー樹脂は、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、フタル酸系樹脂、ラッカー系樹脂、フッ
素系樹脂、ビニール系樹脂、シリコン系樹脂、またはア
クリル系樹脂、特に透明度が高く黄変のないシリコン系
樹脂、ウレタン系樹脂、またはアクリル系樹脂のいずれ
かから選択したクリヤー樹脂であるが、本実施例では弾
性ウレタン系樹脂である。
【0017】本実施例では均一な再帰反射を得るため、
大きさができるだけ揃った52〜63μm径のガラスビ
ーズの透明球体6がプライマー層5上に単層で付着載置
されている。さらに、この単層の透明球体6どうしの間
の空間に透明球体6の径の略2/3の高さの位置まで、
すなわちプライマー層5からの厚さ8が40μmの中間
プライマー層7が充填されており、かつ、透明球体6の
径の高さの残りの略1/3の透明球体6の突出した球面
に副って中間プライマー層7が付着されている。中間プ
ライマー層7は付着後、90℃の熱風で90分間乾燥し
た。この中間プライマー層7はプライマー層5と同様に
無色透明粘着プライマークリヤー樹脂であり、本実施例
ではウレタン系樹脂である。
【0018】そして、この球面状の中間プライマー層7
状にアルミニウム真空蒸着層から成る鏡面反射膜層9が
生成されている。この鏡面反射膜層9に疵がつき、また
剥離することを防止するために、厚さ11が15μmの
保護バッキング層10が鏡面反射膜層9の上に被覆され
ている。保護バッキング層10を被覆後、80℃の熱風
で60分間乾燥した。
【0019】図6において、本発明の再帰反射ディスプ
レーフィルムの表面4、すなわち画像膜2の側の外部か
ら入射された、例えば太陽光13は、画像膜2、光透過
性フィルム素材1、プライマー層5、中間プライマー層
7を通過して、透明球体6に入射する。これらの入射光
は各膜や層の境界を越える度に、境界の両側の材料の屈
折率の差異により屈折する。このようにして透明球体6
に入射された光は、直進して透明球体6の他の境界で、
鏡面反射膜層9により反射されて再帰光となり、再び屈
折を繰り返しながら進み、画像膜2の影像を内側から照
射して、画像膜2の面を輝かせて外部に再帰光14とな
って出てくる。
【0020】他の実施例を示すと、光透過性フィルム素
材1の裏面側の構成は図6に示すものと同一で有るが、
図7に見られるように、写真の影像が写しだされた乳剤
からなる膜若しくはゼラチン質の透明膜に透光性の染料
で印刷あるいは描いた画像からなる膜からなる画像膜2
の表面4には表面保護膜12が形成されている。この表
面保護膜12の材料は無色透明で、かつ、耐候性、耐水
性、柔軟性、蜜着性を画像膜2に与えるものであれば良
く、UVカットの入ったウレタン系樹脂、アクリル系樹
脂、フッ素系樹脂、シリコン系樹脂の樹脂の中から選択
する。本実施例はUVカットの入ったウレタン系樹脂か
らなる表面保護膜12で画像膜2の表面4を被覆してい
る。
【0021】本発明の製造方法を図面を参照して説明す
ると、第1工程として、図1に示すように、写真の影像
が写しだされた乳剤からなる画像膜2を片面に有する光
透過性フィルム素材1を準備し、画像膜2のない側を裏
面3とし、画像膜2側を表面4とする。本実施例では観
光宣伝用として、全紙大の大きさのカラー写真の撮影さ
れたカラーフィルムを画像膜2を片面に有する光透過性
フィルム素材1とした。
【0022】第2工程として、図2に示すように、この
画像膜2を片面に有する光透過性フィルム素材1の裏面
3に10μmの厚さの無色透明粘着プライマークリヤー
樹脂からなるプライマー層5を塗布する。無色透明粘着
プライマークリヤー樹脂は、エポキシ系樹脂、ウレタン
系樹脂、ポリエステル系樹脂、フタル酸系樹脂、ラッカ
ー系樹脂、フッ素系樹脂、ビニール系樹脂、シリコン系
樹脂、またはアクリル系樹脂、特に透明度が高く黄変の
ないシリコン系樹脂、ウレタン系樹脂、またはアクリル
系樹脂のいずれかから選択したクリヤー樹脂であるが、
本実施例では弾性ウレタン系樹脂とする。
【0023】第3工程として、図3に示すように、この
粘着性を有している時間内に52〜63μ径のガラスビ
ーズの透明球体6をプライマー層5上に均一な単層とな
るように全面に載置し付着する。
【0024】第4工程として、図4に示すように、単層
に載置付着された透明球体6どうしの間にプライマー層
5と同様の無色透明粘着プライマークリヤー樹脂からな
る中間プライマー層7を充填する。その中間プライマー
層7の充填厚さ8は40μmで、透明球体6の径の略2
/3の厚さとする。このようにすると透明球体6の1/
3が後部に球面を突出することとなる。この突出した球
面に副って、次工程の鏡面反射膜層9に付着性を付与す
るための前工程として、図4に示すように中間プライマ
ー層7の塗膜を被覆する。この塗膜の被覆後、90℃の
熱風で90分間乾燥した。
【0025】第5工程として、図5に示すように透明球
体6の突出した球面に副って被覆された中間プライマー
層7の薄膜上にアルミニウムを真空蒸着して鏡面反射膜
層9を形成する。
【0026】以上の工程で再帰反射ディスプレイフィル
ムの基本構成は完了する。しかし、鏡面反射膜層9が疵
つけられたり、剥離されたりすることを防ぐために、第
6工程として、図6に示すように、保護バッキング層1
0を鏡面反射膜層9の裏面に形成する。保護バッキング
層10の厚さ11は15μmである。保護バッキング層
10の被覆後、80℃の熱風で60分間乾燥した。
【0027】さらに、写真の影像が写しだされた乳剤か
らなる画像膜2を保護するために、第7工程として、図
7に示すように、無色透明で、かつ、耐候性、耐水性、
柔軟性、蜜着性に優れた表面保護膜12を画像膜2に塗
布する。この表面保護膜12の材料は、上述したよう
に、UVカットの入ったウレタン系樹脂、アクリル系樹
脂、フッ素系樹脂、シリコン系樹脂の樹脂の中からから
選択する。本実施例はUVカットの入ったウレタン系樹
脂を画像膜2の表面4に被覆する。ウレタン系樹脂の被
覆後、80℃の熱風で60分間乾燥した。
【0028】本実施例で作製したディスプレーフィルム
を戸外の道路脇に設置すると、太陽光が差し込むと、デ
ィスプレーフィルム面は鮮やかさを増して輝き、立体感
のある影像が観察された。また、夜間に自動車のライト
に照射されると、単に写真にライトアップしたものとは
ことなる輝きのある影像が得られた。さらに、表面保護
層を形成したディスプレーフィルムは耐候性、耐水性が
あるので野外に長時間曝しても風雨や日光などにより損
傷をうけることはない。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の再帰反射
ディスプレーフィルムは、内部に照明設備などを備える
ものでないので、その厚みは1mm以下の薄さであり、
従って本発明の再帰反射ディスプレーフィルムを各種の
看板あるいはディスプレー装置に適用したとき、その構
造体は従来の内部から照明する看板やディスプレー装置
に比し、部品点数も少なくまた軽量であり、そのため製
造コストも低く、さらに故障率も少なく、メンテナンス
も容易で簡略化される。このような利点が有るにもかか
わらず、本発明の再帰反射ディスプレーフィルムは、外
部から太陽光や自動車のライト等の光が照射されると、
内部から再帰反射された光により、その表面はその色を
鮮やかに深みのある輝きをだし、立体感をかもしだす。
このように日光の下で従来の写真とは全く相違する立体
感が得られるので、昼間でも効果的な看板となる。また
ライトアップすればその輝きは一層明るさと深みを出
し、従来のライトアップのものと一線を画するものであ
る。
【0030】また、本発明の製造方法は、上記のように
内部からの照明用の設備を設ける必要がないので、製造
工程数が少なくて済むなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法の第1工程における光透過性フィル
ム素材の説明図である。
【図2】本発明方法の第2工程におけるプライマー層形
成の説明図である。
【図3】本発明方法の第3工程における透明球体形成の
説明図である。
【図4】本発明方法の第4工程における中間プライマー
層形成の説明図である。
【図5】本発明方法の第5工程における鏡面反射膜層形
成の説明図である。
【図6】本発明方法の第6工程における保護バッキング
層形成および本発明の再帰反射ディスプレーフィルムの
基本構造を示すの説明図である。
【図7】本発明方法の第7工程における表面保護層形成
の説明図である。
【符号の説明】
1 光透過性フィルム素材 2 画像膜 3 裏面 4 表面 5 プライマー層 6 透明球体 7 中間プライマー層 8 中間プライマー層の充填厚さ 9 鏡面反射膜層 10 保護バッキング層 11 保護バッキング層の厚さ 12 表面保護膜 13 太陽光 14 再帰光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀出 省吾 大阪市生野区巽南4丁目9番46号 東邦化 研株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像膜を片面に有する光透過性フィルム
    素材の裏面上に形成された無色透明粘着プライマークリ
    ヤー樹脂からなるプライマー層と、該プライマー層上に
    付着された粒径が20〜100μmの透明球体の層と、
    該透明球体の間を充填しかつ透明球体の突出する球状面
    に副って形成された無色透明粘着プライマークリヤー樹
    脂からなる中間プライマー層と、該中間プライマー層上
    に形成された鏡面反射膜層と、該鏡面反射膜層上に形成
    した保護バッキング樹脂層とからなることを特徴とする
    再帰反射ディスプレーフィルム。
  2. 【請求項2】 中間プライマー層は透明球体の粒子径の
    2/3の高さの間を充填しかつ透明球体の粒子径の残り
    の1/3の突出する球状面に副って形成された無色透明
    粘着プライマークリヤー樹脂からなる中間プライマー層
    であることを特徴とする請求項1に記載の再帰反射ディ
    スプレーフィルム。
  3. 【請求項3】 光透過性フィルム素材の画像膜の表面上
    にUVカットの入ったウレタン系樹脂、アクリル系樹
    脂、フッ素系樹脂、シリコン系樹脂のいずれかからなる
    表面保護膜を形成したことを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の再帰反射ディスプレーフィルム。
  4. 【請求項4】 画像膜を片面に有する光透過性フィルム
    素材の裏面にプライマー層として無色透明粘着プライマ
    ークリヤー樹脂を塗布し、該プライマー層上に粒径が2
    0〜100μmの透明球体の層を付着し、さらに該透明
    球体に中間プライマー層として無色透明粘着プライマー
    クリヤー樹脂を塗布して透明球体間を充填しかつ透明球
    体の球状面に副う被覆層を形成し、該中間プライマー層
    上に鏡面反射膜層を形成し、該鏡面反射膜層上に保護バ
    ッキング樹脂層を形成することを特徴とする再帰反射デ
    ィスプレーフィルムの製造方法。
  5. 【請求項5】 無色透明粘着プライマークリヤー樹脂
    は、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系
    樹脂、フタル酸系樹脂、ラッカー系樹脂、フッ素系樹
    脂、ビニール系樹脂、シリコン系樹脂、アクリル系樹脂
    のいずれかから選択したクリヤー樹脂であることを特徴
    とする請求項4に記載の再帰反射ディスプレーフィルム
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 中間プライマー層の形成は無色透明粘着
    プライマークリヤー樹脂を塗布して透明球体の粒子径の
    2/3の高さの間を充填しかつ透明球体の粒子径の残り
    の1/3の突出する球状面に副って被覆層を形成するこ
    とを特徴とする請求項4または請求項5に記載の再帰反
    射ディスプレーフィルムの製造方法。
  7. 【請求項7】 鏡面反射膜層の形成は中間プライマー層
    の上にアルミニウムの真空蒸着により形成することを特
    徴とする請求項4ないし請求項6のいずれかに記載の再
    帰反射ディスプレーフィルムの製造方法。
  8. 【請求項8】 鏡面反射膜層の形成は中間プライマー層
    の上にアルミニウムの蒸着鍍金フィルムを圧着すること
    を特徴とする請求項4ないし請求項6のいずれかに記載
    の再帰反射ディスプレーフィルムの製造方法。
  9. 【請求項9】 鏡面反射膜層の形成は中間プライマー層
    の上に銀引きにより形成することを特徴とする請求項4
    ないし請求項6のいずれかに記載の再帰反射ディスプレ
    ーフィルムの製造方法。
  10. 【請求項10】 光透過性フィルム素材の画像膜の表面
    上に表面保護膜としてUVカットの入ったウレタン系樹
    脂、アクリル系樹脂、フッ素系樹脂、シリコン系樹脂の
    いずれかから選択した樹脂層を被覆するることを特徴と
    する請求項4ないし請求項9のいずれかに記載の再帰反
    射ディスプレーフィルムの製造方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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