JPH081503Y2 - 電子式電力量計用動作確認器 - Google Patents

電子式電力量計用動作確認器

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JPH081503Y2
JPH081503Y2 JP3771093U JP3771093U JPH081503Y2 JP H081503 Y2 JPH081503 Y2 JP H081503Y2 JP 3771093 U JP3771093 U JP 3771093U JP 3771093 U JP3771093 U JP 3771093U JP H081503 Y2 JPH081503 Y2 JP H081503Y2
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JP
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hour meter
electronic watt
pulse train
electric signal
emitting diode
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JP3771093U
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昇 後藤
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中部精機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、電子式電力量計の使
用場所への設置工事後に行なう動作チェック時に使用さ
れる電子式電力量計用動作確認器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電力量計を使用場所への設置後に
は、その電力量計の動作を確認するために、一般的に計
器チェッカと呼ばれる、小さな電気負荷を有する装置を
計器の負荷側に接続して、機械式電力量計であれば円盤
の回転の有無により、また電子式電力量計の場合には、
電力量計に取り付けられている動作表示用液晶の点滅の
有無により動作を確認していた。
【0003】ところで、電子式電力量計に備え付けられ
ている動作表示用液晶の点滅の周期は、一般的にその電
子式電力量計の定格負荷を接続した時に1秒間当たり2
回点滅するようになっている。一方、一般的な計器チェ
ッカは、小型化、接続時の火花の抑制などの理由によ
り、60W程度の負荷で、かつ短時間定格になってい
る。例えば単相3線式30Aの電子式電力量計の定格負
荷は6KWであり、この電子式電力量計に一般的な60
W負荷の計器チェッカを使用した場合、液晶の点滅周期
は50秒となる。また、同様に120Aの電子式電力量
計の場合は200秒なる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来の電子式電力量計
の動作確認は以上のように行なわれているので、一般的
な計器チェッカを使用して電子式電力量計の動作を確認
する場合、電子式電力量計に備え付けられている動作表
示用の液晶の点滅による確認では、確認に要する時間が
長くかかり、作業効率が悪くなるという問題点があっ
た。また、接続時間が長くなるために計器チェッカの発
熱量が大きくなり焼損する危険性があるという問題点が
あった。
【0005】この考案は上記のような問題点を解消す
ことができる電子式電力量計用動作確認器を提供する
ことを目的とする。すなわち、本考案は、電子式電力量
計の前面から発射される検定用の赤外線パルス列を利用
することによって、一般的な計器チェッカを使用した場
合でも短時間で電子式電力量計の動作が確認できるとと
もに、計器チェッカの発熱量が大きくなり焼損するのを
防止することができる電子式電力量計用動作確認器を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の考案に係る電
子式電力量計用動作確認器は、電子式電力量計の前面か
ら発射されている検定用の赤外線パルス列を受光する赤
外線センサと、その赤外線パルス列を電気信号に変換す
る検出回路と、そのパルス列電気信号を分周する分周回
路とを備え、その分周されたパルス列電気信号に従って
発光ダイオード駆動回路により可視光線の発光ダイオー
ドを点滅させるものである。
【0007】また、請求項2の考案に係る電子式電力量
計用動作確認器は、電子式電力量計の前面から発射され
ている検定用の赤外線パルス列を受光する赤外線センサ
と、その赤外線パルス列を電気信号に変換する検出回路
と、そのパルス列電気信号を分周する分周回路とを備
え、その分周されたパルス列電気信号に従って発光ダイ
オード駆動回路により可視光線の発光ダイオードを点滅
させる電子式電力量計用動作確認器を、マグネットによ
り上記電子式電力量計に接着するものである。
【0008】
【作用】請求項1の考案における電子式電力量計用動作
確認器は、電子式電力量計の前面から発射されている検
定用の赤外線パルス列を赤外線センサにより受光し、そ
の赤外線パルス列を検出回路により電気信号に変換し、
そのパルス列電気信号を分周回路により分周し、その分
周されたパルス列電気信号に従って発光ダイオード駆動
回路により可視光線の発光ダイオードを点滅させること
により、短時間で電子式電力量計の動作確認が行なえ
る。
【0009】また、請求項2の考案における電子式電力
量計用動作確認器は、電子式電力量計の前面から発射さ
れている検定用の赤外線パルス列を赤外線センサにより
受光し、その赤外線パルス列を検出回路により電気信号
に変換し、そのパルス列電気信号を分周回路により分周
し、その分周されたパルス列電気信号に従って発光ダイ
オード駆動回路により可視光線の発光ダイオードを点滅
させる電子式電力量計用動作確認器を、マグネットによ
り上記電子式電力量計に接着することにより、電子式電
力量計に電子式電力量計用動作確認器を固定できる。
【0010】
【実施例】実施例1.以下、この考案の実施例について説明する。 まず、本考
案の実施例を説明するのに先立って、本考案に係る電子
式電力量計用動作確認器により動作の確認が行なわれる
電子式電力量計について説明する。 現在広く使用されて
いる一般的な電子式電力量計においては、負荷電圧と負
荷電流とを検出し、それらの積を算出し、その積に比例
した周波数のパルス(高周波パルス)を発生させ、その
高周波パルスを分周して動作確認しやすいような周波数
のパルスを作成し、そのパルスを用いて動作確認用の液
晶を点滅させている。この点滅は、前述したように定格
負荷に対して1秒当たり2回という視認しやすい周波数
となっており、このような周波数となるように電子式電
力量計内の分周回路は構成されている
【0011】さらに、一般的な電子式電力量計はその前
面から検定パルスと称される赤外線パルス列を発射して
いる。ここで、この検定パルスについて簡単に説明す
る。電力量計には、決められた精度範囲内であれば合格
とし、電気の取り引きに使用できる事を認定する検定制
度がある。このような検定において電力量計の精度を測
定するために、電子式電力量計には、一般的に検定パル
スと称される赤外線のパルス列が計器前面から発射され
ている。このパルス列は、計量している電力量に比例し
ており、そのパルス列の周期は、一般的に電子式電力量
計の定格負荷を接続した時に1秒間当たり1000個の
パルス列となっている
【0012】ここで、この検定パルスが赤外線となって
いる理由は、この検定パルスは通常動作時に使用される
ことなく、もしこの検定パルスを可視光とした場合に
は、例えば夜間などの消費電力が少ないときでも高速で
可視光が点滅し、および周囲が暗い時は点滅が目立つた
め、使用者が負荷の事故または電子式電力量計の故障等
の虞れをいだく可能性があるからである本考案に係る
電子式電力量計用動作確認器は、電子式電力量計の製品
に行われる検定に用いられる赤外線パルス列(検定パル
ス)を利用して、電力量計の使用場所への設置工事後の
動作の確認を行うものである
【0013】の考案の一実施例を図について説明す
る。図1はこの考案による電子式電力量計用動作確認器
の一実施例を示す構成図であり、図2はこの考案による
電子式電力量計用動作確認器の一実施例の前面(a)、
側面(b)および背面(c)図である。また、図3は電
子式電力量計を示す図であり、図4はこの考案による電
子式電力量計用動作確認器の一実施例を電子式電力量計
に取り付けた時の図である。また、図5はこの考案によ
る電子式電力量計用動作確認器の一実施例の出力信号を
示す信号図である。
【0014】図において、1は赤外線センサ、2は赤外
線センサ1からの信号を検出する検出回路、3は検出回
路2の出力信号を分周する分周回路、4は分周回路3の
出力に従って発光ダイオード5を点滅させる発光ダイオ
ード駆動回路、5は可視光線の発光ダイオード、6は電
源となる電池である。また、7は電子式電力量計用動作
確認器を電子式電力量計に取り付けるためのマグネッ
ト、8は電子式電力量計より発射されている赤外線の検
定パルスと赤外線センサ1の光軸をあわせるためのガイ
ドである。ここで、本実施例は、使用場所への設置工事
後の動作チェック時に一時的に電子式電力量計に固定さ
れればよく、また、1つの電力計の動作確認が済んだ後
には次に動作を確認する電力量計に装着する必要がある
ために、本実施例では着脱容易なマグネット7により電
力量計に装着する構成としてある。また、9は電子式電
力量計、10は検定パルス発射部であり、11は電子式
電力量計の負荷側に接触される計器チェッカである。
【0015】次に動作について説明する。図4のよう
に、電子式電力量計用動作確認器はマグネット7により
電子式電力量計9の上面の鉄板部分に固定される。その
際にはガイド8により検定パルス発射部10の発射する
赤外線の検定パルスと赤外線センサ1の光軸はあわせら
れている。次に、計器チェッカ11を電子式電力量計9
の負荷側に接触させると、電流が流れ、検定パルス発射
部10より検定パルスが発射される。図5の(a)はこ
の検定パルスの波形を示している。
【0016】ここで、電子式電力量計9が単相3線式3
0Aである場合には、定格負荷は6KWであり、また計
器チェッカが60W負荷である場合、負荷は定格負荷の
1/100であるので、検定パルス列の周期は1秒間当
たり10個(10Hz)となる。また、同様に120A
の電子式電力量計の場合は2.5個となる。
【0017】次に、赤外線センサ1はこの赤外線の検定
パルスを受け検出回路2で検出する。図5の(b)はこ
の検出回路2の出力する電気信号の波形を示している。
次に、分周回路3はこの出力を1/2に分周する。この
分周回路3は、発光ダイオード5が点滅する周波数を、
作業員が確認しやすい(視認しやすい)周波数とするた
めに設けられている。その分周した波形が図5の(c)
である。発光ダイオード駆動回路4はこの波形にしたが
って発光ダイオード5を点滅させる。図5の(d)はこ
の発光ダイオード5の点滅を示す図である。点滅の周期
は、電子式電力量計9が単相3線式30Aである場合に
は5Hz、120Aでは1.25Hzとなる。作業者は
この発光ダイオード5の点滅を見る事により短時間で電
子式電力量計9の動作を確認する事ができる。
【0018】
【考案の効果】以上のように、請求項1の考案によれば
電子式電力量計用動作確認器を、電子式電力量計の前面
から発射されている検定用の赤外線パルス列を赤外線セ
ンサにより受光し、その赤外線パルス列を検出回路によ
り電気信号に変換し、そのパルス列電気信号を分周回路
により分周し、その分周されたパルス列電気信号に従っ
て発光ダイオード駆動回路により可視光線の発光ダイオ
ードを点滅させるように構成したので、一般的な計器チ
ェッカを使用した場合でも短時間で電子式電力量計の動
作が確認できるとともに、計器チェッカの発熱量が大き
くなり焼損する危険性のない電子式電力量計用動作確認
器が得られるという効果がある。
【0019】また、請求項2の考案によれば電子式電力
量計用動作確認器を、マグネットにより電子式電力量計
に接着するように構成したので、請求項1の考案の効果
に加えて、電子式電力量計に簡単に着脱可能で取り扱い
やすい電子式電力量計用動作確認器が得られるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による電子式電力量計用動作確認器の
一実施例を示す構成図である。
【図2】この考案による電子式電力量計用動作確認器の
一実施例の前面、側面および背面図である。
【図3】電子式電力量計を示す図である。
【図4】この考案による電子式電力量計用動作確認器の
一実施例を電子式電力量計に取り付けた時の図である。
【図5】この考案による電子式電力量計用動作確認器の
一実施例の出力信号を示す信号図である。
【符号の説明】
1 赤外線センサ 2 検出回路 3 分周回路 4 発光ダイオード駆動回路 5 発光ダイオード 7 マグネット 9 電子式電力量計

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子式電力量計の製品になされる検定用
    電子式電力量計の前面から発射されている検定用の赤
    外線パルス列を受光する赤外線センサと、上記赤外線セ
    ンサが受光した赤外線パルス列を電気信号に変換する検
    出回路と、上記検出回路より出力されるパルス列電気信
    号を分周する分周回路と、上記分周回路により分周され
    たパルス列電気信号に従って可視光線の発光ダイオード
    を点滅させる発光ダイオード駆動回路とを備えた電子式
    電力量計用動作確認器。
  2. 【請求項2】 電子式電力量計の製品になされる検定用
    電子式電力量計の前面から発射されている検定用の赤
    外線パルス列を受光する赤外線センサと、上記赤外線セ
    ンサが受光した赤外線パルス列を電気信号に変換する検
    出回路と、上記検出回路より出力されるパルス列電気信
    号を分周する分周回路と、上記分周回路により分周され
    たパルス列電気信号に従って可視光線の発光ダイオード
    を点滅させる発光ダイオード駆動回路と、上記電子式電
    力量計に接着するマグネットとを備えた電子式電力量計
    用動作確認器。
JP3771093U 1993-07-09 1993-07-09 電子式電力量計用動作確認器 Expired - Lifetime JPH081503Y2 (ja)

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