JPH0815037A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JPH0815037A
JPH0815037A JP6144992A JP14499294A JPH0815037A JP H0815037 A JPH0815037 A JP H0815037A JP 6144992 A JP6144992 A JP 6144992A JP 14499294 A JP14499294 A JP 14499294A JP H0815037 A JPH0815037 A JP H0815037A
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dimensional
heated
temperature
detecting
dimensional coordinates
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JP6144992A
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Hirotsugu Yano
裕嗣 矢野
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Original Assignee
Sharp Corp
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/64Heating using microwaves
    • H05B6/6447Method of operation or details of the microwave heating apparatus related to the use of detectors or sensors
    • H05B6/645Method of operation or details of the microwave heating apparatus related to the use of detectors or sensors using temperature sensors
    • H05B6/6455Method of operation or details of the microwave heating apparatus related to the use of detectors or sensors using temperature sensors the sensors being infrared detectors

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子レンジ等の加熱調理器に関し、被加熱物
の表面温度から内部温度分布を解析し、被加熱物の内部
に温度むらを発生させないように最適な加熱を行うこと
を目的とする。 【構成】 被加熱物の形状を表面温度の測定温度の量子
化単位で等価近似して3次元座標を検出する検出手段
と、3次元座標の表面温度を検出する温度検出手段と、
3次元の表面温度分布および前記3次元座標を境界条件
とし境界要素法などの境界条件より内部温度状態を解析
して被加熱物の内部温度分布を検知する手段とからな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子レンジ等の加熱調
理器に係り、特に被加熱物の内部温度を認識して熱源を
制御する加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子レンジ等の加熱調理器におい
ては、被加熱物(食品)の状態を検出するために赤外線
検出器等の各種センサを組み込み、これらセンサとマイ
クロコンピュータとを組み合わせて被加熱物の時々刻々
の表面温度を監視しながら被加熱物の表面状態を均一に
するようにマグネトロン等の熱源を制御し、各種の被加
熱物に適合した加熱調理を行っている(特開平1−12
2588号、特開平5−39929号参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、赤外線検出器
を用いた従来の温度検出では、被加熱物の表面温度しか
検出できないため、被加熱物に関しての温度検出を行っ
た結果は単に被加熱物の表面温度分布しか知ることがで
きない。そのため、制御因子としては被加熱物の表面に
温度のむらが発生しないように制御することで、被加熱
物全体の最適な加熱状態を推定して熱源の制御を行って
いるものではない。
【0004】本発明の目的は、被加熱物の内部温度分布
を、表面温度データを用いて解析することで検出し、被
加熱物の内部に温度むらを発生させないように被加熱物
の最適な加熱を行うことができる加熱調理器を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による加熱調理器
は、被加熱物の形状を表面温度の測定温度の量子化単位
で等価近似して3次元座標を検出する検出手段と、3次
元座標の表面温度を検出する温度検出手段と、3次元の
表面温度分布および3次元座標を境界条件とし境界要素
法などの境界条件より内部温度状態を解析して被加熱物
の内部温度分布を検知する手段とを備えてなる。この場
合、3次元座標を検出する検出手段は、被加熱物の形状
を4〜89個の座標点にて等価近似できる3次元座標を
検出する検出手段で構成することができる。
【0006】また、本発明による加熱調理器は、被加熱
物を平面にてスライスした被加熱物の形状を表面温度の
測定温度の量子化単位で等価近似する3次元座標を検出
する検出手段と、3次元座標をスライスした平面におけ
る2次元座標に変換する手段と、2次元座標の表面温度
を検出する温度検出手段と、2次元の表面温度分布およ
び2次元座標を境界条件をとし境界要素法などの境界条
件より内部温度状態を解析する処理手段と、スライスを
行った平面と平行な数個の平面にて同様の処理を行い被
加熱物の3次元の内部温度分布を検知する手段とを備え
てなる。
【0007】また、本発明による加熱調理器は、被加熱
物の熱伝導的に熱が一番伝わりにくい点座標および面を
求める手段と、その熱の伝わりにくい座標点を通る平面
にて被加熱物をスライスした被加熱物の形状を表面温度
の測定温度の量子化単位で等価近似する3次元座標を検
出する検出手段と、3次元座標をスライスした平面にお
ける2次元座標に変換する手段と、2次元座標の表面温
度を検出する温度検出手段と、2次元の表面温度分布お
よび前記2次元座標を境界条件をとし境界要素法などの
境界条件より内部温度状態を解析して被加熱物の一番温
度の伝わりにくい点および面の温度を監視する手段とを
備えてなる。
【0008】
【作用】本発明の加熱調理器は、加熱室内に置かれた被
加熱物の形状を、表面温度の違いを検出できる量子化温
度単位以上で分解近似を行える3次元座標検出手段で検
出し、得られた座標の温度を温度検出手段で検出し、被
加熱物の各表面温度分布と表面座標データを用いること
により、得られたデータを境界条件として境界要素解析
などの境界条件より内部状態を解析する検出手段により
被加熱物の詳細な内部温度の分布を検出する。これによ
り食材に応じた調理パターンや、むらの無い最適な解凍
などの調理を自動で行うことができる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明による加熱調理器としての電
子レンジの一実施例を示す構成図で、図(a) は外観形状
を示す斜視図、図(b) は内部構造を概略的に示す断面図
である。同図において、電子レンジ本体1は前部に設け
られた扉2により開閉される加熱室3を有し、この加熱
室3の底面には被加熱物4を収納して回転するターンテ
ーブル5が設けられている。このターンテーブル5は加
熱室3の底面に貫通した回転軸6を介してモータ7によ
り回転駆動される。
【0010】また、本体1内には加熱室3に隣接して熱
源としてのマグネトロン(不図示)が配置され、そのマ
グネトロンから被加熱物4に向けてマイクロ波が放射さ
れることにより被加熱物4が誘電加熱される。また、電
子レンジ本体1の前面部には操作パネル8が設けられ、
この操作パネル8上には各種の操作スイッチ9や表示部
10が配置されている。この操作スイッチ9の操作によ
って被加熱物4に照射されるマイクロ波の強度や照射時
間が設定される。また、電子レンジ本体1に内蔵された
3次元座標検出器11によって検出された3次元座標が
認識処理され、被加熱物4の形状が表示部10に表示さ
れる。
【0011】3次元座標検出器11は加熱室3の天井部
および側壁部に設置された複数個(この例では14個)
の3次元座標検出素子11a〜11nからなる。この3
次元座標検出素子11a〜11nは、図1(b) および図
2に示すように、ターンテーブル5の半径方向および垂
直方向に分割して配列されている。この例では半径方向
に3次元座標検出素子11a〜11gが配置され、垂直
方向に3次元座標検出素子11h〜11nが配置され、
それぞれターンテーブル5上の被加熱物4の半径および
垂直方向に沿った固定の視野a〜nを有する。
【0012】また、3次元座標検出素子11a〜11n
は、図3に示すように、赤外線センサあるいは光センサ
と赤外線センサとをセットにした光センサ素子12a〜
12nと、光センサ素子12a〜12nに隣接して設置
された温度センサ素子13a〜13nと、光センサ素子
12a〜12nへ入射する赤外線または光の視野を制御
するホーン14a〜14nとで構成され、共通の支持体
15上に取り付けられている。
【0013】3次元座標検出器11の出力のうち光セン
サ素子12a〜12nの出力は、図4に示すように、増
幅器21a〜21nでそれぞれ増幅されてセレクタ22
に入力される。また、温度センサ素子13a〜13nの
出力は検出回路23a〜23nでそれぞれ温度センサを
構成するサーミスタ等の抵抗値を温度に対応した電気信
号に変換されてセレクタ22に入力される。
【0014】セレクタ22はCPU24によって制御さ
れ、増幅器21a〜21nおよび検出回路23a〜23
nの出力を順次選択してA/D変換器25に供給する。
A/D変換器25はCPU24によって制御されてセレ
クタ22から送られて来た信号を順次ディジタル化して
CPU24に供給する。
【0015】セレクタ22とA/D変換器25は被加熱
物4の表面温度分布を求める信号処理手段を構成し、C
PU24はこの表面温度分布に従って熱源であるマグネ
トロンを制御する制御手段を構成している。すなわち、
A/D変換器25はターンテーブル5の回転に同期して
増幅器21a〜21nおよび検出回路23a〜23nの
出力信号を順次取り込んでディジタル信号に変換し、ま
たCPU24はターンテーブル5を回転させるためのモ
ータ7に接続されたモータ駆動回路26に制御信号を供
給するとともに、モータ7の回転に同期してセレクタ2
2を切り換える切換指令を出し、A/D変換器25に変
換指令を出す。
【0016】さらに、CPU24はA/D変換器25か
らの信号に基づいて被加熱物4の表面温度分布または表
面の明るさ分布から被加熱物4の3次元座標の検出を3
次元座標認識回路27で行い、その座標点の温度検出を
表面温度分布検出回路28で行い、これらのデータを境
界条件として境界要素法などの境界条件から被加熱物4
の内部温度状態を内部温度分布解析回路29で検出し、
マグネトロンの制御を行う。
【0017】次に、本発明の動作について説明する。ま
ず、図5に示す3次元の座標モデルを参照して第1の解
析データ抽出法を説明する。この抽出法は被加熱物4が
図5に示すような形状の食品であったときに、加熱室3
内に置かれた被加熱物4を、複数個の3次元座標検出素
子11a〜11nからのターンテーブル1周分のデータ
の中からデータの検出温度および表面の明るさのマッチ
ングを行い、マッチングした3次元座標を形状識別デー
タとする。
【0018】そして、この求めた3次元座標の温度の値
が変化した座標のみを取り出すことにより、温度検出器
13(温度センサ素子13a〜13n)の量子化単位に
て3次元座標の抽出を行ったことになる。この温度検出
器13の量子化単位にて抽出された3次元座標と表面温
度データを解析データとすることにより、必要以上の解
析データによる内部温度解析を行わずにすみ、処理速度
の向上と内部温度分布解析回路29において必要最小限
のデータで最高の精度を得ることができる。
【0019】そして、この解析データによってマグネト
ロンの制御を行うことで加熱むらの無い食品の自動調理
や、仕上がり温度の設定ができる温めや、解凍を行った
り、ユーザーの理解しやすい仕上がり状態の表示を行う
ことができる。また、被加熱物4の形状、表面および内
部温度分布データを用いて被加熱物4の材質および重量
を検出することにより最適な自動調理を行うことが可能
となる。
【0020】次に、図6に示す3次元の座標近似モデル
を参照して第2の解析データ抽出法を説明する。この抽
出法は被加熱物4を図6に示す形状の近似モデルに置き
換えたときに、加熱室3内に置かれた被加熱物4を、複
数個の3次元座標検出素子11a〜11nからのターン
テーブル1周分のデータの中からデータの検出温度およ
び表面の明るさのマッチングを行い、マッチングした3
次元座標を形状識別データとする。
【0021】そして、この求めた3次元座標の中で被加
熱物4の形状を4(3角錐)〜89個(5×5のモデ
ル)の個数になるように温度検出器13の量子化単位に
て3次元座標点の中から近接する座標の空間距離の長い
ものを抽出して解析データとすることにより、必要以上
の解析データによる内部温度解析を行わずにすみ、処理
速度の向上と内部温度分布解析回路29において必要最
低限の内部温度分布の検出を行うことができる。
【0022】この解析データによってマグネトロンの制
御を行うことで、加熱むらの無い食品の自動調理や、仕
上がり温度の設定できる温めや、解凍を行ったり、ユー
ザーの理解しやすい仕上がり状態の表示を行うことがで
きる。
【0023】次に、図7に示す2次元による仮想3次元
モデルを参照して第3の解析データ抽出法を説明する。
この抽出法は被加熱物4が図7に示すような形状の食品
であったときに、加熱室3内に置かれた被加熱物4を、
複数個の3次元座標検出素子11a〜11nからのター
ンテーブル1周分のデータの中からデータの検出温度お
よび表面の明るさのマッチングを行い、マッチングした
3次元座標を形状識別データとする。
【0024】そして、これらのデータの中で、被加熱物
4を任意の平面にてスライスした場合にできる被加熱物
4の断平面上の3次元座標を抽出し、温度の値が変化し
た座標のみを取り出すことにより温度検出器13の量子
化単位にて3次元座標の抽出を行う。
【0025】そして、この温度検出器13の量子化単位
にて抽出された3次元座標と表面温度データを解析デー
タとすると共に、3次元座標をスライスした平面におけ
る2次元座標に変換する処理手段により必要以上の解析
データによる内部温度解析を行わないで済むと共に、解
析次元を1次元落としたことにより処理速度の向上と内
部温度分布解析回路13において必要最小限のデータで
最高の精度を得ることができる。
【0026】そして、スライスを行った平面と平行な数
個の平面にて同様の処理を行うことで、被加熱物4の近
似な3次元内部温度分布の解析を行う。この解析データ
によってマグネトロンの制御を行うことで、加熱むらの
無い食品の自動調理や、仕上がり温度の設定できる温め
や、解凍を行ったり、ユーザーの理解しやすい仕上がり
状態の表示を行うことができる。
【0027】次に、図8に示す2次元による仮想3次元
近似モデルを参照して第4の解析データ抽出法を説明す
る。この抽出法は被加熱物4を図8に示すような形状の
食品であったときに、加熱室3内に置かれた被加熱物4
を、複数個の3次元座標検出素子11a〜11nからの
ターンテーブル1周分のデータの中からデータの検出温
度および表面の明るさのマッチングを行い、マッチング
した3次元座標を形状識別データとする。
【0028】そして、この求めた3次元座標の中で被加
熱物4の形状を3(3角形)〜20個(6×6のモデ
ル)の個数になるように温度検出器13の量子化単位に
て3次元座標点の中から近接する座標の空間距離の長い
ものを抽出し、解析データとすることでこれらのデータ
の中で被加熱物4を任意の平面にてスライスした場合に
できる被加熱物4の断平面上の3次元座標を抽出し、温
度の値が変化した座標のみを取り出すことにより温度検
出器13の量子化単位にて3次元座標の抽出を行う。
【0029】また、この求めた3次元座標の中で被加熱
物4の形状を3(3角形)〜20個(6×6のモデル)
の個数になるように温度検出器13の量子化単位にて3
次元座標点の中から近接する座標の空間距離の長いもの
を抽出して解析データとするとともに、3次元座標をス
ライスした平面における2次元座標に変換する処理手段
により必要以上の解析データによる内部温度解析を行わ
ないで済むとともに、解析次元を1次元落としたことに
より処理速度の向上と内部温度分布解析において必要最
小限のデータで最高の精度を得ることができる。
【0030】スライスを行った平面と平行な数個の平面
にて同様の処理を行うことで、被加熱物4の近似な3次
元内部温度分布の解析を行う。この解析データによりマ
グネトロンの制御を行うことで、加熱むらの無い食品の
自動調理や、仕上がり温度の設定できる温めや、解凍を
行ったり、ユーザーの理解しやすい仕上がり状態の表示
を行うことができる。
【0031】次に、図9に示す2次元モデルを参照して
第5の解析データ抽出法について説明する。被加熱物4
が図9に示すような形状の食品であったときに、加熱室
3内に置かれた被加熱物4を、複数個の3次元座標検出
素子11a〜11nからのターンテーブル1周分のデー
タの中からデータの検出温度および表面の明るさのマッ
チングを行い、マッチングした3次元座標を形状識別デ
ータとする。
【0032】そして、これらのデータの中で被加熱物4
が熱伝導的に熱が一番伝わりにくい点座標および面を求
める検出手段により、その熱の伝わりにくい座標点を通
る平面にて被加熱物4をスライスした場合にできる被加
熱物4の断平面上の3次元座標を抽出し、温度の値が変
化した座標のみを取り出すことにより、温度検出器13
の量子化単位にて3次元座標の抽出を行う。
【0033】そして、この温度検出器13の量子化単位
にて抽出された3次元座標と表面温度データを解析デー
タとすると共に、3次元座標をスライスした平面におけ
る2次元座標に変換する処理手段により処理次元を下げ
る。この処理により、必要以上の解析データによる内部
温度解析を行わないで済むとともに解析次元を1次元落
としたことにより、処理速度の向上と内部温度分布解析
回路29において必要最小限のデータで最高の精度を得
ることができる。
【0034】また、この平面内の温度の上がり難い点ま
たは領域の内部温度監視を行うことができる。この解析
データによりマグネトロンの制御を行うことで、加熱む
らの無い食品の自動調理や、仕上がり温度の設定できる
温めや、解凍を行ったり、ユーザーの理解しやすい仕上
がり状態の表示を行うことができる。
【0035】次に、図10に示す2次元の座標近似モデ
ルを参照して第6の解析データ抽出法についてを説明す
る。被加熱物4が図10に示すような形状の食品であっ
たときに、加熱室3内に置かれた被加熱物4を、複数個
の3次元座標検出素子11a〜11nからのターンテー
ブル1周分のデータの中からデータの検出温度および表
面の明るさのマッチングを行いマッチングした3次元座
標を形状識別データとする。
【0036】そして、これらのデータの中で被加熱物4
の熱伝導的に熱が一番伝わりにくい点座標および面を求
める検出手段により、その熱の伝わりにくい座標点を通
る平面にて被加熱物4をスライスした場合にできる被加
熱物4の断平面上の3次元座標を抽出し、この求めた3
次元座標の中で被加熱物の形状を3(3角形)〜20個
(6×6のモデル)の個数になるように温度検出器13
の量子化単位にて3次元座標点の中から近接する座標の
空間距離の長いものを抽出して解析データとすると共
に、3次元座標をスライスした平面における2次元座標
に変換する処理手段により処理次元を下げる。
【0037】この処理により、必要以上の解析データに
よる内部温度解析を行わないで済むとともに解析次元を
1次元落としたことにより、処理速度の向上と内部温度
分布解析回路29において必要最小限のデータで最高の
精度を行うことができる。
【0038】そして、スライスを行った平面と平行な数
個の平面にて同様の処理を行うことで、被加熱物4の近
似な3次元内部温度分布の解析を行う。この解析データ
によりマグネトロンの制御を行うことで、加熱むらのな
い食品の自動調理や、仕上がり温度の設定できる温め
や、解凍を行ったり、ユーザの理解しやすい仕上がり状
態の表示を行うことができる。
【0039】
【発明の効果】請求項1および2記載の加熱調理器によ
れば、加熱室内に置かれた被加熱物の3次元の表面温度
分布を求め、その3次元の表面温度分布を境界条件とし
て3次元の内部温度解析により高精度の内部温度分布の
検出を行い、加熱むらのない被加熱物の自動調理や、仕
上がり温度の設定ができる温めや、解凍を行ったり、ユ
ーザの理解しやすい仕上がり状態の表示を行うことがで
きる。
【0040】また、加熱室内に置かれた被加熱物を近似
的な形状にて形状の認識を行うことで、3次元座標検出
手段の個数を削減するによってコストダウンするととも
に、3次元の内部温度解析のデータ数の削減を行うこと
により計算時間の削減を行うことができる。
【0041】請求項3記載の加熱調理器によれば、加熱
室内に置かれた被加熱物の任意の平面でスライスした2
次元の座標検出手段によって被加熱物の詳細なスライス
面上の表面温度分布を求め、その2次元の表面温度分布
を境界条件として2次元の内部温度解析により高精度の
スライス面における内部温度分布の検出を行い、そのス
ライス面と平行な複数個の面のデータより計算時間の削
減を行ったうえで、その被加熱物の3次元の内部温度分
布を求め、加熱むらのない被加熱物の自動調理や、ユー
ザの理解しやすい仕上がり状態の表示を行うことができ
る。
【0042】また、加熱室内に置かれた被加熱物を近似
的な2次元の形状にて形状の認識を行うことで、任意の
平面でスライスした2次元座標検出手段の個数を削減す
るによってコストダウンするとともに、任意の平面でス
ライスした2次元の内部温度解析のデータ数の削減を行
うことにより計算時間の削減を行うことができる。
【0043】請求項4記載の加熱調理器によれば、加熱
室内に置かれた被加熱物の内部において熱伝導から一番
温度の上がり難い点および面を含む平面を検出する平面
検出手段により、その平面でスライスした面における表
面形状を、複数個の2次元の座標検出手段によって被加
熱物の詳細なスライス面上の表面温度分布を求め、その
2次元の表面温度分布を境界条件として2次元の内部温
度解析により高精度のスライス面における内部温度分布
の検出を行うことにより、不要な面の温度解析を行わず
計算時間の削減を行うことで被加熱物の内部温度の監視
を行い、加熱むらの無い食品の自動調理や、ユーザの理
解しやすい仕上がり状態の表示を行うことができる。
【0044】また、加熱室内に置かれた被加熱物の内部
において熱伝導から一番温度の上がり難い点および面を
含む平面を検出する平面検出手段により、その平面でス
ライスした面における表面形状を、近似的な2次元の形
状にて形状の認識を行うことで、任意の平面でスライス
した2次元座標検出手段の個数を削減するによってコス
トダウするとともに、任意の平面でスライスした2次元
の内部温度解析のデータ数の削減を行うことにより計算
時間の削減を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による加熱調理器の一実施例を示す斜視
図および断面図である。
【図2】図1に示す3次元座標検出器の視野の位置関係
を説明するための図である。
【図3】図1に示す3次元座標検出器の構成図である。
【図4】本実施例における電子回路のブロック図であ
る。
【図5】本実施例の動作を説明する解析モデル(3次元
の座標モデル)である。
【図6】本実施例の動作を説明する解析モデル(3次元
の座標近似モデル)である。
【図7】本実施例の動作を説明する解析モデル(2次元
による仮想3次元モデル)である。
【図8】本実施例の動作を説明する解析モデル(2次元
による仮想3次元近似モデル)である。
【図9】本実施例の動作を説明する解析モデル(2次元
モデル)である。
【図10】本実施例の動作を説明する解析モデル(2次
元の座標近似モデル)である。
【符号の説明】
1 電子レンジ本体 3 加熱室 4 被加熱物 5 ターンテーブル 7 モータ 8 操作パネル 11 3次元座標検出器 11a〜11n 3次元座標検出素子 12a〜12n 光センサ素子 13a〜13n 温度センサ素子 15 支持体 21a〜21n 増幅器 22 セレクタ 23a〜23n 検出回路 24 CPU 25 A/D変換器 26 モータ駆動回路 27 3次元座標認識回路 28 表面温度分布検出回路 29 内部温度分布解析回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物の形状を表面温度の測定温度の
    量子化単位で等価近似して3次元座標を検出する検出手
    段と、 前記3次元座標の表面温度を検出する温度検出手段と、 前記3次元の表面温度分布および前記3次元座標を境界
    条件とし境界要素法などの境界条件より内部温度状態を
    解析して被加熱物の内部温度分布を検知する手段と、を
    備えたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】 前記3次元座標を検出する検出手段は、
    前記被加熱物の形状を4〜89個の座標点にて等価近似
    できる3次元座標を検出する検出手段であることを特徴
    とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 【請求項3】 被加熱物を平面にてスライスした被加熱
    物の形状を表面温度の測定温度の量子化単位で等価近似
    する3次元座標を検出する検出手段と、 前記3次元座標をスライスした平面における2次元座標
    に変換する手段と、 前記2次元座標の表面温度を検出する温度検出手段と、 前記2次元の表面温度分布および前記2次元座標を境界
    条件をとし境界要素法などの境界条件より内部温度状態
    を解析する処理手段と、 前記スライスを行った平面と平行な数個の平面にて同様
    の処理を行い被加熱物の3次元の内部温度分布を検知す
    る手段と、 を備えたことを特徴とする加熱調理器。
  4. 【請求項4】 被加熱物の熱伝導的に熱が一番伝わりに
    くい点座標および面を求める手段と、 その熱の伝わりにくい座標点を通る平面にて被加熱物を
    スライスした被加熱物の形状を表面温度の測定温度の量
    子化単位で等価近似する3次元座標を検出する検出手段
    と、 前記3次元座標をスライスした平面における2次元座標
    に変換する手段と、 前記2次元座標の表面温度を検出する温度検出手段と、 前記2次元の表面温度分布および前記2次元座標を境界
    条件をとし境界要素法などの境界条件より内部温度状態
    を解析して被加熱物の一番温度の伝わりにくい点および
    面の温度を監視する手段と、を備えたことを特徴とする
    加熱調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63190227A (ja) * 1987-01-15 1988-08-05 イートン コーポレイション 回路遮断器
WO2013145534A1 (ja) * 2012-03-26 2013-10-03 パナソニック株式会社 マイクロ波加熱装置
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