JPH081500A - 金型加工用溝研削加工装置 - Google Patents

金型加工用溝研削加工装置

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Publication number
JPH081500A
JPH081500A JP6133047A JP13304794A JPH081500A JP H081500 A JPH081500 A JP H081500A JP 6133047 A JP6133047 A JP 6133047A JP 13304794 A JP13304794 A JP 13304794A JP H081500 A JPH081500 A JP H081500A
Authority
JP
Japan
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grinding
machining
pin
machine
tool
Prior art date
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Pending
Application number
JP6133047A
Other languages
English (en)
Inventor
Toyohito Ueda
豊人 上田
Teruhiko Yamaguchi
輝彦 山口
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Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Press Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kojima Press Industry Co Ltd filed Critical Kojima Press Industry Co Ltd
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Publication of JPH081500A publication Critical patent/JPH081500A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は金型加工用溝研削加工装置に関し、
金型をNC加工機でフライス加工した後、該金型を別の
加工機に乗せ替えることなく、そのままリブ形状を容易
に加工できるアタッチメント化した研削加工装置を実現
することを目的とする。 【構成】 水平軸に取付けられ、モーター16により回
転駆動される円盤状砥石14を有するグラインディング
ツール10と、NC加工機のチャッキングツール11に
挿入固定されるピン17を有する装置本体12とを具備
して成り、上記装置本体12は、前記グラインディング
ツール10を支持し、その円盤状砥石14の中心が前記
ピン17の中心軸線上に位置するように調整固定できる
可動クランプ部19を有するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金型加工用溝研削加工装
置に関する。詳しくは、モールド用金型にリブ形成用の
溝を研削加工するための研削加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、プラスチック製品の薄肉化し
た部分には、剛性の付与、そり防止、装飾的外観の向上
などを目的としてリブが設けられている。このリブを製
品に形成するためには、モールド金型にリブ形状を彫り
込む必要がある。しかし厚さが薄く、高さの高いリブに
対するリブ形状を形成するには簡単ではない。そこで従
来は図8、図9、又は図10に示すような方法が用いら
れている。
【0003】図8に示す方法は、図8(a)に示すよう
に、平面状にリブ形状1を形成した入駒2を図8(b)
の如く金型3のキャビティに設けられた孔4にはめ込む
方法である。また、図9に示す方法は図9(a)の如き
リブ形状を形成するための電極5を形成し、この電極5
と金型3に電源を接続し、電解液中で放電を起こさせな
がら図9(b)の如く矢印方向に電極5を移動し放電加
工によりリブ形状を形成する。また、図10に示す方法
は、金型3に小径のエンドミル6を用いてリブ形状1を
フライス加工するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のリブ形状加
工方法においては次のような問題がある。即ち図8に示
した入駒による方法は、入駒と金型本体の両方に加工が
必要であり、加工工数が大となる。また図9に示した放
電加工による方法は、フライス加工機とは別に放電加工
機を必要とし、また放電加工の為の電極が必要であり、
さらに放電加工跡が金型に残るため、仕上加工が必要と
なり、その磨き作業は磨きにくく且つ工数を要する。ま
た図10に示した細いエンドミルによる方法は、リブが
高く薄いものは加工が困難であり、またエンドミル自体
の強度上、加工速度を早くするとエンドミルに過大な力
が掛り、折損するため、加工速度を上げることができ
ず、そのため加工工数が大となる。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、金型
をNC加工機でフライス加工した後、該金型を別の加工
機に乗せ替えることなく、そのままリブ形状を容易に加
工できるアタッチメント化した研削加工装置を実現しよ
うとする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の金型加工用溝研
削加工装置においては、水平軸に取付けられ、モーター
16により回転駆動される円盤状砥石14を有するグラ
インディングツール10と、NC加工機のチャッキング
ツール11に挿入固定されるピン17を有する装置本体
12とを具備して成り、上記装置本体12は、前記グラ
インディングツール10を支持し、その円盤状砥石14
の中心が前記ピン17の中心軸線上に位置するように調
整固定できる可動クランプ部19を有することを特徴と
する。
【0007】また、それに加えて、上記装置本体12を
支持するピン17に回転防止用アーム20を設けたこと
を特徴とする。また、上記装置本体12のグラインディ
ングツール10支持部に振動センサー21を設けたこと
を特徴とする。この構成を採ることにより、金型をNC
加工機でフライス加工した後、該金型を別の加工機に乗
せ替えることなく、そのままリブ形状を容易に加工でき
るアタッチメント化した研削加工装置が得られる。
【0008】
【作用】水平軸に取付けられた円盤状砥石を有するグラ
インディングツールを装置本体に位置調整可能に支持さ
せてアタッチメント化したことにより、NC加工機のチ
ャッキングツールに取付け、その中心軸と円盤状砥石の
中心とを一致させることができるため、簡単なソフトを
用いてNC加工機によりリブ形状を金型に加工すること
ができる。また研磨加工であるので表面仕上の必要がな
い。
【0009】
【実施例】図1乃至図4は本発明の実施例を示す図であ
り、図1は分解斜視図、図2は組立正面図、図3は組立
側面図、図4は図2のa−a線、b−b線、c−c線に
おける断面図である。本実施例の金型加工用溝研削加工
装置は図1乃至図3に示すように、グラインディングツ
ール10と、該グラインディングツール10を支持して
NC加工機のチャッキングツール11に取付けられる装
置本体12とより構成されている。
【0010】そしてグラインディングツール10は、水
平軸13と、該水平軸13に取付けられた円盤状砥石1
4とを有するアングルスピンドル15と、該アングルス
ピンドル15の水平軸13を回転駆動する垂直円筒状の
モーター(エアー又は電動)16が結合されている。
【0011】また装置本体12は、略コの字形をなし、
その上部にはピン17を垂直に固定するクランプ部18
が形成され、下部にグラインディングツール10を支持
固定する可動クランプ部19を有している。また、ピン
17にはすり割りを有するピン孔20aが両端に形成さ
れた回転防止用アーム20がねじ20bを締付けること
により固定されている。
【0012】クランプ部18は図4(a)に示すよう
に、すり割りを有する孔が形成され、該孔にピン17を
挿入し、ねじ22を締付けることにより該ピン17を固
定している。
【0013】また、可動クランプ部19は、ブロック状
をなし、図4(b)(c)に示すように、すり割りを有
する孔が形成され、該孔にグラインディングツール10
を支持してねじ23で締付固定している。そして装置本
体12の下部で水平に移動できるようになっており、ば
ね25で押圧付勢されているのをねじ24で進退させ、
位置調整ができ、位置調整後は(c)図の如く装置本体
下部に穿設された長孔26を挿通させたねじ27で固定
されるようになっている。さらに該可動クランプ部19
には図1に示すように振動センサー21が取付けられて
いる。
【0014】このように構成された本実施例は、図2,
3に示すように、NC加工機のチャッキングツール11
によりピン17をくわえて固定すると共に、回転自在な
チャッキングツール11を回動不能とするため回転防止
用アーム20の一端をNC加工機に係止する。さらにね
じ24を回動して可動クランプ19を進退させ、図5の
如くピン17の中心軸線上に円盤状砥石14の切削中心
が位置するように調整し、ねじ27で固定する。なおア
ングルスピンドル15、モーター16、円盤状砥石14
は加工物に応じて取り換える。この場合は勿論調整し直
す必要がある。
【0015】次いでクランプ部18のねじ22を緩め、
装置本体12を回して円盤状砥石14の平面方向を加工
するリブ形状の方向に合わせた後、ねじ22を締め付け
て固定する。以上の調整によって、NC加工機の主軸と
同一基準での加工が可能となる。なお本実施例の移動制
御、円盤状砥石の回転開始、停止はNCフライスと同様
にNC加工機のNCプログラムで行うことができる。
【0016】一般にNC加工機のプログラムは主軸を基
準として作成するが、円盤状砥石がNC加工機の主軸か
らずれていると、目的の形状に加工するにはプログラム
が複雑となり、プログラム作成に時間を要する。このた
め本実施例では前述のように円盤状砥石の中心を主軸に
合わせることができるようになっている。
【0017】また、図7(a)に示すような立体28を
直線形状に加工する場合、従来は図7(b)に示すよう
に5軸あるいは4軸のNC加工機を用いる必要があった
が、本実施例では3軸(X,Y,Z軸)の制御で加工で
き、プログラムが簡単になる。
【0018】また、本実施例は図6(a)の如く、製品
の補強用リブ等のように深い形状の加工が可能であり、
また図6(b)の如く円盤状砥石により従来のエンドミ
ルに比べ、細く深いリブ形状の加工が可能となる。1例
として、厚さ0.1mmの台金に粒度#120のダイヤモ
ンドを電着した円盤状砥石を使用した場合、厚さ0.5
mmのリブ形状を加工できた。この場合、リブ形状の表面
は研磨面となるため、加工後の磨き仕上げは不要とな
る。
【0019】また、一般抜き勾配のリブの加工では、平
板円盤砥石の振動を利用した勾配付けが可能である。ま
た図6(c)の如くリブの断面に形状のあるものも、形
状刃31を使用することにより可能である。
【0020】なお、リブ形状を加工中、何らかの理由に
より円盤状砥石の回転が停止した場合は可動クランプ部
19に取付けられた振動センサー21が振動の停止を感
知し、NC加工機を停止させ、装置及び金型の破損を防
止することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明に依れば、NC加工機でキャビテ
ィを形成した金型を別の機械に乗せ替えることなく、本
装置をNC加工機に取り付け、そのままリブ形状の加工
を行うことができ、簡単に速く、且つ加工面をきれいに
仕上げて加工工数の低減を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】本発明の実施例を示す組立正面図である。
【図3】本発明の実施例を示す組立側面図である。
【図4】図2の断面を示す図で、(a)は図2のa−a
線、(b)はb−b線、(c)はc−c線における各断
面図である。
【図5】本発明の実施例における可動クランプの位置調
整方法を説明するための図である。
【図6】本発明の実施例によるリブ形状加工を示す図
で、(a)は深い形状加工、(b)は細く深いリブ形状
の加工、(c)は形状刃を示す図である。
【図7】NC加工機による従来のリブ形状加工を示す図
である。
【図8】従来のリブ形状を形成する入駒方式を示す図で
ある。
【図9】従来のリブ形状を形成する放電加工方式を示す
図である。
【図10】従来のリブ形状を形成するフライス加工方式
を示す図である。
【符号の説明】
10…グラインディングツール 11…チャッキングツール 12…装置本体 13…水平軸 14…円盤状砥石 15…アングルスピンドル 16…モーター 17…ピン 18…クランプ部 19…可動クランプ部 20…回転防止用アーム 21…振動センサー 22,23,24,27…ねじ 25…ばね 26…長孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平軸に取付けられ、モーター(16)
    により回転駆動される円盤状砥石(14)を有するグラ
    インディングツール(10)と、NC加工機のチャッキ
    ングツール(11)に挿入固定されるピン(17)を有
    する装置本体(12)とを具備して成り、 上記装置本体(12)は、前記グラインディングツール
    (10)を支持し、その円盤状砥石(14)の中心が前
    記ピン(17)の中心軸線上に位置するように調整固定
    できる可動クランプ部(19)を有することを特徴とす
    る金型加工用溝研削加工装置。
  2. 【請求項2】 上記装置本体(12)を支持するピン
    (17)に回転防止用アーム(20)を設けたことを特
    徴とする請求項1の金型加工用溝研削加工装置。
  3. 【請求項3】 上記装置本体(12)のグラインディン
    グツール(10)の支持部に振動センサー(21)を設
    けたことを特徴とする請求項1の金型加工用溝研削加工
    装置。
JP6133047A 1994-06-15 1994-06-15 金型加工用溝研削加工装置 Pending JPH081500A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6133047A JPH081500A (ja) 1994-06-15 1994-06-15 金型加工用溝研削加工装置

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JP6133047A JPH081500A (ja) 1994-06-15 1994-06-15 金型加工用溝研削加工装置

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JPH081500A true JPH081500A (ja) 1996-01-09

Family

ID=15095576

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JP6133047A Pending JPH081500A (ja) 1994-06-15 1994-06-15 金型加工用溝研削加工装置

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JP (1) JPH081500A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100417642B1 (ko) * 2001-03-13 2004-02-05 한국생산기술연구원 금형 다듬질 자동화장치
KR20180074125A (ko) * 2016-12-23 2018-07-03 주식회사 금호엔티시 헤드 각도 조절이 용이한 슬롯연삭장치

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