JPH08149859A - 粉体の分別方法及びその装置 - Google Patents

粉体の分別方法及びその装置

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JPH08149859A
JPH08149859A JP28164394A JP28164394A JPH08149859A JP H08149859 A JPH08149859 A JP H08149859A JP 28164394 A JP28164394 A JP 28164394A JP 28164394 A JP28164394 A JP 28164394A JP H08149859 A JPH08149859 A JP H08149859A
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linear electrode
separating
electric panel
electrode group
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俊郎 樋口
Maikeru Mesunaa Fueritsukusu
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 静電力に加えて、他の分別要素を組み合わせ
ることにより、コンパクトであり、粉体の分別をきめ細
かに行うとともに、分別領域の拡大を図り得る粉体の分
別方法及びその装置を提供する。 【構成】 フラット電気パネル1が6相電圧電源によっ
て励起されると、移行電界がフラット電気パネル1の線
状電極群3のまわりに生成され、分離された電極及びそ
のフィルム表面上の粉体サンプル19は帯電され、生じ
た静電力によって移送される。この粉体サンプル19の
分別は、移行電界の搬送力に、フラット電気パネル1を
傾斜角度調整のための軸11により傾斜傾斜させること
により、重力を付加することによって行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体の静電気による分
別方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】粉体の移動及び搬送のための電気的装置
は、混合ガス、真空、液体あるいは低い温度雰囲気等の
条件又は種々の分離された作業領域において弾力的に使
用されている。また、粉体は帯電の差異、帯電対質量
比、寸法、形状及び吸湿度の差異に基づくグループに分
別され得る。
【0003】従来、このような分野の技術としては、本
願の発明者等によって提案された特願平6−15644
号及び特願平6−55810号があり、電気的パネルに
埋め込まれている並行な線状電極の表面上の交流電界の
力、つまり静電力による粉体の搬送機構を取り扱ってい
る。すなわち、特願平6−15644号は、中央領域へ
の粉体の収集方法及び表面上への粉体のグループの分離
方法について述べている。その場合、粉体は同じサイズ
のもののみを取り扱っている。
【0004】また、特願平6−55810号は、多相電
気装置を用いてピッチを可変にすることができる粉体の
分離方法を提供している。プログラマブル高電圧電源は
分別工程のための電極に選択的な電圧を供給するために
用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たように、従来の粉体の分別環境は様々であり、また、
粉体の態様も多岐にわたっている。そのような状況から
して、粉体の分別は、静電力による分別だけでは、十分
に分別できない場合も多く、状況に適合した分別のため
の調整機能を有する粉体の分別方法及びそのための装置
が望まれている。
【0006】また、狭いスペースで使用できるようなコ
ンパクトな装置が要望されている。本発明は、粉体分別
にあたり、静電力に加えて、他の分別要素を組み合わせ
ることにより、粉体の分別をきめ細かに行うとともに、
分別領域の拡大を図るために、粉体に作用している電界
の力、つまり静電力による搬送力に分別要素としての外
力、例えば、重力又は遠心力を作用させるようにしたも
のである。
【0007】更に、電極ギャップ幅の直線的又は非直線
的目盛は、そのローカル磁界の強さ、その粉体の磁界の
強さに直接的効果を有している。1つの分別態様、直線
的又は非直線的電極ギャップ幅の目盛は、すでに電気的
パネル内に結合されており、大変コンパクトな全体シス
テムを作っている。全てのケースにおいて、電界の力
は、電荷の差異、電荷対質量比、寸法、形状及び吸湿度
のグループに分別及び分類することができる。
【0008】粉体の搬送や混合のために主な有効力とし
て用いられ、その電界の力は、多相電圧電源によって作
られる。本発明は、上記したように、静電力に加えて、
他の分別要素を組み合わせることにより、コンパクトで
あり、粉体の分別をきめ細かに行うとともに、分別領域
の拡大を図り得る、粉体の分別方法及びその装置を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 (1)絶縁支持体に並行に配置された線状電極群と、こ
の線状電極群を覆うように設けられるフィルムからな
り、前記線状電極群に多相交流電圧源が供給される電気
パネルを用いた静電力による粉体の分別方法において、
電気パネル上に供給される粉体に外力を作用させ、その
外力を静電力とともに、分別要素にするようにしたもの
である。
【0010】(2)上記(1)記載の粉体の分別方法に
おいて、前記電気パネルを傾斜させ、粉体に重力による
外力を作用させるようにしたものである。 (3)上記(1)記載の粉体の分別方法において、前記
電気パネルを傾斜させるとともに、湾曲させて粉体に重
力による外力を作用させるようにしたものである。
【0011】(4)絶縁性からなる薄いチューブの外周
面に並行に巻回される線状電極群を有し、その線状電極
群には多相交流電圧源が供給されるチューブ形状電気装
置を用いた静電力による粉体の分別方法において、チュ
ーブ形状電気装置の内面上に供給される粉体に外力を作
用させ、その外力を静電力とともに、分別要素にするよ
うにしたものである。
【0012】(5)上記(4)記載の粉体の分別方法に
おいて、前記チューブ形状電気装置を傾斜させ、粉体に
重力による外力を作用させるようにしたものである。 (6)上記(4)記載の粉体の分別方法において、前記
チューブ形状電気装置を傾斜させるとともに、湾曲させ
て粉体に重力による外力を作用させるようにしたもので
ある。
【0013】(7)絶縁支持体に配置され、渦巻き状に
配置された線状電極群と、この線状電極群を覆うように
設けられるフィルムからなり、前記線状電極群に多相交
流電圧源が供給される円形状電気パネルを用いた静電力
による粉体の分別方法において、円形状電気パネル上に
供給される粉体に外力を作用させ、その外力を静電力と
ともに、分別要素にするようにしたものである。
【0014】(8)上記(7)記載の粉体の分別方法に
おいて、前記円形状電気パネルを回転させ、粉体に遠心
力による外力を作用させるようにしたものである。 (9)絶縁支持体に並行に配置された線状電極群と、こ
の線状電極群を覆うように設けられるフィルムからな
り、前記線状電極群に多相交流電圧源が供給される電気
パネルを用いた静電力による粉体の分別装置において、
電気パネル上に供給される粉体に外力を作用させる手段
と、前記外力を静電力とともに、分別の要素として分別
する手段とを具備するようにしたものである。
【0015】(10)上記(9)記載の粉体の分別装置
において、前記電気パネルの傾斜角度調整のための軸を
具備するようにしたものである。 (11)上記(9)記載の粉体の分別装置において、前
記電気パネルは傾斜角度を有するとともに、湾曲形状を
なすようにしたものである。 (12)上記(9)、(10)又は(11)記載の粉体
の分別装置において、前記電気パネルに設けられる線状
電極群のピッチを一定に配置するようにしたものであ
る。
【0016】(13)上記(9)、(10)又は(1
1)記載の粉体の分別装置において、前記電気パネルに
設けられる線状電極群のピッチを直線的又は非直線的に
広がるように配置するようにしたものである。 (14)上記(9)、(10)又は(11)記載の粉体
の分別装置において、前記電気パネルに設けられる線状
電極群を2層に構成し、その一方の層の線状電極のピッ
チを一定にし、もう一方の層の線状電極のピッチを直線
的又は非直線的に広がるように配置するようにしたもの
である。
【0017】(15)絶縁性からなる薄いチューブの外
周面に並行に巻回される線状電極群を有し、その線状電
極群には多相交流電圧源が供給されるチューブ形状電気
装置を用いた静電力による粉体の分別装置において、チ
ューブ形状電気装置の内面上に供給される粉体に外力を
作用させる手段と、その外力を静電力とともに、分別要
素として分別する手段とを具備するようにしたものであ
る。
【0018】(16)上記(15)記載の粉体の分別装
置において、前記チューブ形状電気装置の傾斜角度調整
のための軸を具備するようにしたものである。 (17)上記(15)記載の粉体の分別装置において、
前記チューブ形状電気装置は傾斜角度を有するととも
に、湾曲形状をなすようにしたものである。 (18)上記(15)、(16)又は(17)記載の粉
体の分別装置において、前記チューブの外周面に並行に
巻回される線状電極群のピッチを一定に配置するように
したものである。
【0019】(19)上記(15)、(16)又は(1
7)記載の粉体の分別装置において、前記チューブの外
周面に並行に巻回される線状電極群のピッチを直線的又
は非直線的に広がるように配置するようにしたものであ
る。 (20)絶縁支持体に配置され、渦巻き状に配置された
線状電極群と、該線状電極群を覆うように設けられるフ
ィルムからなり、前記線状電極群に多相交流電圧源が供
給される円形状電気パネルを用いた静電力による粉体の
分別装置において、円形状電気パネル上に供給される粉
体に外力を作用させる手段と、その外力を静電力ととも
に、分別要素にして分別する手段とを具備するようにし
たものである。
【0020】(21)上記(20)記載の粉体の分別装
置において、前記円形状電気パネルを回転させるモータ
を具備するようにしたものである。 (22)上記(20)又は(21)記載の粉体の分別装
置において、前記円形状電気パネルの線状電極群のピッ
チを一定に配置するようにしたものである。 (23)上記(20)又は(21)記載の粉体の分別装
置において、前記円形状電気パネルの線状電極群のピッ
チを直線的又は非直線的に広がるように配置するように
したものである。
【0021】
【作用】本発明によれば、上記したように、上記した電
気パネルが多相交流高電圧源によって励起されると、移
行電界が電気パネルの電極のまわりに生成され、分離さ
れた電極及びそのフィルム表面上の粉体は帯電され、生
じた静電力によって移送される。
【0022】粉体分別は、移行電界の搬送力に外力、つ
まり重力又は遠心力が付加されることによって改良され
る。更に、電極ギャップ幅の直線的又は非直線的目盛
は、同様にそのローカルな電界の力の強さに直接的に作
用する。そして、それ故に、電気装置のその力に直接的
に作用する。
【0023】全てのケースにおいて、電界の力は帯電の
差異、帯電対質量比、サイズ、サイズ分配、形状及び吸
湿度等のグループに分別され得る粉体の混合物を移送す
るための主な有効な力として用いられる。その電界の力
は多相電圧電源によって生成される。ここでは、例え
ば、6相電圧を示す。これは、電極に供給される3相電
圧より粉体により大きい力を示す。相の増加は、粉体の
搬送特性の円滑性及び力の大きさを増すが、一般的には
電気パネルの構造を複雑なものとする。
【0024】更に、1つの分別態様、直線的又は非直線
的電極ギャップ幅の目盛は、すでに電気的パネル内に結
合されており、大変コンパクトな、全体的なシステムを
作っている。移動しない機械部品は静電力を有し、全体
的なエネルギー消費の低減を図り得る。装置のコンパク
トサイズは、流体システムのそれと対比される。
【0025】更に、電気パネルは、異なった種々の条件
下で稼働させることができる。また、分離された作業領
域で稼働させることもできる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明の第1実施例を示す粉体
の静電気による分別装置の断面図、図2はその第1実施
例を示す粉体の静電気による分別装置の電気パネルの斜
視図、図3はその第1実施例を示す粉体の静電気による
分別装置の電気パネルの断面図である。
【0027】ここで、並行に配置された線状電極には一
定の電極ギャップ幅を有するフラット電気パネルが示さ
れ、それらの線状電極には6相電気装置が接続されてい
る。この実施例の特徴を示す粉体の分別のために、重力
を付与する電気パネルの傾斜角度調整機構が同様に示さ
れている。まず、図2及び図3において、1は薄いフィ
ルムによってカバーされたフラット電気パネル、2は並
行に配置された線状電極が埋め込まれるフラット電気パ
ネルの本体である。3は並行に配置された線状電極群で
あり、これは互いに一定の距離に繰り返し位置されてい
る。4,5,6,7,8,9は6相電圧電源の単一相に
接続された電気パネルの各電極を示している。10は正
弦波又は矩形波を生じている6相電圧電源であり、a〜
fは電気パネルの電極群に接続される6相電圧電源の各
単一相を示している。19はそのパネル表面上の粉体サ
ンプルを示している。
【0028】ここで、フラット電気パネルの製法例につ
いて述べると、プラスチックパネル内に埋め込まれた一
定のピッチの絶縁された薄い金属線状ワイヤによって得
られた線状電極群を有し、ここでプラスチックパネルは
特に、エポキシが粉体搬送のために大変良好な特性を示
す。更に、線状電極群の端部はパネルの配線群に接続さ
れ、又は他端はエポキシで分離されている。その電極は
薄いフィルム5μm〜200μmのサイズレンジのPE
Tによってカバーされている。他の封止プラスチックを
用いて、このパネルは、同様に可撓性を有して作製する
ことができる。
【0029】この製造工程は、導電ペイント又はインク
を用いたスクリーン印刷、又は他のエッチング技術を用
いることによって容易にできる。次に、本発明の第1実
施例を示す粉体の静電気による分別装置を図3を用いて
説明する。上記した電気パネルを、図1に示すように、
傾斜角度調整のための軸11を用いて角度調整を行い、
傾斜させるように構成する。12は粉体供給容器であ
る。
【0030】このように構成することにより、粉体供給
容器12から供給される粉体サンプル19は、並行に配
置された線状電極群3に生成する電界により、搬送され
て、傾斜したフラット電気パネル1を上昇する。その場
合、フラット電気パネル1の傾斜角度に依存して粉体を
分別することができる。すなわち、例えば、傾斜角度が
大きくなるに従って同じ粉体サンプル19であっても、
移動のためには、大きいエネルギーを要することにな
る。
【0031】従って、例えば、質量が大きい粉体サンプ
ル19は、傾斜角度が大きいフラット電気パネル1は登
り切れないようになるので、その傾斜角度に依存した分
別を行うことができる。また、粉体は、粉体の帯電の差
異、帯電対質量比、サイズ、サイズ分配、形状及び吸湿
度によってグループに分別され得ることは理解されよ
う。
【0032】ここでは、フラット電気パネル1に印加さ
れる電源の電圧や位相の電気的条件とともに、フラット
電気パネル1の傾斜角度が粉体の分別基準、つまり目盛
となる。図4は本発明の第1実施例の変形例を示す図で
あり、この変形例では、曲げられた電気パネルの断面が
示されている。前記と同様の部分には同じ番号を付し
て、それらの説明は省略する。
【0033】図中、1′は曲げられた電気パネル、13
は電気パネル1′の本体、14は曲げられた電気パネル
1′の傾斜角度調整のための軸である。15は粉体供給
容器である。このように構成することにより、粉体供給
容器15から供給される粉体サンプル19は、前記電気
パネル1′の本体13に並行に配置された線状電極群3
に生成する電界により、搬送されて、曲げられ、かつ傾
斜した前記電気パネル1′を上昇する。
【0034】従って、例えば、粉体サンプル19が電気
パネル1′の高い位置まで昇るにはより大きなエネルギ
ーを要することになり、その粉体サンプル19の到達高
さに依存して、粉体サンプル19を分別することができ
る。図5は本発明の第2実施例を示す粉体の静電気によ
る分別装置の断面図、図6はその第2実施例を示す粉体
の静電気による分別装置の電気パネルの斜視図、図7は
その第2実施例を示す粉体の静電気による分別装置の電
気パネルの断面図である。
【0035】図6及び図7において、21は薄いフィル
ムによってカバーされたフラット電気パネル、22は電
極群が埋め込まれたフラット電気パネルの本体、23は
並行に配置された線状電極群であり、そのギャップは漸
次直線的又は非直線的に広げられている。24,25,
26,27,28,29は6相電圧電源の単一相に接続
された電気パネルの各電極を示している。a〜fは電気
パネルの電極に接続された6相電圧電源30の各相を示
している。30は正弦波又はパネル波を生じる6相電圧
電源、39はそのパネル表面上の粉体サンプルを示して
いる。
【0036】次に、本発明の第2実施例を示す粉体の静
電気による分別装置を図5を用いて説明する。上記した
電気パネルを、図5に示すように、傾斜角度調整のため
の軸31を用いて角度調整を行い、傾斜させるように構
成する。32は粉体供給容器である。このように構成す
ることにより、粉体供給容器32から供給される粉体サ
ンプル39はピッチの異なる並行に配置された線状電極
群23に生成する電界により、搬送されて、傾斜したフ
ラット電気パネル21を上昇する。
【0037】その場合、フラット電気パネル21の傾斜
角度に依存して粉体を分別することができる。すなわ
ち、例えば、傾斜角度が大きくなるに従って同じ粉体サ
ンプル39であっても、移動のためには、大きいエネル
ギーを要することになる。従って、例えば、質量が大き
い粉体サンプル39は、傾斜角度が大きいフラット電気
パネル21は登り切れないようになるので、その傾斜角
度に依存した分別を行うことができる。加えて、ピッチ
が次第に広がる並行に配置された線状電極群23が配置
されているので、供給される電気的条件が一定であれ
ば、その粉体サンプル39は、傾斜面を上昇するために
要するエネルギーは次第に大きくなるので、その到達で
きる高さを測ることにより、粉体サンプル39を分別す
ることができる。
【0038】ここでも、粉体は、粉体の帯電の差異、帯
電対質量比、サイズ、サイズ分配、形状及び吸湿度によ
ってグループに分別され得ることは理解されよう。要す
るに、フラット電気パネル21に印加される電源の電圧
や位相の電気的条件とともに、フラット電気パネル21
のピッチ条件及び傾斜角度が粉体の分別基準、つまり目
盛となる。
【0039】図8は本発明の第2実施例の変形例を示す
断面図であり、この変形例では、曲げられた電気パネル
の断面が示されている。ここでは、前記したものと同様
の部分には同じ番号を付して、それらの説明は省略す
る。図中、21′は曲げられた電気パネル、34は曲げ
られた電気パネル21′の傾斜角度調整のための軸、3
5は粉体供給容器である。
【0040】このように構成することにより、粉体供給
容器35から供給される粉体サンプル39は、ピッチが
次第に広がる並行に配置された線状電極群に生成する電
界により、搬送されて、曲げられ、かつ傾斜した電気パ
ネル21′を上昇する。従って、例えば、粉体サンプル
39が電気パネル21′の高い位置まで昇るには、より
大きなエネルギーを要することになり、その粉体サンプ
ル39の到達高さに依存して、粉体サンプル39を分別
することができる。
【0041】図9は本発明の第3実施例を示す粉体の静
電気による分別装置の断面図、図10はその第3実施例
を示す粉体の静電気による分別装置の電気パネルの斜視
図、図11はその第3実施例を示す粉体の静電気による
分別装置の電気パネルの断面図である。図10及び図1
1に示すように、フラット電気パネル41は直角に配置
された2層の電極又は絶縁されたワイヤのメッシュが協
働している。
【0042】図中、40は並行に配置された線状電極群
であり、それらは互いに一定の距離に繰り返し配置され
ている。41は薄いフィルムによってカバーされたフラ
ット電気パネル、42は電極群が埋め込まれたフラット
電気パネルの本体、43は並行に配置された線状電極群
であり、そのギャップは漸次直線的又は非直線的に広げ
られている。44,45,46,47,48,49は6
相電圧電源50の単一相に接続された電気パネルの各電
極を示している。a〜fは電気パネルの電極であり、各
電極はあるレンジに粉体を集めるために、粉体分別電極
に直角に配置されている。60は正弦波又は矩形波を生
じる6相電圧電源、69はそのパネル表面上の粉体サン
プルを示している。各電極44,45,46,47,4
8,49及び54,55,56,57,58,59はス
クリーン印刷または絶縁された導体ワイヤによって織ら
れた電極である。
【0043】ここで、上記した電気パネルの製造例につ
いて説明すると、プラスチックパネル内に埋め込まれた
一定のピッチの、絶縁された薄い金属ワイヤによって得
られたメッシュ、ここでプラスチックパネルは特に、エ
ポキシが粉体搬送のために大変良好な特性を示す。更
に、あるメッシュの端部はパネルの電極群に接続され、
又は他端はエポキシで分離されている。その電極は薄い
フィルム5μm〜200μmのサイズレンジのPETに
よってカバーされている。他の封止プラスチックを用い
て、このパネルは、同様に可撓性を有して作製すること
ができる。
【0044】この製造工程は、導電ペイント又はインク
を用いたスクリーン印刷、又は他のエッチング技術を用
いることによって容易にできる。次に、本発明の第3実
施例を示す粉体の静電気による分別装置を図9を用いて
説明する。上記したフラット電気パネル41を、図9に
示すように、傾斜角度調整のための軸61を用いて角度
調整を行い、傾斜させるように構成する。62は粉体供
給容器である。
【0045】このように構成することにより、粉体供給
容器62から供給される粉体サンプル69はピッチの異
なる並行に配置された線状電極群43に生成する電界に
より、搬送されて、傾斜したフラット電気パネル41を
上昇する。その場合、フラット電気パネル41の傾斜角
度に依存して粉体を分別することができる。すなわち、
例えば、傾斜角度が大きくなるに従って同じ粉体サンプ
ル69であっても、移動のためには、大きいエネルギー
を要することになる。
【0046】従って、例えば、質量が大きい粉体サンプ
ル69は、傾斜角度が大きいフラット電気パネル41は
登り切れないようになるので、その傾斜角度に依存した
分別を行うことができる。加えて、ピッチが次第に広が
る並行に配置された線状電極群43が配置されているの
で、供給される電気的条件が一定であれば、その粉体サ
ンプル69は、傾斜面を上昇するために要するエネルギ
ーは次第に大きくなるので、その到達できる高さを測る
ことにより、粉体サンプル69を分別することができ
る。
【0047】図12は本発明の第3実施例の変形例を示
す断面図であり、この変形例では、曲げられた電気パネ
ルの断面が示されている。ここでは、前記したものと同
様の部分には同じ番号を付して、それらの説明は省略す
る。図中、41′は曲げられた電気パネル、64は曲げ
られた電気パネル41′の傾斜角度調整のための軸、6
5は粉体供給容器である。
【0048】このように構成することにより、粉体供給
容器65から供給される粉体サンプル69は、ピッチが
次第に広がる並行に配置された線状電極群43に生成す
る電界により、搬送されて、曲げられ、かつ傾斜した前
記電気パネル41′を上昇する。 従って、例えば、粉
体サンプル69が傾斜した前記電気パネル41′の高い
位置まで昇るには、より大きなエネルギーを要すること
になり、その粉体サンプル69の到達高さに依存して、
粉体サンプル69を分別することができる。
【0049】図13は本発明の第4実施例を示す粉体の
静電気による分別装置の斜視図、図14は本発明の第4
実施例を示す粉体の静電気による分別装置の断面図であ
る。これらの図に示すように、この実施例においては、
チューブ形状電気装置を示している。図13及び図14
において、81は絶縁性からなる薄いチューブに沿って
巻回された導体ワイヤを有するチューブ形状電気装置、
82は電極群がない絶縁性の薄いチューブである。8
3,84,85,86,87,88は一定のギャップで
巻回された電極である。71,72,73,74,7
5,76は6相電圧電源の単一相と電極とを接続する配
線を示している。70は正弦波又は矩形波を生ずる6相
電圧電源、79はそのチューブ82内面上の粉体サンプ
ルを示している。80はそのチューブ形状電気装置81
の傾斜角度調整のための軸である。89はそのチューブ
82の中心軸である。
【0050】その電極群は薄く形成されたプラスチック
チューブに沿って巻回された絶縁されたワイヤである。
ここでは、6相電気装置の例が示されている。また、7
7は電極の導体コア(電極)、78はその電極の絶縁物
である。a〜fは対応した電極に接続される6相電圧電
源70の各単一相を示している。重力を付加するための
チューブ形状電気装置の傾斜角度調整機構が同様に示さ
れている。
【0051】このように構成することにより、粉体供給
容器(図示なし)から供給される粉体サンプル79は、
ピッチが一定な巻回された線状電極(導体コア)77に
生成する電界により、搬送されて、傾斜したチューブ形
状電気装置81を上昇する。その場合、チューブ形状電
気装置81の傾斜角度に依存して粉体を分別することが
できる。すなわち、例えば、傾斜角度が大きくなるに従
って同じ粉体サンプル79であっても、移動のために
は、大きいエネルギーを要することになる。
【0052】従って、例えば、質量が大きい粉体サンプ
ル79は、傾斜角度が大きいチューブ形状電気装置81
は登り切れないようになるので、その傾斜角度に依存し
た分別を行うことができる。また、チューブがまずスト
レートチューブとして製造され、そこで、図示しない
が、ある角度に曲げるようにすると、前記した曲げられ
た電気パネルの考えに対応して粉体サンプル79を分別
することができる。
【0053】図15は本発明の第5実施例を示す粉体の
静電気による分別装置の斜視図、図16は本発明の第5
実施例を示す粉体の静電気による分別装置の断面図であ
る。これらの図に示すように、この実施例においては、
チューブ形状電気装置を示している。図15及び図16
において、101は絶縁性からなる薄いチューブに沿っ
て巻回された導体ワイヤを有するチューブ形状電気装
置、102は電極群を持たない絶縁性の薄いチューブ、
103,104,105,106,107,108は漸
次直線的及び非直線的に広げられるギャップで巻回され
た電極である。91,92,93,94,95,96は
6相電圧電源の単一相と電極とを接続する配線を示して
いる。
【0054】90は正弦波又は矩形波を生ずる6相電圧
電源、99はそのチューブ102内面上の粉体サンプル
を示している。100はチューブ形状電気装置101の
傾斜角度調整のための軸、109はそのチューブ102
の中心軸である。図16において、97は電極の導体コ
ア、98はその導体コア(電極)の絶縁物、a〜fは対
応した電極に接続される6相電圧電源90の各単一相を
示している。
【0055】ここで、チューブ形状電気装置101は、
厚さ5μm〜200μmの誘電体チューブのまわりに、
一定のピッチを有する金属ワイヤからなる線状電極群が
巻回されている。この第5実施例を示す粉体の静電気に
よる分別装置の動作を説明する。上記したチューブ形状
電気装置101を、図15に示すように、傾斜角度調整
のための軸100を用いて角度調整を行い、傾斜させる
ように構成する。
【0056】このように構成することにより、粉体供給
容器(図示なし)から供給される粉体サンプル99はピ
ッチの異なる巻回され、配置された線状電極に生成する
電界により、搬送されて、傾斜したチューブ形状電気装
置101の内部を上昇する。その場合、チューブ形状電
気装置101の傾斜角度に依存して粉体を分別すること
ができる。すなわち、例えば、傾斜角度が大きくなるに
従って同じ粉体サンプル99であっても、移動のために
は、大きいエネルギーを要することになる。
【0057】従って、例えば、質量が大きい粉体サンプ
ル99は、傾斜角度が大きいチューブ形状電気装置10
1は登り切れないようになるので、その傾斜角度に依存
した分別を行うことができる。加えて、ピッチが次第に
広がるように巻回され、並行に配置された線状電極が配
置されているので、供給される電気的条件が一定であれ
ば、その粉体サンプル99は、傾斜面を上昇するために
要するエネルギーは次第に大きくなるので、その到達で
きる高さを測ることにより、粉体サンプル99を分別す
ることができる。
【0058】ここでも、粉体は、粉体の帯電の差異、帯
電対質量比、サイズ、サイズ分配、形状及び吸湿度によ
ってグループに分別され得ることは理解されよう。要す
るに、チューブ形状電気装置101に印加される電源の
電圧や位相の電気的条件とともに、チューブ形状電気装
置101のピッチ条件及び傾斜角度が粉体の分別基準、
つまり目盛となる。
【0059】図17は本発明の第6実施例を示す粉体の
静電気による分別装置の上面図、図18は本発明の第6
実施例を示す粉体の静電気による分別装置の断面図であ
る。この実施例では、一定の電極ギャップ幅を有する円
形状フラット電気パネルを示している。この電極は、イ
ンボリュートカーブ(スパイラル)又は偏心円環状であ
る。ここでは、6相電気装置の例が示されている。遠心
力付与のために回転機構が同様に示されている。分別さ
れた粉体は中央の容器に収集される。
【0060】図17及び図18において、121は円形
状フラット電気パネル、122は電極群が埋め込まれて
いる円形状フラット電気パネルの本体、123は一定ギ
ャップを有する渦巻き線状電極群、124,125,1
26,127,128,129はその電極、111,1
12,113,114,115,116は6相電圧電源
の単一相への接続電極を示している。130はそのパネ
ル表面上の粉体サンプルである。
【0061】また、117は粉体収集容器、118は粉
体収集容器117とモータ間のシャフト、119はモー
タである。ここで、円形状フラット電気パネルの製法例
について説明すると、プラスチックパネル内に埋め込ま
れた一定ピッチの、絶縁された薄い金属ワイヤによって
得られた線状電極群を有し、プラスチックパネルは特
に、エポキシが粉体搬送のために大変良好な特性を示
す。
【0062】更に、ある電極の端部はパネルの電極群に
接続され、又は他端は中央部のエポキシで分離されてい
る。その電極は薄いフィルム5μm〜200μmのサイ
ズレンジのPETによってカバーされている。他の封止
プラスチックを用いて、このパネルは、同様に可撓性を
有して作製することができる。この製造工程は、導電ペ
イント又はインクを用いたスクリーン印刷、又は他のエ
ッチング技術を用いることによって容易にできる。これ
は、特に、この実施例のインボリュートカーブ(スパイ
ラル)又は偏心円を有する円形状電気パネルの製造に適
している。
【0063】このように構成することにより、円形状フ
ラット電気パネル121の外周に配置される粉体供給容
器(図示なし)から供給される粉体サンプル130は、
ピッチが一定に配置された一定の電極ギャップ幅を有す
る渦巻き線状電極群123に生成する電界により、搬送
されて、円形状フラット電気パネル121の中心へと搬
送される。その場合、モータ119の駆動により、円形
状フラット電気パネル121は回転するために、粉体サ
ンプル130には外側へと移動しようとする遠心力が働
く。これに打ち勝つように、渦巻き線状電極群123に
よる電界の力が作用するので、粉体サンプル130は中
心方向へと進み、粉体収集容器117へと落ちる。
【0064】従って、例えば、質量が大きい粉体サンプ
ル130は、前記した遠心力により、粉体収集容器11
7へ到達できなくなるので、その遠心力に依存した分別
を行うことができる。ここでも、粉体は、粉体の帯電の
差異、帯電対質量比、サイズ、サイズ分配、形状及び吸
湿度によってグループに分別され得ることは理解されよ
う。図19は本発明の第7実施例を示す粉体の静電気に
よる分別装置の上面図、図20は本発明の第7実施例を
示す粉体の静電気による分別装置の断面図である。
【0065】この実施例では、直線的又は非直線的に広
がる電極ピッチを有する円形状フラット電気パネルを示
している。この電極は、インボリュートカーブ(スパイ
ラル)又は偏心円環状である。ここでは、6相電気装置
の例が示されている。遠心力付与のために回転機構が同
様に示されている。分別された粉体は中央の容器に収集
される。
【0066】図19及び図20において、141は円形
状フラット電気パネル、142は電極群が埋め込まれて
いる円形状フラット電気パネルの本体、143は漸次に
直線的又は非直線的に広げられたギャップを有する渦巻
き線状電極群、144,145,146,147,14
8,149は電極、131,132,133,134,
135,136は6相電圧電源の単一相に用意された接
続電極を示している。150はそのパネル表面上の粉体
サンプルである。
【0067】また、137は粉体収集容器、138は容
器とモータ間のシャフト、139はモータである。この
ように構成することにより、円形状フラット電気パネル
141の外周に配置される粉体供給容器(図示なし)か
ら供給される粉体サンプル150は、ピッチが漸次に直
線的又は非直線的に広げられた電極ギャップを有する渦
巻き線状電極群143に生成する電界により、搬送され
て、円形状フラット電気パネル141の中心へと搬送さ
れる。その場合、モータ139の駆動により、円形状フ
ラット電気パネル141は回転するために、粉体サンプ
ル150には外側へと移動しようとする遠心力が働く。
これに打ち勝つように、渦巻き線状電極群143による
電界の力が作用するので、粉体サンプル150は中心方
向へと進み、粉体収集容器137へと落ちる。
【0068】従って、例えば、質量が大きい粉体サンプ
ル150は、前記した遠心力により、粉体収集容器13
7へ到達できなくなるので、その遠心力に依存した分別
を行うことができる。加えて、ピッチが次第に広がる線
状電極が配置されているので、供給される電気的条件が
一定であれば、その粉体サンプル150は、内側に向か
うに従って移動するために要するエネルギーは次第に大
きくなるので、その到達できる位置を測ることにより、
粉体サンプル150を分別することができる。
【0069】ここでも、粉体は、粉体の帯電の差異、帯
電対質量比、サイズ、サイズ分配、形状及び吸湿度によ
ってグループに分別され得ることは理解されよう。要す
るに、チューブ形状電気装置101に印加される電源の
電圧や位相の電気的条件とともに、円形状フラット電気
パネル141の電極のピッチ条件及び遠心力が粉体の分
別基準、つまり目盛となる。
【0070】なお、上記実施例では、粉体の分別のため
の要素として、重力や遠心力を組み合わせるようにした
が、これに代えて、粉体に風力を与える等、他の外力を
組み合わせるようにしてもよい。また、本発明は上記実
施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき
種々の変形が可能であり、それらを本発明の範囲から排
除するものではない。
【0071】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。粉体
の分別は、静電力に組み合わせて、粉体に外力、つま
り、重力、遠心力等を作用させるようにしたので、コン
パクトであり、粉体の分別をきめ細かに行うとともに、
分別領域の拡大を図ることができる。
【0072】すなわち、この粉体の分別技術は、種々の
環境に適合させることができる。また、多岐にわたる粉
体の態様にも適用させることができる。更に、直線又は
非直線的な電気的ギャップ幅の目盛は、同様に局部電界
の強さ、それによる粉体を搬送する力に直接的に作用
し、粉体分別のために、移動機構部品を有しないため
に、その電界の力は全体的なエネルギー消費を低減する
ことができる。
【0073】この装置は、流体的システムのそれと対比
すると、極めて、コンパクトに構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す粉体の静電気による
分別装置の断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す粉体の静電気による
分別装置の電気パネルの斜視図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す粉体の静電気による
分別装置の電気パネルの断面図である。
【図4】本発明の第1実施例の変形例を示す断面図であ
る。
【図5】本発明の第2実施例を示す粉体の静電気による
分別装置の断面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す粉体の静電気による
分別装置の電気パネルの斜視図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す粉体の静電気による
分別装置の電気パネルの断面図である。
【図8】本発明の第2実施例の変形例を示す断面図であ
る。
【図9】本発明の第3実施例を示す粉体の静電気による
分別装置の断面図である。
【図10】本発明の第3実施例を示す粉体の静電気によ
る分別装置の電気パネルの斜視図である。
【図11】本発明の第3実施例を示す粉体の静電気によ
る分別装置の電気パネルの断面図である。
【図12】本発明の第3実施例の変形例を示す断面図で
ある。
【図13】本発明の第4実施例を示す粉体の静電気によ
る分別装置の斜視図である。
【図14】本発明の第4実施例を示す粉体の静電気によ
る分別装置の断面図である。
【図15】本発明の第5実施例を示す粉体の静電気によ
る分別装置の斜視図である。
【図16】本発明の第5実施例を示す粉体の静電気によ
る分別装置の断面図である。
【図17】本発明の第6実施例を示す粉体の静電気によ
る分別装置の上面図である。
【図18】本発明の第6実施例を示す粉体の静電気によ
る分別装置の断面図である。
【図19】本発明の第7実施例を示す粉体の静電気によ
る分別装置の上面図である。
【図20】本発明の第7実施例を示す粉体の静電気によ
る分別装置の断面図である。
【符号の説明】
1,21,41 フラット電気パネル 1′,21′,41′ 曲げられた電気パネル 2,13,22,42 フラット電気パネルの本体 3,23,40,43,123,143 線状電極群 4,5,6,7,8,9,24,25,26,27,2
8,29,44,45,46,47,48,49,5
4,55,56,57,58,59,83,84,8
5,86,87,88,103,104,105,10
6,107,108,124,125,126,12
7,128,129,144,145,146,14
7,148,149 電極 10,30,50,60,70,90 6相電圧電源 11,14,31,34,61,64,80,100
傾斜角度調整のための軸 12,15,32,35,62,65 粉体供給容器 19,39,69,79,99,130,150 粉
体サンプル 71,72,73,74,75,76,91,92,9
3,94,95,96配線 77,97 電極の導体コア(電極) 78,98 電極の絶縁物 81,101 チューブ形状電気装置 82,102 チューブ 89,109 チューブの中心軸 111,112,113,114,115,116,1
31,132,133,134,135,136 接
続電極 117,137 粉体収集容器 118,138 シャフト 119,139 モータ 121,141 円形状フラット電気パネル 122,142 円形状フラット電気パネルの本体

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁支持体に並行に配置された線状電極
    群と、該線状電極群を覆うように設けられるフィルムか
    らなり、前記線状電極群に多相交流電圧源が供給される
    電気パネルを用いた静電力による粉体の分別方法におい
    て、 電気パネル上に供給される粉体に外力を作用させ、該外
    力を静電力とともに、分別要素にすることを特徴とする
    粉体の分別方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の粉体の分別方法におい
    て、前記電気パネルを傾斜させ、粉体に重力による外力
    を作用させる粉体の分別方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の粉体の分別方法におい
    て、前記電気パネルを傾斜させるとともに、湾曲させて
    粉体に重力による外力を作用させる粉体の分別方法。
  4. 【請求項4】 絶縁性からなる薄いチューブの外周面に
    並行に巻回される線状電極群を有し、該線状電極群には
    多相交流電圧源が供給されるチューブ形状電気装置を用
    いた静電力による粉体の分別方法において、 チューブ形状電気装置の内面上に供給される粉体に外力
    を作用させ、その外力を静電力とともに、分別要素にす
    ることを特徴とする粉体の分別方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の粉体の分別方法におい
    て、前記チューブ形状電気装置を傾斜させ、粉体に重力
    による外力を作用させる粉体の分別方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の粉体の分別方法におい
    て、前記チューブ形状電気装置を傾斜させるとともに、
    湾曲させて粉体に重力による外力を作用させる粉体の分
    別方法。
  7. 【請求項7】 絶縁支持体に配置され、渦巻き状に配置
    された線状電極群と、該線状電極群を覆うように設けら
    れるフィルムからなり、前記線状電極群に多相交流電圧
    源が供給される円形状電気パネルを用いた静電力による
    粉体の分別方法において、 円形状電気パネル上に供給される粉体に外力を作用さ
    せ、その外力を静電力とともに、分別要素にすることを
    特徴とする粉体の分別方法。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の粉体の分別方法におい
    て、前記円形状電気パネルを回転させ、粉体に遠心力に
    よる外力を作用させる粉体の分別方法。
  9. 【請求項9】 絶縁支持体に並行に配置された線状電極
    群と、該線状電極群を覆うように設けられるフィルムか
    らなり、前記線状電極群に多相交流電圧源が供給される
    電気パネルを用いた静電力による粉体の分別装置におい
    て、(a)電気パネル上に供給される粉体に外力を作用
    させる手段と、(b)前記外力を静電力とともに、分別
    の要素として分別する手段とを具備する粉体の分別装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の粉体の分別装置におい
    て、前記電気パネルの傾斜角度調整のための軸を具備す
    る粉体の分別装置。
  11. 【請求項11】 請求項9記載の粉体の分別装置におい
    て、前記電気パネルが傾斜角度を有するとともに、湾曲
    形状をなす粉体の分別装置。
  12. 【請求項12】 請求項9、10又は11記載の粉体の
    分別装置において、前記電気パネルに設けられる線状電
    極群のピッチを一定に配置してなる粉体の分別装置。
  13. 【請求項13】 請求項9、10又は11記載の粉体の
    分別装置において、前記電気パネルに設けられる線状電
    極群のピッチを直線的又は非直線的に広がるように配置
    してなる粉体の分別装置。
  14. 【請求項14】 請求項9、10又は11記載の粉体の
    分別装置において、前記電気パネルに設けられる線状電
    極群を2層に構成し、その一方の層の電極のピッチを一
    定にし、もう一方の層の電極を直線的又は非直線的に広
    がるように配置してなる粉体の分別装置。
  15. 【請求項15】 絶縁性からなる薄いチューブの外周面
    に並行に巻回される線状電極群を有し、該線状電極群に
    は多相交流電圧源が供給されるチューブ形状電気装置を
    用いた静電力による粉体の分別装置において、(a)チ
    ューブ形状電気装置の内面上に供給される粉体に外力を
    作用させる手段と、(b)該外力を静電力とともに、分
    別要素として分別する手段とを具備することを特徴とす
    る粉体の分別装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の粉体の分別装置にお
    いて、前記チューブ形状電気装置の傾斜角度調整のため
    の軸を具備する粉体の分別装置。
  17. 【請求項17】 請求項15記載の粉体の分別装置にお
    いて、前記チューブ形状電気装置は傾斜角度を有すると
    ともに、湾曲形状をなす粉体の分別装置。
  18. 【請求項18】 請求項15、16又は17記載の粉体
    の分別装置において、前記チューブの外周面に並行に巻
    回される線状電極群のピッチを一定に配置してなる粉体
    の分別装置。
  19. 【請求項19】 請求項15、16又は17記載の粉体
    の分別装置において、前記チューブの外周面に並行に巻
    回される線状電極群のピッチを直線的又は非直線的に広
    がるように配置してなる粉体の分別装置。
  20. 【請求項20】 絶縁支持体に配置され、渦巻き状に配
    置された線状電極群と、該線状電極群を覆うように設け
    られるフィルムからなり、前記線状電極群に多相交流電
    圧源が供給される円形状電気パネルを用いた静電力によ
    る粉体の分別装置において、(a)円形状電気パネル上
    に供給される粉体に外力を作用させる手段と、(b)該
    外力を静電力とともに、分別要素にして分別する手段と
    を具備することを特徴とする粉体の分別装置。
  21. 【請求項21】 請求項20記載の粉体の分別装置にお
    いて、前記円形状電気パネルを回転させるモータを具備
    する粉体の分別装置。
  22. 【請求項22】 請求項20又は21記載の粉体の分別
    装置において、前記円形状電気パネルの線状電極群のピ
    ッチを一定に配置してなる粉体の分別装置。
  23. 【請求項23】 請求項20又は21記載の粉体の分別
    装置において、前記円形状電気パネルの線状電極群のピ
    ッチを直線的又は非直線的に広がるように配置してなる
    粉体の分別装置。
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