JPH08149654A - ケーブル保護構造 - Google Patents

ケーブル保護構造

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JPH08149654A
JPH08149654A JP6283656A JP28365694A JPH08149654A JP H08149654 A JPH08149654 A JP H08149654A JP 6283656 A JP6283656 A JP 6283656A JP 28365694 A JP28365694 A JP 28365694A JP H08149654 A JPH08149654 A JP H08149654A
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JP
Japan
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tube
wheel
cable
fixed
lower arm
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Application number
JP6283656A
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English (en)
Inventor
▲櫛▼直人
Naoto Kushi
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はケーブル保護構造に関し、車輪近傍
に配設されるケーブルを保護するよう構成したケーブル
保護構造を提供することを目的とする。 【構成】 車輪1は、ホイール2を回転自在に支持する
ナックル3と、ナックル3の上部に連結されたショック
アブソーバ4と、ナックル3の下部に連結されたロアア
ーム5と、により支持されている。ナックル3には、車
輪速センサ9が固定されている。車輪速センサ9から引
き出されたケーブル10は、チューブ11内に挿通され
ており、チューブ11はロアアーム5上に沿って装架さ
れている。チューブ11は、固定チューブ11aが固定
部材12によりロアアーム5上に固定され、コルゲート
チューブ11cが固定部材20により車体15の壁面1
9に固定される。ロアアーム5の揺動によりチューブ1
1のコルゲートチューブ11b,11cの下死点付近と
なる部分には水抜き孔13,14が穿設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はケーブル保護構造に関
し、特に車輪近傍に配索されるケーブルを保護するよう
構成したケーブル保護構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の車輪近傍には、車輪の
回転を検出する車輪速センサが設けられている。このよ
うな従来の車輪速センサの取付構造としては、例えば本
出願人のサービス部から1991年6月12日付けで発
行された「トヨタカローラ・スプリンター修理書上巻」
の10−126頁に記載された構成が知られている。
【0003】そして、上記「修理書上巻」に記載された
構成では、車輪速センサが車輪を支持する車輪支持体
(ステアリングナックル,キャリア等)に取り付けられ
ており、車輪速センサに接続されたケーブル(ワイヤハ
ーネス等)が、車輪支持体から上方に延在するように配
線され、車体に設けられたアンチスキッド制御装置やサ
スペンション制御装置等の車輪速データを用いて車両状
態を制御する制御装置の演算回路に接続されている。
【0004】従って、車輪速センサから引き出されたケ
ーブルは、走行時車輪が回転しながらバウンド・リバウ
ンドするため、このような車輪の動作を許容すると共
に、車輪又はサスペンションアーム等のサスペンション
を構成する各部材に当接して断線しないようにこれらの
部材から離れた場所に位置するように配索する必要があ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、上記のように配索されたケーブルが車輪により跳ね
た小石等が衝突して断線することを防止するため、車輪
近傍では金属製のプロテクタによりケーブルを覆うよう
な構成とする必要があった。そのため、ケーブルを配索
する際、上記プロテクタの取付作業も行わなければなら
ず、組立工程での作業が面倒であるといった課題があ
る。
【0006】又、ケーブルが車輪を支持するサスペンシ
ョンアームやリンク等と干渉しないように神経を使わな
ければならず、配索作業に時間がかかっていた。しか
も、気温低下によりケーブル外周に着氷することがあ
り、特に寒冷地等ではケーブルが着氷しやすいのでケー
ブルを太くして着氷による断線を防止しなければならな
い。そのため、ケーブルの剛性が高くなり、配索作業時
にケーブルを押さえながら作業する場合、配索作業がや
りにくく、且つ作業者の疲労が増大することになる。
【0007】そこで、本発明は上記の点に鑑みなされた
ものであり、車輪近傍に配索されたケーブルを保護する
とともに、ケーブルを配索する際の作業性を改善するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、一端が車輪を
支持する車輪支持体の近傍に延在するように配索された
ケーブルの他端をケーブル保護チューブ内に挿通させる
と共に、前記車輪支持体を車体に対して揺動可能に支持
するように設けられた部材に沿って前記ケーブル保護チ
ューブを装架させ、前記車輪のバウンド・リバウンドに
より前記部材と共に揺動する前記ケーブル保護チューブ
の下死点付近に位置する部分に水抜き孔を設けてなるこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】ケーブルをケーブル保護チューブ内に挿通させ
ると共に、車輪支持体を車体に対して揺動可能に支持す
るように設けられた部材(例えばサスペンションアーム
等)に沿ってケーブル保護チューブを装架させることに
より、ケーブルがケーブル保護チューブに保護されると
ともに、車輪支持体を揺動可能に支持する部材により車
輪がはね上げた小石等からチューブを保護できる。
【0010】更に、車輪のバウンド・リバウンドにより
上記部材と共に揺動するケーブル保護チューブの下死点
付近に位置する部分に水抜き孔が設けられているので、
チューブ内に雨水が侵入したとしても水抜き孔から排水
されてケーブルが水につかることが防止される。
【0011】
【実施例】図1及び図2に本発明になるケーブル保護構
造の一実施例を示す。両図中、車輪(タイヤ)1は、ホ
イール2を回転自在に支持するナックル3と、ナックル
3の上部に連結されたショックアブソーバ4と、ナック
ル3の下部に連結されたサスペンションアームとしての
ロアアーム5と、を有するストラット式サスペンション
6により支持されている。
【0012】7はエンジン(図示せず)の回転を伝達す
る駆動軸で、ユバーサルジョイント8を介してホイール
2に連結されている。従って、車輪1は駆動軸7により
エンジンからの回転駆動力が伝達されることにより回転
駆動される。ナックル3には、車輪速センサ9が固定さ
れている。この車輪速センサ9は、駆動軸7又は車輪1
と一体に回転するロータ(図示せず)の回転を磁気的又
は光学的に検出しており、車輪1の回転数に比例した周
波数の信号を出力する。
【0013】車体15の底部に設けられたアーム取付部
15aには、ロアアーム5の回動支点となる軸16を回
動自在に軸承する軸受17が固定されている。ロアアー
ム5は、一端5aが軸16に連結され、他端5bが車両
支持体としてのナックル3に連結されている。従って、
車輪1がバウンド・リバウンドすると、ロアアーム5は
軸16を中心に揺動して車輪1の動きを規制する。
【0014】上記車輪速センサ9に一端が接続されたケ
ーブル10は、他端が車体15側に設けられた制御装置
18に接続されている。制御装置18は、例えばアンチ
スキッド制御装置、あるいはサスペンション制御装置等
の車輪速データを用いて車両状態を制御する演算回路を
有している。そして、アンチスキッド制御装置の場合、
ナックル3に設けられた車輪速センサ9により検出され
た各車輪1の回転速度を監視しながら、運転者が制動操
作したとき車両走行中に車輪1がロックしないように各
車輪1へのブレーキ圧を制御する。
【0015】また、サスペンション制御装置では、車輪
速センサ9により検出された各車輪の回転速度に基づい
てショックアブソーバ4の減衰力を自動的に調整する。
例えば、低速走行のときはショックアブソーバ4をソフ
トモードに設定し、高速走行のときはショックアブソー
バ4の減衰動作をハードモードに設定するようにショッ
クアブソーバ4の減衰力が変更される。
【0016】また、上記ケーブル10は、ケーブル保護
チューブ(以下「チューブ」と称する)11内に挿通さ
れており、チューブ11により保護される。このチュー
ブ11はロアアーム5上に沿うように装架されており、
固定部材12によりロアアーム5に固定されている。
尚、固定部材12としては、例えばチューブ11が挿通
されるリング状の挿通部を有するチューブ固定具、ある
いはチューブ11の外周を縛る結束用ベルト等が用いら
れる。
【0017】ケーブル10はチューブ11内に挿通され
ているので、例えば車輪1により撥ね上げられた小石や
泥水等が直接ケーブル10に当たることが防止される。
そのため、ケーブル10は、撥ね上げられた小石による
断線が防止されると共に、ケーブル10の絶縁被覆が泥
水により劣化することが防止される。さらに、上記チュ
ーブ11をロアアーム5上に沿って延在するように配設
することにより、ロアアーム5自体がチューブ11のプ
ロテクタとして機能して車輪1により撥ね上げられた小
石等がチューブ11に直接衝突することが防止される。
【0018】ここで、本発明の要部を構成するチューブ
11について説明する。チューブ11は、図3に示すよ
うに、ロアアーム5上に固定部材12により固定される
固定チューブ11aと、固定チューブ11aの両端に連
通接続されたコルゲートチューブ11b,11cとより
なる。コルゲートチューブ11b,11cは、蛇腹状に
形成された伸縮自在で可撓性を有する。一方のコルゲー
トチューブ11bは、車輪速センサ9の取り付け位置に
応じて湾曲するように自由に撓むことができ、その撓み
具合は組立工程で調整される。
【0019】そして、コルゲートチューブ11bの湾曲
部分11b1 は、車輪1のリバウンド時にロアアーム5
と共に揺動する揺動運動の最下位である下死点となる。
この下死点付近には、チューブ11内に侵入した水を排
水する水抜き孔13が複数個穿設されている。本実施例
では、コルゲートチューブ11bの外周に3個の水抜き
孔13が120°間隔で穿設されている。
【0020】また、他方のコルゲートチューブ11c
は、ロアアーム5を支持する車体15の壁面19の内側
に沿うように上方に湾曲されている。そして、コルゲー
トチューブ11cは、組立工程で撓み具合が調整された
後、前述した固定部材12と同様な固定部材20により
車体15の壁面19に固定される。このコルゲートチュ
ーブ11cの湾曲部分11c1 は、車輪1のバウンド時
にロアアーム5と共に揺動する揺動運動の最下位である
下死点となる。この下死点付近には、チューブ11内に
侵入した水を排水する水抜き孔14が複数個穿設されて
いる。本実施例では、コルゲートチューブ11bの外周
に3個の水抜き孔14が120°間隔で穿設されてい
る。
【0021】このように複数の水抜き孔13,14を周
方向に設けたため、コルゲートチューブ11b,11c
の向きが取り付け時にずれても、3個の水抜き孔13,
14のうちいずれか1個が下方に位置することになり、
組立工程で水抜き孔13,14の位置に神経を使う必要
がない。また、チューブ11はロアアーム5上に沿って
延在するように装架されると共に固定部材12及び20
によりロアアーム5及び車体15の壁面19に固定され
ているため、安定に保持される。従って、車輪1がバウ
ンド・リバウンドするとともにロアアーム5が揺動して
も、チューブ11はロアアーム5及び車体15の壁面1
9に固定されているので、他の部材に接触することがな
く、チューブ11の破損を防止できる。さらに、組立工
程時の取り付け作業もロアアーム5の周辺に神経を使わ
ずに済み、容易に取り付けられる。
【0022】また、ロアアーム5上に固定されたチュー
ブ11の固定チューブ11aは、蛇腹状ではなく凹凸の
ない直線状のチューブであるため、チューブ11内に雨
水が侵入したとしてもロアアーム5が揺動して傾斜した
下方向に流れやすくなっており、排水性が高められる。
ところで車両の走行時には、車輪1は路面状態(凹凸)
によりバウンド・リバウンドするが、その際、ロアアー
ム5が軸15を支点として上下方向に揺動する。従っ
て、ナックル3に設けられた車輪速センサ9も車輪1と
ともに上下動することになるので、車輪速センサ9から
引き出されたケーブル10は車輪1のバウンド・リバウ
ンドを許容するように弛ませてある。
【0023】そして、車輪1がバウンド・リバウンドす
る際、ケーブル10に過度の張力を与えないように、ケ
ーブル10はチューブ11内を相対変位が可能となるよ
うにされている。そのために、チューブ11の両端開口
を閉塞しないで、ケーブル10を摺動可能に挿通させて
いる。チューブ11の両端は図1乃至図3に示されるよ
うに、上方を向いて装着させることになるが、一方のコ
ルゲートチューブ11cの端部は車体16の壁面17の
内側に固定されているので、例えば雨天走行時において
も雨水が入りにくい。しかしながら、車輪1側に位置す
るコルゲートチューブ11bの端部は、ナックル3の近
傍で開口しているため、雨天走行時には車輪1により撥
ね上げられた雨水がコルゲートチューブ11bの端部か
らチューブ11内に侵入することがある。
【0024】このようにチューブ11内に雨水が侵入し
た場合、チューブ11の固定チューブ11aがロアアー
ム5に固定されており、且つ車輪1のバウンド・リバウ
ンドに伴ってロアアーム5が揺動するため、チューブ1
1内に雨水はロアアーム5の傾斜方向の下方に流れる。
図4に車輪1がバウンドしたときの動作状態を示す。
【0025】車輪1がバウンドした際は、図4に示すよ
うに、ショックアブソーバ4が圧縮されるとともに、ロ
アアーム5の車輪側先端が上方に回動する。そのため、
車輪1がバウンドしたときは、ロアアーム5の基端側、
つまり車体15側に位置する水抜き孔14がロアアーム
5の揺動の際の下死点付近となる。従って、チューブ1
1内に雨水が侵入したとしてもチューブ11に設けられ
た水抜き孔14から雨水が排水される。
【0026】図5に車輪1がリバウンドしたときの動作
状態を示す。車輪1がリバウンドした際は、図5に示す
ように、ショックアブソーバ4が伸長されるとともに、
ロアアーム5の車輪側先端が下方に回動する。そのた
め、車輪1がリバウンドしたときは、ロアアーム5の先
端側、つまり車輪1側に位置する水抜き孔13がロアア
ーム5の揺動の際の下死点付近となる。従って、チュー
ブ11内に雨水が侵入したとしてもチューブ11に設け
られた水抜き孔13から雨水が排水される。
【0027】このように、チューブ11内に侵入した雨
水は、チューブ11の下死点付近に位置する水抜き孔1
3又は14から排水されるため、チューブ11内に雨水
が溜まってケーブル10が水に浸された状態となること
がない。そのため、チューブ11内に挿通されたケーブ
ル10の絶縁被覆が雨水により劣化することを防止でき
る。
【0028】また、気温の低い場合、チューブ11内に
雨水が溜まっていると、この雨水が凍結することがあ
る。そして、チューブ11内に侵入した雨水が凍結した
状態で車輪1のバウンド・リバウンドすると、ケーブル
10に張力が作用してケーブル10が断線する可能性も
出てくる。しかしながら、本実施例では、チューブ11
内に侵入した雨水が上記チューブ11の最下位に位置す
る水抜き孔13又は14から排水されるため、寒冷地等
の気温の低い場所でも、チューブ11内に侵入した雨水
が凍結することを未然に防止できる。
【0029】上記のようにチューブ11は排水効果の大
きい2箇所に水抜き孔13,14が穿設されているた
め、水抜き孔13,14の穿設数が最小で済み、チュー
ブ11の強度低下を最小とするとともに、水抜き孔1
3,14から侵入する塵埃が少なくて済む。また、チュ
ーブ11は、水抜き孔13,14が穿設された部分の強
度が最も低いため、ロアアーム5上に配設する際、水抜
き孔13,14が穿設された部分で曲げやすく水抜き孔
13,14がロアアーム5の揺動の際の下死点付近に位
置するように容易に取り付けることができる。しかも、
ケーブル10はチューブ11により保護されるため、従
来のように太いケーブルを使用する必要がなく、比較的
細いケーブルを使用できるので組立工程時の取り扱いが
容易となり、取り付け作業の負担を軽減することができ
る。
【0030】尚、上記実施例では、車輪速センサ9に接
続されたケーブル10を一例として説明したが、これに
限らず、車輪1の近傍に配設される他のセンサ(例え
ば、タイヤの空気圧を検出する空気圧センサ)のケーブ
ルを保護する構成にも適用できるのは勿論である。ま
た、上記実施例では、ケーブル10が挿通されたチュー
ブ11をロアアーム5上に配設する構成としたが、車輪
1を支持する他のアーム又はリンク等の部材に沿うよう
にチューブを装架しても良いのは言うまでもない。
【0031】また、上記実施例では、ロアアーム5上に
配設されたチューブ11の固定チューブ11aが凹凸の
ない直線状の管路であるとしたが、これ以外の形状とし
て例えば、固定チューブ11aの長手方向に延在する溝
が形成されるような形状としても良い。この場合、固定
チューブ11aを軸方向から見ると、端部形状が周方向
に凹凸が形成されたセレーションのような形状となる。
即ち、軸方向に延在する複数の溝が雨水を水抜き孔1
3,14に導く樋として機能することになり、チューブ
11の排水性をより高められる。
【0032】また、上記実施例では、チューブ11の中
間部分が直線状の固定チューブ11aとなった構成のも
のを使用して説明したが、これに限らず、例えばチュー
ブ11の全長がコルゲート状に形成されたコルゲートチ
ューブを使用しても良い。
【0033】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、ケーブル
をケーブル保護チューブ内に挿通させると共に、車輪支
持体を車体に対して揺動可能に支持するように設けられ
た部材(例えばサスペンションアーム等)に沿ってケー
ブル保護チューブを装架させるため、ケーブルをケーブ
ル保護チューブにより保護できるとともに、車輪支持体
を揺動可能に支持する部材により車輪がはね上げた小石
等からチューブを保護できる。
【0034】更に、車輪のバウンド・リバウンドにより
アーム部材が揺動すると共にケーブル保護チューブの下
死点付近に位置する部分に水抜き孔が設けられているた
め、チューブ内に雨水が侵入したとしても水抜き孔から
排水されてケーブルが水につかることを防止できる。従
って、ケーブルがチューブ内で雨水に浸されることを防
止してケーブルの絶縁被覆が雨水により劣化することを
防止できる。
【0035】しかも、チューブ内に侵入した雨水がチュ
ーブの下死点に位置する水抜き孔から排水されるため、
寒冷地等の気温の低い場所でも、チューブ内に侵入した
雨水が凍結してケーブルを断線させることを防止でき
る。また、ケーブルがチューブにより保護されるため、
従来のように太いケーブルを使用する必要がなく、比較
的細いケーブルを使用できるので組立工程時の取り扱い
が容易となり、取り付け作業の負担を軽減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるケーブル保護構造の一実施例の縦
断面図である。
【図2】本発明の要部を示す斜視図である。
【図3】ケーブルが挿通されたチューブの図である。
【図4】車輪がバウンドしたときの動作を説明するため
の図である。
【図5】車輪がリバウンドしたときの動作を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1 車輪 2 ホイール 3 ナックル 4 ショックアブソーバ 5 ロアアーム 7 駆動軸 9 車輪速センサ 10 ケーブル 11 チューブ 12,20 固定部材 13,14 水抜き孔 15 車体 18 制御装置 19 壁面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が車輪を支持する車輪支持体の近傍
    に延在するように配索されたケーブルの他端をケーブル
    保護チューブ内に挿通させると共に、 前記車輪支持体を車体に対して揺動可能に支持するよう
    に設けられた部材に沿って前記ケーブル保護チューブを
    装架させ、 前記車輪のバウンド・リバウンドにより前記部材と共に
    揺動する前記ケーブル保護チューブの下死点付近に位置
    する部分に水抜き孔を設けてなることを特徴とするケー
    ブル保護構造。
JP6283656A 1994-11-17 1994-11-17 ケーブル保護構造 Pending JPH08149654A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6283656A JPH08149654A (ja) 1994-11-17 1994-11-17 ケーブル保護構造

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JP6283656A JPH08149654A (ja) 1994-11-17 1994-11-17 ケーブル保護構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100423652B1 (ko) * 2000-12-01 2004-03-24 주식회사 만도 전선 지지장치
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