JPH08149316A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH08149316A
JPH08149316A JP6289405A JP28940594A JPH08149316A JP H08149316 A JPH08149316 A JP H08149316A JP 6289405 A JP6289405 A JP 6289405A JP 28940594 A JP28940594 A JP 28940594A JP H08149316 A JPH08149316 A JP H08149316A
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JP6289405A
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Hisayuki Ito
寿行 伊藤
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Data Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 通信に際し、乱数発生器4で発生した乱数と
通信相手の乱数発生器で発生した乱数により得られる暗
号化コードと予め通信相手と共通に定めた暗号化パスワ
ードとを用いて通信制御部5が暗号化変換コードを作成
し、その作成した暗号化変換コードを暗号化/解読部1
0に与え、送信側として働く場合、暗号化/解読部10
は 符号化/復号化部3で符号化された符号化データを
暗号化変換コードにより暗号化し、受信側として働く場
合は、通信相手から送られてくる暗号化データを暗号化
変換コードにより解読して符号化データに戻す。 【効果】 通信毎に暗号化変換コードを変化させること
ができ、他人に通信データを搾取されないので、セキュ
リティー面での信頼性に優れたものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データを暗号化し
て通信を行うファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像データを暗号化してファクシミリ装
置間で通信を行う場合、従来は送信側と受信側のファク
シミリ装置に外部装置として市販の暗号化装置をそれぞ
れ接続し、この暗号化/解読装置に暗号化データを登録
するようにしている。そして、通信にあたっては、送信
側のファクシミリ装置で読み取った画像データを暗号化
/解読装置に登録した暗号化データに従って暗号化して
受信側のファクシミリ装置に送り、この受信側のファク
シミリ装置側の暗号化/解読装置により前記の暗号化さ
れ画像データを解読するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のファクシミリ装置では、外部装置である市販の
暗号化/解読装置を接続するためコストがかかり、しか
も暗号化のアルゴリズムが複雑であるだけでなく、同一
内容の画像データを暗号化にかけると暗号化されるデー
タが常に同じものとなるため、第3者による解読が容易
でセキュリティー面での信頼性に欠けるという問題があ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような問題点を解決
するため、本発明のファクシミリ装置は、通信相手に送
る画像を送信原稿から読み取る画像読み取り部と、この
画像読み取り部で読み取られた画像に対応する2値化デ
ータを符号化すると共に、符号化されている符号化デー
タを2値化データに復号化する符号化/復号化部と、乱
数を発生する乱数発生器と、この乱数発生器で発生した
乱数と通信相手の乱数発生器で発生した乱数により得ら
れる暗号化コードと予め通信相手と共通に定めた暗号化
パスワードとを用いて暗号化変換コードを作成し、その
作成した暗号化変換コードを暗号化/解読部に与える通
信制御部と、前記符号化/復号化部で符号化された符号
化データを前記通信制御部から与えられた暗号化変換コ
ードにより暗号化すると共に、通信相手から送られてく
る暗号化データを解読して符号化データに戻す暗号化/
解読部とを備えたことを特徴とする。
【0005】
【作用】このような構成を有する本発明は、通信に際し
て乱数発生器で発生した乱数と通信相手の乱数発生器で
発生した乱数に暗号化コードを得て、この暗号化コード
と予め通信相手と共通に定めた暗号化パスワードとを用
いて暗号化変換コードを作成し、その作成した暗号化変
換コードを暗号化/解読部に与える。
【0006】そして、送信側として働く場合、画像読み
取り部が送信原稿から読み取った画像に対応する2値化
データを符号化/復号化部で符号化した後、この符号化
データを暗号化/解読部で暗号化変換コードを用いて暗
号化し、その暗号化データを通信相手に送信する。また
受信側として働く場合は、通信相手から送られてきた
暗号化データを暗号化/解読部で暗号化変換コードを用
いて解読し、符号化データに戻してこの符号化データを
符号化/復号化部で2値化データに復号化する。
【0007】従って、これによれば乱数発生器と暗号化
/解読部を保有させて暗号化通信を行えるようにしてい
るため、外部装置である市販の暗号化/解読装置を接続
する必要ががなくなり、コストを低くすることができ
る。また、乱数発生器から発生する乱数を利用して暗号
化変換コードを作成するため、通信毎に暗号化変換コー
ドを変化させることができ、そのためファクシミリ装置
の通信を他人が傍受,盗聴,漏話しても、他人に通信デ
ータを搾取されることがないのでセキュリティー面での
信頼性に優れたものとなる。
【0008】
【実施例】以下に図面を参照して実施例を説明する。図
1は本発明によるファクシミリ装置の一実施例を示すブ
ロック図である。図において1は図示しない送信原稿の
画像を光学的に読み取るスキャナ部(画像読み取り
部)、2はこのスキャナ部1で読み込まれた白と黒のデ
ータを0と1の2値の画像データ(生の画像データ)に
変換する画像処理部、3は画像処理部2で処理された生
の画像データをITU−TのT4で規定されているMH
(Modiffied Hufman)、MR(Modiffied Read)符号化
方式で符号化すると共に符号化されているデータを2値
の画像データに復号化する符号化/復号化部、4は乱数
発生器、5は通信制御部、6はモデム部、7は網制御装
置(NCU)、8は受信画像等をプリントするプリンタ
部、9はデータ入力用の各種のキー及び表示器等から成
る操作部、10は装置が送信側のとき画像データを暗号
化する共に装置が受信側のときは暗号化された画像デー
タの解読を行う暗号化/解読部、11はメモリ部で、こ
のメモリ部11にはファクシミリ装置の動作制御プログ
ラムを内蔵したROM12と、データ格納用のRAM1
3が設けられていて、RAM13には第1の格納エリア
a1〜第7の格納エリアa7が設定されている。
【0009】ここで、RAM13の第1の格納エリアa
1は2値の画像データ格納用、第2の格納エリアa2は
頁単位の2値化画像データ格納用、第3の格納エリアa
3は暗号パスワード及び暗号化コード格納用、第4の格
納エリアa4は符号化データ格納用、第5の格納エリア
a5は暗号化及び復号化処理のためのテンポラリ用、第
6の格納エリアa6は暗号化データ格納用、第7の格納
エリアa7はプリントデータ格納用としてそれぞれ使用
されるものとなっている。
【0010】14は前記動作制御プログラムに従ってフ
ァクシミリ装置の動作を制御する制御手段としてのMP
U部で、このMPU部14に画像処理部2、符号化/復
号化部3、通信制御部5、プリンタ部8、操作部9、暗
号化/解読部10、及びメモリ部11が接続されてい
る。また、スキャナ部1は画像処理部2に接続され、乱
数発生器14は通信制御部5に接続されていて、通信制
御部5は通信回線と接続した網制御装置にモデム部6を
介して接続されている。
【0011】このような構成による本発明のファクシミ
リ装置は送信側として働くときは画像データを暗号化し
て送信する機能を有し、受信側として働くときは暗号化
された画像データを復号化する機能を有するが、説明の
都合上、以下においては送信側と受信側の2台に分けて
説明する。ここで、上述した構成による送信側と受信側
の2台のファクシミリ装置間で実施する暗号化通信、つ
まり、暗号化機能により画像データを暗号化することに
より行われる通信の概要について説明する。
【0012】本暗号化通信は非標準の通信、つまりIT
U−TのT.30のファクシミリ信号におけるNSF
(NON-STANDARD-FACILITIES)及びNSS(NON-STANDARD
-SET-UP)で行う通信である。図2は送信側と受信側のそ
れぞれのファクシミリ装置におけるNSFとNSSのH
DLCフレームを示す図で、この図のように送信側のN
SFのHDLCフレームにおけるFIF( Facsimile In
formation Field ) に暗号化送信の宣言と32ビットの
暗号化コードを登録し、受信側のNSSのHDLCフレ
ームにおけるFIF( Facsimile Information Field )
に暗号化通信の能力と32ビットの暗号化コードを登録
する。
【0013】また、本暗号化通信は、ITU−TのT4
で規定されているMH、MR符号化方式により符号化さ
れた画像データを所定のアルゴリズムに従って暗号化し
て通信を行うもので、通信を行うにあたって受信側のフ
ァクシミリ装置は、NSFのHDLCフレームにおける
FIFに登録された暗号化通信の能力を宣言する。つま
り、本暗号化通信で受信できることを受信側のファクシ
ミリ装置が宣言する。
【0014】一方、送信側のファクシミリ装置は、本暗
号化通信を行う際に、受信側のファクシミリ装置が暗号
化能力を有している場合においてのみ、NSSのFIF
により暗号化通信(送信)を行うことを宣言して通信を
行うものとする。以上の処理は相互の通信制御部5にお
いて行われる。次に、暗号化処理を行うために必要な暗
号化変換コードの作成手順の概要について述べると、ま
ず、送信側と受信側の双方のファクシミリ装置の乱数発
生器4により、32ビットの2進数の乱数を発生させ、
その値をNSSとNSFのそれぞれのFIFに暗号化コ
ードとして宣言させる。
【0015】つまり、送信側のファクシミリ装置におい
てはNSSのFIFに、乱数発生器4で作成した暗号化
コードK1を登録し、その暗号化コードを相手方である
受信側のファクシミリ装置に伝送する。また、受信側の
ファクシミリ装置においてはNSFのFIFに、乱数発
生器4で作成した暗号化コードK2を登録し、その暗号
化コードを送信側のファクシミリ装置に伝える。
【0016】この暗号化コードK1,K2は乱数であ
り、送信側と受信側の双方のファクシミリ装置における
それぞれの乱数発生器4で発生される数値なので、それ
ぞれのファクシミリ装置から送出されるNSF,NSS
に宣言される暗号化コードは、それぞれ異なるものであ
る。また、この暗号化通信を行う際には、暗号化通信を
行うネットワーク内で共通の暗号化パスワードをもつも
のとして、この暗号化パスワードは個々のファクシミリ
装置内に32ビット2進数の値を登録するものとする。
【0017】この暗号化パスワードは暗号化通信を行う
ネットワーク内で一意の値であり、予め操作部9により
メモリ部11のRAM13における第3の格納エリアa
3に登録するもので、ファクシミリ装置内でこの暗号化
パスワードと前記NSSとNSFに登録した暗号化コー
ドとを元にある演算に従って暗号化変換コード作成す
る。この暗号化変換コード作成の詳細については後で述
べる。
【0018】次に、画像データの暗号化とその解読のア
ルゴリズムであるが、本実施例ではファクシミリ装置の
画像データのみに暗号化をかけるものとする。但し、ス
キャナ部1より読み込まれた生の画像データ(スキャナ
部1で読み込まれた0(白データ)と1(黒データ)の
2値データを指す)に暗号化処理をするのではなく、こ
の生の画像データを前記ITU−TのT4の規定による
符号化方式のMH、MRで符号化された結果の符号化デ
ータに対して暗号化処理を行うものである。
【0019】暗号化は、先に述べたNSFで宣言した暗
号化コード、NSSで宣言した暗号化コード、更に暗号
化ネットワーク内での暗号化パスワードを用いて行うも
のであり、暗号化/解読部10で後述する暗号化アルゴ
リズムによりMH,MRで符号化された符号化データを
暗号化処理する。また、暗号化/解読部10では、受信
した暗号化データをMH,MRで符号化された符号化デ
ータに戻す処理、つまり解読処理も行う。
【0020】次に、図3〜図5を参照して上述した構成
の作用について説明する。図3は送信側と受信側のファ
クシミリ装置間で行う暗号化通信の通信手順を示す図で
ある。まず、ファクシミリ装置で画像データを本暗号化
機能を使用して通信するにあたり、お互いのファクシミ
リ装置が本暗号化の能力があるかネゴシェーションを行
うなう。
【0021】すなわち、図3に示したように送信側のフ
ァクシミリ装置からの発呼により受信側のファクシミリ
装置が回線接続すると、受信側のファクシミリ装置はN
SFのHDLCフレームによるデータを送信側のファク
シミリ装置に送り、HDLCフレームのFIFに登録さ
れた本暗号化通信の能力を宣言、つまり暗号化通信で受
信できることを宣言する。
【0022】これに応じて送信側のファクシミリ装置
は、NSSのHDLCフレームによるデータを受信側の
ファクシミリ装置に送り、FIFにより暗号化通信を行
うことを宣言し、これに対して受信側のファクシミリ装
置は送信側のファクシミリ装置にCFRデータを返送す
る。このようにネゴシェーションの結果、暗号化通信が
行えることになると、送信側のファクシミリ装置の通信
制御部5は、自分の方から送出したHDLCフレーム内
の暗号化コードK1と、受信機側のファクシミリ装置が
送出したHDLCフレーム内の暗号化コードK2をXO
R(EXCULSIVE OR:排他的論理和) して、暗号化コード
K3を作成する。
【0023】 K3=K1 XOR K2 ・・・・ (1) そして、送信側のファクシミリ装置は、この (1) 式で
得られた暗号化コードK3をメモリ部11のRAM13
の格納エリアa3に登録する。同様に、受信側のファク
シミリ装置も前記 (1) 式で得られた暗号化コードK3
をメモリ部11のRAM13の格納エリアa3に登録す
る。
【0024】暗号化コードK1,K2は前記のように各
々の乱数発生器4により発生する乱数であり、個々のフ
ァクシミリ装置及び時刻により異なった値をもつもので
あるので当然のことながら、K1≠K2である。次に、
送信側のファクシミリ装置は、操作部9により予めRA
M13の第3の格納エリアa3に登録されている暗号化
パスワードK4と前記暗号化コードK3をXORし、暗
号化変換コードK5を作成する。
【0025】 K5=K3 XOR K4 ・・・・ (2) 同様に受信側のファクシミリ装置でも、操作部9により
予めRAM3の格納エリアa3に登録した暗号化パスワ
ードK6と前記暗号化コードK3をXORし、暗号化変
換コードK7を作成する。 K7=K3 XOR K6 ・・・・ (3) 暗号化パスワードは、前記のように暗号化通信のネット
ワーク内で共通のものとしたので、K4=K6であり、
従ってK5=K7となって送信側,受信側とも共通の暗
号化変換コードが得られる。
【0026】この暗号化変換コードK5,K7は、実際
に符号化された画像データに暗号化処理を行うもので、
前記暗号化パスワードK4,K6を知られると、本方式
の暗号化変換コードの作成アルゴリズムを知っていれば
暗号化変換コードK5,K7を作成できることになり、
従って、この暗号化パスワードK4,K6は機密にする
必要がある。
【0027】ここで、送信側のファクシミリ装置におい
て、スキャナ部1により送信原稿の画像が読み込まれ、
その画像データが画像処理部2により2値化されて、生
の画像データとしてRAM13の第1の格納エリアa1
に順次格納され、更にこの生の画像データは頁単位で第
2の格納エリアa2に格納される。この画像データを暗
号化して受信側のファクシミリ装置に送るが、この画像
データの暗号化処理について図4に示した暗号化手順の
フローチャートを参照してSで表したステップ順に説明
する。
【0028】<S1>まず、前手順として、送信側のフ
ァクシミリ装置では、前記のように通信制御部5が暗号
化変換コードK5を作成し、その暗号化変換コードK5
を暗号化/解読部10に引き渡す。 <S2>次に、MPU部14は、暗号化すべき生の画像
データが蓄積されている第1の格納エリアa1の先頭ア
ドレス、及び画像データの大きさ、画像データのサイズ
等のデータを画像データと共にページ単位で読み出し、
符号化/復号化部3に画像データの符号化を依頼する。
【0029】これにより符号化/復号化部3は、前述し
たMH,MRの符号化方式に従って前記画像データを符
号化処理する。 <S3>符号化したデータはMPU部14に指示により
RAM13の第4の格納エリアa4に転送して格納させ
る。
【0030】この符号化処理により出力される符号化デ
ータには、ITU−TのT4で規定されている、FIL
Lビットも付加するものとする。このFILLビット
は、先に述べたNSSとNSFとのネゴシェーションの
結果により決められる1ラインあたりの最小走査時間
(つまり、1ラインの送出時間を規定している)によ
り、符号化データとEOL(END OF LINE)の間に付加さ
れる0のデータである。
【0031】<S4>MPU部14の指示により、暗号
化/解読部10は前記第4の格納エリアa4に格納され
た符号化データを32ビット単位(=4バイト)で読み
出して第5の格納エアa5に一時的に格納し、この符号
化データを前記暗号化変換コードK5を利用して暗号化
する。
【0032】この暗号化処理は、第4の格納エリアa4
上の4バイトの符号化データを4バイトの暗号化変換コ
ードK5でXOR処理することにより行われ、暗号化処
理されたデータは4バイト単位で第6の格納エリアa6
に転送されて格納される。ここで、暗号化処理の具体例
を説明する。まず、暗号化変換コードK5が次の (4)
式のように求められたと仮定する。
【0033】 暗号化処理は、符号化データをB、暗号化データをAと
すると、次の (5)式に従って行われる。尚、ここで
B,Aのデータ量は4バイト単位である。 A = B XOR K5 ・・・・ (5) もし、符号化データの先頭の4バイトのB(0)が次の
(6) 式だとすると、 暗号化データAは次の (7) 式のようになる。
【0034】 B(0)= 1100 1111 1010 1111 0000 1111 1001 1011 XOR K5 = 0101 0101 1111 0000 1100 0011 1101 0011 ─────────────────────────── A(0)= 1001 1010 0101 1111 1100 1100 0100 1000 ・・・・ (7) このように暗号化/解読部10は、第4の格納エリアa
4に格納された符号化データを4バイト単位に暗号化処
理してゆき、この処理を頁単位の符号化データが終了す
るまで行う。
【0035】但し、符号化データは、必ずしも4バイト
単位で終わるとは限らないので、頁の終端(MH,MR
符号化では、符号化データの終端にRTC=6個のEO
Lが付与されている)の符号化処理においては、符号化
データの終端のRTCの前に頁のデータ量が4バイト単
位になるように0データ(FILL)を付加する。 <S5>MPU部14は、暗号化/解読部10からの出
力により1頁分の暗号化が終了したか否かを判断し、終
了していないときは暗号化処理を続行させ、終了した場
合は次のステップに移る。
【0036】<S6>MPU部14は暗号化すべき次の
頁の画像データが有るか否かを判断し、ある場合はS2
からの処理を繰り返し、ない場合は次のステップに移
る。 <S7>すべて画像データを暗号化したらMPU部14
は暗号化処理を終了させる。
【0037】<S8>MPU14の指示により通信制御
部5は、RAM13の第6の格納エリアa6に格納され
ている暗号化データを頁単位でファクシミリのITU−
Tで規定されているT30の手順に従い、モデム6及び
NCU7を通して受信側のファクシミリ装置に対してG
3の通信を行う。
【0038】つまり、送信側のファクシミリ装置は図3
に示したように暗号化データを受信側のファクシミリ装
置に対してG3で送信する。そして最後の頁の暗号化デ
ータの送信時にそれを知らせるEOPデータを送信し、
これに対して受信側のファクシミリ装置は受信確認のM
CFデータを送信側のファクシミリ装置の送り、更に送
信側のファクシミリ装置から受信側のファクシミリ装置
へ通信終了のDCNデータを通知することで通信が終了
するが、受信側のファクシミリ装置は、前記のように送
信側のファクシミリ装置から暗号化データが送られてく
ると、それを解読して元の符号化データに戻す復号化処
理を行う。
【0039】この復号化処理の手順を図5に示した復号
化処理のフローチャートを参照してSで表したステップ
順に説明する。 <S1>まず、前手順として受信側のファクシミリ装置
の通信制御部5は、前記のように暗号化変換コードK7
を作成し、その暗号化変換コードK7を暗号化/解読部
10に引き渡す。
【0040】<S2>受信側のファクシミリ装置では、
回線を介して送信側のファクシミリ装置から送信されて
くる暗号化データがNCU7及びモデム6を介して通信
制御部5に送られ、通信制御部5はMPU14の指示に
よってこの暗号化データを順次RAM13の第6のエリ
アa6に転送して格納させる。
【0041】<S3>MPU部14は暗号化データを解
読してMHあるいはMRの符号化データに戻す復号化処
理を暗号化/復号化部10に依頼する。これを受けて暗
号化/解読部10は、第6のエリアa6から暗号化デー
タを読み出し、暗号化変換コードK7により暗号化デー
タを符号化データに解読処理する。
【0042】この解読化処理を次の (8) 式で表せる。
ここで、Aは暗号化データ、BはMHまたはMRの符号
化データである。暗号化/解読部10はこの (8) 式に
より解読化処理を行うが、この場合暗号化データを第6
のエリアa6から4バイト単位に第5のエリアa5に転
送して、その4バイトの暗号化データを暗号化変換コー
ドK7でXORし、元の符号化データを作成し、そのデ
ータを第4の格納エリアa4に転送して格納する。
【0043】 B = A XOR K7 ・・・・ (8) 例として、前記 (8) 式の暗号化データを解読する
と、次の (9) 式のようになる。 A(0)= 1001 1010 0101 1111 1100 1100 0100 1000 XOR K7 = 0101 0101 1111 0000 1100 0011 1101 0011 ────────────────────────── B(0)= 1100 1111 1010 1111 0000 1111 1001 1011 ・・・・ (9) ∵(K7=K5) こうして解読した符号化データを暗号化/解読部10は
第4の格納エリアa4に転送し、これと同時にMPU部
14は符号化/復号化部3に符号化データの復号化を依
頼する。
【0044】<S4>符号化/復号化部3は、MHまた
はMRで符号化された符号化データを黒白の2値データ
に戻す復号化処理を行い、復号化した2値データを第7
の格納エアa7に転送して格納させる。その後、MPU
部14は、プリンタ部8による印刷を起動する。
【0045】<S5>MPU部14は、符号化/復号化
部3からの出力により1頁分の暗号化が終了したか否か
を判断し、終了していないときは復号化処理を続行さ
せ、終了した場合は次のステップに移る。 <S6>MPU部14は復号化すべき次の頁の暗号化デ
ータが有るか否かを判断し、ある場合はS2からの処理
を繰り返し、ない場合は次のステップに移る。
【0046】<S7>すべて暗号化データを復号化した
らMPU14は復号化処理を終了させる。以上説明した
実施例では、暗号化に乱数を使用し、かつそれに暗号化
通信のネットワーク内での固有のパスワードを相関させ
て、暗号化変換コードを作成しているため、同一の画情
報でも暗号化通信のネットワークが異なったり通信を開
始する時間が違えば、暗号化されてでてくる情報も毎回
異なることになり、そのため、暗号化による通信を行う
場合のセキュリティの面での信頼性が高いものとなる。
【0047】また、本実施例における暗号化アルゴリズ
ムでは、ITU−Tの規定にある符号化(MH.MR)
に暗号化をかけているので、この暗号化アルゴリズムを
施した通信を従来のファクシミリ装置で受信または傍
受、盗聴しても通信が不可能となり、画情報が安易に他
人に渡ることを防止できる。尚、上述した実施例では、
乱数発生器4を設けて乱数を発生させるようにしたが、
MPU部14に乱数発生機能を持たせて乱数発生器4を
省略するようにしてもよい。
【0048】また、上述した実施例では、ITU−Tの
T4でのMH,MR符号化に対する暗号化処理を述べた
が、ITU−TのT4でのMMR符号化でも同様にMM
Rの符号化データに暗号化処理を行うことができる。但
し、MMR符号化は、ファクシミリ装置における誤り再
送機能を有したG3手順に用いられるもので、符号化デ
ータにFILLビットが付加されない。
【0049】従って、上述した実施例のような、符号化
データの終端を4バイト単位になるように調整するため
にFILLビットを付加することはできないものであ
る。ITU−Tで規定されているファクシミリの誤り再
送機能は、画情報をHDLCフレームで通信することに
なっており、HDLC内の画情報のデータ量は、64バ
イトか、256バイトにするように規定されている。
【0050】そして、画像データの終端も64バイト、
256バイトに調整することも可能であり、RTCの後
にパッドビットを挿入して64バイト、256バイトに
調整が可能である。そこで、別の実施例として、本暗号
化処理では、データ処理を4バイト単位で行うので、画
の終端つまり最終のHDLCフレームの画データ量が6
4バイト、256バイトになるように調整する。
【0051】このようにすることによって、誤り再送機
能を有したファクシミリ装置の場合でも本暗号化機能が
有効となる。更に、上述した実施例では、暗号化変換コ
ードを32ビット(4バイト)としたが、暗号化データ
の処理単位は、4バイト単位以外でも可能であるので、
暗号化変換コードを8ビット(1バイト)とし、暗号化
処理を1バイト単位に行っても可能である。
【0052】本暗号化におけるデータ処理単位は可変で
あるので、ファクシミリ装置の処理能力に応じた変更が
可能である。また、上述した実施例では、ファクシミリ
装置の非標準手順であるNSF,NSSを用いた暗号化
アルゴリズムを示したが、ファクシミリ標準手順での応
用例として、最近、ITU−T(T30)で勧告化され
る、G3手順フレームのSUBフレームを用いて、本暗
号化通信を行う応用例が考えられる。
【0053】具体的には、上述した実施例の場合、非標
準手順でNSF,NSSに暗号化コードを登録させてい
たが、それを、SUBフレームの中に、暗号化コードを
登録させれば、標準手順での暗号化通信も可能となる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明のファクシミ
リ装置は、通信相手に送る画像を送信原稿から読み取る
画像読み取り部と、この画像読み取り部で読み取られた
画像に対応する2値化データを符号化すると共に、符号
化されている符号化データを2値化データに復号化する
符号化/復号化部と、乱数を発生する乱数発生器と、こ
の乱数発生器で発生した乱数と通信相手の乱数発生器で
発生した乱数により得られる暗号化コードと予め通信相
手と共通に定めた暗号化パスワードとを用いて暗号化変
換コードを作成し、その作成した暗号化変換コードを暗
号化/解読部に与える通信制御部と、前記符号化/復号
化部で符号化された符号化データを前記通信制御部から
与えられた暗号化変換コードにより暗号化すると共に、
通信相手から送られてくる暗号化データを解読して符号
化データに戻す暗号化/解読部とを備えた構成とし、送
信側として働く場合、画像読み取り部が送信原稿から読
み取った画像に対応する2値化データを符号化/復号化
部で符号化した後、この符号化データを暗号化/解読部
で暗号化変換コードを用いて暗号化し、その暗号化デー
タを通信相手に送信し、受信側として働く場合は、通信
相手から送られてきた暗号化データを暗号化/解読部で
暗号化変換コードを用いて解読し、符号化データに戻し
てこの符号化データを符号化/復号化部で2値化データ
に復号化するようにしている。
【0055】従って、これによれば乱数発生器と暗号化
/解読部を保有させて暗号化通信を行えるようにしてい
るため、外部装置である市販の暗号化/解読装置を接続
する必要がなくなり、コストを低くすることができると
いう効果が得られる。また、乱数発生器から発生する乱
数を利用して暗号化変換コードを作成するため、通信毎
に暗号化変換コードを変化させることができ、そのため
ファクシミリ装置の通信を他人が傍受,盗聴,漏話して
も、他人に通信データを搾取されることがないのでセキ
ュリティー面での信頼性に優れたものになるという効果
も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるファクシミリ装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】実施例のファクシミリ装置で使用するNSFと
NSSのHDLCフレームを示す図である。
【図3】実施例のファクシミリ装置間で行う暗号化通信
の通信手順を示す図である。
【図4】実施例の暗号化手順を示すフローチャートであ
る。
【図5】実施例の復号化手順を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 スキャナ部 2 画像処理部 3 符号化/復号化部 4 乱数発生器 5 通信制御部 6 モデム部 7 網制御装置 8 プリンタ部 9 操作部 10 暗号化/解読部 11 メモリ部 12 ROM 13 RAM a1 第1の格納エリア a2 第2の格納エリア a3 第3の格納エリア a4 第4の格納エリア a5 第5の格納エリア a6 第6の格納エリア a7 第7の格納エリア 14 MPU部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 9/12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信相手に送る画像を送信原稿から読み
    取る画像読み取り部と、 この画像読み取り部で読み取られた画像に対応する2値
    化データを符号化すると共に、符号化されている符号化
    データを2値化データに復号化する符号化/復号化部
    と、 乱数を発生する乱数発生器と、 この乱数発生器で発生した乱数と通信相手の乱数発生器
    で発生した乱数により得られる暗号化コードと予め通信
    相手と共通に定めた暗号化パスワードとを用いて暗号化
    変換コードを作成し、その作成した暗号化変換コードを
    暗号化/解読部に与える通信制御部と、 前記符号化/復号化部で符号化された符号化データを前
    記通信制御部から与えられた暗号化変換コードにより暗
    号化すると共に、通信相手から送られてくる暗号化デー
    タを解読して符号化データに戻す暗号化/解読部とを備
    えたことを特徴とするファクシミリ装置。
JP6289405A 1994-11-24 1994-11-24 ファクシミリ装置 Pending JPH08149316A (ja)

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