JPH08149309A - 符号化方法及びその装置 - Google Patents

符号化方法及びその装置

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JPH08149309A
JPH08149309A JP6290005A JP29000594A JPH08149309A JP H08149309 A JPH08149309 A JP H08149309A JP 6290005 A JP6290005 A JP 6290005A JP 29000594 A JP29000594 A JP 29000594A JP H08149309 A JPH08149309 A JP H08149309A
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JP
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Withdrawn
Application number
JP6290005A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Konno
裕司 今野
Takashi Ishikawa
尚 石川
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッファ識別符号化方式により出力されたバ
ッファ識別符号に対して更に符号化を行うことにより、
更に符号化効率を高める符号化方法及び装置を提供する
ことを目的とする。 【構成】 画像データがバッファ識別符号化部において
バッファ識別符号化され、バッファ識別符号判定部10
3で所定の識別符号を検出し、該検出された識別符号の
ラン長をラン長カウンタ104でカウントする。そし
て、該ラン長をハフマン符号化部105においてハフマ
ン符号化し、セレクタ106において該ハフマン符号
と、他の識別符号とが交互に出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は符号化方法及びその装置
に関し、特に多値画像を符号化する符号化方法及びその
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、多値画像を圧縮する画像圧縮方法
として種々の提案がなされている。中でも、以下に説明
する画像圧縮方法は、簡単な構成で可逆圧縮を行うため
に劣化が無く、特にCG(Computer graphics)画像の
ように比較的同じ色の画素が連続するような画像につい
て高効率に符号化できる方法として有用であり、かつ、
簡単な回路で構成できるものである。
【0003】以下に、上述した従来例の符号化処理につ
いて簡単に説明する。
【0004】図9は、上述した従来の符号化処理を行う
構成を示すブロック図である。図9において、NTSC
―RGB形式の1画素あたり24ビット(各色8ビッ
ト)の画素データが入力される。
【0005】21は第1バッファであり、フリップフロ
ップ等により構成される。第1バッファ21は入力され
た画素データ(24ビット)を不図示のクロックに同期
して保持する。22は第2バッファであり、第1比較器
24の出力をライトイネーブル信号として、第1バッフ
ァ21から出力される画素データをクロックに同期して
保持する。23は第3バッファであり、第1比較器24
と第2比較器25の論理和をライトイネーブル信号とし
て、第2バッファ22から出力される画素データをクロ
ックに同期して保持する。
【0006】24は第1比較器で、入力された画素デー
タと第1バッファ21に保持されている画素データとを
比較して、両者が等しいとき「1」を、異なるとき
「0」を出力する。25は第2比較器で、入力された画
素データと第2バッファ22に保持されている画素デー
タとを比較して、両者が等しいとき「1」を、異なると
き「0」を出力する。26は第3比較器で、入力された
画素データと第3バッファ23に保持されている画素デ
ータとを比較して、両者が等しいとき「1」を、異なる
とき「0」を出力する。
【0007】27は制御部であり、各比較器24〜26
の各比較結果と画像データを入力して合成し、以下に示
すような符号化データを出力する。
【0008】以上説明した構成により、注目画素が1つ
前の画素の色データ(C1;第1バッファ21に保持)
と同一の値をもつときは最短の符号(Q1;例えば
「0」)を出力し、前記色データ(C1)とは異なる値
を持つ1番新しく出現した画素の色データ(C2;第2
バッファ22に保持)と注目画素が同一の値をもつとき
は次に短い符号(Q2;例えば「10」)を出力し、前
記色データ(C1),(C2)とも異なる値を持つ1番
新しく出現した画素の色データ(C3;第3バッファ2
3に保持)と注目画素が同一の値をもつときは次に短い
符号(Q3;例えば「110」)を出力し、注目画素が
前記色データ(C1),(C2)及び(C3)のいずれ
とも異なる値を持つ(C4)ときは未使用の符号(Q
4;例えば「111」)と注目画素の色データとを出力
する。
【0009】次に、上述した従来の符号化による実際の
符号化例について説明する。以下、上述した従来の符号
化処理によって発生する符号を、説明の便宜上「バッフ
ァ識別符号」と称する。
【0010】図10に、入力画像データの例を示す。図
10における「A」,「B」,「C」は、画像データの
1画素分のそれぞれ異なる色データを示している。図
中、時間軸は左から右に進み、画像データが順次入力さ
れる。そして、上述した図9の構成により符号化が行わ
れるが、図9において各バッファ21〜23には、それ
ぞれ「A」,「B」,「C」のいずれでもない値を初期
値として格納しているものとする。
【0011】図10において、最初に入力される「A」
はいずれのバッファに格納されている値とも異なるの
で、バッファ識別符号“111”(Q4)と色データ
“A”が出力される。そして、次の画素「A」は一つ前
の画素値と等しいので、最短のバッファ識別符号“0”
(Q1)が出力される。次の画素「B」は初めて出現し
た色データであるので、バッファ識別符号“111”
(Q4)と色データ“B”が出力される。その後の
「B」である3画素については、バッファ識別符号
“0”(Q1)が出力される。そして、次の「A」は一
つ前に出現した色データであるので、バッファ識別符号
“10”(Q2)が出力される。
【0012】以下同様にして、図10に示すの画像デー
タを符号化した出力結果は、図11に示される様にな
る。
【0013】以上説明したような符号化方法を用いて符
号化を行うと、特にCG画像やテキスト画像のように画
像を構成する色数が少ない画像データについては、前画
素と同じ色データであることを示すバッファ識別符号
“0”が連続する確率が高い。これは、上述したように
CG画像やテキスト画像は、同じ色のデータがある程度
連続するためである。逆に言えば、本圧縮式は写真等の
自然画像に対してはあまり適切な方式ではないといえ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
例で示した符号化方式では、CG画像やテキスト画像を
符号化すると、前画素と同じ色データであることを示す
バッファ識別符号が比較的連続して発生する。即ち、こ
の符号出力は情報的に見て冗長性があると言える。そこ
で、この出力されたバッファ識別符号の系列に対して、
更にハフマン符号化等のエントロピー符号化を行なっ
て、符号化効率を更に上げることも考えられる。
【0015】しかしながら、前画素と同じ色データであ
ることを示すバッファ識別符号と、他のバッファ識別符
号との間には相関はないため、出力されたバッファ識別
符号全体に対してエントロピー符号化を行っても、高効
率の符号化は望めなかった。
【0016】本発明は上述した課題を解決するためにな
されたものであり、上述の符号化方式により出力された
バッファ識別符号に対して更に符号化を行うことによ
り、更に符号化効率を高める符号化方法及び装置を提供
することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明は以下の構成を備える。
【0018】即ち、注目画素が1つ前の画素の色データ
C1と等しい場合に第1の識別符号を出力し、注目画素
が前記色データC1とは異なる最も新しく出現した画素
の色データC2と等しい場合に第2の識別符号を出力
し、注目画素が前記色データC1及びC2とは異なる最
も新しく出現した画素の色データC3と等しい場合に第
3の識別符号を出力し、注目画素が前記色データC1及
びC2及びC3のいずれとも異なる場合に第4の識別符
号と該注目画素の色データを出力する第1の符号化手段
と、前記第1の識別符号のラン長を符号化する第2の符
号化手段とを有することを特徴とする。
【0019】例えば、前記第2の符号化手段は、前記第
1の識別符号のラン長をカウントするカウント手段を有
し、前記カウント手段によりカウントされたラン長を符
号化することを特徴とする。
【0020】例えば、前記第2の符号化手段による符号
と、前記第2の識別符号、及び前記第3の識別符号、及
び前記第4の識別符号と前記注目画素の色データのいず
れかとが交互に出力されることを特徴とする。
【0021】更に、前記第1の符号化手段による符号か
ら前記第1の識別符号を検出する検出手段を有し、前記
カウント手段は前記第1の識別符号の継続を示すラン継
続信号を出力し、前記検出手段の検出結果と前記ラン継
続信号とに基づいて、前記第2の符号化手段による符号
と、前記第2の識別符号、及び前記第3の識別符号、及
び前記第4の識別符号と前記注目画素の色データのいず
れかとが出力されることを特徴とする。
【0022】例えば、前記第2の符号化手段は、エント
ロピー符号化を行うことを特徴とする。
【0023】例えば、前記第2の符号化手段は、ハフマ
ン符号化を行うことを特徴とする。
【0024】例えば、前記ラン長は最大値を有し、前記
ハフマン符号化に使用されるハフマン符号テーブルは、
前記ラン長が該最大値を越えて継続することを示すシン
ボルを割り当てることを特徴とする。
【0025】また例えば、前記第2の符号化手段は、固
定長符号化を行なうことを特徴とする。
【0026】例えば、前記第1の識別符号は、前記第2
乃至第4の識別符号よりも長い符号長を有することを特
徴とする。
【0027】
【作用】以上の構成により、前画素と同じ色データであ
ることを示すバッファ識別符号に対しては、その連続す
る長さ(ラン長)をエントロピー符号化し、他のバッフ
ァ識別符号はエントロピー符号化せずにそのままで符号
を出力することができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0029】<第1実施例>図1に、本実施例における
符号化を行う符号化処理部のブロック構成を示す。図1
において、101は入力端子、102はバッファ識別符
号化部、103はバッファ識別符号判定部、104はラ
ン長カウンタ、105はハフマン符号化部、106はセ
レクタ、107は出力端子である。
【0030】入力端子101より入力画像データが例え
ばNTSC−RGBの各画素24ビットで入力される。
尚、入力される画像データの色空間はRGBに限らず、
YUVやL*a*b空間上のデータであっても良い。そし
て、バッファ識別符号化部102では各画素24ビット
のデータを基に、従来例で説明したバッファ識別符号化
を行ない、1画素に対してその符号として“0”,“1
0”,“110”,“111+色データ”のいずれかが
出力される。
【0031】これらのバッファ識別符号は次にバッファ
識別符号判定部103に入力され、注目画素が前画素と
同じ色データであることを示すバッファ識別符号“0”
であるか、またはそれ以外のバッファ識別符号であるか
の判定を行なう。そしてその判定結果をバッファ識別符
号判定信号として出力する。例えば、バッファ識別符号
が“0”であったときは、Lレベルの信号を、それ以外
の時はHレベルの信号をラン長カウンタ104に対して
出力する。
【0032】ラン長カウンタ104では、入力画像デー
タの1画素分に同期して、前記バッファ識別符号判定信
号がLレベルのときはカウント値を1カウントアップ
し、Hレベルのときはそれまでのカウント値を出力して
から、カウント値を「0」にリセットする。そしてラン
長カウンタ104から出力されたカウント値がハフマン
符号化部105に入力され、ラン長をシンボルとしたハ
フマン符号化を行なう。
【0033】ハフマン符号化部105では、ある画像を
基に作成した“0”の符号のラン長に対するハフマン符
号テーブルを用いて、ハフマン符号化を行なう。この
時、シンボルとなるラン長は延々続く可能性もあるの
で、最大ラン長Lを定め、このLよりも長く“0”のバ
ッファ識別符号が発生した時のために、ラン長とラン継
続を示す1つの符号をハフマン符号テーブル中に割り当
てる。この符号を、以下メークアップ符号と称する。L
よりも長いラン長L’が入力された場合、このメークア
ップ符号に続いて残りのラン長(L’−L)に対するハ
フマン符号化を行なう。ここで、ラン長とハフマン符号
との対応表の例を図2に示す。
【0034】このようにして得られたハフマン符号がセ
レクタ106のA端子に入力され、バッファ識別符号化
部102から出力された“0”符号以外のバッファ識別
符号がB端子に入力される。また同時に、セレクタ10
6にはバッファ識別符号判定部103で判定した結果で
あるバッファ識別符号判定信号と、ラン長カウンタ10
4から出力される符号“0”が最大ラン長を越えたこと
を示すラン継続信号とが、コントロール信号として入力
される。尚、ラン継続信号は、符号“0”のラン長が最
大ラン長Lを越える場合にHレベルとなり、それ以外は
Lレベルとなる。
【0035】以下、バッファ識別符号判定信号及びラン
継続信号と、セレクタ106の動作との関係を図3に示
し、説明する。
【0036】まず、ラン継続信号、バッファ識別符号判
定信号が共にLレベルであった場合、即ち符号が“0”
であった場合には、ラン長カウンタ104はラン長をカ
ウントし続け、セレクタ106はオープンになる。従っ
て、符号は何も出力されない。
【0037】また、ラン継続信号がLレベルであり、バ
ッファ識別符号判定信号がHレベルであった場合、即ち
“0”以外の符号が入力された場合には、それまでの
“0”のラン長に対応するハフマン符号を出力するた
め、セレクタ106はまずA端子側に接続される。そし
てハフマン符号の出力が終了すると、セレクタ106は
B端子側に接続され、引き続き“0”以外のバッファ識
別符号を出力する。
【0038】また、ラン継続信号がHレベルである場合
には、バッファ識別符号判定信号は必ずLレベルとな
り、Hレベルとなることは有り得ない。この時、セレク
タ106はA端子側に接続され、最大ラン長+ラン継続
を示すハフマン符号を出力した後、オープンになる。
【0039】以上説明した本実施例における符号化方法
を、例えば上述した従来例において図11で示したバッ
ファ識別符号に対して適用した場合、その符号化結果は
図4に示す様になる。図4において、(ランN)はラン
長Nに対するハフマン符号を表わしている。図4によれ
ば、ラン継続を示すハフマン符号が出力されない限り
は、“0”以外のバッファ識別符号と、ラン長を示すハ
フマン符号とが交互に現れる。尚、ラン継続を示すハフ
マン符号が入力された場合には、例外的にハフマン符号
が連続する。
【0040】以上説明したように本実施例においては図
1に示す構成で符号化を行う。次に、本実施例における
伸長処理について、以下説明する。
【0041】本実施例における伸長部のブロック構成を
図5に示す。図5において、801は入力端子、802
はバッファ識別符号分離部、803はハフマン復号化
部、804は“0”符号発生部、805はセレクタ、8
06はバッファ識別符号復号化部、807は出力端子で
ある。
【0042】伸長時に、入力端子801から圧縮された
符号系列が入力され、バッファ識別符号分離部802に
入る。バッファ識別符号分離部802では、入力された
符号系列をバッファ識別符号とハフマン符号とに分離す
る。バッファ識別符号分離部802は、内部にハフマン
符号の最大符号長分の復号バッファを保持しており、バ
ッファ内に格納した最大符号長分の符号系列をハフマン
復号化部803に出力する。ハフマン復号化部803で
は、入力された最大符号長分のハフマン符号を復号した
結果、何ビット長のハフマン符号であったかが分かるた
め、その符号長の情報を信号線cによりバッファ識別符
号分離部802にフィードバックする。そしてバッファ
識別符号分離部802では、復号バッファ内の符号をフ
ィードバックされた符号長分シフトし、続く符号化系列
を順次復号バッファに格納する。
【0043】上述した本実施例における復号処理を、図
6に示す例を参照して説明する。図6において、“0”
符号のラン長をハフマン符号化するハフマンテーブルの
最大符号長は6ビットであるとする。このとき、バッフ
ァ識別符号分離部802の復号バッファは6ビット分用
意される。図6に示す様な符号化系列が伸長部に入力さ
れたとすると、バッファ識別符号分離部802におい
て、まず先頭3ビットを参照して、バッファ識別符号
“10”,“110”,“111”のいずれに該当する
かを判定する。図6の例においては、初めの3ビットが
“101”であることから、バッファ識別符号“10”
であると判定される。このとき、バッファ識別符号分離
部802から信号線bによって、セレクタ805のB端
子にバッファ識別符号“10”が出力されると同時に、
バッファ識別符号分離部802内の復号バッファを2ビ
ットシフトさせ、次の符号系列を入力する。またこの
時、先頭3ビットがバッファ識別符号“110”であっ
た場合には、復号バッファを3ビットシフトさせる。ま
た、バッファ識別符号“111”であった場合には、続
く24ビットの色データをスルーで信号線bに出力し、
続く符号化系列の6ビットを復号バッファに入力する。
【0044】図6の例において、まずバッファ識別符号
“10”を出力すると、続いてハフマン復号化部803
に復号バッファに格納されている6ビットのデータを信
号線aにより出力する。そしてハフマン復号化部803
でハフマン復号化を行ない、入力されたハフマン符号が
“1100”の4ビットであることが分かる。ハフマン
復号化部803は、この符号長「4」を信号線cによっ
てバッファ識別符号分離部802に対して出力する。そ
して、バッファ識別符号分離部802では内部の復号バ
ッファに対して、入力された符号長分(4ビット)のシ
フトを行ない、続く符号化系列を復号バッファに入力す
る。
【0045】以上説明した処理を繰り返すことにより、
バッファ識別符号分離部802では入力される符号化系
列をバッファ識別符号とハフマン符号とに分離する。
【0046】ハフマン復号化部803では、ハフマン符
号を復号することにより“0”符号のラン長を得、
“0”符号発生部804に出力する。“0”符号発生部
804では、“0”の符号を入力されたラン長分だけ発
生し、セレクタ805のA端子に出力する。また、
“0”符号発生部804では、“0”符号を出力するタ
イミングでLレベルとなる信号をセレクタ805のコン
トロール信号として出力する。セレクタ805では、前
記コントロール信号がLレベルの時に、A端子側の
“0”のバッファ識別符号を選択し、Hレベルの時に、
B端子側の“0”符号以外のバッファ識別符号を選択す
る。このようにして得られたバッファ識別符号は、バッ
ファ識別符号復号化部806に入力されることにより元
の画像データに復号化され、出力端子807から出力さ
れる。このようにして、本実施例における伸長処理が行
われる。
【0047】以上説明したように本実施例によれば、バ
ッファ識別符号の符号化系列に対して、連続する“0”
符号のラン長をハフマン符号化することにより、更に符
号化効率を高めることができる。
【0048】<第2実施例>以下、本発明に係る第2実
施例について説明する。
【0049】上述した第1実施例では、バッファ識別符
号“0”のラン長をハフマン符号化する際に、最大ラン
長を越えるラン長が入力された場合に対処するため、最
大ラン長とラン継続を表わすシンボルに対する符号をハ
フマンテーブルの中に1つ割り当てていた。第2実施例
においてはこのようなシンボルを設けない例について説
明する。尚、第2実施例における符号化部の構成は、上
述した第1実施例の図1と同様であるため、説明を省略
する。
【0050】第2実施例において、最大ラン長Lを越す
ラン長が入力された場合には、まず最大ラン長Lに対す
るハフマン符号を出力し、次にバッファ識別符号の
“0”を出力する。これにより、L+1の長さ分のバッ
ファ識別符号“0”については符号化したことになる。
そして、まだラン長が残っているならば、元のラン長か
らL+1の値を引いたラン長に対してハフマン符号化を
行なう。以下、第2実施例における符号化の様子を図7
に示し、説明する。
【0051】図7においては、“0”のラン長が最大ラ
ン長L+2である場合を例とし、図中右側に示すハフマ
ンテーブルを有しているものとする。まず最大ラン長L
の分のハフマン符号が“11111111”として出力
され、続いてバッファ識別符号“0”が出力される。そ
して、残っている“0”のラン長、即ち、(L+2)―
(L+1)のラン長「1」に対応するハフマン符号“1
0”が出力される。
【0052】以上説明したように第2実施例によれば、
ラン継続を示すシンボルに対してハフマン符号を割り当
てないため、その分他のラン長に符号を割り当てること
ができ、従ってハフマン符号化における符号化効率が高
くなる。
【0053】更に、第2実施例によれば、符号化系列に
おいては必ずバッファ識別符号とハフマン符号とが交互
に現れるので、復号化の際に両者を分離する処理が単純
に行なえる。
【0054】<第3実施例>以下、本発明に係る第3実
施例について説明する。
【0055】第3実施例においては、“0”符号のラン
長を符号化する際にハフマン符号化を用いずに、固定長
符号化を用いることを特徴とする。尚、第3実施例にお
ける符号化部の構成は、上述した第1実施例の図1にお
いて、ハフマン符号化部105が、固定長符号化部とな
り、他の構成は同一である。
【0056】第3実施例におけるラン長と固定長符号と
の関係の例を図8に示す。図8においては、6ビットの
固定長符号を、各ラン長に対応させている。
【0057】CG画像やテキスト画像等の画像では、上
述した様に注目画素が前画素と同じ色データであること
を示すバッファ識別符号“0”がある程度連続する。従
って、第3実施例の様にバッファ識別符号“0”のラン
長に対して所定長の固定長符号を用いても、上述した第
1及び第2実施例とそれほど符号化効率は変わらない。
しかしながら、バッファ識別符号をそのまま出力するよ
りは、符号化効率はやはり格段に向上する。
【0058】更に、第3実施例において固定長符号化を
実現するための回路構成は、ハフマン符号化のそれと比
較するとかなり小規模な回路で構成することができる。
【0059】<第4実施例>以下、本発明に係る第4実
施例について説明する。
【0060】上述した第1及び第2実施例に適用した従
来のバッファ識別符号化方式においては、出力されるバ
ッファ識別符号の種類は限定されるものではない。従っ
て、第4実施例においては、バッファ識別符号の割り当
てを変更した例について説明する。尚、第4実施例にお
ける符号化部の構成は、上述した第1実施例の図1と同
様であるため、説明を省略する。
【0061】上述した第1実施例においては、注目画素
が前画素と同じ色データであることを示すバッファ識別
符号“0”についてはラン長をカウントし、それ以外の
“10”,“110”,“111+色データ”について
はそのまま符号化出力していた。このとき、バッファ識
別符号“0”はラン長をカウントされるだけで、実際に
は符号出力されない。
【0062】ここで、第4実施例においては、前画素と
同じ色データ(C1)であることを示すバッファ識別符
号に一番長い符号(例えば“110”)を割り当てる。
これにより、最長のバッファ識別符号“110”につい
ては、符号出力が行われない。そして、C1とは異なる
最も新しく出現した色データであることを示すバッファ
識別符号に例えば“0”を割り当て、C1,C2とは異
なる最も新しく出現した色データであることを示すバッ
ファ識別符号に例えば“10”を割り当て、C1ともC
2ともC3とも異なる色データであることを示すバッフ
ァ識別符号に、例えば“111+色データ”を割り当て
ればよい。尚、他のバッファ識別符号の割り当てでも第
4実施例は適用可能であることはいうまでもない。
【0063】以上説明したようにバッファ識別符号を割
り当てることにより、実際に符号化出力されるのは、
“110”符号のラン長を符号化したハフマン符号と、
その他のバッファ識別符号“0”,“10”,“111
+色データ”となる。従って、出力されるバッファ識別
符号の符号長そのものが短くなるため、第4実施例にお
ける符号化効率は更に向上する。
【0064】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても、1つの機器から成る装置に適用
しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプログ
ラムを供給することによって達成される場合にも適用で
きることはいうまでもない。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、注
目画素が前画素と同じ色データであることを示すバッフ
ァ識別符号に対して、そのラン長をハフマン符号化する
ことによって、符号化効率を更に高めることができる。
【0066】また、注目画をが前画素と同じ色データで
あることを示すバッファ識別符号に対して、そのラン長
を固定長符号化することによって、符号化効率を高める
と同時に、ハード構成も簡単化することができる。
【0067】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の符号化部の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本実施例における“0”符号のラン長とハフマ
ン符号との関係を示す図である。
【図3】本実施例におけるセレクタの動作とコントロー
ル信号との関係を説明するための図である。
【図4】本実施例において符号化処理を行なった符号化
系列を示す図である。
【図5】本実施例における復号部の構成を示すブロック
図である。
【図6】本実施例における復号動作を説明するための図
である。
【図7】本発明に係る第2実施例における符号化処理を
説明するための図である。
【図8】本発明に係る第3実施例におけるラン長と固定
長符号テーブルとの関係を示す図である。
【図9】従来のバッファ符号化を行う構成を示すブロッ
ク図である。
【図10】従来のバッファ符号化対象の入力画像データ
例を示す図である。
【図11】従来のバッファ符号化データの具体例を示す
図である。
【符号の説明】
102 バッファ識別符号化部 103 バッファ識別符号判定部 104 ラン長カウンタ 105 ハフマン符号化部 106,805 セレクタ 802 バッファ識別符号分離部 803 ハフマン復号化部 804 “0”符号発生部 806 バッファ識別符号復号化部

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 注目画素が1つ前の画素の色データC1
    と等しい場合に第1の識別符号を出力し、注目画素が前
    記色データC1とは異なる最も新しく出現した画素の色
    データC2と等しい場合に第2の識別符号を出力し、注
    目画素が前記色データC1及びC2とは異なる最も新し
    く出現した画素の色データC3と等しい場合に第3の識
    別符号を出力し、注目画素が前記色データC1及びC2
    及びC3のいずれとも異なる場合に第4の識別符号と該
    注目画素の色データを出力する第1の符号化工程と、 前記第1の識別符号のラン長を符号化する第2の符号化
    工程とを有することを特徴とする符号化方法。
  2. 【請求項2】 前記第2の符号化工程は、前記第1の識
    別符号のラン長をカウントするカウントし、そのカウン
    トされたラン長を符号化することを特徴とする請求項1
    記載の符号化方法。
  3. 【請求項3】 前記第2の符号化工程による符号と、 前記第2の識別符号、及び前記第3の識別符号、及び前
    記第4の識別符号と前記注目画素の色データのいずれか
    とが交互に出力されることを特徴とする請求項1記載の
    符号化方法。
  4. 【請求項4】 前記第1の符号化工程による符号から前
    記第1の識別符号を検出する検出工程を更に有し、 前記カウント工程は前記第1の識別符号の継続を示すラ
    ン継続信号を出力し、 前記検出手段の検出結果と前記ラン継続信号とに基づい
    て、前記第2の符号化手段による符号と、前記第2の識
    別符号、及び前記第3の識別符号、及び前記第4の識別
    符号と前記注目画素の色データのいずれかとが出力され
    ることを特徴とする請求項2記載の符号化方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の符号化工程は、エントロピー
    符号化を行うことを特徴とする請求項1記載の符号化方
    法。
  6. 【請求項6】 前記第2の符号化工程は、ハフマン符号
    化を行うことを特徴とする請求項5記載の符号化方法。
  7. 【請求項7】 前記ラン長は最大値を有し、 前記ハフマン符号化に使用されるハフマン符号テーブル
    は、前記ラン長が該最大値を越えて継続することを示す
    シンボルを割り当てることを特徴とする請求項6記載の
    符号化方法。
  8. 【請求項8】 前記第2の符号化工程は、固定長符号化
    を行なうことを特徴とする請求項1記載の符号化方法。
  9. 【請求項9】 前記第1の識別符号は、前記第2乃至第
    4の識別符号よりも長い符号長を有することを特徴とす
    る請求項1記載の符号化方法。
  10. 【請求項10】 注目画素が1つ前の画素の色データC
    1と等しい場合に第1の識別符号を出力し、注目画素が
    前記色データC1とは異なる最も新しく出現した画素の
    色データC2と等しい場合に第2の識別符号を出力し、
    注目画素が前記色データC1及びC2とは異なる最も新
    しく出現した画素の色データC3と等しい場合に第3の
    識別符号を出力し、注目画素が前記色データC1及びC
    2及びC3のいずれとも異なる場合に第4の識別符号と
    該注目画素の色データを出力する第1の符号化手段と、 前記第1の識別符号のラン長を符号化する第2の符号化
    手段とを有することを特徴とする符号化装置。
  11. 【請求項11】 前記第2の符号化手段は、前記第1の
    識別符号のラン長をカウントするカウント手段を有し、
    前記カウント手段によりカウントされたラン長を符号化
    することを特徴とする請求項10記載の符号化装置。
  12. 【請求項12】 前記第2の符号化手段による符号と、 前記第2の識別符号、及び前記第3の識別符号、及び前
    記第4の識別符号と前記注目画素の色データのいずれか
    とが交互に出力されることを特徴とする請求項10記載
    の符号化装置。
  13. 【請求項13】 前記第1の符号化手段による符号から
    前記第1の識別符号を検出する検出手段を更に有し、 前記カウント手段は前記第1の識別符号の継続を示すラ
    ン継続信号を出力し、 前記検出手段の検出結果と前記ラン継続信号とに基づい
    て、前記第2の符号化手段による符号と、前記第2の識
    別符号、及び前記第3の識別符号、及び前記第4の識別
    符号と前記注目画素の色データのいずれかとが出力され
    ることを特徴とする請求項11記載の符号化装置。
  14. 【請求項14】 前記第2の符号化手段は、エントロピ
    ー符号化を行うことを特徴とする請求項10記載の符号
    化装置。
  15. 【請求項15】 前記第2の符号化手段は、ハフマン符
    号化を行うことを特徴とする請求項14記載の符号化装
    置。
  16. 【請求項16】 前記ラン長は最大値を有し、 前記ハフマン符号化に使用されるハフマン符号テーブル
    は、前記ラン長が該最大値を越えて継続することを示す
    シンボルを割り当てることを特徴とする請求項15記載
    の符号化装置。
  17. 【請求項17】 前記第2の符号化手段は、固定長符号
    化を行なうことを特徴とする請求項10記載の符号化装
    置。
  18. 【請求項18】 前記第1の識別符号は、前記第2乃至
    第4の識別符号よりも長い符号長を有することを特徴と
    する請求項10記載の符号化装置。
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