JPH08148930A - 平面アンテナ - Google Patents

平面アンテナ

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JPH08148930A
JPH08148930A JP28554294A JP28554294A JPH08148930A JP H08148930 A JPH08148930 A JP H08148930A JP 28554294 A JP28554294 A JP 28554294A JP 28554294 A JP28554294 A JP 28554294A JP H08148930 A JPH08148930 A JP H08148930A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中間に積層するフィルムを削除することによ
り、フィルムの撓みやしわの発生によるアンテナの特性
の劣化を防ぐと共に、積層する段数を少なくして簡単な
構造にし、組立しやすくしてコストを低下させることを
目的とする。 【構成】 レドーム1の内側に設けられ、上部を終端面
とし下部を開口17とした導波管3を保持する保持部2
と、保持部2の下部に設けられ、表面に複数のアンテナ
素子9と、各アンテナ素子9の給電点間を接続する給電
回路13と、給電回路13に給電する帯状の給電部12
とを備えると共に、帯状の給電部12の先端部分を囲
う、導波管3の取付位置に相対する位置に導波管14の
挿入用の切り込み部10を設けたスペーサ8と、スペー
サ8の下部に設けられ、導波管14の挿入穴18を設け
た金属板7と、金属板7の下部より挿入穴18を介して
切り込み部10に挿入した、先端を開口とした導波管1
4とで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波受信用の平
面アンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の共平面給電方式を採用した平面ア
ンテナは、図5(A)に示すように、中央部に導波管3
9を貫通させた金属板38と、金属板38の上に重ねら
れ、導波管39の開口側が挿入されたスペーサ37と、
スペーサ37の上に重ねられ、上面に複数のアンテナ素
子を備えると共に、これらのアンテナ素子間を接続する
給電回路と、この給電回路に給電する帯状の給電部とを
有する導体パターン34を備えたフィルム35と、フィ
ルム35の上に重ねられた導体パターン34の絶縁用フ
ィルム33と、フィルム33の上に重ねられ、導波管3
9の取付位置と相対する位置に、上部を終端面とし下部
を開口面とした導波管32を保持する合成樹脂製の保持
部31と、保持部31の上から被って平面アンテナを保
護するレドーム30とで構成されていた。
【0003】また、背面給電方式を採用した平面アンテ
ナは、図5(B)に示すように、中央部に導波管39を
貫通させた金属板38と、金属板38の上に重ねられ、
導波管39の開口側が挿入されたスペーサ46と、スペ
ーサ46の上に重ねられ、表面に給電回路とこの給電回
路に給電する帯状の給電部を有する導体パターン44を
備えたフィルム45と、フィルム45の上に重ねられた
導体パターン44の絶縁用フィルム43と、フィルム4
3の上に重ねられ、導波管39の取付位置と相対する位
置に、上部を終端面とし下部を開口面とした導波管32
を保持するスペーサ42と、スペーサ42の上に重ねら
れ、表面に前記給電回路により励振できるように配置さ
れた複数のアンテナ素子を備えたフィルム41と、フィ
ルム41の上に重ねられ、マイクロ波を効率良く集めて
各アンテナ素子に結合させるスペーサ40と、スペーサ
40の上から被って平面アンテナを保護するレドーム3
0とで構成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の平面ア
ンテナにおいてはフィルムやスペーサが多層に積層され
ているため、構造的に複雑となり組立に手間がかかりコ
ストが高価になるといった問題点があった。本発明は、
中間に積層するフィルムを削除することにより、フィル
ムの撓みやしわの発生によるアンテナの特性の劣化を防
ぐと共に、積層する段数を少なくして簡単な構造にし、
組立しやすくしてコストを低下させることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明は、平面
アンテナを保護するレドームと、レドームの内側に設け
られ、上部を終端面とし下部を開口面とした第1の導波
管を保持する合成樹脂製の保持部と、前記保持部の下部
に設けられ、表面に複数のアンテナ素子と、これらのア
ンテナ素子の給電点間を接続する給電回路と、この給電
回路に給電する帯状の給電部とを備えると共に、前記帯
状の給電部の先端部分を囲う、前記第1の導波管の取付
位置に相対する位置に第2の導波管の挿入用の切り込み
部を設けた合成樹脂製のスペーサと、このスペーサの下
部に設けられ、前記第2の導波管の挿入穴を設けた金属
板と、この金属板の下部より前記挿入穴を介して前記切
り込み部に挿入する、先端を前記第1の導波管と同寸法
の開口面とした受信信号出力用の前記第2の導波管とか
らなることを特徴とする。
【0006】本願第2の発明は、平面アンテナを保護す
るレドームと、レドームの内側に設けられ、上部を終端
面とし下部を開口面とした第1の導波管を保持し、下部
表面に複数のアンテナ素子の設置用空洞部を設けた合成
樹脂製の保持部と、前記各空洞部の奥に設けられたアン
テナ素子と、前記保持部の下部に設けられ、前記アンテ
ナ素子の各給電点に給電する給電回路と、この給電回路
に給電する帯状の給電部とを備えると共に、前記帯状の
給電部の先端部分を囲う、前記第1の導波管の取付位置
に相対する位置に第2の導波管の挿入用の切り込み部を
設けた合成樹脂製のスペーサと、このスペーサの下部に
設けられ、前記第2の導波管の挿入穴を設けた金属板
と、この金属板の下部より前記挿入穴を介して前記切り
込み部に挿入する、先端を前記第1の導波管と同寸法の
開口面とした受信信号出力用の前記第2の導波管とから
なることを特徴とする。
【0007】本願第3の発明は、前記第1の導波管の開
口及び前記第2の導波管の開口の相対する位置に、前記
給電部の帯状部分の幅より大きな幅を有し、帯状の前記
給電部を跨いで絶縁する凹部状の切欠き部を設けたこと
を特徴とする。本願第4の発明は、前記スペーサを所定
の厚さとし、前記金属板をアースに接続し、前記金属板
と前記スペーサ上に設けられた前記給電回路との間でマ
イクロストリップ線路を構成して信号を伝送することを
特徴とする。
【0008】本願第5の発明は、前記第1の導波管の奥
行きを所定の長さとし、前記帯状の給電部から前記第1
の導波管の前記終端面迄の長さを受信信号の約1/4波
長の長さとしたことを特徴とする。本願第6の発明は、
本願第2の発明において、前記各空洞部の奥行きを所定
の長さとし、前記各空洞部の奥に設けられたアンテナ素
子を前記給電回路で励振可能にしたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本願第1の発明の平面アンテナにおいては、レ
ドーム側には上部を終端面とし下部を開口面とした第1
の導波管を保持する合成樹脂製の保持部を設け、また、
保持部の下部には合成樹脂製のスペーサを設け、同スペ
ーサの上部表面に複数のアンテナ素子と、これらのアン
テナ素子の給電点間を接続する給電回路と、この給電回
路に給電する帯状の給電部とをメッキ等の手段により設
けて共平面給電方式とし、さらに、スペーサに帯状の給
電部の先端部分を囲う、前記第1の導波管の取付位置と
相対する位置に第2の導波管の挿入用の切り込み部を設
けるようにしている。
【0010】保持部とスペーサとを重ね合わせて、スペ
ーサの下部の金属板の挿入穴から第2の導波管を挿入す
れば、スペーサに設けた切り込み部を介して第1の導波
管と第2の導波管とを接続することができ、従って、複
数のアンテナ素子で電波を受信し、給電回路で同相とな
るようにして受信信号を集めて帯状の給電部に伝送し、
帯状の給電部で第1の導波管及び第2の導波管で構成さ
れる導波管の内部で電波を励振することにより、受信信
号を第1の導波管から出力することが可能となり、中間
に積層するフィルムを削除できるため、フィルムの撓み
やしわの発生によるアンテナの特性の劣化を防ぐと共
に、積層する段数を少なくすることが可能となり、簡単
な構造にして組立しやすくし、コストを低下させること
ができる。
【0011】本願第2の発明の平面アンテナにおいて
は、レドーム側には上部を終端面とし下部を開口面とし
た第1の導波管を保持し、下部表面に複数の空洞部とこ
れらの空洞部の奥にアンテナ素子を配置した合成樹脂製
の保持部と、保持部の下部には合成樹脂製のスペーサを
設け、同スペーサの上部表面に前記アンテナ素子の各給
電点に給電する給電回路と、この給電回路に給電する帯
状の給電部とをメッキ等の手段により設けて背面給電方
式とし、さらに、スペーサに帯状の給電部の先端部分を
囲う、前記第1の導波管の取付位置と相対する位置に第
2の導波管の挿入用の切り込み部を設けるようにしてい
る。
【0012】保持部とスペーサとを重ね合わせて、スペ
ーサの下部の金属板の挿入穴から第2の導波管を挿入す
れば、スペーサに設けた切り込み部を介して第1の導波
管と第2の導波管とを接続することができ、従って、複
数のアンテナ素子で電波を受信し、給電回路で同相とな
るようにして受信信号を集めて帯状の給電部に伝送し、
帯状の給電部で第1の導波管及び第2の導波管で構成さ
れる導波管の内部で電波を励振することにより、受信信
号を第1の導波管から出力することが可能となり、中間
に積層するフィルムを削除できるため、フィルムの撓み
やしわの発生によるアンテナの特性の劣化を防ぐと共
に、積層する段数を少なくすることが可能となり、簡単
な構造にして組立しやすくし、コストを低下させること
ができる。
【0013】本願第3の発明の平面アンテナにおいて
は、本願第1及び第2の発明において、前記第1の導波
管の開口及び前記第2の導波管の開口の相対する位置
に、前記給電部の帯状部分の幅より大きな幅を有し、帯
状の給電部を跨いで絶縁する凹部状の切欠き部を各々に
設けるようにしており、第1の導波管の開口と第2の導
波管の開口とを合わせた場合、第1及び第2の導波管の
管壁と帯状の給電部が接触しないようにして帯状の給電
部の先端を第1及び第2の導波管の内部に配置すること
が可能となり、第1及び第2の導波管の内部で帯状の給
電部により電波を励振することが可能となり、第2の導
波管を介して受信信号を出力することができる。
【0014】本願第4の発明の平面アンテナにおいて
は、本願第1及び第2の発明において、スペーサを所定
の厚さとし、金属板をアースに接続し、金属板とスペー
サの上面に配置された給電回路との間でマイクロストリ
ップ線路を構成するようにしており、従って給電回路で
受信信号を効率よく伝送することが可能となる。本願第
5の発明の平面アンテナにおいては、本願第1及び第2
の発明において、第1の導波管の奥行きを所定の長さと
し、第1の導波管を保持する保持部と帯状の給電部を備
えたスペーサとを重ね合わせた場合、帯状の給電部から
第1の導波管の終端面迄の長さを受信信号の約1/4波
長の長さになるようにしており、従って、第1及び第2
の導波管の内部で帯状の給電部により効率よく電波を励
振することが可能となり、第2の導波管を介して受信信
号を出力することができる。
【0015】本願第6の発明の平面アンテナにおいて
は、本願第2の発明において、各空洞部の奥行きを所定
の長さとし、前記各空洞部の奥にアンテナ素子をメッキ
等の手段により設けて、各空洞部を設けた保持部と給電
回路を備えたスペーサとを重ね合わせた場合、給電回路
で各空洞部に設けたアンテナ素子を励振できるようにし
ており、従って、アンテナ素子で受信した受信信号を各
給電回路に結合させて、各給電回路から受信信号を出力
することができる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明の平面アンテナの第1の実施
例を示す分解斜視図であり、図2は、本発明の第1の実
施例の平面アンテナの側面から見た断面図である。以下
図1及び図2を参照して実施例について説明する。平面
アンテナは金属板7で支持された本体6側と、本体6に
被せて平面アンテナを保護するレドーム1で構成されて
おり、レドーム1の内側に合成樹脂製の保持部2を設
け、保持部2は略中央部に上部を終端面4とし下部を開
口17とした導波管3を保持し、レドーム1を介して入
射された電波を効率良く集めて、本体6側に備えられた
アンテナ素子9の各々に結合させるようにしている。導
波管3としては方形形状のものを用い、方形の長手方向
の一辺の略中央に切欠きを設けて凹部5を形成し、開口
17から終端面4迄の長さを受信信号の約1/4波長の
長さとしている。
【0017】保持部2の下部には金属板7で支持された
合成樹脂製のスペーサ8が設けられており、スペーサ8
の表面には複数のアンテナ素子9と、これらのアンテナ
素子9の給電点間を接続する給電回路13と、この給電
回路13に給電する帯状の給電部12とをメッキ、ある
いは蒸着又は印刷等の手段により設けて、共平面給電方
式のアンテナとしている。スペーサ8の厚さは所定の厚
さとし、下部の金属板7をアースに接続して、金属板7
とスペーサ8の表面に設けられた給電回路13のパター
ンとの間でマイクロストリップ線路を構成し、給電回路
13で受信信号を効率よく伝送することができるように
している。
【0018】また、スペーサ8には帯状の給電部12の
先端部分を囲うようにして、導波管3の取付位置に相対
する位置に導波管14の挿入用の切り込み部10を設
け、金属板7の略中央部には挿入穴18を設け、またス
ペーサ8にも挿入穴18と同じ位置に挿入穴を設けて、
挿入穴18から一端を開口とした導波管14を挿入し
て、先端部を切り込み部10に差し込む。導波管14は
導波管3と同じ大きさの方形形状のものを用い、導波管
3の凹部5に相対する位置を切欠いて凹部15を設け、
切り込み部10も導波管14の開口部の形状に合うよう
に、凹部15に相対する位置に隙間11を設けている。
帯状の給電部12の先端部分は隙間11から切り込み部
10の中に入るように配置されており、凹部5及び凹部
15は給電部12の帯状部分の幅より大きな幅とし、帯
状の給電部12を跨いで絶縁するようにしており、導波
管3及び導波管14の管壁と給電部12とが接触しない
ようにしている。
【0019】帯状の給電部12を支持する支持部16は
スペーサ8の厚さより薄くしているが、強度的に給電部
12を支持することが可能であればより薄くしても良い
し、あるいは厚くしても良く、加工のしやすさで選択し
て決定する。本体6とレドーム1を合わせたときは図2
に示す形状となり、複数のアンテナ素子9で電波を受信
し、各アンテナ素子9の給電点から給電回路13で同相
となるようにして受信信号を集めて帯状の給電部12に
伝送し、給電部12は導波管3の終端面4から受信信号
の約1/4波長の長さだけ離れた位置となるため、導波
管3と導波管14とが接合されて形成される導波管の内
部で帯状の給電部12により電波を効率良く励振するこ
とが可能となり、受信信号を導波管14から出力するこ
とができる。
【0020】なお、導波管3及び導波管14の開口面の
管壁の内側と外側に各々互い違いに段差を設けて、段差
部を嵌合させて接合部がずれないようにして接合しやす
くしても良い。従って、従来例と異なり中間に積層する
フィルムを削除できるため、フィルムの撓みやしわの発
生によるアンテナの特性の劣化を防ぐと共に、積層する
段数を少なくしているため、簡単な構造にして組立しや
すくし、コストを低下させることができる。
【0021】図3は、本発明の平面アンテナの第2の実
施例を示す分解斜視図であり、図4は、本発明の第2の
実施例の平面アンテナの側面から見た断面図である。図
中、図1及び図2で示したものと同一のものは同一の符
号を付して説明を省略する。レドーム1の内側に設けら
れた合成樹脂製の保持部20で図1の実施例と同様に導
波管3を保持させると共に、複数のアンテナ素子の設置
用空洞部21を設け、各々の空洞部21の奥にはアンテ
ナ素子24をメッキ等の手段により設けた構成としてい
る。保持部20の下部には金属板7で保持された合成樹
脂製のスペーサ22が設けられており、スペーサ22の
表面には保持部20に設けられた各空洞部21内のアン
テナ素子24の給電点に給電する給電回路23と、この
給電回路23に給電する帯状の給電部12とをメッキ、
あるいは蒸着又は印刷等の手段により設けて、背面給電
方式のアンテナを構成している。
【0022】帯状の給電部12を支持する支持部25
は、スペーサ22より薄くして強度的に給電部12を支
持することが可能な厚さとしている。スペーサ22の厚
さは所定の厚さとし、下部の金属板7をアースに接続し
て、金属板7とスペーサ22の表面に設けられた給電回
路23のパターンとの間でマイクロストリップ線路を構
成し、給電回路23で受信信号を効率よく伝送すること
ができるようにしている。各空洞部21の奥行きを所定
の長さとし、給電回路23のパターン部分を各空洞部2
1内のアンテナ素子24の給電点に配置し、給電回路2
3のパターン部分でアンテナ素子24を励振できるよう
にしている。
【0023】従って、本体6とレドーム1を合わせたと
きは図4に示す形状となり、複数のアンテナ素子24で
電波を受信し、各空洞部21に配置された給電回路23
のパターン部分で各アンテナ素子24から受信信号を取
り出し、給電回路23で同相となるようにして受信信号
を集めて帯状の給電部12に伝送し、給電部12は導波
管3の終端面4から受信信号の約1/4波長の長さだけ
離れた位置に配置しているため、導波管3と導波管14
とが接合されて形成される導波管の内部で帯状の給電部
12により電波を効率良く励振することが可能となり、
受信信号を導波管14から出力することができる。
【0024】従って、従来例と異なり中間に積層するフ
ィルムやスペーサを削除できるため、フィルムの撓みや
しわの発生によるアンテナの特性の劣化を防ぐと共に、
積層する段数を少なくしているため、簡単な構造にして
組立しやすくし、コストを低下させることができる。な
お、上記実施例において、アンテナ素子9及びアンテナ
素子24は、受信する電波に合わせて直線偏波受信用、
あるいは円偏波受信用のパッチアンテナ素子を選択して
使用するものとする。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
本体6側に備えられたスペーサ8の表面にメッキ等の手
段により、複数のアンテナ素子9と、これらのアンテナ
素子9の給電点間を接続する給電回路13と、この給電
回路13に給電する帯状の給電部12とを設けて共平面
給電方式のアンテナとして構成し、あるいは、アンテナ
素子24を各々に設けた複数の空洞部21を有する保持
部20をレドーム1側に設け、本体6側のスペーサ22
の表面にメッキ等の手段により、複数の空洞部21に備
えられた各アンテナ素子24の給電点に給電する給電パ
ターンを有する給電回路23と、この給電回路23に給
電する帯状の給電部12とを設けて、背面給電方式のア
ンテナとして構成するようにしている。従って、中間に
積層するフィルムを削除することが可能となり、フィル
ムの撓みやしわの発生によるアンテナの特性の劣化を防
ぐと共に、積層する段数を少なくして簡単な構造にして
おり、組立のしやすいコストの安価な平面アンテナを提
供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の平面アンテナの第1の実施例を示す分
解斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施例の平面アンテナの側面か
ら見た断面図である。
【図3】本発明の平面アンテナの第2の実施例を示す分
解斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施例の平面アンテナの側面か
ら見た断面図である。
【図5】従来の平面アンテナの側面から見た断面図であ
る。
【符号の説明】
1 レドーム 2 保持部 3 導波管 4 終端面 5 凹部 6 本体 7 金属板 8 スペーサ 9 アンテナ素子 10 切り込み部 11 隙間 12 給電部 13 給電回路 14 導波管 15 凹部 16 支持部 17 開口 18 挿入穴 20 保持部 21 空洞部 22 スペーサ 23 給電回路 24 アンテナ素子 25 支持部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面アンテナを保護するレドームと、レ
    ドームの内側に設けられ、上部を終端面とし下部を開口
    面とした第1の導波管を保持する合成樹脂製の保持部
    と、前記保持部の下部に設けられ、表面に複数のアンテ
    ナ素子と、これらのアンテナ素子の給電点間を接続する
    給電回路と、この給電回路に給電する帯状の給電部とを
    備えると共に、前記帯状の給電部の先端部分を囲う、前
    記第1の導波管の取付位置に相対する位置に第2の導波
    管の挿入用の切り込み部を設けた合成樹脂製のスペーサ
    と、このスペーサの下部に設けられ、前記第2の導波管
    の挿入穴を設けた金属板と、この金属板の下部より前記
    挿入穴を介して前記切り込み部に挿入する、先端を前記
    第1の導波管と同寸法の開口面とした受信信号出力用の
    前記第2の導波管とからなることを特徴とする平面アン
    テナ。
  2. 【請求項2】 平面アンテナを保護するレドームと、レ
    ドームの内側に設けられ、上部を終端面とし下部を開口
    面とした第1の導波管を保持し、下部表面に複数のアン
    テナ素子の設置用空洞部を設けた合成樹脂製の保持部
    と、前記各空洞部の奥に設けられたアンテナ素子と、前
    記保持部の下部に設けられ、前記アンテナ素子の各給電
    点に給電する給電回路と、この給電回路に給電する帯状
    の給電部とを備えると共に、前記帯状の給電部の先端部
    分を囲う、前記第1の導波管の取付位置に相対する位置
    に第2の導波管の挿入用の切り込み部を設けた合成樹脂
    製のスペーサと、このスペーサの下部に設けられ、前記
    第2の導波管の挿入穴を設けた金属板と、この金属板の
    下部より前記挿入穴を介して前記切り込み部に挿入す
    る、先端を前記第1の導波管と同寸法の開口面とした受
    信信号出力用の前記第2の導波管とからなることを特徴
    とする平面アンテナ。
  3. 【請求項3】 前記第1の導波管の開口及び前記第2の
    導波管の開口の相対する位置に、前記給電部の帯状部分
    の幅より大きな幅を有し、帯状の前記給電部を跨いで絶
    縁する凹部状の切欠き部を設けたことを特徴とする請求
    項1又は請求項2記載の平面アンテナ。
  4. 【請求項4】 前記スペーサを所定の厚さとし、前記金
    属板をアースに接続し、前記金属板と前記スペーサ上に
    設けられた前記給電回路との間でマイクロストリップ線
    路を構成して信号を伝送することを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の平面アンテナ。
  5. 【請求項5】 前記第1の導波管の奥行きを所定の長さ
    とし、前記帯状の給電部から前記第1の導波管の前記終
    端面迄の長さを受信信号の約1/4波長の長さとしたこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の平面アンテ
    ナ。
  6. 【請求項6】 前記各空洞部の奥行きを所定の長さと
    し、前記各空洞部の奥に設けられたアンテナ素子を前記
    給電回路で励振可能にしたことを特徴とする請求項2記
    載の平面アンテナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10303614A (ja) * 1997-04-25 1998-11-13 Kyocera Corp 高周波用パッケージ及びその接続構造
JP2012122801A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Fujitsu Ten Ltd レーダ用アンテナ、及びレーダ装置

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