JPH0814834B2 - バーコード読取装置 - Google Patents

バーコード読取装置

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JPH0814834B2
JPH0814834B2 JP62291001A JP29100187A JPH0814834B2 JP H0814834 B2 JPH0814834 B2 JP H0814834B2 JP 62291001 A JP62291001 A JP 62291001A JP 29100187 A JP29100187 A JP 29100187A JP H0814834 B2 JPH0814834 B2 JP H0814834B2
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嘉一 村上
昭仁 宮本
郁子 住▲吉▼
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、バーコードの読取装置に関するものであ
る。
従来の技術 近年、バーコード読取装置はワイヤレスリモコン送信
機(以降リモコン送信機)と組合せて、家電商品、例え
ばビデオテープレコーダ(以降VTRという)において、
テレビ番組予約時の各種スイッチ操作を簡素化するため
等に用いられている。予約操作に使用するバーコード表
は、VTRメーカーおよびテレビ番組情報をのせた雑誌等
により供給されているが、バーコードの印刷形式や印刷
精度,印刷用などまちまちであり、かつ、バーコード読
取り操作の際に、入力時の走査開始位置や走査スピード
等により、読取りエラーや、誤動作が起ることもあっ
た。
このようなことから、従来のリモコン送信機は、例え
ば第4図に示すように、バーコード入力部1,バーコード
解読部2,リモコン信号出力部3,リモコン送信スイッチ入
力部4およびブザー出力部5を有し、バーコード入力部
1から、バーコード表示面6に可視光線等を照射しなが
ら表示面を走査してその反射光により第5図のような配
列のバーコードを読取る。バーコード表示面6には狭
幅,広幅と2種類の幅を有する黒(バー)7Aと、前記2
種類の幅を有する白(スペース)7Bとが表示内容に応じ
て交互にならび、所定の意味を表わすように、バーコー
ド群7として配置されている。このバーコード群7のう
ち、7Cはバーコードのスタートを表わすスタートコード
部、7Dはデータコード部であり、最初のデータ7Hは黒
(バー)5本を用いて表わし、次のデータ7Iは白(スペ
ース)5本を用いて表わす。第5図ではデータは7Hと7I
の2種類であるが、必要に応じて2×n種類のデータを
表わすように配置することができる。また、7Eはバーコ
ードの終了を表わすストップコード部である。
このようなバーコード表示方式をインターリーブド2-
5方式のバーコードという。この方式ではデータコード
部7Dにおいて黒(バー)と白(スペース)が交互に繰返
され、黒(バー)は黒(バー)だけで、又白(スペー
ス)は白(スペース)だけで夫々意味をもつコードとな
っている。
更に、このバーコードでは黒(バー)からはじまって
必ず、黒(バー)で終るようになっている。かつ、最初
の黒(バー)がはじまる前に必ず、バーコード入力のた
めの走査スタート位置を示す走査開始点8とスタート余
白7Fがあり、同時に最後の黒(バー)のあとに必ずスト
ップ余白7Gがある。通常このバーコードは、紙や合成樹
脂シートやその他の表示可能な面上に印刷や転写や塗装
その他表示可能な手段により表示されている。
そして、第4図中、バーコード解読部2はバーコード
入力部1で黒(バー)及び白(スペース)が交互に入力
され、記憶されているデータを、スタートコード部及び
データコード部の合否チェックを行い、データコード部
のデータを黒(バー)と白(スペース)とに夫々分離・
解読および記憶する。
リモコン信号出力部3は、リモコン送信スイッチ入力
部4で送信スイッチが入力された時、バーコード解読部
2で解読・記憶されているデータをとりだしてリモコン
送信形式にデータを変換し、赤外線リモコン信号として
順次出力してゆく。
ブザー出力部5は、バーコード解読部2や解読された
データの合否を区別する時や、リモコン送信スイッチが
入力された時などに所定のブザー音が出力される。
更に、バーコード入力部1を詳しく説明すると、バー
コード読取回路1Aから、バーコード表示面6に可視光線
等を照射し、その反射光を電気信号にかえて入力の変化
有無を調べ、バーコードを電気信号で読取り、読取開始
された電気信号のパルス幅を計数回路1Bで計数し、余白
検出回路1Cでは、余白部を検出する。幅計数回路IBで計
数された白(スペース)の幅値が所定の値[直前に入力
された黒(バー)幅の8倍]以上である場合、即ち、ス
タート余白7F(第5図)を認識した時、バーコード読取
の開始とし、次の入力信号を更にとり込む。スレッショ
ルド設定回路1Dでは、スタート余白7F検出以降最初に入
力された黒(バー)データを“0"とし、次にくる白(ス
ペース)データを“1"として、その0/1判断用の値、即
ち隣合った黒又は白データのスレッショルドを設定す
る。黒/白データ検出回路1Eでは入力された信号が立下
がり信号の時、その信号の直前データを白データとし、
立上がり信号の時、直前データを黒データとして検出す
る。データ(0/1)判定・登録回路1Fでは、入力データ
と既に設定されたスレッショルドとを比較し、入力デー
タがスレッショルドより大の時、データ“1"と判定し、
スレッショルドより小の時、データ“0"と判定し、登録
する。スレッショルド更新設定回路1Gでは、データ(0/
1)判定・登録回路1Fで判定したデータをもとに次に入
力されてくるバーコード信号の判定用として新規にスレ
ッショルドを設定する。スレッショルドが更新設定され
た後、引き続き入力されてくるバーコード信号は、バー
コード読取回路1A,幅計数回路1Bを経て、余白検出回路1
Cによってストップ余白7Gかどうかのチェックがなさ
れ、ストップ余白7Gが検出されるまで黒/白データ検出
回路1E,データ(0/1)判定・登録回路1Fを経てデータが
登録され、更に、スレッショルド更新設定回路1Gを経て
再びバーコード読取回路1Aに戻り、以降、前記動作を続
ける。なお、スレッショルド設定回路1Dを通過するのは
最初の入力データが、余白検出回路1Cでスタート余白7F
を検出した時のみである。スレッショルド設定回路1Dお
よびスレッショルド更新設定回路1Gでは、入力されたデ
ータをもとに次にくるデータの0/1判定用のスレッショ
ルドを設定するが、バーコードでは黒,白と交互にくる
ので、黒データを利用して次にくる白データ判定用のス
レッショルドを設定し、更に、その白データを利用して
次にくる黒データ判定用スレッショルドを設定する。即
ち、次に隣合ってくる黒又は白データの判定用スレッシ
ョルドとして、直前の白又は黒データをもとに算出し、
設定している。さて、データ検出・判定を繰返しなが
ら、次に、余白検出回路1Cでストップ余白7Gが検出され
た時、バーコード入力が終了したものとして、バーコー
ド解読部2での動作が始まる。
スタート余白7Fおよびストップ余白7Gは、ともに、直
前に入力された黒(バー)幅の8倍以上の幅の白(スペ
ース)が次に入力されてきた時に余白として検出され
る。
発明が解決しようとする問題点 バーコードは、通常印刷や転写等によって紙や合成樹
脂製のシート面上に設けられるが、表示面を拡大モデル
的にみると第6図に示すように、インクや塗料等で形成
される黒(バー)は正規幅7Jに対して、やや膨らみがち
の実際幅7Lになる。一方、両側を黒(バー)にはさまれ
た白(スペース)は正規幅7Kに対して両側の黒(バー)
の影響により狭まくなった実際幅7Mになる。隣合った
黒,白のデータが同一である場合、本来その幅は等しく
なくてはならない。ところが、実用レベルにおいては前
記のように、印刷,転写部において幅広くなる傾向があ
るので、隣合う直前のデータをもとに次にくるデータの
0/1判定用スレッショルドを設定すると、印刷品質のバ
ラツキによってはデータを正しく読取れずに誤動作を招
くことがあった。また、通常の場合、余白検出回路1Cに
おいて、黒(バー)のあとにきた白(スペース)が黒×
8以上になっている時余白と判断するようになっている
が、テレビ番組を掲載する雑誌等でしばしば見かけられ
ることであるが第7図に示すようなバーコード表示例の
場合、バーコード入力時の走査速度を高くすると正しく
読取れないことがあった。第7図において、8はバーコ
ード入力時、走査器(図示せず)の走査開始マークであ
る。ところが、入力操作になれていないと、走査開始マ
ーク8内から走査せずに、走査開始マーク8を少し左側
へはずれた地点8Nから走査させることがあり、かつ、走
査速度も、速くなったり、遅くなったり安定しない。通
常、走査開始マーク8から走査を始めると、反射光の入
力部を走査開始マーク8上におくので、次にくるスター
ト余白7Fは黒の8倍以上となりこの走査開始マーク8お
よびスタート余白7Fをバーコード7の一部のデータとし
て判断することはないが、これから外れた×印地点8Nか
ら走査速度をあげて走査するスタート余白7Fの幅計数値
が走査開始マーク8の幅計数値の8倍に満たないので走
査開始マーク8およびスタート余白7Fまでも被検体とし
てのバーコード群7の一部と判断してしまうことがあり
正しいデータを読取れなくなってしまう。前述のよう
に、従来のバーコード読取装置はバーコード入力時、バ
ーコード表示部の表示品質のバラツキや走査器の扱いに
より読取りエラーがよく発生したり、誤動作を招いたり
で、リモコン送信後の結果、受信側の機体動作がユーザ
の期待値に反している状態をしばしば惹起していたの
で、バーコード読取りが確実に、かつ速やかに行える信
頼性の高いバーコード読取装置が望まれていた。
本発明は上記従来の問題に留意し、バーコード読取り
エラーや誤動作をなくし、信頼性の高いバーコード読取
装置を提供することにある。
問題点を解決するための手段 本発明は、バーコード表示を電気信号に変換するバー
コード読取手段(バーコード読取回路)と、電気信号の
パルス幅を計数する計数手段(幅計数回路)と、計数手
段の出力に基づいてバーコード読取装置の走査速度を検
出する走査速度検出手段(走査速度検出回路)と、バー
コードの黒(バー)又は白(スペース)のデータが0を
示すか1を示すかの判定基準となるスレッショルドを予
め登録したスレッショルドメモリと、走査速度検出手段
が出力する走査速度が所定値以上の時、スレッショルド
メモリから所定のスレッショルドを読みだして設定し、
走査速度が所定値未満の時、演算により得られたスレッ
ショルドを設定するスレッショルド設定手段(スレッシ
ョルド設定回路、更新設定回路)と、スレッショルド設
定手段により設定されたスレッショルドに基づいてバー
コード表示が0を示すか1を示すかを判定するデータ判
定手段(データ(0/1)判定・登録回路)とを備えたバ
ーコード読取装置である。
作用 上記構成により、高速走査時、その走査速度が所定値
をこえるとスレッショルド設定のための演算処理をせ
ず、予め記憶設定された値を直ちに取出しスレッショル
ドとして用いることができ、かつ低速走査時には前記ス
レッショルド設定回路で所定の演算処理をしてスレッシ
ョルドを設定し、データ0/1判定をするので、バーコー
ド読取走査速度の変化に対応でき、かつ黒又は白データ
を黒又は白専用スレッショルドでデータ0/1判定するの
で、バーコード表示印刷のバラツキにも左右されない信
頼性の高い、バーコード読取装置の供給が可能になっ
た。
実施例 本発明の一実施例を添付図面第1〜第3図に基づいて
説明する。
第1図は実施例装置の回路構成ブロック図であり、図
中、バーコード入力部9に本実施例の主要部があり、そ
の他の各ブロックは、従来例と同一のものには同一番号
を付与し、説明を省く。
バーコード入力部9はバーコード表示面6のバーコー
ドパターン(第2図(A))に可視光線等を照射し、そ
の反射光を電気信号に変換し、更に第2図(B)に示す
ように矩形波信号に波形整形してバーコードを読取る部
分で、次のような構成になっている。
まず、バーコード読取回路1Aで読取開始された電気信
号のパルス幅を幅計数回路1Bで計数し、入力信号に第2
図(B)のような立上がり信号21あるいは立下がり信号
20が入ったとき、それまでの計数値を幅レジスタ(図示
せず)に黒又は白の幅値で格納し、格納後は、順次、そ
の計数がクリアされ、新たに零から計数を開始する幅計
数回路である。
スタート余白7Fを検出するための開始余白検出回路9J
は、最初に入力された白(スペース)データの幅計数値
が、その直後に入ってきた黒(バー)の幅計数値の8倍
以上であれば、スタート余白7Fとし判断する。
つぎに、黒(バー)用スレッショルド設定回路9Lは、
現在の黒(バー)7Aの値を利用して、次の白(スペー
ス)7Bの後にくる黒(バー)7Pの0/1を判定するための
回路部であり、幅レジスタの値即ち黒(バー)幅をもと
にバーコードの走査速度検出回路9Hで速度チェックを行
い、幅計数値が所定の値以下(即ち、高速走査)の時
は、その値に応じて、予め登録されている高速走査時の
スレッショルドメモリ9Rから、計算することもなく直ち
に取り出しスレッショルドを設定する。また、幅計数値
が所定の値以上(即ち低速走査)の時は、その幅計数値
をもとに、演算処理により、スレッショルドを算出,設
定する。白(スペース)用スレッショルド設定回路9M
は、次に入力されてきた白(スペース)7Bの値を利用し
て、次の黒(バー)7Pの後にくる白(スペース)7Qの0/
1を判定するためのものであり、幅レジスタの値即ち、
現在は白(スペース)幅計数値をもとに走査速度検出回
路9Hで速度チェックを行い、幅計数値が所定の値以下
(即ち、高速走査)の時は、その値に応じて、予め登録
されている高速走査時のスレッショルドメモリ9Rから、
演算することもなく直ちに取り出しスレッショルドを設
定する。なお、幅計数値が所定の値以上(即ち低速走
査)の時は、その幅計数値をもとに、演算によりスレッ
ショルドを算出し、設定する。
バーコード終了部余白検出回路9Kは、バーコードの最
後の黒(バー)7Z入力後に引き続き入ってきた白(スペ
ース)の幅が黒7Zの8倍以上あれば、ストップ余白7Gと
みなし、バーコード入力を終り、従来例と同じくバーコ
ード解読部2での動作を行う。
黒/白データ検出回路1Eでは、入力された信号が第2
図(B)のように、立下がり信号20の時、立下がり信号
20の直前データを白(スペース)データとし、立上がり
信号21の時、直前データを黒(バー)データとして検出
する。
データ(0/1)判定・登録回路では、入力されてきた
黒又は白データ(幅計数値)を、既に黒(バー)用スレ
ッショルド設定回路9Lまたは、白(スペース)用スレッ
ショルド設定回路9Mによって設定されたどちらか一方の
スレッショルドと比較し、入力データがスレッショルド
より大の時(即ち広幅値の時)、データ“1"と判定し、
入力データを“1"として格納する。入力データがスレッ
ショルドより小の時(即ち狭幅値の時)、データ“0"と
判定し、入力データを“0"として格納する。
黒(バー)用スレッショルド更新設定回路9Pでは、直
前に入力された黒データをもとに、一つおきに入ってく
る黒データの0/1判定用として、順次、更新設定しこれ
を繰返す。更新の際、前記黒(バー)用スレッショルド
設定回路9Lと同じく、幅レジスタの値をもとに走査速度
検出9Hで速度チェックを行い、幅計数値が所定の値以下
(即ち高速走査)の時は、その値に応じて、予め登録さ
れている高速走査時のスレッショルドメモリ9Rから演算
処理することもなく直ちに取り出し、スレッショルドを
設定する。幅計数値が所定の値以上(即ち低速走査)の
時はその幅計数値をもとに演算処理により、スレッショ
ルドを算出・設定する。
白(スペース)用スレッショルド更新設定回路9Qは、
前記黒用スレッショルド更新設定回路9Pの動作を白(ス
ペース)に置換えたものと同じである。
第3図は前記構成のものを、マイクロコンピュータ10
0を用いて形成した一実施例の回路図である。直流電源1
11に接続された電源スイッチ104を入れるとマイクロコ
ンピュータ100を介して、発光素子101に電流が通じ、可
視光線等を発光する。この発光素子101が照射する光を
バーコード表示面6上で走査させると、バーコード表示
面6からの反射光を受光素子102が受けて、光を電気信
号にかえて、A/D変換器を介しマイクロコンピュータ100
に入力すると、マイクロコンピュータ100はバーコード
を読取り、解読し、トランジスタ113を駆動してブザー1
05に出力し、データの良否を示すとともに、「良」の場
合、データを記憶する。又、リモコン送信用の転送キー
106が押されると、マイクロコンピュータ100は前記デー
タを取り出して、リモコン送信形式にデータを変換し
て、トランジスタ115を駆動して赤外線発光ダイオード
等の発光素子107からリモコン信号を順次、送信してゆ
く。なお、第3図中の符号108,109,110,112、および114
は抵抗であり、116はコイルである。
電源スイッチ104をオンにしてバーコード表示面6に
バーコード読取回路1Aから照射される光を走査させる
と、バーコード表示面6からの反射光を電気信号にかえ
て、バーコードの読取りをはじめる。
例えば第2図(A)において走査開始マーク8の内側
×印部8Aから右側へ走査を始め同時に幅計数をはじめ、
黒(バー)部分に入った時第2図(B)に示す立下がり
信号22を発生し、それまで幅計数回路1Bで計数されてい
た白(スペース)の幅計数値は幅レジスタに格納され、
新たに零から幅が計数開始される。更に、そのまま走査
を続けて黒(バー)部分を出た時、立上がり信号23を発
生し、この黒(バー)幅計数値は幅レジスタに格納さ
れ、又、新たに零からスタート余白7Fの幅が計数開始さ
れる。又、黒データ開始である立下がり信号22の直前デ
ータである前記のスペースレジスタ値と黒幅値を格納し
ている幅レジスタ値とがバーコード開始部余白検出回路
9Jで、比較され、ここでは、スペースレジスタ値が黒幅
値の8倍を超していないので、バーコードの始まりとは
みなされず、このデータは無視される。更に走査を続け
てゆくとスタート余白7Fを通過してバーコードの最初の
黒(バー)部分に入ると、立下がり信号20を発生し、ス
タート余白7Fの幅計数値は幅レジスタに格納後、更に白
(スペース)幅レジスタに移され、新たに黒7A幅が計数
開始される。更に走査を続けて黒部分を出た時、立上が
り信号21を発生し、黒幅計数値は幅レジスタに格納され
る。また、新たに零から右隣の白(スペース)7Bの幅が
計数開始される。前記スタート余白7Fの幅値を格納して
いる白(スペース)幅レジスタ値と黒7A幅値が格納され
ている黒幅レジスタ値とがバーコード開始部余白検出回
路9Jで比較され、スタート余白7Fが黒7A幅の8倍以上あ
るので、バーコードの始まりを認識する。更に、走査速
度検出回路9Hで走査速度チェックを行い、低速走査時
(約50cm/sec以下)幅レジスタに格納されている黒7Aの
幅値をもとに、黒(バー)用スレッショルド設定回路9L
によって黒7Aはデータ“0"として右隣の白(スペース)
7Bの次にくる黒(バー)7Pの0/1を判定するためのスレ
ッショルドを演算処理し、設定する。引続き走査して白
7Bを出て黒7Pに入った時、立下がり信号を生じ、白7B幅
計数値は幅レジスタに格納される。また、新たに、零か
ら幅計数回路1Bで黒7Pの幅計数をはじめる。次に、幅レ
ジスタに格納された白7Bの幅値をもとに、白(スペー
ス)用スレッショルド設定回路9Mで、白7Bはデータ“0"
として右隣の黒7Pの次にくる白7Qの0/1を判定するため
のスレッショルドを計算の上設定する。但し、前記夫々
のスレッショルド設定時、走査速度検出回路9Hで速度チ
ェックを行い、高速の場合(例えば約50cm/sec以上)、
幅レジスタ値をもとに高速走査時のスレッショルドメモ
リ9Rから、幅レジスタ値に応じて予め複数個格納されて
いるデータを取出し、それを黒又は白のスレッショルド
とする。即ち、高速走査時は、複雑な計算処理せず、直
ちに、ROMからデータを取出して設定するので、処理時
間が極めて短時間であり、高速読取りが可能となる。
次にバーコード終了部余白検出回路9Kでストップ余白
7Gがきていないことを確認して、走査を続け、黒7Pをで
て白7Qに入った時、立上がり信号を生じ、黒7P幅計数値
は幅レジスタに格納される。又、新たに零から幅計数回
路1Bで白7Qの幅計数をはじめる。黒/白データ検出回路
1Eでは先に入った信号が立上がり信号だったから、白7Q
に入る直前データを黒データとして検出する。
更に、データ(0/1)判定・登録回路で、先に検出し
た黒データ7Pと黒(バー)用スレッショルド設定回路9L
で既に設定したスレッショルドとを比較して、0/1判定
を行う。今この黒データ7Pは第2図(A)に示す如く狭
幅であるので“0"として判定・登録される。
次にその黒データ7Pをもとに新しいスレッショルドが
黒(バー)用スレッショルド更新設定回路9Pで設定さ
れ、再びバーコード読取りに戻り、ストップ余白7G検出
まで前記動作を繰返す。但し0/1判定用スレッショルド
値は順次更新設定されたものを用い、スレッショルド設
定回路9Lおよび9Mで設定されたものは用いない。なお、
黒7Pの次に入ってくるデータは白7Qであるのでデータ0/
1判定は白データ7Qと白(スペース)用スレッショルド
設定回路9Mとが比較され、かつ、新スレッショルドの更
新設定には白(スペース)用スレッショルド更新設定回
路9Qが用いられる。このように黒用および白用のスレッ
ショルドが個別に設定され、0/1判定に用いられるの
で、バーコード表示面の仕上がりバラツキ(印刷等)に
よって、読取りデータ良否が左右されることもない。
又、黒/白スレッショルド更新設定回路9P,9Qともに
高速走査時のスレッショルド設定動作は前述のスレッシ
ョルド設定回路9L,9Mと同様である。
バーコードの読取りが進み、ストップ余白7Gが検出さ
れると、以降バーコード読取りは終り、取込まれたデー
タはバーコード解読部2に移り、以降各部の動作は従来
例と同じであり省略する。
又、本実施例の構成によると、余白検出回路をスター
ト用とストップ用の2つに分けて検出方法をかえたため
第7図の従来例に示すバーコードパターンを×印位置8N
から、誤まって読取り走査開始しても、走査開始マーク
8の直前データである×印8Nからの白幅値が黒8の8倍
以上にならないので、走査開始マーク8およびスタート
余白7Fをバーコードデータの一つとして判断することも
なく、更にスタート余白7Fは黒(バー)7Aの8倍以上あ
るので、正しくバーコードの開始を認識し、読取りエラ
ーや誤動作を起すことがない。走査開始マーク8の左側
の余白(×印8Nのある余白)は、TV番組を掲載する雑誌
などにおいて、数多くのバーコードパターンを表示する
ので、実際上この部分の余白は少ない。かつ、走査開始
マークを含めてバーコードパターンを一つの枠に囲むな
どして、他のパターンと区別しているので走査ミスはな
い。
以上のように本実施例によれば、黒用および白用夫々
専用のスレッショルド設定回路を有し、個別に設定し、
データ0/1判定において、個別に設定された黒又は白専
用のスレッショルドを用いているので、バーコード印刷
仕様のバラツキなどによって生じる読取エラーや誤動作
をなくすことが可能になった。
又、余白検出回路をスタート余白用とストップ余白用
とに分けて(従来例は一つの回路)、スタート余白の検
出では、入力された黒データの直前の白データと黒デー
タを比較することにしたので、走査開始位置が走査開始
マークからはずれてもバーコードパターンを正しく読取
り、誤動作の心配もない。
又、バーコード表示面を高速走査してバーコードを入
力しても、走査速度検出回路を設け速度検知し、所定速
度を超えるものについては、予め準備しておいた高速時
用で複数個のスレッショルドから速度に応じたスレッシ
ョルドを直ちに取出し、設定するので走査速度追従性が
非常にすぐたものである。
以上のように本実施例は、極めて実用性にすぐれ、信
頼性の高いバーコード入力式のリモコン送信機の提供を
可能にしたものである。
発明の効果 以上の実施例の説明から明らかなように、バーコード
読取時の走査速度が低速から高速まで、確実にバーコー
ドを読取れるようになると共に、黒/白データに対し、
夫々専用のスレッショルドを設けているので、バーコー
ド表示印刷のバラツキにも左右されない信頼度の高いバ
ーコード読取装置の供給が可能になり、その実用性は極
めて優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例装置の回路構成ブロック図、
第2図(A)は代表的なバーコードパターン図、第2図
(B)はそのバーコードを読取った時の信号波形図、第
3図は同実施例の回路図である、第4図は従来例装置の
回路構成ブロック図で、第5図はバーコードパターン
図、第6図は同バーコードの拡大模型図、第7図はバー
コードパターンの一表示例図である。 1A……バーコード読取回路、1B……幅計数回路、1E……
黒/白データ検出回路、6……バーコード表示面、9L…
…黒(バー)用スレッショルド設定回路、9M……白(ス
ペース)用スレッショルド設定回路、9P……黒(バー)
用スレッショルド更新設定回路、9Q……白(スペース)
用スレッショルド更新設定回路、9N……データ(0/1)
判定・登録回路、9H……走査速度検出回路、9R……高速
走査時のスレッショルドメモリ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バーコード表示を電気信号に変換するバー
    コード読取手段と、前記電気信号のパルス幅を計数する
    計数手段と、前記計数手段の出力に基づいてバーコード
    読取装置の走査速度を検出する走査速度検出手段と、前
    記バーコードの黒(バー)又は白(スペース)のデータ
    が0を示すか1を示すかの判定基準となるスレッショル
    ドを予め登録したスレッショルドメモリと、前記走査速
    度検出手段が出力する走査速度が所定値以上の時、前記
    スレッショルドメモリから所定のスレッショルドを読み
    だして設定し、前記走査速度が所定値未満の時、演算に
    より得られたスレッショルドを設定するスレッショルド
    設定手段と、前記スレッショルド設定手段により設定さ
    れたスレッショルドに基づいて前記バーコード表示が0
    を示すか1を示すかを判定するデータ判定手段とを備え
    たバーコード読取装置。
JP62291001A 1987-11-18 1987-11-18 バーコード読取装置 Expired - Lifetime JPH0814834B2 (ja)

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