JPH08146502A - フィルム一体型カメラ - Google Patents

フィルム一体型カメラ

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JPH08146502A
JPH08146502A JP31117394A JP31117394A JPH08146502A JP H08146502 A JPH08146502 A JP H08146502A JP 31117394 A JP31117394 A JP 31117394A JP 31117394 A JP31117394 A JP 31117394A JP H08146502 A JPH08146502 A JP H08146502A
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JP
Japan
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winding
film
photographic film
chamber
knob
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Pending
Application number
JP31117394A
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English (en)
Inventor
Masaru Yamazaki
勝 山崎
Tetsushi Takaba
哲史 鷹羽
Shin Nakane
伸 中根
Kenji Yamauchi
賢治 山内
Hiroyuki Kobayashi
宏至 木林
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単で、かつ安価な構造で、写真フィルムを取
出可能なフィルム一体型カメラを提供する。 【構成】撮影後に写真フィルムFを巻上室8に巻き込む
巻上を行なう巻上ノブ12と、この巻上ノブ12の巻上
方向の回転に対する逆転を防止する巻上逆転防止手段C
とを有し、写真フィルムFがカメラの組立工程で装填さ
れるフィルム一体型カメラ1において、巻上室8から写
真フィルムFを取り出すためのフィルム取出アダプタ2
0の装着によって開口可能なアダプタ取付手段30を備
え、フィルム取出アダプタ20は、写真フィルムFを取
り出す光密なスリット部22と、装着によって巻上逆転
防止手段Cを解除して巻上ノブ12の逆転を可能にする
解除手段23とを有し、巻上ノブ12の逆転により巻上
室8の写真フィルムFをフィルム取出アダプタ20のス
リット部22から取出可能に構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は、写真フィルムがカメラの組立
工程で装填されたフィルム一体型カメラに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、写真フィルムがカメラの組立工
程で装填されたフィルム一体型カメラが用いられてお
り、このフィルム一体型カメラは、ユーザーの写真フィ
ルムの装填や巻き戻し等の操作が不要になり、ユーザー
は直ちに撮影を行なえばよいから、ユーザーがフィルム
を入れるカメラと比べて、操作は容易である。しかも、
ユーザーは撮影が終了すると、フィルム一体型カメラを
ラボ店に預けると、現像所でフィルム一体型カメラを解
体して写真フィルムを取り出して現像と同時プリントが
行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなフィルム一
体型カメラでは、例えば撮影済の写真フィルムをパトロ
ーネに巻き上げてフィルム一体型カメラを解体して取り
出し、このパトローネを感光材料処理装置にセットし、
パトローネから撮影済の写真フィルムを引き出して現像
処理しており、フィルム一体型カメラ全体を解体してパ
トローネを取り出すことは、手間である。
【0004】また、フィルム一体型カメラで、パトロー
ネなどのカートリッジを用いることは、その分コストが
嵩む。そのため、パトローネなどのカートリッジを用い
ないでスプールに撮影済の写真フィルムを巻き上げて取
り出すことがることが考えられ、例えば、特開平4−3
7843号公報、実開平5−21244号公報等で、特
にパトローネ等のカートリッジを有しないカメラにおい
て、カメラを解体することなく取り出す構造が提案され
ているが、いずれも写真フィルムを引き出すための構造
が複雑であり、コストも嵩む等の問題がある。
【0005】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、簡単で、かつ安価な構造で、写真フィルムを取出
可能なフィルム一体型カメラを提供することを目的とし
ている。特に、請求項1記載の発明は、フィルム取出ア
ダプタを用いることで、カメラを壊さず、簡単で、かつ
安価な構造で、写真フィルムの先端部の取出が可能なフ
ィルム一体型カメラを提供することを目的としている。
請求項2記載の発明は、カメラ外部から開口部を開放
し、巻上ノブによりスプールを逆転させ、簡単で、かつ
安価な構造で、写真フィルムの先端部の取出が可能なフ
ィルム一体型カメラを提供することを目的としている。
請求項3及び請求項4記載の発明は、巻上ノブの巻上方
向の回転を逆転させることなくスプールを逆転させ、簡
単で、かつ安価な構造で、写真フィルムの先端部の取出
が可能なフィルム一体型カメラを提供することを目的と
している。請求項5記載の発明は、フィルム取出アダプ
タを用い、かつ巻上ノブの巻上方向の回転を逆転させる
ことなくスプールを逆転させ、簡単で、かつ安価な構造
で、写真フィルムの先端部の取出が可能なフィルム一体
型カメラを提供することを目的としている。請求項6記
載の発明は、遮光用の補助部材を使わずに撮影終了後に
明室で写真フィルムの先端部の取出が可能なフィルム一
体型カメラを提供することを目的としている。請求項7
記載の発明は、巻き上げた写真フィルムを遮光した状態
で巻上室の分離し、簡単で、かつ安価な構造で、写真フ
ィルムの先端部の取出が可能なフィルム一体型カメラを
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、撮影後に写真フィルムを巻
上室に巻き込む巻上を行なう巻上ノブと、この巻上ノブ
の巻上方向の回転に対する逆転を防止する巻上逆転防止
手段とを有し、前記写真フィルムがカメラの組立工程で
装填されるフィルム一体型カメラにおいて、前記巻上室
から写真フィルムを取り出すためのフィルム取出アダプ
タの装着によって開口可能なアダプタ取付手段を備え、
前記フィルム取出アダプタは、写真フィルムを取り出す
光密なスリット部と、装着によって前記巻上逆転防止手
段を解除して巻上ノブの逆転を可能にする解除手段とを
有し、前記巻上ノブの逆転により前記巻上室の写真フィ
ルムを前記フィルム取出アダプタのスリット部から取出
可能に構成したことを特徴としている。
【0007】請求項2記載の発明は、撮影後に写真フィ
ルムを巻上室に巻き込む巻上を行なう巻上ノブと、この
巻上ノブの巻上方向の回転に対する逆転を防止する巻上
逆転防止手段とを有し、前記写真フィルムがカメラの組
立工程で装填されるフィルム一体型カメラにおいて、前
記巻上室から写真フィルムを取り出すための開口部と、
この開口部をカメラ外部から操作によって開閉する遮光
蓋と、前記巻上逆転防止手段を解除して巻上ノブの逆転
を可能にする解除手段とを有し、前記開口部が開放され
た状態で前記巻上ノブの逆転により前記巻上室の写真フ
ィルムを前記開口部から取出可能に構成したことを特徴
としている。
【0008】請求項3記載の発明は、撮影後にスプール
の回転により写真フィルムを巻上室に巻き込む巻上を行
なう巻上ノブと、この巻上ノブの巻上方向に対する逆転
を防止する巻上逆転防止手段とを有し、前記写真フィル
ムがカメラの組立工程で装填されるフィルム一体型カメ
ラにおいて、前記巻上ノブの巻上方向の回転を正転また
は逆転して前記スプールに伝達する切換手段を有し、こ
の切換手段により前記スプールを巻上方向の回転に対し
て逆転させて前記巻上室の写真フィルムを光密なスリッ
ト部から取出可能に構成したことを特徴としている。
【0009】請求項4記載の発明は、撮影後にスプール
の回転により写真フィルムを巻上室に巻き込む巻上を行
なう巻上ノブと、この巻上ノブの巻上方向に対する逆転
を防止する巻上逆転防止手段とを有し、前記写真フィル
ムがカメラの組立工程で装填されるフィルム一体型カメ
ラにおいて、前記巻上室から写真フィルムを取り出すた
めの光密なスリット部を開閉する遮光手段と、前記巻上
ノブの巻上方向の回転を正転または逆転して前記スプー
ルに伝達する切換手段とを有し、前記遮光手段により光
密なスリット部から写真フィルムを取出可能にし、前記
切換手段により前記スプールを巻上方向の回転に対して
逆転させて前記巻上室の写真フィルムを前記光密なスリ
ット部から取出可能に構成したことを特徴としている。
【0010】請求項5記載の発明は、撮影後にスプール
の回転により写真フィルムを巻上室に巻き込む巻上を行
なう巻上ノブと、この巻上ノブの巻上方向に対する逆転
を防止する巻上逆転防止手段とを有し、前記写真フィル
ムがカメラの組立工程で装填されるフィルム一体型カメ
ラにおいて、前記巻上室から写真フィルムを取り出すた
めのフィルム取出アダプタの装着によって開口可能なア
ダプタ取付手段と、前記巻上ノブの巻上方向の回転を正
転または逆転して前記スプールに伝達する切換手段とを
有し、前記切換手段により前記スプールを巻上方向の回
転に対して逆転させて前記巻上室の写真フィルムを前記
フィルム取出アダプタから取出可能に構成したことを特
徴としている。
【0011】請求項6記載の発明は、撮影後に写真フィ
ルムの巻上を行なうフィルム巻上手段と、最終駒撮影後
の巻き上げにより写真フィルムの先端部を巻上室内に巻
き込むことを規制するフィルム巻上規制手段とを有し、
撮影枠の一方に、フィルム収納室を、他方に巻上室を有
し、このフィルム収納室から巻上室に、写真フィルムが
カメラの組立工程で装填されるフィルム一体型カメラに
おいて、前記フィルム巻上規制手段は、最終駒撮影後の
巻き上げにより写真フィルムの先端部をフィルム収納室
に残して巻き込むように構成し、さらに前記撮影枠と前
記フィルム収納室との間の写真フィルムが走行する通路
に凹凸迷路を設け、この凹凸迷路よりフィルム収納室側
でフィルム収納室を開放可能に構成したことを特徴とし
ている。
【0012】請求項7記載の発明は、撮影枠の一方に、
フィルム収納室を、他方に巻上室を有し、このフィルム
収納室から巻上室に、写真フィルムがカメラの組立工程
で装填されるフィルム一体型カメラにおいて、前記巻上
室から撮影枠までの写真フィルムが走行する通路に遮光
部材を着脱可能に設け、この遮光部材を設けた部分で切
断して前記巻上室を分離可能に構成したことを特徴とし
ている。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明では、巻上ノブの逆転によ
り巻上室の写真フィルムをフィルム取出アダプタのスリ
ット部から取出すことができる。フィルム取出アダプタ
を用いることで、カメラを壊さず、簡単で、かつ安価な
構造で、写真フィルムの先端部の取出が可能であり、ま
たフィルム取出アダプタは、何回も使用可能である。
【0014】請求項2記載の発明では、カメラ外部から
遮光蓋を開いて開口部を開放し、この開口部が開放され
た状態で巻上ノブの逆転により巻上室の写真フィルムを
開口部から取出すことができる。カメラ外部から遮光蓋
を操作して開口部を開放することで、カメラを壊さず、
簡単で、かつ安価な構造で、写真フィルムの先端部の取
出が可能である。
【0015】請求項3記載の発明は、切換手段によりス
プールを巻上方向の回転に対して逆転させて巻上室の写
真フィルムを光密なスリット部から取出すことができ
る。巻上ノブの巻上方向の回転を逆転させることなくス
プールを逆転させることができ、簡単で、かつ安価な構
造で、写真フィルムの先端部の取出が可能である。
【0016】請求項4記載の発明では、遮光手段により
光密なスリット部から写真フィルムを取出可能にし、切
換手段によりスプールを巻上方向の回転に対して逆転さ
せて巻上室の写真フィルムを光密なスリット部から取出
すことができる。巻上ノブの巻上方向の回転を逆転させ
ることなくスプールを逆転させることができ、簡単で、
かつ安価な構造で、写真フィルムの先端部の取出が可能
である。
【0017】請求項5記載の発明では、フィルム取出ア
ダプタを装着し、切換手段によりスプールを巻上方向の
回転に対して逆転させて巻上室の写真フィルムをフィル
ム取出アダプタから取出すことができる。フィルム取出
アダプタを用い、かつ巻上ノブの巻上方向の回転を逆転
させることなくスプールを逆転させることができ、簡単
で、かつ安価な構造で、写真フィルムの先端部の取出が
可能である。
【0018】請求項6記載の発明では、最終駒撮影後の
巻き上げにより写真フィルムの先端部をフィルム収納室
に残して巻き込み、撮影枠とフィルム収納室との間の写
真フィルムが走行する通路に設けた凹凸迷路よりフィル
ム収納室側でフィルム収納室を開放する。フィルム収納
室を開放するだけで、遮光用の補助部材を使わずに、簡
単で、かつ安価な構造で、撮影終了後に明室で写真フィ
ルムの先端部の取出が可能である。
【0019】請求項7記載の発明では、巻上室から撮影
枠までの写真フィルムが走行する通路に遮光部材を着脱
可能に設けており、この遮光部材を設けた部分で切断し
て巻上室を分離する。巻き上げた写真フィルムを遮光し
た状態で巻上室の分離する簡単で、かつ安価な構造で、
写真フィルムの先端部の取出が可能である。
【0020】
【実施例】以下、この発明のフィルム一体型カメラを実
施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。まず、図1
乃至図4のフィルム一体型カメラについて説明する。図
1はフィルム一体型カメラの分解斜視図、図2はフィル
ム取出アダプタの装着状態を示す図、図3は写真フィル
ムの取出状態を示す斜視図、図4は巻上逆転防止手段の
解除状態を示す斜視図である。
【0021】フィルム一体型カメラ1は、写真フィルム
Fが装填された状態で市販に供される簡易なカメラで、
このカメラは写真フィルムFがカメラの組立工程で装填
され、ユーザーの写真フィルムFの装填や巻き戻し等の
操作が不要になり、ユーザーは直ちに撮影することがで
きる。
【0022】フィルム一体型カメラ1は、本体2、前カ
バー3及び後カバー4を有し、これらは光密に接合され
る。本体2の中央部には、撮影枠2aが形成されてい
る。前カバー3には、不図示の撮影レンズが保持され、
この撮影レンズは撮影枠2aの前側に位置している。本
体2の撮影枠2aの両側には側部2b,2cが形成され
ている。本体2の側部2bと後カバー4の側部4aによ
ってフィルム収納室6が形成されている。本体2の側部
2cと後カバー4の側部4bとによって巻上室8が形成
されている。また、本体2の撮影枠2aと後カバー4と
の間に、写真フィルムFを搬送する搬送路9が形成され
ている。スプール11に写真フィルムFの先端部を巻き
付けて、後カバー4が本体2に組み付けられる。
【0023】フィルム収納室6にはスプール10が回動
可能に配置され、このスプール10に写真フィルムFを
巻き付けて収納される。巻上室8にはスプール11が回
転可能に配置され、このスプール11は巻上ノブ12に
よって回転され、撮影された写真フィルムFを巻き上げ
る。本体2には、巻上ノブ12の巻上方向の回転に対す
る逆転を防止する巻上逆転防止手段Cが設けられてい
る。巻上逆転防止手段Cは、図4に示すように、逆転防
止爪13、支持ピン14及びコイルスプリング15から
構成されている。逆転防止爪13はコイルスプリング1
5によって常に巻上ノブ12のラチェット歯車12aに
係合し、巻上ノブ12が巻上方向に対して逆転すること
を防止している。
【0024】フィルム一体型カメラ1は、巻上室8から
写真フィルムFを取り出すためのフィルム取出アダプタ
20の装着によって開口可能なアダプタ取付手段30を
備えている。アダプタ取付手段30は、後カバー4に形
成されたフィルム取出アダプタ20が嵌合する開口部3
1と、開口部31を開閉する遮光蓋32から構成されて
いる。また、後カバー4には逆転防止爪13に対向する
位置にピン孔33が形成されている。
【0025】フィルム取出アダプタ20は、開口部31
に嵌合される取付部21と、写真フィルムFを取り出す
光密なスリット部22と、装着によって巻上逆転防止手
段Cを解除して巻上ノブ12の逆転を可能にする解除手
段23とを有している。取付部21には、写真フィルム
Fの先端部をスリット部22に導くためのガイド爪21
aが形成されている。また、スリット部22には遮光部
材24を設けて光密になっている。巻上ノブ12の逆転
を可能にする解除手段23は、後カバー4のピン孔33
に挿通可能な解除ピン25で構成されている。
【0026】撮影されたフィルム一体型カメラ1から写
真フィルムFを取り出す場合には、図2(a)に示すよ
うにフィルム取出アダプタ20を用い、このフィルム取
出アダプタ20の取付部21を、フィルム一体型カメラ
1の開口部31に当てがい、遮光状態にする。この状態
で、図2(b)に示すように、遮光蓋32を後カバー4
から引き抜き、図2(c)に示すように、フィルム取出
アダプタ20を開口部31に嵌合して取り付ける。
【0027】このとき、フィルム取出アダプタ20の解
除ピン25が、後カバー4のピン孔33から挿入され、
図3に示すように、逆転防止爪13の端部13aを押圧
する。この逆転防止爪13はコイルスプリング15に抗
して回転し、巻上ノブ12のラチェット歯車12aとの
噛み合いが解除され、巻上ノブ12は逆転可能になる。
【0028】このフィルム取出アダプタ20が装着され
た状態で、巻上ノブ12を逆転すると、図3に示すよう
に、巻上室8の写真フィルムFの先端部がフィルム取出
アダプタ20のスリット部22から取り出される。この
ように、フィルム取出アダプタ20を用いることで、カ
メラを壊さず、簡単で、かつ安価な構造で、写真フィル
ムFの先端部の取出が可能であり、またフィルム取出ア
ダプタ20は、何回も使用可能である。
【0029】図5及び図6はフィルム一体型カメラの他
の実施例を示し、図5はフィルム一体型カメラの斜視
図、図6はフィルム取出アダプタの装着状態を示す断面
図である。この実施例のフィルム一体型カメラ1は、前
記実施例と同様に構成されるが、アダプタ取付手段40
は、後カバー4に形成されたフィルム取出アダプタ20
が嵌合する開口部41と、開口部41を遮光する遮光紙
42から構成されている。この遮光紙42は、フィルム
取出アダプタ20の取付部を開口部41に強く押し込む
と破れ、これにより取付部21が開口部41に嵌合され
る。フィルム取出アダプタ20と開口部41との間は、
破れた遮光紙42によって光密になっている。
【0030】このフィルム取出アダプタ20が装着され
た状態で、巻上ノブ12を逆転すると、図6に示すよう
に、巻上室8の写真フィルムFの先端部がフィルム取出
アダプタ20のスリット部22から取り出される。
【0031】図7及び図8はフィルム一体型カメラの他
の実施例を示し、図7はフィルム一体型カメラの斜視
図、図8はフィルム一体型カメラの巻上室の断面図であ
る。フィルム一体型カメラ1は、前記実施例と同様に構
成されるが、巻上室8から写真フィルムFを取り出すた
めの開口部50と、この開口部50をカメラ外部から操
作によって開閉する遮光蓋51と、巻上逆転防止手段C
を解除して巻上ノブ12の逆転を可能にする解除手段5
2とを有している。開口部50は、図8に示すように、
前カバー3と後カバー4の接合部に形成され、巻上室8
と連通している。遮光蓋51は、巻上室8に支持軸51
aを支点にして回動可能に配置され、フィルム一体型カ
メラ1に開口した孔部53から工具54を挿入して支持
軸51aを回転させるようになっており、この支持軸5
1aの回転で遮光蓋51が開口部50を開閉する。巻上
ノブ12の逆転を可能にする解除手段52は、解除ピン
55で構成され、この解除ピン55を後カバー4のピン
孔33に挿通することで、図4に示す実施例と同様にし
て逆転防止爪13の係合を解除し、巻上ノブ12を逆転
可能にする。
【0032】このカメラ外部から遮光蓋51を開いて開
口部50を開放し、この開口部50が開放された状態で
巻上ノブ12の逆転すると、巻上室8から写真フィルム
Fの先端部を開口部50から取出すことができる。この
ように、カメラ外部から遮光蓋51を操作して開口部5
0を開放することで、カメラを壊さず、簡単で、かつ安
価な構造で、写真フィルムFの先端部の取出が可能であ
る。
【0033】図9乃至図12はフィルム一体型カメラの
さらに他の実施例を示し、図9は逆転防止爪と巻上ノブ
との係合状態を示す断面図、図10は逆転防止爪と巻上
ノブとの係合状態を示す斜視図、図11は逆転防止爪と
巻上ノブとの係合解除状態を示す断面図、図12は逆転
防止爪と巻上ノブとの係合解除状態を示す斜視図であ
る。フィルム一体型カメラ1は、前記実施例と同様に構
成されるが、巻上ノブ12の巻上方向の回転を正転また
は逆転してスプール11に伝達する切換手段Dを有して
いる。切換手段Dは、スプール11の軸上に設けた小径
歯車60と、大径歯車61と、小径歯車60に噛み合っ
ている中間歯車62と、巻上ノブ12の内側に形成され
た内側歯車63と、スプリング64から構成されてい
る。巻上ノブ12のラチェット歯車12aは逆転防止爪
13の上段爪部13bと下段爪部13cとに選択的に係
合可能となっており、いずれも巻上ノブ12が巻上方向
に対して逆転することを規制する。巻上ノブ12の上部
には支持筒12bが形成され、この支持筒12bは前カ
バー3の内側に形成されたガイド筒65に摺動可能に設
けられている。スプリング64は、巻上ノブ12と本体
2との間に配置され、巻上ノブ12を前カバー方向へ付
勢しており、撮影時には図9及び図10に示すように、
巻上ノブ12の上面がガイト筒65に当接して位置規制
され、逆転防止爪13の上段爪部13bが巻上ノブ12
のラチェット歯車12aに係合している。この状態で
は、巻上ノブ12の内側歯車63が大径歯車61に噛み
合っており、スプール11は巻上ノブ12と同方向に回
転する。
【0034】撮影が終了したフィルム一体型カメラ1か
ら写真フィルムFを取り出す場合には、前カバー3の上
部に形成された操作孔66から工具67を挿入して巻上
ノブ12を押圧すると、巻上ノブ12がスプリング64
に抗して移動する。このため、巻上ノブ12のラチェッ
ト歯車12aが、逆転防止爪13の上段爪部13bから
外れて下段爪部13cと噛み合う。これと同時に、巻上
ノブ12の内側歯車63が中間歯車62に噛み合い、ス
プール11は巻上ノブ12と逆方向に回転する。
【0035】このように、遮光手段により光密なスリッ
ト部から写真フィルムFを取出可能にし、切換手段Dに
よりスプール11を巻上方向の回転に対して逆転させて
巻上室の写真フィルムFを光密なスリット部から取出す
ことができるが、巻上ノブ12の巻上方向の回転を逆転
させることなくスプール11を逆転させることができる
ため、簡単で、かつ安価な構造で、写真フィルムの先端
部の取出が可能である。この切換手段Dは前記の各実施
例にも適用され、それぞれの実施例において、巻上逆転
防止手段を解除して巻上ノブの逆転を可能にする解除手
段は不要になる。
【0036】図13はフィルム一体型カメラのさらに他
の実施例を示す断面図、図14はフィルム巻上手段とフ
ィルム巻上規制手段の作動を説明する図である。
【0037】この実施例のフィルム一体型カメラは、図
13に示すように、撮影枠2aの一方に、フィルム収納
室6を、他方に巻上室8を有し、このフィルム収納室6
から巻上室8に、写真フィルムFがカメラの組立工程で
装填される。
【0038】撮影枠2aとフィルム収納室6との間の写
真フィルムFが走行する通路9に凹凸迷路70を設けて
いる。凹凸迷路70は、本体2の通路部分2kを内側へ
凹ませ、一方対向する後カバー4の通路部分4kを内側
へ突出させて形成している。また、後カバー4の側部4
Lを凹凸迷路70よりフィルム収納室側の位置に切り込
み4mが形成され、この切り込み4mにより切断してフ
ィルム収納室6を開放可能に構成している。
【0039】フィルム一体型カメラ1は、図14に示す
ように、撮影後に写真フィルムの巻上を行なうフィルム
巻上手段Aと、最終駒撮影後の巻き上げにより写真フィ
ルムFの先端部を巻上室8内に巻き込むことを規制する
フィルム巻上規制手段Bとを有している。フィルム巻上
規制手段Bは、最終駒撮影後の巻き上げにより写真フィ
ルムFの先端部をフィルム収納室6に残して巻き込むよ
うに構成している。
【0040】フィルム巻上手段Aは、巻上ノブ12を有
しており、撮影を行なう毎に巻上ノブ12を回転する
と、これにより連動してスプール11が回転して写真フ
ィルムFが巻き上げられる。即ち、不図示のレリーズ釦
を押すことにより、巻上ストッパ80は巻上ノブ12の
軸方向下方へ押圧され、巻上ストッパバネ81のばね力
に抗して反時計方向に巻上ストッパ80は回転し、巻上
ストッパ80の腕部80aの端面よりチャージレバー8
2の腕部82aのエッジが外れてチャージレバー82
が、従ってカムストッパ83がチャージレバーバネ84
のばね力により反時計方向に回転する。
【0041】そして、セクタバネ85より強力なチャー
ジレバーバネ84のばね力によるチャージレバー82の
反時計方向の回転により、チャージレバー82に設けら
れた三角形状のケトバシ82bは、セクタレバー86の
立上り部86aをたたき、そして立上り部86bから外
れる。従って、セクタレバー86はセクタレバー86の
長溝86b中のピン87を中心に、セクタバネ85の引
張力に抗して時計方向に回転しそしてセクタバネ85の
引張力により元に戻る。従って、セクタ駆動ピン88は
セクタ89を回転して写真フィルムFに露光を与えた後
閉じる。
【0042】一方、カムストッパ83もチャージレバー
82と一緒に反時計方向に回転し、カムストッパ83の
突出部83aはカム75の溝部75aより抜ける。そこ
で、レリーズ釦の押圧を止めても、巻上ストッパ80の
腕部80aは巻上ストッパバネ81のばね力により時計
方向に付勢されているが、チャージレバー82の腕部8
2aの端面に阻止されて停止し、巻上ストッパ80の先
端のV形突起部80bは巻上ノブ12のラチェット歯車
12aを係止しない。従って次のフィルム巻上げが可能
となる。
【0043】次に、フィルム巻上規制手段Bについて説
明する。
【0044】カム75は、写真フィルムFの巻上によっ
て回転する不図示のスプロケツト歯車と一体的に回転
し、カム75に植設されたカム軸76の上方先端に設け
られたV溝76aは指数盤歯車77と噛み合っている。
写真フィルムFが1駒巻き上げられカム軸76が1回転
する毎に、指数盤歯車77は1歯ずつ時計方向に回転す
る。指数盤歯車77の上面には不図示の指数盤が一体成
形品として印刷されていて、写真フィルムFの撮影可能
残数を不図示フィルムカウンタ窓より表示するようにな
っている。
【0045】指数盤歯車77の下面には突出部77aが
設けられ、所定駒数の撮影が終了後の次のフィルム巻き
上げにより、突出部77aはチャージレバー82の突出
部82cとカムストッパ83の別の突出部83bの間に
割って入る込むようになっている。そして、突出部77
aが両突出部82c、83bの間に入り込むことによ
り、写真フィルムFが1駒分巻き上げられ、カム40が
1回転してセクタ89のチャージが終了しても両突出部
82c、83bが指数盤歯車77の突出部77aに動き
を阻止されて、チャージレバー82は作動できないしカ
ムストッパ83の突出部83aもカム75の溝部75a
には飛び込めないことになる。そして、カムストッパ8
3の腕部82aの端面に巻上ストッパバネ81のばね力
による時計方向に付勢された巻上ストッパ80の腕部8
0aが当接し、巻上ストッパ80の先端のV形突起部8
0bは巻上ノブ12のラチェット歯車12aを係止しな
いし、またチャージレバー82を作動してセクタ89を
開閉して写真フィルムFに露光を与えることもできな
い。
【0046】このようにして、巻上ノブ12を巻き上げ
て所定の写真フイルムの空送りが行なわれると、指数盤
歯車77は所定歯分回転するが、この回転により指数盤
歯車77の突出部77aは、チャージレバー82の突出
部82cをいぜん押さえてチャージレバー82の動きは
阻止するが、カムストッパ83の別の突出部83bから
は外れるようになっている。従ってカムストッパ83の
突出部83aはカム75の溝部75aに飛びこみ、巻上
ストッパ80の係止が外れ巻上ストッパ80による巻上
ノブ12の係止が行なわれ、写真フィルムFの巻上はで
きなくなる。そして前述のようにチャージレバー82の
動きは阻止されているので写真フィルムFヘの露光もで
きない。このようにして写真フイルムFの先端のべロが
巻上室8の中に巻き込まれてしまうことは防止され必要
長さのべロが確保される。
【0047】なお、指数盤歯車77の突出部77aが、
チャージレバー82の突出部82cを押さえてチャージ
レバー82の動きは阻止するが、カムストッパ83の別
の突出部83bから外れるときのタイミングを変化させ
ることで、写真フィルムFの先端部をフィルム収納室6
内に残すようにすることができる。
【0048】図15及び図16はフィルム一体型カメラ
のさらに他の実施例を示し、図15はフィルム一体型カ
メラの一部を破断した斜視図、図16は写真フィルムを
取り出す状態を示す図である。この実施例のフィルム一
体型カメラ1は、ダブルカートリッジ90を有し、撮影
枠91の一方に、フィルム収納室92が、他方に巻上室
93が形成されている。ダブルカートリッジ90の巻上
室93から撮影枠91までの写真フィルムFが走行する
通路94の両側に遮光部材95を着脱可能に設けてい
る。遮光部材95は、遮光可能な樹脂フィルムや遮光紙
等で構成され、遮光部材95の端部95aが止め具96
により抜け止めされ、遮光部材95の間の通路に写真フ
ィルムFが位置して遮光されている。
【0049】ダブルカートリッジ90には、遮光部材9
5を設けた部分に切り込み90aが形成されており、こ
の切り込み90aの位置で切断して巻上室93を分離可
能に構成している。
【0050】このダブルカートリッジ90では、巻上室
93から撮影枠91までの写真フィルムFが走行する通
路94に遮光部材95を着脱可能に設けており、この遮
光部材95を設けた部分で切断して巻上室93を分離
し、写真フィルムFを取り出す。このように、巻き上げ
た写真フィルムFを遮光した状態で巻上室93の分離す
る簡単で、かつ安価な構造で、写真フィルムFの先端部
の取出が可能である。
【0051】そして、巻上室93から写真フィルムFを
取り出した後には、遮光部材95の取付部95aを外し
て引き抜き、ダブルカートリッジ90の巻上室93を形
成する部材と、遮光部材95を分離して回収してそれぞ
れ再利用する。
【0052】
【発明の効果】前記のように、請求項1記載の発明は、
巻上ノブの逆転により巻上室の写真フィルムをフィルム
取出アダプタのスリット部から取出し、フィルム取出ア
ダプタを用いることで、カメラを壊さず、簡単で、かつ
安価な構造で、写真フィルムの先端部の取出が可能であ
り、またフィルム取出アダプタは、何回も使用可能であ
る。
【0053】請求項2記載の発明は、カメラ外部から遮
光蓋を開いて開口部を開放し、この開口部が開放された
状態で巻上ノブの逆転により巻上室の写真フィルムを開
口部から取出し、カメラ外部から遮光蓋を操作して開口
部を開放することで、カメラを壊さず、簡単で、かつ安
価な構造で、写真フィルムの先端部の取出が可能であ
る。
【0054】請求項3記載の発明は、切換手段によりス
プールを巻上方向の回転に対して逆転させて巻上室の写
真フィルムを光密なスリット部から取出し、巻上ノブの
巻上方向の回転を逆転させることなくスプールを逆転さ
せることができ、簡単で、かつ安価な構造で、写真フィ
ルムの先端部の取出が可能である。
【0055】請求項4記載の発明は、遮光手段により光
密なスリット部から写真フィルムを取出可能にし、切換
手段によりスプールを巻上方向の回転に対して逆転させ
て巻上室の写真フィルムを光密なスリット部から取出
し、巻上ノブの巻上方向の回転を逆転させることなくス
プールを逆転させることができ、簡単で、かつ安価な構
造で、写真フィルムの先端部の取出が可能である。
【0056】請求項5記載の発明は、フィルム取出アダ
プタを装着し、切換手段によりスプールを巻上方向の回
転に対して逆転させて巻上室の写真フィルムをフィルム
取出アダプタから取出し、フィルム取出アダプタを用
い、かつ巻上ノブの巻上方向の回転を逆転させることな
くスプールを逆転させることができ、簡単で、かつ安価
な構造で、写真フィルムの先端部の取出が可能である。
【0057】請求項6記載の発明は、最終駒撮影後の巻
き上げにより写真フィルムの先端部をフィルム収納室に
残して巻き込み、撮影枠とフィルム収納室との間の写真
フィルムが走行する通路に設けた凹凸迷路よりフィルム
収納室側でフィルム収納室を開放するから、フィルム収
納室を開放するだけで、遮光用の補助部材を使わずに、
簡単で、かつ安価な構造で、撮影終了後に明室で写真フ
ィルムの先端部の取出が可能である。
【0058】請求項7記載の発明は、巻上室から撮影枠
までの写真フィルムが走行する通路に遮光部材を着脱可
能に設け、この遮光部材を設けた部分で切断して巻上室
を分離でき、巻き上げた写真フィルムを遮光した状態で
巻上室の分離する簡単で、かつ安価な構造で、写真フィ
ルムの先端部の取出が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】フィルム一体型カメラの分解斜視図である。
【図2】フィルム取出アダプタの装着状態を示す図であ
る。
【図3】写真フィルムの取出状態を示す斜視図である。
【図4】巻上逆転防止手段の解除状態を示す斜視図であ
る。
【図5】フィルム一体型カメラの斜視図である。
【図6】フィルム取出アダプタの装着状態を示す断面図
である。
【図7】フィルム一体型カメラの斜視図である。
【図8】フィルム一体型カメラの巻上室の断面図であ
る。
【図9】逆転防止爪と巻上ノブとの係合状態を示す断面
図である。
【図10】逆転防止爪と巻上ノブとの係合状態を示す斜
視図である。
【図11】逆転防止爪と巻上ノブとの係合解除状態を示
す断面図である。
【図12】逆転防止爪と巻上ノブとの係合解除状態を示
す斜視図である。
【図13】フィルム一体型カメラのさらに他の実施例を
示す断面図である。
【図14】フィルム巻上手段とフィルム巻上規制手段の
作動を説明する図である。
【図15】フィルム一体型カメラの一部を破断した斜視
図である。
【図16】写真フィルムを取り出す状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 フィルム一体型カメラ 8 巻上室 12 巻上ノブ 20 フィルム取出アダプタ 22 スリット部 23 解除手段 30 アダプタ取付手段 C 巻上逆転防止手段 F 写真フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山内 賢治 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 木林 宏至 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影後に写真フィルムを巻上室に巻き込む
    巻上を行なう巻上ノブと、この巻上ノブの巻上方向の回
    転に対する逆転を防止する巻上逆転防止手段とを有し、
    前記写真フィルムがカメラの組立工程で装填されるフィ
    ルム一体型カメラにおいて、前記巻上室から写真フィル
    ムを取り出すためのフィルム取出アダプタの装着によっ
    て開口可能なアダプタ取付手段を備え、前記フィルム取
    出アダプタは、写真フィルムを取り出す光密なスリット
    部と、装着によって前記巻上逆転防止手段を解除して巻
    上ノブの逆転を可能にする解除手段とを有し、前記巻上
    ノブの逆転により前記巻上室の写真フィルムを前記フィ
    ルム取出アダプタのスリット部から取出可能に構成した
    ことを特徴とするフィルム一体型カメラ。
  2. 【請求項2】撮影後に写真フィルムを巻上室に巻き込む
    巻上を行なう巻上ノブと、この巻上ノブの巻上方向の回
    転に対する逆転を防止する巻上逆転防止手段とを有し、
    前記写真フィルムがカメラの組立工程で装填されるフィ
    ルム一体型カメラにおいて、前記巻上室から写真フィル
    ムを取り出すための開口部と、この開口部をカメラ外部
    から操作によって開閉する遮光蓋と、前記巻上逆転防止
    手段を解除して巻上ノブの逆転を可能にする解除手段と
    を有し、前記開口部が開放された状態で前記巻上ノブの
    逆転により前記巻上室の写真フィルムを前記開口部から
    取出可能に構成したことを特徴とするフィルム一体型カ
    メラ。
  3. 【請求項3】撮影後にスプールの回転により写真フィル
    ムを巻上室に巻き込む巻上を行なう巻上ノブと、この巻
    上ノブの巻上方向に対する逆転を防止する巻上逆転防止
    手段とを有し、前記写真フィルムがカメラの組立工程で
    装填されるフィルム一体型カメラにおいて、前記巻上ノ
    ブの巻上方向の回転を正転または逆転して前記スプール
    に伝達する切換手段を有し、この切換手段により前記ス
    プールを巻上方向の回転に対して逆転させて前記巻上室
    の写真フィルムを光密なスリット部から取出可能に構成
    したことを特徴とするフィルム一体型カメラ。
  4. 【請求項4】撮影後にスプールの回転により写真フィル
    ムを巻上室に巻き込む巻上を行なう巻上ノブと、この巻
    上ノブの巻上方向に対する逆転を防止する巻上逆転防止
    手段とを有し、前記写真フィルムがカメラの組立工程で
    装填されるフィルム一体型カメラにおいて、前記巻上室
    から写真フィルムを取り出すための光密なスリット部を
    開閉する遮光手段と、前記巻上ノブの巻上方向の回転を
    正転または逆転して前記スプールに伝達する切換手段と
    を有し、前記遮光手段により光密なスリット部から写真
    フィルムを取出可能にし、前記切換手段により前記スプ
    ールを巻上方向の回転に対して逆転させて前記巻上室の
    写真フィルムを前記光密なスリット部から取出可能に構
    成したことを特徴とするフィルム一体型カメラ。
  5. 【請求項5】撮影後にスプールの回転により写真フィル
    ムを巻上室に巻き込む巻上を行なう巻上ノブと、この巻
    上ノブの巻上方向に対する逆転を防止する巻上逆転防止
    手段とを有し、前記写真フィルムがカメラの組立工程で
    装填されるフィルム一体型カメラにおいて、前記巻上室
    から写真フィルムを取り出すためのフィルム取出アダプ
    タの装着によって開口可能なアダプタ取付手段と、前記
    巻上ノブの巻上方向の回転を正転または逆転して前記ス
    プールに伝達する切換手段とを有し、前記切換手段によ
    り前記スプールを巻上方向の回転に対して逆転させて前
    記巻上室の写真フィルムを前記フィルム取出アダプタか
    ら取出可能に構成したことを特徴とするフィルム一体型
    カメラ。
  6. 【請求項6】撮影後に写真フィルムの巻上を行なうフィ
    ルム巻上手段と、最終駒撮影後の巻き上げにより写真フ
    ィルムの先端部を巻上室内に巻き込むことを規制するフ
    ィルム巻上規制手段とを有し、撮影枠の一方に、フィル
    ム収納室を、他方に巻上室を有し、このフィルム収納室
    から巻上室に、写真フィルムがカメラの組立工程で装填
    されるフィルム一体型カメラにおいて、前記フィルム巻
    上規制手段は、最終駒撮影後の巻き上げにより写真フィ
    ルムの先端部をフィルム収納室に残して巻き込むように
    構成し、さらに前記撮影枠と前記フィルム収納室との間
    の写真フィルムが走行する通路に凹凸迷路を設け、この
    凹凸迷路よりフィルム収納室側でフィルム収納室を開放
    可能に構成したことを特徴とするフィルム一体型カメ
    ラ。
  7. 【請求項7】撮影枠の一方に、フィルム収納室を、他方
    に巻上室を有し、このフィルム収納室から巻上室に、写
    真フィルムがカメラの組立工程で装填されるフィルム一
    体型カメラにおいて、前記巻上室から撮影枠までの写真
    フィルムが走行する通路に遮光部材を着脱可能に設け、
    この遮光部材を設けた部分で切断して前記巻上室を分離
    可能に構成したことを特徴とするフィルム一体型カメ
    ラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5815738A (en) * 1997-04-02 1998-09-29 Eastman Kodak Company Compact one-time-use camera
US5978597A (en) * 1998-08-04 1999-11-02 Eastman Kodak Company One-time-use camera with break-off protuberance for film ejection

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5815738A (en) * 1997-04-02 1998-09-29 Eastman Kodak Company Compact one-time-use camera
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