JPH08145911A - Al板の表面欠陥自動検査法 - Google Patents

Al板の表面欠陥自動検査法

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JPH08145911A
JPH08145911A JP28066594A JP28066594A JPH08145911A JP H08145911 A JPH08145911 A JP H08145911A JP 28066594 A JP28066594 A JP 28066594A JP 28066594 A JP28066594 A JP 28066594A JP H08145911 A JPH08145911 A JP H08145911A
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JP
Japan
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plate
inspection
surface defect
light
defect
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Pending
Application number
JP28066594A
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English (en)
Inventor
Hidekazu Maeda
英一 前田
Tetsuo Miyanaga
徹夫 宮永
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 アルマイト処理を施した被検査物であるAl
板3に所定の角度から所定の面積に光を当ててCCDカ
メラ1で撮影し、その撮影画像をR、G、B毎にその濃
度や面積を計る。このようにして光の反射光を波長別に
分類してその強度と反射面積を数値化し、波長別に分類
した前記数値と前記反射面積とを演算回路7で所定の演
算処理することで表面欠陥の有無を判断するAl板の表
面欠陥自動検査法。 【効果】 異物混入等の表面欠陥が自動的に精度よく検
査できるので製造コストの低減等に貢献し、また検査結
果が数値化できるので製造工程等との相関解析も可能に
なる等の利点がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えばAl製キャンボデ
ィ材に用いられるAl圧延板、若しくはその製造工程に
おける中間圧延板等の表面欠陥を測定する方法に関し、
自動的に良、不良の判別が可能な表面欠陥自動検査法に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に表面欠陥には、引っかき疵、穴、
膨らみ、異物混入等があり、原始的には目視にてその欠
陥の有無が判別される。なお表面欠陥品、表面非欠陥品
の区別は相対的なものであり、対象となる製品等によっ
て上記疵、穴、異物等の許容される大きさ等が異なる。
従ってある特定の物品の場合は欠陥無しとされても他の
用途の部品では欠陥有とされることもあり得る。また表
面欠陥品、表面非欠陥品の区別は、製品となった最終状
態で判定する場合もあるが、例えばAl圧延板の場合、
熱間若しくは冷間圧延工程の途中で必要に応じて表面欠
陥の検査工程を挿入することもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】被検査物であるAl板
の表面欠陥を目視にて判定する方法は確実な判別方法で
はあるが、労多く、また検査員によって判定基準が一致
するとは限らないので検査結果にばらつきが生ずる恐れ
がある。また目視検査では欠陥検査結果が数値されにく
く、その検査結果と製造条件との相関解析が難しい等の
問題があった。特に異物混入の欠陥は目視でも判別しに
くく、検査員によって評価が異なることも多かった。
【0004】また被検査物に光を当てて、その反射光を
受光手段で受け取って表面欠陥の有無を機械的に測定す
る方法も提案されている。しかしAl板の表面欠陥、特
に異物混入欠陥は、非欠陥部との色彩の相違が少なく、
欠陥部と非欠陥部の判別が困難であった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる上述の点
に鑑み、鋭意研究を行った結果なされたもので、その目
的は、疵、穴等の欠陥は勿論、異物が表面に埋め込まれ
てなる欠陥に関しても確実にその検査を可能にし、かつ
自動検査を実現することにある。即ち、アルマイト処理
を施した被検査Al板に所定の角度から所定の面積に光
を当て、この光の反射光を受光手段で感知し、感知した
光を波長別に分類してその強度と反射面積を数値化し、
波長別に分類した前記数値と前記反射面積とを所定の演
算処理することで表面欠陥の有無を判断するAl板の表
面欠陥自動検査法である。
【0006】
【作用】本発明によるAl板の表面欠陥自動検査法で
は、被検査物であるAl板に先ずアルマイト処理を施す
ことにより表面光沢を変化させてから、後述するような
方法で表面欠陥を検査しているので、欠陥部が判別しや
すくなる。即ち、アルマイト処理することによって非欠
陥部は光沢が薄れ、やや白みかかった表面になるが、欠
陥部では、アルマイト処理による酸化反応の微妙な相違
により上記非欠陥部とは異なった色彩になる。この色彩
の相違により表面欠陥が容易に判別できる。
【0007】アルマイト処理したAl板に光を当て、反
射した光を波長毎に分類してその強度と反射面積を数値
化する。そしてこれら測定値から所定の演算処理を経て
表面欠陥の有無が決定される。前記演算処理とは、予め
表面欠陥無しの比較サンプルで同様の測定を行い、その
データと比較することで、良否を決定するための処理の
意味である。当然、対象となる製品によって欠陥の許容
程度が異なるので、良否の決定は設定した許容程度によ
って相違することは言うまでもない。
【0008】アルマイト処理したAl板に光を当て、反
射した光を波長毎に分類して各々の強度を測定する方法
として、例えばCCDカメラで撮影し、その撮影画像を
画像処理して例えばR(RED)、G(GREEN)、
B(BLUE)毎にその濃度や面積を計る。なおCCD
カメラは、Charge Coupled Devic
e カメラの略で、市販されている通常のものが使用で
きる。こうして被検査物であるAl板に光を当て、反射
した光を波長毎に分類してその強度と反射面積と相関す
るデータが得られる。
【0009】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。図1は本発
明のAl板の表面欠陥検査法を実現する検査装置の概略
を示すシステム図である。1次元CCDカメラ1は、被
検査物であるAl板3の面に対し法線方向からAl板3
を撮影できるようにしてある。ここで被検査物であるA
l板3にはアルマイト処理が施されている。図1に示す
アナログ画像出力モニター5は、撮影画像を目視するた
めに設置したもので、本発明において必須ではない。
【0010】さて1次元CCDカメラ1でAl板3をス
キャニング撮影し、撮影された画像データはメモリ4に
送られ、A/D変換器6にてデジタルデータに変換され
る。そしてそのデータを演算回路7で処理され、R、
G、B毎の濃度と面積が算出される。そして更に演算処
理して、被検査物の表面欠陥の有無をOK、NOの何れ
かに、或いは表面欠陥の程度別に段階別に分類する。そ
の結果は判定結果表示モニター8に表示される。またデ
ータベースシステム9には、A/D変換器6から出力さ
れるデジタルデータおよび演算回路7で演算処理された
結果が取り込まれるようにしてある。
【0011】演算回路7には予め所定の演算が行われる
ようにプログラムがインプットされている。そのプログ
ラムは被検査物の表面欠陥の有無をOK、NOの何れか
に、或いは表面欠陥の程度別に分類するためのものであ
る。このような分類の基準は欠陥のないAl板と欠陥の
あるAl板を比較サンプルとして、予め定めておく。
【0012】以下具体的に説明する。本実施例では被検
査物であるAl板3として、JIS規格A3004のA
l合金で、板厚5mmの熱間圧延板を用いた。先ず比較
サンプルとして、このAl板3を15%硫酸水溶液に浸
してアルマイト処理を施した。次にこのAl板3に蛍光
灯の光を板の法線方向に対し30°の角度で照射し、上
記法線方向とほぼ平行に設置した1次元CCDカメラ1
でAl板3を撮影した。この際、Al板3を動かすこと
でスキャニングして20mm×20mmの面積を撮影し
た。こうして被検査物であるAl板3の表面を20mm
×20mmを単位面積として分割したサンプルを抽出
し、得られた画像をデジタルデータに変換してから画像
処理して、R、G、B毎のデータに分類した。
【0013】また別途、上記サンプルを目視および顕微
鏡にて詳細に検査した。その結果、表面欠陥の多くは異
物の混入であることが判明した。また、この目視および
顕微鏡による検査の結果から、各サンプルを予め定めた
5段階の表面欠陥レベルに分類した。そして、このよう
にして分類した欠陥レベルと相関するように、上記R、
G、B毎のデータの演算処理を次のように定めた。即
ち、欠陥部と判断しうるしきい値として、 R濃度:24以上・・・(a) G濃度:28以上・・・(b) B濃度:34以上・・・(c) と設定し、上記(a)、(b)、(c)を全て満たす部
分を不良画素と呼び表面欠陥部分とする。更に前記不良
画素の合計面積が全体面積に対して占める面積率を計算
する。そして、上述の目視および顕微鏡検査による5段
階の表面欠陥レベルと相関するように、 不良画素面積率3%未満・・・上レベル 不良画素面積率3%以上5%未満・・・中レベル 不良画素面積率5%以上7%未満・・・やや下レベル 不良画素面積率7%以上10%未満・・・下レベル 不良画素面積率10%以上・・・特下レベル として、上記表面欠陥レベルを自動的に算出する演算処
理である。
【0014】以上のようにして、比較サンプルを用いて
表面欠陥の分類基準と、その表面欠陥レベルを自動的に
算出する演算処理を定めた。次にAl板の表面欠陥の自
動検査を行ってみた。被検査物であるAl板は、別途用
意した、JIS規格A3004合金で厚さ5mmの熱間
圧延板である。このAl板に上記同様のアルマイト処理
を施し、その表面欠陥を上記同様にして1次元CCDカ
メラにより撮影することで検査した。そして得られたデ
ータを演算処理することで、上記表面欠陥レベルの分類
毎にその結果を出力させた。こうして自動検査したAl
板について、目視および顕微鏡検査による5段階の分類
と比較してみると、ほぼ一致していることが判った。即
ち、Al板の表面欠陥の自動検査が可能になり、ばらつ
きなく表面欠陥が判別できたことになる。
【0015】ところで表面欠陥品、表面非欠陥品の区別
は相対的なものであり、対象とする製品の用途等によっ
て欠陥の許容レベルは異なる。従って、欠陥部と判断し
うるしきい値(R、G、B濃度)、および上記表面欠陥
レベルの区分は一例を示したものであって、対象とする
用途等によって適宜設定すればよい。
【0016】上述の実施例では、特に異物混入の表面欠
陥について述べたが、本発明方法はこれに限られず、割
れ等の欠陥に対しても有効である。また実施例ではJI
S規格A3004合金の熱間圧延板を検査対象とした
が、冷間圧延板や別のAl合金に対しても有効であるこ
とは言うまでもない。
【0017】
【効果】以上詳述したように本発明によれば異物混入等
の表面欠陥が自動的に精度よく検査できるので製造コス
トの低減等に貢献し、また検査結果が数値化できるので
製造工程等との相関解析も可能になる等の利点がある。
このように本発明は製品の品質を高め、また製造コスト
を低減する等、産業上著しい貢献を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のAl板の表面欠陥自動検査法に用い
る装置のシステム図である。
【符号の説明】
1 1次元CCDカメラ 2 被測定物搬送装置 3 Al板 4 メモリ 5 アナログ画像出力モニタ 6 A/D変換器 7 演算回路 8 判定結果表示モニタ 9 データベースシステム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルマイト処理を施した被検査Al板に所
    定の角度から所定の面積に光を当て、この光の反射光を
    受光手段で感知し、感知した光を波長別に分類してその
    強度と反射面積を数値化し、波長別に分類した前記数値
    と前記反射面積とを所定の演算処理することで表面欠陥
    の有無を判断するAl板の表面欠陥自動検査法。
JP28066594A 1994-11-15 1994-11-15 Al板の表面欠陥自動検査法 Pending JPH08145911A (ja)

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JP28066594A JPH08145911A (ja) 1994-11-15 1994-11-15 Al板の表面欠陥自動検査法

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JP28066594A JPH08145911A (ja) 1994-11-15 1994-11-15 Al板の表面欠陥自動検査法

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JPH08145911A true JPH08145911A (ja) 1996-06-07

Family

ID=17628234

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28066594A Pending JPH08145911A (ja) 1994-11-15 1994-11-15 Al板の表面欠陥自動検査法

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JP (1) JPH08145911A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007517232A (ja) * 2003-12-31 2007-06-28 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー ウェブに基づく物品の歩留まりの最大化

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007517232A (ja) * 2003-12-31 2007-06-28 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー ウェブに基づく物品の歩留まりの最大化

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