JPH08145495A - 吸収式冷凍機を用いた空調装置 - Google Patents

吸収式冷凍機を用いた空調装置

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JPH08145495A
JPH08145495A JP6282135A JP28213594A JPH08145495A JP H08145495 A JPH08145495 A JP H08145495A JP 6282135 A JP6282135 A JP 6282135A JP 28213594 A JP28213594 A JP 28213594A JP H08145495 A JPH08145495 A JP H08145495A
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JP
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condenser
air
refrigerant
outlet temperature
evaporator
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JP6282135A
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English (en)
Inventor
Takashi Tanaka
崇 田中
Hideki Furukawa
秀樹 古川
Kanako Nakayama
香奈子 中山
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/22Refrigeration systems for supermarkets
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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    • Y02A30/27Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B30/62Absorption based systems

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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一定時間以上空冷ファンが最小能力で回転し
ているか、または停止している間に、凝縮器出口温度が
下降し続けるときや凝縮器出口温度とその目標温度との
偏差が消えない場合にも蒸発器への液冷媒の送出を安定
化する空調装置を提供すること。 【構成】 蒸発器10と、吸収器20と、再生器12
と、凝縮器16とを有し、凝縮器と蒸発器との圧力差に
よって凝縮器から蒸発器へ冷媒を送出せしめ、蒸発器に
おいて冷媒の蒸発により室内の空気を直接冷却し、冷却
した空気を室内に送風して冷房を行う吸収式冷凍機を用
いた空調装置において、空冷ファン17を一定時間以上
最小能力で回転させてもあるいは停止させても凝縮器出
口温度が下降し続けたとき、または凝縮器出口温度と適
正凝縮器出口温度との差が所定値以下にならないときに
バーナ13へのガス供給量を増加させる制御手段を備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般の住宅や小規模な建
物などを対象とした吸収式冷凍機を用いた空調装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】吸収式冷凍機を用いた空調装置は、現
在、ビルあるいは大型店舗などのような産業用、業務用
の設備に主として用いられている。
【0003】吸収式冷凍機を用いた空調装置の冷房方式
は、再生器で蒸発させた冷媒蒸気を水冷方式の凝縮器で
凝縮させ、この凝縮した冷媒を蒸発器に導いて蒸発させ
るが、その際の蒸発潜熱で空調すべき室内に設けられた
ファンコイルユニットと冷凍機との間を循環する冷熱媒
(通常は水)を冷却する。一方、蒸発した冷媒蒸気は水
冷方式の吸収器で濃溶液(吸収液)に吸収させ、再び再
生器に戻すというサイクルで運転される。
【0004】この種の吸収式冷凍機を用いた空調装置で
は、室内側ファンコイルユニット内に循環させる冷熱媒
の温度を蒸発器において7℃前後まで冷却し、この冷熱
媒を室内のファンコイル内に循環させて室内空気を冷却
して12℃前後で蒸発器に戻すようにしている。吸収液
としてリチウムブロマイド水溶液を使用する場合は、吸
収器内の吸収液の温度を40℃前後に保つことが必要と
なり、この温度を維持するためには冷却塔を屋上などに
設置して水冷回路で冷却する方法が取られている。
【0005】ところがこのような水冷方式を採用した従
来の吸収式冷凍機を用いた空調装置には次のような問題
がある。
【0006】(1)吸収器を水冷方式で温度管理してい
るために、設備が大型になるとともに配管が必要にな
り、そのために多くの工事費がかかり、一般の住宅や小
規模の建物の冷房用には不向きである。
【0007】(2)冷房すべき室内のファンコイルユニ
ットと冷凍機とを冷熱媒循環用の配管で結ぶ必要がある
ために、工事費や設備費が高額になる。これは、吸収液
と冷媒にアンモニア水を使用するアンモニア吸収式冷凍
機についても同じである。
【0008】そこで本発明者らは、凝縮器と吸収器とを
水冷方式でなく空冷方式で冷却し、冷熱媒を用いる代わ
りに冷房したい空気を直接蒸発器に通して冷却する冷房
サイクル運転を行う空調装置を提案している(特願平5
−22351号)。
【0009】図4は上記出願で提案された単効用吸収式
冷凍機を用いた空調装置の変形例の要部を示し、図5は
同空調装置の設置状態を示す。
【0010】空調装置は、図5に示すように、室外機1
と室内機2とから成り、室外機1は図4に示すような構
成で空調しようとする住宅の室5の外に配置され、室内
機2は冷風の吹出し口と室内空気の吸込み口のみを有
し、室5の内部に配置される。室外機1と室内機2は冷
風の送風ダクト3と室内空気の吸気ダクト4とで接続さ
れている。6は、装置の運転のスタートまたはストッ
プ、自動運転の設定または解除、室内温度の設定、冷風
の吹出し風量の調整を行うリモコン操作器である。
【0011】室外機1の内部は図4に示すような構成に
なっており、吸収液としてリチウムブロマイド水溶液が
用いられ、冷媒として水が用いられる。
【0012】蒸発器10は、減圧下で冷媒を蒸発させ、
その蒸発潜熱によりそこを通過する空気を冷却する機能
を有し、送風ダクト3と吸気ダクト4に接続されてい
る。吸気ダクト4内には送風ファン11が設けられてい
る。
【0013】再生器12は、冷媒を吸収して濃度の低く
なった希吸収液をバーナ13により加熱することによっ
て冷媒蒸気を発生させるとともに吸収液の濃度を濃縮す
る機能を有する。バーナ13へは燃料供給管14から燃
料ガスが供給され、その燃焼程度は燃料供給制御弁15
により調節される。
【0014】凝縮器16は、再生器12から送られてく
る冷媒蒸気を空冷ファン17により冷却して液化する機
能を有し、循環溶液の濃度を調節するために冷媒の一部
を冷媒タンク18に蓄える。
【0015】吸収器20は吸収液を蓄えており、蒸発器
10で蒸発した冷媒をその吸収液に吸収させる機能を有
しており、凝縮器16と同じ空冷ファン17により空冷
される。冷媒を吸収して濃度の低くなった希吸収液は一
旦希溶液タンク21に蓄えられる。
【0016】22は、希溶液タンク21から再生器12
に向かう濃度の低い低温の希吸収液と再生器12から吸
収器20に向かう濃度の高い高温の濃吸収液との間で熱
交換を行なう熱交換器、23は、冷媒を吸収して濃度の
低くなった希吸収液を希溶液タンク21から再生器12
に送出するポンプ、24は蒸発器10の上流側と凝縮器
16の下流側との間に設けられたキャピラリなどの圧損
部材である。
【0017】V1、V2、V3、V4、V5はいずれも
電磁弁のような弁であり、特にV4は希溶液タンク21
側から冷媒タンク18側へは冷媒を流さない逆止機能を
有する弁である。
【0018】上記の空調装置は、吸収液を希溶液タンク
21から再生器12に送出するのにポンプ23を用いて
いる点を除き、基本的には各容器の温度を制御すること
によって各容器間に圧力差を作り、その圧力差で冷媒が
送出され、循環するようにしている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の空調
装置においては、再生器12で発生した冷媒蒸気を凝縮
器16の中で、空冷ファン17からの風を送り込むこと
により凝縮させており、凝縮器16の出口温度はそのと
き外気温度と、バーナ13への燃料ガスの供給とから、
あらかじめ空冷ファン17の能力を設定して制御してい
る。
【0020】しかしながら、外気温度が低いときでも、
たとえば室内に多人数がいたり、室内で火を使う料理を
行なっている場合は、室内温度が外気温度より高くなる
ことがあり、冷房運転を行ないたいときがあるが、この
ようなときに、空冷ファン17を最小能力で回転させて
も、あるいは停止させても、凝縮器16の出口の冷媒温
度がなお下降し続けたり、実際の凝縮器出口温度と凝縮
器出口の目標温度(適正温度)との偏差が消えない場合
がある。凝縮器出口温度が必要以上に低下すると、凝縮
器16の圧力が低下し、凝縮器16の出口と蒸発器10
の入口の圧力差が確保できなくなり、液冷媒を安定に送
出することができなくなるという問題がある。
【0021】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
ので、一定時間以上空冷ファン17が最小能力で回転し
ているか、または停止している間に、凝縮器出口温度が
下降し続けるときや、凝縮器出口温度とその目標温度と
の偏差が消えない場合にも凝縮器16から蒸発器10へ
液冷媒を安定して送出するような空調装置を提供するこ
とを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、冷媒を吸冷媒を蒸発させる蒸発器と、冷
媒を吸収する吸収液を蓄え前記蒸発器で蒸発した冷媒蒸
気を該吸収液に吸収させる吸収器と、冷媒蒸気を吸収し
た希吸収液を加熱して冷媒蒸気と濃吸収液とを発生する
再生器と、該再生器で発生した冷媒蒸気を凝縮させる冷
却フィン付の凝縮器とを有し、前記凝縮器と前記蒸発器
との圧力差によって前記凝縮器から前記蒸発器へ冷媒を
送出せしめ、前記蒸発器において冷媒の蒸発により空調
すべき室内の空気を直接冷却し、この冷却した空気をダ
クトを介して室内に送風して冷房を行う吸収式冷凍機を
用いた空調装置において、前記凝縮器を冷却する空冷フ
ァンと、前記再生器を加熱するバーナで燃焼させるため
のガス供給量を室内温度と設定温度との差にもとづいて
制御する燃料供給制御手段と、外気温度と供給されるガ
ス量とに基づいて段階的にあるいは無段階で定める回転
数の範囲内において、凝縮器出口温度を所定の適正凝縮
器出口温度に保持するよう空冷ファンの回転を制御する
空冷ファン回転制御手段と、前記ガス供給量を段階的に
あるいは無段階で所定の範囲内におさめるためにガス供
給量の許容範囲を記憶する記憶手段と、前記空冷ファン
を一定時間以上最小能力で回転させてもあるいは停止さ
せても凝縮器出口温度が下降し続けていると判断したと
き、または凝縮器出口温度と前記適正凝縮器出口温度と
の差が所定値以下にならないときに前記記憶手段に記憶
された許容範囲に基づいてガス供給量を許容限度まで増
加させる制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0023】
【作用】本発明によれば、空調装置を起動させ、凝縮器
出口温度を一定に保つ空冷ファンの回転数を検出し、空
冷ファンが一定時間最小能力で回転しても、また停止し
てもなお凝縮器出口温度が下降し続けるときや、凝縮器
出口温度とその目標温度との偏差が消えない場合に、再
生器を加熱するバーナへの燃料ガスの供給量を許容され
るまで増加させることにより、凝縮器の圧力を高め液冷
媒を安定に送出させる。
【0024】
【実施例】以下本発明を図面に基づいて説明する。
【0025】図1は本発明を実施した単効用吸収式冷凍
機を用いた空調装置の一実施例の要部を示す。本発明に
よる空調装置の設置状態は図5に示したとおりである。
【0026】本発明による空調装置の構成は図4に示し
たと同じであるからその説明は省略するが、冷媒として
水、吸収液としてリチウムブロマイドが用いられる。
【0027】以下に図1を参照して本発明による空調装
置の制御に必要な電気回路と装置の作用について説明す
る。
【0028】T1は蒸発器10の上流側に設けられた室
内温度検出用のセンサ、T2は蒸発器10の下流側に設
けられた送風温度検出用のセンサ、T3は再生器の液面
レベル検出用のセンサ、T4は凝縮器温度検出用のセン
サ、T5は外気温度検出用のセンサ、T6は凝縮器出口
温度検出用のセンサである。
【0029】また、空調装置には、CPU、メモリ、駆
動回路からなるコントローラ30と、リモコン操作器6
(図5参照)からの設定信号を室内機2の受信部2aで
受け、受信部2aからの信号を受ける通信制御器31と
が設けられており、コントロラ30は温度センサT1、
T2、T4、T5、T6およびレベルセンサT3からの
信号と、通信制御器31からの信号とを受け、送風ファ
ン11、空冷ファン17、ポンプ23、燃料供給管14
の燃料供給制御弁15、弁V1、V2、V3、V4、V
5の動作を制御するようになっている。
【0030】次に図2を参照して冷房サイクルの動作を
説明する。
【0031】運転開始前は、弁V1、V3、V5は閉じ
ており、弁V2、V4は開いている。吸収液はすべて希
溶液タンク21に入っており、再生器12は空の状態に
なっている。
【0032】リモコン操作器6のスタートボタンをオン
すると、弁V1、V3、V5が開くと共に弁V2、V4
が閉じ(F−1)、モータM2 が駆動されてポンプ23
により希溶液タンク21から吸収液が再生器12に送出
される(F−2)。このときコントローラ30のCPU
はレベルセンサT3からの信号を見て再生器12の液面
が規定のレベルに達しているか否かを判断する(F−
3)。液面が規定のレベルに達しているときは、燃料供
給制御弁15を開いて燃料供給管14から燃料ガスを供
給しバーナ13に点火する(F−4)。
【0033】再生器12で冷媒蒸気が発生し凝縮器16
に流れ、凝縮器16の温度が次第に上昇する。コントロ
ーラ30のCPUは温度センサT4からの信号から凝縮
器16の温度が所定値に達したか否かを判断し(F−
5)、所定値に達したときはモータM1 により空冷ファ
ン17を回転させる(F−6)。
【0034】凝縮器16では再生器12から送られてく
る冷媒蒸気が液化し、この液化した冷媒は弁V5を介し
て冷媒タンク18に流入する。このときコントローラ3
0内のCPUは冷媒タンク18内の冷媒が所定量に達し
ているか否かを判断し(F−7)、所定量に達したとき
には、弁V5を閉じ(F−8)、送風ファン11を回転
させる(F−9)。
【0035】このとき凝縮器16からの冷媒はキャピラ
リ24を介して蒸発器10に流れ込み、蒸発器10では
冷媒が蒸発して蒸発潜熱を奪い、それによって送風ファ
ン11により吸気ダクト4を通って室内から送られてく
る空気を冷却する。冷却された空気は送風ダクト3を通
って室内機2に送られ、室5内に冷風として吹き出さ
れ、室5が冷房される(F−10)。
【0036】この冷房動作においては、蒸発器10で蒸
発して蒸気となった冷媒は吸収器20に流れ込み、そこ
で吸収液に吸収される。冷媒を吸収して濃度が低くなっ
た希吸収液は一旦希溶液タンク21に入った後ポンプ2
3により弁V3を通って熱交換器22で再生器12から
送り出される濃度の高い高温の濃吸収液と熱交換され、
再生器12に送り込まれる。この状態が運転の定常モー
ドである。
【0037】ここで冷房サイクル運転中における系の各
部における容器および吸収液、冷媒の温度および圧力を
例示すると次のようになる。
【0038】 温 度(℃) 圧 力(Torr) 蒸発器10: 10〜20 10〜20 再生器12: 60〜90 90〜110 凝縮器16: 50〜80 90〜110 吸収器20: 45〜50 11 冷媒タンク18: 30〜50 40〜50 希溶液タンク21: 40〜60 11 熱交換器22: 30〜90 ー 吸気ダクト4: 26(室温) − 送風ダクト3: 10〜15 − 希溶液: 35〜40 濃度:61% 濃溶液: 90 濃度:64.8% リモコン操作器6のスタートボタンをオフすると(F−
11)、停止処理を行った(F−12)後終了する。停
止処理としては、まず、バーナ13を消火し、弁V2、
V4を開き、弁V1を閉じる。次にしばらくしてからポ
ンプ23を停止し、弁V3を閉じ、送風ファン11およ
び空冷ファン17を停止する。このようにすることによ
り冷媒タンク18内の冷媒および再生器12内の吸収液
が希溶液タンク21にすべて流れ込む。これは装置が停
止している間に吸収液により冷媒タンク18や再生器1
2が腐食するのを防止し、濃溶液を希釈し晶析を防止す
るためである。
【0039】ところで、上記の空調装置は、吸収液の吸
収器20から再生器12への送出にポンプ23を用いて
いる点を除き、基本的には各容器の温度を制御すること
によって各容器間に圧力差を作り、その圧力差で冷媒が
送出され循環するようになっている。したがって、凝縮
器16から蒸発器10への冷媒の送出も圧力差によって
行われるため、あらかじめ設定された圧力を有する蒸発
器10に対して凝縮器16の出口温度は常に一定(本実
施例においては45℃)に保たれる必要がある。
【0040】ここで、凝縮器16の温度は再生器12に
おける加熱量の変化に基づく冷媒蒸気の発生量の変化
や、外気温度の変化に左右される。例えば冷媒蒸気の発
生量が増加したり、外気温度が上昇すれば、凝縮器16
の温度も上昇するので、凝縮器16の出口温度を一定に
保つためには、温度変化に応じて空冷ファン17の回転
数を上げたり下げたりしなければならない。そのためセ
ンサT6によって常に凝縮器16の出口温度を検出して
おり、検出された温度はコントローラ30に送られ、コ
ントローラ30は凝縮器16の出口温度がメモリ32に
記憶されている適正凝縮器出口温度(本実施例において
は45℃)に保たれるように空冷ファン17のモータM
1の回転数を制御する。
【0041】しかし、上記のように、単純に凝縮器16
の出口温度のみに基づいて空冷ファン17の回転数を制
御すると、室外機の設置環境が予想外に劣悪であった
り、室外機に異常があって凝縮器16の出口温度が下が
りにくい状況では、空冷ファン17が異常に高回転にな
り機器の寿命や性能に大きな影響を及ぼす場合も考えら
れるので、どうしても回転数に一定の歯止めが必要とな
る。
【0042】そこで、一定時間における空冷ファン17
の回転数の許容範囲をメモリ32に記憶させておき、空
冷ファン17の回転がこの許容範囲を越えないようにす
ればよい。
【0043】さらに、空冷ファン17の回転数の許容範
囲を以下のように段階的に定めておけば、きめの細かい
制御が可能である。すなわち、凝縮器16の出口温度を
45℃に保つための空冷ファン17の回転数の暫定値
は、外気温度と、再生器12における加熱量すなわち燃
料供給管14から供給される燃料ガスの量とから計算す
ることができるので、ある外気温度と供給される燃料ガ
スの量との組み合わせに対する空冷ファン17の回転数
の許容範囲をあらかじめメモリ32に記憶させておき、
センサT5で検出される外気温度と供給される燃料ガス
の量との組み合わせから、メモリ32に記憶された許容
範囲を越えないように空冷ファン17の回転を制御すれ
ばよい。
【0044】一方、凝縮器16の温度を左右する再生器
12における冷媒蒸気の発生量は再生器12を加熱する
ために燃料供給管14から供給される燃料ガスの量に基
づくが、この燃料ガスの供給量はコントローラ30によ
る燃料供給制御弁15の開閉によって制御される。ま
た、このコントローラ30による燃料ガスの供給量の制
御はセンサT1で検出される室内温度と、リモコン装置
6で設定される設定温度の差から演算される空調負荷に
基づいて行われる。
【0045】すなわち、コントローラ30ではセンサT
1で検出される室内温度と、リモコン装置6で設定され
る設定温度との差から空調負荷を演算し、次に、その得
られた空調負荷に適合した送風ファン11の送風量を決
定すると共に、この送風量から蒸発器10に必要とされ
る蒸発量を演算する。この演算によって得られた蒸発量
の冷媒を再生器12で発生させるのに必要とされるバー
ナ13の熱量を演算してその熱量が得られるように燃料
ガスの供給量を燃料供給制御弁15を開閉して調整す
る。
【0046】ここで、外気温度が低いときにたとえば室
内に大勢の人がいたり、室内で火器を使って料理をして
いるときなどは、室内温度が外気温度より高くなるため
に室内を冷房したいことがある。このような場合に冷房
運転を行なうときに、空冷ファン17を最小能力で回転
させてもあるいは空冷ファン17を停止させても、凝縮
器出口温度が下降し続けたり、適正凝縮器出口温度と凝
縮器出口温度との偏差が消えない場合、再生器12の冷
媒蒸気の発生量を増大させれば(すなわち燃料供給弁1
5を大きく開いて燃料ガスの供給量を増加すれば)凝縮
器16の出口温度を高めることが可能となる。
【0047】そこで、本実施例においては、空冷ファン
17を最小能力で回転させても、あるいは空冷ファン1
7を停止させても、凝縮器出口温度が下降し続けたり、
その適正温度との偏差が所定値以上の場合にこれを判断
し、あらかじめメモリ32に設定した燃料ガスの供給量
の許容範囲内で燃料ガスの供給を増やすようにした。
【0048】次に図3を参照しながら、凝縮器16の出
口温度を制御する動作について説明する。
【0049】ここでは、メモリ32にすでに空冷ファン
17の回転数の許容範囲のデータおよび燃料ガスの供給
量の許容範囲のデータは記憶され、また凝縮器出口温度
がメモリ32に時系列的に記憶され、空調機のサイクル
に応じて実状にあった適正凝縮器出口温度がメモリ32
に記憶されているものとする。
【0050】空調装置を起動させ、空冷ファン17の作
動が開始すると(P−1)、凝縮器16の出口温度をセ
ンサT6によって検出し、コントローラ30により凝縮
器16の出口温度を45℃に保つよう空冷ファン17の
回転を制御する(P−2)。また、凝縮器16の出口温
度を45℃に保つための実際の空冷ファン17の回転数
を検出してメモリ32に記憶する(P−3)。
【0051】次にステップ(P−3)で検出された空冷
ファン17の回転数がメモリ32に記憶されている回転
数の下限に達しているか否か、すなわち空冷ファン17
が最小能力で回転しているか否かを判断する(P−
4)。
【0052】空冷ファン17の回転が最小能力に達して
いない場合はステップ(P−3)に戻る。一方、空冷フ
ァン17の回転が最小能力に達したと判断した場合はそ
の時点から一定時間計測し、その間最小能力の回転が継
続しているか否か判断する(P−5)。
【0053】一定時間経過しないうちに空冷ファン17
の回転数が低下すればメモリ32に記憶された回転数の
データをクリアしてステップ(P−3)に戻る。一方、
空冷ファン17の最小能力での回転が一定時間継続した
と判断した場合はセンサT6で検出される凝縮器出口温
度をメモリ32に時系列的に記憶させる(P−6)。
【0054】空冷ファン17を最小能力で回転させる
か、または停止させても凝縮器出口温度が下降し続けた
り、適正凝縮器出口温度と凝縮器出口温度の偏差が所定
値以下にならない場合がある。そこで、ステップ(P−
6)で時系列的に記憶された凝縮器16の出口温度が下
降を続ける場合は直ちに燃料供給制御弁15の開閉を調
整して燃料ガスの供給量を許容範囲まで増加させる(P
−10)。
【0055】一方、ステップ(P−7)で、凝縮器16
の出口温度が下降していないと判断した場合は、メモリ
32に記憶されている適正凝縮器出口温度(本実施例に
おいては45℃)との差を時系列的に記憶させる(P−
8)。そして、一定時間計測後、その差が所定値以下に
ならない場合は(P−9)、燃料供給制御弁15の開度
を増加して燃料ガスの供給量を許容範囲まで増加させる
(P−10)。その結果その差が所定値以下になった場
合は、それまでの時系列的に記憶されたデータをクリア
してステップ(P−3)に戻る。
【0056】なお、上記実施例では、空冷ファン17が
最小能力で回転した場合または停止した場合の凝縮器1
6の出口温度の(1)下降、または(2)適正凝縮器出
口温度との一定以上の差という2つの判断基準を組み合
わせて燃料ガスの供給量を増加させているが、どちらか
一方のみの判断手段を設けるだけでもよい。
【0057】なお、上記説明では凝縮器出口温度につい
て論じたが、その代わりに凝縮機内の凝縮冷媒温度につ
いて論じても良い。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による装置
は、外気が低い条件での運転中などに、空冷ファンを最
小能力で回転させても、あるいは停止させても、なお凝
縮冷媒温度が上がらないか、または下降し続けていると
き、許容されるまで再生器加熱用バーナへの燃料ガスの
供給量を増やすことにより凝縮器と蒸発器の圧力差を確
保し、液冷媒を安定的に送出して安定な運転を続けるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空調装置の一実施例のブロック図
である。
【図2】本発明による空調装置の定常モードにおける運
転動作のフローチャートを示す。
【図3】本発明による空調装置の凝縮器の出口温度を制
御する動作のフローチャートでる。
【図4】本出願人により提案された空調装置の変形例の
ブロック図である。
【図5】空調装置の設置状態を示す。
【符号の説明】
1 室外機 2 室内機 3 送風ダクト 4 吸気ダクト 5 室 6 リモコン操作器 10 蒸発器 11 送風ファン 12 再生器 13 バーナ 14 燃料供給管 15 燃料供給制御弁 16 凝縮器 17 空冷ファン 18 冷媒タンク 20 吸収器 21 希溶液タンク 30 コントローラ 31 通信制御器 T1、T2、T3、T4、T5、T6 センサ V1、V2、V3、V4、V5 弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒を蒸発させる蒸発器と、冷媒を吸収
    する吸収液を蓄え前記蒸発器で蒸発した冷媒蒸気を該吸
    収液に吸収させる吸収器と、冷媒蒸気を吸収した希吸収
    液を加熱して冷媒蒸気と濃吸収液とを発生する再生器
    と、該再生器で発生した冷媒蒸気を凝縮させる冷却フィ
    ン付の凝縮器とを有し、前記凝縮器と前記蒸発器との圧
    力差によって前記凝縮器から前記蒸発器へ冷媒を送出せ
    しめ、前記蒸発器において冷媒の蒸発により空調すべき
    室内の空気を直接冷却し、この冷却した空気をダクトを
    介して室内に送風して冷房を行う吸収式冷凍機を用いた
    空調装置において、 前記凝縮器を冷却する空冷ファンと、 前記再生器を加熱するバーナで燃焼させるためのガス供
    給量を室内温度と設定温度との差にもとづいて制御する
    燃料供給制御手段と、 外気温度と供給されるガス量とに基づいて段階的にある
    いは無段階で定める回転数の範囲内において、凝縮器出
    口温度を所定の適正凝縮器出口温度に保持するよう空冷
    ファンの回転を制御する空冷ファン回転制御手段と、 前記ガス供給量を段階的にあるいは無段階で所定の範囲
    内におさめるためにガス供給量の許容範囲を記憶する記
    憶手段と、 前記空冷ファンを一定時間以上最小能力で回転させても
    あるいは停止させても凝縮器出口温度が下降し続けてい
    ると判断したとき、または凝縮器出口温度と前記適正凝
    縮器出口温度との差が所定値以下にならないときに前記
    記憶手段に記憶された許容範囲に基づいてガス供給量を
    許容限度まで増加させる制御手段と、を備えたことを特
    徴とする空調装置。
JP6282135A 1994-11-16 1994-11-16 吸収式冷凍機を用いた空調装置 Withdrawn JPH08145495A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6170230B1 (en) 1998-12-04 2001-01-09 Automed Technologies, Inc. Medication collecting system
US6256967B1 (en) 1998-08-27 2001-07-10 Automed Technologies, Inc. Integrated automated drug dispenser method and apparatus
US6370841B1 (en) 1999-12-03 2002-04-16 Automed Technologies, Inc. Automated method for dispensing bulk medications with a machine-readable code

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US6742671B2 (en) 1998-08-27 2004-06-01 Automed Technologies, Inc. Integrated automated drug dispenser method and apparatus
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