JPH0814369B2 - 石炭燃焼炉の燃焼制御装置 - Google Patents
石炭燃焼炉の燃焼制御装置Info
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- JPH0814369B2 JPH0814369B2 JP3061655A JP6165591A JPH0814369B2 JP H0814369 B2 JPH0814369 B2 JP H0814369B2 JP 3061655 A JP3061655 A JP 3061655A JP 6165591 A JP6165591 A JP 6165591A JP H0814369 B2 JPH0814369 B2 JP H0814369B2
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- Japan
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- combustion
- coal
- pulverized coal
- ash
- pulverized
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23N—REGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
- F23N5/00—Systems for controlling combustion
- F23N5/003—Systems for controlling combustion using detectors sensitive to combustion gas properties
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23N—REGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
- F23N1/00—Regulating fuel supply
- F23N1/02—Regulating fuel supply conjointly with air supply
- F23N1/022—Regulating fuel supply conjointly with air supply using electronic means
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23K—FEEDING FUEL TO COMBUSTION APPARATUS
- F23K2201/00—Pretreatment of solid fuel
- F23K2201/10—Pulverizing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23N—REGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
- F23N2223/00—Signal processing; Details thereof
- F23N2223/52—Fuzzy logic
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23N—REGULATING OR CONTROLLING COMBUSTION
- F23N2241/00—Applications
- F23N2241/18—Incinerating apparatus
-
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10S706/90—Fuzzy logic
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Feedback Control In General (AREA)
- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は石炭燃焼炉の燃焼排ガ
ス中に含まれる有害物質や灰中未燃分、微粉炭機の動力
データ等を監視して燃焼炉を安全かつ効率的に運転する
ための微粉炭燃焼方式による石炭燃焼炉の燃焼制御装置
に関する。
ス中に含まれる有害物質や灰中未燃分、微粉炭機の動力
データ等を監視して燃焼炉を安全かつ効率的に運転する
ための微粉炭燃焼方式による石炭燃焼炉の燃焼制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、石油代替えエネルギーとして石炭
が見直され、発電用ボイラとして微粉炭燃焼技術が注目
されている。この技術そのものは既に完成された技術
で、石炭を微粉炭機(ミル)によって粉砕し、得られる
石炭粉末を粗粉分離器によって粗粉炭と微粉炭とに分離
し、微粉炭のみをバーナから燃焼炉へガスのように噴出
させて燃焼させるものである。
が見直され、発電用ボイラとして微粉炭燃焼技術が注目
されている。この技術そのものは既に完成された技術
で、石炭を微粉炭機(ミル)によって粉砕し、得られる
石炭粉末を粗粉分離器によって粗粉炭と微粉炭とに分離
し、微粉炭のみをバーナから燃焼炉へガスのように噴出
させて燃焼させるものである。
【0003】図3に微粉炭燃焼方式による発電用ボイラ
の概略的構成図を示す。同図において、給炭機10に貯
えられた石炭はミル11に送られてローラ12で必要な
粒度に粉砕され、粗粉分離器13で粗粉炭と微粉炭とに
分離される。粗粉分離器13には、羽根(ベーン)の開
度を変えることによって粗粉炭と微粉炭とを分離するベ
ーン方式、遠心分離によって粗粉炭と微粉炭とを分離す
る回転方式等がある。
の概略的構成図を示す。同図において、給炭機10に貯
えられた石炭はミル11に送られてローラ12で必要な
粒度に粉砕され、粗粉分離器13で粗粉炭と微粉炭とに
分離される。粗粉分離器13には、羽根(ベーン)の開
度を変えることによって粗粉炭と微粉炭とを分離するベ
ーン方式、遠心分離によって粗粉炭と微粉炭とを分離す
る回転方式等がある。
【0004】粗粉分離器13で分離された微粉炭は一次
空気と共に燃焼炉14のバーナ15に送られる。一次空
気は石炭を乾燥させて燃焼しやすくすると同時に微粉炭
をバーナ15に送るための運搬用空気であり、燃焼に必
要な空気量の10〜30%程度が使用される。残りの空
気はバーナ15の噴射口の周囲から二次空気として与え
られる。また、着火の安定を図るために、または火炎の
形状を調整するために三次空気を与えることもある。ま
た、バーナ15から離れて燃焼炉14の適当な箇所から
燃焼ガスの進行方向に二段燃焼法による二段燃焼空気を
与える。
空気と共に燃焼炉14のバーナ15に送られる。一次空
気は石炭を乾燥させて燃焼しやすくすると同時に微粉炭
をバーナ15に送るための運搬用空気であり、燃焼に必
要な空気量の10〜30%程度が使用される。残りの空
気はバーナ15の噴射口の周囲から二次空気として与え
られる。また、着火の安定を図るために、または火炎の
形状を調整するために三次空気を与えることもある。ま
た、バーナ15から離れて燃焼炉14の適当な箇所から
燃焼ガスの進行方向に二段燃焼法による二段燃焼空気を
与える。
【0005】二段燃焼法は燃焼用空気を燃焼炉14に二
段階に分けて供給する方法で、バーナ15から供給する
一段目の空気(一次〜三次空気)を故意に空気不足にし
て不完全燃焼させ、環元雰囲気を譲成させて一酸化窒素
(NO)の生成を抑え、不足分の空気を二段目の空気
(二段燃焼空気)としてバーナ15から離れた適当な箇
所から供給して完全燃焼させる方法である。これらの各
空気は押込通風機16から空気予熱器17を通じて送り
込まれ、二段燃焼空気の量は二段燃焼空気ダンパ18に
よって調節される。
段階に分けて供給する方法で、バーナ15から供給する
一段目の空気(一次〜三次空気)を故意に空気不足にし
て不完全燃焼させ、環元雰囲気を譲成させて一酸化窒素
(NO)の生成を抑え、不足分の空気を二段目の空気
(二段燃焼空気)としてバーナ15から離れた適当な箇
所から供給して完全燃焼させる方法である。これらの各
空気は押込通風機16から空気予熱器17を通じて送り
込まれ、二段燃焼空気の量は二段燃焼空気ダンパ18に
よって調節される。
【0006】燃焼炉14で発生した熱は放射あるいは燃
焼ガスの接触によって蒸発水管19内の水に伝えられ、
水を蒸発させる。燃焼ガスは熱の回収を図るための空気
予熱器17を通り誘引通風機20によって煙突21から
放出される。ボイラの運転に当たっては、燃焼効率の向
上を図ると同時に環境対策上燃焼ガス中に含まれる窒素
酸化物(NOx )や硫黄酸化物(SOx )等の有害物質
を規制値以下に抑える必要がある。とくに石炭を燃料と
するボイラでは、燃焼速度が石油,ガス等の燃料に比べ
て格段に遅いことから燃焼炉の温度の低下に伴って燃焼
効率に影響を及ぼす灰中未燃分(H2 ,CH4 など)の
残存量が増加する傾向にある。また、石炭自体に含まれ
る窒素成分が燃焼によってNOx に転換するため、NO
x 排出量が石油,ガス等の燃料に比べて格段に増加する
傾向にある。
焼ガスの接触によって蒸発水管19内の水に伝えられ、
水を蒸発させる。燃焼ガスは熱の回収を図るための空気
予熱器17を通り誘引通風機20によって煙突21から
放出される。ボイラの運転に当たっては、燃焼効率の向
上を図ると同時に環境対策上燃焼ガス中に含まれる窒素
酸化物(NOx )や硫黄酸化物(SOx )等の有害物質
を規制値以下に抑える必要がある。とくに石炭を燃料と
するボイラでは、燃焼速度が石油,ガス等の燃料に比べ
て格段に遅いことから燃焼炉の温度の低下に伴って燃焼
効率に影響を及ぼす灰中未燃分(H2 ,CH4 など)の
残存量が増加する傾向にある。また、石炭自体に含まれ
る窒素成分が燃焼によってNOx に転換するため、NO
x 排出量が石油,ガス等の燃料に比べて格段に増加する
傾向にある。
【0007】したがって、ボイラの運転中には、燃焼炉
14の出口や煙道などにセンサを設けて排ガス中の成分
を監視し、灰中未燃分の増加に対しては粗粉分離器13
を制御して石炭の微粉粒度を細かくして燃焼効率を上
げ、NOx 濃度の上昇に対しては二段燃焼空気比率を変
化させて規定値以下に抑える必要がある。
14の出口や煙道などにセンサを設けて排ガス中の成分
を監視し、灰中未燃分の増加に対しては粗粉分離器13
を制御して石炭の微粉粒度を細かくして燃焼効率を上
げ、NOx 濃度の上昇に対しては二段燃焼空気比率を変
化させて規定値以下に抑える必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、灰中未燃分
はバーナ15で燃焼する石炭の微粉粒度によって大きく
変動し、微粉粒度が細かいほど燃焼用空気と接触する表
面積が多くなり、よく燃焼して灰中未燃分が低減する。
一方、NOx 濃度は微粉粒度や炭種によりいろいろ変動
する。また、低NOx 燃焼法である二段燃焼法によると
炉内温度が低下するため灰中未燃分は逆に増加する。さ
らに、微粉粒度を決定する粗粉分離器13の設定はミル
動力管理側からの制約を受け、ミル動力は炭種,給炭
量,ローラ摩擦状態でも変動する。
はバーナ15で燃焼する石炭の微粉粒度によって大きく
変動し、微粉粒度が細かいほど燃焼用空気と接触する表
面積が多くなり、よく燃焼して灰中未燃分が低減する。
一方、NOx 濃度は微粉粒度や炭種によりいろいろ変動
する。また、低NOx 燃焼法である二段燃焼法によると
炉内温度が低下するため灰中未燃分は逆に増加する。さ
らに、微粉粒度を決定する粗粉分離器13の設定はミル
動力管理側からの制約を受け、ミル動力は炭種,給炭
量,ローラ摩擦状態でも変動する。
【0009】このように、NOx 濃度,灰中未燃分,ミ
ル動力等のプラント状態量と二段燃焼空気割合,粗粉分
離器設定の操作量とは相互に干渉し合う因子が多く、こ
れまでは熟練者の勘と経験に基づく操作ノウハウに頼ら
ざるを得なかった。この発明は、有害物質であるNOx
や燃焼効率に影響のある灰中未燃分を適正範囲内に納め
るために必要な操作量を、現在の状況から推論して求
め、燃焼炉を安定的に運転制御することを目的とする。
ル動力等のプラント状態量と二段燃焼空気割合,粗粉分
離器設定の操作量とは相互に干渉し合う因子が多く、こ
れまでは熟練者の勘と経験に基づく操作ノウハウに頼ら
ざるを得なかった。この発明は、有害物質であるNOx
や燃焼効率に影響のある灰中未燃分を適正範囲内に納め
るために必要な操作量を、現在の状況から推論して求
め、燃焼炉を安定的に運転制御することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、微粉炭燃焼
方式の石炭燃焼炉において、燃焼排ガス中に含まれる窒
素酸化物および灰中未燃分の各濃度データと、微粉炭機
の動力データとをファジイ量として定性的に評価し、そ
の評価結果に基づいてファジィ推論により、窒素酸化物
の抑制に効果的な二段燃焼空気割合と、灰中未燃分の抑
制に効果的な微粉粒度を決定する粗粉分離器とを制御す
ることを特徴とする。
方式の石炭燃焼炉において、燃焼排ガス中に含まれる窒
素酸化物および灰中未燃分の各濃度データと、微粉炭機
の動力データとをファジイ量として定性的に評価し、そ
の評価結果に基づいてファジィ推論により、窒素酸化物
の抑制に効果的な二段燃焼空気割合と、灰中未燃分の抑
制に効果的な微粉粒度を決定する粗粉分離器とを制御す
ることを特徴とする。
【0011】
【作用】この発明による燃焼制御装置においては、燃焼
排ガス中に含まれる窒素酸化物濃度データと、灰中未燃
分濃度データと、微粉炭機の動力データとをファジイ量
として各々対応するメンバーシップ関数によって定性的
に評価し、ある状況のときに操作出力をどう制御するか
を予め定めた制御ルールから、評価した値に合った制御
ルールを検索してファジィ推論により二段燃焼空気割合
および粗粉分離器の各最適操作量を推論する。こうして
推論した各最適操作量に基づき、二段燃焼法における二
段燃焼空気割合を制御して排ガス中の窒素酸化物を抑制
し、かつ粗粉分離器のベーン開度または回転数を制御し
て微粉粒度を変化させ、排ガス中の灰中未燃分を抑制す
る。
排ガス中に含まれる窒素酸化物濃度データと、灰中未燃
分濃度データと、微粉炭機の動力データとをファジイ量
として各々対応するメンバーシップ関数によって定性的
に評価し、ある状況のときに操作出力をどう制御するか
を予め定めた制御ルールから、評価した値に合った制御
ルールを検索してファジィ推論により二段燃焼空気割合
および粗粉分離器の各最適操作量を推論する。こうして
推論した各最適操作量に基づき、二段燃焼法における二
段燃焼空気割合を制御して排ガス中の窒素酸化物を抑制
し、かつ粗粉分離器のベーン開度または回転数を制御し
て微粉粒度を変化させ、排ガス中の灰中未燃分を抑制す
る。
【0012】
【実施例】図1は、この発明による石炭燃焼炉の燃焼制
御装置の一実施例を示すブロック図である。この装置は
排ガス中のNOx 濃度および灰中未燃分濃度、ミル11
のミル動力の各データを逐次取り込み、ファジィ制御部
1によって二段燃焼空気割合の操作変動量および粗粉分
離器13(図3)の操作変動量の最適値を求め、NOx
濃度および灰中未燃分濃度を安定領域に導くものであ
る。
御装置の一実施例を示すブロック図である。この装置は
排ガス中のNOx 濃度および灰中未燃分濃度、ミル11
のミル動力の各データを逐次取り込み、ファジィ制御部
1によって二段燃焼空気割合の操作変動量および粗粉分
離器13(図3)の操作変動量の最適値を求め、NOx
濃度および灰中未燃分濃度を安定領域に導くものであ
る。
【0013】NOx 濃度データはNOx 濃度センサによ
って取り込む。また、灰中未燃分濃度データは火炎温度
やバーナへの石炭供給量等のデータから演算して推定し
(例えば、特開平2−208412号参照)、ミル動力
データはセンサにより入力しミル負荷に対してノーマラ
イズしている。
って取り込む。また、灰中未燃分濃度データは火炎温度
やバーナへの石炭供給量等のデータから演算して推定し
(例えば、特開平2−208412号参照)、ミル動力
データはセンサにより入力しミル負荷に対してノーマラ
イズしている。
【0014】ファジィ制御部1は各入力データを対応す
るメンバーシップ関数によって定性的に評価する評価部
2と、ある状況のときに出力をどう制御するかの制御ル
ールを定めた制御ルール部3と、評価部2で評価した値
に合った制御ルールを制御ルール部3から検索して各操
作変動量の最適値を推論するファジィ推論部4とからな
る。
るメンバーシップ関数によって定性的に評価する評価部
2と、ある状況のときに出力をどう制御するかの制御ル
ールを定めた制御ルール部3と、評価部2で評価した値
に合った制御ルールを制御ルール部3から検索して各操
作変動量の最適値を推論するファジィ推論部4とからな
る。
【0015】評価部2におけるメンバーシップ関数は石
炭の混炭比率およびボイラ負荷によって変動する。ま
た、制御ルール部3に格納されている制御ルールは熟練
者の知識・経験あるいはこれまで蓄積されてきた豊富な
データベースに基づいて作成されたプロダクション・ル
ールで、「if 前件部 then 後件部」の形式で記述さ
れている。
炭の混炭比率およびボイラ負荷によって変動する。ま
た、制御ルール部3に格納されている制御ルールは熟練
者の知識・経験あるいはこれまで蓄積されてきた豊富な
データベースに基づいて作成されたプロダクション・ル
ールで、「if 前件部 then 後件部」の形式で記述さ
れている。
【0016】いま、NOx 濃度NXがm1,灰中未燃分
濃度UMがm2,ミル動力MPがm3であり、あるルー
ルが「if NX=BG,UM=MD,MP=SM then
TS=BG,MV=MD」であるとすると、評価部2
の各メンバーシップ関数からこのルールにあてはまる度
合f1,f2,f3が求まる。なお、メンバーシップ関
数中の記号SM,MD,BGはそれぞれ“Small”
(小),“Middle"(中),“Big”(大)を表してい
る。
濃度UMがm2,ミル動力MPがm3であり、あるルー
ルが「if NX=BG,UM=MD,MP=SM then
TS=BG,MV=MD」であるとすると、評価部2
の各メンバーシップ関数からこのルールにあてはまる度
合f1,f2,f3が求まる。なお、メンバーシップ関
数中の記号SM,MD,BGはそれぞれ“Small”
(小),“Middle"(中),“Big”(大)を表してい
る。
【0017】ファジィ推論部4では、推論法として「m
ax−min論理積」を適用して度合f1〜f3の中か
ら最小値f1を取り、この最小値f1のフラットなメン
バーシップ関数と後件部のTS=BGのメンバーシップ
関数との論理積を求める。図式的には、図2に示すよう
に、後件部のメンバーシップ関数BGの頭切りを行って
BG’を求める。同様にして、後件部のMV=MDに対
してMD’を求める(図2(a))。
ax−min論理積」を適用して度合f1〜f3の中か
ら最小値f1を取り、この最小値f1のフラットなメン
バーシップ関数と後件部のTS=BGのメンバーシップ
関数との論理積を求める。図式的には、図2に示すよう
に、後件部のメンバーシップ関数BGの頭切りを行って
BG’を求める。同様にして、後件部のMV=MDに対
してMD’を求める(図2(a))。
【0018】他のルールについても同様の演算を行いM
D”,BG”を求める(図2(b))。そして、BG’およ
びMD”、MD’およびBG”の各論理和を取り、重心
法により図形の重心を求めると(図2(c))、この重心の
台集合の値q1,q2が確定出力TSおよびMVとな
る。
D”,BG”を求める(図2(b))。そして、BG’およ
びMD”、MD’およびBG”の各論理和を取り、重心
法により図形の重心を求めると(図2(c))、この重心の
台集合の値q1,q2が確定出力TSおよびMVとな
る。
【0019】こうして求めた出力TSによって二段燃焼
空気ダンパ18を調節して二段燃焼空気割合を制御し、
出力MVによって分離器13のベーン開度または回転数
を制御し、燃焼排ガス中のNOx 濃度および灰中未燃分
濃度を安定領域に導くように制御する。
空気ダンパ18を調節して二段燃焼空気割合を制御し、
出力MVによって分離器13のベーン開度または回転数
を制御し、燃焼排ガス中のNOx 濃度および灰中未燃分
濃度を安定領域に導くように制御する。
【0020】
【発明の効果】この発明によれば、燃焼排ガス中に含ま
れるNOx 濃度および灰中未燃分濃度を適正範囲内に納
めるための二段燃焼空気割合および粗粉分離器操作量
を、ファジィ推論によって精度よく定性的に求めること
ができ、石炭燃焼炉を安全かつ効率的に運転制御するこ
とが可能となる。
れるNOx 濃度および灰中未燃分濃度を適正範囲内に納
めるための二段燃焼空気割合および粗粉分離器操作量
を、ファジィ推論によって精度よく定性的に求めること
ができ、石炭燃焼炉を安全かつ効率的に運転制御するこ
とが可能となる。
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】ファジィ推論の推論方法を説明するための図で
ある。
ある。
【図3】発電用ボイラの概略的構成図である。
1 ファジィ制御部 2 評価部 3 制御ルール部 4 ファジィ推論部 13 粗粉分離器 18 二段燃焼空気ダンパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮本 裕一 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (56)参考文献 特開 平3−29002(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】 石炭を微粉炭機によって粉砕し、粗粉分
離器によって所定の粒度以下の微粉炭のみを分離し、分
離した微粉炭を燃焼炉で燃焼させる微粉炭燃焼方式の石
炭燃焼炉において、燃焼排ガス中に含まれる窒素酸化物
および灰中未燃分の各濃度データと、前記微粉炭機の動
力データとをファジイ量として定性的に評価し、その評
価結果に基づいてファジィ推論により、前記窒素酸化物
の抑制に効果的な二段燃焼空気割合と、前記灰中未燃分
の抑制に効果的な微粉粒度を決定する前記粗粉分離器と
を制御することを特徴とする石炭燃焼炉の燃焼制御装
置。 - 【請求項2】 石炭を微粉炭機によって粉砕し、粗粉分
離器によって所定の粒度以下の微粉炭のみを分離し、分
離した微粉炭を燃焼炉で燃焼させる微粉炭燃焼方式の石
炭燃焼炉において、燃焼排ガス中に含まれる窒素酸化物
および灰中未燃分の各濃度データと、前記微粉炭機の動
力データとを、各々対応するメンバーシップ関数によっ
て定性的に評価する評価手段と、ある状況のときに操作
出力をどう制御するかの制御ルールを予め定めた制御ル
ール手段と、前記評価手段で評価した値に合った制御ル
ールを前記ルール手段から検索して前記排ガス中の窒素
酸化物濃度を抑制する二段燃焼空気割合および前記排ガ
ス中の灰中未燃分濃度を抑制する前記粗粉分離器の各最
適操作量を推論するファジィ推論手段とを備え、前記推
論した各最適操作量に基づいて前記窒素酸化物濃度およ
び前記灰中未燃分濃度を安定領域に導くことを特徴とす
る石炭燃焼炉の燃焼制御装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3061655A JPH0814369B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 石炭燃焼炉の燃焼制御装置 |
US07/815,800 US5158024A (en) | 1991-03-26 | 1992-01-02 | Combustion control apparatus for a coal-fired furnace |
EP19920100198 EP0505671A3 (en) | 1991-03-26 | 1992-01-08 | A combustion control apparatus for a coal-fired furnace |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3061655A JPH0814369B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 石炭燃焼炉の燃焼制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04297719A JPH04297719A (ja) | 1992-10-21 |
JPH0814369B2 true JPH0814369B2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=13177459
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3061655A Expired - Lifetime JPH0814369B2 (ja) | 1991-03-26 | 1991-03-26 | 石炭燃焼炉の燃焼制御装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5158024A (ja) |
EP (1) | EP0505671A3 (ja) |
JP (1) | JPH0814369B2 (ja) |
Families Citing this family (29)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5271674A (en) * | 1992-12-21 | 1993-12-21 | Riley Storker Corporation | Apparatus and method for predicting ash deposition on heated surfaces of a fuel burning combustion vessel |
JPH06205935A (ja) * | 1992-12-25 | 1994-07-26 | Toshiba Corp | 脱硝制御装置 |
DE4308055A1 (de) * | 1993-03-13 | 1994-09-15 | Rwe Entsorgung Ag | Verfahren zur Regelung thermischer Prozesse |
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