JPH08142969A - 楕円型にしたクランク・ギヤー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 駆動効率がよくて、快適な走行をする、自
転車を提供する。 【構 成】 クランクの軸線の方向を長軸にした、楕円
型のクランク・ギヤーを使用することによって、クラン
ク・ギヤーの駆動部分の歯数を増し、空走部分の歯数を
少なくして、駆動効率をよくした合理的な自転車であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】〔産業上の利用分野〕この発明は、ペタル
の踏圧を回転運動に変換して走行する自転車に関するも
のである。

【０００２】〔従来の技術〕従来の自転車のクランク・
ギヤーは円型であったので、歯数は、中心角に対して同
率であり、駆動効率をよくするための処理はなされてい
なかった。

【０００３】〔発明が解決しようとする課題〕ペタル踏
圧の力を、後輪の回転力として効果的に変換するため
に、クランク・ギヤーの駆動部分の比率を空走部分に比
べて大きくして、走行を快適にすることを目的として発
明されたものである。

【０００４】〔課題を解決するための手段〕クランク・
ギヤーを、クランク軸方向を長軸にした楕円型のクラン
ク・ギヤー（１）にすることによって、駆動部分の歯数
を増し、空走部分の歯数を減らして、駆動効率をよくし
た。

【０００５】〔作 用〕ペタル（４）の踏圧を駆動力と
して、最も有効に得られるのは、クランク（２）の軸方
向を水平にした場合の、クランク軸線の上下各４５°の
範囲内である。本発明はクランク軸方向を長軸にした楕
円型のフランク・ギヤー（１）であるので、ペタル踏下
げによる駆動期に、チェーン（３）によって効果的に後
輪へ回転力として伝えることができる。

【０００６】〔実施例〕本発明による楕円型のクランク
・ギヤー（１）を、自転車に、クランク・ギヤーの楕円
の長軸方向をクランク（２）の軸線方向にして使用した
ところ、すこぶる軽快な走行をすることができた。楕円
型ギヤーの長短軸差を更に大きくする場合には、歯の両
側に補助板（６）を付けることによって、楕円型のクラ
ンク・ギヤーを補強すると共に、チェーン（３）を歯
（８）へ順調に送り込むことができる。

【０００７】〔発明の効果〕ペタルの踏圧から有効な駆
動が得られるのは、クランク・ギヤーのクランク軸線が
水平になっているときの、クランク軸方向の上下各４５
°の範囲内である。本発明は、クランクの軸線方向が、
楕円型ギヤーの長軸となっているので歯数が中心角に対
して多くなっており、さらに、空走部分の短軸側では中
心角に対して歯数が少なくなっているので、運転者の脚
力を効率よく後輪へ駆動力として伝えることができるの
で、従来の自転車に比べて優れた軽快な走行ができる。

【図面の簡単な説明】

【図 １】本発明の側面図である。

【図 ２】本発明に補助板を付けた斜視図である。

【図 ３】本発明に補助板を付けた断面図である。

【図 ４】従来のクランク・ギヤーの側面図である。

【符号の説明】

１ 楕円型のクランク・ギヤー ２ クランク ３ チェーン ４ ペタル ５ 車体フレーム ６ 補助板 ７ クランク・シャフト ８ 歯 ９ 従来の円型のクランク・ギヤー

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 クランク軸方向を長軸にした楕円型のク
   ランク・ギヤー。