JP3041620U - 非対称角度の自転車ペダル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自転車ペダルは踏む力に切れ目があり、登坂
時や向風などで難儀がある。これを少しでも緩和した
い。 【解決手段】 図のように左側のペダル（６）を一番下
えへ踏んだとき、もとのペダル（３）は出力しにくいの
で、右側のペダル（４）の位置にあるよう、あらかじめ
取付けておくと、すぐ出力になる。この切れ目のない出
力は従来のペダル車より遥かに強いので、この強い惰力
が次に踏む左側のペダル（６）の不利な作動を補ってく
れる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は自転車のペダルに係るもので、詳しくは２個のペダル間を非対称的に 回転軸に固定した、構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の自転車のペダルクランクは、２本が対称的に１８０゜間隔に回転軸に固 定されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の自転車では、ペダル間のトルクの切れ目があり、平地ではそれが微弱で も、登坂などに於いては歴然としてくる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

ペダルクランク間の対照的な取付方を破って、何れかのクランクをずらして取 付ければ切れ目が少なくなる。

【０００５】

【考案の実施の形態】

考案の実施の形態について図面を参照して説明する。ペダルクランク間の狭め は、何れのクランクでも、また図面の逆の方向でも自由であるが、本図面に依っ て説明すれば、もとのペダルクランク（１）から右側のペダルクランク（２）へ ずらした角度を１５゜程度に狭めて、回転軸に固定する。

【０００６】

【考案の効果】

本考案は上述のとおり構成されているので、次に記載する効果がある。

【０００７】 狭め角１５゜程度の場合、図の状態で、即ち左側のペダル（６）が深く踏み込 まれた場合は、右側のペダル（４）は出力充分な状態にある。従ってトルクの切 れ目はなくなる。

【０００８】 右側のペダル（４）はトルクの切れ目なしで、力強く作動するので、その惰力 が次に作動する左側のペダル（６）の不利を補ってくれる。

【０００９】 考案者のスライディングサドル（実用新案登録番号第３０２６９２９号）を取 付けた自転車に本考案を取付けると、サドルのスライドに依るトルクの切れ目が 一層なくなり、弱い踏力で良いので疲れが少なくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】非対称角度の自転車の側面図

【符号の説明】 １ もとのペダルクランク ２ 右側のペダルクランク ３ もとのペダル ４ 右側のペダル ５ 左側のペダルクランク ６ 左側のペダル

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 自転車の２本の直線状ペダルクランク間
   の角度をそれぞれ１６５゜、１９５゜程度に回転軸に固
   定した非対称角度の自転車ペダル。