JPH08142704A - トルクコンバータ式オートマチックトランスミッション付作業車両 - Google Patents

トルクコンバータ式オートマチックトランスミッション付作業車両

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JPH08142704A
JPH08142704A JP29274894A JP29274894A JPH08142704A JP H08142704 A JPH08142704 A JP H08142704A JP 29274894 A JP29274894 A JP 29274894A JP 29274894 A JP29274894 A JP 29274894A JP H08142704 A JPH08142704 A JP H08142704A
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range
automatic transmission
switching
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hydraulic pressure
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Shinji Yamada
信二 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、簡単な構造で、停止作業時,走行作
業時におけるクラッチ装置の負担の軽減が可能なT/C
式A/T付作業車両を提供する。 【構成】本発明は、PTO装置15に内蔵のクラッチ装
置34の接・断を切換えるソレノイド33と、油圧ポン
プ12から作業機械7へ伝達される油圧を供給状態と排
出状態とに切換える油圧切換弁16とを有し、これらソ
レノイド33,油圧切換弁16の切換作動を、エンジン
20の回転数を検出するセンサー39、作業車両の車速
を検出するセンサー40、オートマチックトランスミッ
ションのセレクトレンジを検出するセンサー41によっ
て検出された検出値に基づいて制御することにより、ク
ラッチ装置34にできる限り負担を与えずに、作業機械
7の作動に必要な動力をエンジン20から取り出すよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オートマチックトラン
スミッションのトルクコンバータからの出力を、クラッ
チ装置付きのPTO装置を介して、油圧発生装置に伝
え、同油圧発生装置で発生する油圧で作業機械を作動さ
せるようにしたトルクコンバータ式オートマチックトラ
ンスミッション付作業車両に関する。
【0002】
【従来の技術】作業車両、例えばゴミ収集車(ごみを圧
縮して詰め込む用途に用いられる車両)は、ゴミ収容す
る荷箱の後部に、エンジンを動力源とした油圧で駆動さ
れるゴミプレス機が搭載されている。
【0003】このゴミ収集車は、ゴミが集積されている
集積所まで走行していき、その集積所で、作業者が、集
積所に置かれている袋詰めのゴミを、荷箱後端に在るゴ
ミ受口に投入した後、作業機械であるゴミプレス機を作
動させて、ゴミ受口に在るゴミを荷箱内に押し詰めるよ
うにしてある。そして、この作業を所定の間隔で所在す
る特定の地域の各集積所で繰り返し行って、地域のゴミ
を収集している。
【0004】ところで、近時、ゴミ収集車にも、乗用車
と同様、トルクコンバータ(以下、T/Cと称する)を
用いたオートマチックトランスミッション(以下、T/
Mと称す)が搭載されるようになった。
【0005】従来、こうしたT/C付T/Mが搭載され
たゴミ収集車の動力伝達系には、図5に示されるように
トルクコンバータaと変速機部bとの間、すなわちトル
クコンバータaの出力軸に、クラッチ装置cが内蔵され
ているPTO装置d(トルクコンバータaの出力軸に設
けた駆動ギヤgにアイドルギヤ機構h,パワーテイクオ
フギヤiを噛み合わせてなる伝達機構)を接続して、エ
ンジンeの出力を取り出し、このPTO装置dの出力部
に、作業機械fの作動に必要な油圧を発生させる油圧ポ
ンプg(油圧発生装置)を接続した構造が採用されてい
る。
【0006】この動力伝達系をもつゴミ収集車は、オー
トマチックトランスのセレクタレバー(図示しない)を
セレクトレンジ中のドライブレンジ(Dレンジ)にし
て、目的のゴミ集積所にまで走行し、同地点でアイドリ
ング運転の徐行しながら、クラッチ装置cを接続して、
袋詰めのゴミをゴミ受口hから荷箱i内へ押し込んだ
り、ゴミ集積所で停止してニュートラルレンジ(Nレン
ジ)に切換えて、アクセルの開度操作で作業機械fの作
業速度をコントロールしながら、同様にクラッチ装置c
を接続して、袋詰めのゴミをゴミ受口hから荷箱i内へ
押し込むことが行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした動
力伝達系の途中にクラッチ装置cを設けて、同クラッチ
装置cの接・断だけで作業機械fを制御する構造は、ク
ラッチ装置cにかなりの負担が強いられる難点がある。
【0008】すなわち、クラッチ装置cの従動側には、
常に作業機械fの作動に係る負荷が加わっているから、
微速走行(アイドリング運転の徐行走行)中で行われる
クラッチ装置cの接・断動作でも、クラッチ装置cにと
ってかなりの負荷となる。しかも、このクラッチ装置c
の負担は、車速が上昇するにしたがって、一層、大きく
なる。
【0009】またDレンジでなく、Nレンジ[あるいは
パーキングレンジ(Pレンジ)]であると、変速機部b
を通じてトルクコンバータaに加わっていた負荷がなく
なる分、上記したような負担は少なくなるが、クラッチ
装置cの原動側の回転数は、負荷がなくなる分、上昇す
る傾向にあるので、今度は大きな回転数差がクラッチ装
置cに負担を強いることになる。特に、作業速度を加減
するためにアクセル開度操作して、作業車両のエンジン
回転数を上昇させたようなときは、かなりクラッチ装置
cに与える負担は多くなる。
【0010】特開平3ー276827号公報には、車速
が所定車速以上になると、PTO装置を不作動にする制
御が提案されているが、この制御でも上記のように稼働
状況で変化するクラッチ装置cの使用状況には付いてい
けない。
【0011】こうしたクラッチ装置cの負担は、クラッ
チ板が過度に磨耗したり、損傷したりする要因となっ
て、耐久性をそれだけ低下させてしまう。特に、クラッ
チ装置cの負担は上記したように種々の要素を含んでい
るので、クラッチ装置cだけを変更して解決するには構
造的に複雑となりやすく、この点を含めた改善が要望さ
れている。
【0012】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、簡単な構造で、停止作業
時,走行作業時におけるクラッチ装置の負担の軽減が可
能なトルクコンバータ式オートマチックトランスミッシ
ョン付作業車両を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、上記目的を達成するために、エンジンの回転数を検
出するエンジン回転検出手段、作業車両の車速を検出す
る車速検出手段、オートマチックトランスミッションの
セレクトレンジを検出するオートマチックトランスミッ
ションセレクトレンジ検出手段、クラッチ装置の接・断
を切換える第1切換装置、油圧発生装置と作業機械をつ
なぐ油圧回路に設けられ作業機械へ伝達される油圧を供
給状態と排出状態とに切換える第2切換装置を設けると
ともに、エンジン回転数検出手段,車速検出手段,オー
トマチックトランスミッションセレクトレンジ検出手段
によって検出された検出値に基づいて第1切換装置と第
2切換装置との切換作動を制御する制御手段を設けたこ
とにある。
【0014】請求項2に記載の発明は、さらに上記目的
に加え、作業中に誤ってセレクトレンジがドライブレン
ジからニュートラルレンジへ切換えたときに、作業機械
が過度に稼働することがないよう、請求項1に記載の制
御手段に、オートマチックトランスミッションセレクト
レンジ検出手段が、セレクトレンジのドライブレンジか
らニュートラルレンジへの切換えを検出すると、排出状
態となるに第2切換手段を作動させる機能を設定したこ
とにある。
【0015】請求項3に記載の発明は、さらに上記目的
に加え、走行速度が高くなることによる油圧発生装置の
負担を解消するために、請求項1又は請求項2に記載の
制御手段に、ドライブレンジが選択されていることをオ
ートマチックトランスミッション検出手段が検出すると
ともに車速が第1所定値以上であることを車速検出手段
が検出すると、クラッチ装置を切断するに第1切換手段
を作動させるとともに、排出状態にするに第2切換装置
を作動させる機能を設定したことにある。
【0016】請求項4に記載の発明は、さらに上記目的
に加え、作業機械が過度の高い速度で立ち上がることが
起きないようにするために、請求項1,請求項2又は請
求項3に記載の制御手段に、セレクトレンジがニュート
ラルレンジ若しくはパーキングレンジにあることをオー
トマチックトランスミッションセレクトレンジ検出手段
が検出するとともにエンジン回転数検出手段が検出した
エンジン回転数が第2所定値以上であることを検出する
と、クラッチ装置が切断の状態から接続の状態へ切換え
る第1切換装置の作動を禁止する機能を設定したことに
ある。
【0017】請求項5に記載の発明は、さらに上記目的
に加え、最もクラッチ装置の負担が小さくてすむ状態か
ら作業機械を稼働させるために、請求項1,請求項2,
請求項3又は請求項4に記載の制御部に、セレクトレン
ジのニュートラルレンジ若しくはパーキングレンジが選
択されていることをオートマチックトランスミッション
セレクトレンジ検出手段が検出するとともにエンジン回
転数が第2所定値以下であることをエンジン回転数検出
手段が検出すると、第1切換装置を作動させてクラッチ
装置の接続を行った後に第2切換装置を作動させて供給
状態にする機能を設定したことにある。
【0018】
【作用】請求項1に記載の発明によると、クラッチ装置
を接・断する切換装置以外に、油圧発生装置と作業機械
との間の油圧回路中に作業機械を供給状態,排出状態に
する切換装置を設けたことによって、従動側に作業機械
の負荷を入力させずに、クラッチ装置を接・断動作させ
ることが可能となる。
【0019】しかも、この接・断動作は、制御手段の制
御によって、クラッチ装置の原動側と従動側の回転数差
が小さいときのみ行うことが可能で、簡単な構成なが
ら、停止作業時,走行作業時の種々の状況におけるクラ
ッチ装置の負担の軽減が可能となる。
【0020】請求項2に記載の発明によると、ドライブ
レンジで作業車両が走行しながら稼働中、誤ってドライ
ブレンジがニュートラルレンジへ切換ってしまうとす
る。このときは、変速機部を通じてトルクコンバータに
加わっていた負荷がなくなるから、その分、クラッチ装
置からの出力が増し、作業機械へ供給される油圧発生装
置からの油圧が上昇する。
【0021】この油圧の上昇は、作業車両のアクセル開
度によって異なるが、走行のための負荷がなくなる分、
作業機械が増加した速度で過度に作動するおそれがあ
る。そこで、ドライブレンジがニュートラルレンジへ切
換ってしまうことが起きると、第2切換装置を排出状態
に切換えて、作業機械を不作動にした。
【0022】請求項3に記載の発明によると、走行しな
がらの作業中は、エンジンが走行に必要な動力を駆動輪
に伝達している都合上、作業車両の車両速度が上昇する
と、それに応じて作業機械へ供給される油圧発生装置か
らの油圧が上昇する。
【0023】つまり、作業車両のアクセル開度によって
異なるが、車両速度を増すようアクセル開度を操作させ
ていたような場合には、作業機械が過度に作動するおそ
れがある。このときには油圧発生装置にもかなりの負担
が強いられる。
【0024】そこで、ドライブレンジが選択され、かつ
車速が所定速度以上になると、第1切換装置でクラッチ
装置を切断に切換え、第2切換装置を排出状態に切換え
て、作動機械を不作動にした。
【0025】請求項4に記載の発明によると、クラッチ
装置を接続する際、エンジンが高回転で運転しているよ
うなときは、切断状態となっているクラッチ装置は、所
定回転に下がるまでは接続されない。
【0026】この制御によって、クラッチ装置が負担を
強いる高エンジン回転では接続されないように規制す
る。請求項5に記載の発明によると、作業機械は、作業
車両の走行に係る負荷がなく、かつ回転数の差が小さく
なっているニュートラルレンジ若しくはパーキングレン
ジのときにおいて、クラッチ装置を接続状態にしてか
ら、第2切換装置を供給状態にして、作動機械は立ち上
がる。これにより、最もクラッチ装置の負担が小さくて
すむ状態から、作業機械は稼働される。
【0027】
【実施例】以下、本発明を図1ないし図4に示す一実施
例にもとづいて説明する。図1は本発明を適用した作業
車両、例えばゴミ収集車を示し、図中1は車両前部に設
けたキャブ、2は同キャブ1から車両後部に渡って設け
られた荷箱である。
【0028】荷箱2の後端下部には、ゴミ受口3が設け
られていて、このゴミ受口3から袋詰めにされたゴミ4
を投入できるようにしてある。また荷箱1の内部後方に
は、ゴミ受口3に投入されたゴミ4を荷箱1内へ掻上げ
る掻上げ板5,同掻上げ板5に連動して掻上げたゴミ4
を荷箱1の内部へ詰め込む押込み板6(いずれもゴミプ
レス機を構成するもの)が配設してある。これら掻上げ
板5,押込み板6は、所定の運動を規定するリンク機構
(図示しない)を介して、荷箱2の後端側部に据付けて
ある油圧シリンダ7に連結され、油圧シリンダ7の伸縮
動作にしたがって所定に掻上げ板5,押込み板6を動作
させる構造にしてある。本実施例は、この油圧駆動式の
掻上げ板5,押込み板6で構成されるゴミプレス機を作
業機械としている。
【0029】この油圧シリンダ7には、図2にも示され
るようにピストン8の両側に形成されるシリンダ9の隔
室10a,10bに、流路11a,11bを介して、油
圧ポンプ12(油圧発生装置に相当),油貯溜タンク1
3を接続してなる油圧回路14が設けられている。この
油圧回路14によって、油圧シリンダ7の作動に必要な
油圧、すなわち作業機械を作動させるのに必要な油圧を
供給できるようにしてある。
【0030】また流路11a,11bの途中には、例え
ばソレノイド15のオンオフ動作で切換えが行われる油
圧切換弁16(第2切換装置に相当)が介装されてい
る。この油圧切換弁16は、油圧ポンプ12から吐出さ
れた油貯溜タンク13内の作動油17を油圧シリンダ7
へ導くための切換流路16aと、油圧ポンプ12から吐
出された作動油17を油貯溜タンク13に戻すための切
換流路16bとの二つの切換部をもつ弁体を有してな
る。また油圧切換弁16は、ソレノイド15のオフ時に
は復帰スプリング18の弾性力によって、油圧ポンプ1
2の吐出油が同油ポンプ12の吸込部へ戻る切換位置へ
導かれ、オン時には弁体駆動によって、油ポンプ12の
吐出油が油圧シリンダ7に供給される切換位置に導かれ
るように設定してあり、ソレノイド15のオンオフによ
って油圧ポンプ12に対する作業機械の負荷を入切りで
きるようにしてある。
【0031】一方、キャブ1の下部には、走行用エンジ
ン20が前後に向いた状態で搭載されている。この走行
用エンジン20の後方に向いた出力部には、図2にも示
されるようにトルクコンバータ式オートマチックトラン
スミッション21が連結されている。
【0032】このオートマチックトランスミッション2
1は、トルクコンバータ22、変速機部24,同変速機
部24を操作するセレクタレバー25を有してなる。な
お、変速機部24には、例えば複数段の遊星歯車機構
(図示しない)および同遊星歯車機構の各部を接・断す
る各種クラッチ23(一部しか図示せず)を組み合わせ
た構造が採用してある。
【0033】この変速機部24の出力部が、動力伝達機
構(図示しない)を介して、車両後部に在る後輪26
(駆動輪)につながっている。なお、26aは車両前部
に在る前輪(操舵輪)を示す。
【0034】またセレクタレバー25は、キャブ1の運
転席に据え付けられていて、同地点からケーブル27を
介して変速機部24につながっている。そして、このセ
レクタレバー25のレバー操作にて、同レバー25の周
辺に設定してあるセレクトレンジ、例えばパーキングレ
ンジ(以下、Pレンジと称す)、リバースレンジ(以
下、Rレンジと称す)、ニュートラルレンジ(以下、N
レンジと称す)、ドライブレンジ(以下、Dレンジと称
す)といった各レンジをセレクトできるようにしてあ
る。
【0035】つまり、オートマチックトランスミッショ
ン21は、セレクタレバー25で選択されたレンジの走
行モードにしたがって、走行用エンジン8から出力され
る回転を変速して後輪26へ伝えるようにしてある。
【0036】他方、28は変速機部24に据え付けたP
TO装置である。このPTO装置28は、図2に示され
るようにトルクコンバータ22の出力軸に駆動ギヤ29
を設け、変速機部24から外側へ突き出したケース30
内にパワーテイクオフギヤ31を収容し、さらに同ケー
ス30内にパワーテイクオフギヤ31,駆動ギヤ29間
を噛み合わせるアイドルギヤ機構32を収容させた構造
となっている。
【0037】アイドルギヤ機構32の動力伝達系には、
例えばソレノド33(PTOオンオフ手段で、第1切換
装置に相当)のオンオフ動作で接・断が切換わる例えば
多板式のクラッチ装置34が介装されていて、必要なと
きに走行用エンジン1から出力を取り出せるようにして
ある。
【0038】このパワーテイクオフギヤ31には、ケー
ス30外へ突き出ている動力伝達軸35を介して、上記
油圧ポンプ12が接続され、PTO装置28から取り出
される走行用エンジン20の動力にて油圧ポンプ12を
駆動できるようにしてある。
【0039】クラッチ装置34のソレノイド33は、油
圧回路14の油圧切換弁16と共に、ゴミ収集車に搭載
されたコントローラ36(例えばマイクロコンピュータ
およびその周辺回路から構成される)に接続してある。
【0040】このコントローラ36には、この他、動力
の取り出しを操作するためのPTOスイッチ37、作業
機械の作動を入切りするための作業スイッチ38が接続
されている。なお、本実施例では、PTOスイッチ3
7,作業スイッチ38は、例えば車両後端部に据付けて
ある。
【0041】さらにコントローラ36には、走行用エン
ジン8に据え付けてあるエンジン回転数を検出するエン
ジン回転数センサー39(エンジン回転検出手段に相
当),例えば変速機部24の出力部に設けてあるゴミ収
集車の車速を検出する車速センサー40(車速検出手段
に相当),例えば変速機部24に設けてあるセレクタレ
バー25のセレクトレンジを検出するオートマチックト
ランスミッションセレクトレンジセンサー41(以下、
ATレンジセンサー41と称す:オートマチックトラン
スミッションセレクトレンジ検出手段に相当)が接続さ
れている。
【0042】またコントローラ36には、エンジン回転
数センサー39,車速センサー39,ATレンジセンサ
ー41で検出された検出値に基づいて、クラッチ装置3
4の接・断動作,油圧切換弁16の切換動作を制御する
機能が設定され、この機能によって高負荷状態,高回転
数状態でのクラッチ装置34の接続を避けるようにして
ある。
【0043】具体的には、コントローラ36には、通常
時は油圧切換弁16を排出状態に切り換えて油圧ポンプ
12に作業機械の負荷が加わらないようにしておき、N
レンジ若しくはPレンジが検出され、かつエンジン回転
数が設定回転数との比較から作業機械の運転に適した回
転数領域下にあると判断(第2所定値以下)されたとき
に、PTOスイッチ37からの操作を受け入れて、クラ
ッチ装置34を接続側に作動させる機能、ならびにこの
接続が完全になされた後において作業スイッチ38から
の操作を受け入れて、油圧切換弁16を供給状態に作動
させる機能が設定されている。
【0044】この設定によって、常にクラッチ装置34
に加わる負担を小さくした状態、つまり高負荷状態,高
回転数状態にせずに、作業機械を稼働できるようにして
ある。
【0045】むろん、コントローラ36には、上記切換
えの際、エンジン回転数が設定回転数との比較から上記
回転数領域上(第2所定値以上)にあるとしたときに
は、PTOスイッチ37からの操作を受け入れず、クラ
ッチ装置34の接続側の作動を禁止する機能も設定して
ある。
【0046】またコントローラ36には、油圧クラッチ
34が接続状態,油圧切換弁16が供給状態のとき、つ
まり作業機械が稼働状態にあるとき、DレンジからNレ
ンジへ切り換えたことが検出されると、油圧切換弁16
を排出状態にする機能が設定されていて、Dレンジで作
業中、Nレンジに切換わることによる作動機械の過度な
動きが発生しないようにしてある。
【0047】さらにコントローラ36には、油圧クラッ
チ34が接続状態,油圧切換弁16が供給状態で、かつ
Dレンジのとき、ゴミ収集車の車速が、作業機械の運転
に適した回転数領域上(第1所定値以上)にあるとした
とき、油圧クラッチ34を接続状態から切断状態に切換
えるとともに油圧切換弁16を排出状態にする機能が設
定されていて、Dレンジで作業中、ゴミ収集車の速度が
上昇することによる作動機械の過度な動きも発生しない
ようにしてある。
【0048】こうしたゴミ収集車の作業に伴う制御が図
3および図4のフローチャートに示されている。つぎ
に、この制御をフローチャートに基づいて説明する。
【0049】まず、ゴミ収集車の運転席に作業者が乗
り、セレクタレバー25をPレンジにした状態から走行
用エンジン20を始動する。ついで、セレクタレバー2
5をDレンジに移して、ゴミ収集車を、ゴミを投入する
作業者と共に、ゴミ4が集積されている集積所まで走行
していく。
【0050】集積所に着くと、停止させ、Dレンジから
Nレンジ(あるいはPレンジ)に切換えて、例えばアイ
ドリング運転に戻し、ついでPTOスイッチ37をオン
操作する。
【0051】このとき、コントローラ36は、各センサ
ーからの検出信号を受けていて、ステップS1にあるよ
うにセレクタレバー25がNレンジ,Pレンジであるか
否か、つぎのステップS2にあるようにエンジン回転数
が作業機械の運転に適した回転数領域であるか否かを判
断している。
【0052】ここで、セレクタレバー25はNレンジに
切換えてあり、走行用エンジン20は走行のための動力
伝達系の負荷が加わっていないアイドリング運転という
極低回転数であるから、PTOスイッチ37がオン操作
されると、ステップS3の判断処理から、つぎのステッ
プS4に移り、最も小さくした負荷状態で、PTO装置
28のクラッチ装置34の接続工程に入っていく。
【0053】すなわち、油圧切換弁16は、当初は油圧
ポンプ12からの作動油17が同ポンプ12の吸込側、
すなわち油貯溜タンク13へそのまま戻る排出状態に位
置決められている。
【0054】この状態だと、油圧ポンプ12には油圧シ
リンダ7側の負荷がほとんど加わっていない。つまり、
当初はクラッチ装置34の従動側には、油圧ポンプ12
の負荷だけで、作業機械の負荷がほとんど作用していな
い。
【0055】しかも、走行用エンジン8はアイドリング
運転であることから、クラッチ装置34の原動側の回転
数も低く、原動側と従動側との回転差は小さい状態にあ
る。クラッチ装置34は、この状態から、ソレノド33
のオン動作に伴い、原動側クラッチ板34aと従動側ク
ラッチ板34bとが密接する接続状態に切換わってい
く。これにより、高負荷状態,さらには高回転状態とな
らずに、走行用エンジン20の動力がPTO装置28か
ら取り出される。
【0056】この伝達ショックが極小の状態で取り出さ
れた動力が、動力伝達軸35を通じて、油圧ポンプ12
に伝達されていく。なお、このクラッチ装置34の接続
に至るまでの際、セレクタレバー25がNレンジあるい
はPレンジでなかったり、エンジン回転数が作業機械の
運転に適した回転数領域を越える設定値(第2所定値以
上)であったようなときは、コントローラ36は走行の
ための動力伝達系の負荷が加わる高負荷状態の接続とな
る、さらにはクラッチ装置34が負担を強いる高エンジ
ン回転で接続されると判断して、ステップS1,ステッ
プS2から始めの状態に戻り、セレクトレンジが所定の
位置(Nレンジ,Pレンジ)に戻り、エンジン回転数が
所定回転数に下がるまでは、切断状態となっているクラ
ッチ装置34は接続工程には入ることはない(禁止)。
【0057】ついで、集積所に在るゴミ4を処理すべ
く、ゴミ4を投入する作業者が作業スイッチ38をオン
操作する。すると、ステップS5からステップS6に進
み、油圧切換弁16をオンする。これにより、油圧切換
弁16は、今までの排出状態を形成している切換流路1
6bから、供給状態を形成する切換流路16aに切換わ
り、油圧ポンプ12から吐出した作動油17が作業機械
の油圧シリンダ7の隔室10aに供給されていく。
【0058】この切換えにより、作業機械の負荷は、油
圧ポンプ12を通じて、クラッチ装置34に加わってい
くが、このときには既に動力の接続が完全に行われた後
なので、クラッチ装置34の負担にはならない。
【0059】こうした油圧シリンダ7の作動を受けて、
掻上げ板5および押込み板6が所定の掻上げ動作、押込
み動作をする。この間、作業者は、ゴミ受口3にゴミ4
を投入し、機械的にゴミ受口3から荷箱2内へゴミ4を
押し込ませる。
【0060】この際、作業速度を高めるときは、セレク
タレバー25がNレンジ(あるいはPレンジ)に在るか
ら、アクセル開度を増加して、走行用エンジン20の回
転数を上昇させればよい。
【0061】集積所のゴミ4がなくなったならば、作業
スイッチ38をオフ操作する。すると、ステップS8を
経てステップS17に至り、コントローラ36は油圧切
換弁16を供給状態から、排出状態(切換流路16bが
位置決められる状態)に切換わり、作業機械の稼働を停
止させる。
【0062】ついで、運転席に居る作業者は、セレクタ
レバー25をNレンジから再びDレンジに操作して、つ
ぎのゴミ集積所へ向かう。この集積所は、例えばゴミ4
の集積量が少ないうえ、つぎのゴミ集積所までが近いの
で、この間を上記停車作業でなく徐行運転(微速走行)
をしながらゴミ4を集積するとする(走行作業)。
【0063】このときには、例えばゴミ収集車を集積所
で一旦、停止させ、ゴミ4を投入する作業者を降ろす。
ついで、この作業者が作業スイッチ38をオン操作す
る。すると、再びステップS5からステップS6に進
み、コントローラ36は油圧切換弁16を供給状態に切
換え、油圧シリンダ7を駆動して、作業機械を稼働させ
る。
【0064】ついで、運転者は、ゴミ収集車を徐行運転
させ、ゴミ4を投入する作業者はこの徐行運転している
間に集積所に在る袋詰めのゴミ4をゴミ受口3へ投入し
て、荷箱2内へ押し込ませる。
【0065】むろん、この作業を中断するときは、作業
スイッチ38をオフ操作すればよい(ステップS11か
らステップS15へ進み、油圧切換弁16を排出状態に
切換える)。
【0066】またこの徐行運転のゴミ収集作業中、誤っ
て運転者がDレンジからNレンジに切り換わってしまっ
たとする。これにより、ステップS12の判断からステ
ップS15に至る。
【0067】すると、コントローラ36は、油圧切換弁
16を供給状態から排出状態の状態に、即時、切換え、
作業機械を停止させ、作業機械が過度に稼働するのを防
ぐ。すなわち、クラッチ装置34の出力は、Dレンジか
らNレンジへ切換わると、変速機部24を通じてトルク
コンバータ22に加わっていた負荷がなくなる分、増加
する。つまり、油圧シリンダ7へ供給される油圧ポンプ
12からの油圧は過剰に上昇し、その分、作業機械を増
加した速度で作動させようとする。この油圧の上昇は、
ゴミ収集車のアクセル開度によって異なる。
【0068】そこで、コントローラ36は、油圧切換弁
16を強制的に切換えて、即時、作業機械を不作動にし
た。むろん、徐行運転でなく、停止している状態から誤
ってNレンジに切換えてしまったときにも同様、作業機
械は即時、停止する。
【0069】ついで、この集積所でのゴミ4の収集を終
え、その場所からつぎに近くにあるゴミ集積所まで、作
業スイッチ38をオンにした状態のまま、ゴミ収集車を
走行させるとする。
【0070】このような走行しながらの作業は、走行用
エンジン20の動力が、トルクコンバータ21,変速機
部24を通じて、後輪26に伝達している都合上、ゴミ
収集車の走行速度が上昇すると、それにしたがって油圧
シリンダ7へ供給される油圧ポンプ12からの油圧は上
昇する。
【0071】こうした走行作業中、コントローラ36
は、ステップS13の判断により、車速が、作業機械を
過度に作動させたり、油圧ポンプ12にかなりの負担を
強いるような運転状態にさせる速度に達しているか否か
を監視している。
【0072】このとき、車速が設定値との比較から、作
業機械を過度に作動させたり、油圧ポンプ12にかなり
の負担を強いる運転状態になる速度になったとすると、
ステップS14へ進み、コントローラ36は強制的にク
ラッチ装置34を接続状態から切断状態へ、油圧切換弁
16を供給状態から切断状態へ切換える。
【0073】これにより、作業機械の過度の作動、油圧
ポンプ12の負担を解消するべく、作業機械は不作動と
なる。なお、このときにはゴミ収集車を停止(若しくは
それに近いエンジン回転数の状態)させて、再びPTO
スイッチ37をオン操作して、クラッチ装置34を再接
続してから、再び作業スイッチ38をオン操作して、油
圧切換弁16を再切換えすれば、再び作業機械は稼働す
る。
【0074】またつぎのゴミ集積所に着いたら、停止作
業,走行作業で、同ゴミ集積所にある袋詰めのゴミ4を
荷箱2内に押し込めば、所定の地域でのゴミ4の収集を
終える。
【0075】この一連の収集作業が終了したら、PTO
スイッチ37をオフ操作する。コントローラ36は、こ
のときDレンジで、このPTOスイッチ37のオフ操作
が行われば、ステップS14に進み、Nレンジ(若しく
はPレンジ)でPTOスイッチ37のオフ操作が行われ
ば、ステップS16に進み、クラッチ装置34を接続状
態から切断状態へ切換え、油圧切換弁16を供給状態か
ら排出状態へ切換え、走行用エンジン20に負荷が加わ
らないように作業機械を停止させる。
【0076】このようにクラッチ装置34を接・断する
ソレノイド33以外に、油圧ポンプ12と油圧シリンダ
7(作業機械)との間の油圧回路14中に油圧シリンダ
7を供給状態,排出状態にする油切換弁16を設けた簡
単な構造によって、停止作業時,走行作業時の種々の状
況におけるクラッチ装置34の負担の軽減が可能なゴミ
収集車を実現できる。
【0077】特に、コントローラ36によって、セレク
タレバー25がNレンジ(若しくはPレンジ)が選択さ
れて、エンジン回転数が作業機械の運転に適した回転数
領域下(第2設定値以下)となったとき、クラッチ装置
34が接続状態に切換えられ、その切換えが完全に終え
た後、油圧切換弁16を供給状態に切換えるようにして
あるので、クラッチ装置34の接続時の負担は小さくて
すみ、最もクラッチ装置34の負担が小さい状態から作
業機械を稼働させることができる。
【0078】そのうえ、コントローラ36によって、作
業中、Nレンジ(若しくはPレンジ)が選択されても、
エンジン回転数が作業機械の運転に適した回転数領域上
(第2所定値以上)となる高回転のときは、クラッチ装
置34が切断状態に切換えるのを禁止しているので、作
業機械が過度の高い速度で立ち上がることはおそれはな
い。むろん、クラッチ装置34に負担を強いることもな
く、クラッチ装置34の磨耗,損傷を抑制して、耐久性
を高めることができる。
【0079】またコントローラ36によって、作業中、
DレンジからNレンジへ切換えたとき、油圧切換弁16
を排出状態に切換えるようにしているので、たとえDレ
ンジで作業中、誤ってNレンジへ切換わるようなことが
生じたとしても、即座に作業機械が停止するので、PT
O装置28の出力回転が上昇することによる、作業機械
の過度な稼働はない。
【0080】加えて、コントローラ36によって、Dレ
ンジで動力が作業機械に伝達されているとき、ゴミ収集
車の車速が、作業機械の運転に適した回転数領域上のと
き、クラッチ装置34を切断状態へ切換え、油圧切換弁
16を排出状態へ切換えるようにしたので、走行速度が
高くなることによる作動機械の過度な動き、ならびに油
圧ポンプ12の負担をなくすことができる。
【0081】なお、本発明をゴミ収集車に適用したが、
むろんこれに限らず、他の油圧駆動式の作業機械を搭載
したトルクコンバータ式オートマチックトランスミッシ
ョン有する作業車両にも本発明を適用してもよい。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、クラッチ装置を接・断する切換装置以外
に、油圧発生装置と作業機械との間の油圧回路中に作業
機械を供給状態,排出状態にする切換装置を設け、この
二つの切換装置の作動をエンジン回転数,車速,セレク
トレンジに基づき制御するといった簡単な構造で、停止
作業時,走行作業時におけるクラッチ装置の負担を軽減
できる作業車両を実現できる。
【0083】請求項2に記載の発明によれば、さらに上
記効果に加え、作業中に誤ってセレクトレンジがドライ
ブレンジからニュートラルレンジへ切換わっても、作業
機械が過度に稼働することがない。
【0084】請求項3に記載の発明によれば、さらに上
記効果に加え、作業中、作業車両の走行速度が高くなる
ことによる油圧発生装置の負担、同じく作動機械の過度
な動きを解消することができる。
【0085】請求項4に記載の発明によれば、さらに上
記効果に加え、作業機械が過度の高い速度で立ち上がる
のを防ぐことができる。しかも、クラッチ装置に負担を
強いないので、不用意な磨耗,損傷が抑制され、クラッ
チ装置の耐久性を高めることができる。請求項5に記載
の発明によれば、さらに上記効果に加え、常に最もクラ
ッチ装置の負担が小さくてすむ状態から作業機械を稼働
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る作業車両を、作業機械
を作動させる動力伝達系と共に説明するための図。
【図2】同動力伝達系を、制御系と共に示す図。
【図3】同動力伝達系で作業機械を作動させるときの制
御を説明するためのフローチャート。
【図4】図3のフローに続くフローチャート。
【図5】従来のトルクコンバータ式オートマチックトラ
ンスミッションを採用した作業車両の動力取出系を説明
するための図。
【符号の説明】
5,6,7…掻上げ板,押込み板、油圧シリンダ(作業
機械) 12…油圧ポンプ(油圧発生装置) 13…油貯溜タ
ンク 14…油圧回路 16…油圧切換
弁(第2切換装置) 20…走行用エンジン(エンジン) 21…トルクコンバータ式オートマチックトランスミッ
ション 22…トルクコンバータ 24…変速機部 25…セレクタレバー 26…後輪(駆
動輪) 28…PTO装置 33…ソレノイ
ド(第1切換装置) 34…クラッチ装置 36…コントロ
ーラ(制御手段) 37…PTOスイッチ 38…作業スイ
ッチ 39…エンジン回転数センサー(エンジン回転数検出手
段) 40…車速センサー(車速検出手段) 41…ATレン
ジセンサー(オートマチックトランスミッションセレク
トレンジ検出手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの出力を駆動輪に伝達するオー
    トマチックトランスミッションに設けられているトルク
    コンバータと、作業機械を作動させるための油圧を発生
    する油圧発生装置と、上記トルクコンバータの出力軸か
    ら上記油圧発生装置へ回転力を伝達するとともに当該伝
    達系にはこの伝わる回転力を接続、切断するクラッチ装
    置が設けられたPTO装置とを有して構成されるトルク
    コンバータ式オートマチックトランスミッション付作業
    車両において、 上記エンジンの回転数を検出するエンジン回転検出手段
    と、 作業車両の車速を検出する車速検出手段と、 上記オートマチックトランスミッションのセレクトレン
    ジを検出するオートマチックトランスミッションセレク
    トレンジ検出手段と、 上記クラッチ装置の接・断を切換える第1切換装置と、 上記油圧発生装置と上記作業機械をつなぐ油圧回路に設
    けられ上記作業機械へ伝達される油圧を供給状態と排出
    状態とに切換える第2切換装置と、 上記エンジン回転数検出手段,上記車速検出手段,上記
    オートマチックトランスミッションセレクトレンジ検出
    手段によって検出された検出値に基づいて上記第1切換
    装置と上記第2切換装置との切換作動を制御する制御手
    段と、 を設けたことを特徴とするトルクコンバータ式オートマ
    チックトランスミッション付作業車両。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、上記セレクトレンジの
    ドライブレンジからニュートラルレンジへの切換えを上
    記オートマチックトランスミッションセレクトレンジ検
    出手段が検出すると、上記第2切換手段を作動させて上
    記油圧を排出状態にすることを特徴とする請求項1に記
    載のトルクコンバータ式オートマチックトランスミッシ
    ョン付作業車両。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、上記ドライブレンジが
    選択されていることを上記オートマチックトランスミッ
    ション検出手段が検出するとともに上記車速が第1所定
    値以上であることを上記車速検出手段が検出すると、上
    記第1切換手段を作動させて上記クラッチ装置を切断す
    るとともに第2切換装置を作動させて上記油圧を排出状
    態にすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    のトルクコンバータ式オートマチックトランスミッショ
    ン付作業車両。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、上記セレクトレンジが
    ニュートラルレンジ若しくはパーキングレンジにあるこ
    とを上記オートマチックトランスミッションセレクトレ
    ンジ検出手段が検出するとともに上記エンジン回転数検
    出手段が検出した上記エンジン回転数が第2所定値以上
    であることを検出すると、上記クラッチ装置を切断の状
    態から接続の状態へ切換える上記第1切換装置の作動を
    禁止することを特徴とする請求項1,請求項2又は請求
    項3に記載のトルクコンバータ式オートマチックトラン
    スミッション付作業車両。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、上記セレクトレンジの
    ニュートラルレンジ若しくはパーキングレンジが選択さ
    れていることを上記オートマチックトランスミッション
    セレクトレンジ検出手段が検出するとともに上記エンジ
    ン回転数が上記第2所定値以下であることを上記エンジ
    ン回転数検出手段が検出すると、上記第1切換装置を作
    動させて上記クラッチ装置の接続を行った後に第2切換
    装置を作動させて上記油圧を上記供給状態にすることを
    特徴とする請求項1,請求項2,請求項3又は請求項4
    に記載のトルクコンバータ式オートマチックトランスミ
    ッション付作業車両。
JP29274894A 1994-11-28 1994-11-28 トルクコンバータ式オートマチックトランスミッション付作業車両 Withdrawn JPH08142704A (ja)

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