JPH08141083A - 誤刺事故防止用注射器における注射針の脱出防止装置 - Google Patents
誤刺事故防止用注射器における注射針の脱出防止装置Info
- Publication number
- JPH08141083A JPH08141083A JP6324076A JP32407694A JPH08141083A JP H08141083 A JPH08141083 A JP H08141083A JP 6324076 A JP6324076 A JP 6324076A JP 32407694 A JP32407694 A JP 32407694A JP H08141083 A JPH08141083 A JP H08141083A
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- JP
- Japan
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- injection
- needle
- injection needle
- preventing
- engaged
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 誤刺事故防止用注射器における注射針の脱出
による感染事故を防止することができる。 【構成】 注射筒後部に設けられた中空円板により、注
射針の後方脱出を防止するように構成した。
による感染事故を防止することができる。 【構成】 注射筒後部に設けられた中空円板により、注
射針の後方脱出を防止するように構成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、誤刺事故防止用注射器
における注射針の脱出防止装置に関するものである。
における注射針の脱出防止装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の誤刺事故防止用注射器は使用後、
針を注射筒のなかに引き込むが、引き込みたりないと針
が注射器前方より出たままになる。また、引き込みすぎ
ると、針が注射器後方より脱出するための誤刺事故がお
こるという問題があった。
針を注射筒のなかに引き込むが、引き込みたりないと針
が注射器前方より出たままになる。また、引き込みすぎ
ると、針が注射器後方より脱出するための誤刺事故がお
こるという問題があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】特に最近ではエイズや
肝炎の院内感染が社会問題となっており、医療従事者保
護の観点からより安全な医療器具が求められている。本
発明は上記の点にみてなされたものであって、その目的
とするところは、誤刺事故防による院内感染を防止する
ため、より安全な注射針の脱出防止装置を提供すること
にある。
肝炎の院内感染が社会問題となっており、医療従事者保
護の観点からより安全な医療器具が求められている。本
発明は上記の点にみてなされたものであって、その目的
とするところは、誤刺事故防による院内感染を防止する
ため、より安全な注射針の脱出防止装置を提供すること
にある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された請求項１の注射器における注射針の針脱出
防止装置は、注射筒後部に注射筒の内径より小さい内径
を持つ中空円板、あるいは注射筒内側に突起を設けるこ
とにより、注射器使用後の注射針を注射筒内に引き込む
時の後方脱出を防ぐことを特徴とするものである。
に提案された請求項１の注射器における注射針の針脱出
防止装置は、注射筒後部に注射筒の内径より小さい内径
を持つ中空円板、あるいは注射筒内側に突起を設けるこ
とにより、注射器使用後の注射針を注射筒内に引き込む
時の後方脱出を防ぐことを特徴とするものである。
【０００５】また、請求項２の注射器における注射針の
針脱出防止装置は、注射筒後部と注入・吸引棒とを係合
することにより、注射器使用後の注射針を注射筒に係合
し、注射針の後方脱出並びに前方への移動を防止するこ
とを特徴とするものである。
針脱出防止装置は、注射筒後部と注入・吸引棒とを係合
することにより、注射器使用後の注射針を注射筒に係合
し、注射針の後方脱出並びに前方への移動を防止するこ
とを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】請求項１の注射器における注射針の針脱出防止
装置によれば、注射器使用後、注入・吸引棒を注射筒後
部に引き込む際、注入・吸引棒が注射筒後部に設けられ
た中空円板または突起に接触し、注入・吸引棒並びに注
射針の後方への脱出を防ぐ作用を有する。
装置によれば、注射器使用後、注入・吸引棒を注射筒後
部に引き込む際、注入・吸引棒が注射筒後部に設けられ
た中空円板または突起に接触し、注入・吸引棒並びに注
射針の後方への脱出を防ぐ作用を有する。
【０００７】また、請求項２の注射器における注射針の
針脱出防止装置によれば、注射器使用後、注入・吸引棒
を注射筒後部に引き込む際、注射筒後部に設けられた係
合部と、注入・吸引棒に設けられた被係合部を係合する
ことにより、注入・吸引棒並びに注射針の後方への脱出
並びに前方への移動を防ぐ作用を有する。
針脱出防止装置によれば、注射器使用後、注入・吸引棒
を注射筒後部に引き込む際、注射筒後部に設けられた係
合部と、注入・吸引棒に設けられた被係合部を係合する
ことにより、注入・吸引棒並びに注射針の後方への脱出
並びに前方への移動を防ぐ作用を有する。
【０００８】
【実施例】図１、図２は本発明の注射針の脱出防止装置
の第１実施例を示している。（１）は注射筒であって、
先端部には針突出孔並びに雄ネジ状係合部（１Ｂ）が設
けられており、後端部に注射筒の内径より小さい内径を
持つ中空円板（１Ａ）が設けられている。（２）は注入
・吸引棒であって先端部にはパッキング（２Ａ）並びに
雄ネジ状係合部（２Ｂ）が設けている。（３）は針保持
部材であって後端部には雌ネジ状被係合部（３Ａ）が設
けられ、外側に雌ネジ状被係合部（３Ｂ）が設けられて
おり、注射針（４）が挿着されている。
の第１実施例を示している。（１）は注射筒であって、
先端部には針突出孔並びに雄ネジ状係合部（１Ｂ）が設
けられており、後端部に注射筒の内径より小さい内径を
持つ中空円板（１Ａ）が設けられている。（２）は注入
・吸引棒であって先端部にはパッキング（２Ａ）並びに
雄ネジ状係合部（２Ｂ）が設けている。（３）は針保持
部材であって後端部には雌ネジ状被係合部（３Ａ）が設
けられ、外側に雌ネジ状被係合部（３Ｂ）が設けられて
おり、注射針（４）が挿着されている。
【０００９】図１、図２において注射器使用後、被係合
部（３Ａ）と係合部（２Ｂ）を回転させることにより係
合させ、さらに回転させることによって係合部（１Ｂ）
と被係合部（３Ｂ）の係合を解除し、注入・吸引棒
（２）を後方に引くことにより、注射針（４）を注射筒
（１）内に引き込む際、パッキング（２Ｂ）が注射筒
（１）の後部に設けられた中空円板（１Ａ）と接触する
ことによって針保持部材（３）並びに注射針（４）が注
射筒（１）より後方へ脱出することを防止する。
部（３Ａ）と係合部（２Ｂ）を回転させることにより係
合させ、さらに回転させることによって係合部（１Ｂ）
と被係合部（３Ｂ）の係合を解除し、注入・吸引棒
（２）を後方に引くことにより、注射針（４）を注射筒
（１）内に引き込む際、パッキング（２Ｂ）が注射筒
（１）の後部に設けられた中空円板（１Ａ）と接触する
ことによって針保持部材（３）並びに注射針（４）が注
射筒（１）より後方へ脱出することを防止する。
【００１０】図３は、本発明の注射針の脱出防止装置の
第２実施例を示している。（１）は注射筒であり、内側
後部に小突起（１Ｃ）が設けられている。なお、他の構
成は第１実施例と同じであるので、図面に同符号を付し
て説明を省略する。
第２実施例を示している。（１）は注射筒であり、内側
後部に小突起（１Ｃ）が設けられている。なお、他の構
成は第１実施例と同じであるので、図面に同符号を付し
て説明を省略する。
【００１１】図４は、本発明の注射針の脱出防止装置の
第３実施例を示している。（１）は注射筒であり、後端
部には雄ネジ状係合部（１Ｄ）が設けられている。
（２）は注入・吸引棒であり、雌ネジ状被係合部（２
Ｃ）が設けられている。他の構成は第１実施例と同じで
あるので、図面に同符号を付して説明を省略する。次に
動作について説明すると、注射器使用後、注射針（４）
を注射筒（１）内に引き込んだ後注入・吸引棒（２）を
回転させることにより、係合部（１Ｄ）と被係合部（２
Ｃ）を係合させることにより、針保持部材（３）並びに
注射針（４）が注射筒（１）より後方への脱出並びに前
方への移動をすることを防止する。
第３実施例を示している。（１）は注射筒であり、後端
部には雄ネジ状係合部（１Ｄ）が設けられている。
（２）は注入・吸引棒であり、雌ネジ状被係合部（２
Ｃ）が設けられている。他の構成は第１実施例と同じで
あるので、図面に同符号を付して説明を省略する。次に
動作について説明すると、注射器使用後、注射針（４）
を注射筒（１）内に引き込んだ後注入・吸引棒（２）を
回転させることにより、係合部（１Ｄ）と被係合部（２
Ｃ）を係合させることにより、針保持部材（３）並びに
注射針（４）が注射筒（１）より後方への脱出並びに前
方への移動をすることを防止する。
【００１２】図５は、本発明の注射針の脱出防止装置の
第４実施例を示している。（１）は注射筒であり、後端
部に注射筒の内径より小さい内径を持つ中空円板状係合
部（１Ｅ）が設けられている。（２）は注入・吸引棒で
あって弾性的にたわむことができるように構成された被
係合部（２Ｄ）が設けられている。なお、他の構成は第
１実施例と同じであるので、図面に同符号を付して説明
を省略する。次に動作について説明すると、注射器使用
後、注射針（４）を注射筒（１）内に引き込んだ後さら
に注入・吸引棒（２）を後方に引くことにより、被係合
部（２Ｄ）が係合部（１Ｅ）を通過することにより、被
係合部（２Ｄ）の弾性的たわみが開放されることによ
り、被係合部（２Ｄ）は、外側に開くため、係合部（１
Ｅ）と被係合部（２Ｄ）が係合し、針保持部材（３）並
びに注射針（４）が注射筒（１）より後方への脱出並び
に前方への移動を防止する。
第４実施例を示している。（１）は注射筒であり、後端
部に注射筒の内径より小さい内径を持つ中空円板状係合
部（１Ｅ）が設けられている。（２）は注入・吸引棒で
あって弾性的にたわむことができるように構成された被
係合部（２Ｄ）が設けられている。なお、他の構成は第
１実施例と同じであるので、図面に同符号を付して説明
を省略する。次に動作について説明すると、注射器使用
後、注射針（４）を注射筒（１）内に引き込んだ後さら
に注入・吸引棒（２）を後方に引くことにより、被係合
部（２Ｄ）が係合部（１Ｅ）を通過することにより、被
係合部（２Ｄ）の弾性的たわみが開放されることによ
り、被係合部（２Ｄ）は、外側に開くため、係合部（１
Ｅ）と被係合部（２Ｄ）が係合し、針保持部材（３）並
びに注射針（４）が注射筒（１）より後方への脱出並び
に前方への移動を防止する。
【００１３】上述のように本発明の注射針の脱出防止装
置の実施例として種々の構成を示したが、本考案の効果
を奏でるものであれば注射針保持部材（３）と注射筒
（１）並びに注入・吸引棒（２）との係合部の構造は特
に限定されないのは勿論のことである。
置の実施例として種々の構成を示したが、本考案の効果
を奏でるものであれば注射針保持部材（３）と注射筒
（１）並びに注入・吸引棒（２）との係合部の構造は特
に限定されないのは勿論のことである。
【００１４】
【発明の効果】上記説明からも明らかなように本発明の
注射針の脱出防止装置によれば、注入・吸引棒を後方に
引いて注射針を注射筒内に引き込む際の注入・吸引棒の
引きすぎによって注射針が後部に脱出することを防止
し、また、注入・吸引棒と注射筒を係合するものにおい
ては、注射針が後部に脱出すること並びに注射針の前方
への移動を防止する。よって、注射針に触れる必要が全
くないので、注射針の誤刺事故を防止することができ
る。
注射針の脱出防止装置によれば、注入・吸引棒を後方に
引いて注射針を注射筒内に引き込む際の注入・吸引棒の
引きすぎによって注射針が後部に脱出することを防止
し、また、注入・吸引棒と注射筒を係合するものにおい
ては、注射針が後部に脱出すること並びに注射針の前方
への移動を防止する。よって、注射針に触れる必要が全
くないので、注射針の誤刺事故を防止することができ
る。
【図１】本発明の注射針の脱出防止装置の第１実施例の
断面図
断面図
【図２】本発明の注射針の脱出防止装置の動作を示す第
１実施例の断面図
１実施例の断面図
【図３】本発明の注射針の脱出防止装置の第２実施例の
断面図
断面図
【図４】本発明の注射針の脱出防止装置の第３実施例の
断面図
断面図
【図５】本発明の注射針の脱出防止装置の第４実施例の
断面図
断面図
１ 注射筒 １Ａ 中空円板 １Ｂ 係合部 ２ 注入・吸引棒 ２Ａ パッキング ２Ｂ 係合部 ３ 針保持部材 ３Ａ 被係合部 ３Ｂ 被係合部 ４ 注射針
Claims (2)
- 【請求項１】 注射筒後部に設けられた中空円板または
突起により、使用後、注入・吸引棒と注射針を係合さ
せ、注射筒内部に引き込む際の注射針の後方脱出を防止
することを特徴とする誤刺事故防止用注射器における注
射針の脱出防止装置。 - 【請求項２】 注射筒後部に設けられた係合部と注入・
吸引棒に設けられた被係合部とで係合させることによ
り、使用後、注入・吸引棒と注射針を係合させ、注射筒
内部に引き込んだ時の注射針の後方脱出並びに前方移動
を防止することを特徴とする誤刺事故防止用注射器にお
ける注射針の脱出防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6324076A JPH08141083A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 誤刺事故防止用注射器における注射針の脱出防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6324076A JPH08141083A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 誤刺事故防止用注射器における注射針の脱出防止装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08141083A true JPH08141083A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=18161885
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6324076A Pending JPH08141083A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | 誤刺事故防止用注射器における注射針の脱出防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08141083A (ja) |
-
1994
- 1994-11-18 JP JP6324076A patent/JPH08141083A/ja active Pending
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