JPH0814071A - バタフライバルブ - Google Patents

バタフライバルブ

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Publication number
JPH0814071A
JPH0814071A JP14338294A JP14338294A JPH0814071A JP H0814071 A JPH0814071 A JP H0814071A JP 14338294 A JP14338294 A JP 14338294A JP 14338294 A JP14338294 A JP 14338294A JP H0814071 A JPH0814071 A JP H0814071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
butterfly valve
bearing
bearing member
temperature
rotary shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP14338294A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Tanaka
誠一 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Corp filed Critical Calsonic Corp
Priority to JP14338294A priority Critical patent/JPH0814071A/ja
Publication of JPH0814071A publication Critical patent/JPH0814071A/ja
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、軸受部に高い高温摺動性を有する
バタフライバルブに関し、高温時における摺動性能を従
来より大幅に向上することを目的とする。 【構成】 管体41を横切って回動軸45を挿通すると
ともに、前記管体41内の前記回動軸45に弁体47を
固定し、前記回動軸45の両端を、前記管体41に固定
される軸受ケース55,61に軸受部材57を介して支
持してなるバタフライバルブにおいて、前記軸受部材5
7を、ニッケル−クロムマトリックスに、高温潤滑成分
であるコバルト−モリブデン−珪素系六方晶金属間化合
物を包含させた焼結金属により形成して構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バタフライバルブに係
わり、特に、軸受部に高い高温摺動性を有するバタフラ
イバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、自動車の排気系では、排
気系にバタフライバルブを配置し、エンジンの回転数に
応じてバタフライバルブを開閉し、排気騒音を低減する
ことが行われており、このようなバタフライバルブとし
て、例えば、実開平4−123336号公報に開示され
るものが知られている。
【0003】図5は、この種のバタフライバルブを示す
もので、このバタフライバルブでは、管体11を横切っ
て回動軸13が挿通され、管体11内の回動軸13に弁
体15が固定されている。
【0004】そして、回動軸13の両端が、管体11に
固定される軸受ケース17,19に軸受部材21を介し
て支持されている。一方、近時、例えば、特開平5−1
525号公報に開示されるような排気系が知られてい
る。
【0005】この排気系は、図6に示すように、主触媒
コンバータ23の上流にバイパス通路25を形成し、暖
機運転時に、切替弁27を主通路29側に倒し、バイパ
ス通路25を開いて排気ガスをバイパス通路25に流
し、排気ガスをヒータ31により加熱した後、副触媒コ
ンバータ33により浄化し、この後、排気ガスを主触媒
コンバータ23に流すように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の排気系では、切替弁27として弁体35を回
動軸37に片持ち支持したものが使用されているため、
回動軸37に多大な負荷がかかり、所定の耐用年数を得
ることが困難になるという問題があった。
【0007】そこで、図5に示したバタフライバルブを
使用することが検討されているが、上述した排気系で
は、排気ガスの温度が、例えば、900℃程度になるた
め、軸受部材21が700℃程度の高温になり、軸受部
材21の劣化が激しくなり、回動軸13の摺動性能が低
下し、回動軸13の摺動時に異音が発生するという問題
があった。
【0008】本発明は、上記のような問題を解決したも
ので、高温時における摺動性能を従来より大幅に向上す
ることができるバタフライバルブを提供することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のバタフライバル
ブは、管体を横切って回動軸を挿通するとともに、前記
管体内の前記回動軸に弁体を固定し、前記回動軸の両端
を、前記管体に固定される軸受ケースに軸受部材を介し
て支持してなるバタフライバルブにおいて、前記軸受部
材を、ニッケル−クロムマトリックスに、高温潤滑成分
であるコバルト−モリブデン−珪素系六方晶金属間化合
物を包含させた焼結金属により形成してなるものであ
る。
【0010】
【作用】本発明のバタフライバルブでは、軸受部材を、
ニッケル−クロムマトリックスに、高温潤滑成分である
コバルト−モリブデン−珪素系六方晶金属間化合物を包
含させた焼結金属により形成したので、軸受部材が、耐
熱性および高温摺動性に優れたものになる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の詳細を図面に示す実施例につ
いて説明する。図1は、本発明のバタフライバルブの一
実施例を示しており、図において符号41は、例えば、
排気管等の金属製の管体を示している。
【0012】この管体41の内周面により流体通路43
が形成され、この流体通路43を横切って回動軸45が
配置されている。この回動軸45は、ステンレス等の金
属により形成されている。
【0013】そして、回動軸45には、流体通路43の
開閉を行う弁体47がビス49により固定されている。
回動軸45は、管体41に固定される軸受部51,53
により支持されている。
【0014】軸受部51は、管体41に固定される軸受
ケース55と、この軸受ケース55内に収容され回動軸
45の端部が嵌合される軸受部材57とを有しており、
軸受ケース55は、蓋部材59により密閉されている。
【0015】軸受部53は、管体41に固定される軸受
ケース61を有しており、この軸受ケース61内には、
シールリング63の両側に、回動軸45の端部が嵌合さ
れる軸受部材57が収容されている。
【0016】また、軸受ケース61は、シール部材65
を介して蓋部材67により密閉されている。なお、軸受
ケース55,61はステンレス等の金属により形成され
ている。
【0017】回動軸45の一端は、軸受部61から外方
に向けて突出されており、この突出部には、回動軸45
を回動して流体通路43の開閉を行うための開閉機構6
9が配置されている。
【0018】この開閉機構69は、回動軸45の端部に
ナット71により固定される牽引板73を有している。
そして、牽引板73を、図示しないアクチュエーターに
一端を連結された図示しないワイヤーにより牽引するこ
とにより回動軸45が回動される。
【0019】しかして、この実施例では軸受部材57
が、ニッケル−クロム(Ni−Cr)マトリックスに、
高温潤滑成分であるコバルト−モリブデン−珪素(Co
−Mo−Si)系六方晶金属間化合物を包含させた焼結
金属により形成されている。
【0020】図2および図3は、この軸受部材57の高
温摺動性試験結果を示す。図2では、横軸に、試験温度
が、縦軸に、軸受部材57の摩擦係数がとられている。
【0021】この測定は、先ず、温度を順次上昇させな
がら○のデータを得、この後、温度を順次下降しながら
△のデータを得、さらに、温度を順次上昇させながら□
のデータを得、最後に、温度を順次下降しながら×のデ
ータを得ることにより行われた。
【0022】この図から、試験温度が高温になるほど、
摩擦係数が低くなっているのがわかる。図3では、横軸
に試験温度が、縦軸に軸受部材の磨耗量がとられてい
る。
【0023】○は、ステンレスからなる軸受部材の磨耗
量を、□は、グラファイトとセラミックスとの焼結体か
らなる軸受部材の磨耗量を、△は、本発明の軸受部材5
7の磨耗量を示している。
【0024】この図から、本発明の軸受部材57では、
温度が高温になる程、磨耗量が少なくなるのがわかる。
しかして、上述したバタフライバルブでは、軸受部材5
7を、ニッケル−クロムマトリックスに、高温潤滑成分
であるコバルト−モリブデン−珪素系六方晶金属間化合
物を包含させた焼結金属により形成したので、軸受部材
57が、耐熱性および高温摺動性に優れたものになり、
高温時における摺動性能を従来より大幅に向上すること
ができる。
【0025】すなわち、高温雰囲気中における回動軸4
5の回動時に、軸受部材57が高い摺動性を有している
ため、回動軸45が円滑に回動し、異音等の発生がなく
なる。
【0026】また、軸受部材57の磨耗量が小さいた
め、経年変化による軸受部材57の形状変化等が小さ
く、非常に耐久性が高いものになる。さらに、軸受部材
57がニッケル−クロム系の金属であるため、耐酸化性
に優れており、酸化に伴う寸法変化が小さく、回動軸4
5との固着を生じることがない。
【0027】図4は、上述したバタフライバルブが配置
される排気系を示すもので、この排気系では、エンジン
75の排気マニホールド77に、副触媒コンバータ79
が配置される排気管路81が接続され、この排気管路8
1をバイパスしてバイパス管路83が接続されている。
【0028】排気管路81とバイパス管路83とは、副
触媒コンバータ79の下流側において連結され、この連
結部85に主排気管87が接続されている。主排気管8
7には、主触媒コンバータ89が配置されている。
【0029】そして、排気管路81とバイパス管路83
との連結部85の上流側には、それぞれ上述したバタフ
ライバルブ91,93が配置されている。この排気系で
は、エンジン75の始動時等の暖機運転時には、排気ガ
スの温度が低いため、温度センサー95により検出され
る温度が、コントローラ97に予め定められた温度より
小さいため、コントローラ97により排気管路81側の
バタフライバルブ91が開、バイパス管路83側のバタ
フライバルブ93が閉とされ、排気ガスは、副触媒コン
バータ79で浄化された後、主触媒コンバータ89によ
り浄化される。
【0030】そして、排気ガスの温度が高くなり、温度
センサー95により検出される温度が、コントローラ9
7に予め定められた温度より大きくなると、コントロー
ラ97により排気管路81側のバタフライバルブ91が
閉、バイパス管路83側のバタフライバルブ93が開と
され、排気ガスは、バイパス管路83を通った後、主触
媒コンバータ89により浄化される。
【0031】すなわち、このような排気系では、エンジ
ン75の近傍に副触媒コンバータ79を配置したので、
エンジン75の始動時等の暖機運転時には、排気ガス
が、比較的温度の高い状態で副触媒コンバータ79に流
入するため、副触媒コンバータ79が比較的早く活性化
され排気ガスの浄化を確実に行うことができる。
【0032】一方、排気ガスの温度が高くなると、副触
媒コンバータ79が高温になり損傷する虞れがあるが、
この時には、排気ガスがバイパス管路83側に導かれる
ため、副触媒コンバータ79が損傷する虞れがなくな
る。
【0033】また、この時には、排気ガスが高温になっ
ているため、主触媒コンバータ89が充分に活性化して
おり、主触媒コンバータ89により排気ガスの浄化が確
実に行われる。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のバタフライ
バルブでは、軸受部材を、ニッケル−クロムマトリック
スに、高温潤滑成分であるコバルト−モリブデン−珪素
系六方晶金属間化合物を包含させた焼結金属により形成
したので、軸受部材が、耐熱性および高温摺動性に優れ
たものになり、高温時における摺動性能を従来より大幅
に向上することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバタフライバルブの一実施例を示す断
面図である。
【図2】図1の軸受部材の温度による摩擦係数の変化を
示す説明図である。
【図3】図1の軸受部材の温度による磨耗量の変化を示
す説明図である。
【図4】図1のバタフライバルブが配置される排気系を
示す説明図である。
【図5】従来のバタフライバルブの一例を示す断面図で
ある。
【図6】従来の排気系の一部を示す断面図である。
【符号の説明】
41 管体 43 流体通路 45 回動軸 47 弁体 55 61 軸受ケース 57 軸受部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管体(41)を横切って回動軸(45)
    を挿通するとともに、前記管体(41)内の前記回動軸
    (45)に弁体(47)を固定し、前記回動軸(45)
    の両端を、前記管体(41)に固定される軸受ケース
    (55,61)に軸受部材(57)を介して支持してな
    るバタフライバルブにおいて、 前記軸受部材(57)を、ニッケル−クロムマトリック
    スに、高温潤滑成分であるコバルト−モリブデン−珪素
    系六方晶金属間化合物を包含させた焼結金属により形成
    してなることを特徴とするバタフライバルブ。
JP14338294A 1994-06-24 1994-06-24 バタフライバルブ Pending JPH0814071A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14338294A JPH0814071A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 バタフライバルブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14338294A JPH0814071A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 バタフライバルブ

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JPH0814071A true JPH0814071A (ja) 1996-01-16

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ID=15337479

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14338294A Pending JPH0814071A (ja) 1994-06-24 1994-06-24 バタフライバルブ

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JP (1) JPH0814071A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109312669A (zh) * 2016-04-20 2019-02-05 皮尔伯格有限责任公司 用于内燃机的废气活门装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109312669A (zh) * 2016-04-20 2019-02-05 皮尔伯格有限责任公司 用于内燃机的废气活门装置

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