JPH08140647A - みかん外皮の仮剥装置 - Google Patents

みかん外皮の仮剥装置

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JPH08140647A
JPH08140647A JP30947494A JP30947494A JPH08140647A JP H08140647 A JPH08140647 A JP H08140647A JP 30947494 A JP30947494 A JP 30947494A JP 30947494 A JP30947494 A JP 30947494A JP H08140647 A JPH08140647 A JP H08140647A
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JP
Japan
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peeling
temporary
chute
rolls
stripping
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP30947494A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Seta
明 瀬田
Yoshimaru Yamauchi
義丸 山内
Kazuo Suzuki
一雄 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Seikan Kaisha Ltd filed Critical Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 みかん外皮内の果肉には傷付けず、外皮を広
い面積の剥き起しができ、次工程の剥皮装置の効率と歩
留まりを向上させる。 【構成】 シュート1の両側に立設された一対の縦に長
い剥き起しナイフ6を付けた仮剥ロール5が互いにシュ
ート内向きに高速回転し、且つ仮剥ロール直前のシュー
ト上には突起9が設けられている。シュート1上を転動
するみかんは突起9に当たって跳上り、仮剥ロール5の
剥き起しナイフ6に対して角度をもって斜めに当たり、
且つその反動でもう一方の回転している剥き起しナイフ
に当たることにより、反対側の部分も剥き起こされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、みかん缶詰製造ライン
等において、みかんの外皮を剥皮し易いように予め外皮
を剥き起すみかん外皮の仮剥装置に関する。
【0002】
【従来の技術】みかん缶詰製造ライン等において、みか
ん外皮を機械的に剥皮する前工程として、みかん外皮の
一部を剥き起すことが行われており、そのための装置と
して、例えば、特公昭45−31354号公報、実公昭
46−4873号公報、特公昭48−4551号公報記
載のもの等、従来種々のものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のみかん外皮の仮
剥装置は、何れもその構造上外皮の切傷を長く形成する
ことはできず、剥き起し面積が小さいという欠点があっ
た。そのため、次工程の剥皮機での剥皮が確実性に欠
け、人手による剥皮修正を多く要すると共に、果肉への
傷付きが発生し易く、歩留まりが低下するという問題点
があった。
【0004】そこで、本発明は、みかんの果肉には傷付
けず、外皮を広い面積で剥き起しが確実にでき、次工程
の剥皮装置の効率と歩留まりを向上させることができる
みかん外皮の仮剥装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明のみかん外皮の仮剥装置は、みかんが転動する樋状の
シュート、該シュートの両側に立設され外周部から突出
した縦型の剥き起しナイフを有する一対の仮剥ロール、
該一対の仮剥ロールを互いに前記シュート内側方向に回
転駆動する駆動装置からなることを特徴とする。
【0006】前記仮剥ロールは、剥き起こしナイフの刃
丈が相違する複数個用意され、みかんのサイズ毎に取替
え可能であり、また、前記仮剥ロールは揺動レバーの先
端部に軸受され、該揺動レバーの揺動により、前記仮剥
ロールの間隔が調整可能で、さらに、前記仮剥ロールが
位置する近傍上流側のシュート中央部に突起が設けられ
ているのが望ましい。
【0007】
【作用】シュートの両側に立設された一対の縦に長い剥
き起しナイフを付けた仮剥ロールが互いにシュート内向
きに高速回転することにより、該位置を通過するみかん
の外皮にへた部(果基部)側及びへそ部(果頂部)側の
両側から剥き起しナイフが食い込み、へた部分及びへそ
部分の外皮の剥き起しを行う。剥き起しナイフは縦方向
に長く設けられているので、広い面積の剥き起しが可能
であり、次工程の剥皮が容易で剥皮機での剥皮率を向上
させ、且つ歩留まりを向上させることができる。従っ
て、次工程での人手による剥皮修正作業を削減すること
ができる。
【0008】また、剥き起しナイフは、みかんの外皮の
厚さに応じて最適な刃丈のものを選択して仮剥ロールに
セットし、且つ仮剥ロールの間隔をスプリング及びスト
ッパーを介して調整することにより、外皮内のみかん果
肉を傷付けずに外皮を剥き起すことができる。さらに、
剥き起し直前のシュート上に突起を設けることにより、
シュート上を転動してきたみかんは該突起物に当たって
跳上り、仮剥ロールに対して角度をもって斜めに当た
り、より広い面積を剥き起すことができる。そして剥き
起しナイフに当たったみかんは、反動でもう一方の回転
している剥き起しナイフに当たることにより、反対側の
部分も剥き起こされる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明のみかん外皮の仮剥装置が
判り易いように、模式的にその主要部を図示したもので
ある。
【0010】図において、1は上部が拡がっている断面
U字状のシュートであり、みかんがへたとへそを結ぶ線
を回転軸線として自重で転動できるように略15〜20
°の傾斜角度で設置されている。2、2は該シュートの
両側に立設された支柱3、3に揺動可能に支持された上
下一対の揺動片であり、その各先端部に仮剥ロール5、
5が回転駆動可能に設けられている。仮剥ロール5、5
は、図2に示すように円筒状をし、その外周部に軸線と
平行に図の実施例では120°間隔で剥き起しナイフ6
が着脱可能に設けられている。剥き起しナイフ6は、歯
幅h及び歯丈tからなる角波形状の刃先を有している。
仮剥ロールは、みかんサイズに対応した刃先長さを有す
るものを複数種用意しておき、みかんサイズ毎に取替え
て使用する。本実施例では果粒に傷付けずに仮剥きがで
きるように、歯丈tはみかんのサイズにより選定可能に
2mm、3mm、4mmと3種類のものを用意し、歯幅hは一
様にほぼ8mmに形成した。
【0011】8は前記揺動片間に設けられたスプリング
であり、仮剥ロール間の間隔を狭める方向に揺動片を付
勢し、該仮剥ロール間を通過するみかんにナイフが確実
に切り込むようにしている。なお、スプリングの張力を
調節して、みかんに対するナイフの当たり具合を調節で
きるようになっている。また、揺動片は仮剥ロールが一
定間隔以下にならないように、適宜のストッパーで位置
決めされている。9は仮剥ロールが位置する近傍上流側
のシュート中央部に設けられた突起であり、樋状シュー
トを転動してくるみかんが該突起に当たることによって
ジャンプさせるために設けてある。
【0012】本発明のみかん外皮の仮剥装置は、以上の
ように構成され、次のように作動する。ナイフはみかん
の外皮の厚さに応じて最適な刃丈のものを選択して仮剥
ロールにセットし、且つスプリングはみかんのサイズに
応じてその張力を予め調節しておく。剥皮し易いように
蒸煮されたみかんは、シュート1をへたとへそを結ぶ線
を回転軸線として転がってきて、突起9に当たることに
より任意方向に跳ね上がる。跳ね上がったみかんは縦に
長く且つ高速回転している一対の仮剥ロール5に対して
略45°程度の角度をもって斜めに当たり、単にシュー
トを転動して仮剥ロールに当たる場合よりも広い面積を
剥き起すことができる。このとき、必要以上の衝撃がナ
イフ6にかかると、仮剥ロールがスプリングの張力に抗
して逃げ、みかんの果肉に傷つけることを防ぐ。
【0013】回転している剥き起しナイフに当たったみ
かんは、反動でもう一方の回転している剥き起しナイフ
にあたることにより、反対側の部分も剥き起こされる。
この結果、図3に示すようにみかん10の外皮のへた部
分を含む剥き起し部分11と、へそ部分を含む剥き起し
部分の計2か所の剥き起しが完了する。
【0014】図5〜図6は、以上の構成からなる本発明
のみかん外皮の仮剥装置を果実処理ラインに適用した実
施例を示し、本実施例では、前記装置を4列平行に設け
た場合を示している。
【0015】各列の仮剥ロール20、20は、図5に明
示されているように、フレーム21に支持された支柱2
2に揺動自在に設けられた上下一対の揺動アーム23に
それぞれ支持された回転軸24に設けられている。該回
転軸の下端にはプーリ25が固定され、支柱22に設け
られたプーリ26との間でベルト伝動等適宜の伝動機構
で連結され、プーリ26が回転駆動されことにより、仮
剥ロールが回転駆動されるようになっている。本実施例
では、図4に示すようにフレームに設けられたモータ2
7から、各列に設けられたプーリ26が伝動ベルト28
等適宜の伝動機構により、全列に設けられた各仮剥ロー
ルが同一の駆動源により交互に逆方向に同期して駆動さ
れるようになっている。
【0016】なお、図中、30はシュート、31は該シ
ュートに設けられた突起、32はスプリング、33はス
ッパーであり、その他の構成は図1及び図2に示したも
のと同様であるので、詳細な説明は省略する。
【0017】
【発明の効果】本発明のみかん外皮の仮剥き装置によれ
ば、みかんの果肉には傷付けず、外皮を2か所且つ広い
面積の剥き起しが確実にでき、次工程での機械による剥
皮率と歩留まりが著しく向上し、その後の人手による剥
皮修正要員を大幅に削減することができた。
【0018】また、みかんの外皮の厚さに応じて最適な
刃丈の剥き起しナイフを選択でき、且つ仮剥ロールの間
隔が調整できるので、みかんのサイズが替わってもみか
ん果肉を傷付けずに常に良好に外皮を剥き起すことがで
きる。
【0019】さらに、剥き起し直前のシュート上に突起
を設けることにより、より広い面積を剥き起すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るみかん外皮の仮剥装置の
模式的要部平面図である。
【図2】その仮剥ロールの斜視図である。
【図3】仮剥きされた状態のみかんの斜視図である。
【図4】本発明の実施例に係るみかん外皮の仮剥装置の
平面図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】図4のB−B断面図である。
【符号の説明】
1、30 シュート 2、23 揺動ア
ーム 3、22 支柱 5、20 仮剥ロ
ール 6 剥き起しナイフ 8、32 スプリ
ング 9、31 突起

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 みかんが転動する樋状のシュート、該シ
    ュートの両側に立設され外周部から突出した縦型の剥き
    起こしナイフを有する一対の仮剥ロール、該一対の仮剥
    ロールを互いに前記シュート内側方向に回転駆動する駆
    動装置からなることを特徴とするみかん外皮の仮剥装
    置。
  2. 【請求項2】 前記仮剥ロールは、剥き起こしナイフの
    刃丈が相違する複数個用意され、みかんのサイズ毎に取
    替え可能になっている請求項1記載のみかん外皮の仮剥
    装置。
  3. 【請求項3】 前記仮剥ロールは揺動レバーの先端部に
    軸受され、該揺動レバーの揺動により、前記仮剥ロール
    の間隔が調整可能になっている請求項1又は2のみかん
    外皮の仮剥装置。
  4. 【請求項4】 前記仮剥ロールが位置する近傍上流側の
    シュート中央部に突起が設けられている請求項1〜3何
    れか記載のみかん外皮の仮剥装置。
JP30947494A 1994-11-21 1994-11-21 みかん外皮の仮剥装置 Withdrawn JPH08140647A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108236118A (zh) * 2016-12-26 2018-07-03 上海沃迪自动化装备股份有限公司 一种柑橘翻皮装置
CN108835659A (zh) * 2018-08-27 2018-11-20 象山双鱼轻工机械有限公司 一种桔子剥皮机
CN115990650A (zh) * 2023-03-23 2023-04-21 黄骅聚金五金制品有限公司 一种球化线加工用自动拉直装置

Cited By (5)

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CN108236118B (zh) * 2016-12-26 2024-04-02 上海沃迪自动化装备股份有限公司 一种柑橘翻皮装置
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CN108835659B (zh) * 2018-08-27 2023-09-12 象山双鱼轻工机械有限公司 一种桔子剥皮机
CN115990650A (zh) * 2023-03-23 2023-04-21 黄骅聚金五金制品有限公司 一种球化线加工用自动拉直装置

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Effective date: 20020205