JPH08140646A - 急速解凍装置 - Google Patents

急速解凍装置

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Publication number
JPH08140646A
JPH08140646A JP30827194A JP30827194A JPH08140646A JP H08140646 A JPH08140646 A JP H08140646A JP 30827194 A JP30827194 A JP 30827194A JP 30827194 A JP30827194 A JP 30827194A JP H08140646 A JPH08140646 A JP H08140646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
burner
thawing
evaporation plate
steam
evaporation
Prior art date
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Pending
Application number
JP30827194A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Obata
直樹 小畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samson Co Ltd Japan
Original Assignee
Samson Co Ltd Japan
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samson Co Ltd Japan filed Critical Samson Co Ltd Japan
Priority to JP30827194A priority Critical patent/JPH08140646A/ja
Publication of JPH08140646A publication Critical patent/JPH08140646A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 解凍室内に設けたバーナによって蒸発プレー
トを加熱し、蒸発プレートに水を噴霧することで蒸気を
発生させる解凍装置において、短時間で適正な解凍を得
ること、およびバーナの不着火を防止する。 【構成】 解凍室内下部にバーナ、バーナと解凍容器の
間に蒸発プレート、蒸発プレート上面に水を噴霧する水
噴霧管をそれぞれ設け、蒸発プレートを加熱して蒸気を
発生させ、発生させた蒸気と燃焼ガスによって、冷凍食
品の解凍を行う急速解凍装置において、バーナの燃焼量
を調整する手段と、蒸発プレートの温度を検出する手段
を設け、さらに解凍室内に、発生した蒸気が集合する蒸
気部分と燃焼ガスを発生するバーナ部分を隔てるガス透
過性の仕切り壁を設けておき、蒸発プレートの温度が一
定の温度となるようにバーナの燃焼量を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍食品を急速に解凍
する急速解凍装置に関し、詳しくは、冷凍食品を収納し
た解凍容器の一端から他端に熱媒体を貫流させて、前記
冷凍食品の解凍、加熱を行う急速解凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】冷凍うどんや冷凍ピラフなどの冷凍食品
を解凍する装置として、例えば特公平4−59861号
に記載された装置が知られている。この解凍装置は、上
部が開口し、底部に蒸気流通孔の開けられた解凍容器に
冷凍食品を収納し、別に設けられた蒸気発生装置からの
蒸気を、該解凍容器内へ上部より導入し、底部より排出
するもので、冷凍食品内を蒸気が貫通する際に蒸気が持
っている熱によって冷凍食品を解凍するものである。
【0003】ところが、前記装置の場合、解凍装置とは
別に蒸気発生装置を設ける必要があり、蒸気発生部と解
凍部を合わせた解凍装置全体の大きさが非常に大きくな
るという問題があった。そのため、解凍室内にバーナ、
蒸発プレート、水噴霧管を設け、バーナで蒸発プレート
を加熱し、蒸発プレートに水を噴霧することで蒸気を発
生させ、該蒸気と蒸発プレートの加熱に使用した燃焼ガ
スにて冷凍食品の解凍を行う装置が提案された。この装
置によれば解凍装置全体での大きさを小さくすることが
でき、さらに従来は排出されていた燃焼排ガスの熱も利
用できるため、熱効率を高めることができた。
【0004】しかし、上記装置の構成とした場合、従来
のように解凍前に蒸気を準備しておくことができなくな
り、蒸発プレートが冷えている時に解凍を開始した場
合、水の噴霧を行っても蒸発プレートが加熱されるまで
は蒸気は発生せず、蒸発プレートの温度によって蒸気が
得られるまでにかかる時間がまちまちとなり、適正な解
凍を行うことができない。また、解凍室内にバーナを設
置すると、蒸気中の水分がバーナに付着し、バーナが不
着火を起こすことがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、解凍室内に設けたバーナによって蒸発プレ
ートを加熱し、蒸発プレートに水を噴霧することで蒸気
を発生させる解凍装置において、解凍が不十分に終わる
ことなく短時間で適正な解凍を得ることができること、
および蒸気中の水分がバーナに付着することによって発
生する不着火を防止することのできる解凍装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上部は開口し、底部は蒸
気流通孔を開け、内部に冷凍食品を入れた解凍容器を、
箱形の解凍室内上部に収納しておき、解凍室内下部にバ
ーナ、バーナと解凍容器の間に蒸発プレート、蒸発プレ
ート上面に水を噴霧する水噴霧管をそれぞれ設け、蒸発
プレートをバーナにて加熱し、加熱した蒸発プレートに
水を噴霧することで、蒸発プレートより蒸気を発生さ
せ、発生させた蒸気と蒸発プレートを加熱した後の燃焼
ガスによって、解凍容器内に収納された冷凍食品の解凍
を行う急速解凍装置において、バーナの燃焼量を調整す
る手段と、蒸発プレートの温度を検出する手段を設け、
さらに解凍室内に、発生した蒸気が集合する蒸気部分と
燃焼ガスを発生するバーナ部分を隔てるガス透過性の仕
切り壁を設けておき、蒸発プレートの温度が一定の温度
となるようにバーナの燃焼量を調整する。
【0007】
【作用】蒸発プレートの温度を検出し、蒸発プレート温
度が一定になるように燃焼の制御を行い、蒸発プレート
を加熱しておくので、水の噴霧を行えばすぐに蒸気が得
られ、蒸発を開始するまでの時間が一定となるため常に
適正な解凍を行うことができる。また、解凍室内を蒸気
部分とバーナ部分に分割するガス透過性の仕切り壁を設
け、解凍室内を燃焼用空気が送り込まれているバーナ部
分と、排気筒に接続されている蒸気部分に分割した場
合、バーナ部分の方が蒸気部分より圧力が高くなり、バ
ーナ部分から蒸気部分へ向かっては燃焼ガスが流れる
が、蒸気部分からバーナ部分へ向かって蒸気が逆流する
ことはない。蒸気がバーナ部分へ向かえなくなるため、
バーナに蒸気の水分が付着することは無くなり、バーナ
が不着火を起こすことは無くなる。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
図1は解凍室部分の概要を現した縦断面図であり、解凍
室(1)の上部に排気筒(2)が接続されており、冷凍食品
(3)が入れられた解凍容器(4)を解凍室(1)内上部に収納
している。解凍容器(4)は上面は開口し、底面は蒸気流
通のための孔が開けられており、底面から上面に向けて
蒸気を貫流させることができようになっている。解凍室
(1)内の中央部には蒸発プレート(5)、蒸発プレート(5)
上方に水を噴霧する水噴霧管(8)を設けておく。解凍室
(1)下部には、低温で広い面積の火炎を発生させるバー
ナ(10)が上向きに設けられており、解凍室(1)底面には
ドレン排出管(9)が設けられている。バーナ(10)からの
燃焼ガスは蒸発プレート(5)を加熱し、その後蒸発プレ
ート周囲を通り、蒸発プレート上方へ達することができ
るようになっている。
【0009】バーナ(10)には、途中にガス供給量制御装
置(6)が設けられ、燃料ガスの供給を行うガス供給管(1
4)と、途中に空気供給量制御装置(7)が設けられ、燃焼
用空気を供給する空気供給管(15)が接続されており、燃
料ガスおよび燃焼用空気の供給量は制御装置(12)によっ
て制御されている。蒸発プレート(5)には蒸発プレート
の温度を検出する温度センサー(11)が設けられており、
温度センサー(11)で得られた温度は制御装置(12)へ送ら
れ、予め設定しておいた温度に保たれるように燃料ガス
供給量および燃焼用空気供給量を制御し、バーナ(10)の
燃焼量を調整する。蒸発プレート(5)下方の蒸発プレー
ト(5)底面と解凍室(1)底面の間に、バーナ(10)付近を囲
むような形に仕切り壁(13)を設ける。仕切り壁の材質
は、ガスの透過が可能であり、かつ耐熱性のあることが
必要であり、例えば22μの径をもった金属繊維を緊密
に、かつ多孔質となるように焼結されたパネルが市販さ
れており、そのようなパネルで形成される。
【0010】解凍を行う場合、制御装置(12)はバーナ(1
0)への燃料ガスおよび燃焼用空気供給量を増加して燃焼
量を増大させるとともに、水噴霧管(8)より蒸発プレー
ト(5)上に水を噴霧する。蒸発プレート(5)はバーナ(10)
によって設定温度に加熱されていたため、蒸発プレート
(5)に水が噴霧されると、蒸発プレート(5)の熱により水
が蒸発する。仕切り壁(13)で区切られたバーナ側は蒸気
の集合している蒸気部側に比べて圧力が高く、蒸発プレ
ート(5)を加熱した燃焼ガスは、仕切り壁(13)をバーナ
側から蒸気部側へ流動し、上向きに流れるが、蒸発プレ
ート(5)で発生した蒸気は、バーナ側へ流れることはな
い。蒸気は、蒸発プレート(5)の周囲にそって流れてき
た燃焼ガスとともに、解凍容器(4)底面より解凍容器内
へ入り、冷凍食品(3)内の隙間を通りながら冷凍食品の
解凍を行い、排気筒(2)を通り排気される。また、燃焼
ガスは解凍容器の周囲からの加熱も行い、間接的に内部
の冷凍食品(3)を加熱する。冷凍食品を解凍した際に発
生するドレンは加熱室底面に設けたドレン排出管(9)よ
り加熱室外へ排出する。
【0011】設定しておいた解凍時間が経過すると、制
御装置(12)は水の噴射を停止し、燃焼ガスおよび燃焼用
空気の供給量を減少させる。その後制御装置(12)は、蒸
発プレート(5)の温度が設定しておいた温度になるよう
に温度センサー(11)からの信号に応じて、燃料ガスおよ
び燃焼用空気の供給量を制御し、燃焼量の調整を行う。
【0012】
【発明の効果】本発明を実施することで、水を噴射する
とすぐに解凍を行うことができて、解凍時間が短縮さ
れ、ばらつきのない常に最適な解凍を行うことができ
る。また、蒸気の水分がバーナに付着することは無くな
るため、バーナへの水分付着のために発生していたバー
ナの不着火を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の概要を示した縦断面図
【符号の説明】
1 解凍室 2 排気筒 4 解凍容器 5 蒸発プレート 6 ガス供給量制御装置 7 空気供給量制御装置 8 水噴霧管 10 バーナ 11 温度センサー 12 制御装置 13 仕切り壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部は開口し、底部は蒸気流通孔を開
    け、内部に冷凍食品を入れた解凍容器を、箱形の解凍室
    内上部に収納しておき、解凍室内下部にバーナ、バーナ
    と解凍容器の間に蒸発プレート、蒸発プレート上面に水
    を噴霧する水噴霧管をそれぞれ設け、蒸発プレートをバ
    ーナにて加熱し、加熱した蒸発プレートに水を噴霧する
    ことで、蒸発プレートより蒸気を発生させ、発生させた
    蒸気と蒸発プレートを加熱した後の燃焼ガスによって、
    解凍容器内に収納された冷凍食品の解凍を行う急速解凍
    装置において、バーナの燃焼量を調整する手段と、蒸発
    プレートの温度を検出する手段を設け、蒸発プレートの
    温度が一定の温度となるようにバーナの燃焼量を調整す
    ることを特徴とする冷凍食品の急速解凍装置。
  2. 【請求項2】 上部は開口し、底部は蒸気流通孔を開
    け、内部に冷凍食品を入れた解凍容器を、箱形の解凍室
    内上部に収納しておき、解凍室内下部にバーナ、バーナ
    と解凍容器の間に蒸発プレート、蒸発プレート上面に水
    を噴霧する水噴霧管をそれぞれ設け、蒸発プレートをバ
    ーナにて加熱し、加熱した蒸発プレートに水を噴霧する
    ことで、蒸発プレートより蒸気を発生させ、発生させた
    蒸気と蒸発プレートを加熱した後の燃焼ガスによって、
    解凍容器内に収納された冷凍食品の解凍を行う急速解凍
    装置において、解凍室内に蒸気部分とバーナ部分を隔て
    るガス透過性の仕切り壁を設けたことを特徴とする冷凍
    食品の急速解凍装置。
JP30827194A 1994-11-16 1994-11-16 急速解凍装置 Pending JPH08140646A (ja)

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JP30827194A JPH08140646A (ja) 1994-11-16 1994-11-16 急速解凍装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP30827194A JPH08140646A (ja) 1994-11-16 1994-11-16 急速解凍装置

Publications (1)

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JPH08140646A true JPH08140646A (ja) 1996-06-04

Family

ID=17979018

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30827194A Pending JPH08140646A (ja) 1994-11-16 1994-11-16 急速解凍装置

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JP (1) JPH08140646A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110100995A (zh) * 2019-05-24 2019-08-09 典发食品(苏州)有限公司 一种冷冻食品加热装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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