JPH08140055A - 記録装置及び再生装置 - Google Patents

記録装置及び再生装置

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JPH08140055A
JPH08140055A JP6278099A JP27809994A JPH08140055A JP H08140055 A JPH08140055 A JP H08140055A JP 6278099 A JP6278099 A JP 6278099A JP 27809994 A JP27809994 A JP 27809994A JP H08140055 A JPH08140055 A JP H08140055A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】特殊再生モードへの移行直後の復元画像表示を
可能にする。 【構成】入力パケットデータはデマルチプレクサ22に与
えて識別テーブルパケットを分離してパケットメモリ24
に記憶させる。また、入力パケットデータから分離した
映像パケットは特殊再生用映像パケット作成部25に与え
て特殊再生用映像パケットを作成してマルチプレクサ26
に与える。パケットメモリ24は特殊再生フレームの先頭
タイミングで識別テーブルパケットを出力し、マルチプ
レクサ26は識別テーブルパケットを特殊再生用映像フレ
ームに挿入する。マルチプレクサ26の出力は特殊再生用
パケットメモリ27によって保持させた後、マルチプレク
サ28によって通常再生用パケットと混合して出力する。
識別テーブルパケットが1特殊再生フレーム毎に挿入さ
れているので、通常再生モードから特殊再生モードへの
移行直後においても特殊再生用映像パケットの復号化が
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【産業上の利用分野】本発明は、MPEG規格のトラン
スポートストリームの記録及び再生に好適の記録装置及
び再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、MPEG(Moving Picture Exper
ts Group)2等の画像圧縮技術の確立によって、画像の
ディジタル化が進んでいる。テレビジョン放送において
も、MPEG2方式を採用したディジタル放送が検討さ
れ始めている。また、音声及び映像を統合的に扱い、ユ
ーザーの要求に応じて各種の情報サービスを画像によっ
ても提供することができるマルチメディアサービスも発
展しようとしている。MPEG2規格では、DCT(Di
screte Cosine Transform )変換、フレーム間予測符号
化、ランレングス符号化及びエントロピー符号化を複合
的に用いて映像信号を符号化する。即ち、MPEG方式
においては、1フレーム内でDCTによる圧縮(フレー
ム内圧縮)を行うだけでなく、フレーム間の相関を利用
して時間軸方向の冗長度を削減するフレーム間圧縮も採
用する。
【0003】MPEG2は、放送のマルチチャンネル化
及び通信又は蓄積メディアにおけるマルチメディア化に
対応した方式を有する。即ち、MPEG2は、複数の画
像、音声及びデータ等の時分割多重を容易にするため
に、パケット単位で伝送データを伝送するようになって
いる。1パケットは同一種類のデータによって構成し、
各パケットにデータの種類を示す識別信号を付加する。
これにより、画像及び音声データだけでなく、所定のプ
ライベートデータ等も同時に伝送することができ、放
送、通信又は蓄積分野において利用することができる。
【0004】図6はこのMPEG2規格における伝送単
位であるトランスポートパケットによって複数種類のデ
ータを伝送するようにしたトランスポートストリームを
示す説明図である。
【0005】トランスポートパケットはマルチプログラ
ム(チャンネル)に対応しており、復号化時において時
分割で伝送される複数のプログラムの中から所望のプロ
グラムのパケットを選択することができる。この選択の
ために、トランスポートパケットは、情報を伝送するペ
イロード(Payload )の前にリンクレベルヘッダ(Link
Level Header )を付加して伝送される。リンクレベル
ヘッダは、先頭に同期バイト(sync_byte )を配列し、
以後、ビットエラーの有無を示すエラーインジケータ
(transport packed error indicator)、PESパケッ
トの開始を示すユニット開始表示(PES packet start i
ndicator)、パケットの重要度を示すトランスポートパ
ケットプライオリティ(transport priority)、パケッ
トの識別情報であるPID(Packet identification
)、スクランブルの有無を示すスクランブル制御(str
ansport scrambling control )、ペイロードの有無等
を示すアダプテーションフィールド制御(adaptation f
ield control)、同一PIDの連続性を示す巡回カウン
タ(continuity counter)を順次配列して構成する。
【0006】MPEG2デコーダは、順次入力されるパ
ケットからPIDを参照して、同一PIDのパケットを
抽出する機能を有しており、これにより、伝送データか
ら所望のプログラムのみを復号化することができる。例
えば、映像データ、音声データ及びその他のデータを含
むトランスポートストリームが入力された場合でも、M
PEG2規格に対応したテレビジョン受像機を用いる
と、映像データをデコードして映出することが可能とな
る。
【0007】また、各パケットのPIDは送信側で任意
に設定可能であり、送信時にPIDとこのPIDによっ
て示される種類等の情報との対応を明らかにする必要が
ある。このため、トランスポートストリームにおいて
は、PIDのリスト等を記述する識別テーブルを所定の
トランスポートパケット(プログラムマップテーブル
(PMT)パケット)によって伝送すると共に、このP
MTパケットのPIDを示すトランスポートパケット
(プログラムアソシエーションテーブル(PAT)パケ
ット)を伝送する。このPATパケットのPIDは0に
設定されている。なお、以下説明の簡略化のために、P
MTパケットとPATパケットとが1つのパケット(以
下、識別テーブルパケットという)であるものとして説
明する。識別テーブルパケットは、所定の間隔毎に伝送
されており、そのPIDは0であるものとする。伝送さ
れた識別テーブルは、次の識別テーブルパケットによっ
て更新されるまで有効である。MPEG2デコーダにお
いては、識別テーブルパケットの識別テーブルを参照す
ることにより、PIDとデータの種類との関係を認識す
る。
【0008】図6において、映像データ、音声データ及
びその他のデータに基づく各パケットによってトランス
ポートストリーム1を構成している。図6の各パケット
の数字はPIDを示しており、トランスポートストリー
ム1の先頭にはPIDが0である識別テーブルパケット
2を配列して伝送することを示している。この識別テー
ブルパケットによって伝送される識別テーブルには、映
像データはPIDが19であり、音声データはPIDが
20であり、その他のデータはPIDが21であること
が示されている。即ち、図6のPIDに示すように、ト
ランスポートストリーム1は、識別テーブルパケットに
続けて、映像データ,音声データ,その他のデータ、映
像データ,…の順にパケットを配列して伝送している。
【0009】図6の斜線部に示す2番目の識別テーブル
パケット3は、前の識別テーブルパケット2の識別テー
ブルを更新する内容となっている。即ち、識別テーブル
パケット3の識別テーブルは映像データが39、音声デ
ータが40、その他のデータが41のPIDであること
を示している。このPIDによって、図6に示すよう
に、トランスポートストリーム1は識別テーブルパケッ
ト3に続けて、映像データ,音声データ,その他のデー
タ,映像データ,…の順にパケットを配列して伝送して
いることが分かる。
【0010】ところで、このようなトランスポートスト
リームをVCR(ビデオテープレコーダ)によって記録
することが考えられる。ヘリカルスキャン型のVCRは
磁気テープに形成された記録トラックを回転ドラムヘッ
ドによってトレースすることにより、磁気テープに記録
された情報を読出している。記録時と再生時とで回転ド
ラムヘッドの回転速度及び磁気テープのテープ走行速度
を一致させることにより、記録トラックのパターンと再
生時のヘッドトレースパターンとを一致させて通常再生
を行うことができる。
【0011】一方、特殊再生時には、テープ走行速度を
倍速数に応じて変化させる。この場合には、ヘッドは記
録トラックを横切りながらトレースを行う。そして、ト
レースした部分のうち各ヘッドと記録トラックのアジマ
スが一致する部分のデータのみが再生される。この場合
でも、画面上の位置と記録媒体上の記録位置とが対応す
るアナログ記録においては、1画面を再現することが可
能である。なお、明細書中では、説明を簡略化するため
に、アジマスを考慮せずに記載している。
【0012】しかし、MPEG方式で圧縮された画像デ
ータを記録媒体に記録した場合には、フレーム内圧縮フ
レームとフレーム間圧縮フレームとでは符号量が相違す
ることから、画像データの画面上の垂直位置と記録媒体
上の垂直記録位置とは対応せず、高速再生時の再生デー
タによって、1フレームを再現することができるとは限
らない。更に、フレーム間圧縮フレームは単独のフレー
ムでは復号することができないので、高速再生時のよう
に、復号されないフレームが発生する場合には再生不能
となってしまう。
【0013】そこで、本件出願人が先に出願した特願平
6一065298号明細書においては、高速再生時にへ
ッドが通過する各トラックの位置に、断続的に高速再生
用のデータを記録する方法が提案されている。再生時に
は高速再生用のデータが記録されている領域を正確にト
ースすることで高速再生画像を得る。
【0014】図7はこの提案におけるヘッドトレースを
説明するための説明図である。
【0015】磁気テープ5には記録トラック6を形成し
ている。高速再生時には、ヘッドのトレース軌跡7は複
数の記録トラック6に跨る。このトレース軌跡7は倍速
数に基づくものとなり、トラッキング位相を制御する
と、高速再生時において必ずトレースされる特殊再生デ
ータ記録領域(図7の斜線部)8が存在する。高速再生
時のヘッドトレースによって、特殊再生データ記録領域
8をトレースして、この領域8に記録されている特殊再
生データを再生することができる。
【0016】即ち、この提案においては、記録時には、
入力された符号化データを通常再生用のデータとして特
殊再生データ記録領域8以外の領域に記録する。一方、
符号化データから特殊再生データを作成して、特殊再生
データ記録領域8に記録する。図8はこの特殊再生デー
タ記録領域8に記録するデータストリームを示す説明図
である。図8(a)は入力データストリームを示し、図
8(b)は特殊再生データストリームを示している。図
8の数字はPIDを示している。
【0017】入力データストリームは、図6と同一のス
トリームであるものとする。図8(a)に示すPID1
9,39はパケットが映像データであることを示し、P
ID20,40はパケットが音声データであることを示
し、PID21,41はパケットがその他のデータであ
ることを示している。
【0018】特殊再生データは、PID19,39によ
って示される映像データのパケットから作成される。例
えば、映像データのフレーム内圧縮データのみによって
特殊再生データを作成する。また、記録した特殊再生デ
ータを再生してMPEG2デコーダに与えて復号化可能
とするためには、識別テーブルパケットも記録する必要
がある。この理由から、図8(b)に示すように、PI
D0の識別テーブルパケットも特殊再生データとして記
録する。
【0019】ところで、特殊再生データの記録レートと
通常再生用のデータの記録レートとの相違から、同一の
トラックに記録された特殊再生データと通常再生用のデ
ータとは、時間的に離れたフレームのデータとなる。図
9は記録データとフレームとの対応を示す説明図であ
る。図9(a)は記録トラックを示し、図9(b)は特
殊再生データ記録領域の記録データを示し、図9(c)
は再生時の画面表示タイミングを示している。
【0020】磁気テープ5には所定倍速数の特殊再生デ
ータを記録するための特殊再生データ記録領域を設けて
ある。図9(a)の下端の数字は記録トラック番号を示
している。特殊再生データ記録領域には通常再生用のデ
ータと異なる時間のフレームデータを記録している。例
えば、図9(b)に示すように、トラック番号2の特殊
再生データ記録領域11にはPIDが0のパケットデータ
に続けて第0フレーム及び第1フレームの一部の映像デ
ータを記録しており、トラック番号6の特殊再生データ
記録領域12には第1フレームの一部及び第2フレームの
一部の映像データを記録し、トラック番号10の特殊再
生データ記録領域13には第2及び第3フレームの一部の
映像データを記録している。また、トラック番号14の
特殊再生データ記録領域14には、第3フレームの一部の
映像データに続けてPIDが0のパケットデータを記録
し、更に、第4フレームの一部の映像データを記録して
いる。
【0021】ところで、図9(b)の斜線に示す識別テ
ーブルパケット2,3は異なる識別テーブルを伝送する
ことがある。従って、上述したように、MPEG2デコ
ーダにおいては、映像データの復号化に際して識別テー
ブルを復号化する必要がある。いま、通常再生モードか
ら特殊再生モードに変化するものとする。この場合に、
トレース15によって再生データが得られるものとする
と、特殊再生データ記録領域11の識別テーブルパケット
2が再生されるので、以後の第0フレーム以降のデータ
を復号化可能である。この場合には、図9(c)に示す
ように、第0フレームの映像データの復号化処理によっ
て得られた第0フレームの画像を次の第1フレームの映
像データの復号化処理が終了するまで保持して表示す
る。同様に、各フレームの画像は次のフレームの復号化
処理が終了するまで保持して表示する。なお、図9
(c)の横軸の目盛りは1フレームの表示時間を示して
いる。
【0022】ところが、再生モードの変化タイミングに
よっては、必ずしも特殊再生データ記録領域11が再生さ
れるとは限らない。例えば、特殊再生モードに移行した
直後において、先ずトレース16によって再生データが得
られるものとする。この場合には、特殊再生データ記録
領域12から第1及び第2フレームの一部の映像データが
再生される。しかしながら、これらのフレームのデータ
の種類を判別するための識別テーブルパケット2が再生
されていないので、MPEG2デコーダにおいて特殊再
生データ記録領域12の再生データを復号化することはで
きない。同様に、次のトレース17によって得られる第2
及び第3フレームの一部の映像データについても復号化
することはできない。即ち、この場合には、トレース18
による特殊再生データ記録領域14の再生データ中に含ま
れる識別テーブルパケット3の復号化後の再生データの
みが映像表示に用いられることになる。図9(c)に示
すように、特殊再生モード時には信号レートが極めて低
く、数フレーム期間同一の画像を保持して表示するよう
になっていることから、通常再生モードから特殊再生モ
ードに移行した直後において、比較的長時間画像表示が
不可能となってしまう。
【0023】図10は図9(a)に示す特殊再生モード
時の一連のトレースによって得られる再生データを示す
説明図である。図10のNPは再生された通常再生用デ
ータを示し、TPは再生された特殊再生データを示して
いる。
【0024】各トレースの前半には通常再生用データを
記録した領域から再生データNPが得られ、特殊再生デ
ータ記録領域がトレースされることによって特殊再生デ
ータTPが得られる。こうして、図10に示す再生デー
タ列が得られる。記録時においては、特殊再生用のパケ
ットと通常再生用のパケットとではPIDを区別してい
ない。従って、特殊再生モード時において図10に示す
再生データ列から特殊再生データTPのみを抽出するた
めに、記録時に通常再生用のパケットであるか又は特殊
再生用のパケットであるかを判別するための情報を記録
しなければならない。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来、通
常再生モードから特殊再生データ記録領域に記録した特
殊再生データを再生する特殊再生モードに移行した直後
においては、特殊再生画像を復元することができないこ
とがあるという問題点があった。また、通常再生用のパ
ケットであるか又は特殊再生用のパケットであるかを判
別するための情報を記録しなければならないという問題
点もあった。
【0026】本発明は、通常再生モードから特殊再生モ
ードへの移行直後においても、速やかに特殊再生画像を
復元することができる記録装置を提供することを目的と
する。
【0027】また、本発明は、通常再生モードから特殊
再生モードへの移行直後においても、速やかに特殊再生
画像を復元することができる再生装置を提供することを
目的とする。
【0028】また、本発明は、通常再生用のパケットで
あるか又は特殊再生用のパケットであるかを判別するた
めの情報を記録することなく特殊再生モード時において
特殊再生データを確実に再生することができる記録装置
を提供することを目的とする。
【0029】また、本発明は、通常再生用のパケットで
あるか又は特殊再生用のパケットであるかを判別するた
めの情報を記録することなく特殊再生モード時において
特殊再生データを確実に再生することができる再生装置
を提供することを目的とする。
【0030】[発明の構成]
【課題を解決するための手段】本発明に係る記録装置
は、複数種類のデータを所定のパケット単位で時分割多
重した入力パケットデータ列から所定の1又は複数種類
のパケットデータを前記パケット毎に挿入された識別信
号に基づいて選択して特殊再生データを作成し作成した
特殊再生データを前記パケット単位に変換して特殊再生
用パケットデータ列を出力する特殊再生用パケット作成
手段と、前記入力パケットデータ列中に前記識別信号を
判別するために含まれた識別テーブルパケットを分離し
て保持し前記特殊再生用パケットデータ列に複数回挿入
して出力する識別テーブルパケット挿入手段と、トラッ
クの所定位置の特殊再生データ記録領域に前記識別テー
ブルパケット挿入手段の出力を記録することが可能な記
録手段とを具備したものである。
【0031】
【作用】本発明において、特殊再生用パケット作成手段
は、入力パケットデータ列から所定のパケットデータを
選択して特殊再生データを作成し、パケット単位に変換
して特殊再生用パケットデータ列を出力する。識別テー
ブルパケット挿入手段は、入力パケットデータ列に含ま
れる識別テーブルパケットを保持して特殊再生用パケッ
トデータ列に複数回挿入する。記録手段は識別テーブル
パケット挿入手段の出力を特殊再生データ記録領域に記
録する。特殊再生時には、特殊再生データ記録領域がト
レースされて特殊再生用パケットデータ及び識別テーブ
ルパケットが再生される。特殊再生用パケットデータ列
には識別テーブルパケットが複数回挿入されているの
で、特殊再生モード移行直後の再生信号に識別テーブル
パケットが含まれる可能性が高い。このため、通常再生
モードから特殊再生モードに移行した直後から特殊再生
用パケットデータを復号することができる可能性が高く
なり、モード移行直後から特殊再生画像の表示を可能に
することができる。
【0032】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る記録装置の一実施例を
示すブロック図である。
【0033】入力端子21には例えばMPEG2規格のト
ランスポートストリーム等のパケットデータを入力す
る。パケットデータとしては、映像データ用の映像パケ
ットの外にその他のデータ用の他のパケットを伝送す
る。各パケットデータはPIDを有しており、このPI
Dによってパケットデータの種類等を判別することがで
きるようになっている。また、PIDと種類との関係を
示す識別テーブルパケットが所定の間隔で伝送されるよ
うになっている。
【0034】パケットデータはデマルチプレクサ22に供
給する。デマルチプレクサ22はパケットデータに含まれ
るPIDに基づいてパケットデータを種類毎に分離し、
識別テーブルパケットを識別テーブルデコーダ23及びパ
ケットメモリ24に出力し、映像パケットを特殊再生用映
像パケット作成部25に出力する。識別テーブルデコーダ
23は、データの種類とPIDとの関係を示す識別テーブ
ルをデコードし、デマルチプレクサ22に出力する。デマ
ルチプレクサ22は、識別テーブルに基づいて各パケット
を種類毎に分離するようになっている。
【0035】特殊再生用映像パケット作成部25は、映像
パケットのデータから特殊再生用の映像データ(特殊再
生フレームデータ)を作成し、作成した特殊再生フレー
ムデータをパケット単位に変換して特殊再生用映像パケ
ットを作成してマルチプレクサ26に出力する。また、特
殊再生用映像パケット作成部25は、特殊再生用映像パケ
ット内の特殊再生フレームの先頭を検出し、検出タイミ
ングでタイミング信号をパケットメモリ24に出力するよ
うになっている。パケットメモリ24は識別テーブルパケ
ットを記憶してタイミング信号のタイミングでマルチプ
レクサ26に出力する。マルチプレクサ26は、パケットメ
モリ24からの識別テーブルパケットと特殊再生用映像パ
ケット作成部25からの特殊再生用映像パケットとをマル
チプレクスして特殊再生用記録パケットとして特殊再生
用パケットメモリ27に出力する。
【0036】特殊再生用パケットメモリ27はマルチプレ
クサ26の出力を記憶してマルチプレクサ28に出力する。
一方、入力端子21に入力されたパケットデータは通常再
生用パケットメモリ29にも供給する。通常再生用パケッ
トメモリ29は入力されたパケットデータを記憶してマル
チプレクサ28に出力する。マルチプレクサ28は、特殊再
生用パケットメモリ27からの特殊再生用映像パケットと
通常再生用パケットメモリ29からの通常再生用パケット
とを記録するデータ順序に並べ変えて、記録データとし
て図示しない記録部に出力する。なお、記録部は、記録
データに所定のヘッダ及びエラー訂正符号を付加すると
共に、所定の変調処理を行った後に図示しない磁気テー
プに記録を行うようになっている。また、マルチプレク
サ28のデータ配列によって、磁気テープ上の所定位置に
設けた特殊再生データ記録領域に特殊再生用映像パケッ
トを記録し、他の領域に通常再生用パケットを記録する
ことができるようになっている。
【0037】次に、このように構成された実施例の動作
について図2を参照して説明する。図2は記録データと
フレームとの対応を示す説明図である。図2(a)は記
録トラックを示し、図2(b)は特殊再生データ記録領
域の記録データを示し、図2(c)は再生時の画面表示
タイミングを示している。なお、図2(a)の下端の数
字は記録トラック番号を示している。また、図2(c)
の横軸の目盛りは1フレームの表示時間を示している。
【0038】入力端子21を介して入力されたパケットデ
ータはデマルチプレクサ22に与える。デマルチプレクサ
22はパケットデータのPIDを検出して、PIDが0の
パケットデータを識別テーブルパケットとして識別テー
ブルデコーダ23に出力する。識別テーブルデコーダ23は
識別テーブルパケットをデコードして識別テーブルを作
成してデマルチプレクサ22に出力する。デマルチプレク
サ22は、識別テーブルに基づいて、順次入力されるパケ
ットデータを識別テーブルパケット、映像パケット及び
その他のパケットに分離する。
【0039】識別テーブルパケットはパケットメモリ22
に与えて記憶させる。映像パケットは特殊再生用映像パ
ケット作成部25に供給する。特殊再生映像パケット作成
部25は、映像パケットのデータから特殊再生用の映像デ
ータ(特殊再生フレームデータ)を作成し、作成した特
殊再生フレームデータをパケット単位に変換して特殊再
生用映像パケットを作成する。また、特殊再生用映像パ
ケット作成部25は、特殊再生用映像パケットに含まれる
特殊再生フレームの先頭位置を検出し、検出タイミング
でタイミング信号をパケットメモリ24に出力する。この
タイミング信号によって、パケットメモリ24は記憶して
いる識別テーブルパケットをマルチプレクサ26に出力す
る。
【0040】マルチプレクサ26は特殊再生用映像パケッ
トとパケットメモリ24からの識別テーブルパケットとを
マルチプレクスして特殊再生用パケットメモリ27に出力
する。これにより、マルチプレクサ26の出力には1特殊
再生フレーム単位で識別テーブルパケットが含まれるこ
とになる。マルチプレクサ26の出力は特殊再生用パケッ
トメモリ27によって保持する。
【0041】一方、入力端子21から入力されたパケット
データは通常再生用パケットメモリ29によって記憶させ
てマルチプレクサ28に供給している。マルチプレクサ28
は、磁気テープの特殊再生データ記録領域に対応する期
間には特殊再生用パケットメモリ27からの特殊再生用映
像パケットを出力し、特殊再生データ記録領域以外の領
域に対応する期間には通常再生用パケットメモリ29から
の通常再生用パケットを出力する。マルチプレクサ28の
出力は記録データとして図示しない記録部に与え、所定
のヘッダ及びエラー訂正符号を付加すると共に、所定の
変調処理を行って磁気テープに記録する。
【0042】図2(a)は記録部によって記録された磁
気テープの記録トラックを示している。磁気テープ31に
は所定倍速数の特殊再生データを記録するための特殊再
生データ記録領域T1 ,T2 ,…(斜線部)を設けてあ
る。特殊再生データ記録領域T1 ,T2 ,…には特殊再
生用パケットメモリ27からの特殊再生用映像パケットに
基づくデータが記録されている。また、他の領域には通
常再生用パケットメモリ29からの通常再生用パケットに
基づくデータが記録されている。
【0043】図2(b)は特殊再生データ記録領域T1
,T2 ,…に記録されているデータを示している。図
2(b)の斜線部はPIDが0の識別テーブルパケット
を示している。図2(b)に示すように、特殊再生デー
タ記録領域T1 にはPIDが0の識別テーブルパケット
A1 、第0フレームのデータ、PIDが0の識別テーブ
ルパケットA2 及び第1フレームのデータの一部を記録
している。また、特殊再生データ記録領域T2 には、第
1フレームのデータの一部、PIDが0の識別テーブル
パケットA3 及び第2フレームのデータの一部を記録し
ている。特殊再生データ記録領域T3 には、第2フレー
ムのデータの一部、PIDが0の識別テーブルパケット
A4 及び第3フレームのデータの一部を記録している。
特殊再生データ記録領域T4 には、第3フレームのデー
タの一部、PIDが0の識別テーブルパケットB2 及び
第4フレームのデータを記録している。
【0044】上述したように、識別テーブルパケット
は、パケットメモリ24によって各フレームデータの先頭
タイミングで特殊再生用映像パケットに挿入される。即
ち、次の識別テーブルパケットが伝送されるまで、前の
識別テーブルパケットがフレーム毎に繰返し記録される
ことになる。例えば、識別テーブルパケットA1 乃至A
4 は同一の識別テーブルパケットに基づくものであって
同一の識別テーブルを伝送する。また、識別テーブルパ
ケットB1 は識別テーブルA1 とは異なる識別テーブル
を伝送する。
【0045】いま、通常再生モードから特殊再生モード
に移行するものとする。この場合において、モード移行
後に最初に有効なトレースが特殊再生データ記録領域T
2 からデータを再生するトレース35であるものとする。
そうすると、トレース35によって、先ず、特殊再生デー
タ記録領域T2 の第1フレームの一部のデータ、識別テ
ーブルパケットA3 及び第2フレームの先頭のデータが
再生される。これらの再生データのうち第1フレームの
データは先頭の部分が再生されていないので、復号化に
用いられない。しかし、第2フレーム先頭のデータは識
別テーブルパケットA3 が復号化されているので、特殊
再生用映像パケットであることが識別可能である。以
後、トレース36,37,…によって得られる再生データ
は、識別テーブルパケットA3 ,A4 ,…の復号化デー
タを用いて復号化可能である。また、例えば、通常再生
モードから特殊再生モードへの移行後に最初に有効なト
レースがトレース36である場合でも、同様に、識別テー
ブルパケットA4 以降に再生されるデータは復号化可能
である。
【0046】図2(c)は通常再生モードから特殊再生
モードへの移行後に最初に有効なトレースがトレース34
である場合の復元画像の表示タイミングを示している。
この場合には、図2(c)に示すように、識別テーブル
パケットA1 が再生されているので、第0フレーム以降
の再生データを復号化可能である。復号化処理した第0
フレームの映像データは次の第1フレームの復号化処理
が終了するまで保持して繰返し表示する。同様に、各フ
レームの復号化データは、次のフレームの復号化処理が
終了するまで保持して繰返し表示する。
【0047】このように、本実施例においては、特殊再
生データ記録領域に記録する特殊再生用映像パケットは
特殊再生フレーム毎に識別テーブルパケットを繰返し挿
入して作成していることから、いずれのトレースタイミ
ングから特殊再生モードのトレースが開始された場合で
も、フレームの先頭部分が再生されるときには必ず識別
テーブルパケットも再生することができる。このため、
通常再生モードから特殊再生モードに移行した直後から
特殊再生画像を復元して映出することができる。
【0048】なお、本実施例においては、識別テーブル
パケットをパケットメモリ24から1特殊再生フレーム毎
に出力させて特殊再生用映像パケットに挿入したが、他
の周期で挿入してもよいことは明らかである。
【0049】図3は本発明の他の実施例を示すブロック
図である。図3において図1と同一の構成要素には同一
符号を付して説明を省略する。
【0050】本実施例はパケットメモリ24を削除し、特
殊再生用映像パケット作成部25に代えて特殊再生用映像
パケット作成部40を採用すると共に、特殊再生用識別テ
ーブルパケット作成部41を設けた点が図1の実施例と異
なる。識別テーブルデコーダ23は識別テーブルをデマル
チプレクサ22に出力すると共に、特殊再生用識別テーブ
ルパケット作成部41にも出力する。特殊再生用識別テー
ブルパケット作成部41は、識別テーブルを変更すること
により、通常再生用パケットに使用されているPIDと
異なるPIDを特殊再生用映像パケット用として設定
し、特殊再生用PIDとして特殊再生用映像パケット作
成部40に出力する。また、特殊再生用識別テーブルパケ
ット作成部41は、変更した識別テーブルパケットを特殊
再生用の識別テーブルパケットとしてマルチプレクサ26
に出力するようになっている。
【0051】特殊再生用映像パケット作成部40は、映像
パケットのデータから特殊再生フレームデータを作成
し、作成した特殊再生フレームデータをパケット単位に
変換して特殊再生用映像パケットを作成する。この場合
には、特殊再生用映像パケット作成部40は、各パケット
のPIDとして特殊再生用識別テーブルパケット作成部
41からの特殊再生用PIDを用いるようになっている。
特殊再生用映像パケットはマルチプレクサ26に与える。
マルチプレクサ26は、特殊再生用識別テーブルパケット
作成部41からの識別テーブルパケットと特殊再生用映像
パケット作成部40からの特殊再生用映像パケットとをマ
ルチプレクスして特殊再生用記録パケットとして特殊再
生用パケットメモリ27に出力する。例えば、マルチプレ
クサ26は、特殊再生用映像パケットに含まれる1特殊再
生フレーム単位で識別テーブルパケットを挿入して出力
する。
【0052】このように構成された実施例においては、
識別テーブルデコーダ23によってデコードした識別テー
ブルはデマルチプレクサ22に供給すると共に、特殊再生
用識別テーブルパケット作成部41にも出力する。特殊再
生用識別テーブルパケット作成部41は、特殊再生用映像
パケットのPIDを通常再生用パケットに用いるPID
とは異なるものに設定して、特殊再生用PIDとして特
殊再生用映像パケット作成部40に出力する。これによ
り、特殊再生用映像パケット作成部40が作成する特殊再
生用映像パケットのPIDと通常再生用パケットメモリ
29からの通常再生パケットのPIDとは相違する。マル
チプレクサ26は、PIDの設定が変更された識別テーブ
ルパケットを例えば1特殊再生フレーム毎に特殊再生用
映像パケットに挿入して出力する。他の作用は図1の実
施例と同様である。
【0053】磁気テープの所定位置に設けられる特殊再
生データ記録領域に記録される特殊再生用映像パケット
に設定したPIDと他の領域に記録される通常再生用パ
ケットのPIDとが相違するので、デコーダ側において
は、PIDを識別することによって再生データから特殊
再生用映像パケットのみを抽出することができる。この
ため、記録時に、通常再生用のパケットであるか又は特
殊再生用のパケットであるかを判別するための情報を記
録する必要がない。
【0054】図4は本発明の他の実施例を示すブロック
図である。図4において図1と同一の構成要素には同一
符号を付して説明を省略する。
【0055】本実施例はパケットメモリ24を削除すると
共に、特殊再生用映像パケット作成部25に代えて、特殊
再生用映像パケット作成部51を採用した点が図1の実施
例と異なる。
【0056】特殊再生用映像データパケット作成部51
は、映像パケットのデータから特殊再生フレームデータ
を作成し、作成した特殊再生フレームデータをパケット
単位に変換して特殊再生用映像パケットを作成する。こ
の場合には、特殊再生用映像パケット作成部51は、特殊
再生用の各パケットのPIDを通常再生用パケットメモ
リ29からの通常再生用パケットには使用されていない所
定コードの特殊再生用PIDに変更するようになってい
る。この特殊再生用映像パケットは特殊再生用パケット
メモリ27に出力する。即ち、本実施例においては、磁気
テープの所定位置に設けられる特殊再生データ記録領域
には識別テーブルパケットを記録せず、特殊再生用映像
パケット作成部51からの特殊再生用映像パケットのみを
記録するようになっている。
【0057】図5は図4の記録装置によって記録された
磁気テープを再生する再生装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【0058】入力端子61には図示しない磁気テープをト
レースして得た再生信号に対して、復調処理及びエラー
訂正処理等を施して得た再生データを供給する。この再
生データはデマルチプレクサ61に与える。デマルチプレ
クサ61は再生データに含まれる各パケットのPIDを検
出し、検出したPIDに基づいて通常再生用パケットと
特殊再生用映像パケットとを分離する。即ち、デマルチ
プレクサ61は、通常再生用パケットに用いられているP
IDであるか又は特殊再生用PIDであるかに基づいて
通常再生用パケットと特殊再生用映像パケットとを分離
する。デマルチプレクサ61は、通常再生用パケットをス
イッチ63の端子aを与え、特殊再生用映像パケットをマ
ルチプレクサ64に与える。マルチプレクサ64には特殊再
生用識別テーブル発生部65の出力も供給するようになっ
ている。
【0059】特殊再生用識別テーブル発生部65は、特殊
再生用PIDに対応する識別テーブルを発生してマルチ
プレクサ64に出力する。マルチプレクサ64は、特殊再生
用映像パケットに識別テーブルパケットを挿入してスイ
ッチ63の端子bに出力する。例えば、マルチプレクサ64
は、通常再生モードから特殊再生モードへの移行直後の
みに識別テーブルパケットを挿入してもよく、また、所
定のタイミングで挿入してもよい。
【0060】スイッチ63は、通常再生モード時には端子
aを選択し特殊再生モード時には端子bを選択して入力
されたパケットデータを出力バッファ66に出力する。出
力バッファ66は入力されたパケットデータを再生レート
で図示しないデコーダに出力するようになっている。
【0061】このように構成された図4の記録装置にお
いては、特殊再生用映像パケット作成部51において特殊
再生用映像パケットを作成する。この場合には、特殊再
生用映像パケットのPIDを通常再生用パケットには使
用されない特殊再生用PIDに変更する。特殊再生用映
像パケット作成部51からの特殊再生用映像パケットは特
殊再生用パケットメモリ27を介してマルチプレクサ28に
供給する。即ち、特殊再生用パケットメモリ27の出力に
は識別テーブルパケットは含まれていない。マルチプレ
クサ28は、磁気テープの特殊再生データ記録領域に対応
する期間には特殊再生用パケットメモリ27からの特殊再
生用映像パケットを出力し、特殊再生データ記録領域以
外の領域に対応する期間には通常再生用パケットメモリ
29からの通常再生用パケットを出力する。
【0062】一方、図5の再生装置においては、再生デ
ータをデマルチプレクサ62に与える。通常再生用パケッ
トに使用されているPIDのコードと特殊再生用映像パ
ケットに使用されている特殊再生用PIDのコードとが
相違することを利用して、デマルチプレクサ62は通常再
生用パケットと特殊再生用映像パケットとを分離する。
特殊再生用識別テーブル発生部65は、特殊再生用PID
に対応する識別テーブルを発生してマルチプレクサ64に
出力している。マルチプレクサ64は、特殊再生用映像パ
ケットに識別テーブルを挿入してスイッチ63に出力す
る。
【0063】特殊再生モード時にはスイッチ63は端子b
を選択する。これにより、マルチプレクサ64の出力が出
力バッファ66を介して再生レートで出力される。マルチ
プレクサ64からの特殊再生用映像パケットには例えば特
殊再生モードへの移行直後において識別テーブルが挿入
されており、図示しないデコーダにおいてこの識別テー
ブルを復号化することにより、特殊再生用映像パケット
の映像データを復号化することができる。
【0064】このように、図4及び図5の実施例におい
ては、特殊再生用映像パケットに用いるPIDを通常再
生用パケットには用いない所定のコードに設定して、磁
気テープの特殊再生データ記録領域に識別テーブルパケ
ットを記録することなく特殊再生用映像パケットのみを
記録しており、記録レートを向上させることができる。
また、再生側において特殊再生用PIDに対応した識別
テーブルパケットを発生させて特殊再生用映像パケット
に挿入することにより、特殊再生モード時に特殊再生用
映像パケットの復号化を可能にしており、通常再生モー
ドから特殊再生モードに移行した直後においても確実に
特殊再生画像を復元して表示することができる。
【0065】なお、上記各実施例においては、特殊再生
画像をフレームデータとして説明したが、フィールドデ
ータであってもよく、また、画面上の所定領域のデータ
であってもよい。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、通
常再生モードから特殊再生モードへの移行直後において
も、確実に特殊再生画像を復元することができるという
効果を有する。また、通常再生用のパケットであるか又
は特殊再生用のパケットであるかを判別するための情報
を記録することなく特殊再生モード時において特殊再生
データを確実に再生することができるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置の一実施例を示すブロッ
ク図。
【図2】実施例の動作を説明するための説明図。
【図3】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【図4】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【図5】図4の記録装置によって記録された磁気テープ
を再生する再生装置の一実施例を示すブロック図。
【図6】MPEG2規格における伝送単位であるトラン
スポートパケットによって複数種類のデータを伝送する
ようにしたトランスポートストリームを示す説明図。
【図7】従来例におけるヘッドトレースを説明するため
の説明図。
【図8】従来例における特殊再生データ記録領域に記録
するデータストリームを示す説明図。
【図9】従来例における記録データとフレームとの対応
を示す説明図。
【図10】従来例における再生データを示す説明図。
【符号の説明】
22…デマルチプレクサ、23…識別テーブルデコーダ、24
…パケットメモリ、25…特殊再生用映像パケット作成
部、26,28…マルチプレクサ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/783 J 5/92

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類のデータを所定のパケット単位
    で時分割多重した入力パケットデータ列から所定の1又
    は複数種類のパケットデータを前記パケット毎に挿入さ
    れた識別信号に基づいて選択して特殊再生データを作成
    し作成した特殊再生データを前記パケット単位に変換し
    て特殊再生用パケットデータ列を出力する特殊再生用パ
    ケット作成手段と、 前記入力パケットデータ列中に前記識別信号を判別する
    ために含まれた識別テーブルパケットを分離して保持し
    前記特殊再生用パケットデータ列に複数回挿入して出力
    する識別テーブルパケット挿入手段と、 トラックの所定位置の特殊再生データ記録領域に前記識
    別テーブルパケット挿入手段の出力を記録することが可
    能な記録手段とを具備したことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記識別テーブルパケット挿入手段は、
    特殊再生時の画像を構成するデータ単位で前記識別テー
    ブルパケットを前記特殊再生用パケットデータ列に挿入
    することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記特殊再生用パケット作成手段は、前
    記入力パケットデータ列に含まれる識別信号とは異なる
    識別信号を前記特殊再生用パケットデータ列用の識別信
    号として設定することを特徴とする請求項1に記載の記
    録装置。
  4. 【請求項4】 前記特殊再生用パケット作成手段は、前
    記特殊再生用パケットデータ列用の識別信号として前記
    入力パケットデータ列には設定されていない所定のコー
    ドを割当てることを特徴とする請求項3に記載の記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記識別テーブルパケット挿入手段を削
    除して、前記特殊再生用パケット作成手段の出力を前記
    記録手段に与えることを特徴とする請求項4に記載の記
    録装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の記録装置によって記録
    されたデータを再生する再生手段と、 前記所定のコードに対応する識別テーブルパケットを発
    生する識別テーブルパケット発生手段と、 前記再生手段の出力と前記識別テーブルパケット発生手
    段の出力とを混合する混合手段とを具備したことを特徴
    とする再生装置。
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