JPH08140027A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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JPH08140027A
JPH08140027A JP6272030A JP27203094A JPH08140027A JP H08140027 A JPH08140027 A JP H08140027A JP 6272030 A JP6272030 A JP 6272030A JP 27203094 A JP27203094 A JP 27203094A JP H08140027 A JPH08140027 A JP H08140027A
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JP
Japan
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image data
data
hard disk
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Withdrawn
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JP6272030A
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English (en)
Inventor
Takeo Kawase
健夫 川瀬
Tsugio Ide
次男 井出
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】デジタル記録方式のビデオカメラにおいて画像
データの一元的な管理を可能とする。記録媒体の着脱機
構をなくす。 【構成】撮影機構とハードディスク、半導体メモリ等の
固定式記録媒体と、データ通信手段とデータ管理手段か
らなる。データ管理手段は転送済みの画像データに転送
済み符号を付加して、画像データの管理を可能にする。
さらに、蓄電池に充電しながら、データが転送できるよ
うな制御手段を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固定型の半導体記録媒体
や磁気記録媒体にデジタル画像情報を記録するビデオカ
メラに関する。
【0002】
【従来の技術】静止画像や動画像等の画像データ(音響
データも含む)を記録する機器として、磁気テープにア
ナログデータを記録する方式が最も初期に、最も成功し
た方式である。しかし、デジタル処理の高速化、大容量
化に伴って、画像データもデジタルデータとして処理す
ることが可能となってきた。画像データをデジタルデー
タで扱うことの特徴は、コピーによる画質劣化がないこ
と、コンピュータで画像データを他の文字データ、図形
データなどとともに一元的に管理、処理が可能であるこ
と、画質が記録媒体に依存しないこと、が挙げられる。
さらに、このデジタルデータを記録する媒体としてラン
ダムアクセスが可能な媒体を用いることによって、画像
データの編集作業が飛躍的に向上する。そのため、家庭
用のビデオカメラにもランダムアクセスが可能な媒体に
デジタル記録をおこなう方式を用いることの優位性が強
調されてきた。その結果、考案されたのが、光ディス
ク、ICカード、交換可能な磁気ディスクを備えたビデ
オカメラであった。特開昭62−115976、特開昭
62−266986には光ディスクを利用したビデオカ
メラが開示されている。光ディスクは1枚のディスクあ
たりの記憶容量が大きく、低コストで製造が可能なこと
から、従来の磁気テープにとってかわる記録媒体として
注目されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の着脱式の記録媒体はランダムアクセスが可能な範囲が
ある1個の記録媒体に限定されるという問題点があっ
た。例えば、1個あたりの記憶容量の比較的大きい光デ
ィスクを例にとって説明する。光磁気記録、相変化記録
などの記録方式を利用した光ディスクは、直径が120
mmのサイズで3ギガバイトの記録容量を有する。この
容量は動画の圧縮方式としてMPEG2を使った場合、
約2時間の記録が可能な大きさである。この2時間分の
記録時間をビデオカメラで消費する場合、2時間分を使
いきるのにどれくらいの期間を要するかは全く利用者に
依るところである。ある利用者は1ケ月で使いきるだろ
うし、別の利用者は1年かかるかも知れない。しかし、
どちらにしても利用者の一生の記録を残すのには2時間
が短すぎることは確かである。その結果、ほぼ全ての利
用者は時間経過に伴って複数の光ディスクに渡って記録
を残すことになる。利用者は光ディスクのカートリッジ
に表題を書いておくことで分類することになる。記録内
容が多岐に渡っているとき、それぞれの記録内容に対応
する表題をすべて狭いカートリッジ上に書いておくこと
は困難である。光ディスクは厚みが小さいので、本の背
表紙に対応する箇所に多くの表題を書くことはさらに困
難である。
【0004】やがて、時間が経過して利用者がいつか撮
ったはずのあるシーンを見たくなったときに、彼は表題
を頼りに目的の光ディスクに辿り着こうとするが、背表
紙に書かれた表題は小さくて読みにくいうえに、表題は
記録内容を的確に示すとは限らない。彼は、ビデオカメ
ラが磁気テープにアナログ信号を記録する方式だった頃
と、それほど変わらない手法、つまり、光ディスクを再
生装置へ入れては内容を確かめる作業を繰り返さなけれ
ばならない。光ディスクがICカードや交換可能な磁気
ディスクに変わったとしても事情は変わらない。このよ
うに、着脱可能な記録媒体に記録内容を残しておくこと
は、オンライン上にデータがないのでデジタル記録やラ
ンダムアクセスの特徴を十分活かしきれない。
【0005】また、ビデオカメラに着脱可能な記録媒体
を用いるためには、記録媒体の着脱機構を設ける必要を
生じていた。着脱機構はビデオカメラを複雑化して、重
量、体積、コストを増加させたり、ビデオカメラ全体の
レイアウトやデザインを制約したり、着脱開口部から粉
塵が侵入して故障の原因になったりしていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のビデオカメラ
は、少なくとも、被写体の画像を撮像して画像データに
変換する撮像手段と、画像データを蓄積する固定式のデ
ータ記録手段と、データ記録手段に蓄積された画像デー
タを外部へ転送するためのデータ通信手段と、転送が終
了した画像データに対して転送が終了していることを示
す転送済み符号を付加する画像データ管理手段を有する
ことを特徴とする。
【0007】そして、本発明のビデオカメラは、電力を
供給する蓄電池と、蓄電池に電力を充電するのと同時に
データ記録手段に蓄積された画像データをデータ通信手
段によって外部へ転送することを可能する入出力制御手
段および入出力接続手段を有することを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0009】(実施例1)図1はビデオカメラに適用し
た本発明の一実施例の概略構成ブロック図を示す。10
は撮影レンズ、11は撮影レンズ10によって結像され
た光学像を電気信号に変換する撮像部、12は撮像部1
1の出力をデジタル信号に変換するA/D変換部、13
はA/D変換部12から出力されたデジタル信号を画像
処理や圧縮の演算処理を行ないハードディスク14に記
録する画像データに変換する演算部である。
【0010】ハードディスク14は固定式の記録媒体な
ので記録時間に限界がある。そこで、一旦撮影した画像
データは外部のデータサーバにデータを転送する。その
データの通信、制御をデータ通信部15が行う。16は
ハードディスク内の画像データが転送済みかどうかを管
理する画像データ管理部である。
【0011】次に、図2を用いて、画像データ管理部1
6が行う画像データの管理フローを説明する。まず、画
像データが転送中であることを外部に知らせるために、
転送中の表示を行う(S1)。表示にはLEDや液晶表
示体を利用することが有効である。そして、ハードディ
スク14内に未転送画像データがあるかどうかを確認す
る(S2)。そのためには、画像データに転送済み符号
が付加されているか否かを調べればよい。そして、未転
送画像データがある場合には画像データを画像通信部1
5によって転送する(S3)。画像データは適当な長さ
のブロックに分割されて転送される。転送したブロック
があるシーンの終わりかどうかを判定して(S4)、も
しシーンの終わりであるときには転送済み符号をそのシ
ーンに対応した画像データに付加する(S5)。ここで
は、画像データをシーンを単位として管理することを前
提としている。しかし、そのほかの管理単位を用いても
よい。その場合はその単位に対して画像データに付加す
る。そして、まだ未転送画像データがあるかどうかを確
認して(S2)、なくなったとき、転送終了の表示をお
こなって(S6)、終了する。
【0012】このように、転送をおこなった画像データ
に対して転送済み符号を付加することによって、ハード
ディスク14の限られた記録容量を有効的に利用するこ
とが可能になる。
【0013】例えば、10ギガバイトの容量を有するハ
ードディスク14を用いて、フレーム内離散コサイン変
換によって圧縮した25メガビット/秒の画像データを
記録したとき、約1時間の記録が可能である。また、さ
らにMPEG2の圧縮方式に従ってフレーム間符号化、
動き補償をおこなって圧縮した6〜15メガビット/秒
では4時間から1時間半の記録が可能である。また、M
PEG1の圧縮アルゴリズムに従って圧縮した1.5メ
ガビット/秒では約8時間の記録が可能になる。しか
し、ハードディスク14は固定式の記録媒体なのでこれ
以上の記録ができない。
【0014】そこで、記録の済んだ画像データをいつま
でもビデオカメラに記録しておく必要はないので、画像
データの保管を目的としたデータサーバに画像データを
移せばよい。例えば、100メガビット/秒の転送速度
を有するハードディスク14を用いた場合、10ギガバ
イトのデータを15分で転送することが可能になる。圧
縮方式によって異なる1時間から8時間の画像データを
わずか15分で画質の劣化を伴わずに転送が可能なの
は、デジタル記録方式の特徴を活かした結果である。
【0015】アナログ記録方式ではこのような短時間で
画像の劣化を伴わないコピーが不可能であるため、カー
トリッジ式の記録媒体を着脱する方式が有効であった。
【0016】これに対し、デジタル記録方式では記録媒
体の着脱に替わって、本発明に示されるデータのみを転
送する方式で、ビデオカメラ内の画像データを排出する
ことが有効である。しかし、転送が終了した画像データ
はもはや不要なので、廃棄してよいにもかかわらず、ハ
ードディスク14内の画像データは実質的には排出され
ずにそのまま記録されたままである。そこで、本実施例
が示すように、転送済み符号を転送の終了した画像デー
タに付加することによって、廃棄の基準にすることが可
能になる。実際の廃棄は、利用者、使用状況によって異
なってよい。たとえば、転送済み符号のついた画像デー
タのなかから実際に廃棄する画像データを利用者に決定
させることができる。あるいは、転送済み符号のついた
画像データは順次、自動的に新たに記録される画像デー
タによって上書きされていく方式を用いることもでき
る。いずれにせよ、転送済み符号の付加によって画像デ
ータの管理を著しく向上させることができ、ハードディ
スク14のような固定式の記録媒体を用いたビデオカメ
ラを実用的な製品にすることが可能となった。
【0017】前述したデータサーバは記録媒体として大
容量のハードディスクや媒体の自動交換機能を有する光
ディスクや磁気テープを用いることで構成される。デー
タサーバとしてコンピュータを用いることも有効であ
る。本発明のビデオカメラによって撮影された画像デー
タはすべてこのデータサーバに蓄積される。その結果、
オンラインで画像データの検索や編集が可能になり、デ
ジタル記録方式、ランダムアクセスの特徴を十分に活か
すことが可能になった。例えば、画像データを撮影した
時期を利用して検索するができる。利用者はかなり昔の
ことであっても数年の誤差で思い出すことが可能であ
る。そこで、データサーバに撮影日時の範囲を指定して
検索する。さらに、かなり昔のことでも、捜したい画像
データがいつの季節であったかは明確に思い出すこと
が、あるいは推論することが可能である。皮膚感覚とし
ての記憶が撮影した季節を思い出す手掛かりになった
り、季節に特有の行事、あるいは年中行事が撮影されて
いることが多いからである。そこで、さらに月や日にち
の範囲を指定して検索することによっていくつかの候補
にまで絞り込むことができる。そうしたら、それらの候
補を同時に再生する、つまり、ディスプレイ上をいくつ
かに分割してそれぞれの分割区毎にそれぞれの候補画像
データを同時再生することによって目的の画像データに
辿り着くことができる。 従来のビデオカメラでは画像
データが別々の記録媒体カートリッジに分割されてしま
うので、撮影時期による検索も、同時再生も複数の記録
媒体カートリッジに渡って行うことができない。このよ
うに、本発明のビデオカメラを用いることによって、画
像データが別々の記録媒体カートリッジに分割されず
に、ビデオサーバやコンピュータによって一元的に管理
されるので画像データの検索効率が著しく向上する。ま
た、検索効率の向上は編集作業を容易にして、電子動画
アルバム、動画付き電子メール、動画付き取り扱い説明
書、動画付きレポートなどの作成が簡便になる。
【0018】さらに、画像データを記録する手段とし
て、ハードディスク14を用いることによって次のよう
な効果が得られる。
【0019】ハードディスクは固定式の記録媒体なので
記録媒体の着脱機構を必要としない。そのため、着脱可
能な磁気テープや光ディスクを用いる場合に較べて、重
量、体積、コストを小さくすることが可能である。ま
た、着脱開口部から粉塵が侵入することもない。さら
に、記録媒体の大きさや着脱部のレイアウトに制限され
ることがないので、より小型なビデオカメラを実現でき
たり、デザインの自由度が高くなる。たとえば、1.8
インチ径や2.5インチ径の小型のハードディスクを用
いることによって、小型で軽量のビデオディスクが実現
できる。
【0020】また、ハードディスクは100メガビット
/秒以上の転送速度を有するので、様々な圧縮度の画像
データを記録することが可能である。例えば、圧縮され
ないデータは画質に応じて100〜300メガビット/
秒の転送レートを要する。ハードディスク14では、こ
のうち200メガビット/秒以下の画像データであれば
無圧縮で記録が可能である。また、演算部13におい
て、フレーム内の離散コサイン変換を行うことによっ
て、ほとんど画質を低下させずにデータ量を5分の1程
度に小さくすることが可能である。そうすると、画像デ
ータの転送速度は20〜60メガビット/秒になって、
全ての画質に対応した画像データを記録することが可能
になる。
【0021】一方、光ディスクは20メガビット/秒以
下の転送速度しか得られないので、フレーム内の離散コ
サイン変換のみで圧縮したデータを記録することはでき
ない。そのため、光ディスクに記録するためにはさらに
フレーム間符号化、動き補償をおこなって画像データを
圧縮してデータ速度を落とさなければならない。このよ
うな圧縮手法は画質の低下を伴うだけでなく、符号化装
置が大きな電力を消費するので電池駆動のビデオカメラ
の場合、駆動時間を短くすることになる。また、符号化
装置も高価になるのでビデオカメラのコストを上昇させ
る。もちろん、ハードディスク14を用いた場合でも、
この高度な圧縮技術を用いることは、限られた記録容量
のなかで記録時間を長くできる点で効果的である。重要
なのは、ハードディスク14を用いたビデオカメラで
は、利用者が、必要な画質、消費電力、記録時間に応じ
て圧縮方法を選択することが可能な点である。また、ハ
ードディスク14は記録容量あたりのコストが小さいの
でビデオカメラの低コスト化にも有効である。
【0022】画像データを記録する手段としてはハード
ディスク14以外にも、ハードディスクアレイ、半導体
メモリ、走査型トンネル顕微鏡の原理を応用した触針式
のメモリ、固定式の磁気テープを利用することが有効で
ある。
【0023】ハードディスクアレイとは複数のハードデ
ィスクのユニットを論理的にまとめて一台のハードディ
スクに見做した装置で、より高い転送速度、より大きな
記録容量を得ることができる。そのため、より高い画質
の画像データをより長時間記録することが可能になるの
で、記録方式、圧縮方式について選択の幅を広げること
が可能である。
【0024】半導体メモリを用いたとき、ハードディス
クより高い転送速度を有し、また、より高い画質の画像
データを記録することができるので、記録方式、圧縮方
式について選択の幅を広げることが可能である。さら
に、半導体メモリは振動に対して安定しているので、激
しい振動の加わる環境下で使用可能なビデオカメラを実
現することが可能である。半導体メモリとしてはフラッ
シュメモリ、EEPROM、バッテリバックアップされ
たあり、コスト、消費電力、転送速度に応じて選択する
ことが可能である。
【0025】走査型トンネル顕微鏡の原理を応用した触
針式のメモリはハードディスクや光ディスクと比較して
100倍以上の記録密度を実現できる。そのため、より
長時間の画像データを記録することが可能である。
【0026】また、固定式の磁気テープは転送速度が3
00メガビット/秒と高くでき、さらに、記録容量も大
きいので、より高い画質の画像データをより長時間記録
することが可能になる。
【0027】本発明のいう固定式のデータ記録手段につ
いて以下に説明する。固定式のデータ記録手段とは被記
録媒体と記録装置とが一体化されていて分離できない装
置のことを意味している。例えば、ハードディスクがこ
れに相当する。ハードディスクの被記録媒体(磁性体が
塗布されたディスク)と記録装置(ディスクを回転させ
るモータや磁気ヘッドや磁気ヘッドを移動させるアクチ
ュエータから構成されるドライブ)とは一体化されてい
て、被記録媒体を単独で着脱できないからである。これ
に対して、光ディスクやフロッピディスクは被記録媒体
が単独で着脱できるので本発明のいう固定式のデータ記
録手段に相当しない。
【0028】このように本発明のビデオカメラを構成す
る固定式のデータ記録手段では被記録媒体が単独で着脱
できない。ただし、被記録媒体と記録装置を一体として
着脱することは可能である。例えば、ハードディスクが
故障した場合はハードディスクをドライブごと取り外し
て、新しいものに取り替えることはできる。あるいは、
記録容量が一杯になってしまってもさらに撮影を続けた
いときには別に用意したハードディスクと交換すること
ができる。また、ハードディスクの記録容量は年を追う
毎に著しい速度で増大している。新しく、より大容量の
ハードディスクに交換することは撮影時間を長くする上
でおおいに有効である。ハードディスク以外にも上述し
た各種記録手段について同様のことが言える。
【0029】(実施例2)次に、図3を用いて本発明の
別の実施例について説明する。10、11、12、1
3、14、15、16は実施例1で説明したように、そ
れぞれ、撮像レンズ、撮像部、A/D変換部、演算部、
ハードディスク、データ通信部、画像データ管理部であ
る。21はビデオカメラの各構成部に電力を供給するた
めの蓄電池、画像データの転送、22は蓄電池の充電と
いった外部とのデータあるいは電力の入出力を管理する
入出力制御部、23は外部とのデータや電力の入出力に
ついて接続を行う入出力接続部である。
【0030】蓄電池にはニッケルカドミウム電池、ニッ
ケル水素電池、リチウムイオン電池、リチウム金属二次
電池、鉛蓄電池などを用いることが有効である。とくに
放電の途中で充電を始めると充電容量が減少してしまう
現象、いわゆるメモリ効果が起こらないリチウムイオン
電池、リチウム金属二次電池、鉛蓄電池は本発明のビデ
オカメラに適している。
【0031】図4を用いて、図3の実施例の画像データ
管理部16が行う画像データの管理および、入出力制御
部22が行う画像データ、電力の入出力の制御フローを
説明する。
【0032】まず、入出力接続部が外部のデータサー
バ、電力供給源と接続されているかを確認する(ST
1)。両方とも接続されるまでST1を繰り返す待機状
態になっている。データサーバ、電力供給源の両方が接
続されたら、画像データが転送中であることを外部に知
らせるための表示をおこない(ST2)、充電中である
ことを外部に知らせるための表示を行う(ST3)。こ
れらの表示はLEDや液晶表示体で行ってもよいし、ビ
デオサーバや電力供給源へ信号で送信して、ビデオサー
バや電力供給源側で表示してもよい。そして、ハードデ
ィスク14内に未転送画像データがあるかどうかを確認
する(ST4)。そのためには、画像データに転送済み
符号が付加されているか否かを調べればよい。そして、
未転送画像データがある場合には画像データを画像通信
部15によって転送する(ST5)。画像データは適当
な長さのブロックに分割されて転送される。転送したブ
ロックがあるシーンの終わりかどうかを判定して(ST
7)、もしシーンの終わりであるときには転送済み符号
をそのシーンに対応した画像データに付加する(ST
8)。ここでは、画像データをシーンを単位として管理
することを前提としている。しかし、そのほかの管理単
位を用いてもよい。その場合はその単位に対して画像デ
ータに付加する。
【0033】続いて、蓄電池21の充電が終了している
かどうかを確認して(ST9)、充電が終了していない
ときには充電を行う、あるいは充電を継続する(ST1
0)。画像データの転送が終了して未転送画像データが
ハードディスク14内に残っていないか、かつ、充電が
終了しているかを調べる(ST12)。いずれかが終了
していない場合にはST4からST10を繰り返す。S
T4で未転送画像データが無いと判定されたときには、
画像データの転送が終了したことを外部に知らせるため
に転送終了の表示をおこない(ST6)、ST5からS
T8を省略する。ST9で蓄電池21の充電が終了した
と判定されたときには、充電が終了したことを外部に知
らせるために充電終了の表示をおこない(ST11)、
ST10を省略する。そして、画像データの転送と充電
が終了したときこれらの制御は終了する。
【0034】ハードディスク14の転送速度が速くて
も、着脱式の記録媒体のように一瞬のうちに撮影済みデ
ータをビデオカメラから排出することはできない。しか
し、上述したような制御を行う入出力制御部22を設け
ることによって、蓄電池21の充電と画像データの外部
への転送を同時に行うことができる。その結果、利用者
は画像データのデータサーバへの転送に要する時間を意
識しないで済む。
【0035】また、データサーバが光ディスクなどの転
送速度の遅い記録媒体によって構成されている場合、画
像データの転送速度はデータサーバ側で律速されてしま
い、ハードディスク14の高速性が活かされない。その
結果、データの転送時間が長くなってしまう。例えば、
データサーバが10メガビット/秒の速度で記録が可能
な光ディスクを用いている場合、10ギガバイトの画像
データを転送するのに要する時間は150分もかかる。
このような場合では、本発明のように蓄電池21への充
電と同時に画像データを転送することによって、ビデオ
カメラの拘束時間を短くすることが可能である。
【0036】さらに、画像データの転送に要する電力を
蓄電池21の充電に用いる外部の電力源から供給するこ
とが有効である。通常、ビデオカメラで撮影を行い、画
像データをハードディスク14に記録した段階で、蓄電
池21に蓄えられた電力の大部分を消費している。蓄電
池21に残っている電力だけで、画像データを外部に転
送しようとすると途中で電力がなくなってしまい、転送
を中断して蓄電池21の充電を行わなければならない。
そして、転送を再開して画像データを転送し終わったと
きには蓄電池21に蓄えられた電力は消費されているの
で、ビデオカメラを撮影に用いる前に再び蓄電池21を
充電する必要がある。このように、蓄電池21に残って
いる電力だけで、画像データを外部に転送しようとする
と非常に煩雑で、時間のかかる手続きになる。これに対
して、画像データの転送に要する電力を外部の電力源か
ら供給すれば、充電、転送が終了した直後からビデオカ
メラでの撮影を実施することが可能になる。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から理解できるように、本発
明のビデオカメラはハードディスク、半導体メモリなど
の固定式記録媒体に画像データを記録、画像データを外
部に転送、転送済みの画像データに対して転送済み符号
を付加するようにしたので、画像データを一箇所で蓄積
することによって、オンラインで画像データの検索や編
集が可能になり、デジタル記録方式、ランダムアクセス
の特徴を十分に活かすことが可能になった。さらに、記
録媒体の着脱機構を必要としない。そのため、着脱可能
な磁気テープや光ディスクを用いる場合に較べて、重
量、体積、コストを小さくすることが可能である。ま
た、着脱開口部から粉塵が侵入することもない。これに
加えて、記録媒体の大きさや着脱部のレイアウトに制限
されることがないので、より小型なビデオカメラを実現
できたり、デザインの自由度が高くなる。小型のハード
ディスクを用いることによって、小型で軽量のビデオデ
ィスクが実現できる。
【0038】ハードディスクや半導体メモリなどの固定
式記録媒体は100メガビット/秒以上の転送速度を有
するので、様々な圧縮度の画像データを記録することが
可能である。利用者が、必要な画質、消費電力、記録時
間に応じて圧縮方法を選択することが可能である。ま
た、ハードディスクは記録容量あたりのコストが小さい
のでビデオカメラの低コスト化にも有効である。
【0039】転送済み符号の付加によって画像データの
管理を著しく向上させることができ、ハードディスクの
ような固定式の記録媒体を用いたビデオカメラを実用的
な製品にすることが可能である。
【0040】さらに、蓄電池への充電と同時に画像デー
タの転送を行うようにしたので、利用者は画像データの
データサーバへの転送に要する時間を意識しないで済
む。
【0041】また、画像データの転送に要する電力を外
部の電力源から供給することによって、充電、転送が終
了した直後からビデオカメラでの撮影を実施することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】 本発明の一実施例の動作フローチャートであ
る。
【図3】 本発明の別の実施例のブロック図である。
【図4】 本発明の別の実施例の動作フローチャートで
ある。
【符号の説明】
10 撮影レンズ 11 撮像部 12 A/D変換部 13 演算部 14 ハードディスク 15 データ通信部 16 画像データ管理部 21 蓄電池 22 入出力制御部 23 入出力接続部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、被写体の画像を撮像して画
    像データに変換する撮像手段と、画像データを蓄積する
    固定式のデータ記録手段と、前記データ記録手段に蓄積
    された画像データを外部へ転送するためのデータ通信手
    段と、転送が終了した画像データに対して転送が終了し
    ていることを示す転送済み符号を付加する画像データ管
    理手段とを有することを特徴とするビデオカメラ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のビデオカメラにおいて、
    電力を供給する蓄電池と、前記蓄電池に電力を充電する
    のと同時に前記データ記録手段に蓄積された画像データ
    を前記データ通信手段によって外部へ転送することを可
    能する入出力制御手段とを有することを特徴とするビデ
    オカメラ。
JP6272030A 1994-11-07 1994-11-07 ビデオカメラ Withdrawn JPH08140027A (ja)

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