JPH08139958A - 偏向回路および偏向装置ならびに偏向回路の自動調整装置 - Google Patents

偏向回路および偏向装置ならびに偏向回路の自動調整装置

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JPH08139958A
JPH08139958A JP27497594A JP27497594A JPH08139958A JP H08139958 A JPH08139958 A JP H08139958A JP 27497594 A JP27497594 A JP 27497594A JP 27497594 A JP27497594 A JP 27497594A JP H08139958 A JPH08139958 A JP H08139958A
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JP
Japan
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coil
deflection coil
horizontal deflection
horizontal
current
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JP27497594A
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English (en)
Inventor
Masahisa Tsukahara
正久 塚原
Toshimitsu Watanabe
敏光 渡邊
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リニアリティコイルにセンタリング調整用電
流が流れないようにするとともに交流阻止用コイルを不
要とした簡単な構成の安価な偏向回路を実現する。 【構成】 水平偏向コイル1と、水平偏向コイル1に水
平周期鋸波電流を流す水平偏向コイル駆動手段15〜1
7と、水平偏向コイル1に直流電流を流す直流電流印加
手段9,10と、水平周期鋸波電流と直流電流印加手段
の出力電流を加算する加算手段Aを備えた偏向回路にお
いて、水平偏向コイル駆動手段の出力に接続された容量
CSのS字補正コンデンサ6と、S字補正コンデンサ6
と直列に接続された水平偏向コイル1および一端が接地
された交流結合コンデンサCAC8と、コンデンサ6と直
列に接続されるとともに一端が接地された直流接地用コ
イル7と、水平偏向コイル1と交流結合コンデンサ8と
の接続点Aを直流電流印加手段9の出力点とするととも
に、CAC≫CSとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管を用いたテレ
ビジョン受像機やディスプレイ装置において、電子ビー
ム走査を制御する偏向回路および偏向装置ならびに偏向
回路の自動調整装置に関する。特に、センタリング調整
を実行することによっても走査のリニアリティに変化が
生じないようにした偏向回路および偏向装置ならびに偏
向回路の自動調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の偏向回路の技術を図6を用いて説
明する。図6は、投写形ディスプレイで用いられる水平
偏向回路および水平センタリング調整回路の構成を示し
ている。
【0003】図6において、水平偏向回路および水平セ
ンタリング調整回路は、水平出力トランジスタ15とダ
ンパーダイオード16と共振コンデンサ17からなる水
平偏向コイル駆動手段と、チョークトランス54と整流
ダイオード56および57と平滑コンデンサ58および
59からなる水平偏向コイル用直流電源と、リニアリテ
ィコイル53と、赤信号(R)または緑信号(G)もしくは
青信号(B)にそれぞれ対応する水平偏向コイル1RH,
1GH,1BHと、R,G,Bにそれぞれ対応するS字
補正コンデンサ60R,60G,60Bと、R,G,B
にそれぞれ対応する交流電流阻止用コイル61R,61
G,61Bと、R,G,Bにそれぞれ対応する抵抗22
R,22G,22Bと、R,G,Bにそれぞれ対応する
センタリング調整データが入力されるディジタルアナロ
グ変換器(以下、DACという)10R,10G,10
Bと、抵抗64および66とトランジスタ65から成る
R,G,Bにそれぞれ対応するレベルシフト回路67
R,67G,67Bと、演算増幅器27とトランジスタ
25と26から成るR,G,Bにそれぞれ対応する電圧
増幅器9R,9G,9Bとから構成されている。
【0004】以下、図6の動作を説明する。トランジス
タ15がスイッチング動作すると、チョークトランス5
4とリニアリティコイル53と水平偏向コイル1RHと
1GHと1BHと共振コンデンサ17が共振動作を起こ
し、フライバックパルスが発生する。この動作によっ
て、水平偏向コイル1RHと1GHと1BHに鋸波状の
水平偏向電流が流れる。
【0005】各水平偏向コイル1の水平リニアリティ
は、それぞれS字補正コンデンサ60Rとリニアリティ
コイル53によって補正される。チョークトランス54
の2次コイルにはフライバックパルスが現れ、整流ダイ
オード56および57と、平滑コンデンサ58および5
9によって直流電圧が生成される。チョークトランス5
4の2次コイルの中間タップは+B電源に接続されてお
り、+B電源を基準とした正負のフローティング電源
(電源電圧が(+B+E)と(+B−E))が構成され
る。これらの電源から、電圧増幅器9Rと9Gと9Bに
電力を供給する。S字補正コンデンサ60R,60G,
60Bと水平偏向コイル1RH,1GH,1BHとの接
続点からセンタリング調整用直流電流を印加する。
【0006】以下、青(B)のセンタリング調整動作に
ついて説明する。S字補正コンデンサ60Bには、S字
補正電圧(数十V〜百V程度のパラボラ状電圧)が現れ
ており、電圧増幅器9Bの出力(トランジスタ25Bと
26Bのエミッタ)と、S字補正コンデンサと水平偏向
コイルの接続点Aとの間に交流電流阻止用コイル61B
を設けることによって、S字補正電圧の影響を排除し
て、電圧増幅器9Bから直流電流を水平偏向コイル1B
Hに供給する。
【0007】抵抗22Bが電圧増幅器9Bの出力に接続
されているので、電圧増幅器9Bの出力電圧と+B電源
電圧との差電圧に比例した直流電流が水平偏向コイル1
BHに流れる。この直流電流が図中矢印で示した青
(B)のセンタリング調整電流となる。実際には、交流
電流阻止用コイルに僅かな交流電流が流れるが、水平偏
向電流に対して充分に小さく、無視できる。
【0008】青(B)のセンタリング調整電流を変える
には、DAC10BのBセンタリング調整データを変え
る。DAC10Bの出力電圧は、抵抗64Bおよび66
Bとトランジスタ65Bから成るレベルシフト回路67
Bに入力され、電圧増幅器9Bを制御できるように、+
B電源電圧を基準とする直流電圧にレベルシフトされ
る。この電圧を用いてセンタリング調整電流を調整し、
最適な水平位置に青(B)の画面を移動させる。赤
(R)と緑(G)に対しても同じように水平センタリン
グ調整を行う。
【0009】この種の装置としては、特開平4−630
65号公報や特開平4−183071号公報等がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のセンタリング調
整回路では、専用のフローティング電源やレベルシフト
回路が必要になり、回路の複雑化やコストアップを招い
ていた。交流電流阻止用コイルは、そのインダクタンス
を高くしなければならず、形状が大形化してしまい、特
に複数のブラウン管を用いる投写形ディスプレイでは回
路規模が増加するという問題を招いていた。さらに、リ
ニアリティコイルは流す直流電流量により動作点が変化
してしまい、センタリング調整を行った際に水平リニア
リティが変化して、コンバーゼンス回路への負担が増加
する課題があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、水平偏向コイルをS字補正コンデンサ介
して水平偏向コイル駆動手段の出力に接続した。水平偏
向コイルの片側端子を交流結合コンデンサによって交流
的に接地し、他方の端子をチョークコイルよって直流的
に接地して、水平偏向コイルの交流的に接地した端子か
らセンタリング調整用直流電流を流した。さらに、水平
偏向コイルとS字補正コンデンサとの間、もしくは、水
平偏向コイル駆動手段とS字補正コンデンサとの間にリ
ニアリティコイルを設けた。
【0012】
【作用】直流電流印加手段の電源を他回路の電源と共通
化でき、直流電流印加手段をディジタル/アナログ変換
器(DAC)等のディジタル的制御手段によって直接制
御できることから、簡単な構成且つ安価な偏向装置を提
供することができる。また、交流電流阻止用コイルを用
いないので、回路を小形化することが実現できる。さら
に、リニアリティコイルに直流電流を流さないので、セ
ンタリング調整を行っても水平リニアリティは変化せ
ず、コンバーゼンス回路への負担は増加しない。
【0013】
【実施例】本発明による第1の実施例を図1と図2を用
いて説明する。図1は、水平偏向回路と水平センタリン
グ調整回路の回路構成図である。
【0014】本発明の水平偏向回路と水平センタリング
調整回路は、トランジスタ15およびダンパーダイオー
ド16ならびに共振コンデンサ17からなる水平偏向コ
イル駆動手段と、チョークコイル14と、S字補正コン
デンサ6と、リニアリティコイル53と、直流重畳用コ
イル7と、R,G,Bにそれぞれ対応した水平偏向コイ
ル1RH,1GH,1BHと、R,G,Bにそれぞれ対
応した交流結合コンデンサ8R,8G,8Bと、R,
G,Bにそれぞれ対応したDAC10R,10G,10
Bと、R,G,Bにそれぞれ対応した抵抗22R,22
G,22Bと、正電源28と、負電源29と、R,G,
Bにそれぞれ対応した電圧増幅器9R,9G,9Bとか
ら構成される。さらに各電圧増幅器9は、それぞれトラ
ンジスタ25と26と演算増幅器27から構成される。
【0015】以下、図1の動作について説明する。水平
出力トランジスタ15がスイッチング動作を行いうと、
チョークコイル14とリニアリティコイル53と水平偏
向コイル1RH,1GH,1BHと共振コンデンサ17
が共振動作を起こし、フライバックパルスが発生する。
この動作によって、各水平偏向コイル1RH,1GH,
1BHに鋸波状の水平偏向電流が流れる。
【0016】以下、Bのセンタリング調整を例にとっ
て、センタリング調整電流が流れる動作を説明する。交
流結合コンデンサ8Bの容量をCACとし、S字補正コン
デンサ6の容量をCSとして、CAC≫CSとなるように容
量を選択する。このとき、水平偏向コイル1BHの端子
Aは、交流結合コンデンサ8Bによって、交流的に接地
される。一方、水平偏向コイル1BHの端子Dは直流重
畳用コイル7によって、直流的に接地される。従って、
端子Aの電圧を、直流成分および交流成分共に0Vとす
ることができる。
【0017】端子Aと電圧増幅器9Bの出力の間に接続
された抵抗22Bに流れる電流は、電圧増幅器9Bの出
力電圧に比例する。抵抗22Bの電流は、水平偏向コイ
ル1BHと直流重畳用コイル7を通って接地される。即
ち、電圧増幅器9Bの出力電圧に比例したBセンタリン
グ調整電流を水平偏向コイル1BHに流す。このとき、
リニアリティコイル53は、S字補正コンデンサ6によ
って直流的に遮断されているので、直流電流が流れ込む
ことがない。
【0018】DAC10Bの出力は、電圧増幅器9Bの
入力端子に接続されているので、DAC10BのBセン
タリング調整データを変えることによって、Bセンタリ
ング調整電流を変化させることができ、Bの画面水平位
置が所定の位置に来るようにセンタリング調整を行な
う。RとGについても同じように水平センタリング調整
を行う。
【0019】また、電圧増幅器9R,9G,9Bは、G
NDを基準とした増幅器であるので、電源28,29の
ように片側端子を接地した通常の電源を用いることがで
きる。
【0020】図2は、図1に示した水平偏向回路と水平
センタリング回路を用いた垂直偏向回路をも有する偏向
装置の構成を示す概略図である。
【0021】本発明の偏向装置は、図1に示された水平
偏向回路と水平センタリング回路に、調整に必要な命令
を調整者が入力するキーボード11と、キーボード11
の制御信号に従いメモリ13のデータを演算・操作する
CPU12と、調整に必要な偏向データとセンタリング
データを記憶するためのメモリ13と、+B電源52
と、+B電源を調整するDAC10Hと、垂直偏向回路
を構成する、DAC19V,19R,19G,19B
と、垂直鋸波発生回路18と、加算器20R,20G,
20Bと、垂直増幅器21R,21G,21Bと、垂直
偏向コイル1RV,1GV,1BVが付加されている。
ここで、図1と同じ構成要素には同一番号を付け、その
説明は省略する。
【0022】調整者は、キーボード11からCPU12
に命令を送り、メモリ13内の水平センタリング調整に
関するデータを操作する。メモリ13はDAC10R,
10G,10Bに水平センタリング調整データを送る。
水平センタリング調整に関する動作は、図1と同じであ
るのでここでは省略する。
【0023】一方、垂直センタリング調整は、DAC1
9R,19G,19Bへの垂直センタリング調整データ
を操作して行なわれる。DAC19R,19G,19B
の出力と垂直鋸波発生回路18の出力は、それぞれ加算
器20R,20G,20Bで加算され、垂直増幅器21
R,21G,21Bにそれぞれ入力される。垂直増幅器
21R,21G,21Bは、入力信号に比例した電流を
各垂直偏向コイル1RV,1GV,1BVに流す。
【0024】調整者は、キーボード11を用いてDAC
19R,19G,9Bの垂直センタリング調整データを
操作し、垂直センタリング調整を行う。また、DAC1
0Hを介して+B電源52を、DAC19Vを介して垂
直鋸波発生回路18を制御して、水平サイズや垂直サイ
ズ等を調整する。
【0025】本発明によれば、電圧増幅器等の直流電流
印加手段の電源を他回路の電源と共通化し、DAC等の
ディジタル制御手段を用いて、直流電流印加手段を直接
制御することができるので、回路を簡略化して安価な偏
向装置を提供することができる。また、大きな容積を占
める交流電流阻止用コイルを用いない構成であることか
ら、回路の小形化を図ることが容易である。さらに、リ
ニアリティコイルに直流電流を流さない構成としたの
で、水平センタリング調整を行っても水平リニアリティ
が変化せず、コンバーゼンス回路への負担は増加しな
い。
【0026】本発明によってコンバーゼンスの調整をも
行なうようにした第2の実施例を図3を用いて説明す
る。図3は第2の実施例の概略構成を示す構成図であ
る。
【0027】この実施例は、コンバーゼンスデータおよ
びセンタリングデータならびに偏向データを記憶するメ
モリ68と、メモリ68からのコンバーゼンスデータを
アナログ信号に変換するDAC31R〜32Bと、DA
C31R〜32Bの出力を滑らかな波形とするためのL
PF33R〜34Bと、コンバーゼンスコイル2RH〜
2BVと、コンバーゼンスコイルを駆動するためのコン
バーゼンスアンプ35R〜36Bと、第1の実施例に示
した偏向回路46と、第1の実施例に示したセンタリン
グ調整回路45とから構成される。第1の実施例と同じ
構成要素には同一番号を付け、その説明は省略する。
【0028】調整者は、キーボード11を用いてCPU
12へ所望のデータを入力し、メモリ68のセンタリン
グデータと偏向データならびにコンバーゼンスデータを
操作し、全ての色及び方向に対してセンタリング調整お
よびサイズ調整ならびにコンバーゼンス等の調整を行
う。偏向回路46およびセンタリング調整回路45の動
作については第1の実施例で述べたとおりである。これ
らの調整を行った後にコンバーゼンス調整を行う。
【0029】コンバーゼンス調整においても、調整者
は、調整する色や画面上の調整点や調整方向や調整量
を、キーボード11を用いて入力する。入力された調整
データは、CPU12、メモリ68を介して、DAC3
1R〜32Bに送られ、アナログ信号に変換される。こ
の信号に基づいて、コンバーゼンスアンプ35R〜36
Bは、コンバーゼンスコイル2RH〜2BVにコンバー
ゼンス補正電流を流す。
【0030】本実施例によれば、第1の実施例と同じ効
果が得られるとともに、キーボードとCPUとメモリ
を、偏向回路およびセンタリング調整回路ならびにコン
バーゼンス回路と共通化することができ、さらに安価な
偏向装置を実現することができる。
【0031】本発明による水平偏向回路およびセンタリ
ング調整回路を用いてセンタリング調整を自動的に行な
うようにした第3の実施例を、図4および図5を用いて
説明する。図4は、投写形ディスプレイのセンタリング
調整を自動調整するシステムの外観図、図5は図4に示
したシステムの概略構成図である。
【0032】図4と図5において、投写形ディスプレイ
40の上に、Gの十字パターン41と、Rの十字パター
ン42と、Bと十字パターン43が投写され、テレビカ
メラ44でこの画面を撮影している。このシステムは、
第1の実施例のセンタリング調整回路45と、第1の実
施例の偏向回路46と、第2の実施例のコンバーゼンス
回路47と、メモリ68と、CPU12と、キーボード
11と、テレビカメラ44とから構成される。第1、第
2の実施例と同じ構成要素には同一番号を付け、その説
明は省略する。
【0033】まず、投写形ディスプレイ40のスクリー
ン上にB十字パターン43を映し出す。B十字パターン
43は、テレビカメラ44を介して画像データとして取
り込まれる。該画像データは投写形ディスプレイ40の
CPU12に送られ、CPU12はB十字パターンの基
準位置からのずれ量を演算する。
【0034】CPU12では、メモリ68内のBセンタ
リングデータを、この結果を用いてB十字パターンが基
準位置に来るように、操作・演算して、書き換える。書
き換えられた調整データは、センタリング調整回路に送
られ、調整データに基づいた直流電流をB水平偏向コイ
ルに流す。これらの動作により、B十字パターン43が
基準位置に映し出され、Bのセンタリング調整が完了す
る。
【0035】G十字パターン41とR十字パターン42
についても、基準位置に映し出されるようにセンタリン
グ調整を行う。さらに、クロスハッチパターン等他のテ
ストパターンを映し出して、サイズやコンバーゼンスの
調整を自動的に行う。
【0036】本発明によれば、実施例1と同様の効果が
得られると共に、センタリングまたはサイズあるいはコ
ンバーゼンス等の偏向系の調整を全て自動的に行うこと
ができる。また、テレビカメラの代わりに、スクリーン
上やスクリーン周囲に配置した光センサを用いて同様の
システムを構成することもできる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、電圧増幅器等の直流電
流印加手段の電源を他回路と共通化できるとともに、D
AC等ディジタル制御手段を用いて、直流電流印加手段
を直接制御できるので、簡単な構成で且つ安価な偏向装
置を提供することができる。さらに、本発明によれば、
交流電流阻止用コイルを用いないので、回路の小形化が
容易である。
【0038】また、本発明によれば、水平リニアリティ
コイルに水平センタリング調整時に直流成分を流さない
ようにしたので、水平センタリング調整時の水平リニア
リティの変化が無く、コンバーゼンス回路への負担は増
加しない。さらに、偏向回路、コンバーゼンス回路、セ
ンタリング回路の構成部品を共通化することができるの
で安価なシステムを実現し、センタリング、サイズ、コ
ンバーゼンス等の偏向系の調整を全て自動的に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る偏向装置に用いる第1の実施例の
回路構成図。
【図2】第1の実施例を用いた偏向装置の構成図。
【図3】本発明に係る偏向装置に用いる第2の実施例の
構成を示す構成図。
【図4】本発明に係る偏向装置を用いたシステムの第3
の実施例を示す外観図。
【図5】第3の実施例の概略構成図。
【図6】従来例の偏向装置の回路構成図。
【符号の説明】
1RH、1GH、1BH 水平偏向コイル 1RV、1GH、1BV 垂直偏向コイル 2RH〜2BH、2RV〜2BV コンバーゼンスコイ
ル 6、60R、60G、60B S字補正コンデンサ 7 コイル 8R、8G、8B 交流結合コンデンサ 9R、9G、9B 電圧増幅器 10H、19V、10R〜10B、19R〜19B D
AC 11 キーボード 12 CPU 13、68 メモリ 14 チョークコイル 15 トランジスタ 16 ダンパーダイオード 17 共振コンデンサ 18 垂直鋸波発生回路 20R、20G、20B 加算器 21R、21G、21B 垂直増幅器 22R、22G、22B 抵抗 25B、26B トランジスタ 27B 演算増幅器 28 正電源 29 負電源 31R〜32B DAC 33R〜34B LPF 35R〜36B コンバーゼンスアンプ 40 投写形ディスプレイ 41 G十字パターン 42 R十字パターン 43 B十字パターン 44 テレビカメラ 45 センタリング回路 46 偏向回路 47 コンバーゼンス回路 52 +B電源 53 リニアリティコイル 61R、61G、61B 交流電流阻止用コイル

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陰極線管に設けられた水平偏向コイル、
    水平偏向コイルに水平周期鋸波電流を流す水平偏向コイ
    ル駆動手段と、水平偏向コイルに直流電流を流す直流電
    流印加手段と、水平周期鋸波電流と直流電流印加手段の
    出力電流を加算する第1の加算手段を備えた偏向回路に
    おいて、前記水平偏向コイル駆動手段の出力に接続され
    たS字補正コンデンサと、該S字補正コンデンサと直列
    に接続された水平偏向コイルと、前記S字補正コンデン
    サと直列に接続された直流接地用コイルと、前記水平偏
    向コイルに直列に接続された交流結合コンデンサとから
    成り、前記水平偏向コイルのS字補正コンデンサと逆側
    の端子が交流結合コンデンサを介して接地され、前記直
    流接地用コイルのS字補正コンデンサと逆側の端子が接
    地され、S字補正コンデンサと逆側の水平偏向コイルの
    端子が直流電流印加手段の出力に接続されたことを特徴
    とする偏向回路。
  2. 【請求項2】 S字補正コンデンサと水平偏向コイルと
    の間にリニアリティコイルを設け、リニアリティコイル
    と水平偏向コイルの接続点と接地との間に直流重畳用コ
    イルを設けた請求項1に記載の偏向回路。
  3. 【請求項3】 水平偏向コイル駆動手段の出力とS字補
    正コンデンサとの間にリニアリティコイルを設けた請求
    項1に記載の偏向回路。
  4. 【請求項4】 陰極線管に設けられた水平偏向コイルと
    垂直偏向コイルと、水平偏向コイルに水平周期鋸波電流
    を流す水平偏向コイル駆動手段と、水平偏向コイルに直
    流電流を流す直流電流印加手段と、水平周期鋸波電流と
    直流電流印加手段の出力電流を加算する第1の加算手段
    と、基準となる垂直周期鋸波信号を発生する垂直鋸波発
    生回路と、基準となる垂直周期鋸波信号と直流信号を加
    算する第2の加算手段と、第2の加算手段出力に基づい
    て垂直偏向コイルに垂直周期鋸波電流と直流電流を流す
    垂直偏向コイル駆動手段を備えた偏向装置において、前
    記水平偏向コイル駆動手段の出力に接続されたS字補正
    コンデンサと、該S字補正コンデンサと直列に接続され
    た水平偏向コイルと、前記S字補正コンデンサと直列に
    接続された直流重畳用コイルと、前記水平偏向コイルに
    直列に接続された交流結合コンデンサとから成り、水平
    偏向コイルのS字補正コンデンサと逆側の端子が交流結
    合コンデンサを介して接地され、前記直流重畳用コイル
    のS字補正コンデンサと逆側の端子が接地され、S字補
    正コンデンサと逆側の水平偏向コイルの端子が直流電流
    印加手段の出力に接続されたことを特徴とする偏向装
    置。
  5. 【請求項5】 S字補正コンデンサと水平偏向コイルと
    の間にリニアリティコイルを設け、リニアリティコイル
    と水平偏向コイルの接続点と接地との間に直流重畳用コ
    イルを設けた請求項4に記載の偏向装置。
  6. 【請求項6】 水平偏向コイル駆動手段の出力とS字補
    正コンデンサとの間にリニアリティコイルを設けた請求
    項5に記載の偏向装置。
  7. 【請求項7】 陰極線管に設けられた水平偏向コイルと
    垂直偏向コイルと、水平偏向コイルに水平周期鋸波電流
    を流す水平偏向コイル駆動手段と、水平偏向コイルに直
    流電流を流す直流電流印加手段と、水平周期鋸波電流と
    直流電流印加手段の出力電流を加算する第1の加算手段
    と、基準となる垂直周期鋸波信号と直流信号を加算する
    第2の加算手段と、第2の加算手段出力に基づいて垂直
    偏向コイルに垂直周期鋸波電流と直流電流を流す垂直偏
    向コイル駆動手段を備えた、水平偏向コイル駆動手段の
    出力に接続されたS字補正コンデンサと、該S字補正コ
    ンデンサと直列に接続された水平偏向コイルと、前記S
    字補正コンデンサと直列に接続された直流重畳用コイル
    と、前記水平偏向コイルに直列に接続された交流結合コ
    ンデンサとから成り、水平偏向コイルのS字補正コンデ
    ンサと逆側の端子が交流結合コンデンサを介して接地さ
    れ、前記直流重畳用コイルのS字補正コンデンサと逆側
    の端子が接地され、S字補正コンデンサと逆側の水平偏
    向コイルの端子が直流電流印加手段の出力に接続された
    偏向装置と、各色間の色ずれを画面走査に応じて補正す
    るためのコンバーゼンス補正データをディジタル的に記
    憶する記憶手段と、該記憶手段のデータを演算/操作す
    る中央処理装置と、該記憶手段から読み出したコンバー
    ゼンス補正データをアナログ信号に変換するディジタル
    /アナログ変換手段と、該ディジタル/アナログ変換手
    段の出力が入力される低域通過形フィルタから成るコン
    バーゼンス補正波形発生手段と、該コンバーゼンス補正
    波形発生手段の出力に基づいて、ブラウン管に取り付け
    られたコンバーゼンスコイルにコンバーゼンス補正電流
    を流すコンバーゼンスコイル駆動手段から成るコンバー
    ゼンス補正装置を備え、前記記憶手段には、水平偏向コ
    イルの水平周期鋸波電流と直流電流および垂直偏向コイ
    ルの垂直周期鋸波電流と直流電流を制御するための偏向
    データを記憶する偏向データ記憶手段が設けられ、前記
    CPUにより偏向データを操作し、ラスターの位置や形
    状を制御することを特徴とする偏向回路の自動調整装
    置。
  8. 【請求項8】 画面上に映し出された調整用パターン
    と、調整用パターンの画面上での位置を検出する検出手
    段を設け、該検出手段の出力に基づいて、前記偏向デー
    タを操作し、ラスターの位置や形状を自動的に制御する
    様にした請求項7に記載の偏向回路の自動調整装置。
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