JPH08139481A - 電子機器の冷却装置 - Google Patents

電子機器の冷却装置

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JPH08139481A
JPH08139481A JP27876094A JP27876094A JPH08139481A JP H08139481 A JPH08139481 A JP H08139481A JP 27876094 A JP27876094 A JP 27876094A JP 27876094 A JP27876094 A JP 27876094A JP H08139481 A JPH08139481 A JP H08139481A
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JP
Japan
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cooling
pipe
heat
holder
plates
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP27876094A
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English (en)
Inventor
Nobuyoshi Takagi
悦義 高木
Tomiya Sasaki
富也 佐々木
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Toshiba Corp
Asia Electronics Co
Original Assignee
Toshiba Corp
Asia Electronics Co
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Asia Electronics Co filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリント基板交換時の着脱が容易で液漏れの
おそれのないヒートパイプ方式の電子機器の冷却装置を
得る。 【構成】 プリント基板3を放射状に多数配列し、各プ
リント基板3の両面にヒートパイプ5、5を取り付け、
両ヒートパイプ5、5の放熱部7、7間に冷却板8を設
ける。エアシリンダ19でホルダ12を上昇させること
により、ホルダ12に取り付けられた各楔形金具10が
一括して上昇し、楔形金具10が、放熱部7、7に取り
付けられた当て板11、11間をこれらに摺接しながら
上昇して当て板11、11を左右に押し拡げる。これに
より、放熱部7が冷却板8に押圧されて密着する。ホル
ダ12を下降すれば、楔形金具10も下降し、放熱部7
は冷却板8との密着状態から解放されてフリーとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子機器の冷却装置に係
り、特にヒートパイプを用いてプリント基板を冷却する
ようにした電子機器の冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器、例えばICテスタのテストヘ
ッドのある種のものでは、コンパクト化のために多数の
プリント基板が放射状に配列されている。このように放
射状配列のプリント基板を冷却するものとして、液冷式
のものが考えられている。
【0003】これは、プリント基板に液路を備えた放熱
板を取り付け、この放熱板の液路にカプラを介して外部
液冷管を連結して、外部から放熱板に液体を流すことに
よりプリント基板を冷却しようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た液冷式の冷却装置には次のような欠点があった。
【0005】(1)基板に取り付けた放熱板の液路と外
部液冷管とを連結するためにカプラを抜き差しするが、
このとき管路から液体を排除しても完全には除去しきれ
ず、前回使用した液体が管路内に若干残るため、多少の
液漏れが避けられなかった。
【0006】(2)多数の基板にそれぞれ取り付けられ
た放熱板の液路と外部液冷管とを連結するために、1個
ずつカプラを装着してゆく必要があるが、プリント基板
の枚数の増加に伴ってカプラ個数も多くなり、手数がか
かると共に、カプラを装着し忘れるおそれがあった。特
にプリント基板が両面実装型であると、カプラ個数が倍
になるため、そのおそれはさらに高くなる。
【0007】(3)基板に取り付けた放熱板に液体が流
れているために、液漏れがあった場合、その対応が困難
であった。
【0008】本発明の目的は、液冷方式に代わってヒー
トパイプ方式を採用することによって、上述した従来技
術の問題点を解消して、プリント基板交換時の着脱が容
易で液漏れのおそれのない安全な電子機器の冷却装置を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電子機器の冷却
装置は、ほぼ平行に隣接させて配列された複数のプリン
ト基板に各プリント基板を覆うように取り付けられた面
状のヒートパイプと、各ヒートパイプの放熱部に近接し
て設けられた冷却板と、各冷却板間に進退自在に設けら
れ且つその進入方向に向かって漸次縮径して形成され、
これを進入方向に移動することによりヒートパイプの放
熱部を冷却板に押圧して密接させるためのテーパ状部材
とを備えたものである。
【0010】上記テーパ状部材は、楔やテーパピンなど
のような、テーパないしは勾配のついた板状体や棒状体
のものである。テーパ状部材を受けるヒートパイプの放
熱部には、テーパ状部材と同一形状のテーパ面を有する
当て板を設けるのが望ましい。また、上記各冷却板に沿
ってホルダを配設し、このホルダに各テーパ状部材を調
整用のネジを介して一体的に取り付けるようにするのが
よい。
【0011】
【作用】テーパ状部材が進入方向に向かって漸次縮径し
た形状となっているので、テーパ状部材を進入方向に移
動すると、これに摺接するヒートパイプの放熱部がテー
パ状部材の進入方向に直交する方向に押されて冷却板に
密着する。これにより、ヒートパイプの放熱部は冷却板
によって有効に冷却される。
【0012】また、各冷却板に沿って配設されたホルダ
に各テーパ状部材を一体的に取り付けると、ホルダを移
動することで全テーパ状部材を一括して進退移動でき、
ワンタッチで全プリント基板のヒートパイプと冷却板と
の着脱ができる。さらに、テーパ状部材を調整用のネジ
を介してホルダに取り付けると、各ヒートパイプの放熱
部と冷却板との隙間にばらつきがあっても、ネジで個々
にテーパ状部材を微調整することにより、放熱板と冷却
板との密着度を高めることができる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。本実施例はICテスタのテストヘッドに適用した例
である。
【0014】図3はテストヘッド部分の全体構成を示
す。図示のように、テストヘッド1の中央には、上下に
貫通する顕微鏡用の穴を形成する円筒体2が設けられ
る。円筒体2の外周には、放射状に多数のプリント基板
3が立設して配列されている。プリント基板3の下端は
図示省略のマザーボードのコネクタに差し込まれて接続
される。各プリント基板3にはLSI等の発熱電子部品
4が搭載されており、これら発熱電子部品4を覆うよう
に面状のヒートパイプ5が各プリント基板3に取り付け
られている。プリント基板3は両面実装のものであり、
面状のヒートパイプ5がプリント基板3をサンドイッチ
するようにその両面に取り付けられる。
【0015】発熱電子部品4の熱を吸収するヒートパイ
プ5の受熱部6は、プリント基板3の外側上方から内側
下方に円弧状に延びた板状体をしている。円弧状とした
のは、プリント基板3上の発熱電子部品4が円弧状配列
になっているからである。また、受熱部6で吸収した熱
を放出するヒートパイプ5の放熱部7は、プリント基板
3の外側上方の受熱部6より半径方向外方へと延出され
ている。ヒートパイプ5内には受熱部6と放熱部7との
間を作動液が環流する閉ループの液路が多数形成されて
いる。
【0016】プリント基板3の外側には、各プリント基
板3の両面に取り付けられたヒートパイプ5の放熱部7
に挟まれるようにして冷却板8が設けられる。各冷却板
8は、プリント基板3の外周に配設されたリング状の支
持金具9上に設置される。各冷却板8、8間には、図1
または図2に示すように、ヒートパイプ5の放熱部7を
冷却板8に押しつけるための楔形金具10が設けられ
る。なお、冷却板8は支持金具9の溝内に設置されてお
り、支持金具9の円周方向には動かないようになってい
る。楔形金具10は、その放熱部7側の両側面が対称的
に傾斜しており、この傾斜に対応した勾配を有する当て
板11が放熱部7に取り付けられている。各楔形金具1
0は支持金具9の下方のリング状のホルダ12に作動ロ
ッド13及び微調整用のネジ14を介して連結されてい
る。楔形金具10底部の作動ロッド13は、ホルダ12
を貫通して上下動可能に取り付けられたネジ14の頂部
に回転可能にねじ止めされている。ネジ14下端のネジ
頭部には摘みやすいようにローレット加工が施されてい
る。支持金具9には、作動ロッド13及びネジ14を挿
通させるための穴20が設けられている。
【0017】ホルダ12の下方には、プリント基板3の
外周を囲むようにして、各冷却板8に冷却水を供給する
主管15が配設されている。主管15内には、冷却水分
配用の管路16と冷却処理後の冷却水集合用の管路17
とが形成されている。分配用の管路16は、図4に示す
ように、主管15を約一周した後、Uターンして集合用
の管路17に接続され、管路17は管路16に沿って再
び戻るように配設されている。冷却水は、分配部の管路
16に接続された各支管18より各冷却板8に供給さ
れ、冷却処理後の水が各冷却板8の支管18より集合部
の管路17に戻されて排出されるようになっている。管
路16、17の直径Dと支管18の直径dとの比d/D
は0.2以下に設定する。このようにすると、各支管1
8より各冷却板8に供給される冷却水の流量が均一とな
り、各冷却板8における冷却が均一となる。
【0018】主管15とホルダ12との間には、ホルダ
12を上下動させるためのエアシリンダ19が設けられ
ている。エアシリンダ19は、ホルダ12に沿って等間
隔に4個設けられている。また、これらエアシリンダ1
9によりホルダ12を水平に上下動させるためのガイド
ピン(図示せず)が設けられている。ホルダ12には、
図2に示すように、各支管18を貫通させるための穴2
1が形成されており、支管18は支持金具9内の連結部
を通じて冷却板8の液体通路に接続されている。
【0019】エアシリンダ19を駆動してホルダ12を
水平に保ったまま上方に移動すると、これに伴って楔形
金具10も上昇する。そして、楔形金具10は当て板1
1、11間をこれらに摺接しながら上昇し、当て板1
1、11を、図1の矢印で示すように左右の冷却板8、
8側へと押し拡げる。これにより、ヒートパイプ5の放
熱部7は冷却板8に密着し、放熱部7は冷却板8との接
触により効率よく冷却される。プリント基板交換時など
には、エアシリンダ19によりホルダ12を下降させれ
ば、楔形金具10が下降し、放熱部7は冷却板8との密
着状態から解放される。このように、本実施例では、ホ
ルダ12を上下に移動することで、ワンタッチで全プリ
ント基板3のヒートパイプ5と冷却板8との着脱が行え
る。
【0020】各プリント基板3、ヒートパイプ5、冷却
板8の厚さや出来具合などによって、放熱部7と冷却板
8との間の隙間が等しくなくばらつきがあった場合に
は、ネジ14を回して各楔形金具10の上下位置を微調
整することにより、各冷却板8に放熱部7を密着性よく
接触させることができる。
【0021】また、ヒートパイプ5の作動液は閉ループ
内にあり、ヒートパイプ5の熱を冷却板8との接触によ
り逃がしているので、プリント基板3の交換時などに液
漏れが生じることがない。また、従来の液冷方式のよう
に、多数のカプラを着脱する作業が不要となる。
【0022】なお、上記実施例ではプリント基板が互い
にほぼ平行な放射状配列の場合について説明したが、プ
リント基板を平行配列にする場合にも勿論適用できる。
平行配列の場合には、テーパ状部材を上下方向ではな
く、プリント基板の側方から挿入するようにしてもよ
い。また、ホルダの移動は、上記実施例のようにエアシ
リンダではなく、例えば、レバーを用いて行ってもよ
い。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、プリント基板の冷却に
ヒートパイプを用い、ヒートパイプの放熱部に冷却板を
接触させて放熱するようにしたので、プリント基板交換
時などに液漏れが発生することがなく、冷却装置の信頼
性を向上できる。また、テーパ状部材を移動することに
より、ヒートパイプの放熱部を冷却板に押圧して密着さ
せるようにしているので、効率の良い冷却ができる。
【0024】また、各冷却板に沿って配設されたホルダ
に各テーパ状部材を一体的に取り付けることにより、ホ
ルダを移動することで全テーパ状部材を一括して進退移
動でき、ワンタッチで全プリント基板のヒートパイプと
冷却板との着脱ができ、作業が容易且つで迅速となる。
さらに、テーパ状部材を調整用のネジを介してホルダに
取り付けることにより、各ヒートパイプの放熱部と冷却
板との間の隙間にばらつきがあっても、ネジでテーパ状
部材の位置を微調整することにより、全ての放熱板と冷
却板との密着性を確保でき、均一で有効な冷却が行え
る。また、ヒートパイプの放熱部にテーパ状部材と同形
のテーパ面を有する当て板を取り付ければ、テーパ状部
材による放熱部と冷却板との着脱動作が円滑となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をICテスタのテストヘッドに適用した
実施例の要部を示す斜視図である。
【図2】図1をプリント基板の外周側からみた端面図で
ある。
【図3】図1の実施例のテストヘッド部分の全体的な概
略構成図である。
【図4】図3における冷却水の配管構成を示す模式図で
ある。
【符号の説明】
1 テストヘッド 3 プリント基板 5 ヒートパイプ 6 受熱部 7 放熱部 8 冷却板 10 楔形金具 11 当て板 12 ホルダ 14 ネジ 15 主管 18 支管

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ平行に隣接させて配列された複数のプ
    リント基板に各プリント基板を覆うように取り付けられ
    た面状のヒートパイプと、 各ヒートパイプの放熱部に近接して設けられた冷却板
    と、 各冷却板間に進退自在に設けられ且つその進入方向に向
    かって漸次縮径して形成され、これを進入方向に移動す
    ることによりヒートパイプの放熱部を冷却板に押圧して
    密接させるためのテーパ状部材とを備えたことを特徴と
    する電子機器の冷却装置。
  2. 【請求項2】上記各テーパ状部材が上記各冷却板に沿っ
    て配設されたホルダに一体的に取り付けられ、このホル
    ダを移動することにより各冷却板間のテーパ状部材が一
    括して進退移動されるようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の電子機器の冷却装置。
  3. 【請求項3】上記ホルダに対して上記各テーパ状部材が
    その進退方向に移動できるようにネジを介してホルダに
    取り付けられていることを特徴とする請求項2記載の電
    子機器の冷却装置。
  4. 【請求項4】上記各ヒートパイプの放熱部には、その隣
    接する上記各冷却板とは反対側の面に、上記テーパ状部
    材と同形のテーパ面を有する当て板が取り付けられてい
    ることを特徴とする請求項1、2または3記載の電子機
    器の冷却装置。
  5. 【請求項5】上記テーパ状部材が楔形金具であることを
    特徴とする請求項1、2、3または4記載の電子機器の
    冷却装置。
  6. 【請求項6】上記各冷却板の液体通路には主管の分配部
    の支管を通じて冷却用の液体を供給し、各冷却板の液体
    通路を流れた冷却処理後の液体を上記主管の集合部の支
    管を通じて戻すように構成すると共に、上記主管の管路
    径Dと上記支管の管路径dとの比d/Dを0.2以下に
    設定したことを特徴とする請求項1、2、3、4または
    5記載の電子機器の冷却装置。
JP27876094A 1994-11-14 1994-11-14 電子機器の冷却装置 Withdrawn JPH08139481A (ja)

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JP27876094A JPH08139481A (ja) 1994-11-14 1994-11-14 電子機器の冷却装置

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JP27876094A JPH08139481A (ja) 1994-11-14 1994-11-14 電子機器の冷却装置

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JPH08139481A true JPH08139481A (ja) 1996-05-31

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100660388B1 (ko) * 2005-04-06 2006-12-21 주식회사 유니테스트 쿨러 조립체
US7551438B2 (en) 2005-03-31 2009-06-23 Nec Corporation Information processing blade and information processing apparatus using the same
JP2016034003A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 トヨタ自動車株式会社 電力変換装置

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20020115