JPH08138833A - 面状発熱体装置 - Google Patents

面状発熱体装置

Info

Publication number
JPH08138833A
JPH08138833A JP27962194A JP27962194A JPH08138833A JP H08138833 A JPH08138833 A JP H08138833A JP 27962194 A JP27962194 A JP 27962194A JP 27962194 A JP27962194 A JP 27962194A JP H08138833 A JPH08138833 A JP H08138833A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive material
resistance value
heating element
patterns
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27962194A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3418020B2 (ja
Inventor
Haruhito Miyazaki
治仁 宮崎
Junji Aiga
潤二 相賀
Hirosuke Kubo
博亮 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP27962194A priority Critical patent/JP3418020B2/ja
Publication of JPH08138833A publication Critical patent/JPH08138833A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3418020B2 publication Critical patent/JP3418020B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】面状発熱体として使用される厚膜抵抗体の抵抗
値を簡単に調整できるようにする。さらに、制御精度,
速応性及び信頼性を高くし、コスト低くする。 【構成】電気絶縁性の基材1の表面に、厚膜抵抗体を構
成する導電材パターン2,3,4a〜4i,5を形成す
る。第1導電材パターン4a〜4iは対向する電極6と
8とを結ぶように設けられており、抵抗値調整用の第2
導電材パターン2,3は一端が電極6に結合され他端が
電極9,10に結合されている。選択接続装置12は電
極9,10を電極8に選択的に接続する。さらに、基材
1の表面に第1,第2導電材パターン2,3,4a〜4
iと同質の材料から成る温度検知用の第3導電材パター
ン5を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、面状発熱体装置に関す
るものである。更に詳しくは、パネルヒータ,電気スト
ーブ,デスクヒータ等の電気採暖具に使用される面状発
熱体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】面状発熱体装置は、電気絶縁性の基材の
表面に、厚膜抵抗体を構成する導電材パターンが形成さ
れたものである。面状発熱体として使用される上記導電
材パターンは、ペースト状の導電材料を基材表面に印刷
し焼成することにより得られるが、実際の製造におい
て、導電材料には各製造ロット毎に成分のバラツキがあ
り、また印刷・焼成温度条件等にもバラツキがある。そ
のため、これらのバラツキが厚膜抵抗体の抵抗値のバラ
ツキの原因となって、面状発熱体装置ごとに温度特性の
バラツキを生じさせてしまう。面状発熱体装置ごとに駆
動条件の設定を変更すれば上記温度特性を均一化するこ
とはできるが、そのためには複雑で煩雑な作業が必要と
なる。
【0003】特開平5−181545号において、厚膜
抵抗体の抵抗値を調整することにより上記温度特性の均
一化を図る技術が提案されている。以下に、特開平5−
181545号の構成を図4に基づいて説明する。図4
はこの従来例の要部構造を示す平面図であり、同図中、
31は絶縁基板、32a,32b,32c,32d,3
2e,32f,…は発熱体(厚膜抵抗体を構成する導電
材パターンから成っている。)、33は電極部、33
a,33b,33c,33d,33e,33f,33
g,…は個別導体部、34は保護ガラスコーティングで
ある。
【0004】図4に示すように、絶縁基板31上には複
数本の発熱体32a,…が並列状に形成されており、絶
縁基板31上の両端部には、発熱体32a,…の各一端
部が個別導体部33a,…を介して共通接続される電極
部33と、各他端部が共通接続される電極部(不図示)
と、がそれぞれ形成されている。そして、両電極部間の
抵抗値を実測しつつ、実測抵抗値が所定の値になるよう
に各発熱体32a,…の両電極部間並列接続状態を順次
解除していくことによって、発熱体32a,…の合成抵
抗値が調整される。なお、図4は、個別導体部33a,
33b,33cをレーザ光照射等で順次焼き切って断線
させることにより、両電極部間並列接続状態が解除され
た状態を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特開平5−181
545号の従来例によれば、両電極部間の抵抗値を実測
して実測抵抗値が所定の値になるまで個別導体部33
a,…を順次断線させる作業が必要となる。この作業
は、実際上は相当な手間を要する煩雑な作業である。
【0006】また、面状発熱体装置を電気採暖具に用い
る場合には、温度調整用の温度制御回路や安全対策用の
温度過昇防止装置が必要とされる。そのため、上記温度
制御回路や温度過昇防止装置を動作させるための感熱素
子が、一般に面状発熱体の近傍に個別部品として設置さ
れる。しかし、そのような構成では、面状発熱体の熱が
感熱素子に伝わりにくくなるため、装置の制御精度,速
応性及び信頼性が低くなってしまう。また、感熱素子を
別途用意し配設しなければならないため、コストが高く
なってしまう。
【0007】本発明は、これらの点に鑑みてなされたも
のであって、面状発熱体として使用される厚膜抵抗体の
抵抗値を簡単に調整することができる面状発熱体装置を
提供することを目的とする。さらに、制御精度,速応性
及び信頼性が高く、低コストの面状発熱体装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る面状発熱体装置は、電気絶縁性の基材
の表面に、厚膜抵抗体を構成する導電材パターンが形成
された面状発熱体装置であって、対向する第1,第2の
電極を結ぶように設けられた第1導電材パターンと、一
端が前記第1の電極に結合され、他端が第3の電極に結
合された抵抗値調整用の第2導電材パターンと、前記第
3の電極を前記第2の電極に選択的に接続する選択接続
手段と、を具備することを特徴とする。
【0009】前記第1導電材パターンは4本以上のパタ
ーンから構成されるのが好ましい。また、さらに、前記
基材の表面に前記第1,第2導電材パターンと同質の材
料から成る温度検知用の第3導電材パターンを設けても
よい。
【0010】
【作用】このような構成によれば、選択接続手段が第3
の電極を第2の電極に選択的に接続するので、第2導電
材パターンの第1,第2の電極間での接続状態を、第1
導電材パターンと同様のものとすることができる。従っ
て、第1,第2電極間で第1導電材パターンに対して並
列に、第2導電材パターンを接続又は切り離すことによ
って、第1,第2の電極間での厚膜抵抗体の抵抗値を変
化させることができる。
【0011】製造工程で生じる各導電材パターンの抵抗
値のバラツキは相対的に大きくなく、また、安全規格の
許容差が規格値±10%又は規格値+5%〜−10%で
あるため、面状発熱体として使用される厚膜抵抗体の抵
抗値は、目標とする抵抗値の20%以内で微調整できれ
ば充分である。従って、第1導電材パターンを4本以上
のパターンで構成すれば、前記第1,第2の電極間で変
化させる抵抗値を、確実に安全規格の許容範囲内に入れ
ることができる。
【0012】基材上に第1,第2導電材パターンと同質
材料から成る温度検知用の導電材パターンを設けた場合
には、例えば面状発熱体として使用される第1,第2導
電材パターンからの熱が、温度検知用の導電材パターン
に伝わり易くなる。また、これらの導電材パターンは同
質材料から成るので同時形成が可能である。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る面状発熱体装置の一実施
例を、図面に基づいて説明する。図1に本発明を実施し
た面状発熱体装置の概略構造を示し、図2にその要部断
面(A−A’断面)構造を示す。
【0014】図1,図2に示すように、本実施例は、電
気絶縁性の基材1の表面に、厚膜抵抗体を構成する導電
材パターン2,3,4a〜4i,5が形成された面状発
熱体装置である。そして、その第1の特徴は、対向する
第1の電極6と第2の電極8とを結ぶように設けられた
第1導電材パターン4a〜4iと;一端が第1の電極6
に結合され、他端が第3の電極9,10に結合された抵
抗値調整用の第2導電材パターン2,3と;第3の電極
9,10を第2の電極8に選択的に接続する選択接続装
置12と;を具備する点にある。
【0015】また、第2の特徴は、上記構成において、
第1導電材パターン4a〜4iを4本以上のパターンで
構成した点にあり、第3の特徴は、更に基材1の表面に
第1,第2導電材パターン2,3,4a〜4iと同質の
材料から成る温度検知用の第3導電材パターン5を設け
た点にある。
【0016】基材1を構成する電気絶縁性の材料は、例
えば、ガラス,セラミック,マイカ,樹脂等である。ま
た、基材1の表面に形成されている12本の導電材パタ
ーン2,3,4a〜4i,5は、ニッケルパウダーに有
機バインダとしてポリイミドを加えてペースト状にした
導電材料を、基材1の表面にシルクスクリーン印刷で形
成し、その後、焼成することによって、厚膜抵抗体とし
たものである。
【0017】電極6,7,8,9,10,11には、引
出線6L,7L,8L,9L,10L,11Lが各々接
続されている。引出線8L−9L間と引出線8L−10
L間には、着脱可能な端子ta,tb,tc,tdが設
けられている。また、引出線6L,8Lは電源15と接
続しており、引出線7L,11Lは温度制御回路13と
接続している。温度制御回路13は、電極7と電極11
と間の抵抗値(従って、温度)を検出し、その検出値に基
づいて電源供給回路14(電源15と接続している。)を
コントロールする。
【0018】端子ta−tc,tb−tdを接続する
と、第2導電材パターン2,3がそれぞれ第1導電材パ
ターン4a〜4iに並列に接続されることになる。そこ
で、端子ta−tc,tb−tdの接続を選択すること
によって、第2導電材パターン2,3を、第2導電材パ
ターン2だけ,第2導電材パターン3だけ,第2導電材
パターン2と第2導電材パターン3,いずれも接続しな
い、という4通りの抵抗値調整態様が得られる。
【0019】なお、この選択を行う選択接続装置12
は、端子ta−tc,tb−td間をハンダ付け等でつ
なぐ方式でもよいが、図3に示すような構造を採っても
よい。同図に示すように、端子tc,tdはいずれも引
出線8Lと接続し、かつ、絶縁基板18に形成された2
つの穴16,17の内面にそれぞれ設けられている。一
方、ピン形状の端子ta,tbは、引出線10L,9L
とそれぞれ接続している。そして、端子tc,tdが形
成されている穴16,17に、端子ta−tbがそれぞ
れ着脱自在に接続できるようになっている。
【0020】以下のように、面状発熱体として使用され
る厚膜抵抗体の抵抗値調整を行う。まず、端子tb−t
dで引出線8L−9L間が接続され、かつ、端子ta−
tcで引出線8L−10L間が切り離された状態で、電
極6と電極8,10との間の抵抗値が目標とする所定の
抵抗値となるように、12本の導電材パターン2,3,
4a〜4i,5を形成するためのペースト状導電材料を
配合する。
【0021】なお、第3導電材パターン5は、後述する
ように感熱素子として使用されるため、第3導電材パタ
ーン5を別の導電材料を用いて形成する場合には、上記
配合条件の制限を受けない。しかし、同一のペースト状
導電材料を用いて、1回のシルクスクリーン印刷で全導
電材パターン2,3,4a〜4i,5を形成する場合に
は、上記配合条件を満たす必要がある。
【0022】上記配合で導電材パターン2,3,4a〜
4i,5を形成した後、端子tb−td間のみを接続す
ることによって、電極6と電極8,10との間の抵抗値
(即ち、並列接続された第1導電材パターン4a〜4i
と第2導電材パターン3との合成抵抗値)を実測する。
【0023】次に、実測抵抗値が目標とする抵抗値より
も高い(約+5%以上)場合には、更に端子taを端子t
cに接続することによって、第1導電材パターン4a〜
4iに対して第2導電材パターン3を並列に加え、それ
によって接続された電極8〜10と電極6との間の抵抗
値を、並列接続された第1導電材パターン4a〜4iと
第2導電材パターン2,3との合成抵抗値まで下げる。
【0024】逆に、実測抵抗値が目標とする抵抗値より
低い(約−5%以下)場合には、端子tb−td間の接続
を切り離すことによって、第1導電材パターン4a〜4
iに対する第2導電材パターン3の並列接続を解除し、
それによって電極8と電極6との間の抵抗値を第1導電
材パターン4a〜4iの抵抗値まで上げる。
【0025】実際上、目標として設定された抵抗値に対
する実測抵抗値のバラツキは、約±10%程度である
が、上記調整によって、発熱体として使用される厚膜抵
抗体の抵抗値を、目標として設定された抵抗値の約±5
%以内に収めることが可能になる。
【0026】製造(つまり、導電材料成分の調整,印刷
・焼成温度の制御等)に関する精度が高いために、目標
とする抵抗値に対するバラツキが小さくなる場合(例え
ば、殆ど±5%範囲内に収まる場合)には、第1導電材
パターンの本数を増やし第2導電材パターンの本数を減
らしてもよい。それに伴って、選択接続装置12の端子
数を減らすことができる。また、第2導電材パターンの
本数を更に増やすことによって、面状発熱体として使用
される導電材パターンの抵抗値を更に細かく調整するこ
ともできる。
【0027】逆に、目標とする抵抗値に対するバラツキ
が大きくなる場合(例えば、殆ど±5%範囲外にばらつ
く場合)には、第2導電材パターン及びそれに対応する
電極の数を増せば、前記抵抗値をバラツキなく調整する
ことができる。また、上記バラツキが目標とする抵抗値
の片側に大きくなる場合(例えば、+5%以上又は−5
%以下に大きくばらつく場合)、第1導電材パターンと
それに対応する電極の数を加減することによって、前記
抵抗値のバラツキの均衡をとることができる。
【0028】上記のように選択接続装置12が電極9,
10を電極8に選択的に接続するので、電極9,10と
電極6との間での第2導電材パターン2,3の接続状態
を、第1導電材パターン4a〜4iと同様のものとする
ことができる。従って、電極6,8間での厚膜抵抗体の
抵抗値を実測し、その結果に基づいて第1導電材パター
ン4a〜4iに対して並列に第2導電材パターン2,3
を接続し又は切り離せば、電極6,8間での厚膜抵抗体
の抵抗値を変化させて、面状発熱体として使用される厚
膜抵抗体の抵抗値を簡単に調整することができる。これ
により、装置ごとの温度特性のバラツキをなくすことが
可能であり、例えば、生産品の歩留まりを向上させるこ
とが可能である。
【0029】前述したように、面状発熱体として使用さ
れる厚膜抵抗体の抵抗値は、目標とする抵抗値の20%
以内で微調整できれば充分であるため、本実施例のよう
に第1導電材パターン4a〜4iを4本以上のパターン
で構成すれば、電極6と電極8との間で変化させる抵抗
値を、確実に安全規格の許容範囲内に入れることがで
き、安全規格で充分許容可能なものに微調整することが
できる。
【0030】なお、2種類の第1,第2導電材パターン
2,3,4a〜4iの共通電極である1個の電極6と、
各導電材パターンの他端で結合している3個の電極8〜
10とを設けた結果、基材1上の面状発熱体として使用
される導電材パターンの電極の数は4個となっている
が、第2導電材パターンの本数を増やした場合にはそれ
と同数の電極及び端子が必要となる。
【0031】また、第2導電材パターン2,3を第1導
電材パターン4a〜4iと異なる材質の材料で構成して
もよい。その場合、シルクスクリーン印刷の回数をその
分増やす必要はあるが、第2導電材パターン2,3の各
抵抗値を加減して、装置に応じた調整精度,調整範囲等
にすることができる。
【0032】導電材パターン2,3,4a〜4i,5を
構成している導電材料は、温度に対する抵抗値が一定で
はなく、温度が高くなると抵抗値が増すという特性があ
る。従って、上記のように、基材1の表面に第1,第2
導電材パターン2,3,4a〜4iと同質の材料から成
る第3導電材パターン5を設けることにより、これを感
熱素子として用いれば、基材1上に面状発熱体と感熱素
子とを共に位置させることになる。そのため、面状発熱
体としての第1,第2導電材パターン2,3,4a〜4
iからの熱が、温度検知用の導電材パターン5に伝わり
易くなり(即ち、伝熱効率が良くなる。)、第1,第2導
電材パターン2,3,4a〜4iからの熱を効果的に検
知することが可能となる。従って、面状発熱体装置の制
御精度,速応性及び信頼性を高くすることが可能とな
る。
【0033】また、これらの導電材パターン2,3,4
a〜4i,5は同質材料から成るので、第1,第2導電
材パターン2,3,4a〜4iと共に一度のシルクスク
リーン印刷で、同時に第3導電材パターン5を形成する
ことができる。従って、感熱素子を別途用意し配設しな
くても、第1,第2導電材パターン2,3,4a〜4i
と共に第3導電材パターン5を形成することによって必
要な厚膜抵抗体が得られるため、面状発熱体装置の低コ
スト化を図ることができる。
【0034】本実施例では、感熱素子として使用される
第3導電材パターン5も、面状発熱体として使用される
第1,第2導電材パターン2,3,4a〜4iと同じパ
ターン形状を有しているが、適宜その形状・長さを変え
ることにより第3導電材パターン5の抵抗値を変えても
差し支えない。そのように抵抗値を変えることにより、
第3導電材パターン5に感熱素子としての所望の性能を
与えることができる。
【0035】また、第3導電材パターン5を第1,2導
電材パターン2,3,4a〜4iと異なる材質の材料で
構成してもよい。その場合、シルクスクリーン印刷の回
数をその分増やす必要はあるが、各導電材パターンの性
能を面状発熱体,感熱素子としてそれぞれ最適なものと
することが可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、選
択接続手段で第3の電極が第2の電極に選択的に接続さ
れる構成となっているので、面状発熱体として使用され
る厚膜抵抗体の抵抗値を簡単に調整することができる。
これにより、装置ごとの温度特性のバラツキをなくすこ
とことが可能であり、例えば、生産品の歩留まりを向上
させることが可能である。
【0037】前記第1導電材パターンを4本以上のパタ
ーンで構成した場合、前記第1,第2の電極間の抵抗値
を、安全規格で充分許容可能なものに微調整することが
できる。
【0038】さらに、基材の表面に前記第1,第2導電
材パターンと同質材料から成る温度検知用の第3導電材
パターンを設けた場合、基材上に面状発熱体と感熱素子
とを共に位置させることができるため、面状発熱体装置
の制御精度,速応性及び信頼性を高くすることができ
る。しかも、感熱素子を別途用意し配設しなくても、第
1,第2導電材パターンと共に第3導電材パターンを形
成することによって必要な厚膜抵抗体が得られるため、
面状発熱体装置の低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した面状発熱体装置の概略構造を
示す平面図。
【図2】図1に示す面状発熱体装置のA−A’断面図。
【図3】図1の面状発熱体装置を構成する選択接続装置
を示す斜視図。
【図4】従来例を示す平面図。
【符号の説明】
1 基材 2,3 (抵抗値調整用の)第2導電材パターン 4a〜4i (面状発熱体用の)第1導電材パターン 5 (感熱素子用の)第3導電材パターン 6 (共用の)電極 7,11 (第3導電材パターン用の)電極 8 (第1導電材パターン用の)電極 9,10 (第2導電材パターン用の)電極 12 選択接続装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気絶縁性の基材の表面に、厚膜抵抗体を
    構成する導電材パターンが形成された面状発熱体装置で
    あって、 対向する第1,第2の電極を結ぶように設けられた第1
    導電材パターンと、 一端が前記第1の電極に結合され、他端が第3の電極に
    結合された抵抗値調整用の第2導電材パターンと、 前記第3の電極を前記第2の電極に選択的に接続する選
    択接続手段と、 を具備することを特徴とする面状発熱体装置。
  2. 【請求項2】前記第1導電材パターンは4本以上のパタ
    ーンから成ることを特徴とする請求項1に記載の面状発
    熱体装置。
  3. 【請求項3】さらに、前記基材の表面に前記第1,第2
    導電材パターンと同質の材料から成る温度検知用の第3
    導電材パターンを設けたことを特徴とする請求項1又は
    請求項2に記載の面状発熱体装置。
JP27962194A 1994-11-15 1994-11-15 面状発熱体装置 Expired - Fee Related JP3418020B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27962194A JP3418020B2 (ja) 1994-11-15 1994-11-15 面状発熱体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27962194A JP3418020B2 (ja) 1994-11-15 1994-11-15 面状発熱体装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08138833A true JPH08138833A (ja) 1996-05-31
JP3418020B2 JP3418020B2 (ja) 2003-06-16

Family

ID=17613538

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27962194A Expired - Fee Related JP3418020B2 (ja) 1994-11-15 1994-11-15 面状発熱体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3418020B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001313154A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Misuzu Kogyo:Kk 電気抵抗値調整方法並びに発熱体及びその製造方法
JP2005166451A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Sumitomo Electric Ind Ltd 通電発熱ヒータ及び該ヒータを搭載した半導体製造装置
JP2009004107A (ja) * 2007-06-19 2009-01-08 Panasonic Corp 面状発熱体

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001313154A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Misuzu Kogyo:Kk 電気抵抗値調整方法並びに発熱体及びその製造方法
JP2005166451A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Sumitomo Electric Ind Ltd 通電発熱ヒータ及び該ヒータを搭載した半導体製造装置
JP2009004107A (ja) * 2007-06-19 2009-01-08 Panasonic Corp 面状発熱体

Also Published As

Publication number Publication date
JP3418020B2 (ja) 2003-06-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6397588B2 (ja) 静電チャックヒータ
FI87967B (fi) Uppvaermningsenhet
EP0692798A1 (en) Flat ptc heater and resistance value regulating method for the same
JP3174059B2 (ja) ヒータ装置
US6262392B1 (en) Printed circuit boards
US6184494B1 (en) Printed circuit board having a heating element and heating method thereof
JPH02213733A (ja) 電熱感知器
JPH10214675A (ja) セラミックヒータ
JP3418020B2 (ja) 面状発熱体装置
US4961065A (en) Fail-safe resistor
KR100387449B1 (ko) 온도분포 계측용 웨이퍼 센서
KR20100064395A (ko) 가열 가능한 적외선 센서와 이 적외선 센서를 구비하는 적외선 온도계
JPH0745357A (ja) セラミックヒーター
US6153861A (en) Heating element for lambda sensors
KR970007640B1 (ko) 시이트재료에 사용되는 히터의 저항값 조절방법
JP2585661Y2 (ja) 電気半田ごて
JP2004031800A (ja) チップ型複合部品及び複合部品の製造方法
JPH11116209A (ja) コロナ放電素子
JPH05181376A (ja) 加熱ヒータおよび加熱ヒータの抵抗値調節方法
JP4022283B2 (ja) 発熱体、定着装置および画像形成装置
US20230413387A1 (en) Heater module
US20230413388A1 (en) Heater module including a thick film heating element
JP2537919Y2 (ja) セラミックヒータ
JPH05181545A (ja) 加熱ヒータおよび加熱ヒータの抵抗値調節方法
JP2001319761A (ja) 遠赤外線ヒーター基板

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees