JPH08138588A - 発光装置及びその製造方法 - Google Patents

発光装置及びその製造方法

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JPH08138588A
JPH08138588A JP30324894A JP30324894A JPH08138588A JP H08138588 A JPH08138588 A JP H08138588A JP 30324894 A JP30324894 A JP 30324894A JP 30324894 A JP30324894 A JP 30324894A JP H08138588 A JPH08138588 A JP H08138588A
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敏夫 大星
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2329/00Electron emission display panels, e.g. field emission display panels
    • H01J2329/86Vessels
    • H01J2329/8625Spacing members

Abstract

(57)【要約】 【構成】 螢光面パネル14のガラス基板24上に透明電極
1R、1G、1Bがストライプ状に被着し、各透明電極
間に下地層8、28が設けられている。下地層28はブラッ
クストライプとして機能する。下地層8上にスペーサ本
体部9が繰り返しのスクリーン印刷によって形成され、
下地層8とスペーサ本体部9とでスペーサが構成され
る。下地層8、28間の透明電極上の領域に螢光体素子
R、G、Bが設けられる。スペーサ10は、螢光体素子
R、G、Bの3TRIO毎に配置される。 【効果】 下地層8とその上のスペーサ本体部9とによ
りスペーサが構成されるので、スペーサは機械的に強
く、製造過程その他で剥離や倒壊が起こらない。また、
スペーサ10は上記のように配置されているので、螢光面
パネル14のガラス基板24と背面パネル16の基板26との間
隙が正確に保たれる。これらの結果、FEDは良好な表
示が保証される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発光装置及びその製造
方法に関し、例えば、電界放出型表示装置及びその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電界放出型表示装置(FED:Field Em
ission Display)としては、例えば分解概略斜視図であ
る図19に示すように、ガラス基板24上に赤、緑、青の螢
光体R、G、Bをストライプ状に配した螢光面パネル14
と、背面パネル16とが、所定間隙を隔てて対向位置する
構造のものがある。背面パネル16は、図20に拡大図示す
るように、ガラス基板26上に、電界放出型カソードとし
てマイクロチップカソード21が形成されたカソードライ
ン17と、絶縁層18を介してカソードライン17に直交して
配されたゲート電極ライン19とによって構成されてい
る。
【0003】両基板24、26は数百μm、例えば 300μm
の一定間隙を隔てて対向しており、画面領域の周囲は、
図示しないガラス製フリットシールを介して接合され、
その内部は10-4〜10-7Paの超高真空に保持されるように
なっている。
【0004】このような構造の電界放出型表示装置にお
いては、一般に、カソード表面に108 〜109 V/mの電
界がかかるように、カソード、ゲート電極間に電圧を印
加し、マイクロチップカソード21の先端からトンネル効
果によって電子ビームをカソードホール20を通して放出
し、これに対応してマトリックス構成したカソード、ゲ
ート電極間に電位を順次印加し、選択された螢光体スト
ライプR、G、Bに放出電子ビームを当てて光らせ、画
像を表示する。
【0005】ところで、電界放出型表示装置のカソード
側基板26と螢光体側基板24との間の空間を前記のように
高真空にすると、大気圧により1kg/cm2の大きな圧力が
電界放出型表示装置に加わる。電界放出型表示装置をこ
の圧力に対抗させるためには、カソード側基板26と螢光
面側基板24との間に真空耐圧保持構造を設けないとする
と、両基板26、24のガラス板の厚さを数十mmにしなけれ
ばならない。
【0006】然し、ガラス板をそのような厚さにすると
電界放出型表示装置を薄型化しかつ軽量に作製すること
はできない。そこで、両基板26、24のガラス板の厚さを
1mm程度にし、かつ大気圧に耐えられるようにするため
には、両基板26及び24の間に真空耐圧保持構造を設ける
こと、より具体的には、両基板26、24間に柱状或いはブ
ロック状の真空耐圧保持用のスペーサを数mm程度の間隔
で配置することが必要となる。
【0007】このようなスペーサとしては、圧縮応力に
強く、1kg/cm2程度の大気圧に耐えられること、電界放
出型装置を全面に亘って均一な厚さに支持できること、
カソードから放出される電子ビームの軌道に影響を与え
ないこと、ガス放出が少なく真空中で安定なこと、フリ
ットシールやベーク時の高温処理に耐えられることが必
要となる。
【0008】本発明者は、先に、電界放出型表示装置の
真空耐圧構造を担うスペーサとして、螢光体側基板上
に、ガラスペーストをスクリーン印刷法で積層塗布する
ことにより形成することが有効であることを見出し、既
に提案している(特開平5−325843号)。
【0009】然し乍ら、螢光体側基板上に画質を劣化さ
せないために、島状に分散固定されたスペーサは、螢光
面パネル14の作製時や真空容器として構成された後の排
気時の大気圧の負荷によって螢光体側基板24上から剥
離、倒壊することがときとしてあった。このような真空
容器中のスペーサの倒壊と、これによる塵埃の発生は、
真空耐圧特性の劣化や放電損傷の原因となる。このよう
な問題は、画素がファインピッチ化した場合に特に重大
である。このような次第で、上記先願発明には、なお解
決すべき問題が残されていることが判明した。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事情
に鑑みてなされたものであって、螢光面パネルの製造過
程や組み立て後の大気圧によるスペーサの剥離や倒壊が
起こらず、高い生産性を以て製造でき、かつ、高品質で
信頼性の高い発光装置及びその製造方法を提供すること
を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、発光体が設け
られた第一の基体と、第二の基体とが所定間隙を隔てて
対向し、この所定間隙を保持するためのスペーサが設け
られている発光装置において、前記発光体が存在しない
非発光部に、下地層(例えば後述の下地層8、28)と、
この下地層(例えば8)上のスペーサ本体部(例えば後
述のスペーサ本体部9)とによって構成されたスペーサ
(例えば後述のスペーサ10)が設けられていることを特
徴とする発光装置に係る。
【0012】本発明において、下地層がスペーサ本体部
よりも広い面積に亘って設けられていることが倒壊防止
の観点から望ましい。
【0013】上記において、下地層とスペーサ本体部と
を別々の工程で設けることが製造上望ましい。
【0014】また、本発明において、スペーサ本体部が
下地層と同じ材料からなっていることが望ましい。然
し、スペーサ本体部と下地層とを異なる材料によって形
成することもできる。
【0015】また、本発明において、スペーサ本体部と
下地層とが焼成によって一体に形成されていることが機
械的強度の上で望ましい。
【0016】また、本発明において、下地層が黒色のガ
ラスペーストを用いて形成されたブラックマスクからな
っていることが、コントラストを良好にする上で望まし
い。
【0017】また、本発明において、下地層が印刷によ
って形成され、スペーサ本体部が積層印刷によって形成
されていることが、製造上有利である。
【0018】また、本発明において、複数の発光体がス
トライプ状に設けられ、これら発光体間にストライプ状
に下地層が設けられている構造とすることができる。
【0019】また、本発明において、複数色の発光体か
らなる発光体群の所定組数毎にスペーサを設けること
が、カラー発光ができること及び耐圧性の観点から望ま
しい。
【0020】また、本発明において、光学的に透明な第
一の基体上に、透明電極を介して発光体を設けること
が、発光体を発光させる上で望ましい。
【0021】また、本発明において、第二の基体に粒子
放出源が設けられ、この粒子放出源から放出される粒子
によって第一の基体の発光体が発光するように構成する
ことができる。
【0022】上記において、粒子放出源が電界放出型カ
ソードである電界放出型表示装置として構成させること
ができる。
【0023】更に、本発明において、発光体を螢光体と
することが、応答性の観点から望ましい。
【0024】本発明はまた、上記した発光装置を製造す
るに際し、第一のマスクを用いて第一の基体に下地層を
所定パターンに形成する工程と、前記第一のマスクとは
別の第二のマスクを用いて前記下地層上にスペーサ本体
部を形成する工程とを有する、発光装置の製造方法をも
提供するものである。
【0025】本発明に係る発光装置の製造方法におい
て、下地層を印刷によって形成し、スペーサ本体部を積
層印刷によって形成し、更にこれらの下地層及びスペー
サ本体部を焼成して一体化し、スペーサとすることが望
ましい。
【0026】また、本発明に係る発光装置の製造方法に
おいて、下地層を形成する工程に先立って第一の基体上
の発光部に電極を形成し、然る後、前記下地層上にスペ
ーサ本体部を形成し、これらを焼成して一体化し、然る
後、前記電極上に発光体を設けることができる。
【0027】
【作用】本発明に基づく発光装置にあって、下地層とこ
の下地層上のスペーサ本体部とによってスペーサを構成
しているので、下地層をスペーサ本体部よりも広い面積
にすることができ、或いは両者の材料に夫々適宜の材料
を選択することができ、スペーサを剥離や倒壊が起きな
い強固なものとすることができる。
【0028】本発明に基づく発光装置の真空耐圧構造を
担うスペーサ本体部は、発光体側基体にガラスペースト
を例えばスクリーン印刷によって積層塗布することによ
り形成されるので、スペーサの高さとスペーサ本体部及
び下地層の幅とを独立的に定めることができる。従っ
て、スペーサの高さを第一の基体と第二の基体との距離
に応じて定めつつ、スペーサ本体部のピッチを下地のブ
ラックマスクのピッチ、即ち画素ピッチに応じて狭くす
ることができる。よって、発光装置の画素をファインピ
ッチ化させた場合のコントラスト比向上と画像品位の向
上とを図ることができる。
【0029】また、スペーサ本体部は例えばスクリーン
印刷法の積層塗布により形成されるので、所望の形状に
生産性高く形成することが可能となる。即ち、スペーサ
本体部の高さは塗布の回数を増減することにより容易に
所望の大きさに形成することができ、また各スペーサを
均一な高さに形成できる。スペーサ本体部の幅も50μm
幅程度の狭いパターンに形成することが可能となる。
【0030】更に、このようなスクリーン印刷に使用す
るガラスペーストとしては、CRT(陰極線管)の接着
に使用するフリット材料を使用できるので、これにより
形成されるスペーサはガス放出が少なく真空中で安定で
あり、フリットシールやベーク時の高温処理にも耐えら
れるものとなる。また、ガラスペースト中に種々の機能
性付加用の添加剤を加えることも可能となる。
【0031】また、スペーサは第一の基体に例えばスク
リーン印刷することにより形成できるので、その形成に
際して第二の基体(例えばカソード側基板)を汚染する
ことなく、電界放出プロセスに悪影響を及ぼすことがな
い。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0033】図1〜図15は、本発明を高精細カラー電界
放出型表示装置に適用した実施例を示すものである。
【0034】(FEDパネルの概略)先ず、図11〜図13
について、FED(電界放出型表示装置)の構成を概略
的に説明する。
【0035】FEDは、カソードの大きさが数μm以下
程度である微小サイズの所謂スピント(Spindt)型の電
界放出型マイクロチップカソード(エミッタコーン)を
用いて電子を取り出し、これを螢光体面に加速照射する
ことによって発光表示させる薄型の平面表示装置であ
る。
【0036】図11に、その一例としての分解斜視図を示
す。このFEDにおいては、例えばR(赤)、G
(緑)、B(青)の三原色の各螢光体素子がITO(In
dium Tin Oxide:インジウム及び錫の混合酸化物)等か
らなる透明電極1R、1G、1Bを介してストライプ状
に配列されてカラー螢光面23が形成された光透過性の螢
光面パネル14と、電界放出型カソード(エミッタコー
ン)21(図13参照)を有する電極構体15が形成された背
面パネル16とがシール材(例えば後述のガラス壁29)等
により気密に封止され、所定の真空度に保持される。
【0037】背面パネル16は、ガラスからなる基板24上
に、カソード電極17、絶縁層18、ゲート電極19がこの順
に被着してなっている。絶縁層18は二酸化珪素(SiO
2 )からなり、電極17、19はクロムからなり、エミッタ
コーン21はモリブデンからなっている。
【0038】螢光面パネル14と背面パネル16とは、その
間隔を一定に保持するために所定の高さの柱(スペー
サ)10を介して封止される。このスペーサ10は、耐圧保
持可能範囲で三原色の螢光体素子R、G、Bからなるト
リオの3トリオ(TRIO)毎若しくは数トリオ毎に設
けられている。
【0039】電極構体15は、背面パネル16の内面上に例
えば図11において、x軸で示す方向に延長する帯状のカ
ソード電極17がストライプ状に平行に配列され、これら
のカソード電極17上に絶縁層18を介してカソード電極17
の延長方向と略直交するy軸方向に、帯状のゲート電極
19がストライプ状に平行に配列されたものである。
【0040】図12は、図11に示した螢光面パネル14と背
面パネル16とを接合する要領を示す概略斜視図である。
背面パネル16には多数の駆動用ICチップ31が設けら
れ、ICチップ31は、インターフェースボート32を介し
てホストコンピュータ33から送られる信号によって駆動
し、図11の各電極に選択的に電圧を印加し、表示がなさ
れる。
【0041】そして、各カソード電極17とゲート電極19
との互いの交差部22には、螢光面におけるR、G、Bで
示す三原色の各螢光体素子に対応するように、所定の開
口幅wを有するカソードホール20が例えば複数個開けら
れている。これらのカソードホール20下の絶縁層に形成
された貫通孔18a内においてカソード電極17上に、例え
ば図13にその要部の概略的拡大斜視図を示すように、円
錐状のエミッタコーン21が夫々被着形成されて電極構体
15が構成されている。
【0042】このFEDによりカラー表示を行う方法と
しては、選択された交差部22の各カソードと一色の螢光
体とを対応させる方法と、各カソードと複数の色の螢光
体とを対応させる所謂色選別方法がある。この場合の色
選別の動作を図14及び図15を用いて説明する。
【0043】図14において、螢光面パネル14の内面の複
数のストライプ状の透明電極1上には各色に対応する
R、G、Bの螢光体が順次配列されて形成され、各色の
電極は夫々赤色は3R、緑色は3G、青色は3Bの端子
に集約されて導出されている。
【0044】対向する背面パネル16上には、上記したよ
うにカソード電極17及びゲート電極19が直交してストラ
イプ状に設けられ、このカソード電極17−ゲート電極19
間に108〜109 V/mの電界強度を加えると、各電極の
交差部22に形成されたエミッタコーン21から電子eが放
出される。
【0045】一方、透明電極1(即ち、アノード電極)
とカソード電極17との間には 100〜1000Vの電圧を印加
して、電子を加速し、螢光体を発光させる。図14の例に
おいては、赤色螢光体Rにのみ電圧を印加して、電子e
を矢印で示すように加速させた場合を示している。
【0046】このように、三端子化された各色R、G、
Bを時系列で選択することによってカラー表示を行うこ
とができる。各カソード電極列上のある一点のカソー
ド、ゲート及びアノード(螢光体ストライプ)のNTS
C方式での色選別タイミングチャートを図15に示す。
【0047】各カソード電極17を1Hの周期で線順次駆
動させるときに、各色螢光体R、G、Bに対し夫々周期
HのうちH/3ずつ+hVの信号を与える一方、ゲート
信号及びカソード信号をH/3周期でゲート信号として
+αV、カソード信号として−αV〜−βVを同期して
夫々与え、ゲート−カソード間電圧VPP=+2αVのと
きに電子を放出して、H/3毎に選択されるR、G、B
の各螢光体を発光させて色選別を行うことができ、これ
によりフルカラー表示を行うことができる。
【0048】本実施例において注目すべきことは、図1
に示すように、透明電極1及び螢光体素子の各R、G、
Bの間に、下地層28を設け、1つずつの赤、緑、青を1
トリオ(TRIO)として3TRIO毎に下地層を幅広
の下地層8とし、その上にスペーサ本体部9を設け、下
地層8とスペーサ本体部9とでスペーサ10を構成してい
ることである。
【0049】下地層8は、スペーサ本体部9よりも幅広
(大面積)にし、スペーサ10を安定なものにしている。
かくして、螢光面パネル14と、電極構体15を設けた背面
パネル16とは、スペーサ10によって所定間隙を保つこと
になる。下地層8、28は、ブラックストライプとして機
能する。非発光部(特に各螢光体素子間の領域)を下地
層8、28で被覆してブラックストライプとすることによ
り、コントラストが向上して頗る良好なカラー表示がな
される。
【0050】図2は、螢光面パネル14の画像表示部(螢
光体が存在する領域)30Aの背面パネル側から見た拡大
部分正面図である。
【0051】赤、緑、青の3TRIO毎に青と赤との間
に下地層8がストライプ状に設けられ、その端部にスペ
ーサ本体部9が立設している。この例では、1TRIO
のピッチを 0.4mmとしており、従って、3TRIO毎の
1 で示す 1.2mmのピッチでスペーサ10が設けられるこ
とになる。
【0052】一般にFEDは、ピッチP1 の方向の全体
の長さとこれに直交するストライプ方向の全体の長さと
の比を4:3としており、各下地層8上のスペーサ本体
部9のピッチP2 も、これに従って例えば 0.9mmとして
いる。かくして、画像表示部30Aには、互いに直交する
方向に、夫々例えば 1.2mmピッチ、例えば 0.9mmピッチ
でスペーサ10が設けられている。
【0053】図3は、螢光面パネル14を背面パネル側か
ら見た拡大平面図、図4は図3のIV−IV線断面図であ
る。各TRIOは、n列、x行に配置されていて、A1
TRIO〜AnTRIOはA行の、B1TRIO〜Bn
TRIOはB行の、x1TRIO〜xnTRIOはx行
の各TRIOの領域を示す。
【0054】螢光面パネル14のガラス基板24の全縁部に
は、背面パネルとの間の空間を高真空に保つための封止
用のガラス壁29が接着によって立設し、画像表示部30と
ガラス壁29との間のガラス壁29から離れた領域に下地層
8が設けられている。下地層8のこの領域には、スペー
サ本体部9(図1参照)が立設してスペーサ10が構成さ
れる。この領域では、螢光体ストライプと直交する方向
にスペーサ10が3列設けられ、螢光体ストライプと平行
の方向にスペーサ10が4列設けられている。
【0055】これらスペーサ10が設けられた下地層8の
領域と、その内側の画像表示部30Aとからなる領域を、
全表示部(符号30Bで表す)と呼ぶ。全表示部30Bとガ
ラス壁29との間の領域30Cには、電極駆動用ICチップ
(図12の31)が対向位置する。
【0056】図3及び図4から判るように、スペーサ10
は、全表示部30B中の画像表示部30A以外の領域に多数
設けられ、更に画像表示部30Aにも所定ピッチ(この例
では1.2mmピッチ、 0.9mmピッチ)で設けられているの
で、図4中に仮想線で示す背面パネル16との間の空間を
高真空にしても、大気圧に耐えて両基板24、26の距離が
一定に保たれる。図3中、全表示部30Bの寸法は、横を
8インチ、縦を6インチとしてある。
【0057】次に、螢光面パネルの製造手順について説
明する。
【0058】先ず、図5に示すように、ガラス基板24上
に、通例のフォトリソグラフィ技術によってITOの透
明電極をストライプ状に形成する。この透明電極は、そ
の上に被着すべき螢光体素子の色により、符号1R、1
G、1Bで表す。
【0059】次に、図6に示すように、印刷用マスク34
を位置合わせし、スクリーン印刷によって下地層8、28
を形成する。このスクリーン印刷1回毎に乾燥し、これ
を繰り返して下地層8、28を所定の厚さにする。但し、
下地層8、28の厚さによっては(薄い場合は)、このス
クリーン印刷を1回にすることも可能である。
【0060】次に、マスク34を別の印刷用マスク35と交
換し、図7に示すように、マスク35を位置合わせし、ス
クリーン印刷によってスペーサ本体部9を形成する。上
記と同様にスクリーン印刷1回毎に乾燥し、これを繰り
返してスペーサ本体部9を所定の厚さにする。
【0061】スペーサ本体部をスクリーン印刷、乾燥を
繰り返して形成することにより、これを容易かつ正確に
所定の高さにすることができる。何故なら、1回のスク
リーン印刷で厚さ数μm〜数十μmの塗布層が形成され
るからである。また、スペーサをスクリーン印刷によっ
て形成するので、この形成時に背面パネル側を汚染する
ことがなく、電界放出プロセスに悪影響を及ぼすことが
ない。
【0062】次に、例えば 580℃で焼成し、下地層28を
固化すると共に、下地層8とスペーサ本体部9とを一体
化して固化し、スペーサ10とする。スペーサ本体部9
は、これよりも広い下地層8上に設けられるので、スペ
ーサ10は安定しており、その印刷中や後の螢光体印刷
時、FED組立て中又はFED使用中に剥離や折損等の
破損を起こすおそれがない。
【0063】この例では、下地層8、28とスペーサ本体
部9とに同じ原材料を使用している。この原材料には、
2 3 −PbO−ZnOやB2 3 −PbO−SiO
2 等のフリット材料をエチルセルロース等のバインダに
分散させてなるガラスペーストが好ましく使用できる。
【0064】このようなガラスペーストは、塗布後 150
℃程度の温度で乾燥又は半乾燥させた後、 500〜600 ℃
程度の温度で焼成すると、有機物が完全に分解して無機
化し、真空中でガス放出が少ない安定した物質となる。
また、スクリーン印刷用のマスク(スクリーン印刷版)
としては、ステンレス鋼製のメッシュスクリーン等を使
用することができる。
【0065】印刷工程としては、図6のように、ストラ
イプパターンを形成したスクリーン版34と黒色ガラスペ
ースト(G3−0428:奥野製薬社製)を用いて基板24上
に印刷し、 150℃で乾燥させる。次に、スペーサパター
ンを形成したスクリーン版と黒色ガラスペースト(同
上)を用いてストライプパターン層上に位置合わせを行
い、印刷・乾燥をする。そして、図7に示したように、
スクリーン印刷版35の位置合わせ、印刷、乾燥をスペー
サが所期の高さとなるように繰り返し、その後、例えば
580℃焼成を行って下地層とスペーサ本体部を一体化す
る。
【0066】本発明に基づく方法においては、以上のよ
うにスクリーン印刷法により基板24上にスペーサを形成
するが、このようなスペーサの形成は、基板24に螢光体
をストライプ状に形成する前が最も適している。
【0067】次に、図8に示すように、下地層8、28間
で透明電極1R、1G、1B上に夫々螢光体素子R、
G、Bを形成する。この螢光体素子の形成は、後述する
電着法によって遂行される。
【0068】次に、基板24の縁部にガラス壁29を接着
し、図4に示した螢光面パネル14とする。
【0069】スペーサ形成の前記工程をフローチャート
で示すと、図9の通りである。同図(a)は下地層形成
工程を、同図(b)はスペーサ本体部形成工程を示す。
【0070】下地層とスペーサ本体部とは、熱膨張係数
が一致していれば互いに異なる材料で作製することがで
きる。この場合、下地層をスペーサ本体部よりも機械的
に強い材料とするのが良い。然し、下地層8とスペーサ
本体部9とは、焼成によって一体化し、スペーサ10とな
る。図10は、このようにしたFEDの図1と同様の断面
図である。
【0071】次に、電着によって透明電極上に螢光体素
子(膜)を形成する方法を、図16〜図18によって説明す
る。
【0072】先ず、上記パネル14を図16のように、所要
の色の螢光粉体を分散させた電着槽11に入れ、攪拌子13
等による均一攪拌の下で各色に対応するストライプ状透
明電極に対して順次赤、緑及び青色螢光体の電着を行
う。攪拌子13による場合以外に、攪拌羽根、モータを用
いるポンプ循環等による攪拌を行ってもよい。
【0073】即ち、先ず、例えば図7に示す如きパネル
を、赤色螢光粉体を分散した電着液12を収容した電着槽
11に入れる。そして、水溶性或いは非水溶性電着液12中
で、螢光体を被着しない電極(この場合1G及び1B)
に、0又はこの螢光体を被着する電極(この場合1R)
とは逆バイアスの電圧を印加する。
【0074】このような透明電極1の形成方法として
は、ストライプ状の透明電極1を順次被着形成した後、
同色に対応する電極同士を共通接続して形成することが
できる。即ち、先ず、ITO等の透明導電層を全面的に
被着した後、全面的にフォトレジストを塗布してストラ
イプ状のクロムマスクパターン等を用いてプロキシミテ
ィ露光法、密着露光法又はステッパー法等により露光し
た後、現像、エッチング及びレジスト剥離工程を経て、
例えば赤、緑及び青に対応して1R、1G及び1Bが順
次形成されたストライプ状の透明電極1を形成する。
【0075】3R、3G及び3Bは夫々赤、緑及び青に
対応して導出される端子を示し、夫々各透明電極1のう
ち一つの電極を他の電極に比し延長して形成することに
よって構成する。この例において、左端から赤、緑及び
青より成る1トリオ毎に各端子を導出させた例である
が、導出位置はこれに限ることなく、またその間隔も2
トリオ毎とする等種々の変形が可能である。
【0076】そして、このように透明電極1が形成され
た螢光面パネル14を、所要の色の螢光粉体を分散させた
電着液12を注入した電着槽11内に図16に示す如く配置し
て、この螢光粉体の色に対応する透明電極1に対して順
次赤、緑及び青の各色螢光体の電着を行う。
【0077】螢光体としては、例えば赤色としてY2
2 S:Eu,CdS等、緑色としてZnS:Cu,Al
等、青色としてZnS:Ag,Cl等、また他の色とし
て例えばZnS:Mn、Y2 3 :Eu、ZnO:Zn
等、溶媒に溶出し易い粉体を除いて殆どの半導体及び絶
縁体を電着法に用いることができる。
【0078】図16において58は電着の際に螢光面パネル
上の電極1とは逆の極性とする対極、70Aは電着用の電
源、70B及び70Cは夫々逆バイアス印加用の電源を示
す。
【0079】このような構成において、先ずパネル14を
赤色螢光粉体を分散した電着液12、例えば陰極電着にお
いては電解質として硝酸アルミニウム、硝酸マグネシウ
ム、硝酸ランタニウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム及び硝酸トリウム等、また分散材としてグリセリ
ン、溶媒としてイソプロピルアルコール、アセトン等を
含む電着液12に入れ、端子3Rを介して第1のストライ
プ状透明電極1Rに負電位(直流電圧)、端子3G、3
Bを介して他のストライプ状透明電極1G、1Bに0又
は正電位(逆バイアス電圧)を印加し、その対極58に正
電位を印加し、図17に示すように電極1R上にのみ赤色
螢光粉体を電着し、赤色螢光膜Rを形成する。
【0080】その後、ストライプ状透明電極1間及び前
述のスペーサ10にファンデルワールス力等の非静電的作
用により付着した微量の螢光粉体等を除去するためパネ
ル14をアルコール等で洗浄し、次いで熱風乾燥する。
【0081】次に、緑色螢光粉体を分散した電着液12に
この螢光面パネル14を入れ、端子3Gを介して緑色に対
応する各透明電極1Gに負電位、他の透明電極1R及び
1Bに0又は正電位(逆バイアス電圧)、更に対極58に
正電位を与えて電極1G上にのみ緑色螢光粉体を電着
し、上述の赤色螢光膜には全く混色なく緑色螢光膜を形
成することができる。この場合も、上記と同様に、アル
コール等で洗浄した後熱風乾燥する。
【0082】更に、パネル14を青色螢光粉体を分散した
電着液12に入れ、端子3Bを介して青色に対応する各透
明電極1Bに負電位、他の透明電極1R及び1Gに0又
は正電位(逆バイアス電圧)、更に対極58に正電位を与
えて電極1B上にのみ青色螢光粉体を電着し、上述の赤
色螢光膜及び緑色螢光膜には全く混色なく青色螢光膜を
形成することができる。この場合も、上記と同様に、ア
ルコール等で洗浄した後熱風乾燥する。
【0083】以上の工程を経て、図18及び図11のよう
に、赤、緑、青色螢光体R、G、Bを幅狭なストライプ
電極1R、1G、1B上に夫々選択的に形成することが
できる。
【0084】なお、陰極電着においては、水等の電気分
解及び電解質(フリーイオン)の陰極における電気化学
的反応により陰極側に水素等が発生し、ITO膜を還元
させてしまうことがあるが、これは、電着液の前処理
(水分除去は電解処理等によるH2 除去で、Al3+及び
La3+等の電解質フリーイオンの除去は電着液の上澄液
交換等で行う。)によって、これを避けることは可能で
ある。
【0085】上記した工程において、各螢光体の塗膜値
は電着時間、電界強度、螢光体量、攪拌強度等で制御で
き、例えば、48×48mm角の有効画面にあるITOストラ
イプ電極〔ピッチ 330μm、ストライプ幅50μm、スト
ライプ間距離50μm、トリオ(赤、緑、青)間距離80μ
m、ストライプ厚 200〜300nm 、一色あたり 145本、総
計 435本〕に15μmの螢光体を付着させるには、直流電
位が5〜7.5 Vである場合、1〜2分間の電着時間で良
い。
【0086】このように電圧に範囲を持たせているの
は、赤、緑、青を電着塗布する場合、対向電極となる電
極が異なる(電極間距離も変わる)からである。因み
に、赤、緑、青用のストライプ電極1R、1G、1Bの
センター部に赤色螢光体を電着塗布する場合は、相隣り
あう電極、つまり赤、青用ストライプ電極1R、1Bが
対向電極(電極間距離は同一)となるため、夫々の電極
に同じ電位(7.5V前後)をかければ良い。
【0087】その他の色に関しては、電極間距離に応じ
て電位を調整する(最適電界強度に微調整する)ことに
より、電着が精度良く行われる(対向電極にかける電位
差の範囲は電極間距離に応じて異なってくるため、一義
的には決めることができないが、少なくとも 500V以下
であり、好ましくは1〜50Vの範囲である)。
【0088】以上に説明したように、この例によれば、
FED用の螢光面形成において、選択電極部(被電着用
ストライプ電極)に対して非選択電極(同一平面上に設
定した他の被電着用電極、又は被電着用電極間に予め設
けた電極等であり、これらが対向電極となる。)部分に
直流バイアス電圧を印加・微調制御する電着法を適用し
ているので、以下のような顕著な効果が得られる。
【0089】(1)隣合う電極パターン(片側電極パタ
ーンでも良い。)を対向電極として作用させ、スペーサ
等の立体的障害物が存在していても、所定の電極上への
電着塗布が可能となり、かつ、真空度を損なわない螢光
体を電着することができる。
【0090】(2)選択電極以外の電極に直流逆バイア
ス電圧を与える(これは、電着に必要な対向電極の電圧
が同時に逆バイアス電圧ともなる。)ことによって、微
細幅、微細ピッチでも混色の発生及び被電着用ストライ
プ電極間等への螢光体付着を防止できる。
【0091】(3)電極がリソグラフィ又は印刷法等で
形成されるために電極間距離の精度が飛躍的に向上する
と共に、直流電圧の微調制御で選択電極部近傍の電界制
御を容易に行え、高精細(狭幅)ストライプ上への螢光
体の均一塗布が可能となる。
【0092】(4)螢光面パネルの同一平面上に選択電
極と対向電極を設置できるので、電着槽、電着装置の薄
型化及び電着液の少量化を実現できる。また、液量の少
量化のために、均一攪拌が容易となる。
【0093】なお、上記したように端子3R、3G、3
Bの如く三端子化処理をすると、R、G、Bのカラー電
着塗布を順次行えることと、FEDとして時系列色選択
によるカラー表示を可能にすることとの双方を実現でき
るので、有利である。
【0094】以上、本発明の実施例を説明したが、上述
の実施例は本発明の技術的思想に基いて更に変形が可能
である。
【0095】例えば、下地層は印刷以外の方法で形成し
ても良く、更には下地層やスペーサ本体部の材料は、前
記以外の適宜の材料として良い。また、FEDを構成す
るその他の部分の材料も、前記以外の適宜の材料として
良い。
【0096】また、スペーサ本体部は、円柱形に限ら
ず、楕円柱、四角柱その他の柱状体として良く、下地層
上に壁状体として設けても良い。
【0097】また、上述した螢光体と透明電極のパター
ンや配列、更にはその形成方法は、種々変更して良く、
更にはブラックストライプに替えて格子状に配したブラ
ックマトリックスを採用することも可能である。更に
は、ブラックストライプやブラックマトリックスを設け
ず、スペーサ本体部の下のみに下地層を設けても良い。
【0098】更に、螢光体に替えて、他の発光体、例え
ば燐光体を使用することもできる。
【0099】なお、本発明に基づく発光装置は、FED
又はそれ以外のディスプレイ装置に限定されることはな
く、上述したFEDの螢光面パネルに光電変換素子を取
付け、螢光面パネルの発光パターンを光電変換素子で電
気信号に変換する光通信用の素子等にも応用可能であ
る。
【0100】
【発明の効果】本発明は、第一の基体と第二の基体との
間に、両基体間の間隙を保持するスペーサが、発光体の
存在しない非発光部に設けられ、下地層とこの下地層上
のスペーサ本体部とによって前記スペーサが構成されて
いるので、次のような効果が奏せられる。
【0101】スペーサを、上記のように下地層とスペー
サ本体部とによって構成しているので、スペーサを機械
的に強いものとすることができ、スペーサ形成過程又は
装置組み立て時、更には使用中に剥離や倒壊等の破損を
起こすおそれがない。その結果、上記間隙の空間中に塵
埃が発生せず、この間隙の寸法が正確に保持され、良好
な発光が保証される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例によるFEDの要部の拡大断面図であ
る。
【図2】同画像表示部の背面パネル側から見た拡大部分
正面図である。
【図3】同螢光面パネルの背面パネル側から見た拡大部
分正面図である。
【図4】同図3のIV−IV線断面図である。
【図5】同透明電極を設けた基板の拡大断面図である。
【図6】同下地層を設けた基板の拡大断面図である。
【図7】同スペーサ本体部を設けた基板の拡大断面図で
ある。
【図8】同螢光体素子を設けた基板の拡大断面図であ
る。
【図9】同スペーサ形成の手順を示すフローチャートで
ある。
【図10】他の実施例による図1と同様のFED要部の拡
大断面図である。
【図11】実施例によるFEDの分解斜視図である。
【図12】同FEDの組み立ての要領を示す分解概略斜視
図である。
【図13】同背面パネルの要部の概略拡大斜視図である。
【図14】同R、G、B三端子の切り換えによる色選別時
の説明図である。
【図15】同色選別時のタイミングチャートを示す図であ
る。
【図16】同カラー螢光面に螢光体を被着するための電着
装置の概略図である。
【図17】同カラー螢光面の製造工程の一段階を示す断面
図である。
【図18】同カラー螢光面の製造工程の更に他の一段階を
示す断面図である。
【図19】従来例によるFEDの分解概略斜視図である。
【図20】同背面パネルの拡大部分斜視図である。
【符号の説明】
1R、1G、1B・・・透明電極(ストライプ電極) 8、28・・・下地層 9・・・スペーサ本体部 10・・・スペーサ 14・・・螢光面パネル 15・・・電極構体 16・・・背面パネル 17・・・・カソード電極 18・・・絶縁層 18a・・・貫通孔 19・・・ゲート電極 20・・・カソードホール 21・・・マイクロチップカソード 22・・・電極交差部 23・・・カラー螢光面 24、26・・・基板 29・・・ガラス壁 30A・・・画像表示部 30B・・・全表示部 34、35・・・印刷用マスク R・・・赤色螢光体 G・・・緑色螢光体 B・・・青色螢光体 P1 、P2 ・・・スペーサのピッチ e・・・電子

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光体が設けられた第一の基体と、第二
    の基体とが所定間隙を隔てて対向し、この所定間隙を保
    持するためのスペーサが設けられている発光装置におい
    て、前記発光体が存在しない非発光部に、下地層と、こ
    の下地層上のスペーサ本体部とによって構成されたスペ
    ーサが設けられていることを特徴とする発光装置。
  2. 【請求項2】 下地層がスペーサ本体部よりも広い面積
    に亘って設けられている、請求項1に記載された発光装
    置。
  3. 【請求項3】 下地層とスペーサ本体部とが別々の工程
    で設けられている、請求項1又は2に記載された発光装
    置。
  4. 【請求項4】 スペーサ本体部が下地層と同じ材料から
    なっている、請求項1、2又は3に記載された発光装
    置。
  5. 【請求項5】 スペーサ本体部と下地層とが異なる材料
    からなっている、請求項1、2又は3に記載された発光
    装置。
  6. 【請求項6】 スペーサ本体部と下地層とが焼成によっ
    て一体に形成されている、請求項1〜5のいずれか1項
    に記載された発光装置。
  7. 【請求項7】 下地層が黒色のガラスペーストを用いて
    形成されたブラックマスクからなっている、請求項1〜
    6のいずれか1項に記載された発光装置。
  8. 【請求項8】 下地層が印刷によって形成され、スペー
    サ本体部が積層印刷によって形成されている、請求項1
    〜7のいずれか1項に記載された発光装置。
  9. 【請求項9】 複数の発光体がストライプ状に設けら
    れ、これら発光体間にストライプ状に下地層が設けられ
    ている、請求項1〜8のいずれか1項に記載された発光
    装置。
  10. 【請求項10】 複数色の発光体からなる発光体群の所定
    組数毎にスペーサが設けられている、請求項1〜9のい
    ずれか1項に記載された発光装置。
  11. 【請求項11】 光学的に透明な第一の基体上に、透明電
    極を介して発光体が設けられている、請求項1〜10のい
    ずれか1項に記載された発光装置。
  12. 【請求項12】 第二の基体に粒子放出源が設けられ、こ
    の粒子放出源から放出される粒子によって第一の基体の
    発光体が発光する、請求項1〜11のいずれか1項に記載
    された発光装置。
  13. 【請求項13】 粒子放出源が電界放出型カソードである
    電界放出型表示装置として構成された、請求項12に記載
    された発光装置。
  14. 【請求項14】 発光体が螢光体である、請求項1〜13の
    いずれか1項に記載された発光装置。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14のいずれか1項に記載され
    た発光装置を製造するに際し、 第一のマスクを用いて第一の基体に下地層を所定パター
    ンに形成する工程と、 前記第一のマスクとは別の第二のマスクを用いて前記下
    地層上にスペーサ本体部を形成する工程とを有する、発
    光装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 下地層を印刷によって形成し、スペーサ
    本体部を積層印刷によって形成し、更にこれらの下地層
    及びスペーサ本体部を焼成して一体化し、スペーサとす
    る、請求項15に記載された、発光装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 下地層を形成する工程に先立って第一の
    基体上の発光部に電極を形成し、然る後、前記下地層上
    にスペーサ本体部を形成し、これらを焼成して一体化
    し、然る後、前記電極上に発光体を設ける、請求項15又
    は16に記載された、発光装置の製造方法。
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JP2006156336A (ja) * 2004-11-29 2006-06-15 Samsung Sdi Co Ltd スペーサを備える電子放出表示装置

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