JPH08137622A - ディスク装置及び同装置における書き込み/読み出し方法 - Google Patents

ディスク装置及び同装置における書き込み/読み出し方法

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JPH08137622A
JPH08137622A JP6273918A JP27391894A JPH08137622A JP H08137622 A JPH08137622 A JP H08137622A JP 6273918 A JP6273918 A JP 6273918A JP 27391894 A JP27391894 A JP 27391894A JP H08137622 A JPH08137622 A JP H08137622A
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disk
access
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memory
write
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JP6273918A
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Yutaka Arakawa
豊 荒川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ディスク装置において特定アドレス範囲のデー
タの保護と特定アドレス範囲のデータに対する読み出し
の高速化が図れるようにする。 【構成】ディスク装置のディスクアドレス空間の一部
(0番地〜m番地)が割り当てられたフラッシュ・メモ
リ10を設け、ホスト装置からの命令がコントロール回
路7で受信されてCPU8に渡されると、CPU8にお
いて、当該命令がディスクアクセス命令であるかを調
べ、ディスクアクセス命令であるならば、当該命令の示
すディスクアドレスが特定アドレス範囲に入っているか
を調べ、特定アドレス範囲外であれば当該命令に従って
コントロール回路7により磁気ディスク1をアクセスさ
せ、特定アドレス範囲内であれば、当該命令が読み出し
命令のときは無条件で、書き込み命令のときは状態保持
手段が書き込み許可を示していることをもって、コント
ロール回路7によりフラッシュ・メモリ10をアクセス
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホスト装置からのディ
スクアクセス命令に応じてディスク・メディアを対象と
する書き込み/読み出しが行われるディスク装置及び同
装置における書き込み/読み出し方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置に代表される各種のデ
ィスク装置においては、ホスト装置からのディスクアク
セス命令を受けて、記録媒体であるディスク・メディア
を対象に書き込み/読み出しが行われている。したがっ
て、装置本来の目的であるデータの保存も、ディスク・
メディアに対してのみ行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ディスク装置
(内のディスク・メディア)に書き込まれたデータは保
護されておらず、ディスク装置固有の機構的なトラブル
等により誤書き込みやデータ破壊を招いたり、ディスク
・メディアの経年変化により読み出しが不能になる虞が
ある。
【0004】このような場合、ディスク・メディアの該
当領域にコンピュータシステム全体の立ち上げプログラ
ム(起動プログラム)が保存されていると、システム全
体を起動できなくなるという問題があった。
【0005】また、書き込み自体は正常に行われ、ディ
スク・メディアの経年変化もなかったとしても、ユーザ
プログラム(アプリケーションプログラム)の実行によ
り、誤って起動プログラムの保存領域への書き込みが行
われると、やはりシステム全体を起動できなくなるとい
う問題があった。
【0006】また、システム起動時には、毎回同じ記録
領域に対して読み出し命令が発行されることが多く、そ
の都度ディスク・メディアに対して時間のかかる読み出
しアクセスが行われていた。
【0007】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、ディスク装置のアドレス空間の特定アド
レス範囲が割り当てられる不揮発性メモリを設け、ホス
ト装置からのディスクアクセス命令の示すディスクアド
レスが上記特定アドレス範囲に入っているときには当該
不揮発性メモリをアクセスすることにより、特定アドレ
ス範囲のデータの保護と特定アドレス範囲のデータに対
する読み出しの高速化が図れるディスク装置及び同装置
における書き込み/読み出し方法を提供することにあ
る。
【0008】本発明の他の目的は、ホスト装置からの書
き込み命令の示すディスクアドレスが不揮発性メモリの
領域に割り当てられている特定のアドレス範囲に入って
いるだけでなく、ホスト装置により特定の条件が設定さ
れていることをもって、不揮発性メモリへの書き込みが
許可されるようにすることで、特定アドレス範囲のデー
タが一層確実に保護できるディスク装置及び同装置にお
ける書き込み/読み出し方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の第1の
観点に係る構成は、ホスト装置からのディスクアクセス
命令に応じてディスク・メディアを対象とする書き込み
/読み出しが行われるディスク装置において、当該ディ
スク装置のディスクアドレス空間の一部が割り当てられ
る不揮発性メモリと、ホスト装置からディスクアクセス
命令が与えられた場合に、当該命令の示すディスクアド
レスから不揮発性メモリ或いはディスク・メディアのい
ずれをアクセスするかを判断するアクセス先判断手段
と、このアクセス先判断手段により不揮発性メモリへの
アクセスが判断された場合に当該メモリをアクセスする
第1のアクセス手段と、ディスク・メディアへのアクセ
スが判断された場合に当該ディスク・メディアをアクセ
スする第2のアクセス手段とを備えたことを特徴とする
ものである。
【0010】このような構成において、ホスト装置から
ディスク装置に与えられたディスクアクセス命令の示す
ディスクアドレスが、上記不揮発性メモリに割り当てら
れた特定のアドレス範囲に入っている場合には、当該不
揮発性メモリがアクセスされる。
【0011】したがって、従来ディスク・メディアに書
き込んで保存していた部分、例えば起動プログラム或い
はオペレーティングシステム(以下、OSと称する)等
を不揮発性メモリに書き込むことで、従来問題となって
いたディスク装置における機械的なトラブルに起因する
誤書き込みやデータ破壊から、システムにとって重要な
情報(システムプログラム)を保護することが可能とな
る。これに対し従来は、ディスク・メディアが全ての記
録領域として割り当てられていたため、メディア上の異
常等により重要な情報が失われる虞があった。
【0012】しかも、上記のように、システム起動時に
毎回同じ記録領域に対して読み出し命令が発行されるよ
うなシステムプログラムの部分(起動プログラム)を不
揮発性メモリに割り当てることで、該当アドレスの読み
出し処理が、従来のディスク・メディアからの読み出し
よりも高速となる。
【0013】本発明の第2の観点に係る構成は、ホスト
装置からのディスクアクセス命令に応じてディスク・メ
ディアを対象とする書き込み/読み出しが行われるディ
スク装置において、ディスク装置のディスクアドレス空
間の一部が割り当てられる不揮発性メモリと、ホスト装
置から不揮発性メモリへの書き込みを許可するメモリ書
き込み許可命令が与えられた場合に第1の状態に設定さ
れ、不揮発性メモリへの書き込みを禁止するメモリ書き
込み禁止命令が与えられた場合に第2の状態に設定され
る状態保持手段と、ホスト装置からディスクアクセス命
令が与えられた場合に、当該命令の示すディスクアドレ
スから不揮発性メモリ或いはディスク・メディアのいず
れをアクセスするかを判断するアクセス先判断手段と、
このアクセス先判断手段により不揮発性メモリへのアク
セスが判断された場合に、ディスクアクセス命令が読み
出し命令であるならば無条件に、書き込み命令であるな
らば状態保持手段の状態に応じて、不揮発性メモリへの
アクセスを許可するメモリアクセス許可手段と、このア
クセス許可手段により不揮発性メモリへのアクセスが許
可された場合に当該メモリをアクセスする第1のアクセ
ス手段と、上記アクセス先判断手段によりディスク・メ
ディアへのアクセスが判断された場合に当該ディスク・
メディアをアクセスする第2のアクセス手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0014】このような構成において、ホスト装置から
ディスク装置に読み出し命令(ディスクリード命令)が
与えられた場合には、この読み出し命令の示す読み出し
アドレスが上記不揮発性メモリに割り当てられた特定の
アドレス範囲に入っているならば、当該不揮発性メモリ
がリードアクセスされる。
【0015】これに対し、ホスト装置からディスク装置
に書き込み命令(ディスクライト命令)が与えられた場
合には、この書き込み命令の示す書き込みアドレスが上
記不揮発性メモリに割り当てられた特定のアドレス範囲
に入っているだけでなく、ホスト装置からのメモリ書き
込み許可命令により状態保持手段が第1の状態に設定さ
れていることをもって、当該不揮発性メモリがライトア
クセスされる。逆に、書き込み命令の示す書き込みアド
レスが特定アドレス範囲に入っていても、ホスト装置か
らのメモリ書き込み禁止命令により状態保持手段が第2
の状態に設定されているならば、不揮発性メモリへのラ
イトアクセスは禁止される。
【0016】したがって、OSなどのシステムプログラ
ムを一旦不揮発性メモリに記録した後、状態保持手段を
第2の状態に設定することによって、ディスク装置にお
ける機械的なトラブルに対しては勿論、ユーザプログラ
ム(アプリケーションプログラム)の不具合などによ
り、ホスト装置側の原因で引き起こされる誤書き込みに
対しても、当該システムプログラムを保護することがで
きる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を磁気ディスク装置
に実施した場合について図面を参照して説明する。図1
は本発明の一実施例に係る磁気ディスク装置の構成を示
すブロック図である。
【0018】図1の磁気ディスク装置には、ディスク・
メディアである磁気ディスク1と、磁気ディスク1に対
して信号の読み出し/書き込みを行う記録及び再生素子
としての磁気ヘッド2と、磁気ヘッド2を搭載するキャ
リッジ3と、ボイスコイルモータを用いた位置決め機構
部4とが設けられている。キャリッジ3は、位置決め機
構部4により回動され、磁気ヘッド2を磁気ディスク1
の半径方向に移動させる。
【0019】図1の磁気ディスク装置にはまた、磁気ヘ
ッド2により読み出された信号及び磁気ヘッド2(によ
り磁気ディスク1)に書き込む信号を処理するリード/
ライト回路5と、当該回路5との間で授受されるデータ
を一時保持するためのバッファ6と、回路5とバッファ
6を接続してデータの制御を行うコントロール回路7と
が設けられている。このコントロール回路7は、本装置
(磁気ディスク装置)に接続された図示せぬホスト装置
(ホストコンピュータ)との通信も行う。
【0020】図1の磁気ディスク装置には更に、コント
ロール回路7を制御するためのCPU8と、当該CPU
8の制御手順を示す制御プログラム(磁気ディスクの制
御プログラム)を記憶した不揮発性メモリ、例えばRO
M9と、一般ユーザが変更できないようなシステムにと
って重要な情報を記録するのに用いられる不揮発性メモ
リ、例えばフラッシュ・メモリ10と、CPU8のワー
ク領域等を提供する揮発性メモリ、例えばRAM11と
が設けられている。ROM9及びRAM11はCPU8
に接続され、フラッシュ・メモリ10はコントロール回
路7に接続されている。
【0021】RAM11の所定領域は、フラッシュ・メ
モリ10に対する書き込みが許可されているか否かを示
すメモリ書き込み許可フラグ111の領域として用いら
れる。このメモリ書き込み許可フラグ111は、ホスト
装置からの第1の特別な命令(メモリ書き込み許可命
令)を実行することでオンされ、第2の特別な命令(メ
モリ書き込み禁止命令)を実行することでオフされる。
【0022】図2は、磁気ディスク装置のアドレス空間
(ディスクアドレス空間)と磁気ディスク1の領域(デ
ィスク領域)及びフラッシュ・メモリ10の領域(メモ
リ領域)との関係を示す。
【0023】図2から明らかなように、フラッシュ・メ
モリ10の領域(メモリ領域)21には、磁気ディスク
装置のディスクアドレス空間の0番地からm番地までの
アドレス範囲(ディスクアドレス範囲)が割り当てら
れ、磁気ディスク1の領域(ディスク領域)22には、
ディスクアドレス空間のm番地から最大番地(MAX)
までのアドレス範囲(ディスクアドレス範囲)が割り当
てられる。ここでは、説明を簡単にするために、従来磁
気ディスク1の全領域に割り当てられていたディスクア
ドレス空間のうちの0番地からm番地までのアドレス範
囲をフラッシュ・メモリ10のメモリ領域21に割り当
てた結果、磁気ディスク1の0番地からm番地までの領
域は空き領域(未使用領域)となっているものとする。
【0024】本実施例において、メモリ領域21に対す
るアクセスは、ディスクアドレス空間の0番地からm番
地の範囲内を対象とする読み出し(R)については無条
件で可能であり、書き込み(W)については特別の条件
下でのみ可能である。この特別の条件は、メモリ書き込
み許可フラグ111により示されるものである。
【0025】これに対し、ディスク領域22に対するア
クセスは、ディスクアドレス空間のm番地を越えた範囲
内を対象とする読み出し(R)及び書き込み(W)のい
ずれについても無条件で可能である。
【0026】次に、図1の構成の動作を図3のフローチ
ャートを参照して説明する。まず、ホスト装置から図1
のディスク装置に何らかの命令が与えられたものとす
る。このホスト装置からの命令はコントロール回路7で
受信された後、CPU8に渡される。
【0027】CPU8は、ホスト装置からの命令をコン
トロール回路7から受け取ると(ステップS1)、当該
命令(ホスト命令)がディスクアクセス命令であるか否
かを調べる(ステップS2)。
【0028】もし、ホスト命令がディスクアクセス命令
でないならば、CPU8は、フラッシュ・メモリ10へ
の書き込みを許可することを指定するメモリ書き込み許
可命令であるか否かを調べる(ステップS3)。
【0029】もし、ホスト命令がメモリ書き込み許可命
令であるならば、CPU8は、RAM11の所定領域に
確保されたメモリ書き込み許可フラグ111をオンする
(ステップS4)。
【0030】また、ホスト命令がメモリ書き込み許可命
令でないならば、CPU8は、フラッシュ・メモリ10
への書き込みを禁止することを指定するメモリ書き込み
禁止命令であるか否かを調べる(ステップS5)。
【0031】もし、ホスト命令がメモリ書き込み禁止命
令であるならば、CPU8は、メモリ書き込み許可フラ
グ111をオフする(ステップS6)。また、ホスト命
令がメモリ書き込み禁止命令でないならば、即ちホスト
命令が、ディスクアクセス命令でも、メモリ書き込み許
可命令でも、メモリ書き込み禁止命令でもないならば、
CPU8は、その命令に従う通常の処理を行う(ステッ
プS7)。
【0032】一方、ステップS2でホスト命令がディス
クアクセス命令であると判断された場合には、CPU8
は、当該ディスクアクセス命令の指定するディスクアド
レスxがフラッシュ・メモリ10のメモリ領域21に割
り当てられている0番地からm番地のアドレス範囲(図
2参照)に入っているか否かを調べる(ステップS
8)。
【0033】もし、ディスクアクセス命令の指定するデ
ィスクアドレスxが0番地からm番地のアドレス範囲外
であるならば(即ちx>mならば)、CPU8は位置決
め機構部4とコントロール回路7を制御して、磁気ディ
スク1のx番地をアクセスさせる。
【0034】また、ディスクアクセス命令の指定するデ
ィスクアドレスxが0番地からm番地のアドレス範囲内
であるならば(即ち0≦x≦mならば)、CPU8は、
当該ディスクアクセス命令が書き込み命令(ディスクラ
イト命令)であるか否かを調べる(ステップS10)。
【0035】もし、書き込み命令であるならば、CPU
8はメモリ書き込み許可フラグ111がオンされている
か否かを調べる(ステップS11)。もし、メモリ書き
込み許可フラグ111がオンされていないならば、CP
U8は、フラッシュ・メモリ10(のメモリ領域21)
への書き込みが禁止されているものとして、コントロー
ル回路7を介してホスト装置にエラーを通知する(ステ
ップS12)。
【0036】これに対し、メモリ書き込み許可フラグ1
11がオンされているならば、CPU8は、フラッシュ
・メモリ10(のメモリ領域21)への書き込みが許可
されているものとして、ディスクアクセス命令(書き込
み命令)の指定する書き込みアドレス(ディスクアドレ
ス)をフラッシュ・メモリ10のメモリアドレスに変換
して(ステップS13)、そのメモリアドレスを先頭と
する当該フラッシュ・メモリ10の領域(Nセクタ分の
アクセスを指定するディスクアクセス命令であったな
ら、1セクタがMバイト構成であるものとすると、N・
Mバイトの領域)をコントロール回路7からアクセス
(ライトアクセス)させる(ステップS14)。
【0037】同様に、ステップS10でディスクアクセ
ス命令が書き込み命令でないこと、即ち読み出し命令
(ディスクリード命令)であることが判断された場合に
は、フラッシュ・メモリ10(のメモリ領域21)から
の読み出しが無条件で許可されているものとして、ディ
スクアクセス命令(読み出し命令)の指定する読み出し
アドレス(ディスクアドレス)をフラッシュ・メモリ1
0のメモリアドレスに変換して(ステップS13)、当
該フラッシュ・メモリ10をコントロール回路7からア
クセス(リードアクセス)させる(ステップS14)。
【0038】以上のように、本実施例においては、磁気
ディスク装置のディスクアドレス空間を全て磁気ディス
ク1に割り当てるのではなく、その一部(0番地〜m番
地)についてはフラッシュ・メモリ10の領域(メモリ
領域)21に割り当てておき、ホスト装置から磁気ディ
スク装置にディスクアクセス命令が与えられた場合に、
当該命令の指定するディスクアドレスxが0番地からm
番地のアドレス範囲内であるならば、当該命令が読み出
し命令(ディスクリード命令)のときは無条件で、書き
込み命令(ディスクライト命令)のときはメモリ書き込
み許可フラグ111がオンされていることをもって、フ
ラッシュ・メモリ10をアクセスするようにしている。
【0039】したがって、従来磁気ディスク1に書き込
んで保存しておいた、システムにとって重要な情報(例
えば起動プログラム、OS等のシステムプログラム)を
フラッシュ・メモリ10に書き込むことで、当該重要な
情報を磁気ディスク装置の機械的なトラブルから保護す
ることができる。
【0040】しかも、システム起動時に毎回同じ記録領
域に対して読み出し命令が発行されるようなシステムプ
ログラムの部分(起動プログラム)をフラッシュ・メモ
リ10に割り当てることで、該当アドレスの読み出し処
理が、従来の磁気ディスク1からの読み出しよりも高速
となる。
【0041】更に、ディスクアクセス命令が書き込み命
令(ディスクライト命令)の場合には、当該命令の指定
するディスクアドレスxが0番地からm番地のアドレス
範囲に入っているだけでなく、特別な命令(メモリ書き
込み許可命令)によってメモリ書き込み許可フラグ11
1がオンされていること(即ちメモリ書き込みが許可さ
れていること)をもって、フラッシュ・メモリ10への
書き込みが行われるため、言い換えれば、特別な命令
(メモリ書き込み禁止命令)によってメモリ書き込み許
可フラグ111がオフされているならば、フラッシュ・
メモリ10への書き込みが禁止されるため、ユーザプロ
グラム(アプリケーションプログラム)の不具合になど
により、ホスト装置側の原因によって起こされるデータ
の誤書き込み(例えば、誤ったディスクアドレス指定に
よる誤書き込み)に対しても、システムプログラムを保
護することができる。
【0042】ここで、ホスト装置からの指定により例え
ばシステムプログラムを磁気ディスク装置のフラッシュ
・メモリ10に書き込む(記録する)際の動作を簡単に
説明する。なお、システムプログラムの書き込みは、ホ
スト装置がROM等に有する(最小限のシステム立ち上
げのための)起動プログラムを実行することにより行わ
れるものとする。
【0043】まずホスト装置は、フラッシュ・メモリ1
0にシステムプログラム(所望のデータ)を書き込む際
には、そのための書き込み命令(ディスクライト命令)
を実行する前に、磁気ディスク装置に対してメモリ書き
込み許可命令を発行する。
【0044】このメモリ書き込み許可命令が磁気ディス
ク装置のコントロール回路7により受信されてCPU8
に渡されると、前記したように当該CPU8によりメモ
リ書き込み許可フラグ111がオンされる(ステップS
1〜S4)。
【0045】メモリ書き込み許可フラグ111がオンさ
れると、ホスト装置からの0番地〜m番地の範囲内のデ
ィスクアドレスを指定する書き込み命令によるフラッシ
ュ・メモリ10への書き込みが許可されることから、フ
ラッシュ・メモリ10にシステムプログラムを書き込む
ことができる(ステップS1,S2,S8,S10,S
11,S13,S14)。
【0046】ホスト装置は、フラッシュ・メモリ10に
システムプログラムを書き込むと、当該プログラムが一
般ユーザにより書き換えられない(破壊されない)よう
に、メモリ書き込み禁止命令を磁気ディスク装置に対し
て発行する。
【0047】このメモリ書き込み禁止命令が磁気ディス
ク装置のコントロール回路7により受信されてCPU8
に渡されると、前記したように当該CPU8によりメモ
リ書き込み許可フラグ111がオフされる(ステップS
1〜S3,S5,S6)。
【0048】メモリ書き込み許可フラグ111がオフさ
れると、フラッシュ・メモリ10への書き込みが禁止さ
れることから、ユーザプログラムの不具合等により、ホ
スト装置から誤って0番地〜m番地の範囲内のディスク
アドレスを指定する書き込み命令が発行されても、フラ
ッシュ・メモリ10への書き込みは行われずエラー扱い
となることから(ステップS1,S2,S8,S10〜
S12)、システムプログラムは保護される。
【0049】このように本実施例では、フラッシュ・メ
モリ10(のメモリ領域21)にデータが書き込まれる
回数は基本的に1回だけとし、以後、フラッシュ・メモ
リ10は(ホスト装置からのメモリ書き込み禁止命令に
従ってメモリ書き込み許可フラグ111がオフ操作され
ることにより)読み出し専用となる。但し、メモリ書き
込み許可命令によりメモリ書き込み許可フラグ111を
オフ操作することで、再度フラッシュ・メモリ10への
書き込みを行うことも可能である。
【0050】なお、前記実施例では、磁気ディスク1の
0番地〜m番地の領域が空き領域(未使用領域)となっ
ているものとしたが、これに限るものではない。例えば
ホスト装置からの書き込み命令に従うフラッシュ・メモ
リ10への書き込み時に、同じデータをバックアップ用
に磁気ディスク1の該当領域に書き込むようにしても構
わない。
【0051】また、前記実施例では、フラッシュ・メモ
リ10にはディスクアドレス空間の0番地〜m番地が固
定的に割り当てられている場合について説明したが、こ
れに限るものではない。例えば、フラッシュ・メモリ1
0に割り当てるディスクアドレス範囲を可変とし、フラ
ッシュ・メモリ10にシステムプログラムを書き込む際
に、そのアドレス範囲をフラッシュ・メモリ10の所定
番地に設定するようにしても構わない。このアドレス範
囲の設定は、例えばホスト装置が有する最小限の立ち上
げのための起動プログラム中に、フラッシュ・メモリ1
0への書き込みが無条件で行える特別の書き込み命令を
用意しておくことで、実現可能である。
【0052】また、前記実施例では、本発明を磁気ディ
スク装置に実施した場合について説明したが、本発明
は、光磁気ディスク装置、フロッピーディスク装置など
他のディスク装置にも適用できる。
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、デ
ィスク装置のアドレス空間の特定アドレス範囲が割り当
てられる不揮発性メモリを設け、ホスト装置からのディ
スクアクセス命令の示すディスクアドレスが上記特定ア
ドレス範囲に入っているときには当該不揮発性メモリを
アクセスする構成とすることにより、特定アドレス範囲
のデータの保護と特定アドレス範囲のデータに対する読
み出しの高速化を図ることができる。
【0054】また、本発明によれば、ホスト装置からの
書き込み命令の示すディスクアドレスが上記特定アドレ
ス範囲に入っているだけでなく、ホスト装置により特定
の条件が設定されていることをもって、不揮発性メモリ
への書き込みが許可される構成とすることにより、ユー
ザプログラムの不具合などで引き起こされる誤書き込み
に対しても、特定アドレス範囲のデータを保護すること
ができる。
【0055】また、本発明によれば、不揮発性メモリを
起動プログラム或いはOSといった、システムにとって
重要な情報の記録領域として用いることで、この種の重
要な情報の安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る磁気ディスク装置の構
成を示すブロック図。
【図2】同実施例におけるディスクアドレス空間と磁気
ディスク1の領域(ディスク領域)及びフラッシュ・メ
モリ10の領域(メモリ領域)との関係を示す図。
【図3】同実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【符号の説明】
1…磁気ディスク(ディスク・メディア)、2…磁気ヘ
ッド、5…リード/ライト回路、7…コントロール回路
(第1のアクセス手段、第2のアクセス手段)、8…C
PU(アクセス先判断手段、メモリアクセス許可手
段)、9…ROM、10…フラッシュ・メモリ(不揮発
性メモリ)、11…RAM、21…メモリ領域、22…
ディスク領域、111…メモリ書き込み許可フラグ(状
態保持手段)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置からのディスクアクセス命令
    に応じてディスク・メディアを対象とする書き込み/読
    み出しが行われるディスク装置において、 前記ディスク装置のディスクアドレス空間の一部が割り
    当てられる不揮発性メモリと、 前記ホスト装置からディスクアクセス命令が与えられた
    場合に、当該命令の示すディスクアドレスから前記不揮
    発性メモリ或いは前記ディスク・メディアのいずれをア
    クセスするかを判断するアクセス先判断手段と、 このアクセス先判断手段により前記不揮発性メモリへの
    アクセスが判断された場合に当該メモリをアクセスする
    第1のアクセス手段と、 前記アクセス先判断手段により前記ディスク・メディア
    へのアクセスが判断された場合に当該ディスク・メディ
    アをアクセスする第2のアクセス手段とを具備すること
    を特徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 ホスト装置からのディスクアクセス命令
    に応じてディスク・メディアを対象とする書き込み/読
    み出しが行われるディスク装置において、 前記ディスク装置のディスクアドレス空間の一部が割り
    当てられる不揮発性メモリと、 前記ホスト装置から前記不揮発性メモリへの書き込みを
    許可するメモリ書き込み許可命令が与えられた場合に第
    1の状態に設定され、前記不揮発性メモリへの書き込み
    を禁止するメモリ書き込み禁止命令が与えられた場合に
    第2の状態に設定される状態保持手段と、 前記ホスト装置からディスクアクセス命令が与えられた
    場合に、当該命令の示すディスクアドレスから前記不揮
    発性メモリ或いは前記ディスク・メディアのいずれをア
    クセスするかを判断するアクセス先判断手段と、 このアクセス先判断手段により前記不揮発性メモリへの
    アクセスが判断された場合に、前記ディスクアクセス命
    令が読み出し命令であるならば無条件に、書き込み命令
    であるならば前記状態保持手段の状態に応じて、前記不
    揮発性メモリへのアクセスを許可するメモリアクセス許
    可手段と、 このアクセス許可手段により前記不揮発性メモリへのア
    クセスが許可された場合に当該メモリをアクセスする第
    1のアクセス手段と、 前記アクセス先判断手段により前記ディスク・メディア
    へのアクセスが判断された場合に当該ディスク・メディ
    アをアクセスする第2のアクセス手段とを具備すること
    を特徴とするディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記不揮発性メモリが起動プログラム及
    びオペレーティングシステムの少なくとも一方の記録領
    域として用いられることを特徴とする請求項1または請
    求項2記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】 ホスト装置からのディスクアクセス命令
    に応じてディスク・メディアを対象とする書き込み/読
    み出しが行われるディスク装置における書き込み/読み
    出し方法であって、 前記ディスク装置のディスクアドレス空間の一部が割り
    当てられる不揮発性メモリを設け、 前記ホスト装置からディスクアクセス命令が与えられた
    場合に、当該命令の示すディスクアドレスから前記不揮
    発性メモリ或いは前記ディスク・メディアのいずれをア
    クセスするかを判断し、 この判断結果をもとに前記不揮発性メモリまたは前記デ
    ィスク・メディアをアクセスするようにしたことを特徴
    とするディスク装置における書き込み/読み出し方法。
  5. 【請求項5】 ホスト装置からのディスクアクセス命令
    に応じてディスク・メディアを対象とする書き込み/読
    み出しが行われるディスク装置における書き込み/読み
    出し方法であって、 前記ディスク装置のディスクアドレス空間の一部が割り
    当てられる不揮発性メモリを設け、 前記ホスト装置から与えられた命令がディスクアクセス
    命令である場合には、当該命令の示すディスクアドレス
    から前記不揮発性メモリ或いは前記ディスク・メディア
    のいずれをアクセスするかを判断し、前記不揮発性メモ
    リへの書き込みを許可するメモリ書き込み許可命令であ
    る場合には、所定の状態保持手段を前記不揮発性メモリ
    への書き込みが可能なことを示す所定状態に設定し、 前記不揮発性メモリへのアクセスが判断された場合に
    は、前記ディスクアクセス命令が読み出し命令であるな
    らば無条件に、書き込み命令であるならば前記状態保持
    手段が前記所定状態に設定されていることをもって、前
    記不揮発性メモリをアクセスし、 前記ディスク・メディアへのアクセスが判断された場合
    には、無条件に当該ディスク・メディアをアクセスする
    ことを特徴とするディスク装置における書き込み/読み
    出し方法。
  6. 【請求項6】 前記不揮発性メモリが起動プログラム及
    びオペレーティングシステムの少なくとも一方の記録領
    域として用いられることを特徴とする請求項4または請
    求項5記載の書き込み/読み出し方法。
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