JPH08136779A - 光ファイバ心線の収納溝誘導治具 - Google Patents

光ファイバ心線の収納溝誘導治具

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JPH08136779A
JPH08136779A JP6272210A JP27221094A JPH08136779A JP H08136779 A JPH08136779 A JP H08136779A JP 6272210 A JP6272210 A JP 6272210A JP 27221094 A JP27221094 A JP 27221094A JP H08136779 A JPH08136779 A JP H08136779A
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JP
Japan
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optical fiber
holder
spacer
jig
core wire
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JP6272210A
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Mamoru Suzuki
衛 鈴木
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光ファイバ心線をスムーズにかつ確実にスペ
ーサの収納溝内底部に押え込むようにする。 【構成】 スペーサの外周面に形成される複数条の収納
溝のそれぞれに対応して設けられ、該収納溝に挿入され
た光ファイバ心線を押接して該収納溝内底部に装着する
複数個の誘導部材と,前記スペーサを貫入走行させる穴
を備えた筒状の本体に前記複数個の誘導部材を嵌装する
取付穴を有する保持具と,一端に前記保持具を支持固定
し取付支持台に回転手段を介して回転自在に取り付けた
ホルダとによって構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単心又は光ファイバ素
線を複数本並べて形成されるテープ状の光ファイバ心線
をスムーズにかつ確実にスペーサの収納溝内底部に押え
込む光ファイバ心線の収納溝誘導治具に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバは、従来の銅導体と比べ物理
的な或いは機械的な特性に著しい違いがあるため、1次
被覆、2次被覆等を施し、光ファイバ心線として機械的
な特性、取扱い易さの向上を図っている。しかし、ケー
ブル化する場合には、光ファイバ心線に側圧等の大きな
外力が加わると、光ファイバに微小な曲り(マイクロベ
ンディング)を生じ、伝送損失が増加するので、ケーブ
ル構造及び製造に配慮する必要がある。この点を考慮し
て光ファイバケーブルの構造としては、スペーサ形があ
る。このスペーサ形光ファイバケーブルは、ケーブルの
機械特性の向上、特に側圧に対する高信頼性をねらった
構造となっている。また、光ファイバ素線は、光ファイ
バ線引装置において、電気炉から引き出され紡糸される
が、このままの状態では表面に傷が付きやすく、機械的
強度も弱いので紡糸と同時に、UV硬化型の樹脂等で被
覆され、光ファイバ素線が形成される。この光ファイバ
素線をアクリル酸塩、アクリル酸エステル、アクリル酸
樹脂などのアクリレート樹脂で被覆して心線を形成して
いる。あるいは、この光ファイバ素線を複数本(例え
ば、8本)並べ、アクリル酸塩、アクリル酸エステル、
アクリル酸樹脂などのアクリレート樹脂で被覆して複数
心備えたテープ心線(例えば、8心テープ心線)を形成
している。このような単心又はテープ状の心線を光ファ
イバ心線と称している。本明細書においては、便宜上テ
ープ状の心線である光ファイバテープ心線を例にとって
説明する。
【0003】このように構成される光ファイバテープ心
線を溝付スペーサの螺旋状の収納溝に収納する方法とし
て、近年、特公昭58−30562号公報に示す如き方
法が提案されている。この特公昭58−30562号公
報に示すされる方法は、図6に示す如く、溝付スペーサ
1を直線状に走らせ、そのまわりに光ファイバテープ心
線2を集合機の回転ケージ3より供給し、ダイス4で絞
り、このダイス4の位置で螺旋状の収納溝5内に収容す
る。この光ファイバテープ心線2を収納溝5内に収容す
るに当り、溝付スペーサ1の収納溝5のピッチと光ファ
イバテープ心線2の撚りピッチがズレてきた場合に、ダ
イス4を図6に図示の矢印Aに示す如くケーブル軸に沿
っていずれかの適正方向に適正量だけ移動して両ピッチ
の位相を一致させて収容する。光ファイバテープ心線2
の収容が完了したケーブルコア6は図6に図示の矢印B
に示す方向に引き取られ巻き取られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の光フ
ァイバテープ心線の収納溝収容方法にあっては、光ファ
イバテープ心線1はダイス5によって溝付スペーサ1の
収納溝5内へ挿入する際に、光ファイバテープ心線1が
確実に溝付スペーサ1の収納溝5内へ挿入されとは限ら
ず、溝付スペーサ1の収納溝5の外へ脱落する可能性も
ある。特に、光ファイバテープ心線1の数の増加や溝付
スペーサ1の収納溝5の形状によっては、その可能性
は、一層高くなる。例えば、溝付スペーサの溝方向がS
Zのように一定間隔で溝方向が反転するような場合、収
納溝5の反転部において光ファイバテープ心線1が収納
溝5の側壁に寄るため、溝付スペーサ1外周に近い光フ
ァイバテープ心線1が脱落することが懸念される。
【0005】本発明の目的は、光ファイバ心線をスムー
ズにかつ確実にスペーサの収納溝内底部に押え込むよう
にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
スペーサの外周面に形成される複数条の収納溝のそれぞ
れに対応して設けられ、該収納溝に挿入された光ファイ
バ心線を押接して該収納溝内底部に装着する複数個の誘
導部材と,前記スペーサを貫入走行させる穴を備えた筒
状の本体に前記複数個の誘導部材を嵌装する取付穴を有
する保持具と,一端に前記保持具を支持固定し取付支持
台に回転手段を介して回転自在に取り付けたホルダとに
よって構成したものである。
【0007】請求項2記載の発明は、誘導部材を、保持
具に嵌装する本体と、この本体に摺動自在に取り付けら
れるピンと、このピンを常時先端突出方向に付勢する付
勢手段とによって構成したものである。
【0008】請求項3記載の発明は、誘導部材を保持具
の取付穴内に着脱可能に構成し、保持具の取付穴から突
出して誘導部材を側部から押圧して一時固定する固定治
具を保持具に設け、誘導部材の取付け位置を調整できる
ようにしたものである。
【0009】請求項4記載の発明は、上記保持具と上記
ホルダを、一体成形によって1個の部材として形成した
ものである。
【0010】
【作用】請求項1記載の発明によると、スペーサの外周
面に形成される複数条の収納溝のそれぞれに対応して設
けられ、該収納溝に挿入された光ファイバ心線を押接し
て該収納溝内底部に装着する複数個の誘導部材と,前記
スペーサを貫入走行させる穴を備えた筒状の本体に前記
複数個の誘導部材を嵌装する取付穴を有する保持具と,
一端に前記保持具を支持固定し取付支持台に回転手段を
介して回転自在に取り付けたホルダとによって構成して
いるため、誘導部材を収納溝の変化に追従して常時一定
した圧力で光ファイバテープ心線を収納溝内に押圧する
ことができ、スペーサの外周面に螺旋状に形成される収
納溝に光ファイバテープ心線に歪を生じさせないでスム
ーズに確実にスペーサの収納溝内底部に押え込むことが
できる。
【0011】請求項2記載の発明によると、誘導部材
を、保持具に嵌装する本体と、この本体に摺動自在に取
り付けられるピンと、このピンを常時先端突出方向に付
勢する付勢手段とによって構成してあるため、簡単な構
成で収納溝の変化に追従して常時一定した圧力で光ファ
イバテープ心線を収納溝内に押圧することができ、スペ
ーサの外周面に螺旋状に形成される収納溝に光ファイバ
テープ心線に歪を生じさせないでスムーズに確実にスペ
ーサの収納溝内底部に押え込むことができる。
【0012】請求項3記載の発明によると、誘導部材を
保持具の取付穴内に着脱可能に構成し、保持具の取付穴
から突出して誘導部材を側部から押圧して一時固定する
固定治具を保持具に設け、誘導部材の取付け位置を調整
できるように構成しているため、スペーサの径の大きさ
によって変化する保持具の内周面から収納溝までの距離
に合わせて押圧ヘッド位置を容易に調整することがで
き、スペーサの径の大きさが変わっても収納溝の変化に
追従して常時一定した圧力で光ファイバテープ心線を収
納溝内に押圧することができ、スペーサの外周面に螺旋
状に形成される収納溝に光ファイバテープ心線に歪を生
じさせないでスムーズに確実にスペーサの収納溝内底部
に押え込むことができる。
【0013】請求項4記載の発明によると、保持具とホ
ルダを、一体成形によって1個の部材として形成してい
るため、部品点数を少なくでき組み立てを容易に行うこ
とができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
1〜図4には、本発明に係る光ファイバ心線の収納溝誘
導治具の一実施例が示されている。10は固定された光
ファイバテープ心線の収納溝誘導治具で、保持具11
と、誘導部材12と、ホルダ13とによって構成されて
いる。
【0015】保持具11は、筒状に形成された保持具本
体14を有し、保持具本体14の中央の穴15にはスペ
ーサ7が走行するようになっている。このスペーサ7
は、図1に示す如く、外周面に形成されている収納溝8
が一定間隔で溝形成方向が反転、すなわち収納溝8が時
計方向の螺旋状に形成されていたものが一定間隔で反時
計方向の螺旋状に変わり、さらに一定間隔で時計方向の
螺旋状に変わるというように、定期的に一定間隔で溝形
成方向が反転するSZスペーサである。この保持具本体
14には、外周面側から中心に向かって貫通する取付穴
16が6個60゜の等間隔に形成されている。この取付
穴16には、誘導部材12が着脱自在に、かつ取付穴1
6内を摺動自在に取り付けられている。この取付穴16
には、外部に連通し、取付穴16の穴形成方向に対し略
直角方向に穴17が形成されており、この穴17に固定
治具18が取り付けられている。固定治具18は、例え
ば、穴17内に雌捩子を形成し、この雌捩子に螺合する
捩子によって構成されており、この固定治具18を締め
付けることにより固定治具18の先端が取付穴16に嵌
合された誘導部材12に当接し、誘導部材12の取付穴
16内での動き(摺動)を停止させて固定するものであ
る。この保持具11は、図4に示す如くホルダ13に螺
嵌されており、ホルダ13に脱着可能に構成されてい
る。
【0016】誘導部材12は、前記保持具11の保持具
本体14に形成される取付穴16のそれぞれに外周面側
より取り付けられており、この誘導部材12の先端は、
中心に向かって保持具本体14の穴15を構成する内周
面に突出し、スペーサ7の収納溝8に押接するように設
けられている。誘導部材12は、図2に示す如き構成を
有しており、保持具11の保持具本体14の取付穴16
に嵌装する筒状本体(具体的には、シリンダ部)19を
有している。この筒状本体19内には、筒状本体19内
を所定ストロークで摺動するピン(具体的には、ピスト
ンピン)20が収納されている。このピン20の先端に
は、光ファイバテープ心線2をスペーサ7の収納溝8内
に押接する押圧ヘッド21が設けられている。この押圧
ヘッド21は、テフロン等の摩擦係数の小さい材質で構
成されている。22は付勢部材(具体的には、スプリン
グ)でピン20を常時、図2に図示の矢印Dに示す方向
に付勢する作用を有している。23は、筒状本体19後
端に設けられた蓋部で、この蓋部23とピン20との間
に付勢部材22が介在されている。この付勢部材22
は、光ファイバテープ心線2を押圧し、スペーサ7の収
納溝8内に誘導する際に、光ファイバテープ心線2の動
きにしたがって押圧ヘッド21を動かすためで、この押
圧ヘッド21の動きは、光ファイバテープ心線2にでき
るだけ負荷を与えないためである。このように光ファイ
バテープ心線の収納溝誘導治具10は、誘導部材12
を、保持具11に嵌装するシリンダ部19と、該シリン
ダ部19に摺動自在に収納されるピストンピン20と、
該ピストンピン20の先端に設けられ光ファイバ心線2
を押接する押圧ヘッド21と、前記シリンダ部19に収
納され前記ピストンピン20の後端を先端方向に常時付
勢するスプリング22とによって構成されている。
【0017】ホルダ13は、保持具11を取付支持台3
0に回転自在に取り付けるもので、具体的には、筒状体
に形成され、回転手段であるベアリング31を介して取
付支持台30に取り付けられている。このように光ファ
イバテープ心線の収納溝誘導治具10は、保持具11の
外周面側より中心に向かって貫装する誘導部材12を着
脱可能に構成すると共に、該誘導部材12の押圧ヘッド
21を保持具11の取付穴16内を摺動可能に構成し、
押圧ヘッド21を光ファイバ心線2に押接する状態に装
着する誘導部材12を一時固定する固定治具18を保持
具11に設け、スペーサ7の径の大きさによって変化す
る保持具11の内周面から収納溝8までの距離に合わせ
て押圧ヘッド21位置を調整できるように構成されてい
る。
【0018】次に、本発明の作用について説明する。図
1に示す如く、複数の方向から供給された光ファイバテ
ープ心線2は、撚り治具40によって撚り合わされてス
ペーサ7の収納溝8内に挿入される。この光ファイバテ
ープ心線2が収納溝8に収容されたケーブルコア9は、
撚り治具40の後方に設けられた光ファイバテープ心線
の収納溝誘導治具10に走行していく。光ファイバテー
プ心線の収納溝誘導治具10において、光ファイバテー
プ心線2は、保持具11のピン20の先端の押圧ヘッド
21の押圧接力によって収納溝8内底部へ確実に押さえ
込まれる。このときピン20の先端の押圧ヘッド21に
は、摩擦係数の小さい材質が使用されているため、光フ
ァイバテープ心線2は、スムーズに順次スペーサ7の収
納溝8内の底部へと挿入される。光ファイバテープ心線
2を押さえ付ける押圧ヘッド21は、光ファイバテープ
心線2の反発力、スペーサ7の微小なうねりに対して、
付勢部材22の作用によって光ファイバテープ心線2に
曲りを生じさせない程度の押圧力で押接して追従してい
く。光ファイバテープ心線2の押圧ヘッド21による押
さえ込み強さを調整するには、固定治具18を調整する
ことによって行うことができる。すなわち、光ファイバ
テープ心線2の押さえ込み強さは、固定治具18を緩
め、取付穴16に嵌装する誘導部材12の筒状本体(シ
リンダ部)19を摺動させて誘導部材12の先端の押圧
ヘッド21の光ファイバテープ心線2に当接する強さを
調整することによって行う。例えば、固定治具18を緩
め、取付穴16に嵌装する誘導部材12の筒状本体19
をスペーサ7の中心方向に移動して固定治具18により
固定すれば光ファイバテープ心線2は、強く押さえ込ま
れることになる。SZスペーサの場合、収納溝の溝形成
方向が一定間隔で反転しているため、溝反転部において
挿入された光ファイバテープ心線2がスペーサ7の収納
溝8内の底部から離れ脱落し易くなっているが、本実施
例によれば、押圧ヘッド21が光ファイバテープ心線2
を収納溝8内に押さえ付けているので、光ファイバテー
プ心線2がスペーサ7の収納溝8内の底部から離脱する
のが防止され、溝反転部を有するSZスペーサの場合に
特に効果がある。
【0019】図5には、本発明に係る光ファイバ心線の
収納溝誘導治具の一実施例が示されている。本実施例
が、図1に図示の実施例と異なる点は、図1に図示の実
施例が保持具11と、ホルダ13とを別体で構成してい
るのに対し、本実施例が図1に図示の保持具11とホル
ダ13と一体成形した支持部材によって構成した点であ
る。すなわち、図において、32は支持部材で、筒状に
形成された本体33を有し、本体33の中央の穴34に
は図1に示す如きSZスペーサ7が走行するようになっ
ている。この本体33には、外周面側から中心に向かっ
て貫通し、誘導部材12が着脱自在に、かつ摺動可能に
取り付ける取付穴35が複数個設けられており、この取
付穴35は、60゜の等間隔をもって6個形成されてい
る。36は穴で、取付穴35の穴形成方向に対し、略直
角方向に外部から取付穴35に連通して形成されてい
る。この穴36は、誘導部材12を一時固定するための
固定治具18を挿入するためのものである。支持部材3
2は、回転手段であるベアリング31を介して取付支持
台30に回転自在に取り付けられている。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、スペーサ
の外周面に形成される複数条の収納溝のそれぞれに対応
して設けられ、該収納溝に挿入された光ファイバ心線を
押接して該収納溝内底部に装着する複数個の誘導部材
と,前記スペーサを貫入走行させる穴を備えた筒状の本
体に前記複数個の誘導部材を嵌装する取付穴を有する保
持具と,一端に前記保持具を支持固定し取付支持台に回
転手段を介して回転自在に取り付けたホルダとによって
構成しているため、誘導部材を収納溝の変化に追従して
常時一定した圧力で光ファイバテープ心線を収納溝内に
押圧することができ、スペーサの外周面に螺旋状に形成
される収納溝に光ファイバテープ心線に歪を生じさせな
いでスムーズに確実にスペーサの収納溝内底部に押え込
むことができる。
【0021】請求項2記載の発明によれば、誘導部材
を、保持具に嵌装する本体と、この本体に摺動自在に取
り付けられるピンと、このピンを常時先端突出方向に付
勢する付勢手段とによって構成してあるため、簡単な構
成で収納溝の変化に追従して常時一定した圧力で光ファ
イバテープ心線を収納溝内に押圧することができ、スペ
ーサの外周面に螺旋状に形成される収納溝に光ファイバ
テープ心線に歪を生じさせないでスムーズに確実にスペ
ーサの収納溝内底部に押え込むことができる。
【0022】請求項3記載の発明によれば、誘導部材を
保持具の取付穴内に着脱可能に構成し、保持具の取付穴
から突出して誘導部材を側部から押圧して一時固定する
固定治具を保持具に設け、誘導部材の取付け位置を調整
できるように構成しているため、スペーサの径の大きさ
によって変化する保持具の内周面から収納溝までの距離
に合わせて押圧ヘッド位置を容易に調整することがで
き、スペーサの径の大きさが変わっても収納溝の変化に
追従して常時一定した圧力で光ファイバテープ心線を収
納溝内に押圧することができ、スペーサの外周面に螺旋
状に形成される収納溝に光ファイバテープ心線に歪を生
じさせないでスムーズに確実にスペーサの収納溝内底部
に押え込むことができる。
【0023】請求項4記載の発明によれば、保持具とホ
ルダを、一体成形によって1個の部材として形成してい
るため、部品点数を少なくでき組み立てを容易に行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバ心線の収納溝誘導治具
の実施例を示す全体斜視図である。
【図2】図1に図示の誘導部材の断面図である。
【図3】図1に図示の光ファイバ心線の収納溝誘導治具
の正面図である。
【図4】図3の図示の光ファイバ心線の収納溝誘導治具
のA−A断面図である。
【図5】本発明に係る光ファイバ心線の収納溝誘導治具
の他の実施例を示す支持部材の断面図である。
【図6】従来の光ファイバ心線の収納溝への挿入方法を
示す図である。
【符号の説明】
7………………………………………………………スペー
サ 8………………………………………………………収納溝 9………………………………………………………ケーブ
ルコア 10……………………………………………………収納溝
誘導治具 11……………………………………………………保持具 12……………………………………………………誘導部
材 13……………………………………………………ホルダ 14……………………………………………………保持具
本体 15……………………………………………………穴 16……………………………………………………取付穴 17……………………………………………………穴 18……………………………………………………固定治
具 19……………………………………………………筒状本
体 20……………………………………………………ピン 21……………………………………………………押圧ヘ
ッド 22……………………………………………………付勢部
材 23……………………………………………………蓋部 30……………………………………………………取付支
持台 31……………………………………………………ベアリ
ング 32……………………………………………………支持部
材 33……………………………………………………本体 34……………………………………………………穴 35……………………………………………………取付穴 36……………………………………………………穴 40……………………………………………………撚り治
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年2月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の光フ
ァイバテープ心線の収納溝収容方法にあっては、光ファ
イバテープ心線1はダイス5によって溝付スペーサ1の
収納溝5内へ挿入する際に、光ファイバテープ心線1が
確実に溝付スペーサ1の収納溝5内へ挿入されとは限
らず、溝付スペーサ1の収納溝5の外へ脱落する可能性
もある。特に、光ファイバテープ心線1の数の増加や溝
付スペーサ1の収納溝5の形状によっては、その可能性
は、一層高くなる。例えば、溝付スペーサの溝方向がS
Zのように一定間隔で溝方向が反転するような場合、収
納溝5の反転部において光ファイバテープ心線1が収納
溝5の側壁に寄るため、溝付スペーサ1外周に近い光フ
ァイバテープ心線1が脱落することが懸念される。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スペーサの外周面に形成される複数条の
    収納溝のそれぞれに対応して設けられ、該収納溝に挿入
    された光ファイバ心線を押接して該収納溝内底部に装着
    する複数個の誘導部材と,前記スペーサを貫入走行させ
    る穴を備えた筒状の本体に前記複数個の誘導部材を嵌装
    する取付穴を有する保持具と,一端に前記保持具を支持
    固定し取付支持台に回転手段を介して回転自在に取り付
    けたホルダとによって構成したことを特徴とする光ファ
    イバ心線の収納溝誘導治具。
  2. 【請求項2】 上記誘導部材は、上記保持具に嵌装する
    本体と、該本体に摺動自在に取り付けられるピンと、該
    ピンを常時先端突出方向に付勢する付勢手段とによって
    構成したものである請求項1記載の光ファイバ心線の収
    納溝誘導治具。
  3. 【請求項3】 上記誘導部材を上記保持具の取付穴内に
    着脱可能に構成し、前記保持具の取付穴から突出して前
    記誘導部材を側部から押圧して一時固定する固定治具を
    前記保持具に設け、前記誘導部材の取付け位置を調整で
    きるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    光ファイバ心線の収納溝誘導治具。
  4. 【請求項4】 上記保持具と上記ホルダは、一体成形に
    よって1個の部材として形成したものである請求項1、
    2又は3記載の光ファイバ心線の収納溝誘導治具。
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