JPH08136597A - 油入変圧器の絶縁診断装置 - Google Patents
油入変圧器の絶縁診断装置Info
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- JPH08136597A JPH08136597A JP6272639A JP27263994A JPH08136597A JP H08136597 A JPH08136597 A JP H08136597A JP 6272639 A JP6272639 A JP 6272639A JP 27263994 A JP27263994 A JP 27263994A JP H08136597 A JPH08136597 A JP H08136597A
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 13
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 5
- 230000001131 transforming effect Effects 0.000 description 4
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 非停電下での絶縁診断によって得られた交流
絶縁抵抗を直流絶縁抵抗に換算して、非停電下で直流絶
縁抵抗をも得ることができ、停電の制約なしに絶縁抵抗
の傾向管理が行い得る油入変圧器の絶縁診断装置を得
る。 【構成】 油入変圧器の油温を検出する油温検出器を備
えると共に、計測部１３として、油入変圧器の油温に対
する直流絶縁抵抗値と交流絶縁抵抗値の比の値を予め記
憶してなるメモリ１３ａと、高周波電圧ＶSと漏れ電流
ＩXとの検出値に基づいて油入変圧器の交流絶縁抵抗値
及び静電容量ＣXを求める第１の演算部１３ｂと、油温
検出器による油温検出値Ｔ及び第１の演算部により求め
られた静電容量の値に応じた直流絶縁抵抗値と交流絶縁
抵抗値の比αの値をメモリから読み出し、その比の値か
ら上記第１の演算部により求められた交流絶縁抵抗値を
直流絶縁抵抗値に換算して直流絶縁抵抗値を求める第２
の演算部１３ｃとを備えた。
絶縁抵抗を直流絶縁抵抗に換算して、非停電下で直流絶
縁抵抗をも得ることができ、停電の制約なしに絶縁抵抗
の傾向管理が行い得る油入変圧器の絶縁診断装置を得
る。 【構成】 油入変圧器の油温を検出する油温検出器を備
えると共に、計測部１３として、油入変圧器の油温に対
する直流絶縁抵抗値と交流絶縁抵抗値の比の値を予め記
憶してなるメモリ１３ａと、高周波電圧ＶSと漏れ電流
ＩXとの検出値に基づいて油入変圧器の交流絶縁抵抗値
及び静電容量ＣXを求める第１の演算部１３ｂと、油温
検出器による油温検出値Ｔ及び第１の演算部により求め
られた静電容量の値に応じた直流絶縁抵抗値と交流絶縁
抵抗値の比αの値をメモリから読み出し、その比の値か
ら上記第１の演算部により求められた交流絶縁抵抗値を
直流絶縁抵抗値に換算して直流絶縁抵抗値を求める第２
の演算部１３ｃとを備えた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、油入変圧器の絶縁診
断を非停電下（活線下）で実施するようにした油入変圧
器の絶縁診断装置に関するものである。
断を非停電下（活線下）で実施するようにした油入変圧
器の絶縁診断装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ビル電気室等に据え付けられている配電
用変圧器の絶縁管理を行うものとして、最近、活線下に
て絶縁診断できる装置が使用されてきている。図６は例
えば特開平４ー２０８８６８号公報に開示された電気機
器の非停電絶縁診断装置を示す構成図である。図６にお
いて、１は母線、２は母線１から課電される受変電設備
機器としての被診断機器、３は母線１により同時に課電
される隣接の受変電機器、４は接地線、５は被診断機器
２の接地線４にクランプされるクランプ型変成器、６は
高周波電源、７は断路器、８は母線１に断路器７を介し
て給電する引込ケーブルの母線、９は引込ケーブル、１
０はケーブルを一括するクランプ型の電流センサ、１１
は計測部である。
用変圧器の絶縁管理を行うものとして、最近、活線下に
て絶縁診断できる装置が使用されてきている。図６は例
えば特開平４ー２０８８６８号公報に開示された電気機
器の非停電絶縁診断装置を示す構成図である。図６にお
いて、１は母線、２は母線１から課電される受変電設備
機器としての被診断機器、３は母線１により同時に課電
される隣接の受変電機器、４は接地線、５は被診断機器
２の接地線４にクランプされるクランプ型変成器、６は
高周波電源、７は断路器、８は母線１に断路器７を介し
て給電する引込ケーブルの母線、９は引込ケーブル、１
０はケーブルを一括するクランプ型の電流センサ、１１
は計測部である。
【０００３】上記のように構成された電気機器の非停電
絶縁診断装置において、被診断機器２の接地線４に磁気
結合されたクランプ型変成器５を高周波電源６により励
磁すると、接地線４のａ点に高周波電圧ＶS が誘導さ
れ、被診断機器２の絶縁抵抗Ｒｘと静電容量Ｃｘを経由
して漏れ電流Ｉｘが引込ケーブル９を介して電源側に流
出するので、これを引込ケーブル９に一括してクランプ
した電流センサ１０によって検出することができる。こ
れらの高周波電圧ＶS及び漏れ電流ＩXを入力する計測部
１１は、図７に示すベクトル図のように、基準ベクトル
となる高周波電圧ＶS に同相の電流成分ＩRXと、π／２
進みの電流成分ＩCXとに弁別し、最終的に誘電正接ｔａ
ｎδ、絶縁抵抗ＲX及び静電容量ＣXを表示する。
絶縁診断装置において、被診断機器２の接地線４に磁気
結合されたクランプ型変成器５を高周波電源６により励
磁すると、接地線４のａ点に高周波電圧ＶS が誘導さ
れ、被診断機器２の絶縁抵抗Ｒｘと静電容量Ｃｘを経由
して漏れ電流Ｉｘが引込ケーブル９を介して電源側に流
出するので、これを引込ケーブル９に一括してクランプ
した電流センサ１０によって検出することができる。こ
れらの高周波電圧ＶS及び漏れ電流ＩXを入力する計測部
１１は、図７に示すベクトル図のように、基準ベクトル
となる高周波電圧ＶS に同相の電流成分ＩRXと、π／２
進みの電流成分ＩCXとに弁別し、最終的に誘電正接ｔａ
ｎδ、絶縁抵抗ＲX及び静電容量ＣXを表示する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来装置は活
性の状態で電気機器の絶縁状態が計測可能であり、この
ため多くのメリットを与えるものの、この装置により得
られる絶縁抵抗ＲX は交流に対するものであり、この装
置が出現するまでに慣用されていたメガー等による直流
絶縁抵抗とは相異なるものゆえ、両者を突き合わせたト
レンド的な絶縁管理を困難なものとしているという問題
点があった。
性の状態で電気機器の絶縁状態が計測可能であり、この
ため多くのメリットを与えるものの、この装置により得
られる絶縁抵抗ＲX は交流に対するものであり、この装
置が出現するまでに慣用されていたメガー等による直流
絶縁抵抗とは相異なるものゆえ、両者を突き合わせたト
レンド的な絶縁管理を困難なものとしているという問題
点があった。
【０００５】この発明は上述した従来例にかかる問題点
を解消するためになされたもので、非停電下での絶縁診
断によって得られた交流絶縁抵抗を直流絶縁抵抗に換算
して、非停電下で直流絶縁抵抗をも得ることができ、停
電の制約なしに絶縁抵抗の傾向管理が行い得る油入変圧
器の絶縁診断装置を得ることを目的とする。
を解消するためになされたもので、非停電下での絶縁診
断によって得られた交流絶縁抵抗を直流絶縁抵抗に換算
して、非停電下で直流絶縁抵抗をも得ることができ、停
電の制約なしに絶縁抵抗の傾向管理が行い得る油入変圧
器の絶縁診断装置を得ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明に係る油入変圧
器の絶縁診断装置は、被診断機器としての油入変圧器の
接地線に磁気結合された変成器を高周波電源により励磁
することにより、上記接地線に誘導される高周波電圧と
該油入変圧器を経由して電源側に流出する漏れ電流とを
検出し、それら検出値に基づいて油入変圧器の絶縁診断
を行う計測部を備えた油入変圧器の絶縁診断装置におい
て、上記油入変圧器の油温を検出する油温検出器を備え
ると共に、上記計測部として、上記油入変圧器の油温に
対する直流絶縁抵抗値と交流絶縁抵抗値の比の値を予め
記憶してなるメモリと、上記高周波電圧と漏れ電流との
検出値に基づいて油入変圧器の交流絶縁抵抗値及び静電
容量を求める第１の演算部と、上記油温検出器による油
温検出値及び上記第１の演算部により求められた静電容
量の値に応じた直流絶縁抵抗値と交流絶縁抵抗値の比の
値を上記メモリから読み出し、その比の値から上記第１
の演算部により求められた交流絶縁抵抗値を直流絶縁抵
抗値に換算して直流絶縁抵抗値を求める第２の演算部と
を備えたことを特徴とするものである。
器の絶縁診断装置は、被診断機器としての油入変圧器の
接地線に磁気結合された変成器を高周波電源により励磁
することにより、上記接地線に誘導される高周波電圧と
該油入変圧器を経由して電源側に流出する漏れ電流とを
検出し、それら検出値に基づいて油入変圧器の絶縁診断
を行う計測部を備えた油入変圧器の絶縁診断装置におい
て、上記油入変圧器の油温を検出する油温検出器を備え
ると共に、上記計測部として、上記油入変圧器の油温に
対する直流絶縁抵抗値と交流絶縁抵抗値の比の値を予め
記憶してなるメモリと、上記高周波電圧と漏れ電流との
検出値に基づいて油入変圧器の交流絶縁抵抗値及び静電
容量を求める第１の演算部と、上記油温検出器による油
温検出値及び上記第１の演算部により求められた静電容
量の値に応じた直流絶縁抵抗値と交流絶縁抵抗値の比の
値を上記メモリから読み出し、その比の値から上記第１
の演算部により求められた交流絶縁抵抗値を直流絶縁抵
抗値に換算して直流絶縁抵抗値を求める第２の演算部と
を備えたことを特徴とするものである。
【０００７】
【作用】この発明に係る油入変圧器の絶縁診断装置にお
いては、計測部内のメモリに、油入変圧器の油温に対す
る直流絶縁抵抗値と交流絶縁抵抗値の比の値を予め記憶
させ、油温検出器により、油入変圧器の油温を検出し、
計測部内の第１の演算部により、高周波電圧と漏れ電流
との検出値に基づいて油入変圧器の交流絶縁抵抗値及び
静電容量を求め、第２の演算部により、上記油温検出器
による油温検出値及び上記第１の演算部により求められ
た静電容量の値に応じた直流絶縁抵抗値と交流絶縁抵抗
値の比の値を上記メモリから読み出し、その比の値から
上記第１の演算部により求められた交流絶縁抵抗値を直
流絶縁抵抗値に換算して直流絶縁抵抗値を求めることに
より、非停電下での絶縁診断によって得られた交流絶縁
抵抗を直流絶縁抵抗に換算して、非停電下で直流絶縁抵
抗をも得ることができ、停電の制約なしに絶縁抵抗の傾
向管理を行うことを可能にする。
いては、計測部内のメモリに、油入変圧器の油温に対す
る直流絶縁抵抗値と交流絶縁抵抗値の比の値を予め記憶
させ、油温検出器により、油入変圧器の油温を検出し、
計測部内の第１の演算部により、高周波電圧と漏れ電流
との検出値に基づいて油入変圧器の交流絶縁抵抗値及び
静電容量を求め、第２の演算部により、上記油温検出器
による油温検出値及び上記第１の演算部により求められ
た静電容量の値に応じた直流絶縁抵抗値と交流絶縁抵抗
値の比の値を上記メモリから読み出し、その比の値から
上記第１の演算部により求められた交流絶縁抵抗値を直
流絶縁抵抗値に換算して直流絶縁抵抗値を求めることに
より、非停電下での絶縁診断によって得られた交流絶縁
抵抗を直流絶縁抵抗に換算して、非停電下で直流絶縁抵
抗をも得ることができ、停電の制約なしに絶縁抵抗の傾
向管理を行うことを可能にする。
【０００８】
【実施例】以下、この発明を図示実施例に基づいて説明
する。図１はこの発明の一実施例に係る油入変圧器の絶
縁診断装置を示す構成図である。図１において、図６に
示す従来例と同一部分は同一符号を示し、１は母線、２
Ａは母線１から課電される受変電設備機器としての被診
断機器である油入変圧器、３は母線１により同時に課電
される隣接の受変電機器、４は接地線、５は油入変圧器
２Ａの接地線４にクランプされるクランプ型変成器、６
は高周波電源、７は断路器、８は母線１に断路器７を介
して給電する引込ケーブルの母線、９は引込ケーブル、
１０はケーブルを一括するクランプ型の電流センサであ
る。
する。図１はこの発明の一実施例に係る油入変圧器の絶
縁診断装置を示す構成図である。図１において、図６に
示す従来例と同一部分は同一符号を示し、１は母線、２
Ａは母線１から課電される受変電設備機器としての被診
断機器である油入変圧器、３は母線１により同時に課電
される隣接の受変電機器、４は接地線、５は油入変圧器
２Ａの接地線４にクランプされるクランプ型変成器、６
は高周波電源、７は断路器、８は母線１に断路器７を介
して給電する引込ケーブルの母線、９は引込ケーブル、
１０はケーブルを一括するクランプ型の電流センサであ
る。
【０００９】また、新たな構成としての符号１２は上記
油入変圧器２Ａ内の油温を検出する油温検出器、１３は
上記高周波電源６による油入変圧器２Ａの接地線４に磁
気結合されたクランプ型変成器５の励磁により該接地線
４のａ点に誘導される高周波電圧ＶS と電流センサ１０
による漏れ電流Ｉｘの検出値及び上記油温検出器１２に
よる油温検出値に基づいて交流絶縁抵抗値ＲACを求める
と共にその交流絶縁抵抗値ＲACを直流絶縁抵抗値ＲDCに
換算して直流絶縁抵抗値ＲDC求め交流絶縁抵抗値ＲACと
直流絶縁抵抗値ＲDCとを対比させた評価を可能にする計
測部である。
油入変圧器２Ａ内の油温を検出する油温検出器、１３は
上記高周波電源６による油入変圧器２Ａの接地線４に磁
気結合されたクランプ型変成器５の励磁により該接地線
４のａ点に誘導される高周波電圧ＶS と電流センサ１０
による漏れ電流Ｉｘの検出値及び上記油温検出器１２に
よる油温検出値に基づいて交流絶縁抵抗値ＲACを求める
と共にその交流絶縁抵抗値ＲACを直流絶縁抵抗値ＲDCに
換算して直流絶縁抵抗値ＲDC求め交流絶縁抵抗値ＲACと
直流絶縁抵抗値ＲDCとを対比させた評価を可能にする計
測部である。
【００１０】ここで、上記計測部１３には、図２に示す
ように、油入変圧器２Ａの油温Ｔに対する直流絶縁抵抗
値ＲDCと交流絶縁抵抗値ＲACの比αの値を予め記憶して
なるメモリ１３ａと、上記接地線４のａ点に誘導される
高周波電圧ＶS と電流センサ１０による漏れ電流Ｉｘの
検出値に基づいて油入変圧器２Ａの交流絶縁抵抗値ＲAC
及び静電容量ＣX を求める第１の演算部１３ｂと、上記
油温検出器１２による油温検出値Ｔ及び上記第１の演算
部１３ｂにより求められた静電容量ＣX の値に応じた直
流絶縁抵抗値ＲDCと交流絶縁抵抗値ＲACの比αの値を上
記メモリ１３ａから読み出し、その比αの値から上記第
１の演算部１３ｂにより求められた交流絶縁抵抗値ＲAC
を直流絶縁抵抗値ＲDCに換算して直流絶縁抵抗値ＲDCを
求める第２の演算部１３ｃとを備えている。なお、図２
において、第２の演算部１３ｃからメモリ１３ａに向け
た点線で示す矢印は第２の演算部１３ｃによるメモリ１
３ａに対する読み出し制御信号を示し、また、第１の演
算部１３ｂとしては、上記交流絶縁抵抗値ＲAC及び静電
容量ＣX の他に誘電正接ｔａｎδが求められるようにな
され、計測部１３の出力としては、交流絶縁抵抗値ＲAC
と直流絶縁抵抗値ＲDCの他に、静電容量ＣX 及び誘電正
接ｔａｎδも出力でき、絶縁診断の総合的な評価に供さ
れる。
ように、油入変圧器２Ａの油温Ｔに対する直流絶縁抵抗
値ＲDCと交流絶縁抵抗値ＲACの比αの値を予め記憶して
なるメモリ１３ａと、上記接地線４のａ点に誘導される
高周波電圧ＶS と電流センサ１０による漏れ電流Ｉｘの
検出値に基づいて油入変圧器２Ａの交流絶縁抵抗値ＲAC
及び静電容量ＣX を求める第１の演算部１３ｂと、上記
油温検出器１２による油温検出値Ｔ及び上記第１の演算
部１３ｂにより求められた静電容量ＣX の値に応じた直
流絶縁抵抗値ＲDCと交流絶縁抵抗値ＲACの比αの値を上
記メモリ１３ａから読み出し、その比αの値から上記第
１の演算部１３ｂにより求められた交流絶縁抵抗値ＲAC
を直流絶縁抵抗値ＲDCに換算して直流絶縁抵抗値ＲDCを
求める第２の演算部１３ｃとを備えている。なお、図２
において、第２の演算部１３ｃからメモリ１３ａに向け
た点線で示す矢印は第２の演算部１３ｃによるメモリ１
３ａに対する読み出し制御信号を示し、また、第１の演
算部１３ｂとしては、上記交流絶縁抵抗値ＲAC及び静電
容量ＣX の他に誘電正接ｔａｎδが求められるようにな
され、計測部１３の出力としては、交流絶縁抵抗値ＲAC
と直流絶縁抵抗値ＲDCの他に、静電容量ＣX 及び誘電正
接ｔａｎδも出力でき、絶縁診断の総合的な評価に供さ
れる。
【００１１】また、図３は例えば定格電圧６．６ＫＶ〜
２２ＫＶ未満の油入変圧器２Ａの油温に対する直流絶縁
抵抗値ＲDCと交流絶縁抵抗値ＲACの比αの値を予め記憶
してなるメモリ１３ａ内の記憶内容を説明するもので、
静電容量Ｃｘをパラメータとして、油入変圧器２Ａの油
温Ｔを横軸としたとき、油入変圧器２Ａの直流絶縁抵抗
値ＲDCと交流絶縁抵抗値ＲACの比αを縦軸として示した
絶縁抵抗の交流値と直流値の交直換算を可能とするもの
である。例えば油温Ｔが４０℃下で油入変圧器２Ａによ
り得られた交流絶縁抵抗ＲACが１００ＭΩのとき、同時
に得られた静電容量ＣXが２ｎＦであれば、α＝１５を
採用することにより直流絶縁抵抗ＲDCを１５００ＭΩと
推定することができる。
２２ＫＶ未満の油入変圧器２Ａの油温に対する直流絶縁
抵抗値ＲDCと交流絶縁抵抗値ＲACの比αの値を予め記憶
してなるメモリ１３ａ内の記憶内容を説明するもので、
静電容量Ｃｘをパラメータとして、油入変圧器２Ａの油
温Ｔを横軸としたとき、油入変圧器２Ａの直流絶縁抵抗
値ＲDCと交流絶縁抵抗値ＲACの比αを縦軸として示した
絶縁抵抗の交流値と直流値の交直換算を可能とするもの
である。例えば油温Ｔが４０℃下で油入変圧器２Ａによ
り得られた交流絶縁抵抗ＲACが１００ＭΩのとき、同時
に得られた静電容量ＣXが２ｎＦであれば、α＝１５を
採用することにより直流絶縁抵抗ＲDCを１５００ＭΩと
推定することができる。
【００１２】図３において、パラメータとする静電容量
Ｃｘの５本の実線（Ｃｘ＝１、２、３、５、１０ｎＦに
対応）は、図４に示す従来から慣用されて来た直流絶縁
抵抗ＲDCの許容値カーブ及び図５に示す誘電正接ｔａｎ
δの判定基準に基づいて以下の手順により導出されたも
のである。今、油入変圧器の絶縁状態を静電容量Ｃｘと
絶縁抵抗Ｒｘの並列等価回路で表せば、交流誘電正接ｔ
ａｎδは下式となる。 ｔａｎδ＝１／（２πｆＣｘＲｘ） ・・・（１） ここで、ｆは交流課電の周波数である。（１）式の絶縁
抵抗Ｒｘを交流絶縁抵抗ＲACと置き換えれば ＲAC＝１／（２πｆＣｘｔａｎδ） ・・・（２） となるので、図５に示す判定カーブの不良域下限のｔａ
ｎδ値から各種の静電容量Ｃｘに対応した交流絶縁抵抗
ＲACの許容値を（２）式から演算できることになる。一
方、図４により直流絶縁抵抗ＲDCの許容値が与えられて
いるので、例えば定格電圧６．６ＫＶ〜２２ＫＶ未満の
油入変圧器では、図３に示すようなα＝ＲDC／ＲAC対油
温の換算カーブが導出されることとなる。
Ｃｘの５本の実線（Ｃｘ＝１、２、３、５、１０ｎＦに
対応）は、図４に示す従来から慣用されて来た直流絶縁
抵抗ＲDCの許容値カーブ及び図５に示す誘電正接ｔａｎ
δの判定基準に基づいて以下の手順により導出されたも
のである。今、油入変圧器の絶縁状態を静電容量Ｃｘと
絶縁抵抗Ｒｘの並列等価回路で表せば、交流誘電正接ｔ
ａｎδは下式となる。 ｔａｎδ＝１／（２πｆＣｘＲｘ） ・・・（１） ここで、ｆは交流課電の周波数である。（１）式の絶縁
抵抗Ｒｘを交流絶縁抵抗ＲACと置き換えれば ＲAC＝１／（２πｆＣｘｔａｎδ） ・・・（２） となるので、図５に示す判定カーブの不良域下限のｔａ
ｎδ値から各種の静電容量Ｃｘに対応した交流絶縁抵抗
ＲACの許容値を（２）式から演算できることになる。一
方、図４により直流絶縁抵抗ＲDCの許容値が与えられて
いるので、例えば定格電圧６．６ＫＶ〜２２ＫＶ未満の
油入変圧器では、図３に示すようなα＝ＲDC／ＲAC対油
温の換算カーブが導出されることとなる。
【００１３】図３に示す換算図中、Ａ〜Ｄのマーキング
は、数種類の稼動中の高圧変圧器について実際に測定し
た直流絶縁抵抗ＲDCと交流絶縁抵抗ＲACの比αを静電容
量Ｃｘと共にプロットした（３φ２００ＫＶＡとは、三
相変圧器で定格容量２００ＫＶＡを示す）結果で、これ
らの結果から、本発明によって導出された交流絶縁抵抗
ＲACと直流絶縁抵抗ＲDCの換算図から、非停電絶縁診断
装置としての油入変圧器によって得られた交流絶縁抵抗
ＲACを良い精度にて直流絶縁抵抗ＲDCに換算できるとい
う効果が得られることが検証された。
は、数種類の稼動中の高圧変圧器について実際に測定し
た直流絶縁抵抗ＲDCと交流絶縁抵抗ＲACの比αを静電容
量Ｃｘと共にプロットした（３φ２００ＫＶＡとは、三
相変圧器で定格容量２００ＫＶＡを示す）結果で、これ
らの結果から、本発明によって導出された交流絶縁抵抗
ＲACと直流絶縁抵抗ＲDCの換算図から、非停電絶縁診断
装置としての油入変圧器によって得られた交流絶縁抵抗
ＲACを良い精度にて直流絶縁抵抗ＲDCに換算できるとい
う効果が得られることが検証された。
【００１４】すなわち、図１に示す油入変圧器の絶縁診
断装置において、被診断機器としての油入変圧器２Ａの
接地線４に磁気結合されたクランプ型変成器５を高周波
電源６により励磁すると、接地線４のａ点に高周波電圧
ＶS が誘導され、油入変圧器２Ａの絶縁抵抗Ｒｘと静電
容量Ｃｘを経由して漏れ電流Ｉｘが引込ケーブル９を介
して電源側に流出するので、これを引込ケーブル９に一
括してクランプした電流センサ１０によって検出するこ
とができる。
断装置において、被診断機器としての油入変圧器２Ａの
接地線４に磁気結合されたクランプ型変成器５を高周波
電源６により励磁すると、接地線４のａ点に高周波電圧
ＶS が誘導され、油入変圧器２Ａの絶縁抵抗Ｒｘと静電
容量Ｃｘを経由して漏れ電流Ｉｘが引込ケーブル９を介
して電源側に流出するので、これを引込ケーブル９に一
括してクランプした電流センサ１０によって検出するこ
とができる。
【００１５】これらの高周波電圧ＶS及び漏れ電流ＩXを
入力する計測部１３は次のようにして油入変圧器２Ａの
交流絶縁抵抗ＲACを良い精度にて直流絶縁抵抗ＲDCに換
算する。まず、第１の演算部１３ｂにより、高周波電圧
ＶS 及び漏れ電流Ｉｘの検出値に基づいて油入変圧器２
Ａの交流絶縁抵抗値ＲAC及び静電容量Ｃｘが求められ、
この交流絶縁抵抗値ＲAC及び静電容量Ｃｘと共に油温検
出器１２による油温検出値を入力する第２の演算部１３
ｃにより、油温検出値及び静電容量ＣX の値に応じた直
流絶縁抵抗値ＲDCと交流絶縁抵抗値ＲACの比αの値をメ
モリ１３ａから読み出し、その比αの値から上記第１の
演算部１３ｂにより求められた交流絶縁抵抗値ＲACを直
流絶縁抵抗値ＲDCに換算して直流絶縁抵抗値ＲDCを求め
る。このようにして、計測部１３の出力としては、交流
絶縁抵抗値ＲACと直流絶縁抵抗値ＲDCの他に、このと
き、同時に第１の演算部１３ｂにより求められる静電容
量ＣX 及び誘電正接ｔａｎδも出力でき、絶縁診断の総
合的な評価に供される。
入力する計測部１３は次のようにして油入変圧器２Ａの
交流絶縁抵抗ＲACを良い精度にて直流絶縁抵抗ＲDCに換
算する。まず、第１の演算部１３ｂにより、高周波電圧
ＶS 及び漏れ電流Ｉｘの検出値に基づいて油入変圧器２
Ａの交流絶縁抵抗値ＲAC及び静電容量Ｃｘが求められ、
この交流絶縁抵抗値ＲAC及び静電容量Ｃｘと共に油温検
出器１２による油温検出値を入力する第２の演算部１３
ｃにより、油温検出値及び静電容量ＣX の値に応じた直
流絶縁抵抗値ＲDCと交流絶縁抵抗値ＲACの比αの値をメ
モリ１３ａから読み出し、その比αの値から上記第１の
演算部１３ｂにより求められた交流絶縁抵抗値ＲACを直
流絶縁抵抗値ＲDCに換算して直流絶縁抵抗値ＲDCを求め
る。このようにして、計測部１３の出力としては、交流
絶縁抵抗値ＲACと直流絶縁抵抗値ＲDCの他に、このと
き、同時に第１の演算部１３ｂにより求められる静電容
量ＣX 及び誘電正接ｔａｎδも出力でき、絶縁診断の総
合的な評価に供される。
【００１６】上述したように、上記実施例１によれば、
油入変圧器２Ａの接地線４に磁気結合されたクランプ型
変成器５を高周波電源６により励磁することにより、上
記接地線４に誘導される高周波電圧と該油入変圧器２Ａ
を経由して電源側に流出する漏れ電流とを検出し、それ
ら検出値に基づいて油入変圧器２Ａの絶縁診断を行う計
測部１３を備えた油入変圧器の絶縁診断装置において、
上記油入変圧器２Ａの油温を検出する油温検出器１２を
備えると共に、上記計測部１３として、上記油入変圧器
２Ａの油温に対する直流絶縁抵抗値と交流絶縁抵抗値の
比の値を予め記憶してなるメモリ１３ａと、上記高周波
電圧と漏れ電流との検出値に基づいて油入変圧器２Ａの
交流絶縁抵抗値及び静電容量を求める第１の演算部１３
ｂと、上記油温検出器１２による油温検出値及び上記第
１の演算部１３ｂにより求められた静電容量の値に応じ
た直流絶縁抵抗値と交流絶縁抵抗値の比の値を上記メモ
リ１３ａから読み出し、その比の値から上記第１の演算
部１３ｂにより求められた交流絶縁抵抗値を直流絶縁抵
抗値に換算して直流絶縁抵抗値を求める第２の演算部１
３ｃとを備えたので、非停電下での絶縁診断によって得
られた交流絶縁抵抗を直流絶縁抵抗に換算して、非停電
下で直流絶縁抵抗をも得ることができ、停電の制約なし
に絶縁抵抗の傾向管理が行い得る。
油入変圧器２Ａの接地線４に磁気結合されたクランプ型
変成器５を高周波電源６により励磁することにより、上
記接地線４に誘導される高周波電圧と該油入変圧器２Ａ
を経由して電源側に流出する漏れ電流とを検出し、それ
ら検出値に基づいて油入変圧器２Ａの絶縁診断を行う計
測部１３を備えた油入変圧器の絶縁診断装置において、
上記油入変圧器２Ａの油温を検出する油温検出器１２を
備えると共に、上記計測部１３として、上記油入変圧器
２Ａの油温に対する直流絶縁抵抗値と交流絶縁抵抗値の
比の値を予め記憶してなるメモリ１３ａと、上記高周波
電圧と漏れ電流との検出値に基づいて油入変圧器２Ａの
交流絶縁抵抗値及び静電容量を求める第１の演算部１３
ｂと、上記油温検出器１２による油温検出値及び上記第
１の演算部１３ｂにより求められた静電容量の値に応じ
た直流絶縁抵抗値と交流絶縁抵抗値の比の値を上記メモ
リ１３ａから読み出し、その比の値から上記第１の演算
部１３ｂにより求められた交流絶縁抵抗値を直流絶縁抵
抗値に換算して直流絶縁抵抗値を求める第２の演算部１
３ｃとを備えたので、非停電下での絶縁診断によって得
られた交流絶縁抵抗を直流絶縁抵抗に換算して、非停電
下で直流絶縁抵抗をも得ることができ、停電の制約なし
に絶縁抵抗の傾向管理が行い得る。
【００１７】実施例２．上述した実施例１では、定格電
圧６．６ＫＶ〜２２ＫＶ未満の油入変圧器についてのα
＝ＲAC／ＲDCの換算の導出について説明したが、図４に
示されたように他の三ケースの定格電圧の油入変圧器に
ついても同様に導出でき、同じ効果をもたらすことがで
きる。
圧６．６ＫＶ〜２２ＫＶ未満の油入変圧器についてのα
＝ＲAC／ＲDCの換算の導出について説明したが、図４に
示されたように他の三ケースの定格電圧の油入変圧器に
ついても同様に導出でき、同じ効果をもたらすことがで
きる。
【００１８】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、計測
部内のメモリに、油入変圧器の油温に対する直流絶縁抵
抗値と交流絶縁抵抗値の比の値を予め記憶させ、油温検
出器により、油入変圧器の油温を検出し、計測部内の第
１の演算部により、高周波電圧と漏れ電流との検出値に
基づいて油入変圧器の交流絶縁抵抗値及び静電容量を求
め、第２の演算部により、上記油温検出器による油温検
出値及び上記第１の演算部により求められた静電容量の
値に応じた直流絶縁抵抗値と交流絶縁抵抗値の比の値を
上記メモリから読み出し、その比の値から上記第１の演
算部により求められた交流絶縁抵抗値を直流絶縁抵抗値
に換算して直流絶縁抵抗値を求めるようにしたので、非
停電下での絶縁診断によって得られた交流絶縁抵抗を直
流絶縁抵抗に換算して、非停電下で直流絶縁抵抗をも得
ることができ、停電の制約なしに絶縁抵抗の傾向管理を
行い得るという効果がある。
部内のメモリに、油入変圧器の油温に対する直流絶縁抵
抗値と交流絶縁抵抗値の比の値を予め記憶させ、油温検
出器により、油入変圧器の油温を検出し、計測部内の第
１の演算部により、高周波電圧と漏れ電流との検出値に
基づいて油入変圧器の交流絶縁抵抗値及び静電容量を求
め、第２の演算部により、上記油温検出器による油温検
出値及び上記第１の演算部により求められた静電容量の
値に応じた直流絶縁抵抗値と交流絶縁抵抗値の比の値を
上記メモリから読み出し、その比の値から上記第１の演
算部により求められた交流絶縁抵抗値を直流絶縁抵抗値
に換算して直流絶縁抵抗値を求めるようにしたので、非
停電下での絶縁診断によって得られた交流絶縁抵抗を直
流絶縁抵抗に換算して、非停電下で直流絶縁抵抗をも得
ることができ、停電の制約なしに絶縁抵抗の傾向管理を
行い得るという効果がある。
【図１】 この発明の実施例１に係る油入変圧器の絶縁
診断装置の全体構成図である。
診断装置の全体構成図である。
【図２】 図１の計測部内の構成図である。
【図３】 図１のメモリ内の記憶内容の説明図である。
【図４】 図３に示す油温対直流絶縁抵抗と交流絶縁抵
抗との比を導出するためのもので、従来から慣用されて
きた直流絶縁抵抗の許容値カーブの説明図である。
抗との比を導出するためのもので、従来から慣用されて
きた直流絶縁抵抗の許容値カーブの説明図である。
【図５】 図３に示す油温対直流絶縁抵抗と交流絶縁抵
抗との比を導出するためのもので、誘電正接の判定基準
の説明図である。
抗との比を導出するためのもので、誘電正接の判定基準
の説明図である。
【図６】 従来の電気機器の非停電絶縁診断装置を示す
構成図である。
構成図である。
【図７】 高周波電圧ＶS と漏れ電流ＩX のベクトル図
である。
である。
２Ａ 油入変圧器、４ 接地線、５ クランプ型変成
器、６ 高周波電源、１０ 電流センサ、１２ 油温検
出器、１３ 計測部、１３ａ メモリ、１３ｂ第１の演
算部、１３ｃ 第２の演算部。
器、６ 高周波電源、１０ 電流センサ、１２ 油温検
出器、１３ 計測部、１３ａ メモリ、１３ｂ第１の演
算部、１３ｃ 第２の演算部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成７年１月１２日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】０００４
【補正方法】変更
【補正内容】
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来装置は活
線の状態で電気機器の絶縁状態が計測可能であり、この
ため多くのメリットを与えるものの、この装置により得
られる絶縁抵抗ＲX は交流に対するものであり、この装
置が出現するまでに慣用されていたメガー等による直流
絶縁抵抗とは相異なるものゆえ、両者を突き合わせたト
レンド的な絶縁管理を困難なものとしているという問題
点があった。
線の状態で電気機器の絶縁状態が計測可能であり、この
ため多くのメリットを与えるものの、この装置により得
られる絶縁抵抗ＲX は交流に対するものであり、この装
置が出現するまでに慣用されていたメガー等による直流
絶縁抵抗とは相異なるものゆえ、両者を突き合わせたト
レンド的な絶縁管理を困難なものとしているという問題
点があった。
Claims (1)
- 【請求項１】 被診断機器としての油入変圧器の接地線
に磁気結合された変成器を高周波電源により励磁するこ
とにより、上記接地線に誘導される高周波電圧と該油入
変圧器を経由して電源側に流出する漏れ電流とを検出
し、それら検出値に基づいて油入変圧器の絶縁診断を行
う計測部を備えた油入変圧器の絶縁診断装置において、
上記油入変圧器の油温を検出する油温検出器を備えると
共に、上記計測部として、上記油入変圧器の油温に対す
る直流絶縁抵抗値と交流絶縁抵抗値の比の値を予め記憶
してなるメモリと、上記高周波電圧と漏れ電流との検出
値に基づいて油入変圧器の交流絶縁抵抗値及び静電容量
を求める第１の演算部と、上記油温検出器による油温検
出値及び上記第１の演算部により求められた静電容量の
値に応じた直流絶縁抵抗値と交流絶縁抵抗値の比の値を
上記メモリから読み出し、その比の値から上記第１の演
算部により求められた交流絶縁抵抗値を直流絶縁抵抗値
に換算して直流絶縁抵抗値を求める第２の演算部とを備
えたことを特徴とする油入変圧器の絶縁診断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6272639A JP3041207B2 (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | 油入変圧器の絶縁診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6272639A JP3041207B2 (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | 油入変圧器の絶縁診断装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08136597A true JPH08136597A (ja) | 1996-05-31 |
| JP3041207B2 JP3041207B2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=17516732
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6272639A Expired - Lifetime JP3041207B2 (ja) | 1994-11-07 | 1994-11-07 | 油入変圧器の絶縁診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3041207B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000275286A (ja) * | 1999-03-29 | 2000-10-06 | Kokusai Electric Co Ltd | 抵抗率測定器 |
| JP2006250549A (ja) * | 2005-03-08 | 2006-09-21 | Hioki Ee Corp | 絶縁抵抗計 |
| CN104714161A (zh) * | 2015-04-02 | 2015-06-17 | 兖州煤业股份有限公司 | 一种电缆绝缘化数据处理方法 |
| CN105305716A (zh) * | 2015-11-23 | 2016-02-03 | 国网山东济南市历城区供电公司 | 主变压器附件一体化测温装置 |
| JP2017135212A (ja) * | 2016-01-26 | 2017-08-03 | 株式会社東芝 | 磁心部材の劣化診断装置、磁心部材の劣化診断方法 |
| JP2020503689A (ja) * | 2016-12-31 | 2020-01-30 | アーベーベー・シュバイツ・アーゲー | 電力変圧器等におけるコンポーネントを監視するシステムおよび方法 |
| WO2020224553A1 (zh) * | 2019-05-07 | 2020-11-12 | 北京中瑞和电气有限公司 | 一种基于非电量综合特征信息的变压器监测装置及方法 |
-
1994
- 1994-11-07 JP JP6272639A patent/JP3041207B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2000275286A (ja) * | 1999-03-29 | 2000-10-06 | Kokusai Electric Co Ltd | 抵抗率測定器 |
| JP2006250549A (ja) * | 2005-03-08 | 2006-09-21 | Hioki Ee Corp | 絶縁抵抗計 |
| JP4515940B2 (ja) * | 2005-03-08 | 2010-08-04 | 日置電機株式会社 | 絶縁抵抗計 |
| CN104714161A (zh) * | 2015-04-02 | 2015-06-17 | 兖州煤业股份有限公司 | 一种电缆绝缘化数据处理方法 |
| CN104714161B (zh) * | 2015-04-02 | 2017-11-10 | 兖州煤业股份有限公司 | 一种电缆绝缘化数据处理方法 |
| CN105305716A (zh) * | 2015-11-23 | 2016-02-03 | 国网山东济南市历城区供电公司 | 主变压器附件一体化测温装置 |
| JP2017135212A (ja) * | 2016-01-26 | 2017-08-03 | 株式会社東芝 | 磁心部材の劣化診断装置、磁心部材の劣化診断方法 |
| JP2020503689A (ja) * | 2016-12-31 | 2020-01-30 | アーベーベー・シュバイツ・アーゲー | 電力変圧器等におけるコンポーネントを監視するシステムおよび方法 |
| US11587727B2 (en) | 2016-12-31 | 2023-02-21 | Hitachi Energy Switzerland Ag | Systems and methods for monitoring components in a power transformer or the like |
| WO2020224553A1 (zh) * | 2019-05-07 | 2020-11-12 | 北京中瑞和电气有限公司 | 一种基于非电量综合特征信息的变压器监测装置及方法 |
| US11726145B2 (en) | 2019-05-07 | 2023-08-15 | Beijing Zhongruthe Electrical Co., Ltd | Transformer monitoring apparatus and method based on non-electricity comprehensive characteristic information |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3041207B2 (ja) | 2000-05-15 |
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