JPH08136378A - 薄膜ゲージ圧力計 - Google Patents

薄膜ゲージ圧力計

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JPH08136378A
JPH08136378A JP27207394A JP27207394A JPH08136378A JP H08136378 A JPH08136378 A JP H08136378A JP 27207394 A JP27207394 A JP 27207394A JP 27207394 A JP27207394 A JP 27207394A JP H08136378 A JPH08136378 A JP H08136378A
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JP
Japan
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pattern
strain gauge
diaphragm
patterns
zero
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JP27207394A
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Takashi Kikuchi
隆 菊地
Sumuto Akiyama
澄人 秋山
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TEC CORP
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TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄膜ゲージ圧力計におけるゼロ点ドリフト特
性、クリープ特性、ゼロ点温度特性等の諸特性を向上さ
せ、圧力の検出精度を向上させる。 【構成】 ダイヤフラム1の表面に歪ゲージブリッジ回
路3を形成し、この歪ゲージブリッジ回路3における歪
ゲージパターン5a〜5dとゼロバランス調整パターン
6a,6bとゼロ点温度補正パターン8a,8bとリー
ド配線パターン9a〜9fとリード端子10a〜10d
とをそれぞれ略対称形に形成し、ダイヤフラム1表面の
剛性を略対称にすると共にダイヤフラム1表面の熱伝導
性を略対称とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面に歪ゲージブリッ
ジ回路を形成したダイヤフラムの歪量からこのダイヤフ
ラムに作用する圧力を検出する薄膜ゲージ圧力計に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイヤフラムの表面に歪ゲージブ
リッジ回路を形成した薄膜ゲージ圧力計としては種々の
ものがあり、例えば、特公昭58−2465号公報や特
開昭57−196127号公報等に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した公報
等に開示された従来例の薄膜ゲージ圧力計においては、
歪ゲージブリッジ回路を構成する各種パターンのうちの
歪ゲージパターンをダイヤフラム上に形成することにつ
いては言及しているが、歪ゲージブリッジ回路として不
可欠であるゼロバランス調整パターンやゼロ点温度補正
パターン等の形成位置や形状については言及していな
い。
【0004】ここで、薄膜ゲージ圧力計の小型化や製作
の容易化を図るためには、ゼロバランス調整パターンや
ゼロ点温度補正パターンを歪ゲージパターンと共にダイ
ヤフラム上に形成することが望ましいが、ゼロバランス
調整パターンやゼロ点温度補正パターンをその形状を考
慮せずにダイヤフラム上に形成すると、ダイヤフラム表
面の剛性や熱伝導性が不均等になる。このため、ダイヤ
フラムへの加圧時において歪ゲージパターンに作用する
応力のバランスが悪くなり、また、応力を受けた歪ゲー
ジパターンの抵抗変化により歪ゲージパターン内で熱的
アンバランス状態が発生した場合において歪ゲージブリ
ッジ回路内での熱的アンバランス状態の解消に時間がか
かり、ゼロ点ドリフト特性、クリープ特性、ゼロ点温度
特性等の諸特性が低下するという問題点を生ずる。
【0005】そこで本発明は、ダイヤフラム上に歪ゲー
ジパターンと共にゼロバランス調整パターンやゼロ点温
度補正パターン等を形成する場合に、それらの各パター
ンを略対称形に形成することによりダイヤフラム表面の
剛性や熱伝導性を略対称形とし、歪ゲージパターンに対
して応力を均等に作用させると共に歪ゲージブリッジ回
路内における熱的アンバランス状態の解消を速やかに行
わせ、ゼロ点ドリフト特性、クリープ特性、ゼロ点温度
特性等の諸特性を向上させた薄膜ゲージ圧力計を提供す
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
中央部に位置する歪部とこの歪部の周囲に位置する固定
部とを有するダイヤフラムを設け、このダイヤフラムの
表面に絶縁膜を形成し、この絶縁膜上に金属材料で歪ゲ
ージパターンとゼロバランス調整パターンとゼロ点温度
補正パターンとこれらの各パターンを接続するリード配
線パターン及びリード端子を有する歪ゲージブリッジ回
路を形成し、前記絶縁膜上に前記歪ゲージブリッジ回路
を覆う保護膜を形成した薄膜ゲージ圧力計において、前
記歪ゲージパターンを前記歪部上に位置させると共に前
記ゼロバランス調整パターンと前記ゼロ点温度補正パタ
ーンと前記リード端子とを前記固定部上に位置させ、前
記歪ゲージパターンと前記ゼロバランス調整パターンと
前記ゼロ点温度補正パターンと前記リード配線パターン
と前記リード端子とをそれぞれ略対称形に形成する。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、歪部の外周形状を円形に形成すると共にダ
イヤフラムの外周形状を円形に形成する。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、歪ゲージブリッジ回路の外側に位置
させて絶縁膜上に金属材料でガイドラインパターンを略
対称形に形成する。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、ダイヤフラム表面の
剛性が略対称になると共にダイヤフラム表面の熱伝導性
も略対称となり、従って、ダイヤフラム表面の剛性が略
対称になることによりダイヤフラムへの加圧時において
歪ゲージパターンに対して応力をバランス良く加えるこ
とができ、また、ダイヤフラム表面の熱伝導性が略対称
となることにより応力を加えられた歪ゲージパターンが
抵抗変化によって熱的なアンバランス状態を生じても歪
ゲージブリッジ回路内での熱的アンバランス状態の解消
をスムーズに行なうことができ、ゼロ点ドリフト特性、
クリープ特性、ゼロ点温度特性等の諸特性を向上させる
ことができると共に圧力の検出精度を向上させることが
できる。
【0010】請求項2記載の発明では、ダイヤフラム表
面の剛性がより一層対称となり、ゼロ点ドリフト特性、
クリープ特性、ゼロ点温度特性等の諸特性をさらに向上
させることができると共に圧力の検出精度をさらに向上
させることができる。
【0011】請求項3記載の発明では、ダイヤフラム表
面の熱伝導性を向上させることができ、歪ゲージパター
ン内で熱的なアンバランス状態が発生した場合における
放熱を速やかに行わせることができ、ゼロ点ドリフト特
性、クリープ特性、ゼロ点温度特性等の諸特性をさらに
向上させることができ、また、絶縁膜及び保護膜を有機
材料で形成した場合に、絶縁膜及び保護膜とガイドライ
ンパターンとの密着性が向上するため、ダイヤフラムの
外周部から歪ゲージブリッジ回路内への水の浸入を防止
することができ、水の浸入により歪ゲージブリッジ回路
が酸化して抵抗値が変化するということを防止できる。
【0012】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1ないし図6に基
づいて説明する。図1は薄膜ゲージ圧力計の平面図であ
り、この薄膜ゲージ圧力計は、ジュラルミンやアルミニ
ウム又はステンレス等の金属材料でダイヤフラム1を形
成し、このダイヤフラム1の表面にポリイミド樹脂等の
有機材料からなる絶縁膜2を形成し、この絶縁膜2上に
歪ゲージブリッジ回路3を形成し、さらに、絶縁膜2の
上に前記歪ゲージブリッジ回路3を覆う保護膜4をポリ
イミド樹脂等の有機材料で形成したものである。
【0013】ここで、前記歪ゲージブリッジ回路3を形
成する手順について説明する。なお、この歪ゲージブリ
ッジ回路3は、歪ゲージパターン5a〜5dと、ゼロバ
ランス調整パターン6a,6bと、スパン温度補正パタ
ーン7と、ゼロ点温度補正パターン8a,8bと、リー
ド配線パターン9a〜9fと、リード端子10a〜10
dとからなる。まず、ダイヤフラム1の表面に絶縁膜2
を形成した後、この絶縁膜2上へ薄膜技術によりNiC
rSi層とTi層とCu層とを順次形成する。ついで、
エッチング技術により、NiCrSi層に歪ゲージパタ
ーン5a〜5dとゼロバランス調整パターン6a,6b
とを形成し、Ti層にスパン温度補正パターン7とゼロ
点温度補正パターン8a,8bとを形成し、Cu層にリ
ード配線パターン9a〜9fとリード端子10a〜10
dとを形成する。
【0014】つぎに、前記ダイヤフラム1は、その中央
部に位置する薄板状の歪部1aと、この歪部1aの周囲
に位置する固定部1bとを有しており、歪部1aの外周
形状とダイヤフラム1の外周形状とを共に円形に形成す
る。そして、前記歪ゲージパターン5a〜5dを前記歪
部1a上に位置させて形成し、前記ゼロバランス調整パ
ターン6a,6bと前記スパン温度補正パターン7と前
記ゼロ点温度補正パターン8a,8bと前記リード端子
10a〜10dとを前記固定部1b上に位置させて形成
し、前記リード配線パターン9a〜9fを前記歪部1a
及び固定部1b上に位置させて形成する。また、前記歪
ゲージパターン5a〜5dと前記ゼロバランス調整パタ
ーン6a,6bと前記ゼロ点温度補正パターン8a,8
bと前記リード配線パターン9a〜9fと、前記リード
端子10a〜10dとを、前記ダイヤフラム1の表面に
沿ってこのダイヤフラム1の中心を通る直線(ダイヤフ
ラム中心線)に対して略線対称形に形成する。
【0015】なお、前記歪ゲージパターン5a〜5dに
関し、外側に位置する歪ゲージパターン5a,5bには
圧縮応力が作用し、内側に位置する歪ゲージパターン5
c,5dには伸長応力が作用するもので、歪ゲージパタ
ーン5a,5bの抵抗値と歪ゲージパターン5c,5d
の抵抗値とを等しく設定する。また、前記リード端子1
0a〜10dをダイヤフラム1の片側に寄せておく。そ
して、前記ダイヤフラム1上に歪ゲージブリッジ回路3
を形成した後、前記リード端子10a〜10dと外部回
路(図示せず)とをフレキシブルケーブル11で接続す
る。この接続は、リード端子10a〜10d上にクリー
ムハンダを塗布し、その上にフレキシブルケーブル11
を載置し、フレキシブルケーブル11を耐熱フィルムで
押えて軽く加圧しながら加熱することにより行う。
【0016】このような構成において、まず、この薄膜
ゲージ圧力計による圧力検出の概略について説明する。
検出しようとする流体の圧力が図2に示すようにダイヤ
フラム1に作用すると、歪部1aが上方向きに歪を生
じ、これに伴って歪ゲージパターン5a〜5dも歪を生
じ、電気抵抗が変化する。そして、この電気抵抗の変化
をフレキシブルケーブル11で接続した外部回路で検出
することにより、圧力検出を行うものである。
【0017】ここで、ダイヤフラム1の表面に形成した
歪ゲージブリッジ回路3を、ダイヤフラム中心線に対し
て略線対称形に形成しているため、ダイヤフラム1の表
面の剛性がダイヤフラム中心線に対して略線対称になる
と共に、ダイヤフラム1の表面の熱伝導性もダイヤフラ
ム中心線に対して略線対称になる。従って、ダイヤフラ
ム1への加圧時において歪ゲージパターン5a〜5dに
対して応力がバランス良く加わるようになり、また、応
力を加えられた歪ゲージパターン5a〜5dの抵抗変化
により歪ゲージパターン5a〜5d内で熱的なアンバラ
ンス状態が発生しても、歪ゲージブリッジ回路3内での
熱的アンバランス状態の解消がスムーズに行われ、ゼロ
点ドリフト特性、クリープ特性、ゼロ点温度特性等の諸
特性が向上し、圧力の検出精度が向上する。
【0018】略線対称となる部分を具体的に取り上げる
と、歪ゲージパターン5a,5bと、歪ゲージパターン
5c,5dと、ゼロバランス調整パターン6a,6b
と、ゼロ点温度補正パターン8a,8bと、リード配線
パターン9a,9dと、リード配線パターン9b,9c
と、リード配線パターン9e,9fと、リード端子10
a,10dと、リード端子10b,10cとである。更
に、本実施例の配線パターンは、図4のブリッジ回路図
に示すように、圧縮側の配線パターンの抵抗値の合計と
伸長側の配線パターンの抵抗値の合計とが略等しくなっ
ている。さらに、圧縮側と伸長側とのリード抵抗を等し
くするため、リード配線パターン9b,9cからのリー
ド端子10b,10cの取り出し位置をリード配線パタ
ーン9b,9cにおける中間点としている。
【0019】つぎに、ゼロバランス調整パターン6a,
6bやゼロ点温度補正パターン8a,8bやリード配線
パターン9a〜9fをダイヤフラム中心線に対して略線
対称に形成した歪ゲージブリッジ回路3と、それらのパ
ターンを対称に形成していない歪ゲージブリッジ回路と
におけるゼロ点ドリフト特性とクリープ特性との測定結
果について説明する。図5は入力電圧10Vの条件で行
ったゼロ点ドリフト特性を示すグラフであり、図6は入
力電圧10V、スパン電圧13mV、荷重30kgf/
cm2 の条件で行ったクリープ特性を示すグラフであ
る。これらのグラフからわかるように、各パターンを略
線対称に形成することにより、ゼロ点ドリフト特性とク
リープ特性とが共に小さくなり、圧力の検出精度が向上
する。
【0020】歪ゲージブリッジ回路3と外部回路との接
続に関しては、リード端子10a〜10dをダイヤフラ
ム1の片側に寄せてあるため、フレキシブルケーブル1
1による接続を容易に行える。
【0021】なお、本実施例においては、歪ゲージパタ
ーン5a〜5dをゼロバランス調整パターン6a,6b
やゼロ点温度補正パターン8a,8b等と共にダイヤフ
ラム中心線に対して略線対称に形成した場合を例に挙げ
て説明したが、歪ゲージパターン5a〜5dに関しては
ダイヤフラム中心に対して点対称に形成してもよい。
【0022】ついで、本発明の第二の実施例を図7に基
づいて説明する。なお、図1ないし図6において説明し
た部分と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。
歪ゲージブリッジ回路3の構成は第一の実施例と同一で
あり、Cu層にリード配線パターン9a〜9fとリード
端子10a〜10dとをエッチング技術で形成するとき
に、同時に、歪ゲージブリッジ回路3の外側に位置させ
てダイヤフラム中心線に対して略線対称にガイドライン
パターン12を形成した点が異なるものである。
【0023】このような構成において、ダイヤフラム1
上における歪ゲージブリッジ回路3の外側にガイドライ
ンパターン12を形成したため、ダイヤフラム1の表面
の熱伝導性が向上する。従って、ダイヤフラム1に圧力
が加わって歪ゲージパターン5a〜5d内に熱的なアン
バランス状態が発生したとき、放熱が速やかに行われ、
ゼロ点ドリフト特性、クリープ特性、ゼロ点温度特性等
の諸特性がさらに向上する。
【0024】また、共に有機材料からなる絶縁膜2と保
護膜4との密着性は低いが、有機材料と金属材料との密
着性は高い。従って、絶縁膜2と保護膜4との間にガイ
ドラインパターン12を形成することにより、絶縁膜2
とガイドラインパターン12との密着性、及び、保護膜
4とガイドラインパターン12との密着性が良好とな
り、ダイヤフラム1の外周部から歪ゲージブリッジ回路
3内への水の浸入を防止でき、水の浸入により歪ゲージ
ブリッジ回路3が酸化して抵抗値が変化するということ
を防止できる。
【0025】なお、本実施例においては、ガイドライン
パターン12を2つに分割して形成した場合を例に挙げ
て説明したが、1周を閉じた状態に形成してもよい。さ
らに、ガイドラインパターンを二重に設けるとより一層
効果的である。また、保護膜4の表面から浸入してくる
水に対しては、保護膜4の表面にシリコンやブチルゴム
をコーティングする。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の発明は上述のように、歪
ゲージパターンを歪部上に位置させると共にゼロバラン
ス調整パターンとゼロ点温度補正パターンとリード端子
とを固定部上に位置させ、歪ゲージパターンとゼロバラ
ンス調整パターンとゼロ点温度補正パターンとリード配
線パターンとリード端子とをそれぞれ略対称形に形成し
たので、ダイヤフラム表面の剛性が略対称になると共に
ダイヤフラム表面の熱伝導性も略対称となり、従って、
ダイヤフラム表面の剛性が略対称になることによりダイ
ヤフラムへの加圧時において歪ゲージパターンに対して
応力をバランス良く加えることができ、また、ダイヤフ
ラム表面の熱伝導性が略対称となることにより応力を加
えられた歪ゲージパターンが抵抗変化によって熱的なア
ンバランス状態を生じても歪ゲージブリッジ回路内での
熱的アンバランス状態の解消をスムーズに行なうことが
でき、ゼロ点ドリフト特性、クリープ特性、ゼロ点温度
特性等の諸特性を向上させることができると共に圧力の
検出精度を向上させることができる。
【0027】請求項2記載の発明は上述のように、歪部
の外周形状を円形に形成すると共にダイヤフラムの外周
形状を円形に形成したので、ダイヤフラム表面の剛性が
より一層対称となり、ゼロ点ドリフト特性、クリープ特
性、ゼロ点温度特性等の諸特性をさらに向上させること
ができると共に圧力の検出精度をさらに向上させること
ができる。
【0028】請求項3記載の発明は上述のように、歪ゲ
ージブリッジ回路の外側に位置させて絶縁膜上に金属材
料でガイドラインパターンを略対称形に形成したので、
ダイヤフラム表面の熱伝導性を向上させることができ、
歪ゲージパターン内で熱的なアンバランス状態が発生し
た場合における放熱を速やかに行わせることができ、ゼ
ロ点ドリフト特性、クリープ特性、ゼロ点温度特性等の
諸特性をさらに向上させることができ、また、絶縁膜及
び保護膜を有機材料で形成した場合に、絶縁膜及び保護
膜とガイドラインパターンとの密着性が向上するため、
ダイヤフラムの外周部から歪ゲージブリッジ回路内への
水の浸入を防止することができ、水の浸入により歪ゲー
ジブリッジ回路が酸化して抵抗値が変化するということ
を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す薄膜ゲージ圧力計
の平面図である。
【図2】ダイヤフラムの表面に絶縁層とNiCrSi層
とTi層とCu層とを積層した状態を示す縦断正面図で
ある。
【図3】歪ゲージブリッジ回路をフレキシブルケーブル
で外部回路と接続する状態を示す平面図である。
【図4】ブリッジ回路図である。
【図5】ゼロ点ドリフト特性の測定結果を示すグラフで
ある。
【図6】クリープ特性の測定結果を示すグラフである。
【図7】本発明の第二の実施例を示す薄膜ゲージ圧力計
の平面図である。
【符号の説明】
1 ダイヤフラム 1a 歪部 1b 固定部 2 絶縁膜 3 歪ゲージブリッジ回路 4 保護膜 5a〜5d 歪ゲージパターン 6a,6b ゼロバランス調整パターン 8a,8b ゼロ点温度補正パターン 9a〜9f リード配線パターン 10a〜10d リード端子 12 ガイドラインパターン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部に位置する歪部とこの歪部の周囲
    に位置する固定部とを有するダイヤフラムを設け、この
    ダイヤフラムの表面に絶縁膜を形成し、この絶縁膜上に
    金属材料で歪ゲージパターンとゼロバランス調整パター
    ンとゼロ点温度補正パターンとこれらの各パターンを接
    続するリード配線パターン及びリード端子を有する歪ゲ
    ージブリッジ回路を形成し、前記絶縁膜上に前記歪ゲー
    ジブリッジ回路を覆う保護膜を形成した薄膜ゲージ圧力
    計において、前記歪ゲージパターンを前記歪部上に位置
    させると共に前記ゼロバランス調整パターンと前記ゼロ
    点温度補正パターンと前記リード端子とを前記固定部上
    に位置させ、前記歪ゲージパターンと前記ゼロバランス
    調整パターンと前記ゼロ点温度補正パターンと前記リー
    ド配線パターンと前記リード端子とをそれぞれ略対称形
    に形成したことを特徴とする薄膜ゲージ圧力計。
  2. 【請求項2】 歪部の外周形状を円形に形成すると共に
    ダイヤフラムの外周形状を円形に形成したことを特徴と
    する請求項1記載の薄膜ゲージ圧力計。
  3. 【請求項3】 歪ゲージブリッジ回路の外側に位置させ
    て絶縁膜上に金属材料でガイドラインパターンを略対称
    形に形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の薄
    膜ゲージ圧力計。
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