JPH08135802A - 空気調和機のサービスバルブ - Google Patents

空気調和機のサービスバルブ

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JPH08135802A
JPH08135802A JP27380694A JP27380694A JPH08135802A JP H08135802 A JPH08135802 A JP H08135802A JP 27380694 A JP27380694 A JP 27380694A JP 27380694 A JP27380694 A JP 27380694A JP H08135802 A JPH08135802 A JP H08135802A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
service valve
shaped groove
spindle
service
Prior art date
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Pending
Application number
JP27380694A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Saito
幸男 斎藤
Atsushi Ogawa
淳 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP27380694A priority Critical patent/JPH08135802A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気調和機に設けられ冷媒の循環量を調節す
るサービスバルブは、スピンドル弁体15が外周に形成
されたネジ16により回転し前進後退してバルブの開閉
を行う。このスピンドル弁体15の外周に取り付けられ
たOリング19が、サービスバルブ内周壁に接触して、
冷媒のリークを防止しシール性を保つ。このシール性を
より向上させる。 【構成】 Oリング19を取り付けるためにスピンドル
弁体15の外周に形成されたリング状溝20は、内部角
部に丸みを持たせるための曲面21が形成される。この
曲面21によってOリング19との接触面積が大きくな
り、接触に伴う摩擦によりOリング19の捩じれが防止
でき、シール性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、冷媒の循環量を調節
するためのサービスバルブの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の空気調和機のサービスバルブ
は、例えば特公昭58−54348号公報に記載された
ものがある。即ち、この公報に記載された冷媒配管接続
具は、冷媒の循環量を調節するためのサービスバルブを
備える。このサービスバルブ内にはスピンドル弁体が設
けられる。
【0003】図5に示すように、このスピンドル弁体5
1の外周にはネジ53が形成され、このネジ53により
スピンドル弁体51が回転し前進後退して、サービスバ
ルブの開閉を行う。また、スピンドル弁体51の外周に
はOリング55が取り付けられ、サービスバルブ内周壁
に接触して冷媒のリークを防止する。そして、Oリング
55を取り付けるためにスピンドル弁体の外周に形成さ
れたリング状溝57は、従来、断面が矩形をしており、
内周角部に丸みは形成されていなかった。このため内周
角部にはOリング55と接触していない部分が存在し、
Oリング55との接触面積は小さいものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したサービスバル
ブが設けられた空気調和機は、例えばハロゲンリークテ
スターで冷媒のリーク検査を行っていた。この検査で
は、リーク量が10−3 〜10−4 atm cc/se
cの発見が限界であった。このため、非常に小さいリー
クを検知することができず、この検知できないような小
さなリークがある場合には、この空気調和機を出荷して
から数年経過後に冷媒不足になる恐れがあるという欠点
があった。
【0005】より小さいリーク(10−5 〜10−7 a
tm cc/sec)まで検知できるヘリウム検査を行
うと、前述の空気調和機では、冷媒のリークが多く発見
されるため、前述のような欠点は解消されるものの、リ
ークの発見される空気調和機の台数が増え、製造の歩留
まり率が非常に悪くなってしまう。従って、ヘリウム検
査によってもリークが検知できないような優れたシール
性が要求されていた。また、このようなヘリウム検査で
発見されるリークの最大要因は、スピンドル弁体に使用
されているOリングの捩じれなどによるシール性不良で
あると考えられる。
【0006】この発明は、以上の問題点を解決するため
になされたもので、よりシール性に優れた空気調和機の
サービスバルブを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、冷媒の循環量を調節するため
のサービスバルブと、このサービスバルブ内に設けら
れ、外周に形成されたネジにより回転し前進後退してサ
ービスバルブの開閉を行うスピンドル弁体と、スピンド
ル弁体の外周に取り付けられサービスバルブ内周壁に接
触して冷媒のリークを防止するOリングと、Oリングを
取り付けるためにスピンドル弁体の外周に形成されたリ
ング状溝と、リング状溝の内周角部に丸みを持たせるた
めの曲面と、を備えた事を特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、更に、リング状溝の内
周角部に丸みを持たせるための曲面の曲率半径Rの寸法
は、リング状溝の幅Wに対し、30〜40%の割合であ
る事を特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1の発明では、サービスバルブ内でスピ
ンドル弁体は、外周に形成されたネジにより回転し、前
進後退して、サービスバルブの開閉を行うことで、冷媒
の循環量の調節などを行う。この前進後退の際に、スピ
ンドル弁体の外周に取り付けられたOリングは、サービ
スバルブ内周壁に接触して冷媒のリークを防止する。そ
して、このOリングは、リング状溝の内部で、リング状
溝の内周角部に丸みを持たせるための曲面と接触し、丸
みがない場合に比べ接触面積が大きくなる。従って、静
的なシール性が向上するとともに、接触に伴う摩擦によ
りOリングの捩じれが防止でき動的なシール性が向上す
る。
【0010】請求項2の発明では、更に、曲率半径Rの
寸法の割合は、30%未満では接触面積が余り大きくな
く、40%を越え50%に近くなると温度上昇に伴うO
リングの膨張に余裕がなくなる。よって、30〜40%
の割合とすることで、最適の曲率を得る。
【0011】
【実施例】この発明の一実施例を図1乃至図4において
説明する。図2において、空気調和機は室内ユニット1
と室外ユニット2とに分離され、両ユニット1、2は冷
媒配管3、4で接続されている。室外ユニット2には、
アキュムレータ5、圧縮機6、四方弁7、室外熱交換器
8、室外ファン9、減圧装置10が収納されている。そ
して、前記冷媒配管3、4は冷媒配管接続具11、12
により室外ユニット2に接続されるようになっている。
室内ユニット1には、室内熱交換器1A、室内ファン1
Bが収納されている。
【0012】図2の冷媒配管接続具12の一部を拡大し
て図3に示す。この図3の縦断面図の一部を図4に示
す。冷媒配管接続具12は、室外ユニット2への接続部
13の他に、サービスバルブ14の部分を有する。この
サービスバルブ14内には、スピンドル弁体15が設け
られる。このスピンドル弁体15は外周に形成された雄
ネジ16により回転しつつ前進後退し、サービスバルブ
14の開閉を行う構造になっている。この回転は、スピ
ンドル弁体15の頭部に形成された正六角形の凹部17
に六角スパナを挿入して回転させることで行われる。ス
ピンドル弁体15に形成された雄ネジ16が、サービス
バルブ14内周壁に形成された雌ネジ18に螺合する。
【0013】雄ネジ16と頭部との間にはOリング19
が取り付けられる。この取り付けのために、スピンドル
弁体15の外周にはリング状溝20が形成される。この
リング状溝20に嵌合されたOリング19が、サービス
バルブ14内周壁に接触してリークを防止する。そして
図1に示すように、リング状溝20の内周角部には、こ
の角部に丸みを持たせるための曲面21が形成される。
この曲面の曲率半径Rの寸法は、リング状溝20の幅W
に対し、約33%の割合である。即ち幅Wが2.3mm
の時に曲率半径Rは0.75mmである。
【0014】なお図4のように、スピンドル弁体15の
頭部側において、サービスバルブ14の外周には雄ネジ
22が形成され、この雄ネジ22に螺合する雌ネジ23
を形成されたキャップ24が被せられている。なお、サ
ービスバルブ14の内周壁には、粉末の二硫化モリブデ
ンが2〜15重量%添加されたグリースが塗布されてい
る。このグリースは、で使用温度が−60度〜+60度
もので粘度が5000mPasのものを用いている。
【0015】以下、本実施例の作用を説明する。サービ
スバルブによって冷媒の循環量を調整する際には、キャ
ップ24を回転して開け、六角レンチでスピンドル弁体
15を回転させ、前進または後退させる。また例えば、
出荷前の室外ユニット2にはスピンドル弁体15をいっ
ぱいまで前進させサービスバルブ14を完全に閉じてい
る。そして、出荷され据付られた室外ユニット2はスピ
ンドル弁体15を後退させサービスバルブ14を開く。
また、スピンドル弁体15は室内機ユニット1の冷媒回
路内の空気を抜くエアパージを行う時や冷媒ガスをチャ
ージするときにも、六角レンチで回転せられ前進後退が
行われるものである。
【0016】そして、前述したようにOリング19はリ
ング状溝20の内部角部の曲面21(図1)と接触する
ことで接触面積が、従来のように(図5)丸みがない場
合に比べ、大きくなる。従って、Oリング19とスピン
ドル弁体15との間の静的なシール性が向上する。
【0017】また、接触面積が大きくなることで接触に
伴う摩擦も大きくなり、スピンドル弁体15をサービス
バルブ14に取り付ける際、あるいはその後にサービス
バルブ14を開閉する際にスピンドル弁体15を前進ま
たは後退させても、Oリング19はリング状溝21の中
で安定し、捩じれが防止できる。従って、スピンドル弁
体15の前進後退に伴う動的なシール性も向上する。
【0018】このようにシール性が向上することで、リ
ークが検知されやすかったヘリウム検査によっても、リ
ーク不良が検出されにくくなった。従って、冷媒のリー
クにより、冷媒中に含まれる塩素成分がオゾン層を破壊
すること、ひいては地球環境の破壊につながることを防
止できる。また、冷媒のリークが長年続くことで空気調
和機の規定の能力がいつのまにかでなくなること、例え
ば使用開始から数年後に出なくなってしまうということ
を防止できる。
【0019】なお、以上の実施例ではリング状溝20の
曲面21の曲率半径Rの寸法を、リング状溝の幅Wに対
して、33%としたが、他の実施例においては32%以
下あるいは34%以上であっても良い。30〜40%の
割合であれば最適である。即ち、30%未満では、Oリ
ング19と曲面21との接触面積が余り大きくなく、十
分なシール性を得られない。また、40%を超え50%
に近くなるほど温度変化に対する余裕がなくなる。即
ち、空気調和機の運転による温度上昇に伴い、Oリング
19が膨脹するが、この膨脹に対して寸本的な余裕がな
くなってしまう。よって、30〜40%の割合とするこ
とで、最適の曲率を得ることになる。
【0020】なお、以上の実施例においては図4に示す
ようにスピンドル弁体15のリング状溝20は雄ネジ1
6に対し頭部側に形成されるものであったが、他の実施
例においては逆に、雄ネジ16がリング状溝20に対し
て頭部側に形成されるものとすることが可能である。ま
た、雄ネジ16はリング状溝20を挟んでスピンドル弁
体15の回転軸方向の2か所に設けることも可能であ
る。さらに、リング状溝20およびOリング19を回転
軸方向の複数箇所に設けることも可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、Oリングと、リング状溝の内部角部に丸みを持
たせるために形成された曲面とが接触することで接触面
積が大きくなり、静的なシール性が向上する。また、接
触に伴う摩擦によりOリングに捩れが生じてしまうのを
防止でき、動的なシール性が向上する。従って、全体と
してシール性が向上し、例えばヘリウム検査を行っても
検知できない程にシール性を向上できることが期待され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るサービスバルブに用
いられるスピンドル弁体の側面図である。
【図2】この発明の一実施例に係るサービスバルブを備
えた空気調和機全体の概略ブロック図である。
【図3】図2の一部に設けられるサービスハルブのII
I部拡大図である。
【図4】図3の一部を示す縦断面図である。
【図5】従来のスピンドル弁体を示す側面図である。
【符号の説明】
14 サービスバルブ 15 スピンド
ル弁体 19 Oリング 20 リング状
溝 21 曲面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒の循環量を調節するためのサービスバ
    ルブと、このサービスバルブ内に設けられ、外周に形成
    されたネジにより回転し前進後退してサービスバルブの
    開閉を行うスピンドル弁体と、スピンドル弁体の外周に
    取り付けられサービスバルブ内周壁に接触して冷媒のリ
    ークを防止するOリングと、Oリングを取り付けるため
    にスピンドル弁体の外周に形成されたリング状溝と、リ
    ング状溝の内周角部に丸みを持たせるための曲面と、を
    備えた事を特徴とする空気調和機のサービスバルブ。
  2. 【請求項2】リング状溝の内周角部に丸みを持たせるた
    めの曲面の曲率半径Rは、リング状溝の幅Wに対し、3
    0〜40%である事を特徴とする請求項1記載の空気調
    和機のサービスバルブ。
JP27380694A 1994-11-08 1994-11-08 空気調和機のサービスバルブ Pending JPH08135802A (ja)

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JP (1) JPH08135802A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1126890C (zh) * 1996-06-18 2003-11-05 太平洋精工株式会社 用于空调机的检修阀
KR100508117B1 (ko) * 2002-12-30 2005-08-18 손열삼 글로우브 밸브

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