JPH041427Y2 - - Google Patents

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JPH041427Y2
JPH041427Y2 JP11890087U JP11890087U JPH041427Y2 JP H041427 Y2 JPH041427 Y2 JP H041427Y2 JP 11890087 U JP11890087 U JP 11890087U JP 11890087 U JP11890087 U JP 11890087U JP H041427 Y2 JPH041427 Y2 JP H041427Y2
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valve body
valve
locking edge
head
vertical hole
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JP11890087U
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JPS6424784U (ja
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Details Of Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は空気調和機などの流体利用機器配管
に用いられる弁部材の改良に関する。
(従来の技術) 例えば、室内ユニツトと室外ユニツトが分離し
ているセパレート型のルームエアコンでは、一般
に三方弁を用いて室内ユニツトの熱交換器から出
ている高圧側の導管および低圧側の導管を室外ユ
ニツトの熱交換器または圧縮機に接続して調和機
をセツトし、三方弁を介し圧縮機を作動させなが
ら冷媒を充填したり、また、調和機の移設のため
室内ユニツト側の冷媒を室外ユニツト側に回収し
たりしている。
ところで、これまでの三方弁では弁本体の中央
に弁収納用の拡張室が必要で、弁本体自身を二部
分に分けねばならず、上ボデーと下ボデーの芯が
ずれて弁体による仕切り不良を生じ易く、そし
て、丸棒素材からの切削加工に適さずコスト高に
なるところから、本出願人はこの欠点を改良すべ
く第4図イ、ロのような三方弁を実開昭61−
64592号として先に提案した。
すなわち、内部にほぼ一様な縦孔2を有する一
連の肉厚な胴部1aと肉薄な頭部1bとで一つの
直円筒状の弁本体1を形成し、頭部1aの両側に
は導管接続用のアダプタ4と内部にバルブコア9
を設けた冷媒充填用のアダプタ5を取付けると共
に下端には機器接続用の短管6を取付け、頭部1
bの上端には内向き傾斜の弁座1cを形成し、頭
部1bの外側にはキヤツプ10aを着脱可能に被
嵌し、弁本体1の内部には途中がくびれた棒状の
弁体7を螺合させ、この弁体7の下端には縦孔2
の下側弁座2aに当接すべき斜面7aを設ける一
方、上端周縁にはシヤープな係止縁7bを形成
し、図示のように冷媒通路を開いた時、すなわち
運転時および冷媒充填時には弁体7の係止縁7b
を弁本体頭部1bの内向き弁座1cに係止させて
冷媒の漏洩を防ぐようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記三方弁は弁本体自身が一つの円
筒体として作られ、これまでのように上下の二部
分に分れていないので、上方の弁座と下方の弁座
に芯ずれを生ぜず弁仕切りが良好であり、また、
丸棒素材からの切削加工が可能でコスト安になる
利点を有しているが、弁体の上端周縁に形成した
シヤープな係止縁を弁本体頭部の内向き弁座に第
4図ロのように食い込ませて調和機運転時におけ
る縦孔部分のシールを行うようにしたため、弁体
のシヤープな係止縁は表面に突き出た状態になつ
て傷つき易く取扱いに細心の注意が必要であり、
打撃によつて凹みやまくれが生じるとシール性能
が低下する難点がある。
そこで、この考案は上記のものの利点を生かし
つつシール性能を一層向上させるようにした弁部
材を提供するものである。
(問題点を解決するための手段ならびに作用) 上記目的のもとにこの考案は、流体利用機器の
弁部材として、内部に流体の循環通路を有すると
共にこれに連通する縦孔および横孔を備えた筒状
弁本体の縦孔中に棒状弁体を上下動可能に配設
し、上記弁体を下動させて循環通路を閉じ、弁体
を上動させて循環通路を開くようにした弁部材に
おいて、弁本体の頭部上端部を内向き斜めに形成
すると共に上端部内面には断面所要形状の環状み
ぞとその上辺内側端に上部弁座をなす係止縁を設
け、流体を循環させる時には該係止縁を弁体の上
端面に圧接係止させるようにしたことを特徴とし
ている。
そして、弁体を上動させれば、弁本体内の循環
通路が開かれて、回路中を流体が循環することに
なり、その間、弁本体の内向き斜めの上端部内に
形成した係止縁が弁体の平らな上端面に圧接係止
して、循環流体が弁本体の上部から漏洩するのを
防ぎ、また、弁体を下動させてその下端の斜面を
縦孔の下部弁座に圧接させれば、通路が遮断され
て、機器の移設などが可能になる。
(実施例) 第1図および第2図はこの考案の実施例を示す
が、前記のものと同一部分には同一の符号を使用
した。
直立円筒状の弁本体1は内側にほぼ一様な縦孔
2を有する一連の肉厚な胴部1aと二段に肉薄に
なつた頭部1bで形成され、胴部中央には縦孔2
に交差する横孔3が設けられ、横孔3の一側の部
分には導管接続用のアダプタ4が、他側の部分に
はバルブコア9を内蔵した冷媒充填用のアダプタ
5がそれぞれ差し込んで定着され、また、胴部下
端には室外ユニツトの熱交換器または圧縮機に接
続するための短管6が差し込んで定着されてい
る。
肉薄頭部1bの上端部は、第2図にみられるよ
うに内面に台形または長方形の環状みぞ11が設
けられると共にそのみぞ11の上辺内側端に上部
弁座をなす係止縁11aが設けられ、このみぞ1
1を備えた部分が起立した点線状態から実線状態
に内向き斜めに絞り込まれており、外周にはキヤ
ツプ取付け用の雄ねじが設けられている。
弁本体1の縦孔2の内面には胴部1aの中央部
分と頭部1bの基端部分に雌ねじが設けられてい
て、そこには途中がくびれた棒状弁体7が上下可
能に螺合されており、この弁体7は下端に縦孔2
の下部の弁座2aに当接すべき斜面7aを有し、
平らな上端面7dの中央部には回動用のレンチを
係合すべき角孔7cが設けられ、そして、弁体7
を上動させた際には、その上端面7dの周縁は弁
本体頭部1bの内面の環状みぞ11中に入り、か
つ上端面7dは頭部内面の上部弁弁座をなす係止
縁11aに圧接し、その下方位置で弁体7に埋設
されたOリング8と共に内部の冷媒が外洩れする
のを防ぐようになされている。
そして、弁本体頭部1bと冷媒充填用のアダプ
タ5にはキヤツプ10a,10bがそれぞれ被嵌
されている。
その使用に当たつては、第3図のように上記弁
本体1の二つのものを短管6を介して室外ユニツ
トa2の熱交換器b2および圧縮機cにそれぞれ接続
し、そして、熱交換器b2側のもののアダプタ4を
室内ユニツトa1の熱交換器b1から出ている高圧側
導管l1に、また圧縮機c側のもののアダプタ4を
低圧側導管l2に袋ナツト12を介してそれぞれ接
続する。
そして、各弁本体1中の棒状弁体7を第1図の
ように上動させて上端面7dを弁本体頭部1bの
内面係止縁11aに係止させ、導管接続アダプタ
4と短管6内の通路を開いた状態で圧縮機cを作
動させれば、冷媒が内外のユニツトa1,a2および
導管l1,l2を循環し、室内を所要に冷却する。
その際には、縦孔2の外端は弁本体頭部1bの
内側係止縁11aと弁体の平らな上端面7dとの
圧接係止により密封され、かつ、冷媒充填用のア
ダプタ5においてはバルブコア9によつて閉じら
れているので、循環冷媒が外部に洩れることはな
い。
一方、調和機の出荷または移設に当たつては、
低圧側の弁本体1中の弁体7は開の状態にしてお
く一方、高圧側の弁体7は下動させて下端斜面7
aを縦孔2の下部弁座2aに圧接させて内部通路
を閉じ、その上で圧縮機cを作動することによ
り、室内ユニツトa1および導管l1,l2中の冷媒を
室外ユニツトa2中に回収し、次いで低圧側の弁体
7を下動させて冷媒通路を閉じ、それから袋ナツ
ト12を回動させてアダプタ4から導管l1,l2
分離することにより調和機の出荷、移設が可能に
なる。
また、敷設場所において、高、低圧側の弁体7
を閉じたままの状態で各弁本体1のアダプタ4に
導管l1またはl2を接続し、その後、高圧側の弁体
7を開けば、室外ユニツトa2中に回収されていた
冷媒ガスが高圧側導管l1、室内ユニツトa1および
低圧側導管l2中に流入すると同時に低圧側の弁本
体7中に入り、弁体7のくびれ部を通つて冷媒充
填用アダプタ5中に入る。
そこで、アダプタ5中にセツトされたバルブコ
ア9の弁棒9aを押すことにより、導管l1,l2
よび室内ユニツトa1中に入り込んでいた空気が追
出され、回路全体に冷媒が充填され低圧側の弁体
7を開くことにより使用可能の状態になる。
更に、高、低圧側の弁体7を第1図のように開
いたままとし、低圧側の弁本体1のアダプタ5に
弁棒9aを押し込むようにして冷媒ボンベを接続
し、圧縮機cを低回転させれば回路中に冷媒が充
填される。なお、上述の例では空気調和機用の弁
部材として説明したが、本考案は空気調和機に限
らず、他の流体(主として気体)利用の機器の弁
部材にも適用することができる。
(考案の効果) 以上のようにこの考案では、内部に流体の循環
通路を有すると共にこれに連通する縦孔および横
孔を備えた筒状本体の縦孔中に棒状弁体を上下動
可能に配設し、弁体を下動させて循環通路を閉
じ、弁体を上動させて循環通路を開くようにした
弁部材として、弁本体の頭部上端部を内向き斜め
に形成すると共に上端部内面には環状みぞとその
上辺内側端に弁座をなす係止縁を設け、流体を循
環させる時にはこの係止縁を弁体の上端面に圧接
係止させるようにしたので、上部弁座をなす係止
縁は内側に引込んでいて損傷し難く、打撃による
凹みやまくれができず弁体の上端面に対し、係止
縁全周を均一かつ確実に係止させることができ、
機器運転時のシール性を一層向上させることがで
き、しかも弁本体は一つの筒状体に形成したの
で、丸棒素材から切削可能で安価に生産でき、弁
本体の下部弁座と上部弁座との同心性が維持さ
れ、弁体の仕切りに不具合を生じないなどの利点
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る弁部材の断面図。第2
図はその上端部分の半断面図。第3図はその使用
状態の配管図。第4図イは先の出願に係る弁部材
の断面図。同図ロはその上端部分の半断面図。 図中、1……弁本体、1a……胴部、1b……
頭部、2……縦孔、3……横孔、4,5……アダ
プタ、6……短管、7……弁体、7a……斜面、
7d……上端面、11……環状みぞ、11a……
係止縁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に流体の循環通路を有すると共にこれに連
    通する縦孔2および横孔3を備えた筒状弁本体1
    の縦孔2中に棒状弁体7を上下動可能に配設し、
    上記弁体7を下動させて循環通路を閉じ、弁体7
    を上動させて循環通路を開くようにした弁部材に
    おいて、弁本体1の頭部上端部を内向き斜めに形
    成すると共に上端部内面には断面所要形状の環状
    みぞ11とその上辺内側端に上部弁座をなす係止
    縁11aを設け、流体を循環させる時には該係止
    縁11aを弁体7の上端面に圧接係止させるよう
    にしたことを特徴とする弁部材。
JP11890087U 1987-08-04 1987-08-04 Expired JPH041427Y2 (ja)

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JP11890087U JPH041427Y2 (ja) 1987-08-04 1987-08-04

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JPS6424784U JPS6424784U (ja) 1989-02-10
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JPS6424784U (ja) 1989-02-10

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